このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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● 最後の出社日から約1週間が経過しました。この間、顧客への挨拶周りやら雑事をこなしていたのですが、さすがに、少しずつ「実感」が出てきつつあります(^^;。

● この期間中、ブログにも掲示板にも、そして直接的にも、非常に多くの方々からメールやメッセージを頂きました。完全に私自身の想像を上回る量でした。本当にありがとうございます。そして、とても感謝しております。

● 本来ならば、お一人ずつに返事を書かなくてはいけないところですが、ちょっと数的に自分の想像を上回るところがありまして(^^;、さらに意外にドタバタとしていることもあって、なかなか手をつけていません。まとめてのレスって格好になってしまうのは恐縮ですが、追々、少しずつ対応して行こうと考えておりますので、何卒、ご了承のほどをよろしくお願い致します。

● とりあえず、お礼、感謝とお詫びまで…。

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 TOPIX : 846.93 (+33.56, +4.13%)    日経平均 : 8664.66 (+428.79, +5.21%)    円ドル : 90.90  

● 突然でしかも私事で恐縮ですが、一身上の都合により、現在の勤務先を退社(退職ではないけど…)することになりました。出社は今日が最後でした。今日もマーケットコメントを書くつもりだったのですが、何やかんやで相場をあまり見ていなかったので、このマーケットコメントは、この"ご挨拶"をもって、ひとまず終了とさせて頂きます。最後が「相場急反発+雲ひとつない晴れ」で良かったです(^o^)。本当に長い間、ありがとうございました。

● と、こう書けば、「クビになったんだろう」とか「悪さしたんだろう」なんて誹謗中傷する連中が出てきてしまうのかもしれませんが(これが今のネットの難点です)、まぁ、それはそれ(^^;。実際にこのHP/ブログを、それなりにちゃんと読んで頂いている方々には、分かって頂けると考えています。会社を辞めるには最悪のタイミングなのは、確かにそうかもしれませんけど…(^^;。

● 振り返れば、このコメントを書き始めてずっと同じ証券会社だったし、かれこれ12年近く書き続けたことになります。当初はFAXで顧客にお送りしていたし、最初のうちは「書いたら終わり」だったので、特にファイルをセーブもしていなかったのです。その後、自分で「あの頃の相場はどうだったか?」と後日、見返すニーズが発生し、そのためにも保存しておくメリットが出てきたのです。ちょうどその頃、HPを比較的簡単に作成することが可能になり、オフィスからだけではなく、自宅からも出張先からも参照できるようにするため、最初はピュアに自分のために相場コメントのHPを作ったのです。

● そのうち、特に宣伝していないにも関わらず、自分以外の方々からのアクセスが出始め、段々とHPらしく作らなくてはならなくなり(^^;、そして現在の形になったという次第。面倒臭いこともあって(^^;、HPの構成そのものは、ほとんどいじくっていません。基本的には、過去の相場コメントの格納倉庫って感じです。HPに掲載しているマーケットコメントだけでも、1998年3月16日からですから、かれこれ10年ってところ。長いですよね、かなり…(^^;。途中、ニューヨークへの転勤/引越しがあったり、入院があったりで途切れた時期もあったのですが、それでも続けてこられたのは、ひとえに皆さんに「読んで頂いている」という実感と自覚が支えでした。

● 最初の頃は、まずは自分のためだけ。そして、自分が直接担当した顧客(しかも良く知っている人)だけにお送りしていたこともあって、かなりくだけた言葉使いでした(^^;。時間の経過とともに読者は徐々に増え、ある時期を越えて一気に増加した印象です。HPのアクセス状況を見ると、やはりニューヨークに転勤になり、そして戻ってきた後でしょうか。また、時代とともに内容も変化し、近年ではコンプライアンス面での要求が格段に厳しくなった印象です。何かと物事をはっきりと書きづらくなり、それこそ「奥歯にモノが挟まった」ような書き方へと変化して行かざるを得なかったのは、ある意味では、時代の流れを反映していたと感じています。

● 今後ですが、私のHP/ブログのコンセプトが、あくまで「主として日本で資産運用を職業とする法人顧客向け」ってことなので、その範囲で何か書きたくなったら書こうかな、と考えています。実は、私の身体にも積年の不摂生によるガタが来ているようで、それを是正するための時間を少し取る予定です。そのせいもあって、毎日、端末にひっついてリアルタイムで相場を見ているワケではなくなります。そこで知った振りして、薄ら寒いマーケットコメントを書くのは、読者の方々に対する裏切り行為だとも考えています。だから、それはやりません。

● リフレッシュ後に業界に復活したとしても、次に行く会社がこういった個人的なHP/ブログを認めてくれるとは限りません。実際、米系証券などでは、個人の趣味によるブログ(例えば料理とか旅行とか)なども制限している会社は珍しくないのです。もちろん、ハンドルネームで全く仕事と違う話を書くのなら、バレるリスクは非常に低いとは思います。ただ、こんな時に往々にして起こるのは「チクリ」だったりして、そうなると余計に落ち込むことになります(職も失うだろうし…)。そこまできつくなくても、仕事と密接に関係しているこういったHP/ブログを、今までのように続けられるかどうかは、何とも言えないところです。まぁ、この辺のことは、次の仕事を決める段階で気にすりゃあ良い事なので、ちょっと先の話ですけどネ(^^;。

● 最後で恐縮ですが、これだけの長い期間、お付き合いを頂きまして、本当にありがとうございます。皆様のサポートを心から感謝しております。

 TOPIX : 813.37 (-35.88, -4.22%)    日経平均 : 8235.87 (-484.68, -5.56%)    円ドル : 89.50  

● 今日はビッグSQ。例によって時系列に行くと、朝8時半頃にExcel上の日経平均速算は前日比930円高程度。その後、時間が経過するに従って少しずつ下落し、8時55分で820円高、8時59分で600円高、8時59分30秒で350円高と来て、最後の最後に"お約束"の売りバスケットが出て寄付き。ただ、今日は普段のビッグSQと比較すると、かなり商いそのものが少なかったことと、ミスプライス狙いの買い指値なども少なめだったようで、意外に大きなインパクトが発生。SQ値は前日比293.26円安の8427.29円(9時27分確定)と、8500円の大台割れでした。市場筋推計によると、SQ関連売買は、6億株程度、6000億円程度だったとのこと。

