このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1087.41 (-40.46, -3.59%)    日経平均 : 11259.86 (-483.75, -4.12%)    円ドル : 104.20  

● 米下院本会議が金融安定化法案を否決(反対228票、賛成205票)したことを嫌気して米国株は大幅下落。NYダウもS&P500も「過去最大の下落幅」。ただし、昨日の下落率(-6.98%)はブラックマンデーの際の-22.61%に全然及ばなかったですが…。それはともかく、昨日までは法案通過に「大丈夫だろう」という空気があったし、今朝の日経も「議会と合意、成立の運び」と書いてあったぐらいだから、「持ち上げておいて叩き落す」という、一番"痛い"パターン。加えて、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、大量の売り越し(4640万株売り/1680万株買い)で、市場筋によると2008年2月6日に差引3760万株売り越しになって以来の売り越し規模とのことで、少なくとも寄付き段階では、東京も「キャン」と言うしかなかった格好。

● 朝方の動きを順に追って行くと、8時50分にExcel上の日経平均速算値は前日比1200円安程度。8時59分50秒で910円安ほど。SQ日の違いは「お約束」の買いバスケットが入ってこなかったこと(^^;。あまりにも売り気配の銘柄が多過ぎて、個別銘柄の気配が5分毎に更新されるのに合わせて、日経平均は5分毎に階段状に下落。先物はCME日経平均先物などを参照しつつ、前日比600円安あたりで現物が下落してくるのをを待ち構える格好。大体9時20分過ぎには、多くの銘柄がようやくザラ場取引を開始し、この辺が本当の意味での"寄付き"でした(^^;。ちなみに、今朝の日経平均SQ値は、前日比592.74円安の11150.87円(9時30分確定)で、約10円程度の「幻のSQ値」状態でした。9時30分に気配を下げたところで、最後まで残っていたINPEX、新日鉱HD、三菱UFJ FG、大和證券G、野村HD、コナミが寄付いてSQ確定になっています。

● 10時過ぎからは、先物がショートカバーなどで戻るに連れて現物も切り返し、それなりにホッと一息。GLOBEXの米先物も堅調に推移し、パニック的な状況が最初の30分間程度で収まった印象。昼休みギャップが上方向に発生して後場寄付後も戻り継続。ただ、戻りが限定的になるのは止むを得ない状況で、最後の30分ぐらいはジリ貧歩調。最後の最後は日経平均銘柄入替えに伴うファンディングの売りでスコンと下がって終了。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● もともと、市場参加者の多くは、四・半期末/月末ということで、積極的に何かをする体勢にはなく、そこに地震が起こってしまったので、防空壕に退避するしかなかった状況。外をフラフラと無防備に歩き廻る気にはならず、「何かやらざるを得ない」向きだけが参加していた印象。東証33業種全部が下落するなかで、個別にはチラホラとプラス銘柄も。ただ、それも系統だってというほどのことはありませんでした。あえて気付いたことを書くと、ここまでボロカスに売られていた海運が意外に底堅かったことでしょうか。

● それにしても、米国でも議員達は選挙のことが頭の大半を占めているようで(どこかの国と同じ(^^;)、「金融システム」がどうのこうのは、自らと関係ない遠い国の話と考えているんでしょうネ。失業率が6%程度だったら、それほど大きな危機感も無いってことだろうし、自分の選挙区で銀行が破綻して取り付け騒ぎにでもならないと、危機感を感じることは無いのかも知れません。百歩譲って議員が有権者の意図を確実に反映した投票を行ったとするならば、米国一般有権者は、金融危機は「遠い国の話」と感じていると理解するしかありません。「おまえらの国の話やでぇ!」って感じです、ホンマ…。

● ニュース記事によると、9月30日はユダヤ教の新年にあたる祝日で議会は休会。上院は10月1日に再開(下院は10月2日再開)なので、10月1日か2日にも上院で審議・可決、下院に差し戻し、そしてうまく行けば可決となりそうです。ただ、リスクとして考えておくのは、何かと妥協の条件を巡ってあーだこーだなること。急転直下の展開は有り得るのですが、今週一杯はその「調整」に時間を取られる可能性も考慮すべきと考えています。少なくとも、その程度の「覚悟」をしておかないと、今の相場には参加できません。ホンマ…。

● 記録。東証1部出来高は前日比5億5858万株増の22億6867万株、売買代金は同4335億円増の2兆3160億円。東証1部値上がりは265銘柄で、値下がりは1377銘柄。たしかに値下がりが圧倒的に多かったものの、朝方は値上がり二桁、値下がり1600銘柄近くなんて状態もあったので、終値時点でこれを見ると、「意外に値下がりが少ない」ようにも見えました(^^;。日経平均の日中値幅は404.87円(前場404.87円、後場174.49円)。ただ、寄付くまでに時間が掛かったので、実際には前場は120円程度の値幅でした。TOPIXは瞬間風速で-58.18pt(-5.16%、9時20分)まであり、日経平均は-582.78円(-4.96%、9時31分)までありました。TOPIXの方が良く下がって、良く戻った状態になっています。また「昼休みギャップ」はかなり大きく、後場SQ値は前引値に対して87.25円も上でした。

● 話題変更。色々な大事にまぎれてしまいましたが、今日は日経平均の銘柄入替の基準日。ファンディングで全体が売られるのは予想できたし、日経平均(多少はTOPIXも)が最後にスコンと下落しているのは、この影響だったと考えています。新規採用された大平洋金属(5541)と日立建機(6305)は、この酷い相場の中でもプラスで終了。やや波乱だったのは東亞合成(4045)が引け間際にピョコンと上昇するところがあったぐらいで、買われるべき銘柄が買われ、売られるべき銘柄が売られ、ファンディングで全体が売られと、素直な展開でした。最近はヘッジファンドにも、この手の入替えの先回りをやる余裕が失われているようだし、今日みたいな日には、目先筋も日経平均の銘柄入替などに参加している場合でない、ってことだったのでしょう(^^;。

● 後日のためにも、大平洋金属(5541)、日立建機(6305)、そして東亞合成(4045)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。熊谷組(1861)は省略です(^^;。

大平洋金属(5541)日中足 - 採用銘柄
日立建機(6305)日中足 - 採用銘柄
東亞合成(4045)日中足 - 削除銘柄

● 雑談。毎日、とても疲れる日々ですが、この際ですから、「100年に1度」の大騒ぎをリアルタイムで体験できるのは、今後にとってプラスになる、と固く信じることにしましょう(^^;。私は1987年のブラックマンデーを実際に体験した一人ですが、あの頃は新入社員で良く事態を理解していませんでした(^^;。今、20歳台でこれを経験している方々は、業界で20年ぐらい生き残ることができれば、将来の新入社員に体験を語りかけることが出来るでしょう(^^;。

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 TOPIX : 1127.87 (-20.02, -1.74%)    日経平均 : 11743.61 (-149.55, -1.26%)    円ドル : 106.25  

● 前場は堅調に推移したものの、前場中盤以降はジリ貧。TOPIXは前引け間際にマイナス転落し、日経平均も後場寄付きでマイナス。昼休み立会外取引が売り越しだったのか、今日はソコソコの昼休みギャップが発生し、後場はもうプラスに転じる勢いはありませんでした。元々、それほど強い相場になるとは予想していなかったものの、先行き不透明感からくる買い手控えムードの強さは嫌になるぐらい。香港もメチャ安だったし、これを書いている時点で欧州も大幅安。疑心暗鬼というか、まだ一荒れありそうと考えている向きばかりみたいです。

● 今日はTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別には、特に大きな材料がないと思われるのに大幅安する銘柄があったり、一方で、意味不明に堅調な銘柄があったり…(^^;。海運の下落はある程度理解できるとしても、それにつられてと言うか、そもそも海運株が下落するのは資源系がアカンからとの理由付けで、商社、鉄鋼、非鉄がパラシュートが破れてしまったかのような下落状態。自動車も「こんなにボロボロに売る材料あるんかいな?」って感じがするほどの売られ方でした。その一方で、小売り(除く百貨店)が妙に堅調だったり、紙・パも堅調。でも、医薬品などはマチマチと、一概にディフェンシブなどと理屈付けするのは無理で、全体としては、分かったような分からんような1日でした。

● ファクター面から見ても、今日の相場は分かり辛いというか理解が難しい状況。バリューはアカン(特にフロー系)、リバーサルも効かない、グロースは元々期待していないって感じで、要するに何をやっても駄目。思わず「アルファの符号をマイナスにしたら儲かるかも?!?」なんて悪魔の囁きが聞こえてきそうです(^^;。

● 今や市場のテーマは「リスク・リダクション」。「現金ほど強い(安心)モノはない」という雰囲気がずっと続いています。ファンディングレートがこれほど高くなってしまうと、ロング・ショートなどを抱えて四苦八苦しているよりも、さっさと現金化して高い金利で貸した方がマシ、ってことになってしまい、ファンドの解約・現金化、つまりアンワインドがあちこちで進行していることを感じざるを得ません。ファクターが何も効かないという展開も、アンワインドが進行していてポジションを新たに作る向きがほとんど居ない、と考えれば筋が通るのです。こういうのを「陰の極」と呼びたいところですが、本当にここが「極」なのか、単に「極」に向かう過程なのか、もう八合目なのか、まだ二合目なのか、確信が持てない苦しさが今のマーケットを重苦しくしてしまっています。

● 記録。東証1部出来高は前週末比1億1363万株減の17億1009万株、売買代金は同1356億円減の1兆8824億円と薄商い。東証1部値上がりは530銘柄、値下がりは1100銘柄。今朝のSQ値を計算すると、前週末比17.38円安の11875.78円(9時16分確定)と、寄付き段階で既にある程度の売りがあったことを感じさせます。その後、指数はジリジリと上昇したものの、TOPIXは9時51分にザラ場高値(+11.72pt、+1.02%)を付け、日経平均は9時44分に(+169.51円、+1.43%)まであって、その後はジリ貧。朝方高かった分だけ日経平均の日中値幅は大きく、一日通しで341.62円(前場179.42円、後場161.31円)ありました。なお、後場SQ値(11890.91円)は前引値に対して56.74円も下放れる「昼休みギャップ」が発生しました。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続きかなりの売り越し(3190万株売り/2200万株買い)でした。

● 雑談。ポール・ニューマンが亡くなったとのこと。私が一番最初に真剣に見たポール・ニューマンの映画は"The Sting (1973)"だったのですが、これはテレビの深夜枠での放送。あまりにも引き込まれてしまって、全部を真剣に見てしまい、寝坊して翌日の授業に遅れそうになったのを良く覚えています(^^;。その後、"The Verdict (1982)"、"The Color of Money (1986、邦題:ハスラー2)"、"Nobody's Fool (1994)"などは、リアルタイムで映画館で観たクチでした。印象に残っているのは、やっぱり"The Sting"と"The Color of Money"でしょうか。単に「Blue Eyes」で男前の俳優というだけではなく、あのような感じで年を取れたら…と思わせるところが記憶に残っています。どちらもDVDを持っているので、秋の夜長に観たいものです。

 TOPIX : 1147.89 (-6.06, -0.53%)    日経平均 : 11893.16 (-113.37, -0.94%)    円ドル : 105.80  

● 朝方の一瞬は米国株高などを好感してプラスで始まったものの、その後は米国での「救済法案(金融安定化法案)」協議の行方に不透明感が強く、寄付高以外は、ほぼマイナス圏での推移でした。ザラ場でも、誰かが協議案を拒否したとか、暫定合意したとか、WaMu(Washington Mutual)が飛んだとか、はたまたフォルティスの資金繰り悪化報道など、不透明感の解消には程遠いニュースばかり。

