このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1620.07 (+12.86, +0.80%)    日経平均 : 16737.63 (+86.62, +0.52%)    円ドル : 114.60  

● 指数はあまり大きく動かなかったものの、相場の中身はかなり歪んだ印象(詳細後述)で、ちょっと8月を想い出すような相場でした。何はともあれ、今日は「FOMCが…」で見送り気分が強くなるのは見えていたし、実際にそんな雰囲気が流れていたのは否定できない状況でした。NY株安やCME日経平均先物(大証比25円安)に引っ張られて軟調にスタートしたものの、後場に掛けてジワジワとプラス転換。最後はお化粧買いが入ったのかもしれませんが(TOPIXは高値引け)、先物がその分は下で引けているので、まぁ、明日修正が入ってチャラってところです(^^;。全体的に方向性の見付け難い展開でした。

● 今日もTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● まず、「中身が歪んでいた」について書いておきましょう。何となく既視感を感じる状況で、バリューやグロースがかなりボロボロに売り込まれていました。8月の頃ほどの強烈な激しさは無かったものの、月末ということもあり、何かのアンワインドの動きがあった印象でした。何人かのFM諸氏ともお話したのですが、クオンツ系というよりも、ファンダメンタル系のロング/ショートのアンワインドではないか、との見方が複数ありました。同じセクターでも妙に上がっている銘柄がある一方で、動きの悪い銘柄が同居していたし、セクター別でも売られたのは鉄鋼、非鉄、海運、商社など。つまり、中期的に買われていた銘柄群が一斉に売られてしまったということです。

● ただ、指数ベースでは下がる感じではなかったことから、何らかのロング/ショートがポジション解消していた雰囲気が濃厚。それが結果的にバリューやグロースが売られる、という状況に繋がった印象でした。月末のファンド解約に伴う取引のような特殊事情だったのかもしれませんが、雰囲気ははっきり言って悪かったです。

● また、業績期待外れ銘柄が徹底的に叩かれるのは今日も継続。三菱レイヨン(3404)や村田製作所(6981)が代表格だったでしょうが、二桁パーセントも急落するのを見ると、少しでも不安感がある銘柄は手出し無用、という印象がますます強くなってしまいます。三菱レイヨンなんて、昼を挟んで天国と地獄状態でした。

● これらのケースで厄介なのは、業績そのものは良くても(前年同期比とか最高益更新とか)、それが市場が「勝手に」期待している水準に満たなかった場合は大きく売られてしまうこと。米国企業の決算で「市場予想を1セント上回る結果で…」というのが頻発するのですが、あれも長年の生きる知恵みたいなもので、うまく市場との対話を行うことにより、市場の期待感をうまく誘導している感じです。もちろん、インサイダー関連の問題もあって、なかなか簡単ではないと思いますけど、少なくとも市場と対話することは必要なことだと感じています。そして投資家サイドも、会社から出てくるシグナルのニュアンスが読めるようにならないと…。任天堂(7974)なんかは、この辺の扱いがうまいと思います。

● 一方、午後2時過ぎに「三菱UFJ、初の自社株買い1500億円・株価テコ入れ」とのニュースがQUICK(日経ニュース)で流れたことで、三菱UFJ FG(8306)がスルスルと上昇。連れて他の銀行株も一緒になってジャンプ。もっとも、記事を読むと「業績下方修正」とのセットでの「自社株買い」ってことで、一瞬飛び上がった後は、ちょっと上値がつかえた印象も残りました。日経夕刊のヘッドラインが午後2時にQUICKに流れるのですが、時々、この時間にピョ~~んと株価が動くのはコレが原因の事が多いです。後になって日経サイトに掲示された ニュース本文はこちらから どうぞ。さらに、三菱UFJ FGからも 正式発表 が出ています。それぞれご確認をよろしく。

● 三菱レイヨンにしろ三菱UFJ FGにしろ、日中足は保存ですネ(^^;。と言うわけで、両株の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

三菱レイヨン(3404)日中足
三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306)日中足

● 記録。東証1部出来高は前日比1億7705万株減の21億2318万株、売買代金は同2497億円減の2兆9196億円。東証1部値上がりは1189銘柄、値下がりは452銘柄。今朝のSQ値は前日比24.72円安の16626.29円、日経平均VWAPは16626.29円でした。日経平均の日中値幅は186.44円(前場が102.95円、後場が112.48円)と、比較的小動きの1日。お化粧買いが入ったかどうかは別にしても、今日も後場、特に大引けに掛けて売買代金が偏っていました。寄付き5分間が5.8%だったのに対して、大引け5分間は9.9%。前場が41.7%に対して後場が58.3%でした。この調子だと、VWAPターゲットも大引け間際まで引っ張らないと、難しいですね。悩ましい状況です(^^;。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(3020万株売り/3740万株買い)だったものの、フローはかなり少なめでした。

● 最後に、某ベテラン市場筋氏から指摘を頂いたのですが、昨日の任天堂について補足。任天堂がずっこけたのは東証大引け後の大証エキストラ10分間でした。任天堂はご存知の通り、大証銘柄(大証が主たる市場、優先市場の銘柄)です。でも、東証にも上場しており、大証と比較すると格段に流動性は落ちるものの、毎日取引があります。TOPIXの計算に用いられる株価は東証で付いた株価。つまり、任天堂のように大証が優先市場であったとしても、東証の株価が計算に使われています。

● 昨日の場合、TOPIX的には任天堂の終値は71,700円。大証の終値は70,800円で、かなり大きな差異がありました。つまり、任天堂を買い増す必要があった向きは、大証の最後の10分間で買っていれば、労せずしてアルファを稼げたことになります。もっとも、これはあくまでも結果論での話で、逆に大証10分間で株価がぶっ飛んでいた可能性もあったのです。この場合は、あっという間に「いかれ」になっていたハズ。この辺が複数市場に上場している銘柄の扱いの難しさです(^^;。

● ご参考までに、昨日の任天堂(7974)の両取引所における日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

任天堂(7974、大証)日中足
任天堂(7974、東証)日中足
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 TOPIX : 1607.21 (+0.72, +0.04%)    日経平均 : 16651.01 (-47.07, -0.28%)    円ドル : 114.50  

● 今日はイケイケになるとは考えていなかったものの、前場から後場序盤に掛けての下落は予想以上に大きなもの。ただ、それを引っ繰り返したのが、「国交省が建築確認審査緩和」とのニュース。冬柴国交相が閣議後の記者会見で表明したもので、それが流れた午後には、これまで内需不振の象徴のように見られていた住宅関連や建設、不動産が一気に上昇して相場を下支えする格好となり、TOPIXはプラスで終了。日経平均はチョビ安だったものの、武田薬品だけで日経平均を41円強も押し下げていたことを考えると、こちらもチャラかチョビ高でもおかしくなかった印象で、引け味は悪い感じではありませんでした。

● TOPIXも日経平均が今日の安値を付けたのは13時29分。TOPIXは-16.24pt(-1.01%)、日経平均は205.52円安(-1.23%)まであったことを考えると、よく大引けまで戻したと考えています。落ち着いてしまうと「FOMCとそれを受けた米国株式市場の動向を見極めたい」との空気が蔓延する可能性が高かったでしょうけど、今日のところはその空気が広がる前に大引けがやってきた、との印象(^^;。ラッキーだったかもしれません。TOPIXのFFW定期見直しの関係で、引けに掛けてファンディング売りが出るのも予想されていたものの、想定していたほどの影響はありませんでした。

● 今日はTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別には、今日の悪役は武田薬品(4502)。「高コレステロール治療薬TAK-475 について、FDAから追加臨床試験実施が求められ、高用量試験中止が推奨された」との発表がきっかけで、あちこちのアナリストから格下げ爆弾を一斉に浴びて急落。ザラ場で取引は成立したのですが、最後はストップ安売り気配で比例配分。武田クラスの大型株がストップ安するなんて、頻繁に見れるものではありません。今日の同株下落率(-12.41%)は、Bloombergニュースによると約20年ぶりの下落率(1987年10月以来)とのこと。医薬品株は副作用だのFDAや厚生労働省の許認可だの、素人には分かり難いうえに事前に予想が付かない事案で株価が急変(上がるも下がるも)するので恐いっす。武田薬品からのリリースは、 「高コレステロール血症治療薬 TAK-475の開発状況について」 と出ています。でも、普通はこれを読んでも、株価へのインパクトは分かりませんわなぁ~(^^;。

● 一方、FM諸氏から何かと愚痴が出ていたのが、海運株の低調さ。「あれだけの決算を発表したのに」が共通した声だったのですが、後付け講釈だと「好材料出尽くし感から…」になるところ。ただ、下がってからそれを言われても仕方ないんですよね、ホンマ…。鉄鋼、非鉄金属も似たような感じで売られていたし、東芝や三菱電機もそんな感じ。今日は先行していた銘柄群への売りが目立った印象でした。昨日までの相場では、ソニー、ホンダから始まって日産自と、好業績が素直に評価される動きだったのに、今日の海運を見ると「あれっ?」という感じも否定できず、これで余計に慎重な空気になった印象はありました。

