このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

--年--月--日(--) .... スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Myカテゴリ一 : スポンサー広告 | Page Top↑ ブログパーツ
 TOPIX : 1615.15 (+39.13, +2.48%)    日経平均 : 16832.22 (+396.48, +2.41%)    円ドル : 115.55  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向を見て「えっ?!」状態(^^;。突然の大幅買い越し(6520万株売り/9710万株買い)で、市場筋によると株数ベースだけではなく、金額ベースでも大幅な買い越しだったとのこと。なんでも、2005年10月5日以来の数字だそうで、NY株高やシカゴ日経平均先物の堅調さも合わせて、朝から当然のように買い先行の展開。ただし、今日はそれだけでは終わりませんでした。ジリジリと上昇を続けた相場は、後場から一段高。ただ、何となく違和感というか既視感というか、不思議な印象を受けた1日だったのも事実でした。

● 今日も記録として日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 相場を一見すると、マザーズ市場を初めとして中小型株の好パフォーマンスが目立ったのは昨日と似通っていたのですが、違いは昨日はTOPIXや日経平均は小動きだったのに、今日はこれらの指数も大幅高となったこと。取り立てて大きな材料が存在しないなかでの大きな相場の動き、と言う点では、どうしても8月第2~3週を連想してしまいました。実際にお話ししたFM諸氏からも、「想い出したくないことを想い出した」といった声がかなりあったので、皆さん、同じようなことを感じていたのだと推察します。

● 昨日そして今日の急激な小型株上昇について、市場筋の間では年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の「小型株投資開始の設定買い」との見方が出ていました。昨日の相場状況(如何にも突然来た)を考慮するだけでも、何らかのまとまったバスケット的な商いがあったことは想像できます。別にGPIFではなくて、どこかの外国人投資家だったとしてもおかしくないのですが、もし外国人投資家と考えると、新規設定ではなくアンワインドの可能性が高くなってしまい、「将来に繋がる話」ではなくなってしまいます(^^;。なので、GPIFという「公的資金」に登場して頂くと、とても将来に期待できる話が出来上がるということ(^^;。GPIFが何かを言ったというよりも、この辺から落ち着くところとしてGPIFの名前が挙がって来たのではないか、と勝手に推測しています。

● もう少し真面目に考えると、確かにGPIFは前々から1000億円程度を小型株に投資する意向を表明していたし、今年春には、そのための運用機関の公募も行っていました。GPIFのHPでは、新着情報のなかの こちら こちら に応募要綱などが掲載されています。ただ、その後、運用機関が決まったとは聞いていないし、決定したとはGPIFのHPには発表されていないのです。通常、運用機関を決めずにやる、ってことはないでしょうから、残念ながらこのストーリーには若干の無理があるかなと…。

● 個人的には、この2日間の動きは、ロング/ショート系ヘッジファンドのアンワインド(ポジション決済の取引)が入っているため、と考えています。中小型株の上昇もそうですが、皆に嫌がられていた(ショートされていた可能性が高い)消費者金融や証券株、さらに銀行株のぶっ飛びを見ていると、ちょっと8月第2週を想い出させてしまいます。ただ内容には少し違いがあるのも確か。8月は一方的にバリューが崩落したのが大きな特徴でした。今回もバリューがかなり弱いものの、あの時ほどの崩落ではない印象。また、この2日間は前回以上に短期リバーサルがギンギンに効いているのも特徴です。その程度は、8月と同様に 3σをブッちぎる動き(リスクモデルにもよるけど、5σ程度は行った)で、また「統計学的異常値」の世界に陥っています。

● ファンド新規設定の際に、ここまで無理な売買することは考え難いので、「後は野となれ山となれ」のアンワインドと想像するわけです。「お化粧」の可能性はもちろん否定しませんが、他人がやってくれるのは邪魔しないとしても、自分の資金を使ってどこまでやるか、というのはいつものジレンマ(^^;。他人のために使うお金をふんだんに持っている投資家なんて、今はそれほど多くないでしょうから…(^^;。今日のような動きが明日も続く可能性はあるものの、月末・期末を越えた来週はどうなるか分かりません。チャート的にも、そろそろボリンジャーの 2σ ですしネ。ただ、究極的な答えは永遠に分からないままでしょうから、ここに書いているのも、全く的外れの単なる想像ストーリーかも知れません(^^;。為念。

● 記録。東証1部出来高は前日比3億3025万株も増加して20億8018万株と、ようやく20億株台乗せ。売買代金は同6104億円増の2兆8995億円でした。東証1部値上がりは1510銘柄に達し(値下がりは169銘柄)て「全面高」商状。日経平均の日中値幅も317.00円(前場144.77円、後場159.53円)とかなり広がり、しかも前場値幅+後場値幅≒日中値幅と、あまり重ならずに右肩上がりになったことが分かります。上記の日中足をご覧頂ければ、それが一目瞭然です。また、今朝のSQ値を計算すると、前日比183.40円高の16619.14円でした。

● さて、明日終値が日経平均銘柄入替えの基準値です。あまり大騒動にはならないでしょうけど、一応、頭の片隅に入れておいて下さい。当該銘柄については、大引け前15分ほどは、それなりに商いが盛り上がるハズ。VWAPトレーダーの方々は、当該銘柄をやっていると、非常に苦労すると思います。当該銘柄が何かって?それは、ちゃんと大元で確かめておきましょう。日経平均プロフィール内の こちら です。もっとも、今頃これをクリックしているようだと遅いんですけどネ(^^;。

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する (管理者承認後に公開されます。広告や投資推奨などは不可です。よろしく!)
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://torashishiza.blog55.fc2.com/tb.php/466-213cd6be
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。