このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1624.28 (-10.96, -0.67%)    日経平均 : 15932.83 (-252.04, -1.56%)    円ドル : 117.70  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き売り越し(3380万株売り/2750万株買い)。ただ、NY株式は大幅高だったし、今日設定の大和投信のバリューファンド設定額が1000億円近くに膨らんだこともあって、朝方は堅調に推移。ただ、昼休みの立会外バスケットが「かなりの売り越し」との観測が広がり、例の"時差30分間"に先物がスコンと下落。これで、後場寄付段階での現物市場のトーンも決まってしまった感がありました。ただ、考えておく必要があるのは、この"時差30分間"について、日経などに大きく掲載されるようになってきたら、相場的には「そろそろ・・・」ってこと(^^;。まだ注意は必要でしょうけどネ。ちなみに、今日の後場SQを計算すると、前場終値比で75.89円安と、100円までは行かなかったものの、まだ、ソコソコのギャップはありました。

● 後場に入ってから、日経平均はマイナスになったものの、その時点ではTOPIXはプラス。昨日、日経平均が一人で突っ走った感があったので、その修正と考えれば、それほど不思議ではありません。日経平均を中心に見ていた方々は、弱い相場を感じたかも知れませんが、昨日の逆で、ようやく「まとも」になってきたとも考えることが出来る状態でした。そして、このまま昨日の妙な相場を"修正"する格好で静かに終わるのかと思っていたところ、どうも先物が下がりたがる仕草。最後の1時間ぐらいは、戻りかけては戻りきれず、そして安値アタックという悪いスパイラルに陥ってしまいました。本日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● "相場解説"的には、FRB議長発言がどうのこうのって事にするとして、本音的には、後場に入って下げが拡大し始めた時点で、チャート的にまずい雰囲気になる様相が見えてきたこと、さらに、ソニーが「ブラビア」リアプロジェクター40万台不良の件もあってスコ~ンと下げ足を速めたことなどから、心理の悪化が先物安に拍車を掛けたイメージ。いったん、その方向に向かいだすと、現物と先物がお互いに下値を競っている感すらありました。

● 実は、ソニーのニュースは昼休みにBloombergには流れていたのですが、市場が認識するのに時間が掛かったのでしょうか(^^;。この辺が相場心理の面白いところで、悪材料っぽいニュースが流れても、株価が大きく反応しなければ、皆は「大したことはない」との理解で落ち着いてしまうのです。一方で、大したことのない材料でも、株価が反応してしまうと、「これは、えらいこっちゃ・・・」ってなってしまいます。自分では、大した事は無いと考えていたとしても、株式市場は"美人投票"。自分の考えも大事ですが、他の参加者がそれを大事(美人)と考えるかどうかの方が、圧倒的に株価に影響力を与えます。なので、株価が下がり初めてから、ニュースが大きな話題になったりしまうんです(^^;。おまけで、ソニーの日中足も付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

ソニー(6758)日中足

● 話題を戻すと、それやこれやで、結局、チャートは大陰線。昨日の特に日経平均の上昇が"変"だったので、その打ち返しでしかないのですが、昨日、結果的にまぁまぁだった日足は、今日は結果的にまたヤバイ雰囲気。現物よりも日経平均先物で陰線が大きく、ちょっと先行きが心配になる線が出てしまいました。

● 今日の東証1部は、出来高が18億9293万株と前日比で5億1582万株も減少、売買代金は2兆7604億円と同5359億円減。あまり商いが盛り上がらないなかでの下落だったので、明日にもう少しはっきりとした傾向が出てくるか、ちゃんと見ておきたいです。なお、東証1部値上がりは607銘柄、値下がりは979銘柄でした。

● 話題変更。今朝の日経金融の特集は、アルゴリズム・トレーディング。仰々しく書いてあった(^^;印象もあるのですが、これが世界のトレンドであることは間違いありません。株式のトレーディング(委託取引を扱うので、厳密にはセールス・トレーディングですね)は、うまい人が眼で見て考えて執行するのがベストです。ただ、このやり方で継続的に良い成績を残せる人は、実は非常に限られているのが実情。特に「継続的」というのがなかなか難しくて、委託のトレーディングをやっていると、成績が良いのは当たり前という前提で、より一層、「大勝ちも大負けも駄目」という点に顧客ニーズを感じます。注文執行の品質を高く、かつ安定性を兼ね備えた状態で、日々変わる相場で日々変わる銘柄に対応するというのは、なかなか出来ることではないのです(^^;。

● 人間の眼で見て執行するというのは、株式市場における職人芸で、一つの「芸術」だったりします(^^;。ただ、これだけ委託手数料が下がってしまうと、職人芸で全てに対応するのは、コスト面からは到底無理。要するに商売が成り立たないのです。なので、ある程度の数量をこなしつつ、職人芸の技を、如何にしてシステムに取り込むかが勝負になって来ます。そして、システム的にノウハウを取り込み、コンピューターにある程度の裁量を任せてプログラム執行するトレーディング手法を、総称的にアルゴリズム・トレーディングと称しているのです。

● 熟練者の色々なノウハウを取り入れたシステム構築をするというのは、何も証券業だけに限った話ではなく、色々な産業で起こっていることです。製造業では、もう何十年もNC旋盤が活躍しているのと同じようなもの。商売上のこともあるので、ここに詳細は書きません。でも、海外ですでにある程度使われているノウハウがあったとしても、日本市場には日本市場独特の制度やルールがあり、さらに特徴もあります。これにどう対応するかが、実務上は一番難しいんです。単純に時間分散でスライスして、VWAPターゲットをやっていれば良かった時代が、本当に懐かしいです・・・(^^;。

● どうも最近は長文が多いですね。スミマセン。文章というのは、長く書くのは実は簡単なんです。本当に難しいのは、短く分かりやすく書くこと。初心に戻らなくては・・・(^^;。

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