● そして、後場に賑わったのが住宅関連、建設、不動産。上記したように「建築確認審査緩和」がネタで、ニュース記事が流れたのは後場序盤。ただし、その瞬間などは指数は安値を付けに行っている段階で、あまり初っ端に反応は無かったのです。ところが、ジワジワと効いてきたというか、一度上向きの方向性が出来てくると、一斉に目先筋が飛び乗った印象。これらの銘柄群は内需不振の象徴だったし、株価も低迷の極みだったこともあって、反発力はそれなりにありました。大和ハウス(1925)がストップ高比例配分なんて、これもそうそう見れるものではありません(^^;。もっとも、これまでの下落を考えると「まだまだ」ですけど…(^^;。

● なお、関連新聞記事は、読売新聞は 「国交省が建築確認審査緩和、住宅着工減で設計変更一部容認」 、朝日新聞は 「改正建築基準法、一部見直し 審査態勢を緩和」 などです。日経や時事通信のサイトには、これを書いている時点では関連記事は載っていませんでした(^^;。

● ちょっと裏話っぽく書くと、閣議は通常は毎週火曜日と金曜日にあり、その後に大臣が記者会見をやります。閣議が早く終われば10時頃にニュースが流れることもあるのですが、記者さんが「重要」と思わなかったりすると、なかなかニュースが流れない場合もあります(今日はその雰囲気)。ニュースサイトと言っても、新聞系のサイトが多いので夕刊に記事を間に合わせるためだったら、何も10時頃に流す"必要"もないのです。もっとのんびりやっていても間に合いますから…(^^;。まだカルチャー的に通信社系と新聞系の差は普段から見ていても感じますね。

● 本日の記録。東証1部出来高は前日比5億0119万株も増加して23億0023万株、売買代金は株数ベースほどは増えた印象ではないものの(三菱自動車と長谷工で1億7000万株弱やった)、同4405億円増の3兆1694億円と3兆円乗せ。素直に評価しておきましょう。東証1部値上がりは857銘柄、値下がりは761銘柄で、チョビ高風景と合致。今朝のSQ値は前日比75.84円安の16622.24円、日経平均採用銘柄のVWAPを集計した日経平均VWAPは16602.33円でした。日経平均の日中値幅は190.31円(前場が131.58円、後場が158.45円)でした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、再び売り越し(3940万株売り/3620万株買い)でした。

● 今日の相場で特徴的だったのは、前後場の売買代金分布。今日はTOPIXのFFW変更など月末修正が終値を基準に実施される1日だったので、ある程度は予想していたものの、やはり相当な歪みが出ていました。東証1部の売買代金分布は、前場が39.77%、後場が60.23%と、普段からすると10%弱のズレ。とりわけ、朝の寄付きから5分間の売買代金が6.1%だったのに対して、大引け間際5分間の売買代金(含大引け)は10.2%にもなっていました。VWAPトレーダーの皆さん、お疲れ様でした(^^;。任天堂の日中足などを見ると、本当に「理論」通りには行かないものだなぁ~と感じてしまいます(^^;。と言うわけで、今日のTOPIX月末修正で一番大きなウェイト変化(ウェイト増加)があった任天堂(7974)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

任天堂(7974、大証)日中足
 TOPIX : 1606.49 (+32.52, +2.07%)    日経平均 : 16698.08 (+192.45, +1.17%)    円ドル : 114.20  

● 朝からNY株高やCME日経平均先物高(大証比175円高)を反映する格好で買い先行。CME終値で頭打ちするかなと思っていたものの、現物の買いに押し上げられる格好でジリ高歩調。もっとも、後場寄付きでピョコンと上に跳んでからは、高値でもみあう状態。前週末比ではかなり高い水準を維持した相場展開だったものの、ザラ場での指数の動きはそれほど大きくなく、日経平均の日中値幅は160.83円どまり。前後場に分けると、前場が93.83円、後場が81.54円と、いずれも100円未満の値動きでした。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別銘柄では、日産自動車(7201)がアナリストからも「サプライズ」という声が出て大幅高。ただ、14時15分頃にはもっと勢いがあったものの、その後、大引けに掛けてはジリジリと利食い売りに押される展開。どうもデイトレーダーが多かったのですかネ(^^;。それでも、ソニー、ホンダに続いて好決算に素直に反応する地合いは、市場にある程度の安心感と期待感を持たせたようです。逆にアドバンテスト(6857)などは、業績下方修正という悪材料があったうえ、この所の下落でそれを織り込んでいたかと思えば、あちこちから格下げ爆弾が飛んできて大幅安。弱みを見せれば、かなり叩かれてしまう地合いに変化はありません。

● 一方、今日は銀行株も元気モリモリ。ただ、銀行株全体にはまだ疑心暗鬼の空気が濃いことは否定できず、11月中旬以降と決算発表時期が遅いだけに、それまでプラスやマイナスに振れることは想像できます。銀行株が年末までの運用の一つの鍵になるのは、多くの方々が意識しているハズ。アンダーウェイトするにしても、オーバーウェイトするにしても、成功すればソコソコ大きい稼ぎが期待できる一方で、失敗すると立ち直れなくなるほどやられるリスクも(^^;。多くのFM諸氏はニュートラル近辺を保持していると想像しますが、それじゃあ「No Risk, No Gain」状態なのも事実。迷うし先読みが難しいところです。

● ファクター面からは、バリューが今一つ、リバーサルも今一つで、今一つ焦点が絞れない状態が継続。ここ最近は、継続的に効いているファクターが見つけ難い状況が続いているため、あちこちのFM諸氏からも愚痴(^^;が漏れてきます。私も、色々なスタイルでシミュレーション・ファンドを毎朝寄付前にリバランスして作っているのですが、今日はバリュー特化型ファンドのPLはまぁまぁ。リバーサルはマイナスで、イケイケモメンタム型がかなりプラス。ただ、そのバリュー特化ファンドを要因分解してPLの中身を見ると、バリューそのものでは若干マイナスで、スペシフィックが勝ってのプラス。何と言うか、儲かっても、儲かっている気がしない、という雰囲気がお分かり頂けるかと…(^^;。

● 記録。銀行株や自動車株が飛んだおかげもあって、今日はサイズは大きい方に振れた1日。Core30が112bpも勝つ一人勝ち状態。Large70が63bp負け、Mid400が52bp負け、Smallが105bp負けでした。ただ、マザーズは+3.70%とTOPIXを163bpも上回る上昇を記録。まだ元気みたいです。ヘラクレスは対TOPIXで52bp負け、JASDAQ指数は9bp勝ちとチャラでした。東証1部出来高は前週末比1億3398万株増の17億9904万株、売買代金は同2694億円増の2兆7288億円。もう少し盛り上がったかと思ったものの、あまり伸びなかった印象です。東証1部値上がりは1242銘柄、値下がりは402銘柄で、「かなり」全面高に近い状態。今朝のSQ値は前日比123.96円高の16629.59円、日経平均採用銘柄のVWAPを集計した日経平均VWAPは16711.72円。

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、6日ぶりの買い越し(2690万株売り/2860万株買い)。株数ベースでは大したようには見えなかったものの、市場筋によると金額はかなり大幅な買い越しだったとのこと。電機、自動車を中心に買いが入っていたとのことでした。何か期待しちゃいそうですね(^^。

● 業務連絡。午後からペンタックス(7750)が一時売買停止になっていましたが、HOYAによる買収が正式に発表があったためです。PENTAXのHPに 「合併契約締結に関するお知らせ」 が掲載されています。これに伴って、ペンタックスは明日10月30日から整理ポスト割当になり、11月30日(金)に上場廃止になります。 TOPIX算出要領 によると、整理ポスト割当によるTOPIXからの除外は、「整理ポスト割当日の翌々営業日」と決まっているので、11月1日から指数から外れることになります。基準終値はその前日、10月31日終値です。もっとも、この辺の話は既報だし、FFWは既に0.10まで下げられているので、特に何もやることが無い方々が多いと思います。東証の 上場廃止に関するリリース も確認しておいて下さい。

 TOPIX : 1573.97 (+15.90, +1.67%)    日経平均 : 1505.63 (+221.46, +1.36%)    円ドル : 114.40  

● ちょっと意外感がある後場の上昇でしたが、今週は何となく盛り上がらない週だったので、金曜日ぐらいは、まぁ…(^^;。引っ張ったのは好業績発表のホンダ(+8.89%)、ソニー(+8.81%)といった大型国際優良系の銘柄が素直に大幅高したこと。これで市場全体に安心感が出たというか、理解し易さが広がったイメージでした。さらに、銀行株が最後の方にスルスルと上昇したことも、引け味を良くした一因でした。もっとも、東証1部出来高は前日比7897万株減の16億6506万株、売買代金は同664億円減の2兆4594億円に留まり、はしゃいでいたのは証券マンだけだったのかもしれません。実際のところ、大引け間際は力強さを感じたというよりも、「誰や?何でや?」って感じでした(^^;。

