このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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● 今日はさすがに連騰記録が途絶えそうな雰囲気ですが、この9連騰中にも、市場関係者の間からは「ちっとも儲からん!」との嘆き声が結構聞こえてきます。実際、マーケットを見ていても、朝方にピョコンと上昇して始まったとしても、ザラ場では動かないというか上値が支えてしまうというか…。要するに前日比ではソコソコの上昇だったとしても、日中はあまり動かない商状が続いている印象がありあり。で、今日は"静か"で"面白みに欠ける相場"なので(^^;、ちょっとデータを抜き出して見ました。

● 分かり易くするために、価格は日経平均先物(9月限)を使っており、イブニング取引は含んでいません。当日寄付で買って終値で売る日計りと、前日終値で買って、翌日の寄付きで売る「1泊2日」のオーバーナイトを試して見ました。なお、今回のラリーは7月14日から始まっているのですが、その前日、7月13日の日経平均先物終値は9040円。昨日終値の10080円まで1040円も上昇し、上昇率は11.50%にもなります。

日経平均先物(9月限) (買)当日始値
(売)当日終値
(買)前日終値
(売)当日始値
始値高値 安値終値前日比
7/139240935090309040-210 ------
7/149240930091709250+210 +10+200
7/159330934092509290+40 -40+80
7/169500950093109330+40 -170+210
7/179410943093609380+50 -30+80
7/219570966095009650+270 +80+190
7/229630976096009730+80 +100-20
7/239710987097009780+50 +70-20
7/249940996098609940+160 0+160
7/2710040101901002010080+140 +40+100
7/14~7/27の合計+1040 +60+980

● かなり乱暴な議論であることは理解していますし、数字のマジックってことも認識しています。しかし、それでもこの成績の差には、かなりショックを受けてしまいます(^^;。前日比の積み上げだけでも+1040円なので、「ロングのまま、何もしなかった向き」が一番成績が良かったことになってしまうのです(^^;。もうちょっと真面目に考えて見ると、今回のラリーが「外部・海外要因」に大きく左右された結果との一面も見えてきます。東京時間のザラ場ではほとんど動かず、オーバーナイトギャップが値動きの多くを占めていたことになるからです。それにしても、こうやって数字を並べて見ると、特にザラ場に生きている方々にとっては、「やってられんなぁ~」となるのも、良く分かる気がします。

● ご参考までに、日経平均の日足(直近3ヶ月分)も付けておきます(出典:マネックス証券)。

● 今後、この傾向が続くかどうかが問題ですが、それは良く分かりません(^^;。結局のところ、外部要因次第ってところでしょうか…(^^;。

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● 更新されなくなってからも、ちょくちょく訪れていたJ_Coffeeさんのサイトが先日からアクセスできなくなってしまい、「どうしたんだろう?」と考えていたところでした。また、「多少の手間があったとしても、全文、保存しておけばよかった…」と悔いが残ったところなんですが、HPにアクセスが出来なくなってしまってからそれを言っても、既に遅し。

● J_Coffeeさんのサイトは、infoseekの上だったので、更新してなければ、いずれどこかで消される可能性はあると想像していたものの、infoseek(楽天)の担当者は重要性を分かっているのだろう、と安易に考えていた点もあったのです。まぁ、無くなってしまってから「重み」に気付くというのは、この世の中、往々にしてあるもので…(^^;。私もHPのマーケットコメント用にinfoseekを使っていた時期があったのですが、ここは更新をやらないとあっさりと消されてしまうのです。無料のHPスペースを提供してくれているので、こちらが文句を言う筋合いではないのは分かっているんですが、それ以降はinfoseekは基本的に使わなくなったという経験があったもので…。

● そうこうしていたところ、gotospace さんの著名サイト、「考える株式投資」にてJ_Coffeeさんのミラーサイトが出来たとのお知らせ!

