このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1555.11 (+2.10, +0.14%)    日経平均 : 15855.26 (-30.12, -0.19%)    円ドル : 116.10  

● 米国株式が大幅続落で、CME日経平均先物は大証比185円安。さらに、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、大幅な売り越し(4800万株売り/3310万株買い)。これだけ外部環境が逆風だと、9割方が軟調展開を予想したでしょう。実際、今朝のSQを計算すると前日比213.90円安の15671.48円と、かなり安い水準でスタート。ただ、前場はこの水準からは大きく上下がなく、寄付きの売りが一巡してからは、フォロースルーの売りが無かったことを示唆。また、新興市場が朝方からプラス推移だったことも、全体相場が軟調だった割にはちょっと明るい雰囲気にさせていたかもしれません。

● そして、後場に入ってからは、相場の雰囲気が一転。日経平均先物に大口買い(300~500枚単位)がドカ~ン、ドカ~ンと入り、これで一気に上向き。12月限は残り10日なので、ホンの少し先物が上ブレしただけで裁定買いのチャンスが出てきます。先物が大口買い連発で走ったことで断続的な裁定買いを誘発。裁定買いに押し上げられるように、指数はアレヨアレヨと言う間に右肩上がり(^^;。プラス転換したのはTOPIX・TOPIX先物がかなり早く、日経平均・日経平均先物は際どいところまで迫ったものの、プラス転換までは行きませんでした。TOPIXの方が元気だった背景としては、鉄鋼株やメガバンクの急速な切り返しが影響したのでしょうが、それにしてもビックリ。普段の相場だと、鉄鋼と不動産は「両立」しないことが多いのですが、今日は両方とも強くて、その点でも不思議な1日でした。昼休みにでも、誰か大きなバスケット買いでも入れたのでしょうか(市場筋観測はフラットだった)?

● 今日も日経平均先物(12月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。前場の超小動きと、後場に入ってからの雰囲気の変化を感じていただければ幸いです。

● 今日の東証1部出来高は前日比1億9945万株増の17億0558万株、売買代金は同891億円増の2兆2309億円。後場切り返してかなり動いた割には盛り上がりに欠けた印象もあったのですが、この辺は明日のフォロースルーに注目です。一方、東証1部値上がりは1004銘柄、値下がりが582銘柄だったので、プラス終了だったTOPIXの方が、実感とも一致する感じ。サイズが小型に振れたのも今日の特徴で、Core30が5bps負け、Large70が31bpsもの負け。一方で、Mid400が13bps勝ち、Smallが57bps勝ちでした。新興市場でも、マザーズやヘラクレスは朝から堅調でしたしネ。

● さて、来週は12月ビッグSQですが(12月1日が金曜日なので、今回はちょっと早い目にSQがやってくる)、ここまで裁定買い残が順調に減少していたものの、昨日後場、本日の後場と、それなりの裁定買いが入った印象があります。今週後半には一気にロールオーバーが活発化し、来週にロールのピークを迎えると予想していますが、このツケ(裁定買い残)をどう払うのか(分割払い、一括払い、先延べ払い?)は、ちょっと楽しみでもあります(^^;。

● そろそろ限月間スプレッドの件もあるので、いつも通り、Bloombergのデフォルト状態で何も変えずに計算したスプレッドを書いておきましょう。今回の12月限は配当がないし、3月限も配当が多くない限月なので、両先物のフェア限月間スプレッドは、9月限/12月限の限月間スプレッドよりも、かなり小さく感じます。TOPIX先物(12月限/3月限)のフェアスプレッドは+0.58ポイント、日経平均先物(同)では+1.75円と出てきます(Bloomberg計算)。いずれもティックからすると、特に日経平均先物は「同値」と考えても良いイメージのスプレッドです。もちろん、調達金利だの何だのが投資家一人一人によって違うので微妙なズレはあるでしょうけど、ざっくりベースでこんな感じ。

● 取引所の限月間スプレッド市場では、まだほとんど取引は出来ていないものの、TOPIX先物で+0.5ポイントが中心のイメージ、日経平均先物は+10円に少しビッドがあったものの+20円オファーは36,433枚もあったので、実際はフラット/+20円って感じでしょうか。

● 実は、ロールに関して書けば、ホンチャンの日経平均先物よりも日経ミニ先物の方がティックが5円なのでやり易いハズですが、機関投資家サイドではあまり使われていません。某FM氏いわく、「システム整備だのの手間を考えると、社内的に言い出しっぺになるのは、ちょっとねぇ~(^^;」とボヤいておりました。気持ちは分かるんですけど・・・(^^;。合同口などの大口投資家は業者間相場でプライスを作ってロールするんでしょうけど、投信などファンド別に約定を入れる場合は、それが出来ません。だからこそ、例えばミニとホンチャンの日経平均先物間で、何らかの格好で建玉の相互移管が出来るようになれば、この辺も違ってくるとは思うんですけどね(^^;。大証はん、どないでっか?

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