このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1087.41 (-40.46, -3.59%)    日経平均 : 11259.86 (-483.75, -4.12%)    円ドル : 104.20  

● 米下院本会議が金融安定化法案を否決(反対228票、賛成205票)したことを嫌気して米国株は大幅下落。NYダウもS&P500も「過去最大の下落幅」。ただし、昨日の下落率(-6.98%)はブラックマンデーの際の-22.61%に全然及ばなかったですが…。それはともかく、昨日までは法案通過に「大丈夫だろう」という空気があったし、今朝の日経も「議会と合意、成立の運び」と書いてあったぐらいだから、「持ち上げておいて叩き落す」という、一番"痛い"パターン。加えて、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、大量の売り越し(4640万株売り/1680万株買い)で、市場筋によると2008年2月6日に差引3760万株売り越しになって以来の売り越し規模とのことで、少なくとも寄付き段階では、東京も「キャン」と言うしかなかった格好。

● 朝方の動きを順に追って行くと、8時50分にExcel上の日経平均速算値は前日比1200円安程度。8時59分50秒で910円安ほど。SQ日の違いは「お約束」の買いバスケットが入ってこなかったこと(^^;。あまりにも売り気配の銘柄が多過ぎて、個別銘柄の気配が5分毎に更新されるのに合わせて、日経平均は5分毎に階段状に下落。先物はCME日経平均先物などを参照しつつ、前日比600円安あたりで現物が下落してくるのをを待ち構える格好。大体9時20分過ぎには、多くの銘柄がようやくザラ場取引を開始し、この辺が本当の意味での"寄付き"でした(^^;。ちなみに、今朝の日経平均SQ値は、前日比592.74円安の11150.87円(9時30分確定)で、約10円程度の「幻のSQ値」状態でした。9時30分に気配を下げたところで、最後まで残っていたINPEX、新日鉱HD、三菱UFJ FG、大和證券G、野村HD、コナミが寄付いてSQ確定になっています。

● 10時過ぎからは、先物がショートカバーなどで戻るに連れて現物も切り返し、それなりにホッと一息。GLOBEXの米先物も堅調に推移し、パニック的な状況が最初の30分間程度で収まった印象。昼休みギャップが上方向に発生して後場寄付後も戻り継続。ただ、戻りが限定的になるのは止むを得ない状況で、最後の30分ぐらいはジリ貧歩調。最後の最後は日経平均銘柄入替えに伴うファンディングの売りでスコンと下がって終了。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● もともと、市場参加者の多くは、四・半期末/月末ということで、積極的に何かをする体勢にはなく、そこに地震が起こってしまったので、防空壕に退避するしかなかった状況。外をフラフラと無防備に歩き廻る気にはならず、「何かやらざるを得ない」向きだけが参加していた印象。東証33業種全部が下落するなかで、個別にはチラホラとプラス銘柄も。ただ、それも系統だってというほどのことはありませんでした。あえて気付いたことを書くと、ここまでボロカスに売られていた海運が意外に底堅かったことでしょうか。

● それにしても、米国でも議員達は選挙のことが頭の大半を占めているようで(どこかの国と同じ(^^;)、「金融システム」がどうのこうのは、自らと関係ない遠い国の話と考えているんでしょうネ。失業率が6%程度だったら、それほど大きな危機感も無いってことだろうし、自分の選挙区で銀行が破綻して取り付け騒ぎにでもならないと、危機感を感じることは無いのかも知れません。百歩譲って議員が有権者の意図を確実に反映した投票を行ったとするならば、米国一般有権者は、金融危機は「遠い国の話」と感じていると理解するしかありません。「おまえらの国の話やでぇ!」って感じです、ホンマ…。

● ニュース記事によると、9月30日はユダヤ教の新年にあたる祝日で議会は休会。上院は10月1日に再開(下院は10月2日再開)なので、10月1日か2日にも上院で審議・可決、下院に差し戻し、そしてうまく行けば可決となりそうです。ただ、リスクとして考えておくのは、何かと妥協の条件を巡ってあーだこーだなること。急転直下の展開は有り得るのですが、今週一杯はその「調整」に時間を取られる可能性も考慮すべきと考えています。少なくとも、その程度の「覚悟」をしておかないと、今の相場には参加できません。ホンマ…。

● 記録。東証1部出来高は前日比5億5858万株増の22億6867万株、売買代金は同4335億円増の2兆3160億円。東証1部値上がりは265銘柄で、値下がりは1377銘柄。たしかに値下がりが圧倒的に多かったものの、朝方は値上がり二桁、値下がり1600銘柄近くなんて状態もあったので、終値時点でこれを見ると、「意外に値下がりが少ない」ようにも見えました(^^;。日経平均の日中値幅は404.87円(前場404.87円、後場174.49円)。ただ、寄付くまでに時間が掛かったので、実際には前場は120円程度の値幅でした。TOPIXは瞬間風速で-58.18pt(-5.16%、9時20分)まであり、日経平均は-582.78円(-4.96%、9時31分)までありました。TOPIXの方が良く下がって、良く戻った状態になっています。また「昼休みギャップ」はかなり大きく、後場SQ値は前引値に対して87.25円も上でした。

● 話題変更。色々な大事にまぎれてしまいましたが、今日は日経平均の銘柄入替の基準日。ファンディングで全体が売られるのは予想できたし、日経平均(多少はTOPIXも)が最後にスコンと下落しているのは、この影響だったと考えています。新規採用された大平洋金属(5541)と日立建機(6305)は、この酷い相場の中でもプラスで終了。やや波乱だったのは東亞合成(4045)が引け間際にピョコンと上昇するところがあったぐらいで、買われるべき銘柄が買われ、売られるべき銘柄が売られ、ファンディングで全体が売られと、素直な展開でした。最近はヘッジファンドにも、この手の入替えの先回りをやる余裕が失われているようだし、今日みたいな日には、目先筋も日経平均の銘柄入替などに参加している場合でない、ってことだったのでしょう(^^;。

● 後日のためにも、大平洋金属(5541)、日立建機(6305)、そして東亞合成(4045)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。熊谷組(1861)は省略です(^^;。

大平洋金属(5541)日中足 - 採用銘柄
日立建機(6305)日中足 - 採用銘柄
東亞合成(4045)日中足 - 削除銘柄

● 雑談。毎日、とても疲れる日々ですが、この際ですから、「100年に1度」の大騒ぎをリアルタイムで体験できるのは、今後にとってプラスになる、と固く信じることにしましょう(^^;。私は1987年のブラックマンデーを実際に体験した一人ですが、あの頃は新入社員で良く事態を理解していませんでした(^^;。今、20歳台でこれを経験している方々は、業界で20年ぐらい生き残ることができれば、将来の新入社員に体験を語りかけることが出来るでしょう(^^;。

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