このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1288.94 (-10.70, -0.82%)    日経平均 : 13293.22 (-96.68, -0.72%)    円ドル : 102.50  

● 野球中継を見ていて更新が遅くなりました(^^;。あ~、すっきりした!本題行きます。

● 米国株やCME日経平均先物が大証比で軟調だったことを受けて、朝から売り先行。ただ、今日の下落は予想された範囲内。もっとも、週末や米雇用統計などを控えてバカスカ買いに走る向きも少なく、日経平均にして100~150円安程度でのもみ合いに終始。後場寄付き直後にスルスルと上向く局面はあったものの、一巡すると「行って来い」状態で、今日は仕方ない一休みってことにしておきましょう(^^;。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● この数日、各社アナリストのレポートがかなり「弱気方向」に振れているというか、業績面での警戒レポートがあちこちから出てきています。自動車セクターに限定しても、昨日は野村やMSから格下げが出ていたし、今日はGSから…。完成車メーカーだけでなく、自動車部品や電子部品に対しても、結構厳しい見方が増加している印象です。もっとも、これだけ円高になり、まして言葉通りのドル箱・米国経済がスローダウンするのは避けられない空気になっている今、相場としては既にある程度織り込んでいる話。それでも、実際に格下げ爆弾を食らうと「売らずには居られない」という状況に陥ってしまい、株価もかなり厳しく下落することが多いのが実情。

● そうなると、心理的なスパイラルが働いてしまいます。つまり、業績下方修正への警戒感が強い分だけ買いが入り難くなり、株価が下がり易い状況が形成されてしまうのです。ちょっとしたことで下がり易い状況下では、格下げなどのアナリストレポートがきっかけになる場合が増えるので、結果的に、実際に「レーティングが当たる」状況になってしまいます。相場環境や心理状態がもう少し良ければ、「アナリストの言うことが当たるかえぇぇぇ!」と逆張りの買いも入ってくるでしょうが、今はやはり不利。さらに、現状では、円高や米国景気失調でダメージを食らうセクターは比較的簡単に想像できるだけに厄介です。

● この辺はファクター分析しても良く分かり、今日もバリューがボロボロ。1日のドローダウンとしては、ここ最近では一番酷い1日になってしまいました。短期のリバーサルはそれなりに効いているものの、バリューがこれだけボロボロになると、ちょっと補い切れない格好。バリューでも、アセット系はまだマシですが、フロー系が駄目駄目状態(-_-;)。FM諸氏の間でも、色々と苦労されている方々もいらっしゃると思いますが、あと1~2週間程度は業績下方修正地雷があちこちで炸裂するリスクがあるだけに心配。もっとも、業績下方修正が出ても下がらなかったり、逆に悪材料出尽くしで上昇するようだったら、相場心理は一気に180度転換する可能性もあるわけで、そうなると今度はフロー系バリューが一気にリベンジする可能性も考えられます。「タイミング」がとても重要だし、そのタイミングを予想するのが一番困難です(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億3281万株減の18億4009万株、売買代金は同2156億円減の2兆1630億円と手控えムードがありあり。東証1部値上がりは458銘柄、値下がりは1167銘柄と、指数の印象よりは値下がり銘柄が多かった感じ。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比122.23円安の13267.67円(9時25分確定)と静かで、日経平均の日中値幅は140.81円(前場79.16円、後場135.36円)とこちらも静か。後場の値幅も、後場寄付き後にスルスルと上昇したものの「行って来い」になったためで、その部分を「指で隠せ」ば、値動きは前場同様の80円程度でした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(3100万株売り/2590万株買い)でした。

● 週末の話題。ガソリン価格が低下して初めての週末。天気も良さそうだし、あちこちで渋滞するかも知れませんネ(^^;。ガソリン暫定税率の期限切れによる「減税」を福田首相を含めた政治家、"有識者"、メディアなどは「混乱」と盛んに言っているものの、実際に「混乱」しているのは、まぁ、建設業界と道路利権議員が中心でしょう。ガソリンスタンドが目先的なロスを被っているのは事実としても、あのままズルズルとやっていても、結局は似たようなもの。それよりも、少しは消費マインドが好転してビジネスが増加した方が、目先の損を取り返すチャンスも増加するハズです。

● それにしても、車がロクに通らないようなところに大金掛けて道路を作るような建設業界や道路利権の既得権益事業に資金を廻す方が、ガソリン「減税」よりも有効な所得再分配との説は、どうひねくり回しても納得するのは困難。これだけ尋常ではない政治家や官僚の執着心が明確に出ているなかでは、普通の視点で見れば見るほど、疑心暗鬼になるばかりです。昨年、たまたま北陸自動車道(高速道路)を通過する機会があったのですが、土曜日の真昼間なのに前にも後ろにも車が1台も見えない状態を経験(それも結構長く(^^;)。あまりにもアホらしくなって一般道に降りたのですが、地元の方々ですら積極的に利用しないような高速道路が採算取れるとは思わないし、今後も似たようなところにじゃぶじゃぶ"投資"するのが国家の政策として最適なのか、疑問を感じるところです。また、そうしたいのならば、説明義務があるでしょうし、それを十分に果たしているとは思えないのです。

● ガソリン価格が下落して消費量が増加して地球温暖化?環境対策「だけ」が目的ならば、高速道路を作るのではなく、自動車販売を減らす方向の政策の方が的を射ていると思います(全く正しい政策とは思わないけど…)。道路特定財源を維持して山を切り開いて道路をバンバン作れば、環境に貢献することになるの?なかなか納得し難い理論です(というか矛盾している)。まぁ、ここで騒いでもしゃあないので、そこら中の品々が値上がりしているなかで、値下がりした(といっても約1年前の価格に戻っただけだけど)ガソリンを素直に喜ぶことにしましょう(^^;。

● 今週も疲れる1週間でした(^^;。東京では桜もソロソロ散り始めているし、名残惜しむには絶好の週末かもしれません。良い週末を!

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