● SQ後の相場は、比較的典型的な金曜日相場の雰囲気だったのですが、前場最後の30分間でアレヨアレヨの上昇。「こりゃあ、後場に何か入ってくるの?」との期待感も抱かせる前場の引け味だったのです。ところが、昼休み(12時10分過ぎ)に出てきたのが、「米ビッグスリー救済法案が合意に達せず」とのニュース。しかも、リード民主党上院院内総務が「明日のNY株式相場を懸念」なんて発言するもんだから…。これを受けて、急激な円高が進行してGLOBEXの米株価指数先物がドカンと急落。とてもじゃあないけど、日本株が支えきれるような事態ではありませんでした。

● ニュースが出た最初の頃は、円も対ドルで91円割れあたりだったのが、時間が経過するとともにドンドンと円高が進行。午後1時20分前には、あっさりと90円の大台を割り込み、そこでストップロスを引っ掛けたのか、あっという間に89円も割り込むドル急落/円急騰。ちょっと呆気に取られるぐらいのスピードで、「あぁぁぁ~~~~」って感じの円高進行でした。これまで、ドル安/円高になるぞと言われながらも、ドルは意外に踏ん張っていた感があったのが、一気に噴出した印象。某銀行の為替トレーダー氏は、「ドルの買い手がおらん…」と嘆いていました。

● こうなると当然のように、東京でも自動車株が先陣を切って急落し、ディフェンシブ系銘柄まで下げ幅を広げる展開。一時は、かなりパニック的な空気も流れていました。その後、為替が落ち着きを取り戻すとともに、株式市場もやや落着きを取り戻す展開。実は、今週はずっと上昇していたので、これだけ今日1日で下落しても、週で合計するとプラスでした。ある意味では、"のりしろ"があったってことになるのですが、それでも、1日で見ると大幅下落になってしまいました。焦点は今晩のNY市場の反応ですね、言うまでもなく…(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 記録。東証1部出来高は前日比7億8318万株増の30億2881万株、売買代金は同7145億円増の2兆4807億円。さすがにビッグSQって感じでした(^^;。それでも、上記した市場筋推計の6億株/6000億円程度がSQ関連だったとすると、パッと見の印象ほどではありません(^^;。それでも、後場のややパニックになった売りが膨らんだのは分かります。東証1部値上がりは252銘柄、値下がりは1408銘柄。

● 日経平均の日中値幅は522.74円(前場190.36円、後場431.24円)と大きく、その大部分が後場だったのが良く分かります。SQだったにも関わらず、前後場の売買代金分布は比較的静かで、前場が50.25%、後場が49.75%でした。ビッグSQとしては珍しくSkewが小さかったというか、それだけ直接的なSQ関連売買が少なかったとも言えます。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、小幅売り越し(2720万株売り/2650万株買い)でした。

● 業務連絡。金融庁から先日の空売りパブリックコメントに対する回答が出ています。詳細は金融庁HP内の 「…パブリックコメントの結果等」 (タイトルが長過ぎるので一部略)のPDFファイルに掲載されていますので、そちらをご参照ください。あまり書くとアレですが、基本的にはパブリックコメントに出てくる段階で既に"結論"が固まっており、大きく変更されることはない、ということを再確認。機関投資家からの注文の場合、注文の都度の確認は無くても良いものの、やっぱり色々と確認と記録を残す(7年間も)が必要なようです。電話テープを7年間も残すの?まぁ、この辺はコンプライアンスの解釈が出てくるまでは、現場としてはフリーズ状態(^^;でしょうけど、「12月16日(火)に施行」なので、あまり時間はありません(^^:。間にあうんかいな?

● 良い週末を!

 TOPIX : 849.25 (+14.70, +1.76%)    日経平均 : 8720.55 (+60.31, +0.70%)    円ドル : 92.30  

● 今日も指数は今一つの展開だったものの、個別銘柄の値動きは、上下共にかなり派手な1日でした。全体を指数で見ると、寄付きから小口売りが先行する格好でマイナス推移。ただ、ドカンと大きく売られる雰囲気ではなく、SQ前日の落着いたような神経質なような微妙な空気。そんな中、今日はTOPIXがかなり堅調に推移し、ここ数日間とはちょっと違った格好。TOPIXは比較的早い時間帯(前場中盤)にプラス転換していたものの、日経平均がプラスに転じたのは後場に入ってから。しかも、最後大引け間際のピョコンが効いて、TOPIXも日経平均も高値引け。

● これでTOPIXも日経平均も4日続伸になったのですが、「4日続伸」は意外に久しぶりのことで、TOPIXだと今年6月13日~6月18日まで4連騰して以来、日経平均だともっと前の話で、今年5月12日~5月15日まで4連騰して以来。なお、このときTOPIXは6連騰しています。ここまでの4連騰で、TOPIXは63.23pt高(+8.04%)、日経平均は803.04円(+10.14%)も上昇しています。為念。

● で、何が原因でこんなに堅調だったか、ですが…(^^;。一応、米自動車救済法案の件や、国内の不動産関連税制の話などがあったものの、どれか一つが効いたというよりも、何となく積み重なって、極端な不安感が薄れつつある、というイメージでしょうか。もちろん、多くの市場関係者はこれで全てが解決したなんで全然考えていないだろうし、「ベア・マーケット・ラリー」に過ぎない程度の覚悟はあるハズ。売り込まれたセクターが戻るというのも、「ベア・マーケット・ラリー」の特徴の一つですが、それがブルマーケットに変貌する可能性もあるんで、それなりに期待感は膨らみます。「オバマラリー」だって、有り得ない話ではないですから…(^^;。まぁ、なんと言っても、年初来でTOPIXは4割以上下がったのだし、下落が急だっただけに戻りもそれなりの規模になる可能性はあるんです(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 記録。東証1部出来高は前日比9948万株増の22億4563万株、売買代金は同1341億円増の1兆7661億円。東証1部値上がりは1157銘柄、値下がりは424銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比68.32円安の8591.92円(9時25分確定)で、日経平均の日中値幅は201.44円(前場123.15円、後場140.39円)と、指数は比較的小動き。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、株数ベースではかなりの買い越し(1550万株売り/2740万株買い)でした。もっとも、市場筋観測によると、金額ベースではホンの少しだけの買い越しだった様子です。