● 今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。前場は基本的に方向感に乏しい展開だったものの、後場はジリジリと押し上げ状態だったのが分かります。

● 今日は久しぶりにCore30が大幅にアウトパフォーム。対TOPIXで89bpも勝っていました。Large70は29bp負け、Mid400は52bp負け、Smallは102bp負けと、久しぶりに見事にサイズが大きい方向に振れた1日。東証1部の値上がりは1089銘柄、値下がりは522銘柄で、これを見ると、指数の方がかなり上跳ねした印象。金曜日はその週の逆の動きが出ることがあるのですが、今日もそんな1日だったのかも知れません。となると、週が替わった月曜日の動きが重要になってきます。ちょうど月末も近くなるし、決算発表も大量にやってきます。今週よりも来週の方が何かと神経質な展開になるかも、とは考えておきたいところです。

● 残りの記録。日経平均の日中値幅は156.77円(前場75.90円、後場93.15円)と、指数が上に結構跳ねた割には小さい目。前場はストレートに小動きで、後場は右肩上がりのトレンドがあったので、こういう格好になったのでしょう。今朝のSQ値を計算すると、前日比126.17円高の16410.34円で、朝方はここが結構高い水準に見えたものの、後場の上昇でうまく打ち消してくれました。日経平均採用銘柄のVWAPを集計した日経平均VWAPは16446.14円。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(4500万株売り/4070万株買い)でした。

● 指数系業務連絡。MSCIから四半期レビューの発表予定が出ています。11月5日(月曜日)欧州時間で午後10時15分に四半期銘柄入替が発表される予定です。日本時間では、翌11月6日(火曜日)早朝になります。リリースは、 こちら からどうぞ。

● 最後に、例の日米主要企業決算発表予定ワークシートをアップデートしておきました。いつも通り、意図的に数日遅れのデータをアップしているのですが、今回は水曜日引け後の分なので、まだまだ賞味期限内です。左側のメニューからダウンロードページにお進みください。

● 関東はあまり天気が良く無さそうですが、そろそろ紅葉を見に行く季節ですネ。もみじの天麩羅と栗ご飯なんて…いぃなぁ!皆様も良い週末を!

 TOPIX : 1548.07 (-15.79, -1.01%)    日経平均 : 16284.17 (-74.22, -0.45%)    円ドル : 114.05  

● 朝方こそ小幅ながら堅調に推移したものの、昼休みを挟んで後場にスコンと下落。昨日と似たような展開で、後場にズッこけてマイナスで終わるという、締まらない1日になってしまいました。「円高進行」+「中国株安」で説明する1日なんでしょうけど、円高進行はともかくとして、アジア株下落には連動するけど、アジア株上昇には今一つ連動しないのが今の日本株(-_-;)。下がる時だけ理屈付けしている印象は避けられません(^^;。いずれにしろ、現在、市場に漂っている不透明感が、ある程度払拭できるまでは、相場は何かあると腰折れ気味になるのは良くある話。今は、サブプライム問題に関連した巨額損失発生の不透明感に加えて、業績シーズンという不透明感も加わり、なかなか手を出し難い感じの相場展開が続きます。

● 今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日も個別には、JSR(4185)のように決算に素直に反応して大幅高した銘柄はあったものの、ヤフー(4689)のように、あちこちから格下げ爆弾を集中されて大幅安した銘柄もありました。IHI(7013)も、あのショックのところの安値に接近しており、銀行株はともかく、トヨタ(7203)を筆頭に、阪急阪神HD(9042)、シャープ(6753)、NTTドコモ(9437)、京セラ(6971)、東京エレクトロン(8035)、東京ガス(9531)など、「そこまで売らなあかんの?」って感じ。今の相場環境だと、一度下向きのモメンタムが付いてしまうと、かなり厳しい値動きに陥ってしまいます。

● 一方、上向きモメンタム銘柄の代表格、任天堂(7974)はザラ場(14:00)の決算発表だったのですが、日中足(下参照)をご覧頂けば分かるように、一瞬、スコーンと急落したかと思えば、今度は一気にバンジージャンプ。でも東証が引けた後の大証エキストラ10分間では逆にスコーンと急落と、大変な値動きでした。株価水準が水準なだけに思惑が交錯するのは当然。明日の値動きが楽しみでもあり、恐くもあります(^^;。本日の任天堂(大証)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

任天堂(7974、大証)

● 一方、業績シーズンは始まったばかりですけど、ここまでの印象としては、単に「前年同期比」で良いのでは駄目で、「コンセンサスを上回る期待感を、さらに上回るぐらいの数字」でなければ、まともに上向きには反応しません(^^;。逆にちょっと悪ければ徹底して叩かれる状況。地雷原を歩くには、それなりの注意が必要なのは当然としても、果たして歩いていった先に楽園があるのかどうかも分かりません。楽園が遠くでもチラッとでも見えていたら、たとえそれが蜃気楼であっても、地雷原を歩いてみようかという気になります。しかし、不透明感という「霧」に包まれて見通しが効かないため、地雷原の先に何があるか見えない状態。しかもサブプラ爆弾が突然落ちてくるかもしれないとなると、やはり「誰かが地雷原を安全に通る道筋を付けてくれるまで待つ」になってしまいます。もっとも、そうやって道筋が付いてから動いても遅い、ってことは多くの参加者は頭では理解しているハズですけど…(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比2630万株減の17億4403万株、売買代金は逆に同1051億円増の2兆5258億円でした。東証1部値上がりは431銘柄、値下がりは1210銘柄で、指数(特に日経平均)が示唆する以上に値下がり銘柄が多かった印象。今朝のSQ値を計算すると、前日比22.83円高の16381.22円で、日経平均採用銘柄のVWAPを集計した日経平均VWAPは16319.51円。

● 日経平均の日中値幅は239.55円と大きい目でしたが、前場はわずかに88.01円、後場は147.91円でした。もっとも、後場も寄付きから30分間でスコンと下落した後は比較的小動きだったので、基本的には見送り状態の1日だったことが分かります。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(4530万株売り/3680万株買い)でした。そうそう、昨日不思議のストップ高を演じた「大証上場の上海50ETF(1309)」は急落(-11.29%)でした。これについても、書きたいことはあるのですが、今のところは静観するだけにしておきます(^^;。

● 指数はそれほど動いていないのですが、何か疲れた1日でした…。

 TOPIX : 1563.86 (-6.69, -0.43%)    日経平均 : 16358.39 (-92.19, -0.56%)    円ドル : 114.45  

● 「上値が重たい」と見るか「底堅い」と見るかで、相場の印象はかなり異なると思うのですが…(^^;。朝方はNY株高などに引っ張られて堅調だったものの、寄付いた水準近辺でのもみあい。後場に入ってから、NY Times紙に 「Merrill Lynch to Report $2.5 Billion in Added Loss (米メリルリンチが25億ドルの損失を追加計上する見通し)」 との記事が流れ、銀行・証券などの金融株がスコーンと下落。相場全体も再びサブプラ疑心暗鬼に陥ってマイナス転落。もっとも、そこから大きく売り込むほどではなかったのですが、地合いの悪さというか、買い手の乏しさを感じてしまった1日でした。

● 今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 一方、FM諸氏の間でも話題になりつつあるのが、ここ最近の新興市場の上昇。今日も東証1部がこの体たらくだったのとは対照的に、東証マザーズ指数は+2.21%、大証ヘラクレス指数は+1.70%、JASDAQ総合指数は+1.40%とそれぞれ堅調でした。証券会社のレポートでも、あちこちから「小型株が変わった」系レポートが続々と出てきており、とりわけ、東証マザーズ指数が200日移動平均線に突っ掛けてきているのは、色々な意味で意識せざるを得なくなってきた感じ。TOPIXの200日線は1700pt弱だし、日経平均は17300円弱。このように格好で比較すると、マザーズの戻り方が分かります。

● ただ、マザーズなどは、あのライブドア事件以来、ほぼ1年9ヶ月に渡ってひたすら下げ続けていたので、この程度の反発は自律反発の範疇と言えばそ うかもしれません(^^;。マザーズ、ヘラクレス、JASDAQが底打ちしてから反発し始めた起点を9月25日として、同日終値を基準にそれぞれの本日終値水準をみると、以下の状態です(計算はBloombergを利用)。かなりマザーズ、ヘラクレスのぶっ飛び方が大きいのが分かります。

主要指数
TOPIX99.81 日経平均99.74
新興市場 TOPIXサブインデックス
東証マザーズ146.26 TPX Core3098.84
大証ヘラクレス133.49 TPX Large7099.89
JASDAQ総合指数114.89 TPX Mid400100.27
東証2部指数103.66 TPX Small102.08
計算はBloomberg Professional による

