このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1634.46 (+21.80, +1.35%)    日経平均 : 16140.76 (+268.74, +1.69%)    円ドル : 117.35  

● はっきり言って、かなり意外感のある上昇でした。あっけに取られたのは、9時39分頃から始まった断続的な日経平均先物買い。実は、500枚などの大口買いは入らず、200枚程度の買いが断続的/継続的に入ったのです。それであっという間に先物はスルスルと上昇。先物が上昇すると、断続的な裁定買いで現物も当然のように上昇。アレヨアレヨという間の上昇でした。

● 日経平均先物(9月限)の日中足を貼り付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。午前9時半過ぎのところと、後場寄付き後にわぁ~っと出来高が増加しているのと、同時に価格もピョコンと上昇しているのをご覧頂ければと・・・。

● 多くの市場関係者は、投信やMSCI絡みの買いが予想されていたことから底堅いとしても、上値は重たくて売り買い交錯、と予想していただけに、意外感が余計に買いを煽った印象も。鉱工業生産指数も、事前のコンセンサス予想からすると、かなり悪かったですし・・・。ちなみに今朝のSQを計算すると、前日比12.42円高の15884.44円。つまり、寄付きでは、こんなに上がるような雰囲気は、全くなかったのです。

● 結局、日経平均は一時前日比335.39円高(2.11%高)、TOPIXは同26.93ポイント高(1.67%高)までありました。終値で見てもそうですが、日経平均がかなりアウトパフォームしているのを見て取ることが出来ます。月末で投信や何やらがあったとしても、かなり先物が全体を引っ張ったことが分かります。

● 日経平均上昇寄与度の上位10銘柄は、アドバンテスト、京セラ、東京エレクトロン、KDDI、ファーストリテイリング、キヤノン、ファナック、TDK、ホンダ、電通。上位5銘柄で57.3円ほどの押し上げ効果、上位10銘柄で86.4円弱の押し上げ効果でした。如何にも「日経平均採用値嵩株」って感じの銘柄ばかりです。TOPIXの上位5銘柄寄与は3.173ポイント、上位10銘柄で4.961ポイントだったので、上位5銘柄寄与では日経平均が21%ほど、TOPIXで14.5%と、ちょっと差がありました(計算は全てBloomberg)。

● 話題変更で限月間スプレッドについて。朝方、関係者の間で静かなざわめきとなっていたのが、TOPIX先物の限月間スプレッド市場(取引所取引)で、寄付き直後に、-5.5ポイントでドカン、ドカンと商いが成立したこと。ティックデータを見ると、-5.5/-5.0ポイントの時に-5.5ポイントで2511枚+117枚が取引され、-6.0/-5.5ポイントの時に4592枚の取引成立。取引時刻は、9:00:03、9:00:22、9:00:22でした。実際に板を見ていたのではないですが、寄付きで2511枚出来た後に、ドカンと-5.5ポイントでの売りが出て、117枚がビッドを叩く格好で商い成立、4592枚は板に出た売り物を誰かが買う格好で商い成立したものと想像できます。

● この時期はどちらかというと業者間取引(取引所立会外クロスとして出てくる)が中心の時期で、取引所での限月間スプレッド取引でこれだけの商いは珍しいのです。もっとも、条件さえ合うのだったら、実際に取引している向きにとってはどちらでも一緒の効果なので、業者間(取引所立会外取引)と取引所内取引を区別する方がおかしいのですけど・・・(^^;。

● Bloombergで何も手を加えずにデフォルトで計算させると、フェア限月間スプレッドはTOPIX先物で5.10ポイント、日経平均先物で44.45円。ただ、前回も書いたのですが、Bloombergのデフォルト金利(本日は0.36%)に10bps加えて計算すると、TOPIX先物で4.68ポイント、日経平均先物で40.30円となります。10bpsの違いでこれだけの差が出るのですから、フェア限月間スプレッドも、どの程度の金利で計算するかによって、かなりの違いが出ます。また、12月限の予想配当をどうするかもそれぞれだし、日経平均に関しては、銘柄入替発表を控えているだけに、抜け落ちる銘柄と新規採用される銘柄では、当然、配当は違うハズ。この辺を考慮すると、フェアは参考値にしかならないのです。この辺は、分かっている方は、十分過ぎるほど分かっていると思いますけど・・・(^^;。

● 楽天。昨日からの思惑話が今日の週刊新潮にその通り掲載。なぜ先に漏れたのかは分かりませんが、結果的に、昨日の話は正しかったことに。ただ、それで相場がどう動くかは、はっきり言って「やってみないと分からない」状態でした。寄付きは意外にも昨日と変わらずの水準。ところが、その後、アレヨアレヨと言う間に売られて一時は50100円まで下落したものの、その後は一気にバンジー。乱高下は予想されていましたけど、実際、かなり興味深い値動きでした。ちょっとビックリは、楽天の売買代金で、421億円ほどもあったのですが、これは東証1部だと第7位。三菱UFJよりホンの少し少なくて、トヨタよりはかなり多いという高水準でした。

● 「Yahoo!掲示板銘柄別投稿ランキング」(http://messages.yahoo.co.jp/ranking/stocks/postranking_daily.html)などを見ても、個人投資家の興味の大きさを表しています。一方で、ライブドア事件の教訓からか、投げるのも速くなった印象があります。その時々に取った行動が正しいかどうかは、ある程度時間が経過してからでないと分からないのですけどね。週刊新潮の記事をピックアップする格好で、他の色々なメディアにも関連記事が掲載されていますが、東スポにも出ていたのは、ちょっとビックリかも(^^;。一方で、楽天からのリリースは、http://www.rakuten.co.jp/com/faq/information/20060831.html に掲載されています。

● 記録。本日の東証1部出来高は前日比1億8579万株増の16億5798万株、売買代金は同4374億円増の2兆3416億円でした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は買い越し(3920万株売り/4180万株買い)。ただし、市場筋観測によると金額は小幅売り越しとのことでした。

● 明日から9月。そしてようやく週末!あと1日だ!

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2006/09/01(金) 23:02 | | #[ 編集]
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