このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1625.25 (-32.19, -1.94%)    日経平均 : 17137.92 (-220.23, -1.27%)    円ドル : 117.40  

● エキサイティングな1日は期待していなかったものの、これだけ下がるとも思っていなかったというか…。後場寄付きに一瞬戻り掛けたものの、倍返しで売られる始末。野村HDのサブプライム損失発表を受けて、銀行株へ再び疑いの眼が向けられてボロボロ。証券、消費者金融、不動産、建設などの内需系がそろって大幅安となり、相場の悪役的存在だった感がありました。「アジア市場の軟調に引っ張られた」との相場解説もあったのですが、香港ハンセンはせいぜい-0.3~-0.5%程度、上海株に至っては東京ザラ場の時間でもプラスだったので、アジア市場に東京市場の下落の責任を「押し付ける」のは八つ当たり(^^;。頼りにしていた鉄・非鉄、海運、商社なども駄目で、個別銘柄が散発的に踏ん張っただけでは苦しい1日。JFKだけやったら勝てんのよ、ホンマ…(T_T)。

● 今日は日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。あまり見るべきところが無かったと言えば、その通り何ですけど…(^^;。

● 当の野村HDは、前日比でマイナスだったものの、下落率は-0.48%。TOPIXが-1.94%だったことを考えると、かなりのアウトパフォーム。昨日終値の2080円に対して、寄付2000円のあと、一瞬だけ下値が入って安値は1998円、高値は後場の2095円で、終値は前日比10円安の2070円。つまり、今日のところは野村HDの発表を「好感」したことになります。「もうこれ以上ない」というメッセージで不透明感を払拭させようとするあたり、さすが野村というか、相場を良く知っている印象がありました。ご参考に野村HD(8604)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。寄付きが見事に安値になっているのをご覧頂ければと…。

野村ホールディングス(8604)日中足

● 一方で、問題は日本の銀行です。なるべく早く、しかも妙な残尿感の残らない数字を発表しないと、いつまで経ってもマーケットは疑心暗鬼になってしまいます。メガバンクの決算発表は11月下旬(MUFGが11月27日、みずほFGが11月20日頃、SMFGが11月19日予定、いずれもBloomberg)なので、そこまで何も発表がないまま1ヶ月も疑心暗鬼にお付き合いさせられるとなると、ちょっとやってられません。周回遅れで助かっているのか、周回遅れがゆえにババを掴んでいるのか…。メガバンク経営陣が、この辺をクリアにしてくれるかどうかに注目しています。

● さて、今日の相場が終わった時点でのチャートを見ると、TOPIXにしろ、日経平均にしろ、せっかくボリンジャーの+2σあたりで推移していたのに、今日の下落で下放れる雰囲気が出てきてしまいました。チャートだけを見ると、日経平均よりもTOPIXの方が「ヤバイ」雰囲気で、銀行株の売られ方が影響しているのがわかります。一目均衡表でも、TOPIXは再び雲の中。視界不透明というか、先行き不透明感を払拭できるような「何か」に期待するしかありません。東証マザーズなどのチャートは、まぁ、あまり見ないでおきましょう(^^;。ちょっと嫌な空気が漂っているのは仕方ないのですが、これは多くの方が意識していること。そこからどうチャートが形成されていくかという点で、この先、数日間は重要です。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億9278万株増の19億1471万株、売買代金は同3685億円増の2兆6285億円。まだ今一つの状態が続きます。東証1部値上がりはたったの146銘柄で、値下がりは圧倒的な1520銘柄。ただ、相場がそれなりに前日比で動いた割に日中値幅はそれほど大きくなく、日経平均の1日値幅は178.85円(前場154.33円、後場138.70円)でした。今朝のSQ値を計算すると、前日比91.49円安の17266.66円。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの売り越し(4230万株売り/2500万株買い)でした。

● サブプライムの件について書くとキリがないのですが、日本は比較的被害が少ないと見られているのは確か。でも、サブプライムから派生した商品が色々な形で世界中を巡っていることで、「どこにリスクがあるか分からない」状態にあるのも確かです。何度も証券化を繰り返していたりすると、もう「ミートホープ」状態です(^^;。中身が牛肉なのか豚肉なのか、はたまた得体の知れない物体なのか、外見をちょっと見ただけでは分からないってことです。

● 今回の件の皮肉は、銘柄をいっぱい集めた集合体にしてしまえば、リスク分散が効いて色々なボラティリティー(つまりリスク)が低下するという考え方。この考え方そのもののは間違っていないと思うんですが、8月のバリュー崩壊局面と同じで、皆が同じことをやると、どこかで「どかぁ~~ん」と来るんです。某銀行の方がおっしゃっていたのですが、「新BIS規制や何やで色々な制限が増えると、それをスルリと通り抜けるような商品が流行る」と。それがサブプライムから派生した色々な証券化商品だったとしたら(その可能性大)、それはそれで皮肉なことです。はぁ~~(^^:。

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