● 多くの国内機関投資家のファンド(年金資産)はTOPIXベンチマークなので、現時点での新興市場の上昇はある意味で「遠い対岸」。でも、それが東証1部の小型株に波及してくるとなると、話が変わってきます。まだ現時点では、その動きは顕著ではなく、TOPIX Small を見ても、誤差の範囲よりちょっと大きいかな程度のアウトパフォーマンスに留まっています。今後、東証1部の中小型株に影響が大きく波及するのかしないのか、この辺はウォッチしておく必要がありそうです。

● 記録。東証1部出来高は前日比3億0727万株も増加したものの、昨日が情けなさ過ぎた(^^;ので17億7033万株どまり。売買代金は同3723億円増の2兆4207億円でした。東証1部値上がりは657銘柄、値下がりは932銘柄でほぼ指数の印象通り。今朝のSQ値を計算すると、前日比73.27円高の16523.85円、日経平均採用銘柄のVWAPを集計して計算した日経平均VWAPは16463.79円でした。ちょっと買い手はしんどい1日だったと推測します。日経平均の日中値幅は248.26円(前場87.56円、後場200.07円)で、後場にニュースに連動してズッコけた様子が分かります。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(3770万株売り/3450万株買い)でした。なお、今日の不思議は、上海株式指数ETF(大証、1309)がストップ高したことでしょうか…(^^; (^^; (^^;。任天堂のストップ高もビックリしましたけど…(^^;。

● さて、夕方には、WSJ紙にも類似記事 「Merrill Loss May Be Wider Than Projected」 が流れていましたが、今晩のメリルリンチ(MER)の動きは、注目しておきましょう。Bloombergによると決算は「Before Market」の予定です。しかし、サブプラ問題は段々と日本では既視感のある風景(^^;になりつつある印象ですが、結局は「隔離(飛ばし)」して時間が解決するのを待つしかないのでしょう。欧米での処理は日本よりは迅速に行われると期待するものの、それでも1ヶ月や2ヶ月の単位ではなさそうです。ただ、相場として、この問題の「底」を見るのは、実際の問題解決よりもずっと早い時期だと考えているので、そのタイミングを見逃さないようにしないと…。

 TOPIX : 1570.55 (+7.48, +0.48%)    日経平均 : 16450.58 (+12.11, +0.07%)    円ドル : 114.75  

● どうも今一つ焦点が定まらない展開。米国株反発に引っ張られて堅調に寄付いたものの、すぐにマイナス転落。「あかん…」と思ったところで、先物が引っ張る形でバンジージャンプ。その後はプラスゾーンでの推移になったものの値動きは今一つで、大引けに掛けてズルズルと滑り落ちる状態。確かに底堅いと言えば底堅い展開だったものの、上値を積極的にという空気は乏しく、腰が引けているというか、不安感が払拭できないというか、一巡後は様子見気分の強い(特に後場)展開でした。東証1部出来高は前日比4億4352万株も減少して14億6306万株、売買代金は同5119億円減の2兆0483億円どまり。これは9月4日に記録した14億5790万株、1兆9026億円以来の低水準でした。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 決算発表が本格化してくる時期に差し掛かっていることで、好業績銘柄、失望銘柄のそれぞれにおいて、かなりの株価変動が出てくるようになっています。特に印象に残るのが失望組。残念ながら、IHIのような地雷も珍しくありません。海外株式市場のことも気になるし、国内要因として決算があるので、何となく動き難くなるのは仕方ないところ。原油高・円高の影響が企業経営マインドにどのような影響を与えているのかも、気になりだしたらキリがありません。空元気だったとしても元気があれば、前倒しで「行く」のも可能でしょうけど、それだけの自信が持てないのが現状。ここで先陣を切って「行った」向きが成功するようだと、また相場の空気も変わるんでしょうけど…(^^;。

● その他の記録。東証1部値上がりは1007銘柄、値下がりは596銘柄。日経平均の日中値幅は137.99円どまり(前場99.68円、後場104.33円)でした。今朝のSQ値を計算すると、前日比51.62円高の16490.09円、日経平均採用銘柄のVWAPを集計して計算した日経平均VWAPは16482.51円と、ほぼ終値と同水準。また、ここまで強かった新興市場は一休み。大証ヘラクレスは+1.22%だったものの、東証マザーズが-0.86%、JASDAQ総合指数が-1.14%でした。今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅売り越し(3250万株売り/3150万株買い)でした。またフローが減ってきたような…(-_-;)。

● 相場も今一つなので、雑談に行きましょう(^^;。阪神タイガースファンの間で話題になっているのが、黄桜のコマーシャル(ネット上でも話題盛ん(^^;)。黄桜のHPに会社からのリリースが掲載されているのでご覧頂ければ幸いです。要は、あの「空白の一日」の主役、小林繁・江川卓両元投手が同社のCMに出演しているのです。

● あの「空白の一日」と言ってもご存知ない方もいらっしゃるでしょう。この会社リリースを読むと、あれは1978年11月の事だったのですね。もう30年近く前の話。そりゃあ、知らない方がたくさん居るのも当たり前でしょうけど、私は子供だっただけに印象が強烈で、いまだに「江川=ダーティー」のイメージを消すのは無理です(^^;。悪い人ではないと思いますけどね…。この「空白の1日」については、Wikipediaにも話題がありましたので、実体験されていない方はご参考に。

 TOPIX : 1563.07 (-28.21, -1.77%)    日経平均 : 16438.47 (-375.90, -2.24%)    円ドル : 114.25  

● 土曜日朝の段階で今日の東京が大幅安になるのは分かっていたのですが、シカゴ日経平均先物が大証比360円安だった割には、特に午前中はかなり突っ込んだ印象がありました。TOPIXは最も安いところで前週末比52.19pt安(-3.28%)、日経平均は同549.67円安(-3.27%)までありました。TOPIXが安値を付けたのは9時15分、日経平均は9時13分に安値をつけています。今朝のSQ値を計算すると、前週末比572.82円安の16286.55円で、これは9時20分に確定しています。つまり、今日は寄付きでドカ~ンと売りが出たものの、そこから下値をフォロースルーで売り込むような相場ではなかったってことです。もっとも、後場に多少は戻ったものの、今一つ戻りに勢いが乏しかったのも事実。実際問題、今晩のNY株式市場が「ブラック・マンデーII」なんて事になると、それこそシャレになりませんから、この辺は多くの人々が気にしていたと推測します。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日の下落を見て、8月の相場急落場面と重ね合わせる方々が多かったかもしれませんが、相場内容という観点からは、8月のバリュー崩壊のような感じはありませんでした。確かにバリューは今一つだったし、消費者金融だけがぶっ飛んで苦虫状態の方々は多かったと思いますが、あの8月とは明らかに雰囲気が違ったのです。実際にFM諸氏と場中に話した限りでも、パニック的な雰囲気はほとんど感じられず、「何が起こっているのですか?」の問い合わせ電話やメールも皆無。前日比では大きく下がったものの、内容としては意外感がある1日では無かったことが分かります。もっとも、土曜日朝の段階でこの程度の展開は予想していたでしょうから、ある意味で、心の準備が出来ていた面はあったと思いますけど…(^^;。

● 敢えて相場の傾向をピックアップすると、皆さんがそれなりにロングになっていそうなところ(鉄、非鉄、商社、海運、なんとか重工など)がアンダーパフォーム気味。一方で、消費者金融がぶっ飛びだった他にも、ヤフーだの、銀行株でも業績や規模などからみれば二番手銘柄(あおぞら銀、新生銀など)や、小売りが比較的堅調だったことなどは、皆さんがアンダーウェイト/ショートになっていそうなところが堅調だった印象。相場は得てしてこういった「嫌がらせ」をしますが、先週から続いている売り圧力の関係があるのかな、と考えています。今月いっぱいは、解約売りっぽい需給が、どうしても気になる時期と理解しています。

● 記録。東証1部出来高は前週末比1億9098万株増の19億0658万株、売買代金は同724億円増の2兆5602億円。株数ベースの数字は増加しているものの、売買代金は基本的に先週金曜日と変わらず状態。指数が大きく下落した割には、商いが盛り上がらなかった印象です。つまり、買いが手控えられた状況だったのかな、と…。この点は、上記の物色傾向でも似たようなことが言えます。皆さんがそれなりに保有している銘柄は、もう腹一杯で下がったからといってドカスカ買う余地が少ない、という感じを受けてしまいます。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの売り越し(4120万株売り/2650万株買い)でした。

