このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1574.59 (-0.54, -0.03%)    日経平均 : 16249.63 (-19.29, -0.12%)    円ドル : 114.60  

● 米国株式が神経質に軟調だったなか、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、大幅な売り越し(6250万株売り/2720万株買い)。株数ベースで差引3000万株超の売り越しは2007年2月28日(6020万株/2190万株で3330万株売り越し)以来とのことと伝わり、市場には緊張感が漂う状態で寄付き。しかし、実際にはスコンと安かったあとは戻り歩調になり、前引け間際から明確にプラス転換。後場に入ってからもプラス領域の推移だったものの、引けに掛けてジリ貧で再びマイナス転落。

● ただ、東証1部値上がりは1016銘柄で値下がりは588銘柄と、これだけを見ると日経平均で100円高程度でもおかしくない状況でした。ソフトバンク(9984)だけで日経平均を21.6円ほど押し下げていた(TOPIXを0.55ポイント押し下げ)のを考えると、ソフトバンクが無ければチャラだったかも…(^^;。その一方で、この2日間でTOPIXが50ポイント、日経平均にして600円強下落したことを考えると、上値の重たさというか、反発力の乏しさも意識せざるを得なかったのも事実でした。感触的に、最低でも3分の1程度は戻しても良いところだと思うのですけどネ。今日の日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別銘柄だと、ここ数日間、「何でそこまで売らなあかんねん?」状態だった鉄鋼、商社、海運などが戻し歩調。ただし、全面高ではなく、鉄鋼ではJFEがマイナスだったし、非鉄は途中はプラスだったのに、終わってみれば軒並み2.5%超の下落。商社でも三菱商事はマイナスだったし、今一つ勢いに乏しい展開でした。皆が不安感を抱いている銀行株についても、全体には落ち着いてきたと言えばそうかもしれないけど、上値が重たいというか慎重なムードは変わらず、決して手放しで喜べるような状況ではありませんでした。シティ(C)のチャートを見れば、やっぱり不安になりますよねぇ(^^:。一方、お騒がせセクターの消費者金融は一部銘柄をGSがアグレッシブ格上げしたことで堅調。ただ、こちらも上昇率にはかなりの差があり、これまでとは少し雰囲気が違っていた印象でした。まぁ、「明日は明日の風が吹く」がテーマみたいな相場が続いているので、あまりこだわっても仕方ないのかも知れませんけど…(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比3452万株減の19億7104万株、売買代金は同98億円減の2兆6515億円と、ほぼ昨日と同水準。今朝のSQ値を計算すると、前日比131.05円安の16137.87円、日経平均の日中値幅は209.53円(前場が209.53円、後場が100.89円)でした。また、日経平均VWAPは16265.34円でした。今日目立ったのは、新興市場の下落だったでしょうか。東証マザーズ指数は-6.62%、大証ヘラクレス指数は-2.96%、JASDAQ総合指数は-1.37%と、軒並み東証1部と比較すると大きな下落でした。マザーズのチャートには少し注目しておきたいところです。あまり雰囲気が良くない状態で終わっていますから…。

MSCI 指数 四半期定期見直し

● 指数ヲタク系の話題。日本時間の早朝にMSCI BarraからMSCI指数の四半期定期見直しが発表されました。詳細は MSCI BarraのHP を参照して頂くとして、ざっくりと大枠(Standard指数の話です)を書いておきましょう。今回は新指数計算方法への移行第一段階なので、ピュアな新規採用/削除と、移行段階としてウェイトの50%分が新規採用に採用されたり、逆に削除されたりが混ざっています。前者のピュアな新規採用は4銘柄、削除は5銘柄(下記参照)。

新規 コスモ石油(5007)、大和工業(5444)、アーバンコーポ(8868)、スクウェア・エニックス(9684)
削除 東洋紡(3101)、住友ベークライト(4203)、パーク24(4666)、大日本スクリーン(7735)、日立キャピタル(8586)

● さらに、新計算方式への移行に伴う50%ウェイト分の新規採用が17銘柄あり、50%ウェイト分の削除が44銘柄あります(これはいちいち抜き出しません(^^;)。また、FIF変更や指数採用株数の変更などが細々とあって(これは非公開情報)、なんやかんやで11月末は楽しくなりそうな雰囲気です(11月30日終値基準で入替え実施)。なお、全部をひっくるめて計算すると、日本株は資金流出になる予定です(それほど巨大な額ではなさそうだけど…)。

● 新指数計算方法への移行については、前々から予想されていたように、業種の中規模銘柄のウェイト変化がかなり発生します。この辺は、各社からレポートが出て来ると思うし、そのうちネットでも入手できるようになるでしょうから、それらを参考にして頂ければ幸いです(と私はサボる(^^;)。今日も関連銘柄が動いていたのですが、まだ約4週間弱も先の話ですから、参加するにしてもタイミングがキーになります。いくら考え方が正しくて銘柄もばっちりだったとしても、タイミングが悪ければ儲かりませんから。個人的には、ウェイト変化の上位銘柄、下位銘柄でロング/ショートバスケットを組んでウォッチしておこうと考えています。

● 復習ですけど、今回の新計算方式への移行は二段階で実施され、今回の11月末分が第一段階、そして第二段階が来年5月末に実施されます。来年5月分は5月初めに内容が発表される予定ですが、もともと、5月リバランスは調整リバランスではなくて本格的なリバランスであるうえに、ちょうど5月のゴールデンウィークのところに発表がぶつかる可能性が高いので、頭の片隅に入れておきたい事柄です。もっとも、今回の第一段階での動きが参考になるでしょうし、TOPIXの浮動株基準化のときもそうだったように、50%ずつ実施とは言いながら、実際には初回のインパクトが大きく出る傾向があるので、今回もとても重要になります。指数ヲタク系にすると、何かとワクワクの1ヶ月です(迷惑だと考えている方々もいらっしゃるでしょうけど…(^^;)。

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