このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1619.02 (-3.49, -0.22%)    日経平均 : 16350.02 (-25.24, -0.15%)    円ドル : 117.20  

● 米国株式は「ようやく」軟化。シカゴ日経平均先物は大証比で130円安。ところが、「あれっ?」だったのが今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向で、これが一転して大幅買い越し(3300万株売り/5200万株買い)。市場筋によると、金額ベースでも大幅買い越しとのことで、欧州系証券からの買いが目立ったとのこと。とは言うものの、やっぱり米国株式軟調が響く格好で、スタートは約100円安。その後、先物市場で大型砲弾が飛び交う状態になり(詳細後述)、下値模索する局面があったものの、前場終盤からは戻り歩調。後場に入ってからも一時的に下値模索局面はあったものの、大引け間際には先物ショートカバーの嵐。指数も一気に戻して、最終的にはほぼ高値引けでした。まぁ、「よぉ、分からん」1日でした(^^;。

● 東証1部出来高は前日比1億2120万株減の15億2606万株、売買代金は同2297億円減の2兆2166億円。3連休前ということで、現物市場の商いは手控えムードだった様子。

● 今日は初っ端に、日経平均先物(12月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。ちょっとこれだけでは分かり難いかもしれませんが、後の文章を読むときに一緒にご覧頂ければ、少しは臨場感が出るかなと・・・(^^;。

● 日経平均先物。寄付き後の値動きは比較的「普通」だったのですが、10時頃から、突如としてイベント発生(^^;。日経平均先物の板は、ここ最近見掛けなかったほど凄みがある状態に一変(^^;。どかーん、どかーんと大口の売り買いが飛び交うだけではなく、500枚単位で指値が入ったり引っ込んたり。そのおかげで、板も1500枚とか2000枚とかの売り買い指値が積もる状態になったかと思えば、あっという間に取り消されて「???」。また、それを見て、目先筋が売ったり買ったりするから凄いのなんの。ホンマ、ワケ分からん状態(^^;。日中足をご覧頂ければ分かりますが、10時前からわぁ~っと出来高が出来ていますでしょ(^^;。

● 後場も最初のうちは静かだったものの、13時前の「600枚売り3本」でシュン。ただ、粘り腰だったのも事実で崩れる感じではありませんでした。大口売り(もしくは売り指値)があったおかげで、上値は抑えられたのは事実だったでしょう。そして、これが引け間際になってショートカバーの嵐が吹く要因になったとは、神ではない私などが知る由も無いこと(^^;。大引け間際、現物引けに掛けての最後の10分間ほどで、先物はスルスルと上昇して裁定買いを誘発し、指数もあっという間に戻ってしまい、前日比ではマイナスだったものの高値圏での引け。3連休を控えてポジションを持ちたく無かったムードは想像できますが、こんなに"綺麗に"踏み上げるとは思っていませんでした(^^;。

● 前場も後場も、これらの大口商いは、サーっと潮が引くように居なくなったり、また出てきたりと、予測不可能な動き。注文を板に持つだけではなく、実際に商いもしていた感じだったので、単なる「見せ玉」ではなかったようです。有り得るパターンとして想像するならば、他市場・他商品とのスプレッド取引としたら、相手側のマーケットが動けばこちらも調整して動かす必要があっただろうし、実際にそんな感じの指値出し入れだったようには感じました。

● ただ、日経平均先物だけを見ていると、これらの大口砲弾が飛び交う状況は、市場参加者を惑わせるような動きだったことは確か。もっとも、少し厳しく書けば「それも相場」なんですし、「対応してナンボ」なんですけどね。某市場筋からは、「誰か知らんけど大暴れ?すげー板の出し方…(^_^;)」とか、「500買い3つ同時マル。売り持ってまたマル。許せん!と思っていたら、500買い今度は上まで買う。また下指値で500買い4つ。上指値で500売り2つ。今日は秋の500枚祭りでしょうか。。。」なんてメールが飛んできていました(^^;。雰囲気を感じて頂けるでしょうか??

● さて、目先の話はこの辺にして、ちょっと先の相場を見渡すと、決算云々もそうですが、米国株式市場の動向と足元の需給動向も注目せざるを得ない状態です。決算云々はアナリスト諸氏、ストラテジスト諸氏にお任せするとして(とサボる)、米国株式については、妙に堅調な状態が継続しるのはご存知の通り。「そろそろ売られても・・・」と思いながら1ヶ月以上が経過しているような感じで、「???」状態の方々は結構多いと思います。今週末は雇用統計を控えているのですが、11月7日実施の中間選挙もイベントになりそう。この妙な堅調さがどこまで続くか、神経質に眺めながらの日々が続きそうだし、正直、予想が付きません(^^;。

● 需給面からは、10月27日時点での三市場信用買残は3兆6694億円ある一方、裁定買残は5兆0823億円と、ついに5兆円の大台乗せ。来週金曜日(11月10日)はオプションSQなので、この手の話題に注目が集まりやすい環境になります。ただ、裁定買残が多ければ相場が下がるって単純なものではないのは周知の通り。事実、ここまで裁定買残が増えてきたのも、裁定買いが入り続けたからですし、それが特に日経平均をかなり押し上げているのも周知の通り。そんな状況なだけに、裁定買残が減り始めたという事態になれば、ファンダメンタルズがどうであろうと、その事実だけでも、相場の方向性に影響を受けるのは避けられそうにありません。市場参加者としては、その事態に備えて、自分なりに考えをまとめておく方が良さそうです。また、NT倍率が低下することも頭に入れて、物色動向の変化も意識しておきたいところ。

● 最後に雑談。週末の読み物ってほどではないのですが、日経ビジネスのHPに「知られざるヘッジファンドの舞台裏、実は"ローリスク、ハイリターン"、米国では淘汰の時代へ」というコラム記事が掲載されています(http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20061101/112915/)。これを書いているのは、かの若林秀樹氏です。

● ヘッジファンドという言葉そのものからは、どうしてもミステリアスなイメージが先行しがちだし、実際に怪しげなファンドがあるのも事実。でも、最近は「何が何でも利益をむしり取る」というようなファンドよりも、ミドルリスク・ミドルリターンあたりを目指すファンドが主流になりつつある印象を受けます。とりわけ、日本の機関投資家が投資するようなファンドにはこの傾向がかなり強くて、大和総研の調査だと、年金基金の期待リターンは5%程度が一番多く、金融法人全体に広げても「5~10%程度」が一番多くなっているとのこと。つまり、若林氏が書いているように、「プロ向きの私募投信」と解釈した方が正解に近いと考えています。何よりも、「ヘッジファンドが売り崩した」とか曖昧でえぇ加減なことを言う前に、実像を少しでも知るのが筋かなとは思います。「無知=無恥」ですから・・・(^^;。

● 3連休ですね。良い週末を!

コメント
この記事へのコメント
米国市場
西郷です。
私も、米国市場の奇妙な堅調さに・・・。
11月限のプット・オプションが現在、ほぼ丸焼け状態です。

週明けこそ、ドスンと来てほしいものですが・・・。
どうなることやら。
2006/11/03(金) 01:22 | URL | 西郷 #-[ 編集]
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