● 今日の日経平均日中値幅は298.87円(前場298.87円、後場145.75円)。一見大きく見えるのですが、実際に寄付いた水準から考えると、それほどザラ場で大きく動いた印象はなかったです。特に前場は寄付き後は、ほとんど横ばいでした。続いて東証1部値上がりは186銘柄、値下がりは1492銘柄とかなり圧倒的。今日も少し特筆すべきは、JASDAQ指数(+0.28%)、東証マザーズ指数(+1.04%)、大証ヘラクレス指数(-0.98%)の動き。ホンの一握りの銘柄の貢献度が高かったとしても、これだけ東証1部が大幅安しているときに、プラスでの終了はかなりインパクトがありました。

● 話題変更。サブプライム絡みでは、ネットの世界でも色々な方が数々の意見を書いていらっしゃいます。そのなかでも、ちょっと個人的に参考にしているのを三つほどご紹介。「中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」の 「CDOの恐怖・・・再度問う」 や、 「positive gamma -ヘッジファンド投資、RVトレード+雑感」 の詳細なグラフは記述は参考になると思います。毎日眺めるものではないだけに、余計にそうです。さらに「Tori Box」の 「tobasi」 の記事などは、大変に興味深いところです(^^;。

● いずれのサイトでも、普通のメディアでは読めないようなことが簡単に読める、というのもネットの有難さ。有効に活用したいものです。

 TOPIX : 1591.28 (-26.47, -1.64%)    日経平均 : 16814.37 (-291.72, -1.71%)    円ドル : 115.00  

● ブラックマンデー20周年。日経に見開き特集があったのはやや驚き(^^;。1987年というと私はまだ新人だったし、現在、証券界で中心選手になっている35歳前後の方々は、20年前には中学生か高校生だったんですネ(^^;。ブラックマンデー(日本では10月20日火曜日だった)当日は、ほとんどの銘柄が売り気配のまま取引成立しなかったので、場立ちの一人としては、注文を出すだけ出してしまえばヒマだったのを覚えています。それ以上に強烈に覚えているのは翌日。異常なほどの注文量で、立会銘柄だと成行注文でも1時間待ちは当たり前。約定案内は待てど暮らせど返って来ないし、指値訂正なんてのは不可能に近い状況でした。立会場もなくなった今となっては、爺さんの昔話状態ですけどネ…(^^;。

● 相場。海外市場の動向やシカゴ日経平均先物が大証比125円安だったことなどから、ある程度の売り基調は想像していたものの、それを上回る売られ方でした。特に朝方の1時間ほどは、円高に振れた為替の動きも円キャリーの解消を連想させたし、ちょっと8月を思い起こさせるような雰囲気。確信があるほどではなかったものの、何らかのアンワインドが進行していたことを想像させました。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。これを見ただけでは、その辺の細かいことは見えて来ないのですが、後日のために…。

● 多くの相場解説では「円高を嫌気して…」という書き方になるのでしょうが、それは確かにその通り。でも、円高が原因で下がったのか、円キャリーのアンワインドの結果が円高で、それを嫌気したのかによって印象が異なります。個人的には後者の方で、ポジション縮小の結果が円キャリー解消につながってしまったと考えてしまいます。「ポジション縮小の売り→円キャリー解消→円高→買い手引っ込む→下がる前にと急いで売る→余計に下がる→ヘッジ売りが出る→余計にポジション縮小売り→円キャリー解消→円高…」というスパイラルは、どこか既視感がありました。

● また、消費者金融が思いのほかブッ飛んだほか(材料が重なったのもあったけど)、小売りや半導体関連も比較的堅調で、これまで売り込まれていた(ショートになっている可能性が高い)セクターが堅調で、鉄鋼、非鉄、海運などのロングになっていそうなところが駄目。サイズも小型の方がパフォーマンスが良かった点も含めて、何らかのアンワインドを想像させる状況が何かとありました。ただ、8月ほどバリューの大きな揺れが無かった点が違い。でも、今日は短期のリバーサルはちょっと異様なほど効いていたので、何か不自然な動きがあったのは違いないと感じています。もっとも、リバーサルに関しては、消費者金融が妙な影響を与えていたのは除けて考える必要はありますが…。

● 想像ですが、8月は圧倒的にロング/ショートのアンワインドが多かったものの、今回はもう少しロング・オンリーのアンワインドが多くなっているのかもしれません。今週は15日あたりから外国人売りが増えた印象だったのですが、時期的に11月末というヘッジファンドに多い決算月という点を考慮すると、1ヶ月~1ヵ月半前という解約通告時期の真っ最中。解約がある程度出ているのは、何となく連想出来ます。いずれにしても、「アンワインド=日本株から去っていく」なので、これもちょっと悲しくなっちゃいます。

● 一方で、東証1部がこれだけ大幅安だったのに、新興市場は軒並みプラス。これをどう理解すべきかは、難しいところです。TOPIXや日経平均は上記のようなパフォーマンスだったのに対して、東証マザーズ指数は+2.06%、大証ヘラクレス指数は+2.01%、ジャスダック総合指数は+1.48%と軒並みプラスで終了。TOPIX Smallは11bpの勝ちに留まったので、単なる小型株というのではなく、新興市場にフォーカスが向かっていた印象でした。

● もっとも、東証マザーズの指数寄与度ランキングをみると、ACCESSが+5.86pt、DeNAが+4.65pt、サイバーエージェントが+1.65pt、エリアリンクが+1.61pt、ソネットエンタテインメントが+1.16ptと、この5銘柄合計の寄与度が+14.93pt。マザーズ指数は+18.19ptだったので、この8割強を説明できることにはなります(^^;。それでも、ヘラクレス(USEN、エンジャパン、大証の3銘柄で+19.94ptのプラス寄与)も含めて、新興市場に資金が向かったのは確かでしょう。単なる買戻しだったのかどうかは、ちょっと先にならないと分かりませんが…。

● 記録。東証1部出来高は前日比3428万株減の17億1560万株、売買代金は同758億円減の2兆4878億円と、基本的には昨日とほぼ同水準。買いが手控えられて、あまり商いが盛り上がらないまま、指数か結構ズルッと滑ってしまったことが分かります。東証1部値上がりは243銘柄、値下がりは1431銘柄とかなり弱い状態。今朝のSQ値を計算すると、前日比177.11円安の16928.98円で、初っ端から結構安かったうえに、その後、ザラ場で売りが出たことを示唆しています。日経平均の1日値幅は253.43円(前場174.99円、後場111.02円)でした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、5日ぶりに小幅な買い越し(4520万株売り/4790万株買い)でした。

● あまり天気は良く無さそうだし、相場も良くない(^^;んですが、良い週末を!

 TOPIX : 1617.75 (+17.46, +1.09%)    日経平均 : 17106.09 (+150.78, +0.89%)    円ドル : 116.55  

● 今日はもう少し頭打ち気味になるかと予想していたのですが、意外に堅調でした。相場解説的には、「銀行株などの金融株が全体に反発したことを好感」と、「インド株式市場が堅調に推移したことを好感」とでもしておきましょうか(^^;。しかし、日本株が心理的な面だったとしても、中国株やらインド株に振り回されるようになったのも、時代の流れですかねぇ~。証券「優遇」税制廃止の方針で、政府は日本株をさらに魅力乏しい商品にしようとしているし…(-_-;)。

● 話を戻して相場。ザラ場ではそれなりの勢いがあったようにも見えたのですが、東証1部出来高は前日比で5億6391万株も減って17億4988万株、売買代金も同7591億円減の2兆5636億円どまり。出来高は銀行株などが賑わうと減って見えるのですが、売買代金でも7600億円弱も減ってしまうと、「真空状態を買戻しで戻っただけ?何かなぁ~」って感じになってしまいます(^^;。

● 今の市場は、心理的に揺さぶられ易い地合いなだけに、どうしても腰が入ったという印象が乏しくなってしまいます。今日は戻したメガバンク株にしても、明日は明日の風が吹くだろうし、それが逆風だったら今日の戻り分なんてあっという間に飛んでいってしまうでしょう。市場参加者はそれが分かっているだけに、地銀には結構安い銘柄が多かったし、ワーッとなってもどこか冷めている印象。仕方ないといえばその通りなんですけどネ。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日目立ったのはマザーズやヘラクレスなど、新興市場の頑張り。マザーズ指数は前日比+7.22%、ヘラクレス指数は同+4.69%、JASDAQ総合指数は+2.43%、東証2部指数は同+0.85%でした。TOPIXサブインデックスでも、Core30は7bps勝ちだったものの、Large70が29bpsも負け、Mid400は3bps負けとほぼチャラで、Smallは66bpsも勝っていました。商いが薄かったのも、この辺に原因があったのかもしれません。

● 今一つ乗れない相場だったし、残りの記録に行きましょう(^^;。今朝のSQ値を計算すると、前日比22.75円高の16978.06円。昨日と逆で、今日はザラ場でフォロースルーの買いがソコソコあったことを示唆しています。日経平均の日中値幅は173.04円(前場138.06円、後場123.63円)でした。東証1部値上がりは1345銘柄、値下がりは300銘柄。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続きかなりの売り越し(4690万株売り/2410万株買い)でした。

