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このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!
 TOPIX : 1097.68 (-23.75, -2.12%)    日経平均 : 11489.30 (-260.49, -2.22%)    円ドル : 104.75  

● 今週は、休暇中のため、マーケット・コメントはお休みです。後場はそれなりに戻した印象もあったのですが、先物は最後に少し売られていますネ。まぁ、今晩の米国株市場がどう動くかで、明日の東京もまた動きが出るのでしょう。何にしろ、記録的な1日だったので、日経平均、日経平均先物(12月限)、そしてTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

日経平均日中足
日経平均先物(12月限)日中足
TOPIX日中足

● 少しだけ雑談。日経に 『リーマン破綻の影響、与謝野氏「ハチが刺した程度」』 というトンでもない記事が出ていました。「経済財政担当相」の認識がこの程度なんだから、相場から逃げ出す人が止まらないのも当然かもしれません。「日本の金融機関が痛むことは無い」とも発言していたのですが、本気だったのですかね?本気だったとすると、さらにこれが政治家の現状認識だとすると、薄ら寒いものも感じてしまいます。不安を鎮める目的での発言かもしれませんが、金融のプロ連中からみると、元々、期待していないとは言え、余計に不安が増すやら呆れるやら…。

● 米国と日本の大きな違いは、実務経験者がトップにいるかどうかってこと。ポールソン財務長官はゴールドマン・サックスの会長兼最高経営責任者までやった人。だから、誰が何と言おうとも、日本のどの大臣よりも実務経験は豊かだし修羅場も見てきているハズ。それが逆噴射するリスクはあるものの、現時点では、実務経験が無くて選挙が頭の90%を占めている政治家よりは、色々な意味で頼りになるのは間違いないと考えています。万が一、ゴールドマン・サックスが似たような状況になった時、彼がどう行動するかは見ものですが、本当の大きな人間だったら、アメリカ人が最も重視する考え方の一つとしての「フェアネス」が出ると信じたいところです。

● がらりと話題変更。ちょっと遅くなったのですが、ようやく四季報CD-ROMをインストールしました。これだけマーケットが荒れているところ、さらに割安修正が効かない局面では、銘柄選択も慌てることはありません(^^;。ゆっくり候補銘柄を探して、風向きが少し変わってから参戦しても間に合うハズです。配当利回りが2%を超えてきている主力銘柄も多い中では、個人向け国債などよりも良く見える銘柄は少なくないと考えています。四季報CD-ROMは、会社四季報CD-ROM 2008年4集秋号 からどうぞ。

● 紙媒体と違ってCD-ROMの優位さはデータとしてスクリーニングなどが可能なこと。ただし、東洋経済はちょっと意地悪をしていて、抽出したデータはコピーできない仕様になっています。今回は、「高配当利回り(年率2.5%以上)&大型株(時価総額2000億円以上)」をスクリーニングしてみました。条件は配当利回りが2.5%以上で前期末の時価総額が2000億円以上で、東証1部の銘柄。時価総額が2000億円以上だと東証1部で322銘柄になるので、まぁ、雰囲気としては良いところかなと。大型株にしたのは業績やら財務の安定感を求めたためです。上位500銘柄ぐらいがユニバースでよかったのですが、今回はこの辺にしておきましょう。あと、信用倍率などを加えても面白いかもしれませんね。

● もうひとつ、おまけに 「平均年収1000万円以上(従業員数100人以上)」でスクリーニングしてみました。従業員数100人以上にしたのは、そうしないとホールディング会社がいっぱい出てくるからです。ホールディング会社は管理職ばかりの会社って感じですから、実業としてはちょっと違うかなということで外してあります。なお、両方ともリストはPDFファイルにしてあります。以上、半分、広告でした(^^;。

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