このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1641.45 (+9.99, +0.61%)    日経平均 : 16105.98 (+85.14, +0.53%)    円ドル : 115.95  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、8日ぶりの売り越し(4850万株売り/4440万株買い)。ただ、市場筋推計では「金額では買い越し」とのこと。ただ、このところは買い越しがソコソコのサイズだっただけに、ちょっと気抜けした印象もありました。実は、昨夕発表された部門別売買動向の数字を見て、外国人投資家が買い越しだったものの、ちょっと「あれっ?」という感触があったのも事実。もっとも、先物でかなり買い越し(特にTOPIX先物)になっていたので、現先両方をあわせると2946億円の買い越しとソコソコの水準。でも、現物だけでは678億円しかなかったのですよね・・・。多少、意外感がありました。

● 話を戻しましょう。朝方から全体は売り買い交錯の展開。米国株は堅調だったしシカゴ日経平均先物も堅調。ただ、戻り待ちの売りは否定できない環境でもあり、何となく元気が出ない1日。ただ、それでもジリジリと水準を切り上げてくるところは、今の相場の地合いをよく表しているのかもしれません。今日にしても、指数は堅調ながら盛り上がりに欠けたものの(最後にバスケット売りが出たせいもある)、東証1部値上がりは1192銘柄(値下がりは394銘柄)と、指数よりも堅調に見えた印象でした。

● 今週を考えると、TOPIXは前週末比4.03%高、日経平均で同3.48%高だったので、凄く調子の良かった週と言えるのは間違いありません。東証1部の出来高は前日比4億2336万株減の18億6610万株、売買代金は同5665億円減の2兆1146億円。ちょっと疲れが出たんですかね・・・(^^;。

● 話題変更。久しぶりに指数ヲタク系の話。今日は、20日が日曜日って関係で、繰り上がってのTOPIX関連のコーポレートアクション発表日。TOPIXの月末修正に関しては、これまでに発表されていた分を含めて、手元の集計では172件。普段は200件以上あるので、今月は少しだけ「少なめ」です。ウェイト変化なども少なめながら気にすべき銘柄がいくつかあるのですが、ここにあまり詳細を書くと、また妙にエキサイトする方が出てきて難儀なので(ホンマ、難儀するんです(^^;)、いつも通り、東証HPの「新株予約権の行使等に伴う上場株式数等の変更」(http://www.tse.or.jp/news/200608/060818_b.html)の資料を読み解いて下さい。ややとっつき難い資料ですが、「No pain, no gain」です(^^;。

● さらに、今日は東証2部→1部「昇格銘柄」の発表日。昇格銘柄リストは、東証HPの http://www.tse.or.jp/listing/1section/1sec.htmlにありますので、各自でご確認頂ければ幸いです。

● 関連話題を一つ。F&Aアクアホールディングス(8008)という銘柄が今月の昇格に加わっているのですが、この銘柄の旧姓はアスティ。実は、商号変更は9月1日予定なので、正確には、現時点ではアスティです。何が興味深いかと言えば、この銘柄は東証1部のFDCP(2671)を株式交換により完全子会社化するのです。つまり、東証2部会社が東証1部会社を子会社化するという、ちょっと聞き慣れないパターン。コーポレートアクションとしては、FDCPが上場廃止に伴ってTOPIXから外れるのが、FDCPの上場廃止日の8月28日(基準終値は前日8月25日終値)。つまり、厳密に言えば、ここで一度売る必要があるのです。

● ところが、今日、F&AアクアHDの東証1部昇格が決まったことで、「えっ?!?」って感じ(^^;。つまり、FDCPと交換されるアスティはF&AアクアHDとなり、9月1日指定で東証1部に。そうなると、9月末にTOPIX算入となるのです。まだFFWも何も発表されていないので、ドタ勘でしか推測できないのですが、TOPIX算入の際に、何らかの量を買う必要が出てくることは簡単に分かります。

● 完璧にスケジュール通りにやれば、「8月25日終値でFDCP売り→9月末のTOPIX調整でF&AアクアHD買い」となります。つまり、約1ヶ月の時差が発生します。ところが、売ってから1ヶ月で、いずれまた事実上同じ銘柄を買うことは、FM諸氏にとって、これは無駄な売買と受け取られるリスクがあります。つまり、ある程度のTE(トラッキング・エラー)を許されているのならば、FDCPをずっと持ち続ける(F&AアクアHDに交換されるので)という選択肢もあることになるんです。まぁ、かなり小さい銘柄なので、そんなに神経質になることはないでしょうけど、FMとして、この件について「知ってる」と「知らない」の落差はある案件って感じでしょうか(^^;。

● 先ほど東証のHPをチェックしたら、ご丁寧に、「株価指数算出上の取扱いについて((株)F&Aアクアホールディングス 等)」なるリリースが出ていました。やっぱり、何かと問い合わせが多かったのでしょうね。URLは http://www.tse.or.jp/news/200608/060818_c.html です。

● さらに興味深い点が一つ。某FM氏から指摘を頂いたのですが、アスティが4月5日にリリースした「持株会社方式による経営統合のお知らせ」なるリリース(http://www.asty.co.jp/ir/pdf/18/18-4tougou-oshirase.pdf)。ここには、「エフ・ディ・シィ・プロダクツ株式の上場廃止に関する事項」として、

完全親会社となるアスティは会社分割及び商号変更により持株会社(F&AアクアHD)となり、上場継続いたしますが、所定の手続きを行い東京証券取引所の承認が得られるならば、市場第一部に指定されることとなります。

との記述。これって、読み方によっては、この頃(4月5日)から、アスティは東証1部昇格に「やる気満々」だったと読めてしまいます。さすがに、こんな細部までは読んでいませんでした(^^;。

● 余談ですが、こういったコーポレートアクションの話題って、「興味を持ってくれる方・喜んでくれる方」と「そうでない方」の落差が激しいんですよね(^^;。どうでも良い方にとっては、本当にどうでも良い話題だろうなと、書いている私でも思います。でも、結構、この辺の謎解きって面白いんです(^o^)。

● もう一つ指数絡みの話題。MSCIは予想通りというか、日本株関連では、Standard指数でもSmall Cap指数でも、新規銘柄追加/銘柄削除ともにありませんでした。FIFの変更や株数の変更はそれなりにあったのですが、これはライセンスフィーが必要な情報で、一般には公開されていません。なので、ここでは書けません(^^;。あまり大きいのは無かった、としておきましょう。MSCI Barraのリリースは、http://www.mscibarra.com/products/indices/ir.jsp に出ています。そうそう、昨日、このサイトにアクセス出来ない件を書いたのですが、やっぱ、Cookieの問題みたいですね。

● 長くなってしまいましたが、最後に、今朝の産経新聞にWall Street Journalを引用する格好で、「米ヘッジファンド、LDショック契機に日本株で大損」なる記事が掲載されています(http://www.sankei.co.jp/news/060818/kei030.htm)。正直なところ、「やっと表に出てきたか」ってのが感想です(^^;。業界内では、随分前からこの手の話は囁かれていたし、もっと書けば、この手の話は表に出たときは、もう既に「終わっている」ことが多いのが世の常。その点は頭の隅に入れておきたいところです。でも、このニュースを読んで、「ウィットニー」の言葉でピクリと反応する方がどれだけいらっしゃるか・・・(^^;。外資系証券とは限らないとしても、外国人投資家を担当している営業の人々だけかな???

● 調子に乗って長々と書き過ぎました(^^;。皆様も良い週末を!

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