● もう少し広いところを見ても、バルチック・ドライが大幅安だとかで海運株はひたすら売られ、鉄鋼などもボロボロと、景気の先行きを不安視せざるを得ないようなネタばかり。銀行株にしても、実際に今後の見通しが立つような値動きではなかったし、週末を控えていることもあって、手控えムードでいっぱい。相場は寄付き段階でもあまり強いとは感じなかったものの、一方で、ドカンと売られなかった(一時、かなり売られたけど戻した)のは、買い方だけでなく、売り方にとっても動きづらい印象。どちらにしろ、新規にポジションを組むような雰囲気は皆無で、ポジション整理を「今」やるか、「先延ばし」するかが焦点って感じでした…。はぁ~(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億3139万株増の18億2372万株、売買代金は同2933億円増の2兆0180億円。昨日よりは増加したとは言え、活発とはお世辞にも言い難い状況。東証1部値上がりは341銘柄に留まった一方で、値下がりは1307銘柄もあり、指数から受ける印象よりも値下がり銘柄数が多い感じを受けました。今朝のSQ値を計算すると、前日比30.03円高の12036.56円(9時40分確定)。TOPIXは13時46分に-18.50pt(-1.60%)、日経平均は13時50分に217.80円安(-1.81%)まで突っ込んでいます。大引けまでには良く戻ったというべきでしょうか。一方、日経平均の日中値幅は293.91円(前場150.53円、後場155.51円)。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続きかなりの売り越し(3650万株売り/2510万株買い)でした。

● 一歩引いて考えれば考えるほど、この先、ヘッジファンド業界に津波のように襲い掛かってくる可能性が高い難局からは、どうやっても避けられないように思えてしまいます。暴力的な相場の上下は一巡したとしても、構造的に業界としての拡大に急ブレーキが掛かるのは避けられないだろうし、それによって世界中の色々なマーケットも、規模縮小や流動性の低下などの難題が降りかかってきそうな雰囲気。GS/MSというプライム・ブローカーの二大巨頭が銀行になることで、レバレッジが掛け辛くなる件については昨日も書いたのですが、それ以外にも副作用が何かと出てくるのは避けられません。

● 足元のマーケットでも、投資家がリスク忌避から投資エクスポージャーを減らそうと解約に走るとなると(実際にそれが起こっている)、運用側もポジションを縮小せざるを得なくなります。この状況下だと、突然、空売りの多い銘柄群が買戻しで急上昇したり、逆に買いポジションが多いと思われる銘柄群が叩き売られたりするのです。つまり、割安がより割安になり、割高がより割高になるという難儀な状況が出現し、影響はヘッジファンドだけに留まらず、ロングオンリーの投資家にも広がってしまいます。主に年金資金などを運用するロングオンリーのFM諸氏にとっても、この状況が非常に悩ましいのは同じで、対ベンチマークでオーバーウェイトになっている銘柄ほどアンダーパフォームするという状態に陥ってしまいます。対応策として最初にやることは、飛び出している部分を削ぐこと。つまり「割安がいずれ修正される(買われる)だろう」と信じてオーバーウェイトしていたポジションほど売り圧力が強い、ってことになってしまいます。もっと最悪なのは、周りの皆が似たような状況にあるってことです。

● さらに事態を悪化させるのが、金融株を中心に空売り規制が世界中で行われていること。ロング/ショートファンドなどは、ショートが自由に出来ない(やり辛い)状況では、ロングも出来ません。さらに、ファンディングレートが高過ぎて、裁定取引やスタットアーブのような薄利多売の取引も困難になってくることで、普段だったら割安を修正すべく入ってくる買いが入ってこなくなり、割安が割安のまま放置されてしまうのです。これが余計にファンドの収益を悪化させることになり、よりポジション解消を進めざるを得なくなるという悪循環。やはり傷が癒えるには、ある程度の時間が必要と考えざるを得ないです。まぁ、考えても仕方が無いとして、明るい方向を見る開き直りが必要なのかもしれませんけど…(^^;。

● The Gartman Letter の"Rules of Trading"の中から、いくつか以下に抜き出しておきます。どれもかなり重たいっす(^^;。

- Never, ever, ever, under any circumstance, add to a losing position.
- Market can remain illogical far longer than you or I can remain solvent.
- An understanding of mass psychology is often more important than an understanding of economics.
- There is never just one cockroach.
- Do more of that which is working and less of that which is not.

● 雑談。さて、祝日のおかげで短い週でしたが、それなりに気を遣う1週間でした。また月曜日早朝に何かあるのかもしれませんが、それまではすっぱり忘れて秋を楽しみましょう(^o^)。そうそう、 「阪神日本一!…なら、経済効果767億円ナリ」 (朝日新聞)との記事もありました(^^;。さぁ、プロ野球もシーズン終盤のスパートです。良い週末を!

 TOPIX : 1153.95 (-14.02, -1.20%)    日経平均 : 12006.53 (-108.50, -0.90%)    円ドル : 105.70  

● 寄付きから米国株安に加えて、配当落ち分の下落も加わり、それ以上に不透明感や不安感が払拭できずに買いが手控えられる毎度のパターン。意外感があるほどスルスルと下落したものの、前場中盤からは妙な期待感(^^;が広がったのか、今度は意外感があるほどの戻り方。ただ、後場は基本的に動きが乏しいままマイナス引け。メガバンク株が上下したことに引っ張られた印象はあったものの、自動車や商社、海運が軟調でTOPIXの方が下げがきつい1日でした。まだ方向感は出てきませんネ、ホンマ…。なお、本日の配当落ちは、概算でTOPIXで約9.20pt程度、日経平均で約83~85円程度とのこと。いずれにしろ、配当を埋めることは出来ませんでした。もちろん、この配当部分は今後、増配や裏切りの減配をする会社が出てくれば変動します。為念。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 上記したように、個別には銀行株、保険株などが堅調だったものの、自動車、商社、海運などがヘロヘロ。鉄鋼も軟調だったし、どうも乗り切れない状況。また、優待権利取りが終わったためか(^^;、JRなどもかなり安かったです。一方、ファクター分析から見ると、どうもフロー系のバリューが不調。7月、8月そして9月と、月末から月初に掛けて、フロー系のバリューが落ち込む現象が発生しました。つまり、割安がより割安になる悩ましい状況に陥った経験があるのです。今回もそれが起こるか戦々恐々(^^;。中間期末という時期だけに、どうしても気になるところです。

● 中間期末と多少関連するのでしょうが、昨日あたりから先物がプレミアムで推移することが多くなっています。日経平均先物だと、フェアが現物+15円程度のところ、現物+40円などで推移することが多くなっているのです。色々と理由は考えられるのでしょうが、一つは、裁定取引が不活発になってきていること。裁定取引を得意にしているプロップ(自己売買部門)は外資系証券が多いのですが、一連の金融危機騒動のおかげでファンディングを取り辛くなっている(コストが高い)ことから、ポジションの積み増しどころか、減らす方向にバイアスが掛かっています。つまり、先物が走っても裁定買いが追い掛けてこないのです。

● 実は、債券市場でも似たようなことが起こっているようで、裁定取引をする向きが減っていることで、マーケット全体の流動性が落ち、さらに価格形成が歪になるケースが増加しているとのこと。株式市場でも全く同じです。ということは、株式市場だけの理由ではなく、色々な金融市場を取り巻く問題が原因の可能性が強いことになり、つまり信用不安、信用収縮に伴うファンディングコストの高騰が大きな原因ではないか、と考えている次第です。株式市場の現状だけを見れば、特にマーケットに悪影響は見受けられません。ただ、逆に先物が先行して下落するようだと、裁定解消売りが断続的に出る可能性もあり(ポジション解消意欲が強いので)、特に9月末までは、神経質に相場を眺めておきます(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比4億4604万株も減少して15億9233万株、売買代金は同6296億円減の1兆7248億円と閑散。如何に商いそのものが手控えられたかが良く現れています。東証1部値上がりは444銘柄、値下がりは1156銘柄。今朝のSQ値を計算すると、前日比206.56円安の11908.47円(9時15分確定)と、朝からかなり突っ込んだことが分かります。TOPIXのザラ場安値は10時19分に-26.50pt(-2.27%)まであり、ザラ場高値は10時59分。日経平均のザラ場安値は9時31分で279.75円安(-2.31%)までありました。日経平均の日中値幅は190.13円(前場184.45円、後場89.97円)で、前場は下がったところから戻したので値幅があったものの、後場は見送り気分が強くなった様子が分かります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続きかなりの売り越し(3370万株売り/2250万株買い)でした。

● 話題変更。ロイターで 「焦点:米金融大再編の波、いずれヘッジファンド業界に」 との記事が流れていましたが、そのなかでGSとMSが銀行持ち株会社の傘下に入ることにより、銀行として自己資本規制が課せられるため、これまでほどレバレッジを効かすことが無理になると考えられ、ヘッジファンド向け融資も細るのではないか、との見方が出ていました。

● ヘッジファンドはプライム・ブローカレッジ(PB)ビジネスと切っては切れない関係にあります。そして、GSとMSは、自他共に認める、ヘッジファンド業界とともに成長したPBビジネスの両巨頭。もちろん、レバレッジ資金はPBからだけではなく、他から引っ張ることも可能は可能ですが、手間ヒマなどを考えると、通常はPBから引っ張ることが多くなります。その蛇口が締まってしまわないまでも細るとなるならば、ヘッジファンドにとっては「酸素が薄い」状態になってしまいます(^^;。それだけで「死ぬ」ことはないでしょうけど、体力が弱い向きはそうなってしまうかもしれません。究極的には、その環境に慣れるしかない、ってことでしょうけど、ヘッジファンド全体として、投資余力の縮小は避けられないと考える方が素直。そうなると、マーケット全体も縮小する状態が中期的に継続することも覚悟しておかなくてはいけなくなります(T_T)。

● 一方、反対側から見ても、多くの証券会社、特に外資系証券会社は、ヘッジファンド向けビジネスを重点に置いた営業をしてきたと思います。昨年夏のサブプライム爆弾が炸裂してからは、ヘッジファンド・ビジネスの落ち込みは、どこもかなり大きいのは簡単に想像できます。それだけに、今後、証券会社としても、委託ビジネスのスタイルを変える必要があるのかどうか、委託ビジネスの世界が変わるのかどうか、さらに生き残るのかどうか…(^^;。中期的な流れには気をつけておきたいところです。

 TOPIX : 1167.97 (-0.72, -0.06%)    日経平均 : 12115.03 (+24.44, +0.20%)    円ドル : 106.05  

● 今日のマーケットも、評価がかなり難しいように感じました。ザラ場で結構安いところがあった後に、最後は高値引け(日経平均はプラス引け)。これは評価に値すると思います。ただ、個別銘柄の値動きを見ると、かなりまだら模様が強かったし、全体の方向感を感じるところまでは行かなかった印象。総合すると、結局はオーバーナイトの米国株市場を見て、そしてまた反応するしかない、って感じでしょうか。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 「評価が難しい」と書いたのには、今一つ、何かの考え方があって動いたマーケットという印象が薄かったこと。今日は配当権利付きの最終売買日。多少は医薬品や電力株などの一角には配当狙いの買いが入っていた様子ながら、それ以上に配当利回りが高いJFEやトヨタなどが売られていたりと、あまり統一感が無かった印象。この辺も、化けの皮が剥がれるのかどうか、明日の値動きで分かると思います。また、セクター内でも値動きがバラけていた印象。例えば鉄鋼では、新日鉄、JFEがかなりのマイナスだった一方で、住金、神戸鋼がかなりのプラス。「アンワインド?」なんて考えてしまうところですが、本当にそうなのかは分かりません(^^;。ただ、不思議な印象が残りました。

