このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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2006年02月27日(月) .... 堅調、浮動株移行の影響も…

 TOPIX : 1656.82 (+9.08, +0.55%)    日経平均 : 16192.95 (+91.04, +0.57%)    円ドル : 116.15  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き買い越し(3900万株売り/4740万株買い)。朝方は諸々の追い風に乗ってスコーンと上昇したものの、買い一巡後は、全体に伸び悩み感が残る展開になってしまいました。現物の20日移動平均線がTOPIXで1655ポイント近辺、日経平均で16200円近辺、25日線もほぼ同水準で、結果的に、この辺から上がやや重たくなる水準との印象を残してしまったかもしれません。

● 今日はTOPIX第2回浮動株移行の基準日(大引け)。今回は、事前にあまりマーケットで話題にならないことが「話題」になったほど(^^;。ただ、その分だけ、先回り組がどの程度の規模になっているかが読みづらく、「やってみなければ分からない」状態で今日を迎えました。

● 理論的には、大型株の浮動株比率が高い銘柄が買われて、一般的な中小型株は浮動株比率が低いので、こちらが売られるはず。前回は先回り組が多過ぎて、逆に出てしまいました。ところが、今回は理論通りに中小型株が最後に幅広く売られてスコンと下落。その一方で、大型株は堅調(除くドコモ、日産など)。このせいもあって、東証1部では値下がり銘柄数の方が多い状態でした。また、後場にマザーズやJASDAQがずっこけたのは、直接的な浮動株移行の影響ではなく、いわば連れ安状態(^^;。一部に例外はあったものの、後場は浮動株ファクターがかなり効く状態となり、結果的に、素直に反応が出て終了となりました。毎分の東証1部売買代金分布を見ると、今日は最後の方にかなり偏りが発生しており、大引けのワンティックでは、全日売買代金の7.7%ほどが取引されました。朝の寄付きが4.0%だったので、かなり大引けに売買が集中したことが分かります。

● 細かく見ても、最後のワンティックでのCore30とSmallの動きは、非常に対照的(^^;でした。Core30がピョコンと上昇した一方、Smallはドカンと下落。一方、そのおかげかどうか、現物大引後に先物がかなり売られていました。もう少し数字で書くと、午後2時を基準点にすると、Core30は0.2525%の上昇、Smallは0.5031%の下落でした。同じやり方でLarge70は0.2850%の上昇、Mid400は0.2526%の下落。一番パフォーマンスが良かったのがLarge70で、悪かったのはSmallで、80bps近くも差が付きました(^^;。これだけ素直な反応が出るとは、ちょっと意外だったかも。なお、第3回目(最後)のTOPIX浮動株基準移行は6月末実施です。

● 日中足を掲載しようかと思ったのですが、Yahoo! Financeでは見付からないので、東証のHPをご覧下さい。Core30が、http://www.tse.or.jp/REALIDX/def38.html で、Smallが http://www.tse.or.jp/REALIDX/def43.html です。ただし、本日限りです(明日になれば、明日のグラフで更新されてしまいます(^^;)。

● これで、指数系イベントの一つが終了。明日大引けではMSCIリバランスがあり、SUMCOが新規追加となりますが、これはほぼ100%周知済みと思います。MSCIにはSUMCOが追加になる他にも、何かと細かな調整があります。これは、FIF変更及び指数算出用株式数の変更で計50銘柄に及びます。ただし、詳細な内容は著作権の絡みもあるし、妙にエキサイトする方が出てきても困るので、ここには書きません(^^;。でも、何やかんやの合計で日本株ウェイトは若干の上昇となり、日本株市場には計算上で、相当程度の資金流入が予想されています(これも、ここでは具体的金額は書きません(^^;)。もちろん、全てが明日の大引けで入ってくるワケはないし、今回のMSCIで「買わない」ことにより日本株のウェイトを引き下げることも可能で、実際にそうする向きもあると考えられます。さらに、ある程度の先回りはあるでしょうから、買いが入るとしても、相場が上がるかどうかは別問題です。まぁ、明日の大引けも、気を抜かずに行きましょう(^^;。

● 話題変更。今日から新装開店した大証の新システム。全く問題もなくスムーズに動き、約定もかなりの速さに進歩。これまでの「遅延」との落差を感じるのか、市場筋の反応も良くて、「サクサク」、「めちゃ速い」などの声ばかり。引け約定が速くなったのは、「感動的」なんて声までありました(^^;。

● 社内の某プロップトレーダーは、日常的に色々な取引所の反応時間を計測しているのですが、彼によると、今日は大証が「SGXの3倍ほど速く、ほぼ欧州の先物市場と同水準。これで、一番遅いのは東証先物になった(^^;」と。市場筋の間で毎日飛び交っていた「遅延警告メール」の嵐は、完全に姿を消しました(^^;。ただ、大証さんに認識しておいて欲しいのは、これが「本来の姿」だってこと。遅延警告メールが市場筋の間で飛び交うこと自体が「異常事態」だったのです。朝方、大証(8697)は一時ストップ高(^^;までつけてましたが、その辺をよろしゅう頼んまっせ!あとは、東証ですね。色々な不安を抱えたまま3月SQに突入して行くことになります。

● ところで、大証が新システムに移行したことで、「板」が上下8本開示になりました。正直言って、情報端末を見るのと取引所端末を見るのとでは、情報格差はほとんどなくなった感じがあります。もちろん、細かいところでは差があるのですが、かつて取引所会員証券としての特権だった「板」情報も、いまやパブリック・インフォメーションになってしまったのですね(^^;。いまさらながらに、会員権を保有し続ける利点と、逆に会員権を保有するから発生するコストは、以前だったら考えられないほど、その差が縮小しているのは事実です。

● 別の角度からみると、取引所端末を経由してバイカイを見ると、本当に「見る」だけですが、情報端末経由だとExcelなどに取り込めるので、かなり違った使い方も可能になります。データが電子的に充実することにより、トレーディングシステムで「Market Depth」などが計測・推測しやすくなり、取引インパクトを推計する精度向上にも使えることになります。実際には、そんなに遠い上値や下値を知ってどうする、という現実的な面はあるんでしょうが(^^;、アルゴリズム・トレーディングなどの現場では、開発競争がますます激しくなりそうです。

● 今日も長いなぁ~(^^;。スンマセン。

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