このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1235.15 (+10.76, +0.88%)    日経平均 : 12658.28 (+126.15, +1.01%)    円ドル : 101.95  

● 朝方こそは米国株安などを受けて軟調にスタートしたものの、さすがに今日は切り返しの動き。後場初めにズッコケそうになりながら切り返したところなど、今日のところは底割れ回避を素直に好感しておきましょう。大引間際は、GLOBEXが堅調に推移していたことや他のアジア市場も切り返していたこともあって、日本もグイッと一段高。ただ、皆さんも感じているでしょうけど、これが続くのかどうかは、まだ「???」ですけど(^^;。

● 今朝のSQ値を計算すると、前日比194.70円安の12337.43円(9時35分確定)。日経平均のザラ場安値が前日比179.34円安の12352.79円(-1.43%、9時11分)だったので「幻のSQ値」状態。TOPIXがザラ場安値を付けたのが日経平均より遅く、ちょうどSQ値が決まった近辺の9時34分で、この時点で-22.29pt(-1.82%)だったことも考えると、不安感からの売りが一巡した後に、フォロースルーの売りが出なかったことを示唆しています。その後は基本的に右肩上がり。後場最初の30分間は、「やっぱりアカン」になりそうだったものの、その後は再び右肩上がりの展開に復帰。この辺では、それなりに力強さもありました。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日の反発を先導したのは、鉄鋼、銀行、不動産など、ここ最近の相場で「もう堪忍してくれぇ!」状態だった銘柄群。一方で、消費者金融、保険、石油、食品などは軟調な銘柄が多かったです。足元で売られた銘柄が素直に戻ったことで、今日は、リバーサルが一気に反発。でも、バリューは今一つ感が残りました。今日の動きだけを見て、諸々の問題が解決したとは誰も言い切れないだろうし、実際、それだけの自信がある向きも多くないでしょう。FM諸氏からも懐疑的な声が多かった印象です。もっとも、これは仕方ないし、それだけに、明日以降の相場が相場心理をどう動かすかという点で重要になってきます。相場心理が変わるようだと、需給に直接的な影響を与える可能性が出てきます。「きれい」な事後説明は、マーケットが動いてから付いてきますから…(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億7166万株増の23億7091万株、売買代金は同1165億円増の2兆5513億円。もう少し欲しいところですが、あまり文句を言っても仕方がありません。東証1部値上がりは1006銘柄、値下がりは599銘柄と、ほぼ指数並。日経平均の日中値幅は322.10円(前場206.33円、後場222.18円)でした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き売り越し(2790万株売り/1950万株買い)でした。フローそのものが一時期と比較するとかなり減っているので、何となくブルーな気分です。

● ロールオーバーについても書いておきましょう。今日はTOPIX先物の取引所限月間スプレッド取引の出来高が146,884枚(!)にまで膨らみました。単品の3月限が52,421枚、6月限が12,269枚だったので、いかに限月間スプレッド取引が盛り上がったかが分かります。3月限の建玉残が389,797枚(3月10日時点)なので、半分ほどが今日1日の限月間取引で出来た格好になり、ロールもかなり進んだ印象。TOPIXは限月間スプレッドが立会内でも0.1ptティックになったことで、かなり商いし易くなり、効果というか影響が出ている可能性もあります。

● 一方、日経平均先物の限月間取引は、立会内取引では53,833枚。単品の3月限が138,135枚、6月限が13,325枚だったことを考えると、まだロール半ばとの印象です。日経平均先物の取引所限月間取引は10円ティックと広過ぎるため、毎回のことながら、売り買いの気配が睨めっこになってしまい、業者間取引に頼る必要性があります。今年中にティックは狭くなる予定ですが、どうも苦労します(^^;。

日経平均銘柄入替えについて。

● 今日か明日の発表と考えていたのですが、本日午後4時半に日経から正式に発表されました。今回は、伊勢丹(8238)と三越(2779)の経営統合(共同持株会社設立)に伴う日経平均銘柄入替で、新規採用銘柄はユニー(8270)となり、ヤマダ電機(9831)ではありませんでした(^^;。本命が外れて、次点が当選って感じです。市場では、他にもローソン、パシフィックゴルフ、DeNA、野村総研などが候補として出ていたようですが、実際のところ、「ヤマダ電機になるかどうか」と「ヤマダ電機が採用されるのならば、みなし額面はどうなるか」が市場での焦点だったのです。

● ただ、実際に市場に候補銘柄のレポートが流れ始めたあたりから、ヤマダ電機の株価はパッとしなかったのです。さらに、3月7日付の日経流通新聞に 『ヤマダに公取委追加調査、「新たな不祥事発覚?」、“異例事態”に憶測駆け巡る』 と報道されたりして、何となく市場筋の間でも不透明感が強くなっていたのです。以下は過去60日間(本日分は含まれていません)のチャートで、ヤマダ電機とTOPIX、そして東証小売業種指数を描いたものです。2月初旬まではマーケット並だったのが、その後はかなりアンダーパフォームしている状態がご覧頂けるかと…(出典:Infoseek Money)。

ヤマダ電機 vs TOPIX/東証小売業種指数

● しかし、それ以上に、やっぱりというか、日経には「伝説の30銘柄入替」のトラウマ(^^;が残っていることを感じさせる選定結果になりました。つまり、銘柄入替えに伴うキャッシュフローのブレが少ない方向に決まったってこと。それ自体は相場の波乱を防ぐ意図があるのでしょうが、こうやってキャッシュフローに神経を使って銘柄選定している間は、ファナック、京セラ、ファーリテなど、既に日経平均に採用されている値嵩株の大きな影響が、いつまで経っても薄まらずにずっと残り続けることにもなります。その点、日経はどう考えているのでしょうかネ?聞いてみたい気もします。スカパー、双日、SUMCOなんて日経平均に対するウェイトという観点では超低位株なんですから…(^^;。

● ニュースリリースは日経プロフィルの 「日経平均銘柄を入れ替え・ユニーなど3銘柄採用」 にてご確認を。

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