● 記録。東証1部出来高は前日比1061万株減の20億3837万株、売買代金は同1024億円増の2兆3543億円。東証1部値上がりは867銘柄、値下がりは750銘柄で、この点からはチョビプラスの日経平均の方がマッチした印象。今朝のSQ値を計算すると、前日比139.05円安の11951.54円(9時30分確定)。TOPIXは10時24分に前日比-24.89pt(-2.13%)まであり、日経平均は10時23分に同185.99円安(-1.54%)まで突っ込み、その後は右肩上がりの戻り。結局、TOPIXも日経平均もザラ場高値の大引け。今日の日経平均の日中値幅は210.43円(前場127.38円、後場137.04円)。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの売り越し(4860万株売り/3710万株買い)でした。余談ですが、この集計は9月18日(木)から「外資系12社」と1社減になっています。

● 最後に雑談。休暇中に色々な大事件が次々に発生。「何っちゅう時に休んどるねん!」状態だったのですが(^^;、相場から一歩後ろに下がって眺めてみると、画面に張り付いてみているのとは違った世界が見える気がしました。なかでも「投資銀行」が消滅してしまったというのは、非常に印象的。今後の展開次第では、今後の世界中のマーケットに影響がジワジワと出てくるだろうな、と考えてしまいました。とにかく、「投資銀行」というビジネスモデルが、こんな短時間で独立を維持できなくなってしまったというのは、何よりも凄い話です。

● もちろん、投資銀行ビジネスが消えてなくなるのではなく、今後は「商業銀行」のなかの一部門として投資銀行業務が継続することになるのでしょう。でも、これまでとは違った世界になるでしょうネ。その変化の度合いが大きいか小さいかは、そして成功か失敗かは、実際のところ、やってみないと分かりません。野獣的なところ多分にある投資銀行が家畜的になってしまうのならば、中長期的にマーケットの性格に影響を与えざるを得ないのは、少し考えれば分かります。しかし逆に、そうならないなら今度は商業銀行の性格が変わるってことになります。

● 日本語では「投資銀行」(Investment Banking)というよりも「証券会社」と言った方がイメージが沸くのですが(^^;、日本でも銀行系ではなく独立の大手証券は、いまや野村證券だけ。その野村證券がリーマン・ブラザーズの米国以外のビジネスを買うというのは、ある意味で、象徴的です。せっかく買収するのだから、ちゃんとした人材をキープできるシステムを野村が素早く出せるかどうかがカギです。三菱UFJに関しては、うまくモルガン・スタンレーという猛獣系の会社をコントロールできるかどうか見もの。でも、ホンの数年前には、日本の金融機関が外資系金融機関に「請われて」出資するなんて、考えられませんでした。本当に先行きは分からないものです(^^;。

2008年09月23日(火) .... 祝日(秋分の日)のため休場

祝日(秋分の日)のため休場。

2008年09月22日(月) .... 休暇中。高寄り後は横ばい

 TOPIX : 1168.69 (+19.57, +1.70%)    日経平均 : 12090.59 (+169.73, +1.42%)    円ドル : 106.45  

● 本日まで休暇中のため、マーケット・コメントはお休みです。

● 「いつまで休んどるねん!」って声が聞こえてきそうですが(^^;、5営業日の休暇取得義務ってことで今日まで休みです。まぁ、阪神が3連敗で追い付かれてしまったショックで出社拒否症になってしまった、ってコトにしておいてください(T_T)。まだ首位なんだけど…。

● と言うわけで相場。寄付き段階では米国株高などを受けて高く始まったものの、その後は横ばい。上値が重たかったと言えばその通りで、明日の休みも控えて「手出し無用」の空気が濃かったように感じました。どちらにしろ、日本の要因でマーケットが動いているのではなく、米国の金融界が主要因となって動いているだけに、受動的にならざるを得ない状態。ならば、もう少し先が見えるようになってからで良いか、というのは素直な反応だった気がします。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 休暇中に色々とネットを散策していて感じたのは、どうも「リーマン破綻」や「AIG危機」が相場に与える影響について、たとえ理屈として分かっていたとしても、体感するのが難しいって印象を受けました。これは止むを得ないとは思うものの、どこかの政治家が暴言を吐いていたように、「ハチに刺された」ってほど軽くはありません。金融業界だけの話でもありません。米国だけでなく、先進国の景気がスローダウンすると、一番ダメージを受けるのは製造業。アジア各国も先進国への輸出で稼いでいるのだから、ダメージを受けないワケがありません。では日本の内需はどうかって?駄目に決まってるでしょ!

● CDS(クレジット・デフォルト・スワップ、平たく言えば"倒産保険")が爆発しないように世界中が必死なのも、その複雑さ、仕組みもそうだけど、誰と誰が相手方でいくらの残高があるかという意味での複雑さ、から来る不安感・不透明感は、時間が経過しないと分からない面があるから。ぐちゃぐちゃに絡み合った糸を、切らないで解きほぐさないとならない状況で、だから一度隔離して、落ち着いて時間を掛けてやりましょう、というのが現在の状況。ここで誰かが糸を切ってしまうと、一気に全体が崩壊するリスクがあり、その場合はかなりエグイことになるのは、ちょっと考えれば分かります。リーマン破綻は、まさにその「糸を切る」行為の一つだったし、「AIG危機」を放置すると、糸を1本、2本切るどころではなく、グサっと大きな鋏で大量に断ち切ってしまい、糸玉が支えられずにばらばらに崩壊する、というエグイ状態になりそうだったからです。

● 「信用収縮」と「損失計上」のスパイラルについても、なかなか実感としては難しいところがあるのかも知れません。ここには抜け駆け売りの怖さがあります。例えば株価が500円で10億株の発行済み株式数のある銘柄が、誰かの1000株の売りで1円下がったとしましょう。それだけで、全体としては10億円もの損失が増加したことになるのです。1000株売った向きはたった1000円損しただけなのに…。信用が収縮して資金繰りがタイトになると、最初に行うのが現金を確保すること。多くの場合は資産の切り売りです。そうやって出てきた1000株の売りが、市場全体の他の保有者に大きな損を発生させてしまう可能性があり、そのために余計に売りを誘発してしまう。これが本当に怖い状況なんです。昨年夏からの相場では、1円どころの騒ぎではなく、いきなり半値で処分売却されてしまう債券などが頻発し、それが「想定以上の損失発生」に繋がったのです。時価会計ならば、一度、どこかで値が付いてしまうと、それで評価せざるを得なくなってしまうからです。

● こういった悲惨な状況が、今回の一連の「隔離策」で落ち着くかどうか?これは、正直、やってみないと分からない面があります。日本の金融危機の局面で痛んだのは日本の金融で、世界的には危機ではなかった点があります。さらに、日本国内で見ても製造業はそれなりに元気でした。山一證券が飛んで、三洋証券が飛んで、北海道拓殖銀行が…と続いたものの、製造業の大企業はそれなりの利益を出していたのです。今回は、世界の中心(敢えてそう書きます)の米国が危機に陥り、製造業でも自動車業などでかなりマズイ状況に陥りつつある点が違います。処理の素早さは、いずれやってくるだろう回復の素早さを連想させるものの、誰が牽引役になるかが見えないもどかしさもあるんです。2年後ぐらいに、「やっぱり、あそこが買い場やったなぁ~」と言えることを願うばかりです。ホンマ…。

● さぁ、休み明けの24日(水)から職場復帰です。ただ、やっぱり浦島太郎状態はその通りだし、まずはメールの整理からスタートすることになりそうです(^^;。

 TOPIX : 1149.12 (+51.44, +4.69%)    日経平均 : 11920.86 (+431.56, +3.76%)    円ドル : 106.75  

● 今週は、休暇中のため、マーケット・コメントはお休みです。

● とは言いながら、このマーケットの状況では遊び呆けているワケにも行かず、結局、物理的にオフィスに居るか自宅に居るかの違いだけみたいな夏休みになっています(^^;。場中はそれなりに日経CNBCをつけたままだし、ネット証券の口座(ちゃんとコンプライアンスの許可は取ってありますから…。為念)を利用してトレーディングシステムをリアルタイムで覗いたり、はたまたBloomebrgを覗いたり…(^^;。

● 米国株急反発の流れを受けて、東京も今日はとりあえず反発。ただ、どこまで信じて良いのかとの空気は残っているような印象でした。転機においては、往々にして一喜一憂になるのですが、今日がその「喜」だけだったのかどうかは不明。あの山一證券、三洋証券が破綻した時も、毎週末ごとに「あ~でもない、こ~でもない」があったことを思い出します。あの時は、敢えて言うと「日本ローカルの話」だったのですが、今回はグローバル。それだけにインパクトも違うし、影響度合いも違うのは当然。そして、日本だけが被害を被らないってことも有り得ないのです。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● ところで、リーマン破綻に伴ってリーマンの日本法人が業務停止命令を食らったことで、思わぬところで混乱が発生している模様。それは貸し株市場です。リーマンから株券を借りているのではなく、逆にリーマンに株券を貸し出している方が、一時、ちょっとしたパニック状態になった模様。制度信用取引ではない貸し株市場は、個別に消費貸借契約を交わすことによって、株券を貸し出す一方で担保(現金や国債など)を取ります。まぁ、この消費貸借契約がパーになったとしても、金額的な面では大部分が保全されているので、損失があったとしても大したことは無いハズ。

● 今回の話は、そうではなくて「株券」の部分。リーマンに対する業務停止命令は「9月15日から26日までの12日間」( 「金融庁がリーマン日本法人に業務停止命令、支払い不能のおそれで」 )です。一方、9月末権利付の最終売買日は9月24日(水)。9月末に株券を保有していなければいけない事情がありながら、貸し株料を狙って株券を貸し出している向きにとっては、「困った」状態。業務停止明けは9月29日(月)になるので、9月30日(火)までの実質2日間に貸していた株券のうち、契約上、返してもらえる分について、実際に全て返してもらえるのかは、かなり不透明な状況にあります。持ち合いなどの事情があれば、「スミマセン」では済まない場合もあるでしょう。となると、万が一の場合に備えて市場から株券を調達することも考えざるを得なくなってしまいます。実際にこういった動きがあるかどうかは、自宅で相場を見ている私としては、いかんせん情報不足(^^;。でも、マーケットから調達するならば、9月24日(水)が最終期限(月内最終)です。

● では、リーマンがどんな銘柄を持っているか(かなりの部分は貸し株のハズ)ですが、これは5%ルール開示に頼るしかありません。そんな時は、いつも大変、頼りにしている 「考える株式投資」 「大量保有報告書 データベース」"リーマン" で検索してみましょう。何となく姿が見えてくるかもしれません(^^;。

● 良い週末を!

