このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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● 東証arrowheadが来年1月4日の大発会から稼動することにより、売買制度にも色々な変更が予定されています。売買システムが新調されることで、ITやシステム関係の方々は、テストや何やらで大変な年末・年始になると思います(^^;。ご苦労さまです。で、こちらはこちらで、実際の売買に関連する色々な変更について、復習と備忘録のために、書き記しておくことにします。全体の印象として、今回の修正では、あちこちに存在していた歪みを取り除いており、リセットするには妥当な変更って感じです。

● これらの変更点については、既に発表済みのものばかりですんで、全て東証HPで確認できます。細かい変更点は色々とあるんですが、実際に売買する方々にとって、一番影響が大きいのが、制限・更新値幅と呼値の単位変更だと思います。その中で、今回は制限値幅と更新値幅の変更について書いておきます。そして、第2回目で呼値の単位変更(刻み変更)について書きます。

● これらの件については、11月5日に東証から発表されている 『arrowhead稼働時における売買制度等の見直しに伴う業務規程等の一部改正について』 (PDFファイル4ページ目)に明記されています。このリリースにも変更される部分は掲載されているのですが、新旧対照表を作った方がわかりやすいかなと考えて、ちょっと挑戦してみました。皆さんもデータを適当に組み合わせて、使い易い部分を抜き出してスクリーンの横にでも貼っておいてください(^^;。

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株価 2010年1月4日以降適用 現状(2008年7月22日~)
制限値幅 更新値幅 制限値幅 更新値幅
1円以上 100円未満 3030% 517% 3030% 517%
100円以上 200円未満 5025% 510% 5025% 510%
200円以上 500円未満 8016% 810% 8016% 56%
500円以上 700円未満 10014% 1010% 10014% 1010%
700円以上 1,000円未満 15015% 1510% 10010% 1010%
1,000円以上 1,500円未満 30020% 3010% 20013% 2010%
1,500円以上 2,000円未満 40020% 4010% 30015% 3010%
2,000円以上 3,000円未満 50017% 5010% 40013% 4010%
3,000円以上 5,000円未満 70014% 7010% 50010% 5010%
5,000円以上 7,000円未満 1,00014% 10010% 1,00014% 10010%
7,000円以上 10,000円未満 1,50015% 15010% 1,00010% 10010%
10,000円以上 15,000円未満 3,00020% 30010% 2,00013% 20010%
15,000円以上 20,000円未満 4,00020% 40010% 2,00010% 20010%
20,000円以上 30,000円未満 5,00017% 50010% 3,00010% 30010%
30,000円以上 50,000円未満 7,00014% 70010% 4,0008% 40010%
50,000円以上 70,000円未満 10,00014% 1,00010% 5,0007% 50010%
70,000円以上 100,000円未満 15,00015% 1,50010% 10,00010% 1,00010%
100,000円以上 150,000円未満 30,00020% 3,00010% 20,00013% 2,00010%
150,000円以上 200,000円未満 40,00020% 4,00010% 30,00015% 3,00010%
200,000円以上 300,000円未満 50,00017% 5,00010% 40,00013% 4,00010%
300,000円以上 500,000円未満 70,00014% 7,00010% 50,00010% 5,00010%
500,000円以上 700,000円未満 100,00014% 10,00010% 100,00014% 10,00010%
700,000円以上 1,000,000円未満 150,00015% 15,00010% 100,00010% 10,00010%
1,000,000円以上 1,500,000円未満 300,00020% 30,00010% 200,00013% 20,00010%
1,500,000円以上 2,000,000円未満 400,00020% 40,00010% 300,00015% 30,00010%
2,000,000円以上 3,000,000円未満 500,00017% 50,00010% 400,00013% 40,00010%
3,000,000円以上 5,000,000円未満 700,00014% 70,00010% 500,00010% 50,00010%
5,000,000円以上 7,000,000円未満 1,000,00014% 100,00010% 1,000,00014% 100,00010%
7,000,000円以上 10,000,000円未満 1,500,00015% 150,00010% 1,000,00010% 100,00010%
10,000,000円以上 15,000,000円未満 3,000,00020% 300,00010% 2,000,00013% 200,00010%
15,000,000円以上 20,000,000円未満 4,000,00020% 400,00010% 3,000,00015% 300,00010%
20,000,000円以上 30,000,000円未満 5,000,00017% 500,00010% 4,000,00013% 400,00010%
30,000,000円以上 50,000,000円未満 7,000,00014% 700,00010% 5,000,00010% 500,00010%
50,000,000円以上  10,000,000N/A 1,000,00010% 10,000,000N/A 1,000,00010%
(#1)(#2) (#1)(#2)
注:#1=株価レンジ上限に対する%、#2=値幅制限に対する%
(出所:東京証券取引所HP、作成:虎年の獅子座)

● ご覧頂ければ分かるのですが、全体に値幅制限が拡大されている点が一つ。さらに、これまでは値幅制限が株価500円以上のレンジ(要するに普通の株)であっても、レンジ上限の7%~15%とかなりばらつきがあったのを、今回は14%~20%へと、ばらつきを少なくするように修正している印象です。値幅制限が拡大するのは、よりマトモなマーケットを運営する上では大事なことだと思うし、値幅制限などは、少なくとも先進国であれば、世界中を見渡しても無いマーケットの方が多いのです。その点を見ても、まぁ、全体としては、正しい方向に向かっていると評価するべきなんでしょう。制限値幅が全体に拡大していることから、ストップ高やストップ安が減る可能性はあるのですが、arrowheadの速度を考えると、ストップ高やストップ安に到達する時間は、これまでよりも速くなる可能性は考えられます。始まってみないと分からないですけどネ(^^;。

● なお、現在の値幅制限や呼値の単位は、東証HP内の 『更新値幅、制限値幅と呼値の刻み』 に掲載されています。

● 最後に、蛇足だとは思いますけど、もし万が一、東証arrowheadについて、まだ詳しくご存知ない方がいらっしゃいましたら、東証HP内に 『arrowheadスクエア』 という「まとめページ」もありますんで、そちらもご参照を!年が替わってから慌てても遅いですよ!

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来年からいろいろと、東証の制度が変るらしいね。 よく理解しておかないと・・・
2009/12/17(木) 11:09:45 | ◆経済◆
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