このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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● GW突入直前の4月28日終値時点での25日騰落レシオは113.36%。まだ「割安」と呼べる水準ではないのですが、さすがに過熱感はかなり解消した格好になっています。

騰落レシオとTOPIX ● 今回の上昇相場で記録した25日騰落レシオの最高値は、4月5日に記録した153.28%。騰落レシオとしては、かなりの異常値といっても差し支えない数字でした。

●そこからちょうど3週間が経過したのですが、あれだけの異常値があった割には、騰落レシオの下落は比較的緩やかな印象があります。この背景には、高値を記録した翌日からの累計値上がり銘柄数は12,973銘柄で、値下がり銘柄数は13,523銘柄。さすがに値下がり銘柄数の方が多いとはいえ、この部分だけのレシオを取ってみると95.93%と、基本的にチャラに近い数字なんですよね。相場は「調整」と改めて言うほどの下落ではなかったことが良く分かります。

● 騰落レシオという数字だけを見ると、少なくとも100%割れまで行かないと、なかなか買いという方向には出難いです。GW中の立会日数はわずかに3日(4月30日、5月6日、7日)だけ。この3日間が全て値上がり500銘柄/値下がり1000銘柄という弱い相場だったとして、25日騰落レシオはようやく100.89%まで下落するだけです。

● ちょうど1年前のGWあたりも騰落レシオが一度90%台まで下落して、それをきっかけにする格好で、その後、相場の上昇が再開された局面がありました。似たような動きがあると考えるにしても、25日騰落レシオに関して言えば、「もう一声」欲しいところです。今後の展開に注目しておきましょう!

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騰落レシオとTOPIX ● 昨日(4月9日)、週末時点での25日騰落レシオは152.06%。相場全体の水準としては、日経平均もTOPIXも1週間としては、ほぼチャラの値動き。騰落レシオも似たような格好で、高止まり状態が続いています。

● 直近の25日騰落レシオのピークは、週初、4月5日に記録した153.28%だったので、週末時点の数字も基本的に同水準。120%超が過熱ゾーンと言われるなかで、150%台というかなり極端な水準が続いています。過去には2004年に25日騰落レシオは147%台まで上昇したことがあったのですが、今回の水準は、それ以来となります。

● この先の騰落レシオの動きを考えると、来週5日間に毎日、値上がり750銘柄/値下がり750銘柄のチャラ相場が続いたとしても、来週金曜日に133%程度までしか下がりません。値上がり500銘柄/値下がり1000銘柄といったかなり弱い相場が5日間連続したとして、ようやく116.60%まで下落する計算。そこまで下がっても割安とは言えないものの、過熱感の解消にはなりそうです。ただし、値上がり500銘柄/値下がり1000銘柄が5日間も継続するとなると、結構、弱い相場に見えるでしょうけどね。

● グラフをご覧頂ければ分かるのですが、2009年3月~4月に掛けても、一度、騰落レシオは今回ほどではないものの、かなりの水準まで上昇したあと、一度下がって調整。その後、相場上昇と共に再び上昇しています。その期間、指数としては、ジグザグはあるものの基本的に横ばいで、時間を掛けて調整した格好でした。

● 今回がどうなるか分からないものの、値幅調整か時間調整か、それともセオリーをブチ破るだけの相場があるのかどうか、ドキドキしながら注目しておきます(^^。

第一生命(8750)日中足

● 第一生命(8750)の上場2日目。もっとも、初日は擬似ダッチ方式として、一本値取引で即売買停止になったので、実際にザラ場取引があったのは4月2日が初日。この4月2日終値で第一生命株はFTSEに新規採用となりました。時価総額が大きなIPO銘柄に許される「Fast Entry」という早期算入制度に基づくものです。この辺の詳細は、以前このブログでも書いたので、『第一生命株、 FTSE算入は4月2日終値基準で』をご参照下さい。

● 今回は記録保存の意味合いで、FTSE算入日の最後の最後に何が起こっていたかを書いておきます。まず左側グラフは第一生命の4月2日の日中足(出典:Yahoo! JAPAN Finance)です。ちょっと分かりにくいのですが、最後の最後にピョコンと跳ねて下がってしているのが分かると思います。それに伴って、かなりの出来高が出来ているのも。この辺は、かなり典型的な指数イベント銘柄の動作です。