 TOPIX : 1097.68 (-23.75, -2.12%)    日経平均 : 11489.30 (-260.49, -2.22%)    円ドル : 104.75  

● 今週は、休暇中のため、マーケット・コメントはお休みです。後場はそれなりに戻した印象もあったのですが、先物は最後に少し売られていますネ。まぁ、今晩の米国株市場がどう動くかで、明日の東京もまた動きが出るのでしょう。何にしろ、記録的な1日だったので、日経平均、日経平均先物(12月限)、そしてTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

日経平均日中足
日経平均先物(12月限)日中足
TOPIX日中足

● 少しだけ雑談。日経に 『リーマン破綻の影響、与謝野氏「ハチが刺した程度」』 というトンでもない記事が出ていました。「経済財政担当相」の認識がこの程度なんだから、相場から逃げ出す人が止まらないのも当然かもしれません。「日本の金融機関が痛むことは無い」とも発言していたのですが、本気だったのですかね?本気だったとすると、さらにこれが政治家の現状認識だとすると、薄ら寒いものも感じてしまいます。不安を鎮める目的での発言かもしれませんが、金融のプロ連中からみると、元々、期待していないとは言え、余計に不安が増すやら呆れるやら…。

● 米国と日本の大きな違いは、実務経験者がトップにいるかどうかってこと。ポールソン財務長官はゴールドマン・サックスの会長兼最高経営責任者までやった人。だから、誰が何と言おうとも、日本のどの大臣よりも実務経験は豊かだし修羅場も見てきているハズ。それが逆噴射するリスクはあるものの、現時点では、実務経験が無くて選挙が頭の90%を占めている政治家よりは、色々な意味で頼りになるのは間違いないと考えています。万が一、ゴールドマン・サックスが似たような状況になった時、彼がどう行動するかは見ものですが、本当の大きな人間だったら、アメリカ人が最も重視する考え方の一つとしての「フェアネス」が出ると信じたいところです。

● がらりと話題変更。ちょっと遅くなったのですが、ようやく四季報CD-ROMをインストールしました。これだけマーケットが荒れているところ、さらに割安修正が効かない局面では、銘柄選択も慌てることはありません(^^;。ゆっくり候補銘柄を探して、風向きが少し変わってから参戦しても間に合うハズです。配当利回りが2%を超えてきている主力銘柄も多い中では、個人向け国債などよりも良く見える銘柄は少なくないと考えています。四季報CD-ROMは、会社四季報CD-ROM 2008年4集秋号 からどうぞ。

● 紙媒体と違ってCD-ROMの優位さはデータとしてスクリーニングなどが可能なこと。ただし、東洋経済はちょっと意地悪をしていて、抽出したデータはコピーできない仕様になっています。今回は、「高配当利回り(年率2.5%以上)&大型株(時価総額2000億円以上)」をスクリーニングしてみました。条件は配当利回りが2.5%以上で前期末の時価総額が2000億円以上で、東証1部の銘柄。時価総額が2000億円以上だと東証1部で322銘柄になるので、まぁ、雰囲気としては良いところかなと。大型株にしたのは業績やら財務の安定感を求めたためです。上位500銘柄ぐらいがユニバースでよかったのですが、今回はこの辺にしておきましょう。あと、信用倍率などを加えても面白いかもしれませんね。

● もうひとつ、おまけに 「平均年収1000万円以上(従業員数100人以上)」でスクリーニングしてみました。従業員数100人以上にしたのは、そうしないとホールディング会社がいっぱい出てくるからです。ホールディング会社は管理職ばかりの会社って感じですから、実業としてはちょっと違うかなということで外してあります。なお、両方ともリストはPDFファイルにしてあります。以上、半分、広告でした(^^;。

2008年09月17日(水) .... 休暇中。反発…はしたけど…

 TOPIX : 1121.43 (+3.86, +0.35%)    日経平均 : 11749.79 (+140.07, +1.21%)    円ドル : 105.70  

● 今週は、休暇中のため、マーケット・コメントはお休みです。

● まぁ、反発はしたけど何となく吹っ切れたって感じではなかったようですネ。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

2008年09月16日(火) .... 休暇中。リーマン破綻受け急落

 TOPIX : 1117.57 (-59.63, -5.07%)    日経平均 : 11609.72 (-605.04, -4.95%)    円ドル : 104.25  

● 今週は、休暇中のため、マーケット・コメントはお休みです。

● と書くと、「なんちゅう日に休んどるんやぁ!」との声が聞こえてきそうですが(^^;、先週末書いたように、年に1回、5日間連続で休まなくてはいけないのです。内部監査が入るからです。とは言うものの、日常雑務を色々とやりながらも、心配は心配だったので、マネックストレーダーやら日経CNBCを見ていました。まぁ、大体は予想の範囲内程度に収まった印象ですが、逆に言うと、予想以上の下げでなかった分だけ戻りも鈍いのかもしれません。先物などを見ていても、前日比では多く下がっているものの、ザラ場の売りのフォロースルーは大したことなく、ザラ場だけを見れば小動き。今後売りが出てくるのか、それともこれで終わりなのかは、時間が経過しないと分からない面もたくさんあります。

● あちこちの識者が書くと思いますが、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ、要するに倒産保険みたいなもの)をどうするか?さらにCDSを証券化しちゃってたらどうするか?ミートホープの肉や、このところ話題の毒米と同じで、一度、証券化されて拡散してしまうと、その損失額などを算定するのも非常に困難になってしまいます。信用補完のチェーンメールみたいな状態にあるなかで、その鎖のなかの誰か一人が"飛ん"でしまったら、全体が崩壊することも有り得る話ですから…。もっとも、着々と浦島太郎化する1週間ですんで、あまり参考にしないでくださいね(^^;。

● 記録的な1日だったことは確かなので、後々のために、日経平均、日経平均先物(12月限)、そしてTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

日経平均日中足
日経平均先物(12月限)日中足
TOPIX日中足

2008年09月15日(月) .... 祝日(敬老の日)のため休場

祝日(敬老の日)のため休場。

 TOPIX : 1177.20 (+14.48, +1.25%)    日経平均 : 12214.76 (+112.26, +0.93%)    円ドル : 107.35  

● 今日はビッグSQ。先物関係者の3ヶ月に1回の"お祭り"であると同時に、流動性が一瞬にしろ高まることで、不要銘柄を処分するには都合の良い「粗ゴミ回収」がやってくる1日(^^;。例によって実況中継風に行くと、8時45分の段階でExcel上の日経平均速算値は前日比330円高ほど。良く見る風景は1000円安などですが、今回は実はずっとプラスでの推移でした。8時50分に700円高、8時55分に600円高、8時58分に310円高、8時59分に280円高と来て、最後に多少の売りは出た様子ながら、堅調なまま寄付き。SQ値は前日比193.05円高の12295.55円(9時12分確定)でした。SQ確定時刻も早かったし、食い合い株数もそれほど多くなく、ビッグSQにしては静かだった印象。

● 9時15分時点の東証1部出来高は8億7248万株、売買代金は1兆0974億円。前回6月ビッグSQ時の9時15分時点では、13億1104万株/1兆9881億円だったので、半分とは言わないまでも、相当、商いが少なかったことが分かります。最近の色々な信用収縮を受けファンディングコストが高くなっていることで、裁定業者などもポジションが取り辛くなっているのでしょうね。さらに、米系はそろそろ決算も意識する時期ですし…。なお、市場筋推定では、SQ関連売買は6億~6億3000万株程度、売買代金で8000~9000億円程度とのことでした。

● 通常の相場。前場はSQドタバタ後は横ばい相場だったものの、昼休みの立会外バスケット取引が売り越しと伝わったこともあって、後場寄付きからスコーンと下落。TOPIXも日経平均も、午後1時過ぎに、一時前日比でマイナスゾーンへ突入。ただ、それは瞬間風速で、そこから大引けに掛けては、銀行株が引っ張る格好できれいな右肩上がり。ただ、SQ後にもみあった水準までは戻したものの、そこから上のSQ値までは届かず。結果的に、今日は「幻のSQ値(ビッグSQ)」が残ってしまいました。テクニカルの経験則として、SQ値は上値抵抗になったり下値支持になったりすることがあるので、ちょっと頭に入れておきます。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● それにしても、三菱UFJ FG(8306)、みずほFG(8411)、SMFG(8316)の日中足と、TOPIXや日経平均の日中足を比較すると、実に良く似ていました。もちろん、メガバンクが時価総額の大きな銘柄群で影響力が大というのはあるにしろ、相場全体が銀行株の行方にかなり神経を使っている様子が分かるし、その一挙一動に振られている状態も分かります。

● Bloombergで業種別指数の対TOPIX寄与度を見ると、プラス寄与で銀行が+5.56ptでダントツの第1位。第2位の卸売業が+1.53pt、第3位の機械が+1.41ptなので、銀行の影響度の大きさが分かります。個別銘柄でも、対TOPIX寄与度上位3銘柄はMUFG、SMFG、みずほFGの順でメガバンクが独占。次いでORIX、三井物産、三菱商事の順だったのですが、銀行株のインパクトの大きさが分かります。ちなみに、個別銘柄の対日経平均寄与度ランキングは全く様相が違っていて、プラス寄与度上位5銘柄は、順番に、東京エレクトロン、ファナック、ダイキン、アドバンテスト、住友不動産。指数の動きが違うのも、良く分かります(^^;。

● せっかくですんで、三菱UFJ FG(8306)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。前場の最初のところはともかく、特に後場は、日経平均の日中足と傾向が良く似ているのがご覧頂ければと…。

三菱UFJ FG(8306)日中足

● 記録。東証1部出来高は前日比6億4619株の増加で25億9430万株、売買代金は同9011億円増の2兆9747億円でした。上記した市場筋推計が正しいと仮定するならば、SQ関連以外の売買は18~19億株、2兆円ギリギリってところだったでしょうか。東証1部値上がりは1205銘柄、値下がりは434銘柄。日経平均の日中値幅は218.48円(前場92.18円、後場174.97円)と、前場はかなり小動き、後場は「V」字型になった分だけ値幅がありました。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、ほぼチャラ(2830万株売り/2840万株買い)でした。

● 最後に、私事で恐縮ですが、来週1週間(正確には23日まで)、夏休みでお休みさせて頂きます。1年に一度は5営業日の連続休暇を義務付けられており、今回がその「ブロック・リーブ」です。そのため、このコメントもお休みとなりますので、何卒ご了承のほどをお願い致します。9月24日に(会社に席があれば(^^;)浦島太郎状態で復帰する予定です。それでは、皆様も良い週末・連休を!

 TOPIX : 1162.72 (-29.66, -2.49%)    日経平均 : 12102.50 (-244.13, -1.98%)    円ドル : 107.45  

● 朝から軟調な展開だった相場は、ザラ場でもジリ貧の展開。市場関係者の間で注目だったリーマンの発表についても、全般に「要点不明」といった声が多かったし、実際、決算以外に何も出てこなかったことは、"対策"が煮詰まっていないことを連想させてしまい、手控えムードを強めた感がありました。ただ、それ以上に大きかったのは、誰もが否定できない買い手不在感。明日はビッグSQを控えていることもあって、手出し無用の雰囲気は避けられない状況でした。結局、銀行株などが大きく足を引っ張るなかでかなりの下落。TOPIXはあの3月17日の1149.65pt以来の安値水準で大引け。日経平均は3月18日に11964.16円で引けて以来の安値。あまり明るい1日でなかったことは確かでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日の相場の足を引っ張った大きな要因だった銀行株。先日のショートカバーでドカンと上昇したのはともかく、それが続かない姿をこうやって見てしまうと、次に買うには、当初の倍以上の勇気が必要になってしまいます。昨日書いたアイランド・リバーサルはまだ保っているものの、昨日の大陽線に対して、今日は陰線のはらみ線。また「変化の兆し」です(^^;。思わず「どっちやねん?」と突っ込みたくなりますが、それが今の相場。つまり、方向感が定まらないってことです(^^;。何が決定的な材料になるかは分かりませんが、現時点で想像できることは、多分、相場に既に織り込み済み。心を広く持って、何が起こっても冷静に評価、さらに冷静に行動できるように心の準備をしておくしかありません。

