このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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2006年07月18日(火) .... 全面安、新興銘柄は特に厳しい下落

 TOPIX : 1475.28 (-46.43, -3.05%)    日経平均 : 14437.24 (-408.00, -2.75%)    円ドル : 116.95  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、9日連続の大幅売り越し(5750万株売り/2970万株買い)。昨晩の米国株はチャラだったものの、先週末の値動きが悪過ぎたというか・・・。朝から東京市場もあっさりと売り越しで始まり、その後も、「全面安」状態に大きな変化はなく、沈滞ムードの1日になってしまいました。今朝のSQを計算すると、前週末比160.00円安の14685.24円。しかし、寄付き後すぐから、このSQ値をはるかに下回っての推移になり、ザラ場中は回復出来なかったところにも、フォロースルーの売り圧力の強さを感じてしまいました。

● 最初に日経平均先物(9月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。現物ではなく先物なのは、出来高が入るので、より雰囲気が掴みやすいという意図です。為念。

● 東証1部値上がりはわずかに76銘柄。1597銘柄が値下がりだったので、なんと94.05%もの銘柄が値下がり(現在、上場銘柄数は1698)だったことになり、文句なしの「全面安」。東証1部出来高は前日比4億6384万株増の20億6384万株、売買代金は同1595億円増の2兆5139億円でした。出来高も売買代金もかなり増加しているのは、それなりに「投げ」が出たことを想像させます。ただ、これで「セリング・クライマックス」かと聞かれれば、うぅ~~ん、って感じ(まだ納得していない気持ちがある)。日経平均もTOPIXもモロの安値引けでした。

● また、今日ひどかったのが中小型株。特に新興市場銘柄は崩落に近い状況に陥りました。中小型株としてTOPIXサブインデックスを見ると、Core30が30bps勝ち、Large70が38bps勝ち、Mid400が32bps負け、Smallが105bps負け。新興市場では、東証2部が-4.16%、JASDAQ指数が-4.61%、東証マザーズ指数が-9.73%と、軒並み崩落状態。新興銘柄の指標的存在のソフトバンクが久しぶりに2000円を割り込み、今日だけで-6.27%。Bloombergによると2005年9月29日以来だそうで、余計なお節介をすると、その日の日経平均終値は13617.24円でした(^^;。

● 今日の全面安について一般的な相場解説では、「広がりを見せつつある地政学的リスクを嫌気して・・・」と書いておけば、それなりにインテリジェントに聞こえるかな、と(^^;。ただ、新興銘柄などが本当に地政学的リスクを嫌気して売られていたかと言われれば、「ちょっと、ちゃうでぇ~」ってところがあります。それよりも、需給面の話の方がはるかにストレート。

● 某市場筋氏によると、期日がどんどん到来していることから、「信用取引において、今現在、最悪の時期を通過しているのは間違いない」とのこと。ライブドア事件が発覚してちょうど6ヶ月というのは、単なる偶然とは思えないものがあります。一方、某ベテラン証券マン氏が今日のコメントで書いていましたが、「5日で1000円近くも下がっているというのに、まったく戻るという感じがしませんね。へたに3連休を挟んだばっかりに、先週の4日連続安(707円)も忘れてしまって・・・」と(^^;。確かにそんな雰囲気もありました。現在が需給面で最悪の時期だとしても、逆方向に向かう兆しが見えて来ないと、この状況から脱却できないし、その雰囲気にもなってこないのです。

● 開き直って、やせ我慢で逆方向を見てみましょうか・・・(^^;。来週から四半期業績開示が本格化するのですが、基本的なマーケット・コンセンサスは、「良いニュースは出ない」だと思います。企業業績はそれなりに堅調で悪いニュースが乱発するような状況ではないとしても、コンサバ業績予想がまだひっくり返る時期でもなく、業績上方修正なんて出てこないと決め打ちしている印象があります。もし上方修正があるにしても、少なくとも10月の業績発表シーズンまで、もう少し言えば、来年1~2月まで待たなくては駄目、というのが今のコンセンサスでしょう。

● ってことは、現在の株式市場の状況は、前回の冬のオリンピックの後半に似ていて、「金メダル」どころかメダルが一つも取れないという失望・シラケ状況に近い状況かと・・・(^^;。つまり、諦めムードが蔓延中ってことです。あのオリンピックの時、その失望感のなかで飛び出して、一気に状況を変化させたのが、荒川静香選手の金メダル。株式市場でも、今の失望感漂う状況から、「荒川静香銘柄」が飛び出してくると、マーケット全体の空気を一変させる可能性もあるのです。

● もちろん、フィギュアスケートの前に、こんな展開を予想した向きなど誰一人として居なかったでしょうし、現在の株式市場でも同じ。あるかどうか分からないものに、命の次に大事な資金を無闇にベットする訳には行きません。でも、今のマーケットに存在するリスクは、こういった銘柄が出てくること(そしてその銘柄を保有していないこと)です。市場に蔓延する失望感そのものは、リスクとしては既にかなり把握できるし、徐々に織り込まれつつあるように感じています。逆に、サプライズはリスク。JOCを救った荒川静香選手と同じで、株式市場を救う「荒川静香銘柄」にホンの少し期待しておきます(^^;。

● じゃあ、具体的には何かって?私が考え付く程度の銘柄だと、サプライズになりません(^^;。だから、私も含めて市場関係者が簡単に思いつくような銘柄ではないことは確かです。だから分かりません(^^;。予想していない(出来ない)からサプライズなんですって!

● 今日から取引開始になった「ミニ日経平均先物」についても書こうと思っていたのですが、スペース切れです(^^;。

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