● 話題変更。フジサンケイビジネスアイに、 「空売り情報公開空回り 実施1カ月、効果みられず」 との記事。久しぶりに"空売り"の話題を見た感じです。言い換えれば、市場では空売りに関して、マーケット下落の原因としては意識されていない、ということの裏返しでもあるんです。まともな市場関係者は、空売りが原因で相場が下落したとは考えていないだろうし、空売りがいざと言う時の「買い予約」になる効果も知っているハズ。無茶なトレードの"抑止力"として空売り規制を使うぐらいなら、大引後に手口公開した方が、よっぽど効果的なハズ。現場に妙なレポーティングや確認の負担を押し付けることもないんだし…。何よりも、妙な規制が流動性を落とす原因の一つになっていることは、認識して欲しいところです。ホンマ…。

● 業務連絡。東証から 「大納会・大発会のご案内」 「大納会・大発会における立会時間等のお知らせ」 が出ています。まだ今回は半日立会ですが、来年(2009年)大納会から全日立会となります。これについては、東証リリース 「半休日の廃止に伴う年末年始の立会日程について」 をご参照ください。

● さて、明日はビッグSQ。これだけ裁定買い残高が減ってしまったところでのビッグSQは数年ぶり。何か違いがあるのか、それなりに注意して眺めておきます(^^;。

 TOPIX : 834.55 (+16.61, +2.03%)    日経平均 : 8660.24 (+264.37, +3.15%)    円ドル : 92.60  

● 今日はやや弱い展開かなと想像していたら、弱かったのは朝方の瞬間だけ。前引けに掛けて上向きの動きがはっきりし始め、後場寄付きはちょっと戸惑うほど強い相場展開。「米ビッグスリー救済案、米民主党とホワイトハウスが合意」と伝えられたことも、上昇に弾みをつけた印象でした。もっとも、「そうは言っても、オーバーナイトリスクは嫌」との空気も結構強くて、最後の30分間ぐらいはやや伸び悩み。それでも、これで3連騰になったし、TOPIXはまだ25日移動平均線に届かないものの、日経平均は25日線を今日でクリアし、それなりに強さを感じる地合いでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 物色動向を眺めると、上昇相場を引っ張ったのは、自動車、テクノロジー、海運、機械、鉄鋼、不動産などの市況関連や輸出関連で、マイナスだったのは電力・ガス、医薬品、鉄道など、ここまで堅調だったディフェンシブ系銘柄ばかり。相場の流れが変わり始めているのか、それともディフェンシブに向かう流れが単に一服しているのか、かなり見極めが難しくなってきました(^^;。機関投資家が月初のリバランスでリスクを落としてディフェンシブ系に向かったのは何となく分かるし、それが先週末で一段落したのも分かります。一方で、今日も後場ザラ場では、主力株に100万株単位で大口買いが入ったりもしていたので、あながち目先筋だけの動きとは思えないところもあり、思わず信じてしまいたくなる相場(^^;。まぁ、SQ前ってこともあるので、SQ後まで待たなくては見えてこないかもしれません。

● 業種別指数としてもかなり大幅高だった不動産株に関しては、"相場解説"的には、「政府の住宅減税支援策を好感」ってことになっているものの、これは如何にも後付け理由(^^;。「何で?」と聞かれると困る値動きで、しかも大きな銘柄よりも、下の方の銘柄の方がブッ飛びだったのは、ちょっと「???」。ただ、これも相場が底練りするなかの動きの一つ、と捉えることにしています(^^;。内需イケイケ銘柄の大本命は、やっぱり銀行株。ここが動かないと、相場全体が持ち上がることはありません。チャートを見る限りでは、少しずつ底練りしている印象があるのですが、銀行株だけの観点で見ると、例えばシティ(C)やJPMorgan Chase(JPM)の方が、はるかに底打ち感がのあるチャートになりつつあります。このあたりも不思議なんですが、限定的な戻りを取りに行くには、売り込まれた銘柄の方が取り易い、と言った見方が世界的に強いのかも知れません。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億5025万株増の21億4615万株、売買代金は同1262億円増の1兆6320億円。お世辞にも"活況"とは言えないまでも、先週あたりのドツボから少し戻った印象はあります。東証1部値上がりは1082銘柄、値下がりは523銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比18.82円安の8377.05円(9時20分確定)で、「昼休みギャップ」(前場終値→後場SQ値)は63.16円もありました。日経平均の日中値幅は328.92円(前場116.74円、後場177.62円)でした。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、再び売り越し(2420万株売り/2060万株買い)でした。

● 指数系の業務連絡。大引け後にリンクアンドモチベーション(2170)の東証2部から東証1部への昇格が発表されています。東証1部指定日は12月17日。昨年12月17日に新規上場した銘柄(初日は買い気配で取引成立せず、初値は翌12月18日)なので、ぴったり1年での昇格。東証HPの 「一部指定・市場変更・指定替え会社一覧」 にてご確認ください。そういえば、セブン銀行(8410)は今年2月29日が新規上場日(ジャスダック)。えっ?いや、特に深い意味はないんですが…(^^;。

