このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

--年--月--日(--) .... スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Myカテゴリ一 : スポンサー広告 | Page Top↑ ブログパーツ
 TOPIX : 1248.25 (-24.68, -1.94%)    日経平均 : 12933.18 (-161.41, -1.23%)    円ドル : 107.70  

● 朝から全く覇気に乏しい展開。寄付き直後に一瞬だけプラスになる局面はあったものの、その後はジリ貧状態のまま底這い状態。今週から夏休み入りしている方々も多いでしょうし、何よりも先行き不透明感が解消する雰囲気が見えてきません。もちろん、完全に不透明感がなくなることはないにしても、少なくとも期待感が不透明感を上回る程度にならないと、マーケットに参加する向きが増えてこないのが現実。FM諸氏も月次報告やリバランスなどがあるでしょうから、今週前半は夏休みを取り辛いにしても、インセンティブに乏しい状態では、せいぜいメンテナンス的なリバランスしか出来そうにありません。ファクターが効かない(後述)様相もかなり強く、盛り上がりに欠ける相場展開の1日。なお、TOPIXはモロ安値引きでした。

● 今日はTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日もファクター面から見た相場は、ほとんど何も効いていない状況。とりわけ、フロー系のバリューがしんどい状況で、これは自動車、鉄鋼・非鉄などの資源系銘柄、さらに商社、海運などが軒並み大幅安なのを見れば良く分かります。かろうじてアセット系のバリューがまだ「まし」だったものの、それだけではメシは食えません。加えて、アーニングス・サプライズがボロボロ状態。某トレーダーが作成してくれた10分位のグラフを見て、「-1」を掛けていれば、きれいなグラフになっただろうと、感心してしまいました。笑い話ではないですね、ホンマ(-_-)。アーニングス・サプライズやフロー系のバリューの方が運用としては重視されるところなので、今日はFM諸氏はかなり渋い顔だったと推察します。また、バリューティルト系のファンドだったら、今日の日経平均は体感温度として300円~400円安に感じたと思います。

● 先週も書いたのですが、どう見てもロング/ショート系のアンワインドが静かに、でも着実に相当規模で進行中なのは間違いないと考えています。誰もがロングになっている(であろう)銘柄がボロカスに売られ、「何でこの銘柄が???」となる銘柄群がバカスカ上昇し続けるのを見ると、ロング/ショート系のアンワインド、しかも相当の規模が行われていると考えるしかありません。そうとしか説明できないのです。そして、昨年との類似点について考えざるを得ないし、マーケットを見ていると、それはこの2週間ほど、ほとんど毎日感じるところになっています。

● 不思議なのはその背景が今一つ分からないこと。昨年はレバレッジをかなり高めにしてパンパンに張っていた向きが多い中で、8月に入って一気に足元をすくわれた格好でした。でも、今年はそんなにレバレッジを掛けている向きが多いとは思えないことから、昨年とは背景が違っている印象は持っています。

● 昨年8月は離陸上昇中でエンジン全発全開だったところ、突然、全てのエンジンが逆噴射して成す術なく墜落、って感じでした。今年は、4発の内3発が既に不調で停止。1発のエンジンでは高度が保てずにジリジリと下がってきているなか、エンジン再点火を試みたところ1発が逆噴射状態で点火してしまった、って感じ。急落ではないものの、「マズイ状況になりつつある」は多くの運用担当者が、まさに今、感じているところではないかと推察しています。

● 今回のバリュー不振が「デ・レバレッジング」ではないのだったら、本当の意味での大型解約が出ている可能性を考えざるを得ないです。成績の悪いヘッジファンドを解約して、違うタイプのファンドに乗り換える動きがあるのは当然でしょうけど、何か大きな動きが集中しているのですかね?良く背景が見えてきません。今回も世界的にバリューが不振なものの、これは単に景気後退で起こっていることなのか、何らかの大型ファンドの解約などが背景にあるのか、その辺がまだ見えてきません。でも、何かが起こっているのは間違い無さそうな感じです。また、「昨年よりもタチが悪い」という声も着実に増えてきているように感じています。

● 昨年7月最終週から8月2週に掛けての「バリュー崩落」相場から学んだことは、違和感を感じる相場になった場合は素直に一度撤退、ということ。ただ、フルインベストメントの運用担当者はそれは不可能。そうすると、リスクを落として防空壕で頭を屈めておくって感じでしょうか。皆がそう感じるだけに、電力・ガス、テレコム、医薬品、食料品などのディフェンシブ、そしてβ値が低い銘柄に物色が群がる結果になります。まとまりなくてスミマセン。まとめて書けるほど、まだ状況が見えてこないというのが正直なところなんです。まぁ、この手のことは、3ヵ月後ぐらいにならないと謎解きすら出来ないのです(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前週末比4191万株増の21億4064万株、売買代金は同83億円増の2兆3110億円でほぼチャラ。東証1部値上がりは284銘柄、値下がりは1385銘柄で、特に日経平均で見る以上に下落銘柄数が多かった印象。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比20.34円安の13074.25円(9時20分確定)。日経平均の日中値幅は203.77円(前場203.77円、後場124.05円)と、指数は比較的小動き。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、7日連続の売り越し(3420万株売り/2070万株買い)でした。

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する (管理者承認後に公開されます。広告や投資推奨などは不可です。よろしく!)
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://torashishiza.blog55.fc2.com/tb.php/688-2d58ad55
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。