このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1783.72 (+3.23, +0.18%)    日経平均 : 18211.68 (+48.07, +0.26%)    円ドル : 123.20  

● それなりに堅調な足取りが継続していたものの、ここ数日同様に、今一つ乗り切れない印象が残った1日。もっとも、ジリジリながらも上昇を続ける相場は、それなりに評価すべきなんでしょうし、円安傾向以外に特に目立った買い材料が無いなかでのジリ高は、ある意味では「ワケ分からん」上昇。こういう「ワケ分からん」上昇は、私の経験からしても、一番注意すべきところ。ただ、そうは言っても少なくとも指数的には、「何か盛り上がらんなぁ~(^^;」は否定できませんでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。ちょっと「行って来い」っぽいですけど…(^^;。

● 個別には、例えば三菱重工の大商い&大幅高など、見るべきところが多々あり。TOPIX Core30では、キヤノンと任天堂が52週高値を更新し、Large70ではTDK、三菱重工、コマツ、住金、ファナック、京セラが同じく52週高値を更新。Mid400でもオリンパス、SUMCO、シマノ、イビデン、島津、マキタなど23銘柄が同高値更新。日本的な年初来高値/安値とは数字の取り方が違うのですが(QUICKが手元にないので分からない(^^;)、それでも雰囲気がお分かり頂けるかと。ただ、何となく感情移入し難かったのは、バリューが今一つ、グロースは堅調ながらリバーサルが逆噴射といった具合に、何となく取り合わせが悪かった印象があったから。どうも「鉄まみれ(含非鉄)」相場に慣れてしまったのか、商社も含めて、この辺の銘柄が動かないと盛り上がらないクセが付いてしまったのかもしれません。これは気をつけておかないと…(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億4498万株増の21億9396万株、売買代金は同3127億円増の2兆8213億円。東証1部値上がりは820銘柄、値下がりは743銘柄。今朝のSQ値は前日比18.63円高の18182.24円で、結果的には終値とそう変わらない水準でした。ザラ場中は「久しぶりに離れるかな?」とも感じたのですが…。なお、今日1日の日経平均値幅は155.05円と久しぶりに100円超(^^;。前場は112.39円、後場は85.32円でした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、4日連続での買い越し(3010万株売り/3270万株買い)でした。

● 業務連絡。今日は20日なのでTOPIX月末修正が一斉に所報掲載されています。今月はあまり大きなのはありませんが、一つだけ自社株消却で結構ウェイトが減る銘柄があります。ただし、かなり大きな銘柄なのでインパクトは殆どないと考えています。なお、先月も書いたのですが、東証HPがリニューアルされてから場所が変更になり、ちょっと分かり難いところに「隠れて」います(^^;。「HOME>上場会社情報>月末上場株式数>本年分」という場所で、URLでは、http://www.tse.or.jp/listing/companies/monthly.html です。今月分のPDFファイルへの直接リンクはこちらです。

● 話題変更。昨晩、「骨太の方針」が閣議決定されたのですが、ぱっと感じたのは、「なんや、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)やな…(^^;」と。まぁ、全体の話はそれとして、アジアに負けない金融センターを目指すというのが政府方針としてあったハズですが、それも年金問題に隠れてしまった格好で見えなくなってしまいました。「このままじゃあ、あかんでぇ」と感じていらっしゃる方々もあるでしょうが、声が届いていないのですかね…。

● 相当前になるのですが、日経夕刊のコラムでJPモルガン証券の方が「ヘッジファンドと共存する道を探れ」とのコラム記事を書かれていたのですが(切り抜きだけ手元にあるので、正確な日付不明(^^;)、本当におっしゃる通りの話ばかり。ヘッジファンドも最近では日本人の資金を日本人FMが運用するファンドが増えているものの、そのファンドの運用拠点は海外が圧倒的。元々、ファンドの国籍はケイマンなどのタックスヘイブンが多いのですが、運用拠点も海外(主にシンガポールや香港)が非常に多くなっています。日本人がわざわざ日本を離れて海外居住にしないとファンドの運営が事実上不可能、というのもまったく不合理な話。主に税制面などでリスクが大きいってことで、これは調べれば調べるほど「なんじゃ、こりゃ?」って印象になります。

● 運用だけではなく、ファンドに付随する色々な業務(プライムブローカー、アドミニ、監査)なども、当然、これらのファンドの近くに存在するので、香港やシンガポールがアジアの拠点。東京では「連絡事務所」的な機能になってしまい、これも寂しいやら情けない話。少し前に、日本橋から兜町にかけての地区を国際金融センターとして設定し国内外の有力金融機関の集積地にする、とのニュースがありましたが、ビルやマンションを建てるだけでビジネスが集まるってことはないのです。現時点では税制がかなり大きなネックになっていると思うけど、税制だけでなく、「後日、日を遡って適用」みたいなことを止めたうえで、色々な法整備・制度整備をしないと、この手の話は難しいです。そして、素早く出来ないと「Japan Passing」は続いてしまう可能性が高いんです。えらく堅い話になってしまいましたが、個人としてはかなり心配しています。

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