2008年12月09日(火) .... 小幅続伸、指数は方向感乏しい展開

 TOPIX : 817.94 (+5.86, +0.72%)    日経平均 : 8395.87 (+66.82, +0.80%)    円ドル : 92.60  

● 今日の相場で目立ったのは、不動産株や証券株の一角が賑わった一方で、これまでずっと堅調だったディフェンシブ系が売りに押されたこと。さらに指数の動きからは、ほとんど方向感が感じられなかったこと。一言で言えば、あまり面白味を感じる1日ではありませんでした。個別にドッタンバッタンやっている方々は、違った印象を持ったかもしれませんが、ファクターの動きもマチマチだし、統一感に欠けた印象の方が強かった感じ。もちろん、ここ最近の相場では悪材料にぶたれ強くなってきているように見えるし、今日のようにディフェンシブ系が調整しているのは、非常に楽観的な見方をすれば「最悪期脱出の兆し」とも取れるんですが、個人的には、まだそこまで楽観的になれないというか…。まぁ、単なる僻みなのかもしれませんけどネ…(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● さっさと記録に行きます。東証1部出来高は前日比1億3204万株増の19億9590万株、売買代金は同1280億円増の1兆5059億円。東証1部値上がりは823銘柄、値下がりは763銘柄で、今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比55.51円高の8384.56円(9時35分確定)。日経平均の日中値幅は184.75円(前場139.46円、後場97.51円)と、特に後場は本当に方向性が感じられない展開でした。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、かなりの買い越し(1850万株売り/3830万株買い)でした。市場筋の観測によると、米系証券1社が大きく買い越しになっていたとのこと。

● 話題変更。他社さんのレポートについて書くのは、ちょっと気が引ける面もあるのですが(^^;、ご勘弁を。某大手N証券から出ている月間の投資戦略をたまたま読む機会があったのですが、タイトルは「09年以降の日本株展望~10年にTOPIX1,200を目指す」と。これだけだと「ふぅ~~ん、まぁまぁかな?」だったのですが、もう少し読むと、これがかなり厳しい内容。特に2009年後半の予想について、「再度、2008年のTOPIX安値を割り込む展開が想定される」と。2009年9月末の想定イメージでTOPIXが700ポイント(最安値550ポイント)ですって。今日の終値は817.94ptだし、550ptって日経平均にして5500円やんか?!まぁ、その見方も全くおかしくない地合いってのは確かだけど、それよりも、某大手N証券もはっきりと物事言うようになったんだな、って感慨深くて…(^^;。

● 今日は短いですが、この辺で。

 TOPIX : 812.08 (+26.06, +3.32%)    日経平均 : 8329.05 (+411.54, +5.20%)    円ドル : 92.90  

● 堅調な相場展開を予想してはいたものの、後場寄付きからピョコンと跳び上がったのは、ややサプライズ。理屈付けとしては、前週末の米国株式が悲惨な経済指標や先行き不透明感にも関わらず堅調だったこと、アジア各国市場が軒並み大幅高だったこと、さらに意外感のある上昇が先物を中心にショートカバーを誘発した、ってところ。ただ、それ以外には特に目新しい材料はなく、薄商いの中での株高だっただけかも知れません。上昇日には毎回書いている気もするんですが(^^;、継続できるかどうか、英語でいう「Sustainability」が感じられるかどうかがカギです。さらに明日、フォロースルーが感じられるような展開だと、もう言うことはありません(^o^)。

● 時間順に行きましょう。前場は堅調な推移だったものの、全体としては見送り気分が強く閑散。前引け段階での東証1部売買代金はわずか5099億円に留まり(出来高は6億9822万株)、年初来最低水準での推移でした。ところが、後場SQ値は前場終値に対して101.86円もブッ飛ぶ大きな「昼休みギャップ」が発生。後場はこれでピョコンと高寄りして、そのまま高値圏で揉み合いながらの大引けでした。日中足をご覧頂くと一目瞭然ですが、後場寄付きでピョコンと上に跳ねてから、そこから下がりはしなかったものの、上にも大きく行かなかったこと。つまり、後場寄りで何らかの買いが相場を押し上げたものの、残念ながら、そこからのフォロースルーを力強く感じることは出来ませんでした。日経平均の日中値幅は399.26円と、ほぼ400円。しかし、前場は162.98円、後場は130.23円と、それぞれの半場は比較的小動きだったのです。前場も10時半頃までは「膠着」でしたし、その意味では、不思議な1日でした…。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日もLarge70とMid400のパフォーマンスがかなり良く、Large70は49bps勝ち、Mid400は32bps勝ち。Core30は47bps負け、Smallは64bps負けでした。この傾向は先週金曜日と似ています。また、日経平均の上昇率がTOPIXを大きく上回ったのも、金曜日と類似。ただ、金曜日よりもはるかに今日のほうが「日経平均フレンドリー」な1日でした。何が起こっているのかは、追々見えてくるとは思いますが…。

● 記録。東証1部出来高は前週末比3552万株減の18億6386万株、売買代金は同305億円減の1兆3779億円。東証1部値上がりは1443銘柄、値下がりは215銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前週末比77.36円高の7994.87円(9時32分確定)。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、売り越し継続(1830万株売り/1190万株買い)。ガタッとフローが減少して閑散でした。

● 話題変更。今週はビッグSQ週。そろそろロールオーバーの時期になりました。Bloombergで何もいじらずにフェアスプレッドを計算させると、TOPIX先物が-0.38pt、日経平均先物が-11.44円。ところが、限月間スプレッド市場では、TOPIXが+0.5pt買い/+0.6ptヤリ、日経平均が+10円買い/+15円ヤリ(ミニ日経は+10円買い/+11円ヤリ)で終わっており、一見するとかなりのプレミアムに見えます。ただ、上記のBloombergのデフォルトで計算させると、短期金利(リスクフリー)が当限も翌限も0.47%になっています。年越しのレートが1週間のレートと同じってのは、正直言って、現在の金融情勢を考慮すると、ちょっと非現実的に感じてしまうところ。

● そこで、当限は0.47%そのままで、翌限(3月限)をファンディング・レートに近いと思われる0.90%にすると、TOPIX先物のフェアスプレッドは+0.56pt、日経平均で-1.83円になるのです。過去の経験則から、TOPIX先物にはあまりプレミアムが付かない一方で、日経平均先物では10円程度のプレミアムが付くことが多いのを考慮すると、実際にマーケットで付いているスプレッドの値段も、ほぼ妥当な水準かなと…。裁定残高の推移やヘッジファンドの動向などを考慮し、さらに機関投資家の間では、株券電子化に伴って、現物よりも先物でロングポジションを取りたい意向が多少あることを考えると、今回はロングロールの方がプレッシャーが強そうにも感じてしまいます。もっとも、普通に考えたとおりに動かないのも相場なんですけど…(^^;。