● 話題変更。雑談気味に指数ヲタク系話題に行きます。昨夕、日経JAPAN1000の定期銘柄入替えが発表されたのは気付いていたのですが、この指数をベンチマーク採用しているって声をホントに聞かないので放置していたのです(^^;。ところが、今日頂いた某氏のメールで気付いたのですが、削除銘柄にヒューネット(8836)が入っているんです。つまり、現時点では株価が15円とか16円の銘柄が"指数採用銘柄"として君臨しているということ…(^^;。まぁ、株価だけで企業を判断できるのではないにしても、「やっぱ、ちょっとなぁ~」です。もっとも、ベンチマークに採用されていない状況だったら、それも実害はないんですけどネ。銘柄入替のリリースは 日経JAPAN1000のHP から。入替え銘柄リストのPDFファイルへの直リンクは こちら です。

● 最後にお知らせ。明晩は証券関係者の盛大な集まりが予定されており、このHP/ブログの更新が遅れます。ブラックマンデー20周年記念日ですしネ(^^;。あらかじめご了承下さい。

 TOPIX : 1600.29 (-24.96, -1.54%)    日経平均 : 16955.31 (-182.61, -1.07%)    円ドル : 116.35  

● 米国株式動向やシカゴ日経平均先物(大証比170円安)を見れば、軟調な展開は十分に予想できました。ただ、インテル(INTC)やヤフー(YHOO)が時間外で大幅高でGLOBEXも堅調だったことから、外部環境は差引でちょっとネガティブ程度。しかし、サブプライムの疑心暗鬼に怯える金融株は今日もボロボロで、これが全体を大きく引っ張った格好。特に、後場中盤の銀行株の下落には凄みすらありました。日本時間後場に取引が始まったインド株式市場が8%超も急落してサーキットブレーカー取引停止になったことも、心理的に圧迫感を与えたのでしょう(売買再開後はえらく戻っている)。いずれにしろ、インド株式市場に東京の下落の原因全てを押し付けるのは、「ちょっとちゃうでぇ~」って感じでしたけど…(^^;。

● それやこれやで、午後2時過ぎには一段安となり、アレヨアレヨの下落。今日もTOPIXの下落の方が厳しい状況でした(銀行株などが悪い)。TOPIXも日経平均も14時11分に日中安値を付け、TOPIXは前日比41.01ポイント安、-2.52%まであり、日経平均は同342.18円安、-2.00%までありました。この時点では相当な悲壮感もあったのですが、そこからは戻し歩調。売るだけ売ったのか、意外にバンジー戻しをして終了。安値と終値との比較だと、TOPIXも日経平均も1%程度も戻したのですから、その点では落ち着きを取り戻した形で終了。しかし、インド株式が突然の下落になったのは確かですが、インドが上昇する時は連動せずに、下落する時だけ大騒ぎになって連動するってのは、日本株の現状を見せ付けられた感じでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続きかなりの売り越し(4850万株売り/3580万株買い)でした。11月末の1ヶ月前ということで、またヘッジファンドなどに解約があったのでしょうか?マーケットの動きを見る限りでは、8月のバリュー崩落局面のような奇妙なエゲツなさは無かったものの、デルタが出ている印象もあったので、ロング・オンリーからの売りが増えているのかもしれません。一方で、一般的に空売りが多い銘柄、つまりロング・ショート戦略でショートになりやすい銘柄に堅調なものが多かった点は、ロング・ショートのアンワインドがあった可能性も感じさせました。今日もバリューはかなり調子悪かったですし…。

● 記録。東証1部出来高は前日比3億9908万株も増加して23億1379万株、売買代金は同6942億円増の3兆3227億円でした。外国人投資家の売りが大きかったのでしょうけど、商いが膨らんできたということは、押し目買いもそれなりに入っていたことが分かります。後場後半の戻し局面では、裁定買いもかなり入っていた様子でした。東証1部値上がりは280銘柄で、値下がりは1376銘柄。日経平均の1日値幅は318.46円(前場178.08円、後場267.86円)と膨らみました。今朝のSQ値を計算すると、前日比15.58円安の17122.34円と、わずかながら「幻のSQ」状態。つまり、ザラ場でかなりのフォロースルーの売りがあったことが分かります。

● 一方で、サブプライムとあまり関係ないマザーズやJASDAQなどは比較的堅調で、最後はマイナスで終わっているものの、JASDAQ指数はわずかに-0.09%、東証マザーズは-1.05%とTOPIXをアウトパフォーム。それよりも何よりも、TOPIXがまた50bps近くも対日経平均でアンダーパフォームしたのは目立ちました。ホンマに銀行株の影響ばかりが目立つ印象で、どうにかならんもんですかね(^^;。

● 話題変更。The Gartman Letter が今日は少し早く届いたので読んでいたところ、DryShips Inc.(DRYS)のチャートとともに、以下の記述。

DRYS' run came to an abrupt end yesterday as new highs were made early in the day and the price collapsed, taking out and closing below the previous day's lows on massive volume... a truly classic "Outside Reversal" made for the trading textbooks!

● この"Outside Reversal"は日本語では「抱き線」とか「ツツミ」と呼ばれるもので、酒田五法によると「上部の抱きは天井の表示と知れ」と書いてあります(^^;。しかも陰陽の組み合わせもバッチリ(という言葉はおかしいけど)。このDryShipsという会社(http://www.dryships.com/)は、ドライバルク特化の海運会社で、まさにドライバルク指数に連動して上昇してきた銘柄。ところが、Gartman氏が指摘するように"Outside Reversal"になってしまったというのは、ちょっと気にしておこうかなと…。先日のNASDAQ総合指数でも同じような日足が出て、その後は高値を取れないまま、少しずつズルッ、ズルッと下落しています。この辺も含めて、頭の隅っこに入れておこうと考えています。

● そのDryShips Inc.(DRYS)の日足を付けておきます(出典:Yahoo! Finance)。

 TOPIX : 1625.25 (-32.19, -1.94%)    日経平均 : 17137.92 (-220.23, -1.27%)    円ドル : 117.40  

● エキサイティングな1日は期待していなかったものの、これだけ下がるとも思っていなかったというか…。後場寄付きに一瞬戻り掛けたものの、倍返しで売られる始末。野村HDのサブプライム損失発表を受けて、銀行株へ再び疑いの眼が向けられてボロボロ。証券、消費者金融、不動産、建設などの内需系がそろって大幅安となり、相場の悪役的存在だった感がありました。「アジア市場の軟調に引っ張られた」との相場解説もあったのですが、香港ハンセンはせいぜい-0.3~-0.5%程度、上海株に至っては東京ザラ場の時間でもプラスだったので、アジア市場に東京市場の下落の責任を「押し付ける」のは八つ当たり(^^;。頼りにしていた鉄・非鉄、海運、商社なども駄目で、個別銘柄が散発的に踏ん張っただけでは苦しい1日。JFKだけやったら勝てんのよ、ホンマ…(T_T)。

● 今日は日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。あまり見るべきところが無かったと言えば、その通り何ですけど…(^^;。

● 当の野村HDは、前日比でマイナスだったものの、下落率は-0.48%。TOPIXが-1.94%だったことを考えると、かなりのアウトパフォーム。昨日終値の2080円に対して、寄付2000円のあと、一瞬だけ下値が入って安値は1998円、高値は後場の2095円で、終値は前日比10円安の2070円。つまり、今日のところは野村HDの発表を「好感」したことになります。「もうこれ以上ない」というメッセージで不透明感を払拭させようとするあたり、さすが野村というか、相場を良く知っている印象がありました。ご参考に野村HD(8604)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。寄付きが見事に安値になっているのをご覧頂ければと…。

野村ホールディングス(8604)日中足

● 一方で、問題は日本の銀行です。なるべく早く、しかも妙な残尿感の残らない数字を発表しないと、いつまで経ってもマーケットは疑心暗鬼になってしまいます。メガバンクの決算発表は11月下旬(MUFGが11月27日、みずほFGが11月20日頃、SMFGが11月19日予定、いずれもBloomberg)なので、そこまで何も発表がないまま1ヶ月も疑心暗鬼にお付き合いさせられるとなると、ちょっとやってられません。周回遅れで助かっているのか、周回遅れがゆえにババを掴んでいるのか…。メガバンク経営陣が、この辺をクリアにしてくれるかどうかに注目しています。

