このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1561.76 (+9.49, +0.61%)    日経平均 : 15956.37 (+82.29, +0.52%)    円ドル : 111.30  

● 今日は先週の金曜日と似て、バリューがリベンジした1日。最近、1週間に1日ほどバリューリベンジ日があるのですが、金曜日だからそうなったのか、中期的な変化の兆しなのかは分かりません(^^;。でも、FM諸氏も今日はさすがにリラックスムードでした。一方、指数ベースで見ると、大引けに掛けてかなり伸び悩み、前日比ではプラスだったものの安値圏での引けと、あまり雰囲気は良くありませんでした。指数ベースで商いされている方々は、あまり面白くなかった1日だったかもしれません。

● 上昇の直接的な材料になった米国のサブプライム救済策にしても、「まぁ、歓迎は歓迎だけど…」って雰囲気が濃厚。当然ながら、これで全てが解決するとは誰も考えていないでしょう。さらに、海外市場動向に揺さ振られる日々が続いているだけに、雇用統計を控えて、何かと気にしていたというか、ポジション的に無理をしたくないという雰囲気が濃厚の大引け前でした。

● TOPIXは後場初めに+1.68%まであって、引けは+0.61%。日経平均も+1.47%まであって引けは+0.52%。後場だけで1%程度の上下があったことになります。値幅で書くと、日経平均の1日値幅は159.11円と比較的静かだったのですが、前場はわずかに69.41円しかありませんでした。そして、後場に1日分の値幅、159.11円が発生。まだ良くて病み上がりって感じでしょうか(^^;。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億8041万株増の21億8419万株、売買代金は同1351億円増の2兆8358億円と、まぁまぁの水準でした。売買単価は前日比で120.27円も低下して1298.34円。昨日は前日比で122.53円の上昇だったので、売買単価の面からは行って来いです(それほど意味があるとは思えないけど…(^^;)。今朝のSQ値を計算すると、前日比149.54円高の16023.62円。後場にアタックしたものの、結局、この水準を上回れなかったことになります。日経平均VWAPは16028.43円でした。

● 東証1部値上がりは1058銘柄、値下がりが539銘柄で、昨日とほぼ同水準。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、久しぶりにソコソコサイズの買い越し(2760万株売り/4430万株買い)でした。今日は新興市場が軟調で、東証マザーズは-2.91%(-26.53pt)、大証ヘラクレスは-0.77%(-10.22pt)。マザーズはDeNAの下落が響いていて、Bloombergで計算すると、DeNAだけでマザーズ指数を9.37ptも押し下げていました。

● 話題変更。ロールオーバーについて書いておきましょう。まだ取引所での限月間スプレッド取引は今一つ盛り上がりに欠けるものの、業者間取引はそれなりに活発でした。この辺は普段通りの展開で、特に違和感はありません。今日はTOPIX先物のスプレッドが取引所取引で0.0ptオファーになり、-0.5ptもソコソコ商いしたのが変化。一方、日経平均先物は、プレミアム状態で安定した限月間スプレッド(取引所では+20/+30円、ミニ日経では+25/+30円)を保って推移。

● 毎回、フェアスプレッドがどの辺なのかについては議論になります。誰もがアクセスできる点で、私はBloombergのFVDで計算した値を参照しているのですが(ネット上では不可。ここで言うBloombergとは、Bloomberg Professionalのことです。為念)、改めて書くまでもなく、調達金利や配当をどう見込むかなど、色々な要素が絡んでくることから、フェアバリューの絶対的な水準はありません。各社で微妙に異なっていて当たり前の世界です。

● BloombergのFVDでデフォルト状態のまま計算すると、本日大引け時点のフェアスプレッドは、TOPIX先物で+0.95pt、日経平均先物で+4.09円と出てきます。12月限/3月限では、配当はそれほど巨大な要因にはならないし、時節柄、どちらかと言えば金利要因の占める割合が重たくなっている印象です。大引後の時点でBloombergが使っているRisk Freeレートは0.57%。しかし、越年金利は世界中のあちこちで跳ねているのは周知の通り。例えば12月限は0.57%のままで、3月限の金利を1.0%と設定すると、TOPIX先物のフェアは+2.78pt、日経平均先物のフェアは+22.81円に変化します。そう考えると、日経平均先物もそれほど大きなプレミアムには見えないんですよね。

● 来週はロールの取引もより活発になるでしょうし、ピークはいつも通り、火曜日後場か水曜日と予想しています。この時期は、ロールを「決め」た分の張り返しの関係で、かなり大きなヘッジ玉が単品市場に流れ出てくることが良くあります。毎度のことですが、この時期は単品の取引よりも、ロール関連の取引の方が規模が大きくなり、ロール市場では500枚、1000枚ロットが飛び交うのは日常茶飯事。当然、ヘッジ玉もこの程度の単位で出てくるため、単品市場にそういったロットが飛び交うこともよくある風景です。しかし、市況解説ではこれを「仕掛け」と呼ぶことが多くなりがち。その手のややミスリーディングな情報に「仕掛けられない」ように気をつけておきましょう(^^;。

● 皆様も良い週末を!

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