このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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2007年10月11日(木) .... 大幅反発、後場先物主導で一段高

 TOPIX : 1677.52 (+19.34, +1.17%)    日経平均 : 17458.98 (+281.09, +1.64%)    円ドル : 117.35  

● 今日は前後場で雰囲気の違う1日でした。前場は方向感が定まらない1日。底堅いと言えばそうだし、上値が重たいと言えばその通り。多少なりともワクワク感やドキドキ感を求めるのだったら、悲しいことに、今の日本株市場はニーズを満たしてくれないのはかなりハッキリしてしまっています(^^;。で、午前中は全体に「どんより」とした雰囲気で終了。

● ところが、後場寄付き後(強調!)に、日経平均先物に300~500枚単位の大口買い爆弾が機関銃のように炸裂。これで一気に「踏み上げ+イケイケドンドン」になってしまいました。現物は先物経由の裁定買いで一気にアレヨアレヨの上昇。相場解説として扱い易いのは、「ムーディーズが日本国債をA2→A1に格上げ」だったでしょうけど、このニュースが流れたのは12時05分。後場の先物は比較的スッと寄って、その後、12時41分頃から大口買い爆弾が断続的に炸裂して急上昇したので、直接的にムーディーズのJGB格上げを好感してというよりも、ムーディーズを「ネタ」にして、って感が強かった印象。後場寄付きで買い気配にならなかったし、JGB先物もムーディーズでは大きな動きはなく、逆に日経平均がビョンと上昇したのを見て売られていたぐらいでしたから…。

● もっとも、相場が急に動き出してしまうと、その動き出した理由を考えている暇なんてありません。トレーダーとしては「まず対応」が基本中の基本。今日も「何があったの?」と言いながらも、一緒になって買いに行かざるを得なかった、って感じでした(^^;。

● その後、日経平均先物への大口買い爆弾は12時50分過ぎにパタリと停止(^^;。そうなると、もともと大した上げ材料があった訳ではなかったこともあって、利食い売りが頭を抑える展開。ただ、ガタンとずっこけることはありませんでした。そして14時14分前後から再び日経平均先物に300~500枚単位の断続的な大口買い爆弾炸裂。何となく17500円が心理的な壁になった雰囲気はあったものの、断続的な大口買いが継続して入ったことで、目先筋の利食い売りを十分以上にこなして上伸。終わってみれば、特に日経平均はかなりの上昇幅でした。対TOPIXで50bps近くアウトパフォームしたところを見ても、先物主導だった様子が何となくうかがえます。

● 今日は日経平均先物(12月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。後場寄付き後の値動きと出来高をご覧頂ければ…。

● 一方、日経平均先物が相場を引っ張ったことで、裁定買いに敏感な日経平均採用値嵩株が跳びまくっていました(^^;。日経平均寄与度ランキング上位は、ファナック(6954)、ソフトバンク(9984)、ミツミ電機(6767)、NTTデータ(9613)、ガイシ(5333)。この5銘柄で日経平均を67.58円ほど押し上げていました。裁定買いで上昇する時は寄与する銘柄も分散されるので、それほど「ガツン」というインパクトは無いのですが、雰囲気を感じていただければと…。個別に日中足を見るとより鮮明ですが、いずれも後場寄付き後から急伸しています。

● 関連して、東証1部の売買代金分布も、今日は前場38.5%、後場61.5%と、かなり後場に偏った状態。後場になって動いたので当然と言えば当然かもしれませんが、かなり普段からすると歪みが大きいので、VWAPトレーダーの皆さんは苦労されたかもしれません(^^:。なお、日経平均の日中値幅は1日通しで334.22円と大きかったのですが、前場は僅かに76.73円どまり。後場は254.25円もあり、ここからも後場に相場が急変したことが分かります。

● それ以外の個別銘柄では、何と言っても…消費者金融セクター。昨日まであれだけ上昇していたと思ったら、今日は落とし穴に落ちて気絶状態(^^;。このセクターが一方通行になることで、リバーサルやらバリューの値がかなり歪んでしまい、システム運用系の方々にとっては、「TOPIX ex消費者金融」の姿が見え難くなり今日この頃です(^^;。銀行株にも似たり寄ったりの影響があるのですが、なんせ消費者金融は値動きが派手なので、1日違いが大違い。タイミングリスクも馬鹿になりません。消費者金融はアンダーウェイトにしているFM諸氏が多いでしょうから、これだけ上下されると心理的にも振られてしまうし、厄介なセクターです、ホンマ(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比3億8913万株も増加して20億8276万株、売買代金は同7448億円増の3兆0163億円と、久しぶりの3兆円乗せ。東証1部値上がりは1265銘柄、値下がりは362銘柄。売買単価は前日比で107.01円も上昇して1448.24円。これも裁定取引がかなり入ったことを示唆しています。今朝のSQ値を計算すると、前日比10.85円安の17167.04円。今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は売り越し(4810万株売り/3840万株買い)。これで4日連続売り越しです。

● 大引け後に開示された先物手口。もっと圧倒的なのがあるかと考えていたのですが、目立ったのは日経平均先物でカリヨンが差引 3011枚買い越し、UBSが差引 1842枚買い越し、CSが1989枚買い(売り手口非開示)。売りはBNPPが差引 2885枚売り越し、SGが差引 1294枚売り越し、大和SMBCが2402枚売り(買い手口非開示)程度。TOPIX先物では、LBが2207枚買い(売り非開示)、JPMが1787枚買い(同)、CSが1290枚買い(同)。売りはBNPPが差引 2927枚売り越し、GSが差引 1337枚売り越し、SGが差引 1109枚売り越しといったところ。万単位とは言わないまでも、もっと大きい手口があるかなと思っていたので、少し意外でした。明日は10月オプションのSQです。楽しみというか…(^^;。

● 雑談。某ベテラン市場筋氏のメールで、任天堂(7974)とグーグル(GOOG)の比較。日足のチャートを見ると似ているような…(^^;。日米どちらの銘柄も、市場屈指の値嵩株で、世界を相手の商売をしていて、サブプライムがどうのこうの関係なく上昇し続けている点は似ています。任天堂は7万円手前(本日終値は69,100円)、グーグルは600ドルを超えて700ドルを目指す展開。Bloombergでグーグルの日足チャートの通貨を日本円にしてびっくり。米ドルで見るよりも任天堂と似ているんです(^^;。そして円換算ではグーグルは既に7万円を突破して75,000円に近付いています(昨日終値換算で73,322円ほど)。もしお手元に通貨を変更してチャートを見れるソフトがあれば、ぜひお試しあれ!

● 任天堂とグーグルの日足(6ヶ月)を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance、Yahoo! Finance)。このグーグルのグラフは米ドル建てです。

任天堂(7974)
グーグル(GOOG)
コメント
この記事へのコメント
任天堂はバブル?
 
さぁ~~~(^^;。そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。それが事前に分かっていたらもっともっと楽に相場に立ち向かえるハズです。それが出来ないから、ある意味で相場は面白いのです。

2年ぐらい経過したら、答えは出ていると思います。でも現時点の投資戦略や投資判断には何の役にも立ちませんから…。
 
2007/10/13(土) 13:36 | URL | 虎年の獅子座 (管理人) #xjXSaZNA[ 編集]
任天堂ってバブルなんですか?
任天堂ってバブルなんですか?
2007/10/12(金) 13:02 | URL | ます #HfMzn2gY[ 編集]
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