このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1626.46 (+13.50, +0.84%)    日経平均 : 15901.16 (+237.82, +1.52%)    円ドル : 117.00  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、若干の買い越し(3400万株売り/3800万株買い)。先週末にインテル(INTC)が売上高予想を下方修正したことで、ちょっと心配はあったものの、懸念というほどの動きではありませんでした。ただ、マーケット全体を見渡せば、全般に「やる気無し夫君状態」(某ベテラン証券マンいわく)って感じ(^^;だったのは確か。その薄商いのなかを、最後の30分間で指数はスルスルと上昇。何があったのかは定かではありませんが、何となく実感が伴わない上昇だった印象も否定できずに終了。

● 東証1部出来高は15億6509万株と前週末比で1億6615万株減。売買代金は2兆2211億円で同292億円増と、ほぼチャラ。それほど出来高が落ち込んだということではないにしろ、日経平均の上昇度合いからすると「???」な面もありました。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別には、注目は週末にメディアに流れた「ソフトバンクのボーダフォン日本法人買収」。ソフトバンクは朝方は買い気配で始まり、高いことは高かったものの、やや気迷い気分も感じる展開でもありました。マーケットに参入するための大きな武器を得たのは事実でしょうが、市場関係者としては、「どうやってファイナンスするん?」というのも大きなクエスチョンマーク。ヤフーのブランドとノウハウを使えばってのも分かるだけに、期待と心配が交錯していた印象がありました。KDDIやドコモは素直に売られていましたけど、そりゃあ、ボーダフォンよりはソフトバンクの方が手強いでしょうし・・・(^^;。いずれにしろ、正式発表を待つことになります。後日に思い出す為に(^^;、ソフトバンクの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

ソフトバンク(9984)日中足

● しかし、ソフトバンクの件で驚いていてはいけないんですね(^^;。今朝飛び込んできたニュースは、米AT&Tがベルサウス買収で合意、とのニュース。前々から、ある程度は観測記事も流れていたので完全なサプライズではないのですが、実際に合意するところが凄い(^^;。さらに、邦貨換算で約7兆8000億円強(67 bil USD)という金額も恐ろしい!もちろん、現金ではなく株式交換方式での支払いになるものの、これじゃあ、上記ソフトバンクの「2兆円」も霞んでしまいます(^^;。

● 一方、ソフトバンクが2兆円を用意できるとなると、何となくビビる企業も出てくるでしょうね。昨日終値時点での時価総額(TOPIXウェイトではなく、フルの時価総額)で見ると、現在の日本株式市場では44銘柄が時価総額2兆円以上。T&Dがそのギリギリ2兆円で、コマツはほんの少し割れる状況。1兆円とすると、111銘柄が該当し、ヤマトホールディングスがギリギリ1兆円で、大阪ガスはギリギリ割れる状況。それ以外はある意味では"標的"になり得るのです。もちろん、数字のお遊びはその通りですが、ソフトバンク(時価総額は3兆8000億円程度、第22位)が1兆円単位の資金が用意できるとなると・・・です。一応、頭に入れておきましょう。

● 指数ヲタク系としては、ソフトバンクが東証33業種で「卸売業」から「情報通信業」へと変更になるのは、この件がDONEすれば、ほぼ確定ですね。実は、この話はこのM&Aが発生する以前からあったネタで、既にかなりの方々は、セグメント的にも「卸売」の色彩はかなり薄くなっていたことを意識していたと思います。インパクトなどについては、もっと詳細が分かるまで何ともしようがないので、これも基本的には「待ち」になります(^^;。なお、業種変更の手順などについては、証券コード協議会のHP(http://www2.tse.or.jp/sicc/)からどうぞ。具体的な業種変更については、http://www2.tse.or.jp/sicc/category/ct_bm.html からです。

● 雑談。配当利回りを意識する時期になっているのですが、一般的な配当利回りランキングを見ると、決算期が考慮されていないモノがかなりあります。例えば、REITなんかは3月決算ではありません。東燃ゼネ石(5012)の配当利回りが高いのは皆が知っているのですが、これは12月決算銘柄(^^;。今慌てて買っても「期間利回り」的なメリットはないのです(もちろん、長期保有を前提とすれば筋は通る)。さらに細かく見れば、中間配当を実施したのかどうか(半年分の配当なのか、丸々1年分の配当が期末に出るのか)なども、この時期に投資するのであったら考慮すべきなんです。簡単に数字に飛びつかないで、ちゃんと宿題をやっておきましょうね!「No Pain, No Gain」です(^^;。

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