このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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● 改めて書くほどのことはないかもしれませんが、「誰か間違えるだろうなぁ~」と思っていたら、予想通り、間違えが発生したみたいなので(^^;、記録的にコメント。話はご存知の通り、「住友商事がKDDIに対抗してJCOM株をTOBする」というもの。このニュースの詳細をご存じない方は、Googleでニュース検索して内容をご覧下さい。ここでは、ニュースそのものではなく、関連して起こった「間違い」の話です(^^;。

● 今回の話でTOBのターゲットになっている銘柄は、正式には「ジュピターテレコム」のこと。銘柄コードは4817で、JASDAQ上場銘柄。銘柄略称は「JCOM」です(全角文字の記述が正解)。一方で、名前が似たような銘柄に「ジェイコムホールディングス」というのがあり、銘柄コードは2462。こちらはれっきとした東証1部上場銘柄で銘柄略称は「ジェイコム」。どちらも読みは「じぇいこむ」と同じですが、前者が通信業で"日本最大のケーブルテレビ局統括運営会社"の一方、後者はサービス業の"携帯電話販売中心の人材派遣が軸"ってことで、全くの別会社。もちろん、資本関係なども一切ありません。

JCOM(4817)日中足ジェイコム(2462)日中足
JCOM(4817)日中足 ジェイコム(2462)日中足
出典:Yahoo! JAPAN Finance

● 上記、日中足をご覧頂けると分かるのですが、JCOMはTOB価格にサヤ寄せする格好でストップ高のままでした。これは十分に納得できるところ。笑ってしまったのがジェイコム。買い気配から始まって、それなりの出来高を伴って高寄りしたものの、その後は急激に元の水準に戻して終わり。こちらは特に何も材料があったというのではなく、当然の結果と言えばその通り。「JCOM」と「ジェイコム」の勘違いがもたらした結果としか思えないのです(^^;。要するに銘柄間違いですね。

● 勘違いを助長した可能性があるのが、もちろん読み方の類似があるでしょうが、会社規模の"逆転"現象、株価の似たような水準ってあたりもその原因になりそうです。TOBターゲットになっているJCOMは、時価総額、会社規模など、ほとんど全ての点でジェイコムより大きな会社。にもかかわらず、JCOMがJASDAQ銘柄で、ジェイコムが東証1部。さらに、昨日終値を見ると、JCOMは90,000円、ジェイコムは87,000円と似たような水準。素人さんだったら間違える可能性大かもしれません…(^^;。

● とは言うものの、この手の間違いそうな銘柄名のパターンは、少しでもマーケットに参加している方々はあらかじめ認識していて当然の話。昔、人の手で注文をさばいていた時代には、間違いを避けるための独特の銘柄の呼び方がいっぱいありました。日本航空は「にっこう」と呼ばず「じゃる」と呼んでいたし、日工は「にちえこう」で、日本鉱業は「やまにっこう」って具合。これらの呼び方は主に立会い場で生まれ、そして証券会社各社に広がったものが多かったのです。お客さんの注文を間違えるなんて、プロとしては絶対にしてはならないこと。そのため、間違いが起こらないような予防措置的な手順が証券会社のなかには、あちこちにあったのです。時代の流れと共に、そういうカルチャーが薄れてきたのは事実でしょうし、ネット経由での取引が増加するに従って、証券会社の社員が顧客注文を直接的に扱う機会も激減しました。だからこの手の間違いは仕方ないんでしょうけど…(^^;。一度目はともかく、二度目は単なるアホですよ!

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コメント
この記事へのコメント
仕手が2462仕込んで電話勧誘してたら笑えますね。
2010/02/17(水) 19:45 | URL | 矢 #-[ 編集]
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