このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1284.45 (+34.52, +2.76%)    日経平均 : 13092.78 (+263.72, +2.06%)    円ドル : 106.55  

● 米国株が大幅高でCME日経平均先物も大証比で300円ほど高く、これで「今日も行ける!」の雰囲気。ただ、日中を通してなぜか日経平均の13100円近辺を意識している印象で、抜けそうで抜けないまま終了。今朝のSQ値を計算すると、前日比221.89円高の13050.95円(9時25分確定)。今日の日経平均は、ここから上に83.82円、下に98.45円しか振れなかったのです。この安値は朝の寄付値なので、SQ確定後の安値でみると87.13円しか下に行かなかったことになります。日経平均の日中値幅は182.27円(前場182.27円、後場154.95円)と、このところ500円とか振れていたのからするとかなり小動き。要するに、前日比では相当に高かったものの、ザラ場では千鳥足相場で方向感が定まらない展開でした。

● 今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別の動きについては、各種メディアなどの相場解説をご覧頂くとして、ここでは少しだけ。今日の相場では、セクターでは、不動産、その他金融、保険、建設、鉄鋼、証券など、これまで虐げられてきたセクターが一斉にリベンジ。一方で、紙パはともかく、電力・ガス、医薬品などが軟調でした。短期的なリバーサルが掛かった格好ですが、リスクモデルを使ってファクター要因分析すると、リバーサルよりもボラティリティー系のファクターが効いていたと出てくる1日でした。つまり、動く銘柄がリターンを稼ぐ動くという状況。これだけ相場が荒れているのだから、当然と言えば当然かもしれませんが、運用担当者にとってはかなり面倒な状態だったってことです(^^;。ただ、動く銘柄は逆方向に動く可能性も十分に秘めているワケで、まだシートベルトを外せない状況が続くと考えておいた方が良さそうです。

● そうそう、昨日と同様に今日も後場寄付で日経平均型バスケットの大口売り買い(一銘柄あたり約65万株)が入りました。後場寄付直前までExcel上の日経平均速算値は前日比1350円安ほどで推移し、最後の最後に買いバスケットが入ってチャンチャン。まるでSQみたいな後場寄付でした。後場SQ値を計算すると、前引値に対して58.04円安の「昼休みギャップ」が発生。昨日ほどは大きく無かったものの、やはり目立ちました。

● このバスケット取引の影響で、今日の東証1部売買代金分布も大きく歪み、後場寄付の1分間で8.6%もの売買代金がありました。朝初っ端の10分間で6.0%だったことを考えると、この歪みはスゴイもんです(^^;。前後場でみても、前場40.2%、後場59.8%と歪んだのですが、これも後場寄付きのせいです。VWAPトレーダーの皆さん、普通の日のつもりで分散してやっていたら、特に日経平均採用銘柄なら大変だった(もしくは左ウチワ状態)だったと推察します。もっとも、相場そのものがあまり動いていなかっただけマシだったかもしれませんが、いずれにしろ、お疲れ様でした(^^;。ところで、何で大口バスケットの売り買いかって?まぁ、色々と売り買いのニーズがあるんでしょう。あまり書くとアレなのでこの辺にしておきますが、下記ニュース記事を眺めて色々と考えてください(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比8989万株増の26億1795万株、売買代金は同1109億円増の3兆0555億円と、ソコソコの水準をキープ。東証1部値上がりは1544銘柄、値下がりは154銘柄で「ほぼ全面高」。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの売り越し(4110万株売り/2810万株買い)。しかし、市場筋によると、金額ベースでは若干の買い越しだったとのこと。

● 大引後、トレーディングルームにざわめき。ソシエテ・ジェネラルがトレーダーの不正行為でなんと49億ユーロ(4.9 bil Euro)の損失発生。SGのリリース文章によると、ある一人のトレーダーが欧州の株価指数先物取引で秘密裏にポジションを組んでいたそうで、それが発覚、大損発生になったとのこと。何となく「ニック・リーソン」(Wikipediaではこちら)という名前が頭に浮かぶのですが、49億ユーロとは半端ではありません。想定元本が49億ユーロではなく、損失が49億ユーロでっせ。邦貨換算で7600億円近い損失(1ユーロ=155円で換算)です。

● Bloombergはご丁寧に「トレーディング不祥事損失ランキング」をニュースで流していましたが(現時点ではネット未掲載)、それによると、これはトレーディング絡みでは過去最大の損失だそうです。ちなみに第2位はBank of Montrealによる天然ガスによる損失。これが米ドルで663 milですから、今回の損失は桁が違うのが分かります。LTCMはずーっと下の方にありました。どうも、最近はサブプライム関連の損失などでも、あまりにも桁が多くなり過ぎて感覚が狂います(^^;。

● この件については、色々とニュースが流れています。 「仏ソジェン、トレーダーの不正行為で49億ユーロの損失」 (ロイター)、 「仏ソシエテ・ジェネラルが巨額損失、トレーダーの不正取引で」 (CNN)などです。日経のサイトにはまだ何も出ていませんが、そのうち出てくるでしょう(遅いなぁ~)。それと、直接的には全然関係ないのですが、昨年10月にBloombergで流れていた 「カリヨン解雇のトレーダー:自分は「天才児」-取引は上司も知っていた」 (Bloomberg)なんてのもありました(^^;。

● なお、このニュースでもCAC40をはじめ、欧州株式市場は堅調推移。SGは売買停止になっていたのもあるし、昨日、かなり手酷く売られていたので、ある程度は織り込まれていたのでしょう。でも、世界的に雰囲気が変わってきたのですかね?そのシグナルかどうか、少し注意しておきたいです。

● 最後に雑談。本日の夕刊フジ、 「株安なんの! ジェイコム男“190億円”儲けの極意 ~ 損切り恐れず現金を持て…大型銘柄、指し値オンリー」 は、業界内でもちょっと話題になっていました。夕刊フジっぽく軽く書いているのですが、中身はちゃんとしています。でも、日経平均先物のイブニング・セッションをご覧になっているとは知らなかった(^^;。

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