 TOPIX : 786.02 (-2.86, -0.36%)    日経平均 : 7917.51 (-6.73, -0.08%)    円ドル : 92.30  

● 少しマイナスかと予想していたら、意外に堅調なスタート。ただ、米ビッグスリーの件や雇用統計などの先行き不透明感は避けられず、上にも下にも大きくは動かない地合いでした。まぁ、これは十分以上に予想できた展開だったので、サプライズでは無かったですけど…(^^;。ただ、指数は比較的小動きだったものの、個別には急上昇している銘柄と急降下している銘柄があちこちにあり、それなりに忙しそうな1日でした。

● 初っ端のプラスについて、市場関係者の間では「???」。買い主体が分からない時は「公的資金の買い」説が有力になります(^^;。まぁ、本当にそうだったかは永遠に分からないし、「公的資金」説が流れる時は、それだけ姿が見えなかったってことです(^^;。今日の相場で特徴的だったのは、Large70が妙に強かったこと。Core30が23bps負け、Mid400が37bps負けだったのに対して、Large70は63bpsも勝っていたのです。Smallも43bps勝ちだったものの、これは時価総額的には小さいところなので影響は小さいものの、Large70のパフォーマンスは、ちょっと不自然な感じもありました。何かその辺の銘柄群に買いが入っていた可能性は考えられます。

● 個別では、一見するとディフェンシブ系がしっかりだったようには見えるものの、電力・ガスや医薬品は、さすがに利食い売りに押された格好でマイナス。一方で、小売りやテレコムは堅調と、方向性が今一つまとめ難い1日でした。まぁ、銀行株が安かったのは、五・十日の週末となれば仕方ありません(^^;。詳細は、色々なマーケットレポートをお読み頂ければと…(とサボる(^^; )。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億2641万株減の18億9938万株、売買代金は同959億円減の1兆4084億円。東証1部値上がりは731銘柄、値下がりは874銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比75.49円高の7999.73円(9時20分確定)。日経平均の日中値幅はたったの115.68円(前場86.47円、後場106.82円)でした。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、かなりの売り越し(2570万株売り/1540万株買い)。なお、今日から集計が1社減って11社になりました。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 話題変更。このところのヘッジファンド関連のニュースフローを見ると、「解約停止」や「償還停止」が異常なほど目立ちます。 「米ヘッジファンドのフォートレスが償還停止、年内の償還請求増加で」 (ロイター)や 「チューダー・インベストメント、BVIファンドの償還を一時停止」 (ロイター)などは最近の典型例。ヘッジファンド側の言い分としては、一部の顧客による大型解約・償還によってファンドが不必要に痛むのを防ぎ、残存顧客の利益を守るため、というのが良く使われます。もちろん、ファンドそのものの存在を継続することで、生き残りを図っている面も強くあるのですが…。ちょっと前までは、解約・償還停止なんてのは"破綻一歩手前"と受け止められ、一気に信用を失う禁じ手だったのです。ところが、昨年8月以降、昨今の状況では、残念ながら珍しくも何ともなくなってしまいました。

● マーケット側から見れば、解約・償還停止により、突然のポジション解消に伴う大量の投げ売りや強烈な買戻しが出にくくなり、市場の混乱を抑制する効果があると考えることが出来ます。ただ一方で、投資家側からすると現金化するつもりだったポジションが、強制的な「塩漬け」状態になってしまうワケで、現金が必要だったりリスクを減らす必要があれば、解約・償還停止になっていないファンドを予定外に現金化する羽目に陥り、結局のところは、廻り回ってマーケットに影響を与える結果になります。

● 厄介なのは、往々にして解約・償還停止になるファンドは、運用成績が悪化したことが原因の場合が圧倒的に多いってこと。結果的に運用成績が悪ければ悪いほど、解約・償還停止になってシコる、という投資家としては避けたいパターンに陥ってしまうのです。その分のリスク量を他で落とすことになったり、ヘッジファンド保有リスクを他のデリバティブを使ってヘッジしたり(最近はそういう商品が流行だったりします(^^;)と、余計な手間隙が掛かります。ヘッジしたリスクは、組成した業者がマーケットでヘッジするしかなく、結局、マーケットにインパクトが出て来ることになってしまうのです。

● 解約・償還停止は、基本的にも根本的にも問題の先送り。多くのヘッジファンドは既にレバレッジを落としてしまっているので、かつてのように数百%(もしくはそれ以上)のレバレッジを掛けていた時点で被った損失を、低レバレッジの状態でコツコツ取り返すのは、全てがうまく行ったとしても、かなりの時間が掛かってしまうのは誰が考えてもすぐに分かります。そのため、これらの問題の「解決」には、相当な時間が必要になるのは明らか。後ろ向き処理を時間を掛けてやるというのは、ある意味で、不良債権処理と同じようなもんです。相場に神風が吹くのを待つ、というのも似た状況でしょうし、そんな時には神風が吹くことは無い、というのも多分、「真」なんでしょう。何度も同じことをヤルってのも、情けない気もしますが…(^^;。

● 雑談。 「ホンダ来季F1撤退へ!経費負担が経営圧迫」 (サンケイスポーツ)などと、あちこちのメディアで報道されています。色々な経済状況を勘案すると致し方ないところでしょうけど、やはり寂しく感じるのは避けられません。電気自動車だけの世界的なレースツアーでもあれば、メーカーも資金を投じて参加する大義名分が出来るだろうのに…。既に電気自動車で時速300キロ超も出る車は存在します(Wikipedia、エリーカ)。結構、興味深いレースになると思います。ただ、妙に静かで盛り上がらないレースになるかもしれないけど(^^;。

● 寒くなりそうな週末です。お身体にはくれぐれもお気をつけ下さい。来週はビッグSQです(^^;。良い週末を!