● 一方、後場に下げ足を速めたところでは、また「先物に仕掛け売り」なんて言葉がメディアに流れていたのですが、実際に大引後に開示された先物の手口を見ると、売り買い大きくブレているところはありませんでした。「仕掛け売り」なんて言われると、悪魔の存在みたいに聞こえるかもしれませんが、多くの場合は柳の影。言い訳にしか過ぎないのです。ロールオーバーが活発な時期は、相場観とか方向性がどうのこうのというよりも、ロールの方がはるかに大きな玉が出来るので、単品の限月だけを見ていると、かなり大口の売り買いがぽんぽん飛び交うのは良くあること。まぁ、ビッグSQ前日ってことで神経質な空気はあったでしょうし、日経平均で1万2000円というキリの良い数字に近くなると、何かと思惑が飛び交うのは止められないし、またいつもの風景でした(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比3億1805株も減少して19億4811万株、売買代金は同4313億円減の2兆0735億円で、昨日増加した分のかなりを失う格好で「行って来い」状態。東証1部値上がりは304銘柄、値下がりは1323銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比144.11円安の12202.52円(9時20分確定)で、そこからもズルズル下落した様子からすると、結構、ザラ場中も売りのフォロースルーがあったことが分かります。日経平均の日中値幅は177.51円(前場103.12円、後場88.57円)と、前後場それぞれはかなり小動きでした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、5日ぶりの買い越し(2620万株売り/2820万株買い)でした。

● え~~っと、SQの事前予想は基本的にはやりません(^^;。当たらないからです。デルタの計算などからは、どうしても下がりそうに見えるのですが、これは公開情報なので、かなり多くの方々がそう考えているハズ。で、本当にそうなるのかは、明日朝、8時59分58秒ぐらいになれば分かります(^^;。

● 雑談。今日は9月11日。英語でいう「ナイン・イレブン」、2001年9月11日(火曜日)から数えて、もう7年も経過したのです。あの頃、私はニューヨーク勤務で、たまたま、あの週は夏休みで日本に戻っていたところ、夜のニュースで見てびっくりしてNYオフィスに電話したことを良く覚えています。オフィスはミッドタウンだったのでWTCと相当の距離があったこと、さらに証券会社の朝が早いのは世界中どこでも同じで、スタッフは多くが既に出社していたため、直接的な被害は限定的でした。ただ、電話で部下と話をしていても、現地ですら状況が良く掴めなかったのを鮮明に覚えています。その週の金曜日(9月14日)にはNYに戻る予定だったのですが、飛行機が飛ばず、結局、週が明けて9月17日にNYに戻り、空気が大きく変わったのを悲痛に感じたのを昨日のように覚えています。あれ以来、米国は色々な意味で変わってしまいました。色々と考えることが多い1日です。

● 本当の雑談。昨日、「今岡」という名前を聞かなくなったと書いた途端、一軍昇格、即先発。そしてツーランホームラン(^^;。なかなかの印象大です(^o^)。もっとも、その後は凡退が続いているようですが…。相場と一緒で、続けられるかどうかが重要ですけどね。今日は生中継がGAORAなので、スカパーのパックに頼っている私としてはリアルで見れないんです(録画中継は試合後にSkyA+でやる)。なんでGAORAだけパックに入っていないのか、いまだに良く分からんし納得できん!プンプン!

 TOPIX : 1192.38 (+0.79, +0.07%)    日経平均 : 12346.63 (-54.02, -0.44%)    円ドル : 107.35  

● オーバーナイトの米国株が大幅安(NYダウは-280.01ドル、-2.43%)とあって、寄付前から悲壮感が漂う展開。ただ、実際に寄り付いてみると、先物が意外に下げ渋り、裁定買いを引っ掛けて指数も下げ渋る展開。昨晩の米株式市場最大の話題になったリーマン・ブラザーズ(LEH)関連のニュースがマーケットを飛び交うなかで、銀行株を初めとする金融セクターや不動産、建設セクターが後場に強含みの展開に。これでTOPIXは午後2時半前にプラス転換。日経平均も瞬間にはプラスになったものの、大引けではマイナスのまま。日経に電子部品がどうのこうのと書かれて、京セラ、TDKなどの日経平均採用の値嵩株がマイナスだったのが響いた格好でした。

● 今日はTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。午後2時半にヒョンと上昇しているのは、昨晩から"交渉中断"伝えられていた韓国産業銀行(KDB)とリーマンの出資交渉について、あちこちのニュースで、 「韓国産業銀、リーマン経営権を6兆ウォンで取得することを模索=聯合」 とのニュースが突然流れたから。しかし、大引け後には、 「韓国産業銀とリーマン、合意に近づいてはいない=韓国政府当局者」 として、再度、交渉は中断ってことになっています。相当この辺の情報は錯綜していたし、それに目先筋が振り回された感はありました。なお、リーマンは日本時間の明日朝7時半に四半期決算発表と「Strategic Initiatives」の発表を予定しています。明日朝、何が出てくるか、情報端末を気にしておきましょう(^^;。

● 今日の銀行株、不動産株、建設株の上昇には意外感があり、何を示唆しているのか迷うところ。実際、前場は軟調推移だったのが、後場に切り返してきた点は、「あれっ?」って感じ。現実的なところで、ショートカバーや裁定買い以外に買い手が望み難い状況は皆が承知の上。それを考えた上で、ドカンと急落しなかったことに安堵感と意外感がありました。ただ、かといって希望が湧き出るというところまでは行かず、気迷いが強く残った印象。

● 結果的に、今日の上昇で、三菱UFJ FG(8306)などは、非常にきれいなアイランド・リバーサルを形成することになり、さらにはらみ線の次に抱き線というおまけ付き。はらみ線で「変化の前兆」となり、その次にかなり大きな陽線。ホンマ迷うところです(^^;。その他のメガバンク株にも似たような形が出来ているし、三菱地所(8802)や三井不動産(8801)なども似たような状態。過去の経験則からすると、ファンダメンタルズの要因を探すよりも、チャートに素直に付いた方が大体は結果が良好なのは分かっているものの、「それでも、ねぇ~」って印象は避けられません(^^;。一方で、指数を見ると(日経平均先物なども同様)、アイランド・リバーサルっぽい状態を埋めてしまった格好となり、こちらは個別銘柄群とは逆にも受け取れるシグナルを示唆。色々な点で迷います。

● 三菱UFJ FG(8306)の日足(3ヶ月)を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

三菱UFJ FG(8306)日足

● 一方、ファクター面から見ると、アセット系のバリューは良かったものの、フロー系のバリューが相変わらず酷い状態。銀行などの金融株、不動産株、建設株などといった利益面で割安じゃない銘柄が上昇し、商社、鉄鋼などの利益面で割安な銘柄がブチ売られる状況だと、FM諸氏にとっては「痛し痒し」の1日だったと推察します。実際のところ、現状で銀行株などをオーバーウェイトしている向きはほとんどいないでしょうし、不動産や建設株についても同様でしょう。ファクターの効きから相場を見ても、まだまだ不安定さが続きそうだし、方向感が出てくるには時間が掛かりそうなイメージでした。

● 記録。東証1部出来高は前日比4億8066万株も増加して22億6616万株、売買代金は同5085億円増の2兆5049億円と、ここ最近の水準としては活況。東証1部値上がりは919銘柄、値下がりは708銘柄と値上がり銘柄数の方が多く、TOPIXの印象によりマッチした感じでした。ちなみに、日経平均採用銘柄だけで見ると、値上がり95銘柄に対して値下がり123銘柄でした。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比246.19円安の12154.46円(9時16分確定)と、「かなり来た」状態でスタート。ただ、ここがほぼ1日の安値でした。日経平均の日中値幅は244.70円(前場141.39円、後場148.34円)。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、5日連続の売り越し、しかもソコソコサイズの売り越し(3530万株売り/2070万株買い)でした。

● 雑談。矢野選手が良くやってくれました(^o^)。ベテランに頼りすぎるきらいはあるものの、頼れるベテランほど貴重な存在はありません。シーズンがずっとスムーズに行くとは考えていなかったものの、オリンピック前からの展開はやっぱりしんどいっす(^^;。ところで、ルー・フォードってどうなったんだろうと思っていたところ、ニッカンスポーツでは「解雇」との記事。一方、デイリースポーツでは「今後も“戦力”」と…。どちらにしろ、崖っぷちみたいです(^^;。そういえば、「今岡」という名前もホンマに聞かなくなってしまった…。

 TOPIX : 1191.59 (-24.82, -2.04%)    日経平均 : 12400.65 (-223.81, -1.77%)    円ドル : 107.60  

● オーバーナイトの米国株は大幅高だったものの、昨日の時点で東京市場が急騰して先回り。NYダウの289.78ドル高(+2.58%)、S&P500の25.48pt高(+2.05%)は、昨日のTOPIXが+3.89%、日経平均が+3.38%からすると、やや期待に届かなかった印象。売られたというよりも、期待値に届かなかった分だけ修正で下がったって感じでした。○○ジャパンのように、金メダルを思いっきり期待されていて、メダル逃しの4位だったらがっくりと失望されてしまった、ってところでしょうか…(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別銘柄の動きも、指数と同じで「やや失望」含みの状況。昨日ブッ飛びだった銀行株も、その分の調整をしたイメージ。今日1日の下落率を見るとかなり大きかったものの、昨日は軒並み2桁%の上昇だったので、それを考慮すれば比較的値持ちは良かった方かも知れません。商社なんかの方が、はるかに悲惨な下げ方でしたから…。ただ、メガバンクが軒並みストップ高まで駆け上がった勢いからすると、今日の反落は如何にも「単なる目先のショートカバーだけやったんかいな」って事にもなってしまいます。ショートカバー以外に買い手がいないとなるとちょっと厄介。

● 関連性が繰り返し指摘されているりそなHDに公的資金が注入されたケースを見ると、りそなHDに預金保険法102条に基づいて公的資金の注入(正確には再注入)が決まったのは、2003年5月17日(土曜日)夜のこと。この辺の長い目のチャートを見れば分かりますが、その後1週間程度は、TOPIXや日経平均でみる相場は、「あーでもない、こーでもない」で大きくは動けなかったのです。5月23日に上がり掛けて、5月27日には再び下。でも結果的に、翌日の5月28日から6月半ばにかけて一直線に上昇し、その後は上下波動を描きながらも翌年4月まで上昇を続けたのです。

● そう考えると、現時点で相場が消化不良になっているのは、不思議でもなんでもなく、もう少し時間が必要なのも当然。米国が日本の10倍のスピードで動いている(^^;としても、少なくとも2~3日は見ないと分からんと覚悟はしておきます(^^;。昨晩、ウェルズファーゴ銀行(WFC)がファニーメイ(FNM)とフレディマック(FRE)について、評価損を計上すると発表していますが、他も追随せざるを得ないんでしょうね。りそなへの公的資金注入とは違っているのが、この株主責任を問う点です。

● 指数系の話。昨夕の日経平均銘柄入替えの正式発表を受けて、採用銘柄はそれなりに買われ、削除銘柄はそれなりに売られ、ハズレ銘柄も売られ、妥当な値動きでした(^^;。ハズレ銘柄の筆頭はエルピーダ(6665)だったでしょうか。業績悪化でアナリストからそっぽを向かれていることも加わって、泣きっ面に蜂状態。ただ、前場中の悲惨な売られ方からすると、最後はかなり戻して引けています(最終的に-3.82%)。SBI HD(8473)に期待していた向きは多くなかったと思うものの、それでも結構な下落(-8.20%)。一方で、長谷工(1808)はそれほど大きな影響はなし(5円安の95円、-5.00%)。NTT都市開発(8933)もいくつか候補に挙がっていたものの、それほど大きな影響はなかった印象(-0.32%)。

