このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1216.41 (+45.57, +3.89%)    日経平均 : 12624.46 (+412.23, +3.38%)    円ドル : 108.55  

● 米国財務省から、ファニーメイ(FNM)とフレディマック(FRE)を政府管理下に置くとの「日曜日の発表」。このところ、米国発の金融重要ニュースは米国時間で日曜日に発表というのが定着してきたようで(^^;、東京市場が一番最初に影響を体験するメジャーなマーケットになります。寄付前からGLOBEXのS&P500先物も2.5%程度は高く、それを素直に受けて、東京も大幅高。このファニーメイ/フレディマックに"公的資金"と聞いて、2003年にりそなHDに公的資金注入が実施され、それをきっかけに"底なし沼的弱気相場"が大反転したことを想い出した向きは多かったのでしょう。

● 朝からブッ飛びだった相場は、結局、TOPIXも日経平均も大幅高。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前週末比303.15円高の12515.38円(15時00分確定)だったので、かなり初っ端から高く始まり、その後も、ある程度のフォロースルーがあったことが分かります。ちなみにSQ確定時間の15時00分というのは、りそなHDがストップ高比例配分になった時刻で、それ以外は9時40分にみずほFGが寄付いたのが最後でした。

● 指数のザラ場高値との比較で見ると、TOPIXは12時36分に前週末比49.35pt高の1220.19pt(+4.21%)まであり、日経平均は10時44分に同459.53円高の12671.76円(+3.76%)までありました。まぁ、前日比で見れば高値圏は高値圏で終わっているものの、「これで、うまいこと行くんかいな?」、「これで全てがホンマに解決したんか?」という不透明感が完全に消えたワケではなく、後場はやや上値を買い上がるには腰が引け気味だった印象もありました。中国株が軟調に推移したことも心理的に影響したかもしれません。

● こんな日にケチを付けるのも何ですが、気になったのが今日の出来高/売買代金。東証1部出来高は前週末比3億0409万株も「減少」して19億7515万株、売買代金は同1390億円減の2兆1905億円だったこと。指数の動きから見ると、先週末よりも2割程度は出来高/売買代金が増加しでもおかしくなかっただけに、ザラ場中に数字を見ていて「商いは今一つ盛り上がらんなぁ~」でした。もちろん、銀行株が軒並みストップ高になったことで、商いが出来なかったという物理的な事情はあります。でも、他に商いが広がらなかった点も確か。流動性が乏しい中で、バーンとショートカバーが入ったため株価が飛んだ、という面も否定できませんでした。いずれにしろ、今日の上昇が肩透かしになるのか、本格的にショートカバーが入って商いが盛り上がるのかは、今晩の米国株式市場次第です。

● チャートとしては派手さに欠ける面もあるのですが(^^;、日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別には何と言っても銀行株。軒並み2桁%のブッ飛び高で、多くがストップ高状態。こんなの久しぶりで、あまり記憶に無いのですが、多分、2003年頃以来だと思います。いずれにしろ、歴史的と言っても良いぐらいの爆騰でした(^^;ので、記録も兼ねて、銀行株のうち、TOPIXに対して寄与度が大きい順に並べて抜き出してあります(寄与度の計算はBloomberg)。なお、これだけ銀行株が爆騰しているのに、十八銀行(8396)はマイナス。同株は東証1部の銀行株では唯一のマイナスでした(^^;。

#コード銘柄名終値(9/8) 前日比前日比率
18306三菱UFJ FG 850+100+13.33%
28316三井住友FG 674000+89000+15.21%
38411みずほFG 463000+50000+12.11%
48403住友信託銀行 687+100+17.04%
58332横浜銀行 578+72+14.23%
68309中央三井トラストHD 613+79+14.79%
78303新生銀行 373+41+12.35%
88308りそなHD 103700+10000+10.67%
98355静岡銀行 1095+87+8.63%
108331千葉銀行 586+65+12.48%
出所:Bloomberg

● 残りの記録。東証1部値上がりは1543銘柄、値下がりは147銘柄と「ほぼ全面高」状態。ただし、東証33業種でみると、電力・ガス、紙パ、空運の三業種がマイナス。日経平均の日中値幅は319.41円(前場319.41円、後場83.64円)。SQ値が前週末比303.15円高の12515.38円だったので、ここを基準にすると、上値はそこから156.38円あったことになります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(2590万株売り/2070万株買い)でした。

● 今晩の米国株市場がどう動くかが、かなり大きな注目点になるのは皆が意識。現時点でGLOBEXのS&P500先物は+2.5~+2.8%程度で推移しているので、これを無理矢理、NYダウに当てはめると300ドル高程度は行くはず。今日の東京市場で、この辺のことはかなり織り込んだでしょうから、明日は先回り分を割り引いて考える必要があります。イメージとしたら、500ドル高とかすれば、慌ててもう一度買いに行く、300ドル高ならほぼチャラ(気持ちプラス)。もし、前日比変わらずだったら、「なんでや…」と失望って感じでしょうか…(^^;。楽しみと言えば楽しみだし、不安と言えば不安。だって、これ以上のネタは、しばらく出てこないでしょうから、これで上がらないとなると、ちょっと困った状態にもなり兼ねないです。何はともあれ、今晩に注目です。今のところ、欧州は全面高です(^^;。

本家HPでは、日経平均銘柄入替えについても続けて書いていますが、ブログ版では長くなり過ぎるので、別のアップにします。 「日経平均定期銘柄入替え発表~大平洋金属と日立建機を新規採用、熊谷組と東亞合成を削除」 をどうぞ。

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