このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 787.12 (-40.35, -4.88%)    日経平均 : 7863.69 (-533.53, -6.35%)    円ドル : 93.20  

● また米国株が急落。先週末までに5日続伸だったので、ある程度は調整が来るとは思っていたものの…(-_-;)。11月の米ISM製造業景況指数は36.2まで落ち込み、これは1982年5月の35.5以来の最低水準。全米経済研究所(NBER)がリセッション入りを正式宣言したのも、「今更言われても…」って感じながら、当然のように好感されるハズはなく、あれやこれやの悪材料が重なりまくって、NYダウは-679.95ドル(8149.09、-7.70%)、S&P500は-80.03pt(816.21、-8.93%)の急落。CME日経平均先物は大証比640円安の7760円。さらに、日本にとっては、1ドル=93円台前半、1ユーロ117円台半ばの円高水準との逆風が吹く中でスタート。

● 当然のように、寄付きから売り先行。ただ、莫大な売りが出たという印象ではなく、買いが手控えられるなかで、スコン、スコンと下値が入ってしまった印象でした。最近の相場は、足元の流れを考えたりシナリオや動きを想定するのではなく、朝起きてNY株式市場動向とCME日経平均先物の動向を見てから考える(その時点である程度、決まっている(^^;)状態なので、特にサプライズはありませんでしたが…。

● 今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比468.07円安の7929.15円(9時35分確定)。寄付きからかなりの売りが出たのが分かりますが、実は前場の日経平均のザラ場安値は、前日比477.90円安の7919.32円(-5.69%、9時47分)、同じくTOPIXは同40.38pt安の787.09pt(-4.88%、9時40分)で、ほぼSQ値が確定した頃が底だったのです。つまり、ほぼ寄付安値だったし、それ以上のフォロースルーの売りは、ほとんど無かったのです。

● 薄商いで軟調ながらも、安値から多少は戻した水準でこのまま安定して終わるのかと思っていたら、流れてきたのがWSJ紙の「GS、9-11月期に最大20億ドルの純損失の恐れ、純損失は1株約5ドル」(WSJ紙:"Goldman Faces Loss of $2 Billion for Quarter")とのヘッドライン。英語で流れたのが日本時間で14時13分、Bloombergは14時18分にヘッドラインを英語で、日本語で14時19分にピックアップして流しています。その瞬間には「ふぅ~ん」だったものの、その辺から、何となく下げ足を速める展開になり、こうなるともう持ち堪えられなかった状況で、前場の安値(ほぼ寄付値)を大きく割り込んでスルスルと一段安。メディアは先物が悪いなどと書くでしょうが、このところの流動性を考えると、こんな時は先物でないと対処が困難。まず先物を売っておいて、時間と買い指値があれば現物を売るって感じです(^^;。結局、日経平均はモロ安値引けで8000円割れ。TOPIXもほぼ安値引けで800pt割れでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。Y軸の刻みが大きいので、それほど下がった感じがしないかもしれませんが、結構な下げっぷりでした。

● 東証33業種で見ると、32業種が値下がりしたなかで、電力・ガスは値上がり。今はちょうど月初のリバランス時期ですが、情けない相場のなかではリスク・リダクションに走るリバランス以外にやりようがない、という雰囲気に満ち溢れています。一方、東証2部、JASDAQなどは比較感からすると被害は軽い方。この辺も、薄商いで単に値が付きづらかった為かどうかは不明ながら、機関投資家や外国人投資家がたんまり保有しているところを避けている雰囲気がありあり。某FM氏が、「11月最終週の動きを見て、ちょっとやる気が出そうな感じだったのに、この相場だったらまた防空壕入りするしかない」とおっしゃっていましたが、苦し紛れにしても、自分の身を守るためには仕方ない、って感じでした。

● 一方、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、3日連続の売り越し売り越し(2490万株売り/1610万株買い)。実は11月27日にわずか50万株の買い越しだったものの、その前までは14日連続の売り越し。つまり、実際はもっと長期間に渡って外国人投資家の売り越しが継続している、と受け止めた方が良さそうです。売り買いのフローはかなり減っているものの、売り越しがいつまで経っても解消せず、そしてマーケット全体の取引も減少。買物薄のなかでは、規模がそれほど大きくなくてもインパクトが出るという、マズイ状態に陥りつつあります。

● 今日も欧州からかなりの規模のバスケット売りが出ている、との観測が市場で流れていたのですが、それだけではなく、さらにロング/ショートのアンワインドだけではなく、ロングオンリーからの売りも出ていた印象が避けられませんでした。まぁ、大幅安の日には往々にしてそう見えるのですが、それを割り引いて考えたとしても、外国人投資家の処分売り説はかなり有力に感じてしまいました。

● 残りの記録。東証1部出来高は前日比3億7808万株増の18億8919万株、売買代金は同2934億円増の1兆4026億円。確かに前日比では増加しているものの、水準としては薄商い。東証1部値上がりはたったの154銘柄、値下がりは1516銘柄で「ほぼ全面安」。日経平均の日中値幅は402.63円(前場347.00円、後場192.24円)でした。

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