● 東証の売買システムが arrowhead になってから、かなりの売買をこなせるようになっているのは誰が見ても分かるのですが、今回の第一生命でも、その真価を発揮。最後の1分間だけの取引に限定してみると、165,900円で14時59分がスタート。そこから166,800円まで上昇して、14時59分の最後に記録されているティックは163,500円。そして大引けは162,500円。

第一生命(8750)歩み値抜粋 ● 値動きもさすが指数イベントとして"相応しい"貫禄があるんですが、驚くべきはティック回数。14時59分と銘打たれた取引だけで、なんと453回(!)。

● 右側はマネックストレーダーの歩み値画面の抜粋ですが、これでも14時59分部分のホンの一部です。実は、この画面を更新しながら手作業でティック回数を数えたので、多少の間違いはあるかも知れませんが、意図はご理解頂けるかと…。どちらにしろ、1分間に453回もの取引が成立しているんだから、リアルタイムに目で追い掛けるのは、いくら動体視力がスーパーマン並でも不可能です(^^;。

● ちなみに、14時59分に成立した出来高は 17,605株。大引けのワンティックで 42,666株の取引が成立しています。第一生命の全日出来高は 1,078,553株だったので、14時59分と大引けのホンの1分間で、60,271株、5.59%もの取引が成立したことになります。ただ、実はこれは事前に予想されていた10万株程度という数字からすると少なめ。背景としては、ザラ場引けリスクなどを考慮して、実際には、もう少し前から執行していたためと考えられます。

● いずれにしろ、第一生命が算入される株価指数として、FTSEはマイナーではないけど、MSCI BarraやTOPIXなどと比較すると、規模としては小さい方です。今後、MSCI Barraでも「Early Inclusion」(FTSEで言うFast Entryと同意語)があります。

● 実は、既にMSCI Barraから公表されていますが、「4月15日より第一生命は MSCI Barra に新規採用されます」(リンク先は英文のMSCI Barra発表リリース)。4月15日から指数採用ということは、基準となるのは、前日の4月14日(水)の終値。つまり、ここでFTSEの場合と同様の指数イベントが発生することになります。

● FTSEよりは MSCI Barraの方が連動ファンドの規模が大きいと考えられるので、素直にいけば、想定される買い規模は大きくなると考えられます。もちろん、FIFなどが公開されていない(契約者のみのライセンス情報)ので、詳細は不明ですが・・・。

● 一応、この手の指数イベントの経験が浅い方もいらっしゃるでしょうから、蛇足的に書いておきますが、指数連動ファンドの買いニーズがあるからと言って、株価が上昇するなんて寝惚けたことは言うつもりありません、為念(^^;。それとこれは別モノです(キッパリ断言!)。

● まぁ、それでも、一応、期待感を込めて眺めておきます(^o^)。

騰落レシオとTOPIX ● 名実ともに新年度入りの相場。市場の話題を集めた第一生命(8750)も、無事に売り出し価格を上回って上場。そして、本日(4月1日)終値時点での25日騰落レシオは、ついに149.55%まで上昇。一般的に過熱領域と言われる120%を超えてきてからしばらく経過するものの、まだ調整らしい調整局面はこないままです。「ふぅ~~」(^^;。本当におっかなびっくり相場です。

● グラフをご覧頂ければ分かりますが、25日騰落レシオのこの水準は、本当に久しぶりというか・・・。グラフには、2008年末あたりから描いているのですが、そのなかでは最高値水準です。正確に「いつ以来」は調べていませんが、何年かに1度の水準に来ているのは間違いありません。

● 前回、The Gartman Letter の "Rules of Trading" から引用したのが、『 Markets Can Remain Illogical Far Longer Than You or I Can Remain Solvent 』という相場格言。まさにそんな感じになって来ました。ちょっとしたチキンレース状態かもしれませんね(^^;。

● 付いていくだけ付いていって、最後は損切りすると心に決めてやる方法もあるでしょうし、参加しないことも投資戦略の一つと考えることもできます。ただ、フルインベストメントという決まりの中でやっている機関投資家のFM諸氏にとっては、かなり悩ましい状況になりつつあるのも確か。リスクを落としたくなるけど、落とすと付いていけない。でも付いていかないと、後で何を言われるか…。何度も繰り返されるシーンではあるのですけどね。

● 「ふぅ~~」(^^;。

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