● 新規採用された大平洋金属(5541)や日立建機(6305)はそれなりに堅調(大平洋金属 +2.45%、日立建機 +3.01%)。ただ両銘柄とも鮮やかな「寄り天」でしたけど…(^^;。大平洋金属と日立建機の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

大平洋金属(5541)日中足
日立建機(6305)日中足

● 記録。東証1部出来高は前日比1億8965万株減の17億8550万株、売買代金は同1941億円減の1兆9964億円。昨日も出来高/売買代金が先週金曜日との比較で減少したのが気になったのですが、今日はそこから1割も減少。つまり、多くは静観というか傍観している状態で、昨日の上昇にしても、本当の意味で買いが入ったのではない、と言われても仕方ない状況。どうも乗りの悪さを感じてしまいました。

● 東証1部値上がりは304銘柄、値下がりは1334銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比110.57円安の12513.89円(9時33分確定)で、初っ端の売られ方としては妥当なレベル。ここがほぼ今日の高値圏で、ザラ場で戻り売り圧力がかなりあったことを示唆しています。日経平均の日中値幅は194.22円(前場112.54円、後場109.84円)と、前後場それぞれは比較的小動き。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、4日連続の売り越し(2690万株売り/2040万株買い)でした。フローがまた減ってきた印象がありました。

● 最後にロールオーバーについて少し。昨日あたりに書こうと思っていたものの、ビッグニュースで相場が大きく動いたこともあって「それどころとちゃう!」って感じになってしまいました(^^;。今日もその気配が多かったものの、TOPIX先物はどうも今日あたりがロールのピークだった様子。取引所の限月間スプレッド取引(TOPIX先物)の出来高は日中取引だけで131,576枚にも達し(昨日はイブニング含めて32,789枚)、これは日中取引の9月限単品の40,238枚、12月限単品の13,150枚を大きく上回る水準。スプレッドのレベルはジワジワと上昇し、-7.6ptで始まったのが、最後は-7.3pt、VWAP値で-7.49ptでした。先週金曜日には-8.2ptまで突っ込んでいたことを考えると、かなり戻ってきました。一方、日経平均先物はいつも通り、TOPIX先物よりも遅くなりそうで、明日後場か明後日前場がピークになりそうです。

--- 日経平均定期銘柄入替え発表! ---

● 大引け後、午後4時半に日経から日経平均定期銘柄入替えが正式に発表されました。結論は、『大平洋金属(5541)と日立建機(6305)を新規採用、熊谷組(1861)と東亞合成(4045)を削除』です。正式なリリースは、 「日経平均銘柄定期見直し、大平金と日立建機を採用」 に出ていますので、ご確認を。

● まず選定については、基本的には事前予想の範囲内に収まっており、ほぼサプライズはなし。特に削除側は、ほぼ皆が予想していたところに落ち着いた格好。一方、新規採用側も大体は予想の範囲内。大平洋金属は当初から本命視されていたので、順当なチョイス。その次に、数字上は長谷工(1808)が来ていたものの、これは「有識者」の段階で弾かれる可能性が大きいと予想していました。SBI HD(8473)は毎回候補に挙がるものの選定漏ればかり。今回も無理だろうと考えていた方々が多かったと思います。エルピーダ(6665)が日立建機と同じぐらいの候補度だったものの、赤字企業は避けられる傾向があるようで、今回は選出漏れでした。

● 今回、ちょっと興味深いのは「みなし額面」が全て50円と発表されていること。削除/採用銘柄の今日の終値を抜き出すと、以下の通りになります。

コード銘柄名終値(9/8)合計株価
採用銘柄
5541大平洋金属6542979
6305日立建機2325
削除銘柄
1861熊谷組55455
4045東亞合成400

● 全銘柄ともに「みなし額面」が50円なので、キャッシュフローを考えると、新規採用側の株価合計は2979円。削除側は455円と、かなりの差があります。日経はあの「伝説の30銘柄入替え」以来、キャッシュフローを神経質なほど中立化するようなリバランスを実施してきたのですが、今回はその"方針"をがらりと変えたかのような格好。もっとも、キャッシュフロー中立化が行き詰ってきたというのが本当のところだと思いますが、スカパーJSAT(9412)のみなし額面を5万円にして、スカパーJSATは日経平均への影響度はゼロに限りなく近い存在にしたり、それこそ涙ぐましい努力(少なくとも市場関係者から見れば)をしていたのです(^^;。まさか、日立建機の「みなし額面」が間違ってました、なんて明日発表されるなんてことはないでしょうねぇ~(^^;。

● 今回は、あの「伝説の30銘柄入替え」と違って、たった2銘柄というのはありますが、一応、これだけのキャッシュフローの差は無視できません。ご注意を。「えっ、何がどうなる?」ですか?それはちょっと考えれば簡単に分かりますので、各自でよろしく!FMの気持ちになって、アレを売ればコレを買えると金額を計算すると、何がどうなるかすぐに判ると思います。

● 最後に蛇足(^^;。「大平洋金属」は「太平洋金属」ではありませんので、お間違えなきように…(^^;。

 TOPIX : 1216.41 (+45.57, +3.89%)    日経平均 : 12624.46 (+412.23, +3.38%)    円ドル : 108.55  

● 米国財務省から、ファニーメイ(FNM)とフレディマック(FRE)を政府管理下に置くとの「日曜日の発表」。このところ、米国発の金融重要ニュースは米国時間で日曜日に発表というのが定着してきたようで(^^;、東京市場が一番最初に影響を体験するメジャーなマーケットになります。寄付前からGLOBEXのS&P500先物も2.5%程度は高く、それを素直に受けて、東京も大幅高。このファニーメイ/フレディマックに"公的資金"と聞いて、2003年にりそなHDに公的資金注入が実施され、それをきっかけに"底なし沼的弱気相場"が大反転したことを想い出した向きは多かったのでしょう。

● 朝からブッ飛びだった相場は、結局、TOPIXも日経平均も大幅高。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前週末比303.15円高の12515.38円(15時00分確定)だったので、かなり初っ端から高く始まり、その後も、ある程度のフォロースルーがあったことが分かります。ちなみにSQ確定時間の15時00分というのは、りそなHDがストップ高比例配分になった時刻で、それ以外は9時40分にみずほFGが寄付いたのが最後でした。

● 指数のザラ場高値との比較で見ると、TOPIXは12時36分に前週末比49.35pt高の1220.19pt(+4.21%)まであり、日経平均は10時44分に同459.53円高の12671.76円(+3.76%)までありました。まぁ、前日比で見れば高値圏は高値圏で終わっているものの、「これで、うまいこと行くんかいな?」、「これで全てがホンマに解決したんか?」という不透明感が完全に消えたワケではなく、後場はやや上値を買い上がるには腰が引け気味だった印象もありました。中国株が軟調に推移したことも心理的に影響したかもしれません。

● こんな日にケチを付けるのも何ですが、気になったのが今日の出来高/売買代金。東証1部出来高は前週末比3億0409万株も「減少」して19億7515万株、売買代金は同1390億円減の2兆1905億円だったこと。指数の動きから見ると、先週末よりも2割程度は出来高/売買代金が増加しでもおかしくなかっただけに、ザラ場中に数字を見ていて「商いは今一つ盛り上がらんなぁ~」でした。もちろん、銀行株が軒並みストップ高になったことで、商いが出来なかったという物理的な事情はあります。でも、他に商いが広がらなかった点も確か。流動性が乏しい中で、バーンとショートカバーが入ったため株価が飛んだ、という面も否定できませんでした。いずれにしろ、今日の上昇が肩透かしになるのか、本格的にショートカバーが入って商いが盛り上がるのかは、今晩の米国株式市場次第です。

● チャートとしては派手さに欠ける面もあるのですが(^^;、日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別には何と言っても銀行株。軒並み2桁%のブッ飛び高で、多くがストップ高状態。こんなの久しぶりで、あまり記憶に無いのですが、多分、2003年頃以来だと思います。いずれにしろ、歴史的と言っても良いぐらいの爆騰でした(^^;ので、記録も兼ねて、銀行株のうち、TOPIXに対して寄与度が大きい順に並べて抜き出してあります(寄与度の計算はBloomberg)。なお、これだけ銀行株が爆騰しているのに、十八銀行(8396)はマイナス。同株は東証1部の銀行株では唯一のマイナスでした(^^;。

#コード銘柄名終値(9/8) 前日比前日比率
18306三菱UFJ FG 850+100+13.33%
28316三井住友FG 674000+89000+15.21%
38411みずほFG 463000+50000+12.11%
48403住友信託銀行 687+100+17.04%
58332横浜銀行 578+72+14.23%
68309中央三井トラストHD 613+79+14.79%
78303新生銀行 373+41+12.35%
88308りそなHD 103700+10000+10.67%
98355静岡銀行 1095+87+8.63%
108331千葉銀行 586+65+12.48%
出所:Bloomberg

● 残りの記録。東証1部値上がりは1543銘柄、値下がりは147銘柄と「ほぼ全面高」状態。ただし、東証33業種でみると、電力・ガス、紙パ、空運の三業種がマイナス。日経平均の日中値幅は319.41円(前場319.41円、後場83.64円)。SQ値が前週末比303.15円高の12515.38円だったので、ここを基準にすると、上値はそこから156.38円あったことになります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(2590万株売り/2070万株買い)でした。

● 今晩の米国株市場がどう動くかが、かなり大きな注目点になるのは皆が意識。現時点でGLOBEXのS&P500先物は+2.5~+2.8%程度で推移しているので、これを無理矢理、NYダウに当てはめると300ドル高程度は行くはず。今日の東京市場で、この辺のことはかなり織り込んだでしょうから、明日は先回り分を割り引いて考える必要があります。イメージとしたら、500ドル高とかすれば、慌ててもう一度買いに行く、300ドル高ならほぼチャラ(気持ちプラス)。もし、前日比変わらずだったら、「なんでや…」と失望って感じでしょうか…(^^;。楽しみと言えば楽しみだし、不安と言えば不安。だって、これ以上のネタは、しばらく出てこないでしょうから、これで上がらないとなると、ちょっと困った状態にもなり兼ねないです。何はともあれ、今晩に注目です。今のところ、欧州は全面高です(^^;。

本家HPでは、日経平均銘柄入替えについても続けて書いていますが、ブログ版では長くなり過ぎるので、別のアップにします。 「日経平均定期銘柄入替え発表~大平洋金属と日立建機を新規採用、熊谷組と東亞合成を削除」 をどうぞ。

 TOPIX : 1170.84 (-30.81, -2.56%)    日経平均 : 12212.23 (-345.43, -2.75%)    円ドル : 106.85  

● 米国株大幅安、CME日経平均先物安、円高、金融・信用不安、五・十日、週末と、外部環境面からは買い手控え理由ばかり。当然のように、相場は朝から大幅安。もっとも、前場中に安値をつけた後、後場にもう一度安値アタックしたものの、TOPIXも日経平均もそこは何とか耐え抜いた状況。前日比での指数の動きはかなり大きかったものの、ファクター面から相場内容を見ると、実は今日は過去2~3日ほど酷くなかったのです。その点からは、ある意味では、指数の動きがここ数日の相場内容の悪化に追い付いてきたかな、という印象もありました。

● ファクター分析から見ると、この数日間、極端な悪者だった色々なファクターが、前場の1時間程度を除けば、比較的落着いた動き。フロー系のバリューもまぁまぁだったし、スペシフィック・リターン・リバーサルも、昨日の逆噴射状態から見れば、随分と落着いた感じでした。グロースも稼いだ印象はなかったものの、極端に足を引っ張っていた状態から、ニュートラルに近くなっただけでも大きな改善(^^;。全体を見ると、昨日、一昨日とは、かなり印象が違って見えたし(この2~3日が酷すぎたのもあるけど…)、ホンの少しだけ一息。もっとも、単に週末金曜日に良く見かける「その週の逆」だけだったのかどうかは、月曜日にならないと分からないのですが…(^^;。

