このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1401.36 (-22.93, -1.61%)    日経平均 : 14388.11 (-211.05, -1.45%)    円ドル : 109.65  

● 寄付き前は米国株大幅高などを受けて、堅調な展開を予想した向きが多かったと想像します。ところが始まってみると、プラスどころか妙に弱い展開。市場筋によると、某米系の売りがまとまって出ていた様子で、投信かヘッジファンドの解約売りではないかとの観測。それ自体は30~40分程度で終わったみたいですが、一度傷ついたセンチメントは立ち直ることなく、後場後半には一段安。先物主導の下落っぽい面はあったものの、昨日は先物主導で上昇したんだから、これでチャラってところでしょうか(-_-;)。昨日の東京市場で、オーバーナイトの米国株高をある程度は織り込んでいたと考えても、今日の下落は情けなさが目立つ展開になってしまいました。

● 結局、TOPIXも日経平均も完璧な安値引けで、昨日上昇分はあっさりとぶっ飛ばす状態。最近、マイナスでも大引けにかけて持ち直す動きが続いていただけに、今日はかなり引け味は悪かったです。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今さら「なぜ」を探すのも空しい気持ちがあるのですが、トライしてみましょう。今日の東証1部出来高は前日比3億2401万株減の19億1620万株、売買代金は同4263億円減の2兆4206億円にとどまり、かなり商いが薄かったのです。出来高が薄くてもそれなりの幅で下がるということは、売り手が値段重視というよりも、商い重視(高く売るということよりも、換金することを重視)になっているから。これはファンド解約などの事情で、とにかく現金化する必要がある場合に起こるパターンです。

● これだけだったら、例えば国内投信でも同じようなことが起こり得るし、個人投資家だったら追証発生なども早急に現金化が必要になるケースもあります。なので、そこだけ取って外国人投資家の売りと考えるには無理があるのです。でも、ここ最近の不動産株のように、外国人保有株比率の高いところがアグレッシブに売られるのを見ると、「まだ外国人売り、続いとるんかいなぁ~」という気持ちになるのは否定できません。本当に外国人売りが出ているのかどうかというよりも、それを想像させることそのものだけで、もし買いたいと考えていたとしても、「まっ、急いで買うこともあらへんやろ」となってしまいます。これが市場心理ってものだし、そう考えてしまうのも無理はありません。

● 国内外を問わず、1~3月期の日本株について、楽観的な声は皆無に近い状況にあることを考えると、個人的には、相場全体としては「枯れ野原」状態だと考えています。一度、火が点けば一気に燃え上がる可能性もある、と頭では意識しているのです。ただ、燃え上がる前の「枯れ野原」は殺風景なだけで、風流もエキサイトメントもあったものではありません(^^;。「枯れ野原」が燃えて、それが肥料になって春の芽吹きに繋がると考えると、やっぱりそれが起こるまで「焦ることあらへん」が妥当に思えてしまうんです。もっとも、皆と同じことをやってても仕方ないんですけどね(^^;。

● 記録。東証1部値上がりは373銘柄に留まり、値下がりは1272銘柄。今朝のSQ値を計算すると、前日比53.32円安の14545.84円(9時24分確定)で、シカゴ日経平均先物が大証比10円安だったことを考えると、弱目に寄付いたことが分かります。昨日と違って、TOPIXも日経平均も寄付き直後が高値(TOPIXも日経平均も9時12分高値)のほぼ寄り天。後場前半に戻りかける局面もあったのですが駄目でした。日経平均の日中値幅は196.62円(前場117.42円、後場136.17円)。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(3090万株売り/2660万株買い)でした。

● 話題変更。今日も日経から日経平均銘柄入替のニュースが出てこないなぁ、と文句コメントを書こうとしていたところ、午後5時前に日経から如何にも中途半端なリリース(^^;の発表。 「日興コーデを除外、補充は廃止確定後に発表・日経平均など」 と。リリースは通常よりもかなり遅かったし(普段は午後4時とか午後4時半が定番)、あちこちから問い合わせがあって仕方ないのでリリースを出した、という匂いも感じてしまいました(^^;。現時点で代替銘柄を発表しないというのは日経の考え方でしょうけど、一方でこれは新しいパターンです。これまで「時差」があっても、合併絡みなどで実質上は売買できない状況だったのが、今回は削除を先行するという新たなパターンを日経は開拓したことになります。将来に向けて、少しだけ頭に留めて置こうかなと…。

● 今回の発表を受けて、これで、1月22日(水)の日興CG(8603)売買最終日には、半分ウェイトに下がっているTOPIXの処分売りに加えて、MSCIや何やかんやに加えて、日経平均分も重なることが確定。この辺はほとんど予想通りなんでサプライズではないのすが、改めてかなりの量の処分売りが1日に集中することになります。もちろん、この辺は市場関係者の98%が簡単に予想可能なので、相場が「理論通り」に動くかどうかとは全くの別物。でも、それなりの"お祭り"になるだろう、ってのも想像できます(^^;。

● 機関投資家の立場からすると、証券会社に日興CG株売却を決めてもらうにしても、市場全体としてはかなりのロットになるだろうというのは誰でも分かります。さらに、売却キャッシュ分で224銘柄を一度買って、そして新銘柄が決まった時に反対をやるような面倒は出来ないので、ピュアなETFなどのインデックスファンド以外の多くは、先物でキャッシュ部分をカバーすることになりそうです(日経平均型の場合)。つまり「日興CG売り・日経平均先物買い」のポジションを暫定的に作って、新規採用銘柄が決まった時点で、「新規採用銘柄買い・日経平均先物売り」と移行するイメージ。いずれにしろ、売買最終日の日興CG株にどの程度のインパクトがあるのか、どの程度の"決め"プライスが出るのか、興味津々です(私にとっては他人事だし…(^^;)。

● もう一つ指数ヲタク向け業務連絡。大引後に中山福(7442)とソネットエンタテインメント(3789)の東証1部昇格が発表になっています。中山福は東証2部から、ソネットエンタテインメントはマザーズからの昇格です。いずれも指定日が1月17日なので、実際のTOPIX算入は2月末になります。ついに中山福が来ましたネ(^^;。この銘柄は、「大証1部、東証2部」というねじれ銘柄だったので、いずれどこかで解消されるとは予想していたところです。ちなみに「」が正式名ですが、一般的には「福」で代用です。東証HPの 「一部指定・市場変更・指定替え会社一覧」 でご確認を。

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