このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

--年--月--日(--) .... スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Myカテゴリ一 : スポンサー広告 | Page Top↑ ブログパーツ

2008年03月05日(水) .... 小幅続落、方向性に乏しく薄商い

 TOPIX : 1263.91 (-1.75, -0.14%)    日経平均 : 12972.06 (-20.22, -0.16%)    円ドル : 103.45  

● 終日、方向性が全く定まらない千鳥足相場。商いも盛り上がりに欠け、見所の乏しいままの1日でした。TOPIXはこれで5日続落。今日も金融株や不動産株が下げを先導する格好となってしまい、下げ止まるきっかけが掴めない状態でした。ただ、今日は商社や通信、テクノロジーの一角が高かったことで、指数としてはかなり下げが抑制された印象でした。それでも、TOPIX5連敗中にTOPIXは100.58pt(-7.37%)も下落し、日経平均は1059.24円(-7.55%)も下落したことを考えると、「何があったの?」と同時に、「戻りが悪い(というか無い)」ことに空虚感が漂います。時間が解決するしかないのでしょうか…。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。グラフは上下に動いているようにも見えますが、Y軸の目盛りを読んで頂ければ、如何に動いていなかったかが分かるかと…。

● 個別銘柄云々はあちこちの相場解説記事をご覧頂くとして、東証33業種の銀行株指数のチャートを見ると、今日で1月22日の246.56ptを下回る245.60pt引け。もっとも、1月22日終値を下回っている業種別指数は銀行以外にも複数あり、建設、ガラス・土石、精密機器、小売、不動産が年初来安値更新中。年初来で見ると、最悪なのが精密機器で-25.76%、次いで紙・パ(-24.39%)、不動産(-22.33%)、小売(-21.99%)、繊維(-21.63%)。年初来でプラスの業種が二つあり、空運(+3.95%)、海運(+0.75%)。マイナスながら、卸売(-0.97%)、鉱業(-4.95%)、保険(-5.48%)と続いています(数値は全てBloomberg)。ちなみに、1月22日終値は、TOPIXが1219.95pt、日経平均が12573.05円。かなり「のりしろ」は少なくなってしまっていますが、まだ余地は残っています。

● 一方、ファクター分析面からみると、どうもこの2~3日、解約か何か、アンワインドの動きがあるような空気。バリューもリバーサルもパッとせず(というか、駄目駄目マーク)、コンスタントに効いているファクターが見当たらない状況では、次の手を出そうにも出せない状態。国内機関投資家は来年度の運用方針などについての議論や検討が行われる時期でしょうけど、チラホラ聞こえてくる声でも、残念ながら、あまり日本株に前向きなものがありません。実際問題、年明けからの相場を見て、前向きになれ、と言う方が無理なのも理解できてしまうだけに、どんよりムードがデフォルト状態。はぁ~~(溜息)。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億3425万株減の19億5286万株、売買代金は同2189億円減の2兆1555億円。手元の記録では、半日立会の大発会を除くと、今年2番目の薄商い(2月28日の1億8600万株、2兆1211億円が最低)。さすがに盛り上がらなかった様子が数字からも確認できます。東証1部値上がりは541銘柄、値下がりは1062銘柄とかなり軟調。日経平均のSQ値を計算すると、前日比1.39円安の12990.89円(9時15分確定)で、日経平均の日中値幅はわずかに124.20円(前場102.01円、後場124.20円)。「敢えてこんな日に無理してやることはない」という雰囲気が濃厚でした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(2990万株売り/1940万株買い)でした。

● 話題変更。そろそろロールオーバーを意識するシーズン。既に取引所での限月間スプレッド取引では少しずつ板が出来始め、実際の取引もボツボツって感じで出来ています。今回の3月SQは、日取りの関係で最遅になり、中旬の3月14日(金)です。まさか今週末と誤解している方々はいらっしゃらないでしょうけど(^^;、SQ日基準ペースとしては、普段よりも少し早めにロールが活発化しつつある印象。今日の取引所取引では、TOPIX先物が-9.4/-9.5pt、日経平均先物では-60/-70円での推移でした。まだ取引はそんなに多くないのですが、今週末あたりから来週前半に掛けては、取引が活発になると考えています。

● いつも通りBloombergで計算したフェア限月間スプレッドを書いておきましょう。BloombergのFVDでデフォルト状態で計算すると、TOPIX先物では-9.77pt、日経平均先物で-84.63円と出てきます。今回は6月限が配当を含むので、かなり大きい逆ザヤに見えますが、今回は以前ほど増配期待が持てないこともあって、あまり大きなプレミアムにはなりそうにない、というのが一般的な見方のようです。ただ、コンセンサスと違う方向に行くのは良くあること。コンセンサスを押さえつつも、相場観をしっかりと持ってナンボです(^^;。さらに、日経平均先物に関しては、伊勢丹/三越の経営統合に伴う銘柄入替が控えていることも材料ですんで、お忘れなく。

● 明日は、もうちょいマシな相場を期待しましょう。ホンマ…。

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する (管理者承認後に公開されます。広告や投資推奨などは不可です。よろしく!)
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://torashishiza.blog55.fc2.com/tb.php/580-ae130839
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。