このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1191.59 (-24.82, -2.04%)    日経平均 : 12400.65 (-223.81, -1.77%)    円ドル : 107.60  

● オーバーナイトの米国株は大幅高だったものの、昨日の時点で東京市場が急騰して先回り。NYダウの289.78ドル高(+2.58%)、S&P500の25.48pt高(+2.05%)は、昨日のTOPIXが+3.89%、日経平均が+3.38%からすると、やや期待に届かなかった印象。売られたというよりも、期待値に届かなかった分だけ修正で下がったって感じでした。○○ジャパンのように、金メダルを思いっきり期待されていて、メダル逃しの4位だったらがっくりと失望されてしまった、ってところでしょうか…(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別銘柄の動きも、指数と同じで「やや失望」含みの状況。昨日ブッ飛びだった銀行株も、その分の調整をしたイメージ。今日1日の下落率を見るとかなり大きかったものの、昨日は軒並み2桁%の上昇だったので、それを考慮すれば比較的値持ちは良かった方かも知れません。商社なんかの方が、はるかに悲惨な下げ方でしたから…。ただ、メガバンクが軒並みストップ高まで駆け上がった勢いからすると、今日の反落は如何にも「単なる目先のショートカバーだけやったんかいな」って事にもなってしまいます。ショートカバー以外に買い手がいないとなるとちょっと厄介。

● 関連性が繰り返し指摘されているりそなHDに公的資金が注入されたケースを見ると、りそなHDに預金保険法102条に基づいて公的資金の注入(正確には再注入)が決まったのは、2003年5月17日(土曜日)夜のこと。この辺の長い目のチャートを見れば分かりますが、その後1週間程度は、TOPIXや日経平均でみる相場は、「あーでもない、こーでもない」で大きくは動けなかったのです。5月23日に上がり掛けて、5月27日には再び下。でも結果的に、翌日の5月28日から6月半ばにかけて一直線に上昇し、その後は上下波動を描きながらも翌年4月まで上昇を続けたのです。

● そう考えると、現時点で相場が消化不良になっているのは、不思議でもなんでもなく、もう少し時間が必要なのも当然。米国が日本の10倍のスピードで動いている(^^;としても、少なくとも2~3日は見ないと分からんと覚悟はしておきます(^^;。昨晩、ウェルズファーゴ銀行(WFC)がファニーメイ(FNM)とフレディマック(FRE)について、評価損を計上すると発表していますが、他も追随せざるを得ないんでしょうね。りそなへの公的資金注入とは違っているのが、この株主責任を問う点です。

● 指数系の話。昨夕の日経平均銘柄入替えの正式発表を受けて、採用銘柄はそれなりに買われ、削除銘柄はそれなりに売られ、ハズレ銘柄も売られ、妥当な値動きでした(^^;。ハズレ銘柄の筆頭はエルピーダ(6665)だったでしょうか。業績悪化でアナリストからそっぽを向かれていることも加わって、泣きっ面に蜂状態。ただ、前場中の悲惨な売られ方からすると、最後はかなり戻して引けています(最終的に-3.82%)。SBI HD(8473)に期待していた向きは多くなかったと思うものの、それでも結構な下落(-8.20%)。一方で、長谷工(1808)はそれほど大きな影響はなし(5円安の95円、-5.00%)。NTT都市開発(8933)もいくつか候補に挙がっていたものの、それほど大きな影響はなかった印象(-0.32%)。

● 新規採用された大平洋金属(5541)や日立建機(6305)はそれなりに堅調(大平洋金属 +2.45%、日立建機 +3.01%)。ただ両銘柄とも鮮やかな「寄り天」でしたけど…(^^;。大平洋金属と日立建機の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

大平洋金属(5541)日中足
日立建機(6305)日中足

● 記録。東証1部出来高は前日比1億8965万株減の17億8550万株、売買代金は同1941億円減の1兆9964億円。昨日も出来高/売買代金が先週金曜日との比較で減少したのが気になったのですが、今日はそこから1割も減少。つまり、多くは静観というか傍観している状態で、昨日の上昇にしても、本当の意味で買いが入ったのではない、と言われても仕方ない状況。どうも乗りの悪さを感じてしまいました。

● 東証1部値上がりは304銘柄、値下がりは1334銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比110.57円安の12513.89円(9時33分確定)で、初っ端の売られ方としては妥当なレベル。ここがほぼ今日の高値圏で、ザラ場で戻り売り圧力がかなりあったことを示唆しています。日経平均の日中値幅は194.22円(前場112.54円、後場109.84円)と、前後場それぞれは比較的小動き。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、4日連続の売り越し(2690万株売り/2040万株買い)でした。フローがまた減ってきた印象がありました。

● 最後にロールオーバーについて少し。昨日あたりに書こうと思っていたものの、ビッグニュースで相場が大きく動いたこともあって「それどころとちゃう!」って感じになってしまいました(^^;。今日もその気配が多かったものの、TOPIX先物はどうも今日あたりがロールのピークだった様子。取引所の限月間スプレッド取引(TOPIX先物)の出来高は日中取引だけで131,576枚にも達し(昨日はイブニング含めて32,789枚)、これは日中取引の9月限単品の40,238枚、12月限単品の13,150枚を大きく上回る水準。スプレッドのレベルはジワジワと上昇し、-7.6ptで始まったのが、最後は-7.3pt、VWAP値で-7.49ptでした。先週金曜日には-8.2ptまで突っ込んでいたことを考えると、かなり戻ってきました。一方、日経平均先物はいつも通り、TOPIX先物よりも遅くなりそうで、明日後場か明後日前場がピークになりそうです。

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