このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1572.11 (-33.22, -2.07%)    日経平均 : 15437.93 (-275.52, -1.75%)    円ドル : 118.15  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、9営業日連続の売り越し(3320万株売り/2760万株買い)。相場として、今日は大きな売り材料は無かったと思うのですが、初っ端から売り先行。市場筋の間でも、「売り材料あったっけ?」といったなメールが飛び交っていましたが(^^;、日経平均で300円超も下落するほどの材料は無かったはず。でも下がったのは事実です。特に材料が無いのに、意外に値動きが大きくなったときは、ちょっと注意が必要なのは、経験則から感じた方々は多かったはず。ただ、今日も中小型株が厳しい状態だったので、材料を考えるよりも、損切りを考えなくてはいけない向きが多かった可能性は考えられます。ここで、落ちてくるナイフを素手で掴むかどうかは、本人の技量と度胸次第です(^^;。

● それでも、朝方はまだ「大幅安」という空気ではなかったのです。特に、昼休み前にスルスルと上昇したことに加え、例の"30分間"では先物が前場高値を越えて堅調に推移し、「おっ、昼バスは買い越しかぁ?」というムード。ところが、現物後場寄付に近付くと、意外に伸びない雰囲気となり、先物は反転下落。後場SQを計算すると、前場終値比-3.67円と、久しぶりに昼休みのギャップがほとんどない状況でした。この点だけを見ると、「普段のペース」だったってことになります。もちろん、先物が昼休みに勝手に上昇して、その後勝手に失望していたので、それは"波乱"と言えばそうだったのかもしれませんけど・・・(^^;。

● 後場は見事な右肩下がり。何がはっきりとした原因だったかをピンポイントするのは難しいにしても、下げ止まらない中小型株、新興市場が嫌気されたムードはプンプンしていました。某リテール系証券の市場筋は、「早くから参加して儲かっている個人投資家は確定申告で忙しいし、納税資金作りの換金売りもバカにならない。出遅れて年末あたりから参加した個人投資家は、いまや損だらけで追証やら損切りやらに追われて、銘柄選定どころの騒ぎではない」と自嘲気味に話していましたが、確かにそうかもしれません(^^;。今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 以前にも少し書いたと思いますが、国内株式がウェイトオーバーになっているであろう年金資金を運用する国内機関投資家にとっては、「どこで売るか」をず~~っと考えていたと思います(売り買いの選択肢ではなく、いつどこで売るか、という選択肢)。相場上昇に応じて、少しずつ売り上がってはいたでしょうが、一方で、「早売りはしたくない」という気持ちもあったはず。それが、最近の頭打ち→下落開始、というパターンを受けて、「おっ、ヤバイ。今のうちに売っとかんと・・・」という風に一気に変化したのは、簡単に想像できます。これは材料に誘発されたのではなく、値動きそのものが売り手を刺激するというか、売り手を押し出してしまった結果です。また、それが分かるだけに、買い手がいたとしても「ゆっくり行こか・・・」となってしまうのも当然。相場は、いつかどこかで反転するのですが、今のところ、やっぱり落ちてきているナイフを素手で掴むのは、勇気が出ないっす(^^;。

● 結局、TOPIXも日経平均も安値圏での引け。Core30やLarge70は対TOPIXでかなり勝ったものの(+36bps、+74bps)、Mid400は-37bpsの負け、Smallは-138bps負けと引き続き悲惨。もっとも、東証2部は対TOPIXで-346bps、東証マザーズは-622bpsと、ベーシスポイントで言う方が分かりにくい状況(^^;でした。皆さんも良くご存知の通り、今日だけではなくて、TOPIXや日経平均は、新興市場の下げとは比較にならないほど「下がっていない」のです。具体的に数字でみると、ライブドアショックの前日、1月13日終値を基準値とすると、主要指数の本日終値水準は以下の通り。

1月13日終値を100とすると・・・
TOPIX93.48日経平均93.82
TPX Core3097.61東証2部指数83.16
TPX Large7093.71JASDAQ指数77.84
TPX Mid40091.61J-Stock指数76.09
TPX Small87.65東証マザーズ54.99
計算はBloomberg Professional

● 日経平均以外は、全て時価総額加重平均型の指数なので、それなりの比較ができるハズです。TOPIXと日経平均の差はそれほど大きくないのですが、目立つのはCore30のアウトパフォームぶりと、東証マザーズの崩落度合い。もちろん、マザーズはライブドア株などが直接的に影響を与えている面を割り引いて考える必要があるとしても、個人投資家や中小型株中心に投資していた向きの「痛み」は、ある程度、想像できると思います。笑えない笑い話ですが、今日、ヘラクレスで値上がり率上位ランキングが空欄だったので、一瞬、「???」。要するに、値上がりした銘柄が無かった・・・ってことネ(^^;。

● 一方で、ベンチマーク運用担当者の立場からすると、サイズが大型に振れていることや、バリューがソコソコ効いていることは、結果的にかなりフレンドリーな環境にあると想像します。比較的安心して相場を見てられるかなってところでしょうか。例年、なぜか2月はあまりバリューの効きが良くないという経験則があったのですが、今年は少し色合いが違う感じです。もっとも、何事も始まりと終わりがあるし、いずれどこかで中小型株の反発があるでしょう。その時に慌てないようには、きちんと考えておきたいものです。そして、それまでは、この相場をエンジョイできる余裕を持ちたいです(^o^)。

● 業務連絡。恒例のTOPIX月末修正と東証1部昇格銘柄発表。実は、昇格銘柄はかなり数がある(22銘柄)ので、各自で東証HPの http://www.tse.or.jp/listing/1section/1sec.html をご参照ください。1部指定は3月1日からですが、例によってTOPIX算入はその1ヵ月後です。また、TOPIX月末修正は、例月通り、「新株予約権の行使等に伴う上場株式数等の変更」という資料が公表されています。URLは、http://www.tse.or.jp/news/200602/060220_a.html です。この資料を読み取るのには、慣れとコツが必要ですが、いつも通り、「No pain, No gain」で頑張りましょう(^o^)。あまり大きなサプライズはありませんし、やっぱり月末のTOPIX第2回浮動株化の方が重要ですかね?!?

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