このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

--年--月--日(--) .... スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Myカテゴリ一 : スポンサー広告 | Page Top↑ ブログパーツ
 TOPIX : 1287.74 (+35.31, +2.82%)    日経平均 : 13184.96 (+381.26, +2.98%)    円ドル : 106.55  

● 今日は前場から後場の13時45分までと、それ以降では全く違った相場でした(^^;。

● まず前場から。上値は限定的だろうとは考えていたものの、CME日経平均先物の水準(13200円)には遠く及ばない状態。今さらデカップリングでもないだろうに(^^;、こんな時に付いて行けないようだと、この前まで下げ渋っていたのが「底堅い」のではなく、単に弾性値が小さすぎたというか、ゴムひもではなく固まってしまっていたから、ということになってしまいます。さらに、TOPIX先物/JGB先物が東証のシステムトラブルで9時21分にストップ。「システムトラブル」=「相場下落」という経験則があるだけに、余計に冷や水を欠けられた格好。昼休みの立会外取引にも支障を来たしたようだし、実際に取引を見送った向きもかなりあったと想像します。

● そのTOPIX先物/JGB先物は13時45分に売買再開。売買停止前とあまり変わらない水準で寄付いたものの、その後は「債券先物売り・株式先物買い」が断続的に入ったようで、先物市場で大型買い爆弾が断続的に炸裂するなかで、裁定買いを一気に引っ掛けてスルスルと上昇。TOPIX先物/JGB先物が取引再開されたことをきっかけに、先物主導で上昇という色合いが濃い1日でした。まぁ、それだけ今の市場の方向性には、先物取引が深く関係している、ってことなんでしょう(^^;。

● 想像力を強めると、CTA筋から「債券先物売り・株式先物買い」が朝から入っていたとしても、JGB先物が9時21分から取引できなくなったことで、その間は何も出来ず、13時45分に再開されたところで、遅れていた分を一気に追い付くべく取引を執行した可能性も考えられます。結局、なんだかんだ言いながら、先物先導の上昇でCME日経平均先物の終値水準まで上昇して終了。朝方はアカンと思っていたけど、TOPIX先物の取引再開がきっかけになるとは考えていませんでした(^^;。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● さらに、TOPIX先物(9月限)と日経平均先物(9月限)の日中足も付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。13時45分にTOPIX先物/JGB先物が取引再開され、14時頃から急速に上昇している様子がご覧頂けると思います。TOPIX先物がどうのこうのというよりも、JGB先物が再開されたことで、債券先物と株式先物(主に日経平均先物)との間で何らかの取引が断続的にあったことを十分に想像させる日中足です。

TOPIX先物(9月限)日中足
日経平均先物(9月限)日中足

● 個別では、前週末のゼファーとキョーエイ産業の破綻を受けて、新興不動産や株価低位銘柄(つまり何らかの傷がある銘柄)が朝から軒並み売られ、あちこちで大幅安。まぁ、当然といえば当然のことでサプライズはありません。ただ、今後、毎週末や5・10日にはちょっとした緊張感が高まる局面があるかもしれません。ちなみに9月まで連休はありませんけど…(^^;。もっとも、大型不動産株などは裁定買いに乗る格好でかなり高くなったことから、東証1部33業種で見ると、全てが値上がり。しかし、新興市場は東証2部、JASDAQ、マザーズ、へラクレスが全てマイナスと、かなり色彩の違いが目立った1日でもありました。

● 記録。東証1部出来高は前週末比5722万株増の18億5099万株、売買代金は同543億円増の1兆9543億円と引き続き低調。実は毎分の東証1部売買代金分布で見ると、前場が39.1%、後場が60.9%と、かなり極端に後場に商いが偏っていました。もっと正確に言うと、13時45分以降に一気に商いが増加したのが今日の特徴。先物の影響力の大きさを物語っています。東証1部値上がりは1407銘柄、値下がりは259銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前週末比197.30円高の13001.00円(9時19分確定)。日経平均の日中値幅は263.94円(前場92.52円、後場215.82円)で、特に後場に値幅が出たことが分かります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(2970万株売り/3380万株買い)でした。

● 大引後に開示された先物の手口から。それなりの面子が並んでいました(^^;。日経平均先物では、CSが3264枚買い越し、ニューエッジが2642枚買い越し、GSが1239枚買い越し、ドイツが1130枚買い越し、岡三が売り不明の2198枚買いなど。一方でMSが3368枚売り越し、LBが1676枚売り越し、立花が買い不明の1810枚売り、野村が買い不明の1794枚売りなど。TOPIX先物では、JPMが1608枚買い越し、CSが1586枚買い越し、日興シティが1228枚買い越し。一方で、BNPPが4539枚売り越し、MSが2012枚売り越しなど。いつも通り、これだけ見ても何も分かりませんけどネ…(^^;。

● さて、TOPIX先物/JGB先物のシステム障害については、東証HPの 「売買停止情報(先物・オプション取引等)」 に経緯が出ています。ただし、現時点では原因がどうだったかなどは、何も出ていません。明日になれば 「売買停止情報 (先物・オプション取引等) -過去分-」 に移ると思います。過去分ページを見ると、結構、ちょくちょくメジャーなシステムトラブルがあることが分かります。前回は富士通のプログラムミスが原因だったのですが、今回は何が原因だったのでしょう。東証は今日から呼び値を一部変更しているのですが、それが関係したとは思えないし…。まぁ、いずれにしろ、東証はもう少ししっかりしてくれないと…。何度目やねん?ホンマ…(-_-;)。なお、東証からのお詫びは 「派生売買システムの障害発生に関するお詫びについて」 に出ています。

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する (管理者承認後に公開されます。広告や投資推奨などは不可です。よろしく!)
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://torashishiza.blog55.fc2.com/tb.php/679-5546148e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。