このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1371.57 (+8.43, +0.62%)    日経平均 : 13973.73 (+85.13, +0.61%)    円ドル : 107.90  

● 今日はビッグSQ。例によって実況中継風に行くと、午前8時30分段階でExcel上の日経平均速算値は前日比で2200円高程度。この時点で日経平均は16000円超でした(って、誰も信じないけど…(^^;)。8時45分で2140円高、8時50分で2150円高、8時55分で2100円高と来て、8時59分45秒でも2010円高。最後の最後にお約束の売りバスケットが出てチャンチャン。

● 結局、日経平均SQ値は前日比164.43円高の14053.03円(9時28分確定)と、何だかんだ言いながら14000円台乗せで終了。なお、日経平均のザラ場高値は前日比152.74円高の14041.34円(9時32分)で、SQ値を上回ることが出来ずに「幻のSQ値」状態。TOPIXはSQ値が前日比4.15pt高の1367.29ptに留まったおかげで、「幻」にはなりませんでした(TOPIXのザラ場高値は前日比11.19pt高の1374.33pt(14時11分))。

● 大半の銘柄が寄付いたと考えられる9時15分時点で、東証1部出来高は13億1104万株、売買代金は1兆9881億円。一方、市場筋推計によるSQ関連売買は、合計11~12億株程度、売買代金で1兆7000~8000億円程度とのこと。日経平均型は一銘柄あたり12~13万株弱の買い越し、410万株程度の食い合い。時価総額加重型は売り越しだったとのこと。また、この9時15分時点での売買単価は、1516.40円と前日比で409.66円高となり、ビッグSQ日の特徴が良く出ていました。

● 余談ですが、SQ確定時刻に一番近い9時30分時点での東証1部値上がりは623銘柄で値下がりは982銘柄と値下がり銘柄数がかなり多い状態。この時点で、TOPIXは8pt強高く、日経平均は150円近く高かったのです。どうも、今日は朝からかなりミスリーディングな相場だったってことです。この時点で、かなり違和感を感じていた向きもあっただろうから、その後の下落局面では、調子に乗って売ってしまったのかもしれません(^^;。

● そしてSQ後の相場。前場中盤に「幻のSQ値」を解消すべく上値トライしたものの、結局届かず、その後はジリ貧。指数は前場中盤にマイナス転落し、何とも言えない嫌なムードに覆われてしまいました。もっとも、市場参加者の多くが「寄り天」を多少なりとも想定していたでしょう。それでも、失望感は否めなかったです。ただ、それでストーリーが終わらないのが今日の展開。前引けから後場に掛けて、「えっ、何で切り返すの?」って感じで今度は右肩上がり。特に買い材料が出たというのではなく、先物主導で「何となく」というのが一番マッチするように感じたのですが、そう書くとアホに見えるので(^^;、「SQ通過で安心感」とか、「世界的な日本株見直し気運から下値は浅いと見る向きが多かった」あたりにしておきましょう(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● ただし、朝から続いた違和感は大引け段階でも継続され、東証1部の値上がり490銘柄に対して、値下がりは1152銘柄にも達し、指数が示唆する状態とはかなりの乖離がありました。この点は、来週に向けて多少気になるところ。直接的な原因は中小型株がかなり弱かったからで、TOPIXサブインデックスで見ると、Core30が対TOPIXで63bpもアウトパフォームしていたのに対し、Large70は3bp勝ちとほぼチャラ、Mid400は48bp負け、Smallに至っては前日比マイナス(-0.78%)で対TOPIXでは140bpもの負けでした。ただ、なぜそうなったのかは不明です。

● 記録。東証1部出来高は前日比8億8953万株増の31億0899万株、売買代金は同1兆5841億円増の4兆0405億円。出来高が30億株を超えたのは、3月14日に31億4890万株を記録してから(3月ビッグSQ)。売買代金の4兆円超は、あの昨年8月17日に4兆2391億円を記録して以来。思わずエキサイトしたくなるところですが(^^;、上記したSQ関連売買が「合計11~12億株程度、売買代金で1兆7000~8000億円程度」が正しいとするならば、増加分のほとんどはSQ関連売買だったってことになります。

● 大引時点での売買単価は、前日比192.88円高の1299.61円。高いことは高かったものの、寄付直後と比較すると大きく下落。日経平均の日中値幅は230.96円(前場230.96円、後場166.29円)と、後場は金曜日らしく比較的小動き。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅買い越し(1360万株売り/1680万株買い)で、フローは激減でした。

● また、SQ日らしく前後場の売買代金分布もかなり歪み、前場が68.5%、後場が31.5%。朝、最初の1分間で35.7%もの売買代金が集中し、寄付の5分間で43.9%。比較として通常日の5月12日(5月SQ翌日)~6月12日(ビッグSQ前日)までの平均値を取って表にしてみました。改めて如何にSQで寄付に商いが集中するかが分かります。VWAPトレーダーの皆さん、お疲れ様でした(^^;。

東証1部売買代金の比率
比較前場後場 最初の1分寄付の5分間
6月ビッグSQ68.5%31.5%35.7%43.9%
通常日の平均44.1%55.9%3.1%6.3%

● また、以前もMSCIの時に付けたのと同じ「日中売買代金推移」グラフを付けておきます。いずれも軽いPDFファイルです。今日の「ビッグSQ」はこちらから、そして上記した1ヶ月間の「通常日」平均はこちらからどうぞ。かなりの違いが出ていることが見て取れます。もっとも、これはVWAP関連のトレードをやっている方は凄く興味があるでしょうけど、普通の方々にとっては「ふぅ~~ん」程度かも知れませんけど…(^^;。

● 業務連絡。来週月曜日(16日)から、ミニTOPIX先物、TOPIX Core30先物、東証REIT指数先物取引が開始。ほか、ETFやREITの個別オプションもスタートします。結局のところ、成功するか閑古鳥が鳴くかは流動性次第。ただ、流動性とは厄介なもので完全に「鶏と卵」(^^;。でも、流動性が付けば面白いかなとは考えています。詳細は、東証HPの 「ミニTOPIX先物取引等の上場について」 をご参照下さい。

● 今日は長文で失礼しました。天気の良い週末みたいです(^o^)ので、梅雨とは言え、楽しめそうです。良い週末を!

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