● さて、今日の相場が終わった時点でのチャートを見ると、TOPIXにしろ、日経平均にしろ、せっかくボリンジャーの+2σあたりで推移していたのに、今日の下落で下放れる雰囲気が出てきてしまいました。チャートだけを見ると、日経平均よりもTOPIXの方が「ヤバイ」雰囲気で、銀行株の売られ方が影響しているのがわかります。一目均衡表でも、TOPIXは再び雲の中。視界不透明というか、先行き不透明感を払拭できるような「何か」に期待するしかありません。東証マザーズなどのチャートは、まぁ、あまり見ないでおきましょう(^^;。ちょっと嫌な空気が漂っているのは仕方ないのですが、これは多くの方が意識していること。そこからどうチャートが形成されていくかという点で、この先、数日間は重要です。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億9278万株増の19億1471万株、売買代金は同3685億円増の2兆6285億円。まだ今一つの状態が続きます。東証1部値上がりはたったの146銘柄で、値下がりは圧倒的な1520銘柄。ただ、相場がそれなりに前日比で動いた割に日中値幅はそれほど大きくなく、日経平均の1日値幅は178.85円(前場154.33円、後場138.70円)でした。今朝のSQ値を計算すると、前日比91.49円安の17266.66円。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの売り越し(4230万株売り/2500万株買い)でした。

● サブプライムの件について書くとキリがないのですが、日本は比較的被害が少ないと見られているのは確か。でも、サブプライムから派生した商品が色々な形で世界中を巡っていることで、「どこにリスクがあるか分からない」状態にあるのも確かです。何度も証券化を繰り返していたりすると、もう「ミートホープ」状態です(^^;。中身が牛肉なのか豚肉なのか、はたまた得体の知れない物体なのか、外見をちょっと見ただけでは分からないってことです。

● 今回の件の皮肉は、銘柄をいっぱい集めた集合体にしてしまえば、リスク分散が効いて色々なボラティリティー(つまりリスク)が低下するという考え方。この考え方そのもののは間違っていないと思うんですが、8月のバリュー崩壊局面と同じで、皆が同じことをやると、どこかで「どかぁ~~ん」と来るんです。某銀行の方がおっしゃっていたのですが、「新BIS規制や何やで色々な制限が増えると、それをスルリと通り抜けるような商品が流行る」と。それがサブプライムから派生した色々な証券化商品だったとしたら(その可能性大)、それはそれで皮肉なことです。はぁ~~(^^:。

 TOPIX : 1657.44 (-2.04, -0.12%)    日経平均 : 17358.15 (+26.98, +0.16%)    円ドル : 117.60  

● 買い優勢で始まったとしても、良くて揉みあい、悪けりゃジリ貧と多くが考えていたでしょう。で、実際にそんな感じの1日になってしまいました(^^;。多くの方々が考えていた通りだったので、特にサプライズは無かったと思いますが、若干の失望感は避けられなかった感じ。個別に「任天堂、すごいなぁ~」や「半導体もさすがに…」はあったにしろ、全体としては方向感に乏しいまま。覇気の乏しさだけが目立ってしまった印象の1日でした。東証1部出来高は前週末比で3億0105万株も減少して16億2193万株どまり。売買代金も同7553億円減の2兆2600億円でした。これは出来高で9月13日に記録した15億8939万株以来、約1ヶ月ぶりの低水準。売買代金でも同じ9月13日の2兆2357億円以来の低水準でした。TOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● そんな相場のなかで元気だったのが任天堂(7974)。まぁ、何と言いますか…(^^;。証券業界での任天堂の銘柄通称は「トランプ」ですが、いまや花札やトランプを作っていた会社とは思えません。新人の頃に銘柄コードを「泣くなよ任天堂」なんて覚えた記憶があるのですが、それも遠い昔の話。某アナリスト氏が9万円とか10万円とか書いているのも、それなりの根拠に基づいたことでしょうけど、段々と「根拠」よりも「数字」が先走るようになってきました。こうなってくると、当然のように、FM諸氏とお話をしていても、かつての光通信やソフトバンクと重ねて見る方々が多くなってきます。

● あの頃、そしてそれらの銘柄との違いは、任天堂はより消費者ブランドだってこと、業績がそれなりに付いて来ていること、そして何よりも時価総額がそれらの銘柄よりもはるかに大きいこと。今月末のFFW見直しでは、FFWが0.60→0.65で、余計にウェイトが増加する銘柄でもあります。運用としては、長いものには巻かれて、ニュートラルにしておいた方が良いのかもしれません(^^;が、モデルを走らせると「割高やから売れ」と指示されると思います。ここでどうするかが、FM諸氏の腕の見せ所。バブルかどうかは分かりません。でも、皆がバブルって指摘している間はバブルではなく、「行かなしゃあない!」と理屈をひねり出した頃が、本当のバブルです。今がどの水準か、後で振り返れば分かるんですけどねぇ~(^^;。

● なお、本日の東証1部での売買代金トップは、ソフトバンク(9984)で売買代金は744億5945万円でした。一方で、任天堂は大証1部が「優先市場」なので、普段は余程のことが無い限り、東証のランキングにはなかなか顔を出しません。でも、今日の任天堂の大証での売買代金は1217億2310万円。取引所で分けずに見ると、ダントツのトップでした。スゴイもんです。

● 残りの記録。東証1部値上がりは859銘柄、値下がりは728銘柄と、若干値上がり銘柄数の方が多かったものの、基本的にはチャラ。売買単価は前週末比で174.61円の急低下で1393.42円。SQ明けですから、まぁ、納得の範囲内でしょうか。今日の日経平均値幅は1日通しで137.96円(前場74.61円、後場96.58円)。今朝のSQ値を計算すると、前週末比87.58円高の17418.75円。かなり高いところを買い付いてしまったのが分かります(^^;。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、再び売り越し(3340万株売り/2820万株買い)。もっとも、フローはかなり少な目。やっぱり「ジャパン・パッシング」ですかネ(^^;。笑っている場合ではないんだけど…。

● そうそう、大引け後に野村HD(8604)から、サブプライム関連の追加損失のお知らせ。730億円でっせ!前回とあわせて1500億円弱になります。同社HPに ニュースリリースが公開 されていますので、そちらをご確認下さい。常に情報は本家本元からです。伝聞は情報ではありません!

● 前回、同じようにサブプライム関連の損失を発表した時は、「きちっと開示・発表した」とある意味で好感された株価の動きだったものの、今回もそうなるか、明日の動きに注目しておきたいところ。会社を出る前の時点で、BloombergのQMで欧州での気配値を見ると、ホンの10~20円ほど東証終値よりも下みたいですが、そんなに商いがあるようにも思えなかったので、結局のところ、明日の東京待ちです(ADRはほとんど取引できない)。しかし、1500億円かぁ~。野村にとっては屋台骨がどうかなるような額ではないでしょうけど、社員の方々のボーナスには、何らかの影響があるのかも知れません(^^;。

● 話題変更で指数ヲタク系話題。先週末に書こうかと思っていて抜けてしまいました(^^;。ソニーFH(8729)がMSCIの Early Inclusion 基準を超えたので(時価総額でUSD 3 bil)、10月25日からMSCIに組み入れられることが 正式発表 されました。基準値はその前日、10月24日終値となります。それほど巨大ではないものの、ソコソサイズですので、頭の隅っこに入れておいてください。ちなみに、TOPIX組み入れは来月末です。まだTOPIXのFFWは発表されていませんが(11月初めに出てくるハズ)、MSCIのFIFは出ているのですが、非公開情報(ライセンスフィーを払った人が見れる)なのでここには書きません。でも、ある程度はTOPIXのFFWを考える時の参考になるハズです。

● 日興CG関連。本日、東証の 「ToSTNeT取引-超大口約定情報」 で開示されているのですが、また日興CG株の大口取引があったようですね(10月12日約定)。先週金曜日はSQだったので、それに関連した取引だった可能性はありますが、1670円あたりで「良い」と考える売り手がいらっしゃるのは意識しておきたいところ。運用としては徐々に重要度が薄らいでいるとは言え、アンテナは磨いておかないと…(^^;。

● 最後。読者の方からまた「盗用」のご連絡をいただきました。折に触れてこういったメールを頂くのですが(感謝しています)、それを見るたびに、今のネットの世界には「引用」と「盗用」の区別が付かない方々が、かなりの数でいらっしゃることを思い知らされます。現実的な問題として、強制することは現在の仕組みだと不可能だ、という諦めの気持ちもあるのですが、それでも「引用」するなら、少なくとも出典を明らかにするのが最低限のマナーと考えています。自分個人としては、性善説に基づいた運用を続けたい気持ちです。妙な方向に進まないように、「引用」するなら「引用」でお願い致します。よろしく!

