このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1714.21 (-0.96, -0.06%)    日経平均 : 17310.44 (-60.49, -0.35%)    円ドル : 121.31  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの買い越し(3730万株売り/4940万株買い)。ただ、マーケットを見ている限りでは、局所的には影響を感じたものの、全体を動かすほどのパワーではなかった様子。米国株安などから来る利食い売りが上値を抑える格好でマイナス推移となったものの、下値を積極的に売る感じでもなし。後場に入ってからは、昼休みの立会外バスケット取引の影響かスルスルと戻り歩調。ただ、前日終値近辺では勢いが鈍ってしまい、一巡後は水面下で横ばいの値動きでした。日経平均の日中足ではこんな感じでした(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 物色は消費者金融、商社、証券、損保、紙・パなど、ちょっとこの所パフォーマンスが今一つだった業種が買われて、リバーサルの効きがソコソコ良かった1日。その一方で、バリューは今一つだったし、昨日あれだけ元気だった医薬品もし~んって感じ。半導体関連は「えっ、そんなに売るの?」ってほどの下げ方になってしまったし、リズムが合っている方にとっては楽しい1日だったでしょうけど、追い掛けが甘いと「高いところを買って、安いところを売る」といったドツボで落ち込む1日だったかもしれません。

● また、ここ最近の傾向と同様に、小型株や新興市場は朝からプラス推移で、何となく相場の潮目の変化を感じる1日。ただ、潮目の変化があったとしても、局所的なものかもしれないし、先が見通せないなかではなかなか動けません(^^;。サイズが小さい方向に振れ始めているのか、それとも長くて1~2週間程度のブレなのか、機関投資家の間でも「どうなんだろうねぇ~」が増加中。業績面から考えても、大企業の方が調子が良いのが現状なので、業績の良い銘柄を中心にピックアップすると、どうしてもサイズは大型方向に振れます。ただ、理屈としてはそれでOKだとしても、運用成績が伴って初めて生きてきます(^^;。この先、サイズに中期的な変化が発生するのかについては、注目しておきたいところです。なお、TOPIXサブインデックスではMid400やSmallはプラスだったし、Smallは対TOPIXで45bpsもの勝ち。東証1部、JASDAQ指数、マザーズ、ヘラクレスも前日比プラスでした。

● 記録。東証1部出来高は前日比で4億0580万株減の18億9477万株、売買代金は同2773億円減の2兆5495億円とパッと見ではかなり減少。ただ、超低位株からソフトバンクにかなり商いが移っているようなので、この辺の出来高面での影響はありそうです。東証1部値上がりは889銘柄、値下がりは680銘柄と、実は値上がり銘柄数の方が多かったのです。これは中小型株が堅調で大型株軟調の時に起こる現象です。

● さて、今日はTOPIX月末修正の発表日。例によって、東証HPに「新株予約権の行使等に伴う上場株式数等の変更」としてアップされています。これまでに発表されていた分を含めて、今月末のTOPIX月末修正は200件を超えるのですが、ウェイト変化がそれなりの規模なのは、普段よりもかなり少ない印象。大きいのは新規・昇格上場モノがほとんどです。ただ全体にはウェイト増加になるので、ファンディングの売りが出てくる可能性はあります。例によって努力して読み解いてください(^^;。「No Pain, No Gain」です。なお、昔なら同時に「東証1部昇格銘柄」の発表があったのですが、ルール変更で20日一括発表ではなくなっています。これは12月1日、4日のコメントに書いていますのでそちらをご参照下さい。ブログだとこちらになります。

● 話題変更。大和総研の今回の利上げ見送りに関するエコノミストレポートを読む機会があったのですが、そこには下記のような記述。

テーラー・ルールから算出される適正な政策金利は依然として2%前後である。現在の政策金利は0.25%に留まっており、適正な金利水準と政策金利との差は1.7%程度となっている。過去にこれほどの乖離が存在したのは80年代後半のバブル期であり、実質金利が均衡金利(≒潜在成長率)以下に抑えられていたため、設備投資や不動産投資などの実物投資が有利となり、バブルが発生する一因となった。

● このテーラー・ルールというのは、スタンフォードのジョン・テーラー教授が提唱した適正金利を算出する方法で、これまでも何かと議論になってきた考え方。ただ、私がより敏感に反応したのは、そんな気難しい話ではなく、「過去にこれほどの乖離が存在したのは80年代後半のバブル期」とそれがバブル発生の一因になったという部分(^^;。2年後のバブル爆発(暴発?)に向けて、株式をたんまりと抱えておきましょう!(^^; (^^;

● ようやく週末。天気は今一みたいですが、来週からは四半期業績開示も本格化します。そこで、例の日米主要企業決算発表予定ワークシートをアップしておきました。例によって意図的に数日遅れのデータをアップしていますが、まだまだ賞味期限内だと思います。お楽しみ下さい。左側のメニューからか、こちらからダウンロードページへどうぞ。

● それでは良い週末を!

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