 TOPIX : 788.88 (-10.31, -1.29%)    日経平均 : 7924.24 (-79.86, -1.00%)    円ドル : 93.05  

● 初っ端は米株高(NYダウは+172.60ドル/+2.05%、S&P500は+21.93pt/+2.58%)やCME日経平均先物高(大証比135円高)を受けて堅調にスタートしたものの、TOPIXは9時45分頃にマイナス転落、日経平均も10時過ぎにはマイナス。ただ、これもかなり予想できた風景で、残念ながらサプライズではなし。今晩、明日晩と米ビッグスリーの将来を左右する米議会公聴会が予定されているなか、日本時間の昼休みに「GMとクライスラーが"事前合意"型の破産法申請を検討中」と伝えられ、先行き不透明感は強まるばかり。後場はずっと水面下での動きでした。ただ、大きく売られる感じではなく、売り買いともに基本的には見送られた格好でした。なお、上記ニュースはBloombergの英語ニュースで流れたのが一番最初だったと思うのですが、Bloombergの日本語ニュースでは、 『GMとクライスラーが政府救済得るため「事前合意の破産法」検討』 です。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 米ビッグスリーの状況に関しては、日本であれこれ言っても仕方ないし、日本の市場は完璧に受動的立場。企業再生という観点「だけ」で考えれば、債務カット、労働組合とのレガシーコストのカットなどを考えると、一度、破産させてきれいな身体になった方が良いのは、多くが合意するところだと思います。ただ、社会的、政治的なコスト、そしてこれだけ脆くなっている金融市場全体へのインパクトを考えると、なかなか企業再生という限定的な部分における経済的合理性だけで前に進むワケにも行きません。

● 当然、マーケットもその辺は十分承知で、今日のザラ場では、GLOBEXの米株価指数先物を見ながらやるしかなかった状態で、その先物は朝からジリ貧。これじゃあ、寄付き段階のプラスが保てなかったのも仕方ありません。業種別に見ても、売られたのはテクノロジー、自動車、銀行、商社ってところで、逆にプラスだったのが医薬品、電力・ガス、小売りの一角、そして再編絡みで鉱業/石油。最後の鉱業/石油はともかくとして、ディフェンシブなところだけがプラスというのも、今日の地合いを良く表していました。

● 今日に限らず、12月に入る少し前からの相場では、買い材料の乏しさ、買い手不足感が否定できず、相場押し上げ要因が見付かり難い状況が継続しています。値段関係なしで投げ売りする向き(主に解約売り)がかなり減ったのは事実で、暴力的な押し下げ圧力は遠のいています。ただ、だからと言って相場が下がらないってことではなく、今日のように上値を買う向きの乏しさから、ジリ貧が見慣れた風景になりつつあるんです。さらに、ヘッジファンドを中心とする海外投資家が市場から抜けてしまった分だけ、市場全体の取引が減っているのが現実で、マズイ雰囲気は日増しに強まっているのが実情です。まぁ、止血措置がようやく山場を越えつつあるとしても、治療はこれから先。治癒はさらにもっと先の話なのは、冷静に考えてみれば分かることで、まだ時間が必要なんでしょうね。

● 記録。東証1部出来高は前日比3億1025万株増の20億2579万株、売買代金は同1920億円増の1兆5043億円。後場寄付きでバスケット系の取引があったことが影響して増えています。東証1部値上がりは642銘柄、値下がりは937銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比60.08円高の8064.18円(10時22分確定)。スカパーJSATが最後まで寄付かなかったものの、それ以外は全て9時20分までに寄っています。そして、その辺が今日の高値でした(TOPIXも日経平均も9時17分に今日の高値を記録)。日経平均の日中値幅は257.85円(前場114.63円、後場170.84円)で、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、かなり大幅な売り越し(3310万株売り/1460万株買い)でした。

 TOPIX : 799.19 (+12.07, +1.53%)    日経平均 : 8004.10 (+140.41, +1.79%)    円ドル : 93.20  

● 米国株高(NYダウ+270.00、+3.31%、S&P500+32.60pt、+3.99%)とCME日経平均先物高(大証比195円高)を受けて反発したものの、昨日の大幅な下落からすると、戻りはかなり限定的。売り物が多くて上値が重たいというよりも、上値を買う向きが乏しい感じで、ザラ場中の「薄商い+方向感の乏しさ」は変化なし。諸問題が解決したなんて考えている向きは限りなくゼロに近いだろうし、不透明感を乗り越えていくだけの好材料は見付からず、時期的な問題もあって見送り姿勢が主流の地合いでした。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日の相場で一番目立ったのは、ファーストリテイリング(9983)のストップ高(+1000円、+10.21%)。日中ずっとストップ高買い気配に張り付いたままで、商いしたのは大引けでの比例配分だけ。107,700株の取引が成立したものの、買い残りは370万株超(^^;。まぁ、明日もこれがそのまま入ってくるとは思えないものの、圧倒的でした。もちろん材料は同社が昨日発表した11月の既存店売上げが、前年同月比でびっくりの32.2%増だったこと。野村が格上げしたほか、あちこちのアナリストから"賞賛"の声が出てくるのも当然。確かに、最近はユニクロの駐車場が埋まっていることが多いなとは感じていたのですが…。

● これにつられてか、今日は小売りが相場を引っ張った状態。ただ、それ以外に目を向けると、テレコムや電力・ガスがリード役状態で、決して楽観できるような雰囲気ではなかったのも事実。自動車、機械、商社、非鉄金属などが足を引っ張る側。要するに「リスク・リダクション」というか、あまりリスクを取りたくない空気が物色面に出ていたのが分かります。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億7365万株減の17億1554万株、売買代金は同903億円減の1兆3123億円。売買代金は最低記録ではなかったものの、下から数えた方がはるかに早い水準で推移。東証1部値上がりは1181銘柄、値下がりは439銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比161.02円高の8024.71円(15時00分確定)。ファーリテ以外は9時22分までに全て寄付いていました。日経平均の日中値幅は166.56円(前場152.36円、後場125.36円)と小動き。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、4日ぶりの買い越し(1830万株売り/1920万株買い)でした。

