このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1615.89 (-0.73, -0.05%)    日経平均 : 16845.96 (+60.27, +0.36%)    円ドル : 115.10  

● 今日から10月。相場として下半期入りではあるものの、以前ほど半期の区切りで相場が変化することはありません。今日は、IHI(7013)や富士電機HD(6504)のように、明確な悪材料でドカンと売られる銘柄が心理的に足を引っ張り、全体に盛り上がらない展開。朝方こそプラスでスタートしたものの、後場寄付き後にマイナス転落してしまい、ジリ貧模様で「手出し無用」の雰囲気が色濃いままでした。後場後半に妙に指数はスルスルと上昇し、日経平均は最終的にプラスで終了。ただ、東証1部値上がりは687銘柄、値下がりは912銘柄だったことなどを考えると、チョビ安の方が違和感が少ない1日でした。なお、寄付き直前に発表された日銀短観は全体に事前予想よりも良かったものの、直接的な影響は感じませんでした。

● 今日はTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別には、やはりIHIと富士電機HDでしょうか。両方ともストップ安売り気配で比例配分。前日比率で見ると、IHIが-22.16%、富士電機HDが-19.53%と、かなりエグイ下げでした。富士電機の方はともかくとして、IHIは業界全体に影響が波及し、三菱重工や川崎重工を含めてプラント関連は軒並み軟調。この時期にあの下方修正だったら仕方ないですネ。一方で、タイヤ関連が妙に底堅かったり、食品のところが底堅かったりはあったのですが、全体としては方向感が定まらない状況。消費者金融でも、武富士が+9.43%だった割には、それ以外の消費者金融はパッとしなかったし、基本的には個別の動きがあちこちで見受けられたってことでしょう。

● 昼休み中に 「UBS、クレジット市場の混乱で多額の損失計上」 とのFT記事の日本語訳が流れたことも、後場寄付き後に「また地雷?」の警戒感を強める要因になったようです。IHIや富士電機の件もあり、積極的に何かをするタイミングではない、とのムードが蔓延。それをよく理解出来るだけに「亀」になっていました(^^;。

● なお、UBSは日本時間大引後に上記の件を正式発表しています。主なヘッドラインは、 「スイスのUBS:7-9月は赤字、評価損で-1500人削減計画 」 「UBS、第3四半期決算で34億ドルの評価損計上へ 」、さらに 「序盤の欧州株が下落、UBSやクレディ・スイスの業績予想を嫌気」 あたりをどうぞ。9月末の翌日にこの手の発表が来るのですから、なかなか今月一杯は欧米での地雷に神経質になりそうです。ちなみに、邦銀の決算は主に11月になります。

● 記録。東証1部出来高は前週末比5587万株減の18億0595万株、売買代金は同2197億円減の2兆3007億円と、月替わりという言葉が白々しく聞こえてしまうレベル。東証1部の出来高上位には、三菱自動車、みらい建設、日立造船、長谷工などの低位株がかなり顔を出していたのにコレでしたから…。今朝のSQ値は、前日比12.13円安の16773.56円、日経平均の日中値幅は214.04円(前場126.74円、後場160.16円)でした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、再び売り越し(2910万株売り/2560万株買い)。それ以上に、先週中盤と比較すると、えらくフローが落ちた印象です。やっぱり先週の買い越しは、何か特殊事情があったのでしょうね。

● 指数系の業務連絡。その1。大引後にソニーフィナンシャルHD(8729)の公開価格が40万円に決まり、これで同株は東証1部への直接上場が正式決定(もっとも、「正式」待ちだっただけですけど(^^;)。東証HPの 「新規上場会社」のページ にて、「1部」と明記されるようになりましたので、ご確認を。上場予定日は10月11日で、TOPIXへの算入は「翌月末」なので11月30日(11月29日終値基準)となります。資金吸収額も大きいのですが、上場時発行済み株式数が2,175,000株の見込みなので、40万円を掛けると8700億円。FFWによってそれなりに目減りするでしょうけど、それでも、まぁまぁサイズの銘柄です。一応、為念。

● その2。今日は「1月、4月、7月、10月の第一営業日」なので、浮動株比率(FFW)の定期見直しが発表されています。東証HP内の 「浮動株比率」のページ にPDFファイルで掲載されています。予想されたことですが、今月は大量にあって、FFWの見直しは全部で700銘柄弱にも及んでいます。ピンからキリまでありそうですが、今日は時間が無かったので精査していませんけど、そのうちやります(ここに書くかどうかは分かりませんが…(^^;)。9月末と10月末変更予定のPDFが両方ともここに掲載されているので、この二つを比較すれば、色々なことが分かります。発行済み株式数から指数用株式数を計算して、その増減と日々の出来高を比較して…って感じです(^^;。「No Pain, No Gain」ですんで頑張りましょう!

● 雑談。証券界に限らず金融業界は昨日から始まった金融商品取引法(金商法)で大騒ぎ(^^;。当然ながら、当初はコンサバ側でスタートするというのが各社の方針のようで、レポート類のディスクレーマーも一段と長くなっている印象です…(^^;。金商法ではプロ/アマ区別があるのですが、例えば社員としてはプロの機関投資家の方も、自宅メールアドレスへ送れば「アマ」になるの?この辺はまだまだ不透明だったりします。

● もうちょっと脱線。短縮形の「金商法」という言い方も、知らない業界外の方々が聞けば、「金の悪徳取引商法」みたいな印象を持つかもしれません(^^;。業界人は「きんしょう・ほう」と読むでしょうけど、「きん・しょうほう」と読んでしまえば、何となく「原野商法」なんかと似通った響きがあるような、無いような…(^^;。もちろん、そういう胡散臭いのとは違う、とはっきりさせるのは、金融業界の皆さん(含自分)の努力次第。お互いに頑張りましょう!

コメント
この記事へのコメント
きんしょうほう
金商法、私も新聞の見出しで「また変なナントカ商法が出てきたな」と思いました。
自宅に次々と約款読替のパンフが届いています。
ゆうちょ銀行へ年金の支払いに行ってきましたが、職員さん、新型端末機の操作にすこし手間取ってました。
2007/10/01(月) 21:51 | URL | て@京都人 #mQop/nM.[ 編集]
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