このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1751.12 (+10.04, +0.58%)    日経平均 : 17932.27 (+82.99, +0.46%)    円ドル : 123.05  

● 相場のリズム的にも外部環境的にも今日は堅調になるべき1日。ただ、寄付前に発表された5月鉱工業生産速報が-0.4%と、事前コンセンサスの+0.9%(Bloomberg)や+0.8%(ロイター)を大きく外す結果で、生産動向の判断が「横ばい傾向」へ下方修正されたことも加わって、「しゃぁないなぁ~」と頭を抑えられてしまった格好。ただ、それなりに買いも入っていたので、下がる感じではありませんでした。結果的に、今日も慣れ親しんだ小動き相場(^^;。そんなことに慣れても仕方ないのですが、日経平均の日中値幅はわずかに66.85円どまり。前場が66.85円、後場は54.27円。さすがの先物トレーダー連中も、手持ち無沙汰だったことと推察します。なお、直近の小動き記録は6月14日の59.72円だったので、今日はまだマシでした(^^;。

● 今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別に物色動向がどうのこうのは相場解説記事にお任せするとして、ちょっと目に付いたのは、指数の上昇度合い以上に、東証1部値上がり銘柄が1425銘柄(値下がりは230銘柄)と多かったこと。これだけを見ると、枕詞は「全面高」になるのですけど、相場を見ていた印象では、「"全面高"って感じではないなぁ~」との感じ。大引けで小型株に買いバスケットが入っていたようなので、余計にこの印象が強まったのかもしれませんが、これが何を意味するか(何も意味しないか)は難しいところです。バスケットの影響もあって、今日はサイズがかなり小型側に振れて終わっているのですが、明日、単にこの修正が入るのか、それともトレンドとしてサイズが下がる方向に行くのかは、注意して見ておきたいところです。

● 話題変更。一歩下がって相場を見てみましょう。昔も今も変わらないと思うのですが、相場は何よりも「不透明感」を嫌がります。一番マシな嫌がり方は「見送り」。悪い嫌がり方は「ポジション解消」で、多くの場合、これは売りを意味します(買いの向きが圧倒的に多いので…)。現状を考えると、まだ嫌がり方はマシな方で、ドカンと売られる雰囲気は現時点ではあまり強くありません。ただ気をつけておくべきことは、不透明感が強い時の相場は、どうしても「横並び」になりがだってこと。NY株が大幅安したり、為替が急に円高になったりすると、「羊の群れ」が一斉に同方向に向かって走り出す可能性はあります。そうなれば、ちょっとしたスパイラル的な値動きになってしまうのです。

● この不透明感の解消には、何かのイベントがきっかけになって発生することもあれば、何となくジワジワと解消することもあります。イベント的なパターンの典型例は、あの小泉郵政解散。あの瞬間は下がりかけたものの、そこから長期に渡る上昇相場の転機になったのですから、あれは大きなイベントでした。ファンダメンタル的に理屈が通らない、とおっしゃる方々もいるでしょうけど、要はきっかけ。背中を押してくれるイベントがあって皆が動き出せば、相場も動くのです。相場が動き出せば、理屈が通るかどうかの議論をしている場合ではありませんから…(^^;。この辺を誤解している方が意外に多いんですよねぇ。一方のジワジワ型は、何か特定できるというよりも、例えば業績とか景気とかの好転から来る場合が多いです。

● いずれにしろ、これらの局面で一番難しいのは、そのタイミングを事前に察知すること。そもそも、私は事前に察知することは不可能だと考える一人で、参加者として、何かが起こった時に変化に敏速に対応する気持ちと体勢を持っておく、と心掛けるようにしています。そして素早く動くためには、身軽でないと駄目です。損失処理に手間を取られていると、次の展開に乗るなんて出来るわけがありません。だから余計に、今は見送り・模様眺めになってしまいます(^^;。正直、証券マンとしては、しんどい相場展開だったりします…(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億5808万株も減少して16億1201万株、売買代金は同3062億円減の2兆3816億円でした。手元の数字では、出来高は5月28日に記録した15億6871万株以来、約1ヶ月ぶりの低水準。売買代金だと、その1日前、5月25日の2兆2400億円以来の低水準でした。今朝のSQ値を計算すると、前日比71.22円高の17920.50円。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、6日連続での売り越し(4290万株売り/3060万株買い)でしたが、市場筋によると金額はほぼチャラだったとのこと。まだ全体にフローは多くないですネ。

● 業務連絡。予想通り、本日大引後に、オリエントコーポレーション(8585)の指定替え(東証2部への降格)が発表されました。8月1日付けでの実施です。東証のリリースは、「債務超過に係る市場第二部銘柄への指定替え -(株)オリエントコーポレーション-」 をご参照下さい。また、「債務超過の猶予期間入り-(株)オリエントコーポレーション、(株)シーフォーテクノロジー-」 との関連リリースも出ています。さらに、いつも通り 「一部指定・市場変更・指定替え会社一覧」 にも掲載されていますので、それぞれご確認を。

● 一方、オリコ側からもリリースが出ていて、「本日の当社普通株式に係る東京証券取引所ならびに大阪証券取引所のニュースリリースについて」 です。このなかで、「市場第一部への早期復帰を目指して」と決意を述べているので、再度東証1部昇格を目指す可能性は大きいと考えています。ただし、2007年3月末時点の有価証券報告書は使えない(そもそもこれが債務超過だったから降格した)ので、最速でも来年2008年3月末の有価証券報告書で審査になります。つまり、約1年先の話となります。為念。

● これで指数ベンチマーク系(ETF、パッシブファンドなど)は売ることになるのでしょうけど、この件は3月からずっと分かっていた話なので、慌てる向きはないと思います。アクティブ系はずっと前に処理済みでしょうし…。TOPIX算出要綱(http://www.tse.or.jp/market/topix/float/yoryo.pdf)のP.14に明記されているように、東証2部への指定替え(降格)の場合、TOPIXから除外されるのはその指定替え日(基準値はその前日終値)。つまり、今回だと7月31日の終値を基準にして、翌8月1日から除外となります。

● そうそう、指数ヲタク系の話をもう一つ。今日はTOPIX月末修正の基準日でした。みずほFG(8411)のウェイトがかなり減るのは分かっていたのですが、商いがある銘柄なので、そんなにインパクトないかな…と考えていたら、それなりにありました(^^;。ご参考に、みずほFGの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。最後のティックでかなり出来高を伴ってスコンと下落している様子をご覧頂ければ…。

みずほFG(8411)日中足
コメント
この記事へのコメント
売りの悪材料によって下げ相場開始もあるわけですよね、、、
2007/06/28(木) 20:46 | URL | 逆に #-[ 編集]
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