● 一歩下がって、ここから先の予定を見渡すと、来週末(12月12日)はビッグSQ。その次の週には、12月15日朝には日銀短観があり、これは悲惨な数字になることが予想されています。その後、11月決算の米投資銀行(というか普通の銀行になった)の決算発表があります。まだ確定ではないようですが、Goldman Sachs(GS)が12月16日、Morgan Stanley(MS)が17日とBloombergには出ています。シティ(C)やJPMorgan(JPM)などの"銀行"は12月決算なので、決算発表は1月半ばの予定。

● その後、クリスマス休暇と日本では株券電子化を挟んで新年。この株券電子化のおかげで、年内受渡の取引最終日は12月24日。25日から売買停止になる銘柄もいくつかあり、外部環境に大きな変化でも発生しない限り、見送り気分が強まるのは避けられそうにありません。年が明けて1月20日には米大統領が正式に交代。このタイミングに向けて「期待感」が高まる局面があるかもしれませんが、もしそうなっても反動が恐いと感じる向きは少なく無いでしょうから、期待感だけで走れるかは疑問符。この先しばらくは、経済指標は出れば出るだけボロボロでしょうから、期待感と実体悪のバランスをどうやり繰りするかが、相場にとって大きな岐路になりそうです。

● 今週に入ってから、各社ストラテジストの「来年の展望」的なレポートが増加しています。如何にも「年内はアカン」と言いたげですが、それも仕方ないところでしょうか…(^^;。株式市場は「底無し沼」の「底」がおぼろげながらでも見えてくれば、反転することが多いのが経験則的な事実。その時に、実際の経済指標や企業業績がボロボロだったとしても、です。さらに過剰流動性が加われば、金融ジャブジャブ・ミニバブル相場の可能性も考えられるのですが、まだ足元の短期金利動向や心理面を見る限りでは、その兆しは出てきません。でも、出てきたときに「波」を掴まえられるように、心を広く持っておきたいところです。難しいですけどね…(^^;。

 TOPIX : 787.12 (-40.35, -4.88%)    日経平均 : 7863.69 (-533.53, -6.35%)    円ドル : 93.20  

● また米国株が急落。先週末までに5日続伸だったので、ある程度は調整が来るとは思っていたものの…(-_-;)。11月の米ISM製造業景況指数は36.2まで落ち込み、これは1982年5月の35.5以来の最低水準。全米経済研究所(NBER)がリセッション入りを正式宣言したのも、「今更言われても…」って感じながら、当然のように好感されるハズはなく、あれやこれやの悪材料が重なりまくって、NYダウは-679.95ドル(8149.09、-7.70%)、S&P500は-80.03pt(816.21、-8.93%)の急落。CME日経平均先物は大証比640円安の7760円。さらに、日本にとっては、1ドル=93円台前半、1ユーロ117円台半ばの円高水準との逆風が吹く中でスタート。

● 当然のように、寄付きから売り先行。ただ、莫大な売りが出たという印象ではなく、買いが手控えられるなかで、スコン、スコンと下値が入ってしまった印象でした。最近の相場は、足元の流れを考えたりシナリオや動きを想定するのではなく、朝起きてNY株式市場動向とCME日経平均先物の動向を見てから考える(その時点である程度、決まっている(^^;)状態なので、特にサプライズはありませんでしたが…。

● 今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比468.07円安の7929.15円(9時35分確定)。寄付きからかなりの売りが出たのが分かりますが、実は前場の日経平均のザラ場安値は、前日比477.90円安の7919.32円(-5.69%、9時47分)、同じくTOPIXは同40.38pt安の787.09pt(-4.88%、9時40分)で、ほぼSQ値が確定した頃が底だったのです。つまり、ほぼ寄付安値だったし、それ以上のフォロースルーの売りは、ほとんど無かったのです。

● 薄商いで軟調ながらも、安値から多少は戻した水準でこのまま安定して終わるのかと思っていたら、流れてきたのがWSJ紙の「GS、9-11月期に最大20億ドルの純損失の恐れ、純損失は1株約5ドル」(WSJ紙:"Goldman Faces Loss of $2 Billion for Quarter")とのヘッドライン。英語で流れたのが日本時間で14時13分、Bloombergは14時18分にヘッドラインを英語で、日本語で14時19分にピックアップして流しています。その瞬間には「ふぅ~ん」だったものの、その辺から、何となく下げ足を速める展開になり、こうなるともう持ち堪えられなかった状況で、前場の安値(ほぼ寄付値)を大きく割り込んでスルスルと一段安。メディアは先物が悪いなどと書くでしょうが、このところの流動性を考えると、こんな時は先物でないと対処が困難。まず先物を売っておいて、時間と買い指値があれば現物を売るって感じです(^^;。結局、日経平均はモロ安値引けで8000円割れ。TOPIXもほぼ安値引けで800pt割れでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。Y軸の刻みが大きいので、それほど下がった感じがしないかもしれませんが、結構な下げっぷりでした。

● 東証33業種で見ると、32業種が値下がりしたなかで、電力・ガスは値上がり。今はちょうど月初のリバランス時期ですが、情けない相場のなかではリスク・リダクションに走るリバランス以外にやりようがない、という雰囲気に満ち溢れています。一方、東証2部、JASDAQなどは比較感からすると被害は軽い方。この辺も、薄商いで単に値が付きづらかった為かどうかは不明ながら、機関投資家や外国人投資家がたんまり保有しているところを避けている雰囲気がありあり。某FM氏が、「11月最終週の動きを見て、ちょっとやる気が出そうな感じだったのに、この相場だったらまた防空壕入りするしかない」とおっしゃっていましたが、苦し紛れにしても、自分の身を守るためには仕方ない、って感じでした。

