2008年09月19日(金) .... 休暇中。米株急反発受けて日本株も急反発
TOPIX : 1149.12 (+51.44, +4.69%) | 日経平均 : 11920.86 (+431.56, +3.76%) | 円ドル : 106.75 |
● 今週は、休暇中のため、マーケット・コメントはお休みです。
● とは言いながら、このマーケットの状況では遊び呆けているワケにも行かず、結局、物理的にオフィスに居るか自宅に居るかの違いだけみたいな夏休みになっています(^^;。場中はそれなりに日経CNBCをつけたままだし、ネット証券の口座(ちゃんとコンプライアンスの許可は取ってありますから…。為念)を利用してトレーディングシステムをリアルタイムで覗いたり、はたまたBloomebrgを覗いたり…(^^;。
● 米国株急反発の流れを受けて、東京も今日はとりあえず反発。ただ、どこまで信じて良いのかとの空気は残っているような印象でした。転機においては、往々にして一喜一憂になるのですが、今日がその「喜」だけだったのかどうかは不明。あの山一證券、三洋証券が破綻した時も、毎週末ごとに「あ~でもない、こ~でもない」があったことを思い出します。あの時は、敢えて言うと「日本ローカルの話」だったのですが、今回はグローバル。それだけにインパクトも違うし、影響度合いも違うのは当然。そして、日本だけが被害を被らないってことも有り得ないのです。
● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。
● ところで、リーマン破綻に伴ってリーマンの日本法人が業務停止命令を食らったことで、思わぬところで混乱が発生している模様。それは貸し株市場です。リーマンから株券を借りているのではなく、逆にリーマンに株券を貸し出している方が、一時、ちょっとしたパニック状態になった模様。制度信用取引ではない貸し株市場は、個別に消費貸借契約を交わすことによって、株券を貸し出す一方で担保(現金や国債など)を取ります。まぁ、この消費貸借契約がパーになったとしても、金額的な面では大部分が保全されているので、損失があったとしても大したことは無いハズ。
● 今回の話は、そうではなくて「株券」の部分。リーマンに対する業務停止命令は「9月15日から26日までの12日間」( 「金融庁がリーマン日本法人に業務停止命令、支払い不能のおそれで」 )です。一方、9月末権利付の最終売買日は9月24日(水)。9月末に株券を保有していなければいけない事情がありながら、貸し株料を狙って株券を貸し出している向きにとっては、「困った」状態。業務停止明けは9月29日(月)になるので、9月30日(火)までの実質2日間に貸していた株券のうち、契約上、返してもらえる分について、実際に全て返してもらえるのかは、かなり不透明な状況にあります。持ち合いなどの事情があれば、「スミマセン」では済まない場合もあるでしょう。となると、万が一の場合に備えて市場から株券を調達することも考えざるを得なくなってしまいます。実際にこういった動きがあるかどうかは、自宅で相場を見ている私としては、いかんせん情報不足(^^;。でも、マーケットから調達するならば、9月24日(水)が最終期限(月内最終)です。
● では、リーマンがどんな銘柄を持っているか(かなりの部分は貸し株のハズ)ですが、これは5%ルール開示に頼るしかありません。そんな時は、いつも大変、頼りにしている 「考える株式投資」 の「大量保有報告書 データベース」で "リーマン" で検索してみましょう。何となく姿が見えてくるかもしれません(^^;。
● 良い週末を!