『あの有益な内容がネット上から消失するのは社会的な損失だと思うので、J_Coffeeさん御本人に直接相談をして許可を頂きましたので、ミラーサイトを用意しました』

● そこまでの行動力がなかった自分をちょっと恥ずかしく感じてしまいました(^^;。それよりも何も、gotospace さん、ありがとうございました!この件については、gotospace さんのサイトのなか、「7/10 近況報告 / Twitter始めました」に出ています。もっとも、ヘッドラインにはJ_Coffeeさんのミラーサイトにして関しては一言も出ていないので、RSSなどでヘッドラインだけをチェックしていても分からないのですけどネ(^^;。というわけで、私の方から応援メッセージと共に宣伝を(^^;。URLは上記アップのなかに記載されていますので、そちらからどうぞ。

● ところで、そのJ_Coffeeさんのサイトの最後のアップは、「郵政民営化法案の否決と日経平均の値動き」(2005/8/8)。懐かしいというか…(^^;。あれほど劇的に政治イベントで相場の流れが変化したのは、私の経験では初めてでした。今日は東京都議会選挙。東京都民の皆さん、投票権を行使しましたか?もちろん、私は朝一番でやってきました。国民が政治に対して使える数少ない権利です。ちゃんと行使しましょうネ。

● 今日、7月1日はTOPIXの算出開始40周年らしいです(^^;。東証からもらったカレンダーに赤字で書いてあったので、前々から知ってはいたのですが、「ふぅ~~ん」程度に東証HPを覗いていたら、そこにお宝がありました。「TOPIXの対前日騰落記録(算出開始来)」です。

● 相場が大きく動くたびに、「○×以来の急騰(急落)」といった書き方をしたくなるのですが、実はTOPIXの騰落記録はWeb上にはどこにもなく、いつも東証に直接電話で聞くしか手段がなかったのです。これは聞くほうも聞かれるほうも面倒な話で、「何とかならんかなぁ~」とずっと感じていました。日経平均の騰落記録はWeb上に掲載されていたので、余計にそう感じた次第だったのです。

● 後々のためにも、ここに「TOPIXの対前日騰落記録(算出開始来)」をリンクしておきます。PDFファイルへの直接リンクです。もっとも、この資料には騰落率のみ掲載されており、騰落幅は掲載されていません。どうせなら、両方とも掲載してくれていたら良かったのに…(^^;。

● なお、日経平均の騰落記録は「日経平均プロフィル」のなかにあり、上昇記録下落記録となっています。日経平均は、プルダウンで率と幅を切り替えることが出来ます。

● 先週末にS&Pから「S&P、企業グループ指数 ‐三菱系企業群‐を開発」とのリリースが出たことを聞いて、その時は「ふぅ~~ん」状態。昨日になって東証から三菱"財閥"系 ETFの上場が発表されました。やっぱり、このニュースフローは連動していたのネ(^^;。突如としてS&Pが勝手に「三菱系列指数」を作るとは思えなかったので、何かあるとは思っていましたが…(^^;。東証のリリースは、「7月17日に、企業グループに着目したETF(上場投信)が初めて上場します」です。

● S&PのHPに行って資料を見ると、現時点での指数採用銘柄の一覧が開示されています。全部で26銘柄で、記録のためにも下表にしておきました(出所:S&P)。

ピーエス三菱(1871)東洋製作所(6443)
キリン HD(2503)三菱電機(6503)
三菱レイヨン(3404)三菱重工(7011)
三菱製紙(3864)三菱自動車(7211)
三菱ガス化学(4182)菱食(7451)
三菱ケミカル HD(4188)ニコン(7731)
大日本塗料(4611)三菱商事(8058)
新日本石油(5001)三菱UFJ FG(8306)
旭硝子(5201)三菱UFJリース(8593)
三菱製鋼(5632)東京海上 HD(8766)
三菱マテリアル(5711)三菱地所(8802)
三菱電線(5804)日本郵船(9101)
三菱化工機(6331)三菱倉庫(9301)