● 一方、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、3日連続の売り越し売り越し(2490万株売り/1610万株買い)。実は11月27日にわずか50万株の買い越しだったものの、その前までは14日連続の売り越し。つまり、実際はもっと長期間に渡って外国人投資家の売り越しが継続している、と受け止めた方が良さそうです。売り買いのフローはかなり減っているものの、売り越しがいつまで経っても解消せず、そしてマーケット全体の取引も減少。買物薄のなかでは、規模がそれほど大きくなくてもインパクトが出るという、マズイ状態に陥りつつあります。

● 今日も欧州からかなりの規模のバスケット売りが出ている、との観測が市場で流れていたのですが、それだけではなく、さらにロング/ショートのアンワインドだけではなく、ロングオンリーからの売りも出ていた印象が避けられませんでした。まぁ、大幅安の日には往々にしてそう見えるのですが、それを割り引いて考えたとしても、外国人投資家の処分売り説はかなり有力に感じてしまいました。

● 残りの記録。東証1部出来高は前日比3億7808万株増の18億8919万株、売買代金は同2934億円増の1兆4026億円。確かに前日比では増加しているものの、水準としては薄商い。東証1部値上がりはたったの154銘柄、値下がりは1516銘柄で「ほぼ全面安」。日経平均の日中値幅は402.63円(前場347.00円、後場192.24円)でした。

 TOPIX : 827.47 (-7.35, -0.88%)    日経平均 : 8397.22 (-115.05, -1.35%)    円ドル : 95.20  

● 朝から覇気の乏しい軟調な展開ながら、大きく下がるでもなし。ただ、買いがたっぷり入っていて売り物を支えた印象ではなく、売り買いともに商いが薄くて大きく下げるだけのエネルギーも無かった、というのが実際のところ。前引け段階で東証1部売買代金は5000億円をかろうじて越える程度で、午前中から「年初来最低水準の商い」の臭いがプンプン。結局、期待を裏切ることなく(-_-;)、東証1部売買代金は今年最低を更新。はぁ~(溜息)。大引け後に債券トレーダーの連中と話をしていたところ、債券先物も超薄商いで中心限月としては2004年2月以来の薄商い(1兆円割れ)だったとのこと。はぁ~(溜息)。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 東証1部出来高は前週末比4億5816万株減の15億1111万株、売買代金は同3706億円減の1兆1093億円。これは、11月27日に記録した1兆2225億円を下回って今年最低。比較的低位株が賑わったことで、出来高面ではそれほど悲惨に見えなかったものの、月初としてはかなり記録的な薄商い。ヘッジファンドや投信(主に海外)から来る解約売りがピークアウトしたとしても、売りが減るとともに買いも減ってしまっている、ということです。つまり、需給が改善したというのではなく、単に商いが減った、というヤバイ傾向が見え始めています。

● 現時点では、「しばらくは景気が悪くなる」とか「しばらくは業績が悪くなる」と言っておけば、まず予想を外すことはありません(^^:。そんなのは、皆が分かっていること。その中で株式が上昇する可能性を敢えて考えれば、過剰流動性に伴う金融相場でしょうけど、世界中の中央銀行がこれだけじゃぶじゃぶ政策を実施している割には、ファンディングコストなどを見ていると、緩んでいる雰囲気を余り感じません。

● 皆が資金を抱え込んでいて手放さないというか、あちこちの動脈が詰まっている印象です。この状態だと、血液はまともに流れないし、どこかで「プチッ」と破裂すれば、またえらいことになってしまいます。それが分かっているだけに、もう少し動脈瘤破裂リスクが低下するのが見えてくるまで、激しい運動やストレスは控えましょう、といった相場が続くのかも知れません。12月4日と5日には、米議会でGMを筆頭にビッグ3のヒアリングが予定されています。何かが起こるのか、もしくは、何も起こらないのか、不安げに眺めておくことにします。

● 記録。東証1部値上がりは446銘柄、値下がりは1177銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比56.15円安の8456.12円(9時14分確定)で、比較的スッと寄付いています。日経平均採用銘柄のVWAPから日経平均VWAPを計算すると8395.51円となり、如何に動意が乏しかったかが分かる感じです。日経平均の日中値幅は157.08円(前場157.08円、後場73.44円)と小動きで、特に後場は本当に方向感が乏しかった印象。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、再び売り越し(1930万株売り/1220万株買い)でした。米国がThanksgivingの祝日だったこともあってか、フローはかなり少ない状態でした。

● 話題変更。今日、Thanksgiving休日での米国消費者動向について色々とお話した某FM氏によると、Amazon.comを見ると、米国での液晶テレビなどの実際の価格が見えてきて興味深いとのこと。ほぼ同等と考えられる液晶テレビの Amazon.co.jp(日本)での売値と Amazon.com(米国)での売値を比較すると、かなりその差が見えてきます。例えば現在、汎用サイズになりつつある32インチの液晶テレビは、日本でソニーやシャープなどのブランド品だと、大体10万円程度あたりから。東芝だったら9万円台割れ水準とか、フルハイビジョンのフル装備状態だったら15万円とか…。

● 一方、Amazon.comで見ると、ソニーのBraviaで720p LCD(フルハイビジョンではない)だと、499ドルで出ています。サムソンもほぼ同水準で、東芝は450ドル近辺。放送の規格などに多少の違いはあるでしょうけど、それにしても価格差はかなりのものです。日本の消費者が単に舐められているのか、それともメーカーが無理して安売りしているのか…。多分、その両方だと思いますが、そんな状態に支えられた米国個人消費の金額増は、企業業績の面からは素直に喜べないものもあります…。

● ホンのご参考までに、Amazon.co.jpでの 「液晶テレビ30-34型」はこちら からどうぞ。一方、Amazon.com(米国)での 「Flat-Panel LCD 30" - 39"」はこちら です。なお、放送周波数などが違うので、米国仕様のテレビをそのまま日本で使うことは出来ません(^^;。為念。しかし、ネット環境ならば、ほんの10年前は米国事務所に調査依頼しないと分からなかったようなことが、すぐに手元で分かってしまいます。便利というか恐ろしいというか…(^^;。

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