このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1619.81 (-3.22, -0.20%)    日経平均 : 15938.66 (-21.96, -0.14%)    円ドル : 117.05  

● 前場は先物大口買い主導でえらく高いところ(日経平均で+196.16円高、+1.23%)まであったのですが、後場はソフトバンクが値を崩すに連れて、市場全体も値を消してしまった印象がありました。ソフトバンクだけが原因ではなかったでしょうけど、-9.70%というのは、やっぱりそれなりに影響大。ちなみに、ソフトバンク1銘柄で日経平均は28.4円ほど下落、TOPIXは-0.733ポイントほどの下落寄与度(Bloombergで計算)だったので、理由はそれだけではなかったものの、指数的にも影響が大きかったことが分かります。なお、日経平均でもTOPIXでもソフトバンクはマイナス寄与度トップでした。

● 今日は日経平均先物9月限の日中足を貼り付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。前場の出来高の多さと、後場の少なさを見て頂ければと・・・。詳細は後述。

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向はかなりの売り越し(3620万株売り/2430万株買い)。売りが増えたというよりも、買いが減ったために、差引がかなりの売り越しになったイメージです。まぁ、結果的には、あまり関係なかったですけど。

● 寄付きは軟調に始まった相場も、売りが一巡した頃から、強烈なバンジージャンプ状態。9時45分頃から日経平均先物にワンショット500枚買いクラスが繰り返しか入り、「先物先導上昇→裁定買い誘発」の見慣れたパターン。特に日経平均は、アレヨアレヨという間に上昇加速状態となり、10時43分には前日比196.16円高(1.23%高)と、かなりの水準まで駆け上がりました。そして前場終了。ところが、後場に入ってから初っ端には何度か先物大口買いが入ったものの、その後はフォローアップなし。"ちょうちん筋"にしてみると、「あれっ?」って感じ(^^;。週末を控えているところでもあり、はしごを外されてしまうと需給は逆方向。結局、「行って来い」になって本日を終える羽目になってしまいました。

● 上昇の原動力だった大口の先物買いについてですが、多分、そこら辺の色々な相場解説は「仕掛けの買い」と書くでしょうネ(^^;。実際に場を見ていて感じたのは、何かニュースがあったからの買いというよりも、債券先物とのスプレッド・トレードのようなものだったと推察します(Unwind/Closeかな?)。ティック出来高を見て、それらしい大口商い(500枚レベル)を拾ってくると、前場だけで、9時47分、9時53分、10時ちょうど、10時07分、10時25分、10時27分、10時31分(?)とありました。ところが、後場はそれらしいのは12時32分と12時35分だけ(やや疑問点あり)。それ以外は見当たりませんでした。

● もちろん、その全てが同じ目的の注文だとは限らないし、中には、本当の仕掛けもあったかもしれません(S氏とか?!?(^^;)。でも、ティック出来高という単純なデータから見るだけでも、これだけの頻度で大口買いが入っていたことが分かるのです。後でデータだけを見ても、買いか売りかは前後のティックや、その時のBid/Askを見れば、それなりに推測は可能です。今回はロイターのデータを使ったのですが、Bloombergでも同様のデータを見ることができます。最近は便利になったものです(^^;。

● そうそう、朝寄付き前には注目との声が出ていたCPIの発表。コンセンサスは+0.5%程度だったのが、出てきた数字は前年比+0.2%と大幅下振れ。今回から算出基準改定があったのですが、その影響がどの程度だったのかは、私はエコノミストでないので詳細は分かりません(^^;。ただ、債券がこのおかげでかなり高かったので、「利上げ先送り観測」→「株式上昇」と持ってくるのが、綺麗な解説でしょう。ただ、実際のところ、注目、注目と言っていた割には、株式市場では、あまり話題にならなかったのが本音でした。もし今日の大口買いが債券先物と日経平均先物のスプレッド取引だったとしたら、債券先物が上昇してくれたおかげで、「債券売り・株式買い」が成立する格好になったのでしょうから、その点では、株式市場も影響を受けたのですけどネ。

● さて、後場に入ってからは、先物の大口買いが入らなくなったことに加えて、ソフトバンクのずっこけが、指数的にも心理的に響きました。昨日ザラ場で流れていた「リーマン、ソフトバンク目標株価900円」を材料視する声もあったのですが、この辺は株価下落が言わせた材料、という気がしないでもありません。このレポートについては、昨日の午前中から市場筋の間で語られていたし、英文のレポートは21日に出ていたらしいのです(未確認)。だから、今日、急に株価に反応が出たと考えるのは、ちょっと後付け理由っぽいと感じています。ただ、それ以外に「きちん」とした理由が見当らなかった、というのが余計に不安感を誘った印象はありました。特に、株価下落が加速したのが、金曜日の後場でしたから・・・。

● ソフトバンクの日中足も貼り付けておきましょう(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

ソフトバンク(9984)日中足

● もともと、ソフトバンクはファンダメンタル評価が非常に難しい銘柄の一つ。誰が何を言ってもそれっぽく聞こえる、という面を常に持ち合わせています(^^;。数日前に珍しく逆日歩がついていたのですが、この辺、何か関連でもあったのですかね?なお、ソフトバンクは東証1部売買代金トップ、出来高第2位、値下がり率第2位と、ある意味では今日の相場において堂々の主役(^^;。この銘柄に振り回されるのは本意ではないにしても、無視できない銘柄なのは確かです。なお、東証1部出来高は前日比ほぼ変わらず(182万株増)の14億9253万株、売買代金は同1657億円増の2兆0023億円でした。

● さて、ようやく週末。今週は何かと細かい用事が多くて、結構疲れました(^^;。皆様も良い週末を!

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