● 個別にも、このところ下げ相場に抵抗して上昇していたような銘柄群が、今日は調整気味(例:日本ハム、山崎製パンなど)だった点も、少し変化の兆しを感じるところ。もっとも、これらの銘柄にしても、他の損失拡大が止まらない銘柄群(例:コマツ)などと「あわせ切り」されただけかも知れず、そうだとしたら、マーケットが落着いてきたのではなく、いよいよマーケットから撤退している向きが多くなっている証左かもしれません。つまり、ロング・ショート筋だけではなく、ロングオンリーからも撤退売りが出始めている可能性を考えてしまうのです。これは、あまり考えたく無いシナリオですが、もしそうだとすると、これまで下値抵抗力がそれなりにあった銘柄群も売られ、これまで下げ止まらなかった銘柄もやっぱり売られるという、行き場無しの悲惨な状況になってしまいます。証券マンとしては、これは考えないことにします(^^;。

● 一歩下がって相場を眺めると、相場の歪みがかなりの規模に達した時は、意外にも指数は小動き(小高かったりする)で推移。そして、少し経ってから指数がドカン。昨年8月は、8月9日~11日に掛けて「統計学的に有り得ない」状態が起こったものの、この時点で日経平均などはプラスだったりしたのです。そして、1週間空けて8月17日にドカンが来たのですが、今回は1日あったかなかったか。時間軸の違いはあるものの、色々な面で昨年8月を連想させたし、相場環境に違いはあったとしても、背景的というか需給的には、似たようなことが起こっていたのでしょう。時間の経過とともに、この辺は追々見えてくると思います。こう書くと「もう終わった」みたいに聞こえるかもしれませんが、そう願いたい気持ちと警戒感の狭間で週末を迎えるイメージです(^^.。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億4603万株増の22億7924万株、売買代金は同790億円増の2兆3295億円。まぁ、見れる水準に戻ってきました。東証1部値上がりは227銘柄、値下がりは1445銘柄と「ほぼ全面安」状態。ただし、東証33業種で2業種(鉱業、紙パ)は値上がりでした。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比350.91円安の12206.75円(9時30分確定)と、初っ端からかなり「来て」いました。SQ値よりも下はあったのですが、結果的にSQ値あたりで引けています。つまり、ザラ場で寄り付いてからは、それほどの圧力を食らわなかった感じです。日経平均の日中値幅は222.32円(前場222.32円、後場92.27円)。もっとも、これは指数計算上のマジックで、ザラ場の値動きとしては、12165円~12265円程度の比較的狭い値動き。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの売り越し(4240万株売り/3040万株買い)でした。

● 指数のパフォーマンスを見ると、TOPIXはザラ場安値で前日比-37.39pt(-3.11%、9時58分)まであり、日経平均は同394.33円安(-3.14%、9時59分)までありました。後場にTOPIXで1166.50pt(13時21分)、日経平均で12172.90円(13時26分)まで安値があったのですが、いずれも前場の安値を下回ることなく、大引けに掛けて多少なりとも戻す展開でした。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 大引後に開示された先物手口についても少し。日経平均先物(当限)では、GSが2372枚売り越し、野村が1060枚売り越し、MLが買い手口不明の2437枚売りなど。CSが1609枚買い越し、LBが1349枚買い越し、大和SMBCが売り手口不明の2265枚買いなど。TOPIX先物(当限)では、JPMが2286枚売り越し、バークレイズが1092枚売り越しなど。買いは野村が2487枚買い越し、CSが1960枚買い越しなど。CTA筋が良く使っていると考えられている「筋」は、今日は買い越し気味。つまり、先物がプッシュして下げたのではなく、現物主導で下がったと見た方が良い感じです。

● 雑談。今週は本当に疲れました。阪神タイガースが勝ち出せば、また相場も少しは良い方向に向かうと信じています。だから、今週末は広島で勝たなくては…。来週は日経平均銘柄入替えが発表されるだろうし、ビッグSQもあります。気力と体力を整えるためにも、良い週末を!

 TOPIX : 1201.65 (-18.90, -1.55%)    日経平均 : 12557.66 (-131.93, -1.04%)    円ドル : 108.05  

● 今日も指数は基本的に小動き。ただ、相場の内容は相変わらずかなりの歪みが出ており、今日はバリューはファクターとしては反発したものの、グロースと短期のスペシフィック・リターン・リバーサルは、相変わらずの惨状でした。サイズも引き続き大型に振れており、リスクを忌避する動きが続いていることを感じさせる1日でした。昨日ほどの酷さはないにしても、誰が何をやっているのか見えてこないとの不安感や不透明感が、リスク・リダクションを引き起こし、それがさらに他のファンドの同様の動きを誘発する悪循環。ロング/ショート系のアンワインドが多いためか、指数ベースで見れば大きな方向性は見えてこない状態が継続。でも、今日もかなり強い違和感が残る1日でした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別銘柄では、コーニング(GLW)のウォーニングを受けて、ガラス株がドカンと売られたり、商社、海運、鉄鋼、非鉄などが軒並み安。コマツも下げ止まる気配が見えない状況。この辺は、割安株として一度ならず何度も買われた銘柄群だけに、ここが売られると相場の雰囲気はかなり悪くなります。りそなHDがなんで-13.4%だったのかも謎。「与信費用が…」なんてのは前々から分かっていた話だし…。いずれにしろ、今日も指数の下落よりも、相場の地合いはかなり悪かった印象が残りました。もちろん、食品だのブリヂストンあたりをガンガンにロングして、商社、鉄鋼、海運、銀行などをガンガンにショートしていたら、「えぇ相場や!」ってことになったのでしょうが、そんなのは極々少数派(もし居たとしても)でしょう。

● リターン・リバーサルが効かない相場というのは、平文で言い換えれば「強い銘柄がより強く、弱い銘柄がより弱く」、「割安がより割安になり、割高がより割高になる」ことで、逆張りが報われない相場ってこと。機関投資家でも特に年金資金は逆張り的な投資戦略が多いし、個人投資家は超目先のデイトレーダー以外は、もっと逆張り。それが報われないとなると、相場の雰囲気が悪化するのは当然と言えば当然。逆張りには勇気が必要ですが、頑張って続ければ報われたのが過去の経験則。ただ、足元では成果が得難い相場が続いているのです…。はぁ~(溜息)。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億9983万株増の21億3321万株、売買代金は同2566億円増の2兆2505億円と、久しぶり(8月12日以来)に20億株/2兆円超え。東証1部値上がりは358銘柄、値下がりは1285銘柄と、指数の動きよりはかなり値下がり銘柄数が多かった印象。TOPIXと日経平均のパフォーマンス差が約50bpsもあった点にも注目です(あまり良いシグナルではないことが多い)。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比55.65円安の12633.94円(9時10分確定)。日経平均の日中値幅は146.31円(前場146.31円、後場87.93円)。

● また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(3560万株売り/2970万株買い)でした。一方、大引後に開示された先物の手口は、今日も静か。日経平均先物でニューエッジが1065枚売り越し、大和SMBCが919枚買い越しなど。TOPIX先物ではGSが2601枚買い越しだったのが目立った程度でした。

● 今週に入ってから、ホンマに疲れる日々です。相場も疲れるし、何と言ってもあの横浜に連敗とは…。しかも「惜しい!」って感じの負け方ではなかったのが重症。少なくとも、相場か阪神タイガースかどちらかが調子良ければ、それなりに気持ちの持って行き場所もあるんですが…、ショボン…(T_T)。

 TOPIX : 1220.55 (+8.18, +0.67%)    日経平均 : 12689.59 (+80.12, +0.64%)    円ドル : 108.90  

● 指数は上値が重たかったにしろ、1日中プラスで推移。それだけ見れば、「あっそ、良かったやん」って感じ(^^;でしょうけど、実際にマーケットの近くで少し違った視点で見ていると、かなり強い違和感を感じる1日でした。それは、何よりもファクター面から見た相場の歪みがかなり酷かったこと。フロー系のバリュー、短期のスペシフィック・リターン・リバーサル、元々期待していなかったとは言えグロースと、御三家が全てボロボロ。まだ詳細には調べていませんが、昨日と今日の2日間で、多分、今年一番強烈な歪みが発生した印象です。イメージとしては、-3σは超えてしまったかなという感じです。指数はプラスだったのに、相場内容にかなりの歪み。どこかで見た覚えがあります…(-_-;)。昨年8月第2週です。昨日と今日だけでは、昨年8月第2週ほどのえげつない状態には届かない規模。しかし、6月中旬からの流れを見ると、昨年8月の規模を既に超えてきています。

● 昨年8月はGSのグローバル・アルファという巨大ファンドの解約に端を発して、デレバレッジングの嵐が吹いたことで、相場が急速に歪む羽目に陥ったのです。ファンド解約そのものもそうだけど、皆が同じような投資戦略でパーティーに参加していたところ、急に地震が来て停電になったので一斉に出口に殺到という状況に似た格好になり、実際の解約や何やらにに輪を掛ける格好でマーケットインパクトが増幅されてしまったのです。それから1年超が経過した現在、それほど高いレバレッジを掛けているファンド(ヘッジファンドとプロップ部門)があるとは思えないなかで、昨日と今日の強烈な相場の歪み。何を意味しているのか、不安感が募ります。

● ロング・ショート系のファンドがアンワインド(ポジション解消)すれば、指数的なインパクトは限定的になるものの、相場内容には歪みが出ます。昨年8月もそうだったし、昨年11月もそう。今年3月もそうでした。昨日は指数がそれなりに下落したものの、今日は指数はずっと堅調。でも、相場の歪みはかなり強烈。その点から、ロング・ショート系のファンドがアンワインドと考えるのがストレートに思えます。もちろん、ロング・ショート系ファンドの大型設定でも似たようなことは有り得るのですが、現状で日本株市場に大きな資金が入ってくるとは考え難い状況。しかも、割安がより割安になる状況を見れば、アンワインド(≒撤退)と考える方が素直に思えます。そうすると誰が何をやっているのやら…。

● この辺の不安感、不透明感が多くの投資家を「リスク・リダクション」(リスク縮小)に走らせている感がありあり。フルインベストメントの機関投資家は、ポートフォリオをキャッシュにするわけにも行かず、ポートのリスクを下げるしか対応策が無い、という状態が強まっているのをヒシヒシと感じます。今週は月次のリバランスが多い週なので、余計にそう感じるのかも知れませんが、マーケットが不安定で流動性が落ちているだけに、中小型株へのインパクトも無視できません(今日は新興市場は軒並み大幅安)。

● 今日上昇した業種を見ると、食品、医薬品、電力・ガスなどが堅調だった一方で、商社、鉄鋼などはボロボロ。それぞれに原油下落やロシア状況など、ファンダメンタル理由を探すことは可能です。しかし、もっと全体に共通しているのは、今の市場でリスクを落とそうと試みた時に買われる銘柄群、売られる銘柄群ってこと。昼に債券トレーダーとも話をしたのですが、あちらでも「割安がドンドン割安になる」状況が起こっているとのこと。余裕があれば、「こんな時こそ逆張り」って刀を振り上げて立ち向かえるのですが、今のマーケットを見ると、その元気を感じるのは非常に困難です。ストレステストをやると、本当にストレスで倒れそうになる結果が出てしまうし、それ以上に、昨年8月を経験したことで、「有り得ない」が本当に有り得ないかどうか、誰も自信が持てなくなってしまった状態にあります。もちろん、今日が「底」だった可能性もあるのですが…。