● 多くの銘柄は会社名に「三菱」と入っているし、そうでない場合でも、東京海上や日本郵船は、まぁ、知らない人は居ないでしょう(^^;。東洋製作所は三菱重工系なので入っているようです。新日本石油も、一瞬「?」となりそうですが、三菱石油を吸収した会社だし、「三菱金曜会」のメンバーでもあります。

● S&Pのリリースによると、採用基準は「S&Pグローバル総合指数に採用されている銘柄」で「大株主株式所有状況や設立年、三菱関連団体への所属状況をベースに判断されます」とあります。三菱グループの関連団体として有名なのは、三菱金曜会(http://www.mitsubishi.com/kinyokai/)。ここの会員29社で上場している銘柄は、今回の指数に全て採用となっています。余談ですが、三菱ケミカル HDの傘下に入っている銘柄が結構あるのを改めて認識してしまいます。ちなみに、三菱鉛筆(7976)は「三菱」と社名に付いているものの、全く三菱系ではありません(^^;。当然、指数にも含まれていません。まぁ、この話は有名だから、皆さんもご存知ですよね(^^;。

● S&Pのリリースには、「近い将来に他の企業グループを対象にした指数も開発する予定である」とのコメントも掲載されているので、今後は、三井住友 ETFはもちろん、みずほETFなんかも出てくるのでしょうね。ソフトバンク系列 ETFなんかも「あり」かな?!?

● え~~っと、昔のパターンだったら、ここで三菱ポートフォリオを組んで、対TOPIXや対日経平均でパフォーマンスや特性分析をやりたいところですが、手元にBloombergが無く、過去データなどが簡単に入手できないので出来ません(^^;。いずれ誰かが実施してくれるとは思うので、そちらをご参考にどうぞ(と努力放棄する(^^;)。ただ、今後、色々な企業グループのETFが出てきて、パフォーマンス差がはっきりすると面白くはなりそうです(^^。NT倍率のようなスプレッド取引が簡単に出来るようになるだろうし、ネタとしても「この決算期は○×グループが○△グループをアウトパフォームした」なんてことが書けるかもしれません。

● S&Pのリリースには「年に2回リバランスされます」とあるのですが、新規に上場してきた銘柄が入るのはともかく(現時点で「三菱総合研究所」や株式会社化すれば「明治安田生命保険」なども可能性が考えられる)、外れる銘柄って…(^^;。三菱グループから追放されるってこと?まぁ、M&A絡みだったら仕方ないのでしょうけど、それはそれでニュースになりそうです。

● 7月17日に向けて「三菱ネーム」を先回り買いするほど酔狂ではないにしろ、一応、注目。


追加補足

● 誤解があると「アレ」なので、ちょっと追加補足しておきます。ETFの設定は通常のオープン投信などとは違っている点があります。つまり、最初は「自己設定」という格好でスタートし、その後は「ポートフォリオの交換」によって残高が増加する形になります。この「ポートフォリオの交換」は、ETFを構成するウェイトに従って現物をETFと交換してもらう仕組みで、他のETFでも同じシステムになっているのです。

● 東証のHPに開示されている同ETFの資料(http://www.tse.or.jp/rules/etf/1670a.pdf)によると、信託元本の下限は20億円と明記してあるので、最低の場合は20億円の設定ってことです。もちろん、最初からある程度の資金流入が望めるとなると、もっと設定サイズが大きくなる可能性もあります。また、市場での流動性という観点からだと、もっともっと大きくないと商いが難しいでしょうね。ETFの残高は、いわば"発行済み株式数"みたいなものですから…。

● ある意味では、このETFを保有することは、三菱グループ企業にとっては「擬似持ち合い」みたいなもの(^^;。お付き合い程度のニーズはあるでしょうね。もっとも、直接的な議決権などが無いので、あくまでも「擬似」でしかないし、グループ企業としてはその議決権の方が大事だったりするんでしょうけど…。

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