このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1574.67 (-56.94, -3.49%)    日経平均 : 15341.18 (-464.77, -2.94%)    円ドル : 115.65  

● 朝からインテル(INTC)、ヤフー(YHOO)がはっきり言ってボロボロ。さらに、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの量で売り越し(6040万株売り/ 3170万株買い)。ライブドア・ショックは、新聞紙上でも"粉飾決算"、"本体関与"などの文字が踊る中で、東証は同株を売買停止措置に。しかし、今日の市場でより大きな影響を与えたのが、東証の売買システム機能不全による売買停止。あまりにも注文・約定件数が増加してしまったので、取引所の売買システムとしてハンドルできなくなった、ってこと。後場の下落加速局面では、これがかなり響きました。昨日はマネックスの担保価値ゼロ決定、今日は東証システム機能不全。大きなイベントが相次いで起こるものです。

● とりあえず、今日の日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。Y軸の縮小の関係で、あまり動いていないように見えるかもしれませんが、今日1日通しての日経平均の日中値幅はなんと666.12円にも達し、かなりエグい乱高下状態にあったことが分かります。

● 時系列に行くと、午後1時前に東証から「約定件数が400万件超えると、株式全銘柄が売買停止」とのお知らせ(http://www.tse.or.jp/news/200601/060118_a.html)。リリースによると、前場で既に232万件あったとのことで、これが伝わった時には、後場の方が商いが多い印象があったので、これはヤバイとの連想が急拡大。それが、絶大なパニック売りを引き起こし相場全体はアレヨアレヨという間に急落。

● TOPIXは一時前日比92.76ポイント安(-5.69%)まであったし、日経平均は一時前日比746.43円安(4.72%)までありました。その渦中で、成行きでボコスカ売られる様子は、本当に久しぶりに見るものがありました。TOPIXの安値は13時20分、日経平均の安値は13時21分。ひどかったですね、悲惨な状況でした、このあたりは・・・。

● ところが、その辺で急いで売るニーズが一巡してしまったたのか、ここから日経平均は踊場を挟んで、なんと450円近くもバンジージャンプ。午後2時14分に後場高値を付けたあと、今度は180円ほど下落して大引け。さらに、今朝のSQを計算すると、前日比154.49円安の15651.46円。これだけ見ると、安いけどそんなに驚く数値ではありませんでした。そこからズルズルと下落して前引けを迎えたものの、後場寄付きでは、もう一度安値アタック。ソフトバンクが最初にストップ安をつけたのもこのときだったし、昼休みに相場をチェックした個人投資家が、慌てて売却に走った姿も想像できてしまいます。後場寄付きSQは、前引けに対して70.69円安。普段は10円もずれることがないので、かなり大きくぶれたかが分かります。

● そもそも、ザラ場中に、「いつ全面停止するか分かりまへんでぇ」なんて言われれば、機関投資家もトレーダーも、そして個人投資家も、「閉まる前に売らなきゃあ」となるのは当然。特に、投信などの解約が予想される局面においては、現金が必要な場合にはちゃんと現金を作る(保有株を売却する)しかないのです。実際に、セールス・トレーディングの現場では、「とにかく売りをやってくれ」といった指示が相次ぐ状態で、セールス・トレーダー連中は、誇張抜きにかなり顔色が変わっていた印象がありました。

● 一方、個人投資家にとっても、ライブドア株担保価値ゼロに加えて、これだけマーケットが下がると、たとえライブドアを担保に入れていなかったとしても、担保不足に陥る可能性は高くなります。ここでも、ポジション縮小が基本的な対処方法。この信用買い残高だったら、多くの場合、ポジション縮小が「売り」を意味することになります。「いつ全面停止になるか分からん」で、相当に急いで売ったことが想像できるのです。

● そして、最終的には「売買取引の全面停止について」のお知らせが午後2時半頃に流れて(http://www.tse.or.jp/news/200601/060118_c.html)、今日は午後2時40分までで立会い終了。「終了」というのは、ある意味では正しい表記ではなく、午後2時40分に売買停止になって、そのまま「引け」がなく終わりました。なので、テクニカル的には、全銘柄ザラ場引け。本来ならば引ける銘柄も、大量にザラ場引けとなりました。ライブドアのストップ安比例配分も行われなかったし、「不成」なども執行できないまま終了。何かと異例な状況ばかりの1日だった締めって感じでした。

● セリング・クライマックスとの言葉が頭を過るのは事実ですが、問題は、それを考えるだけの「クール・ヘッド」が残っているか。明日には、もう少し見えてくると思いますが、これを書いている時点では、何とも言えません。押し目買いのチャンスと言われればそうかもしれませんが、チャート的に、かなり崩れてしまったのも事実。チャンスはありそうですが、難しい局面です。ちなみに、本日の東証1部出来高は32億7971万株、売買代金は3兆9668億円とかなり活況でした。

● 夕方、東証から明日の取引に関して、「東証、後場の立会い開始時間を当分の間、午後1時からにする」という発表(http://www.tse.or.jp/news/200601/060118_g.html)。ただ、現時点では大証やJASDAQについては、何の変更も出ていないので、東証現物以外は午後12時半スタートってことになりそうです。つまり、昼休みが増えるわけではないし、セールストレーダーとしては、自動執行プログラムなどの修正を加える必要が出てくるなど、かなり厄介な事態になりそうです。一方、TOPIX関連の先物・オプションについては、通常通りの売買を実施する旨、東証から発表されています(http://www.tse.or.jp/news/200601/060118_h.html)。

● えーっと、それ以外の銘柄は・・・。あまりにもドタバタで、注意して見ていることが出来ませんでした。ライブドアについては、色々とご質問を受けるのですが、この場所で同株に限定して書く事は、何かとリスクがあると考えています。なので、ライブドアに限定するのではない、という前提で、過去の例を見てみましょう。

● 社長が覚醒剤でつかまったり、暴行などで捕まったりした例は過去にもあったのですが、あくまでも個人の犯罪。銘柄としては、そのまま取引が実行されるケースが多いようです。逆に、カネボウは会社ぐるみの犯罪として受け止められ、上場廃止の憂き目にあいました。この辺が参照可能な過去の事件例ですが、どちらがライブドアに当てはまるかどうかは、全く不透明。私も全く分かりません(^^;。捜査の進展などを待つほか無いですし、この時点で断定するのは無理です。もっとも、不透明感というのは相場が一番嫌がることなので、それがネガティブ効果を発揮するのは、仕方ないとは考えています。

● 話題がバラバラで恐縮ですけど(^^;、今日のドタバタのなかで、感じた事を一つ。ちょっとカチンと来たのが、ロイターに流れていた大証社長の「システム容量に今のところ全く問題ない、通常通り取引を継続」というコメント。約定が返ってくるのに20分間も掛かる状態が「通常」ってこと?容量が足りていて、約定返送に10分も20分も掛かるのが普通ってこと?大証の約定案内のトロサに普段苦労しているだけに、さすがにカチンと来ました。ちょっと、コメントの仕方には気をつけて欲しいところです。

● 最後に、今日も誤発注があったみたいですね。銘柄はアデランス(8170)。誰か間違えて成行き買いを入れてしまった様子ですが(日中足ご参照)、これで高値を付けた13時37分は、相場全体がパニックになっていた時期。なので、ザラ場中は話題にもならなかったし、ほとんどの方は気付かなかったのでしょう(^^;。私も、大引け後に某氏からの電話で知りました(^^;。ご参考に日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

アデランス(8170)日中足

● えらく長く、しかも文脈がバラバラのコメントでスミマセン(^^;。

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