2010年03月28日(日) .... 前週末時点での25日騰落レシオは131.94%、140%乗せも間近…かな?
● 先週末(3月26日)時点の25日騰落レシオは 131.94%まで上昇。ただ、直近での高値は24日の134.06%で、その意味では、目先的なピークを打った可能性はあります。
● もっとも、今週の展開を考えてみると、月曜日に750銘柄上昇/750銘柄下落のチャラ相場だったとしても、25日騰落レシオは141.24%まで上昇してしまう計算。月曜日に500↑/1000↓とかなり弱い相場だったとしても、25日騰落レシオは137.51%と、直近の高値を更新してしまう計算になるのです。
● なんでこんなことを気にするかと言えば、経験則として、騰落レシオのピークより1~2週間程度遅れて、実際の株価指数のピークが来ることが多いから。24日が目先のピークだったとしても、まだ超目先的には上値があってもおかしくないと言えばそうかもしれませんが、グラフをご覧頂けば分かるように、騰落レシオの120%超は、やはり「それなりに気をつけた方が良いゾーン」だし、130%超は「鬼門的な水準」ってことも確か。当面、おっかなびっくり相場が続くのかもしれません。
● いずれにしろ、テクニカル分析に「絶対」は有り得ません。この世の中に、「株式必勝投資法」なんて有り得ないのです(断言!)。その意味で、騰落レシオだけで投資判断を決めるのは、やっぱり無理なんです。ただ、これまでの経験から言っても、騰落レシオが示唆するシグナルを無視すると痛い目にあう、ってのも真実と考えています。ただ、個別銘柄のチャートを見ると、「まだまだ行けそう」ってのが多いのも判断を迷わせる大きな要因ですけどね(^^;。
● The Gartman Letter の "Rules of Trading" でも出ているのですが、『 Buy Markets that Show the Greatest Strength; Sell Markets that Show the Greatest Weakness 』というのは真実だと考えています。強い銘柄を買い、弱い銘柄を売ると…。つまり、Weakness を見付けたときには、主義主張をあっと言う間に引っ繰り返して、すぐに売り手に回るだけの心の準備が必要な局面だと考えています。その一方で、『 Markets Can Remain Illogical Far Longer Than You or I Can Remain Solvent 』とも言っています。要するに、ワケが分からん相場が意外に長続きする可能性も頭に入れておけ、ってことです(^^;。
● 「なら、どうしたらえぇんや?」ってことになるんですが(^^;、結局のところ、『 Do more of that which is working and less of that which is not 』だと考えています。儲かっている玉には足しても良いけど、負け玉は着実に減らしておく、ということ。そして、『 Never, ever, ever, under any circumstance, add to a losing position 』は誰もが頭では理解しているものの実行が極めて難しいコンセプト。要するに事前に予定の無かったナンピンは絶対に禁止ってこと。さらに、『 The Hard Trade is the Right Trade 』ってこと。日本語で言えば、「売りにくい相場は安い、売りやすい相場は高い(買いにくい相場は高い、買いやすい相場は安い)」とか、「株というものは高いときには最上に、安いときには最低にみえるものだ」になるでしょうか。
● 何はともあれ、気を抜かずに期末最後の週と新年度入りの週を楽しみましょう!
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