このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1380.63 (+31.94, +2.37%)    日経平均 : 14124.47 (+415.03, +3.03%)    円ドル : 105.05  

● ある程度高いのは予想できたものの、予想以上の上昇に発展した1日でした。その原動力は、日経平均先物への断続的な大口買い爆弾(^^;。14000円手前でモタモタしていたところ、「500枚買い、500枚買い…」と断続的に大口買いが入り、先物が走って裁定買いを引っ掛ける毎度お馴染みのパターン。債券先物がかなりプレッシャーに押されていた様子だったので、例によってCTA筋が暴れていた可能性はあります。ただ、CTA筋がきっかけだったとしても、ちょうちん筋も集まれば倍化パワーを発揮するのは当然で、その影響力も大きかったように感じました。

● 今日は寄付き前から市場筋の間で、「先物の14100円超にかなりの売りがある」との観測があったのです。先物は何度かその水準を上抜けかけたし、最後はピョコンと上昇して高値圏での大引けだったものの、朝方の上昇後は、基本的に14100円近辺での高値もみあいでした。ここを抜けていれば、もっと凄いことになったかも知れませんが、まぁ、日経平均で400円超の上昇は立派です(^^;。

● 今日は日経平均がTOPIXをかなり大きくアウトパフォーム(66bpも日経平均が勝ち)。東証33業種は鉄鋼だけがマイナス。この辺が影響を与えたのは確かながら、先物主導での日経平均型の裁定買いの影響が、かなり大きかったことを物語っていました。ただ、今日の東証1部出来高は前日比9238万株減の19億4621万株、売買代金は逆に同468億円増の2兆3391億円と、ほぼ昨日と同水準。指数が日経平均で3%超も動いた割には、商いがそれほど盛り上がらなかった様子が分かります。超短期筋はともかく、それ以外は基本的見送り姿勢にあまり変化がないってことでしょう。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 記録。今日の東証1部値上がりは1497銘柄に達し、値下がりは173銘柄と、昨日の裏返しで「ほぼ全面高」の展開。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比157.04円高の13866.48円(9時15分確定)で、実際の相場はそこから大きく上に跳ねた点を見れば、かなり買いのフォロースルーがあったことを感じさせます。もっとも、先物主導だったんですけどネ(^^;。日経平均の日中値幅は315.24円(前場284.92円、後場103.46円)と、昨日とほぼ同水準。ただし、後場にあまり相場水準が動かなかったのが今日の特徴。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(2100万株売り/2670万株買い)でした。

● 大引後に開示された先物の手口についても少し。今日もいつもの「常連さん」がかなりの殴り合いを実施(^^;。日経平均先物では、カリヨンが6231枚買い越し、LBが2761枚買い越し、CSが2657枚買い越し、MSが1868枚買い越しなど。売り手はニューエッジが3346枚売り越し、ドイツが2342枚売り越し、野村が1455枚売り越し、MLが1360枚売り越しなど。TOPIX先物では、CSが5085枚買い越し、カリヨンが3319枚買い越しだった一方、JPMが2236枚売り越し、BNPPが2147枚売り越し、MSが2017枚売り越しなど。お疲れ様でした(^^;。日経平均先物は143,047枚(通常取引のみ)、TOPIX先物も63,436枚と両者ともにかなり大商いでした。

● 話題変更。明日はMSCIの5月リバランス基準日。このところ、MSCIリバランスのロング/ショートはそれなりに効いていた印象があったものの、明日の大引けに掛けて何が起こるかは分かりません(^^;。MSCIに限らず、指数のコーポレートアクションに先回りする戦略は、最終日に「順」に効いたり、「逆」に効いたりは、なかなか事前に予想が困難。ただ、昨年8月のサブプラ・メルトダウン以降は、「順」に効くことが多かった印象があり、ヘッジファンドが一時的にコーポレートアクション先回り戦略から、「そんなこと、やっている場合ではない」と手を引いていた可能性があります。先回りが少なくなったことで、実需筋の需給が素直に表面に出て、「順」の反応が多かったと考えることも可能。

● 今回は、各種ヘッジファンド指数の推移を見たり、FM諸氏とお話をした印象では、3月は結構しんどかったヘッジファンド筋も、4月、5月と成績も体力も回復してきているのは間違いありません。ということは、またコーポレートアクション系で攻めて来ている可能性があります。だから、ここ最近、「効いていた」のかなと…。先回りがあっても、実需以上の先回りでなければ「順」な反応になります。問題は実需以上に先回りが多くなってしまった場合で、その時は大引け間際に逆噴射状態に陥ることが多くなります。今回がどちらなのかは、明日の午後2時55分ぐらいには分かります(^^;。

● 最後に、今日のアデランス(8170)。株主総会で7人の取締役再任を求めたものの、スティール・パートナーズなどの反対で否決。株価は素直なもので、このニュースが伝わった後場に一時ストップ高まで買われ、終値でも前日比162円高(+8.72%)の2020円。12時45分に共同通信が速報を流し、Bloombergが12時47分、ロイターでは12時51分(QUICKは持ってないので不明(^^;)。英語記事は少し遅れて12時55分あたりから13時過ぎ。そしてアデランスからの正式なリリースがTDNetに掲載されたのは13時15分でした。日本のメディアはセンセーショナルに報道するかもしれませんが、海外のメディア、FTやWSJなどがどう報道するかも、ちょっとした見もの。楽しみにしておきます。

● 保存版(^^;として、アデランスの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

アデランス(8170)日中足
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