● 記録。東証1部出来高は前日比5264万株増の19億3338万株、売買代金は同321億円増の1兆9940億円。東証1部値上がりは1069銘柄、値下がりは573銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比115.17円高の12727.64円(9時12分確定)。日経平均の日中値幅は120.21円(前場110.89円、後場102.91円)と小動き。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(2460万株売り/2770万株買い)でした。

● 大引後に開示された先物の手口を見ると、今日は全般に「非常に静か」でした。日経平均先物で差引1000枚超の売り買いは、GSが1883枚買い越しだった程度。他はUBSが931枚買い越し、LBが940枚売り越し、野村が買い手口不明の2072枚売りなど。TOPIX先物は、MSが2306枚買い越しだった一報、BNPPが2426枚売り越しなど。今日はニューエッジもCSも静かでした(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。個人的には、今日の指数の動きはミスリーディングで、あまり参考になりませんでしたけど…。

● 業務連絡。大引後に東証から 「株価指数算出上の取扱いについて(住石ホールディングス等)」 とのお知らせが出ています。該当銘柄は住友石炭鉱業(1503)、テンプスタッフ(2476)、ケンウッド(6765)、日本ビクター(6792)。いずれも小さな銘柄ですが、9月24日(水)が最終売買日でホールディング会社が10月1日(水)に新規上場となります。お忘れ無きように(^^;。

● もう一つ業務連絡。それとFTSEから日本株指数に関して銘柄入替えが発表されています。リリースはこちらからですが、これはほんの数行の文章だけ。新規追加及び削除銘柄は、FTSEのサイト内にあるExcelファイルをこちらからどうぞ。一般的にFTSEをベンチマークにしているファンドは、MSCIほどの規模ではないと考えられるものの、欧州系にはソコソコあるようです。一応、ご注意を。リバランスは9月19日(金)の大引けを基準に実施されます。

 TOPIX : 1212.37 (-18.27, -1.48%)    日経平均 : 12609.47 (-224.71, -1.75%)    円ドル : 108.00  

● ったく…、首相の「やぁ~めた」辞任って、何とかならんのでしょうかねぇ~。G7の国家首領として並ぶのが恥ずかしくなるほど、だだ捏ねてるレベルの辞任理由。市場から見れば、それほど期待していなかっただけに、失望も大した事はなかったものの、国のトップが取る行動としては情けない限り(-_-;)。やっぱり、二世議員は駄目ってことですね。市場筋の間ではヤケクソ気味に「麻生関連銘柄リスト」なんてのが飛び交っていましたけど…(^^;。

● 国家のトップが政権を投げ出したにも関わらず、マーケットへの影響はほとんど無い状態。外国人からBloombergで問い合わせが色々と飛んでくるのは予想通りだったのですが、そのたびに、なぜか自分が言い訳(にしかならない)を書き綴るのも本当に疲れます(^^;。彼らからすると、"妙に冷静"な相場展開は、「この国家の非常時になんで?」ってことになるのでしょうね。一方、日本のことを比較的良く知っている外国人からは、「また?」みたいなメールが多く、中には「大変そうだね」と、慰めとも皮肉とも取れるようなメッセージが飛んできたりするんです(^^;。彼らは日本の首相は米国大統領なんかと根本的に違うってことを既に良く知っていますから…(^^;。

● 前場は相場は相変わらず方向感に乏しい閑散商状だったものの、後場に入ってから、ズルッと滑り始めて、午後2時過ぎからはスコーン。特にこれといった悪材料が出たわけではなかったものの、先物が売られると裁定解消売りを引っ掛けて、あっという間に大幅下落。首相辞任をネタにするなら、朝から売られていてもおかしくなかったハズ。後場から売られたというのは、軽々しく想像すると(^^;、昼休みのバスケットが影響したとか、起き出して来た中東や欧州系が売ってきたとか考えてしまうものの、実際は不明。韓国ウォン急落で…って声もあったのですが、これも分かったような分からんような…(^^;。単に先物市場に売り圧力が掛かってしまい、断続的な裁定解消売りを誘発した、という需給面の要因が大きかったのでしょう。メディアは「首相責任放棄辞任を嫌気」なんて書くかもしれませんが…(^^;。

● 今日は日経平均と日経平均先物(9月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

日経平均日中足
日経平均先物(9月限)日中足

● また、毎分の東証1部売買代金で見ると、午後2時前後に急激に売買が膨らんだ様子が分かります。この結果、今日は前場が36.5%、後場が63.5%と、普段のプロファイルよりも後場側に10%も歪みがありました。今日はなかなか興味深いプロファイルだったのでこちらに付けておきます。上記の現物、先物の日中足と照らし合わせて頂ければ、より影響というかインパクトがご覧頂けると思います。小さな画像をクリックすると、大きな画像が開きます。

● 一方、今日の相場では、再びフロー系のバリューがボロボロで、リバーサルも効かず、グロースは最初から駄目駄目と、再び何もファクターが効かない状態に陥ってしまいました。シミュレーションファンドの動向やファクター分析を見ている限りでは、今日のドローダウンはこの1ヶ月程度で1日としては最悪だった印象。月初リバランス時期だったことが影響していたのかも知れませんが、顧客と話していても「リスクを落とす」が合言葉。キャッシュにすることが許されないファンドにとっては、「儲けることよりも、損失を限定することが最優先」と言い切った某ベテランFM氏の言葉が頭から離れませんでした。仕方ないっすね、こんな状況だと…。

● 記録。東証1部出来高は前日比5億3861万株も増加して18億8074万株、売買代金は同5376億円増の1兆9618億円。東証1部値上がりは170銘柄、値下がりは1478銘柄と、昨日に続いて「ほぼ全面安」。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比20.63円安の12813.55円(9時15分確定)と、少なくとも前場は大した動きはなかったのです。日経平均の日中値幅はわずか429.45円(前場140.63円、後場415.79円)と久しぶりに大きく膨らみ、その大部分が後場でした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(1970万株売り/1490万株買い)でした。

● 大引後に開示された先物の手口。日経平均先物では、LBが3749枚売り越し、UBSが3144枚売り越し、JPMが1821枚売り越し、CSが1135枚売り越しなど。買い手はニューエッジが2341枚買い越し、BNPPが2309枚買い越し、GSが1220枚買い越しなど。TOPIX先物では、CSが2679枚売り越し、GSが2388枚売り越し、JPMが2329枚売り越しなど。買い手はBNPPが3928枚買い越し、バークレイズが1771枚買い越し、ニューエッジが1243枚買い越しなど。ニューエッジは買い越しでしたネ(^^;.。

 TOPIX : 1230.64 (-24.07, -1.92%)    日経平均 : 12834.18 (-238.69, -1.83%)    円ドル : 108.55  

● 前週末の米国株軟調、CME日経平均先物安(大証比150円安)、多少円高方向に振れたこと、さらに月末の「お化粧」が剥がれたのか、朝から軟調な展開。もっとも、ある程度の水準が決まってからは、特に上にも下にも行かず、例によって閑散横ばい。今晩は米国市場が祝日で休場なので、日本がやりたいように商いしても良かったハズですが、それは地合いが良い時の話(^^;。他力本願市場では、上がるも下がるも米国次第(-_-;)。グスタフ君(予想進路)が米南部を直撃して原油急騰なんてなったらどうしよう…なんて余計なことも考えてしまいますしネ。結局、大引け間際に裁定解消売りやらバスケット売りを浴びてしまい、TOPIXはほぼ安値引け、日経平均はモロ安値引け。「月替わり」なんて言葉が死語になって久しいとは言え、情けなさを十分以上に感じた1日でした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日は、東証33業種のうち「その他製造」だけがプラス。ご存知の通り、これは任天堂(7974)がプラスだったからです(^^;。Bloombergで業種別指数内でのウェイトを調べると、その他製造のうち任天堂が占めるウェイトは63.69%。まぁ、約3分の2が任天堂ってことです(^^;。他に似たような業種は、ゴム製品でブリヂストン(5108)のウェイトは任天堂を上回る68.74%を独占。空運はANA(9202)が53.64%あるのですが、JAL(9205)も45.64%あって、その他の銘柄(国際航業とパスコだけ)は完璧無視状態(^^;。鉱業ではINPEX(1605)が82.63%をも占めており、INPEXが上がるか下がるかで、業種別指数の値動きの大部分が決まる状態にあります。

● ざっと見たところ、一銘柄で業種別指数の50%超を占めているのは、その他製造、ゴム製品、空運、鉱業。逆に散らばっているのは、建設、化学、電機など。化学や電機は業種そのもののウェイトがソコソコあるし、それぞれの企業に専門性もあるのでともかくとして、建設は時価総額の観点から見ても、何らかの集約が必要に思えます。もちろん、これは昔から言われていたことですが、なかなか集約が進みません(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前週末比4億3712万株も減って13億4213万株、売買代金は同6056億円減の1兆4243億円と、先週金曜日に増加した分以上をあっさりと返上。東証1部値上がりは194銘柄、値下がりは1485銘柄と「ほぼ全面安」。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比180.19円安の12892.68円(9時20分確定)。日経平均の日中値幅はわずか106.37円(前場58.09円、後場52.54円)どまり。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(2240万株売り/2040万株買い)でした。

● 大引後に開示された手口も少し。日経平均先物では、CSが2660枚売り越し、LBが2390枚売り越し、ニューエッジが1538枚売り越しなど。一方で、SBIが1399枚買い越し、大和SMBCが1257枚買い越し、立花が売り手口不明の1777枚買いなど。TOPIX先物では、CSが3223枚売り越し、ニューエッジが1301枚売り越し、JPMが1236枚売り越し、LBが1093枚売り越し、MSが1078枚売り越しなど。買いはBNPPが5452枚買い越し、GSが2526枚買い越しなどでした。皆さん、お疲れ様っす(^^;。

● 話題変更。今日から9月。ってことで、日経平均の定期銘柄入替えを頭に入れつつ、SQ対応の週になります。過去の日経平均定期銘柄入替え発表日を振り返ってみると、以下の通り。過去分は全て「日経平均プロフィル」のニュースページに掲載されています。現行方式になったのは2000年から、つまり、あの「伝説の30銘柄入替え」があってからです(^^;。銘柄入替の発表はおおむね午後4時半。下表では、発表があってからSQ日までに実際に取引できた日数(営業日)を抜き出してあります。

銘柄入替発表日SQまでの営業日数
2000年9月08日(金)0日(SQ日当日)
2001年9月11日(火)2日+SQ日
2002年9月05日(木)5日+SQ日
2003年9月09日(火)2日+SQ日
2004年9月07日(火)2日+SQ日
2005年9月05日(月)3日+SQ日
2006年9月05日(火)2日+SQ日
2007年9月07日(金)4日+SQ日
出所:日経平均プロフィル

● 今回は日取りの関係でSQ日が9月12日(金)とかなり遅いので、月初からの日数だけを見れば、銘柄入替えの発表も遅い目になりそうな空気。ただ、SQ日から逆算した日数では、これまでの年と大きく変える必要性は見付かりません。2002年と2007年はSQ週の前週に発表されていますが、それ以外はSQ週の発表。曜日の並びだけで言えば、今年は2003年と同じパターンで、9月第2週の可能性は大きいと考えています。もっとも、何時発表するかは日経次第なので、今週後半からやや警戒感を持ちながら、本命は来週の月~火曜日(9月8日~9日)大引後って感じでしょうか(^^;。QUICKに一番早く流れるでしょうけど(日経だし)、どちらにしろ大引け後です。リリースは日経のサイトや日経プロフィルのニュースページに発表されます。

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