 TOPIX : 1659.48 (-18.04, -1.08%)    日経平均 : 17331.17 (-127.81, -0.73%)    円ドル : 117.25  

● 今日はミニSQ。例によって実況中継風に行くと、8時55分段階でExcel上の日経平均速算値は見慣れた1600円安(^^:。8時59分で1150円安、8時59分30秒で800円安と来て、最後にお約束の買いバスケットが入ってほぼチャラ。SQ値は前日比8.65円安の17450.33円でした。昨日の相場、かなり「やってしまった」感があり、SQそのものは静かな印象でした。市場筋推計でSQ関連売買は約1億4000~5000万株程度、売買代金で約3000億円程度とのこと。参考に、9時15分時点の東証1部出来高は3億5306万株、売買代金は6169億円でした。

● SQ後の相場は、ズルズルとジリ貧状態。昨日後場の突如の急上昇にしても、これといった材料があった訳ではなかったし、今日は気付けば気が抜けたビールだった状態(^^;。今日に限定すると、特に売り材料は無かったものの、昨日後場は特に買い材料も無かったワケで(Moody'sをネタにはした)、差引で半分の「行って来い」は、ある意味で、妥当なところだったのかもしれません(^^;。

● 1日通しの東証1部出来高は前日比1億5978万株も減少(!)して19億2298万株と再び20億株割れ。売買代金は同10億円減の3兆0153億円と、昨日とほぼ同水準でした。今日がミニSQで上記の市場筋推計のように1億5000万株ほどかさ上げされていたと仮定するならば、前日比で実質3億株減ってこと…。それだけ、全体に見送り気分が強かったというか、「何やったんや、昨日の上げは?」って感じの1日でした(^^;。

● 前後場の売買代金分布を見ても、前場が50.4%、後場が49.6%。普段からすると2%ほどのズレはあったものの、この辺は誤差の範囲内。つまり、後日振り返ってみても、今日がミニSQだとは数値上では分からないぐらい、盛り上がりに欠けた1日になってしまいました。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● あまり面白い相場でもなかったので、さっさと残りの記録に行きましょう(^^;。東証1部値上がりは333銘柄、値下がりは1319銘柄。売買単価は前日比で119.79円上昇して1568.03円となったのですが、売買単価の上昇はSQ日に良くある傾向です。日経平均の日通し値幅は161.15円(前場81.21円、後場72.95円)でした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、5日ぶりの買い越し(3080万株売り/3640万株買い)。ただ、全体にフローは少なめでした。

● ガラリと話題変更。昨日のNASDAQ総合指数の日足チャート、ご覧になりました?まるでテクニカル分析の教科書に出てきそうな長大な「カブセ線」が出ています(^^;。酒田五法によると、「相場が相当に上伸したところに出現すれば"ドテン売り越し"を敢行する急所」と書いてあります(^^;。最高値だったのですから"相当に上伸したところ"にはモロ合致。東京時間のGLOBEXのNASDAQ100先物も軟調推移だったし、もしかしたら今日の相場に多少なりとも心理的な影響を与えたのかもしれません。まぁ、いまさら心配しても仕方ないのですが、さぁ、どうしましょう??? 参考までに、NASDAQ総合指数の日足(3ヶ月分)を付けておきます。ちょっと見難いかもしれませんがご勘弁を(出典:Yahoo! Finance)。

● もう一つ話題。某ベテラン市場筋氏のメールによると、「昨年までの10年間で一度もマイナスになっていない日は、6月29日、10月16日、そして11月4日の3回」とのこと。土日に重なった休場は除いているとのことですが、なかなかの記録かもしれません。ちなみに、今年の6月29日は前日比206.09円高で記録更新中。こうやって書くと記録が途切れたりするものですが(^^;、週明け15日の大引け前はロングポジション?!?

● 最後に、しばらく更新をサボっていましたが、日米主要企業決算発表予定ワークシートをアップデートしておきました。例によって意図的に遅れたデータをアップしているのですが、今回は昨日の分ですから、まだまだ賞味期限内です(^^;。来週から決算発表も本格化してくるので、その前に心の準備というか、気持ちをセットしておきましょう。左側のメニューからダウンロードページにお進み下さい。

● さて、9月から週4日が続いていたのですが、次回の週4日は11月後半になります(^^;。週5日ペースに慣れるために静養を。加えて、「打てない」タイガースがどう中日を料理するか楽しみにしておきます(^^;。何はともあれ良い週末を!

2007年10月11日(木) .... 大幅反発、後場先物主導で一段高

 TOPIX : 1677.52 (+19.34, +1.17%)    日経平均 : 17458.98 (+281.09, +1.64%)    円ドル : 117.35  

● 今日は前後場で雰囲気の違う1日でした。前場は方向感が定まらない1日。底堅いと言えばそうだし、上値が重たいと言えばその通り。多少なりともワクワク感やドキドキ感を求めるのだったら、悲しいことに、今の日本株市場はニーズを満たしてくれないのはかなりハッキリしてしまっています(^^;。で、午前中は全体に「どんより」とした雰囲気で終了。

● ところが、後場寄付き後(強調!)に、日経平均先物に300~500枚単位の大口買い爆弾が機関銃のように炸裂。これで一気に「踏み上げ+イケイケドンドン」になってしまいました。現物は先物経由の裁定買いで一気にアレヨアレヨの上昇。相場解説として扱い易いのは、「ムーディーズが日本国債をA2→A1に格上げ」だったでしょうけど、このニュースが流れたのは12時05分。後場の先物は比較的スッと寄って、その後、12時41分頃から大口買い爆弾が断続的に炸裂して急上昇したので、直接的にムーディーズのJGB格上げを好感してというよりも、ムーディーズを「ネタ」にして、って感が強かった印象。後場寄付きで買い気配にならなかったし、JGB先物もムーディーズでは大きな動きはなく、逆に日経平均がビョンと上昇したのを見て売られていたぐらいでしたから…。

● もっとも、相場が急に動き出してしまうと、その動き出した理由を考えている暇なんてありません。トレーダーとしては「まず対応」が基本中の基本。今日も「何があったの?」と言いながらも、一緒になって買いに行かざるを得なかった、って感じでした(^^;。

● その後、日経平均先物への大口買い爆弾は12時50分過ぎにパタリと停止(^^;。そうなると、もともと大した上げ材料があった訳ではなかったこともあって、利食い売りが頭を抑える展開。ただ、ガタンとずっこけることはありませんでした。そして14時14分前後から再び日経平均先物に300~500枚単位の断続的な大口買い爆弾炸裂。何となく17500円が心理的な壁になった雰囲気はあったものの、断続的な大口買いが継続して入ったことで、目先筋の利食い売りを十分以上にこなして上伸。終わってみれば、特に日経平均はかなりの上昇幅でした。対TOPIXで50bps近くアウトパフォームしたところを見ても、先物主導だった様子が何となくうかがえます。

● 今日は日経平均先物(12月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。後場寄付き後の値動きと出来高をご覧頂ければ…。

● 一方、日経平均先物が相場を引っ張ったことで、裁定買いに敏感な日経平均採用値嵩株が跳びまくっていました(^^;。日経平均寄与度ランキング上位は、ファナック(6954)、ソフトバンク(9984)、ミツミ電機(6767)、NTTデータ(9613)、ガイシ(5333)。この5銘柄で日経平均を67.58円ほど押し上げていました。裁定買いで上昇する時は寄与する銘柄も分散されるので、それほど「ガツン」というインパクトは無いのですが、雰囲気を感じていただければと…。個別に日中足を見るとより鮮明ですが、いずれも後場寄付き後から急伸しています。

● 関連して、東証1部の売買代金分布も、今日は前場38.5%、後場61.5%と、かなり後場に偏った状態。後場になって動いたので当然と言えば当然かもしれませんが、かなり普段からすると歪みが大きいので、VWAPトレーダーの皆さんは苦労されたかもしれません(^^:。なお、日経平均の日中値幅は1日通しで334.22円と大きかったのですが、前場は僅かに76.73円どまり。後場は254.25円もあり、ここからも後場に相場が急変したことが分かります。

● それ以外の個別銘柄では、何と言っても…消費者金融セクター。昨日まであれだけ上昇していたと思ったら、今日は落とし穴に落ちて気絶状態(^^;。このセクターが一方通行になることで、リバーサルやらバリューの値がかなり歪んでしまい、システム運用系の方々にとっては、「TOPIX ex消費者金融」の姿が見え難くなり今日この頃です(^^;。銀行株にも似たり寄ったりの影響があるのですが、なんせ消費者金融は値動きが派手なので、1日違いが大違い。タイミングリスクも馬鹿になりません。消費者金融はアンダーウェイトにしているFM諸氏が多いでしょうから、これだけ上下されると心理的にも振られてしまうし、厄介なセクターです、ホンマ(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比3億8913万株も増加して20億8276万株、売買代金は同7448億円増の3兆0163億円と、久しぶりの3兆円乗せ。東証1部値上がりは1265銘柄、値下がりは362銘柄。売買単価は前日比で107.01円も上昇して1448.24円。これも裁定取引がかなり入ったことを示唆しています。今朝のSQ値を計算すると、前日比10.85円安の17167.04円。今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は売り越し(4810万株売り/3840万株買い)。これで4日連続売り越しです。

● 大引け後に開示された先物手口。もっと圧倒的なのがあるかと考えていたのですが、目立ったのは日経平均先物でカリヨンが差引 3011枚買い越し、UBSが差引 1842枚買い越し、CSが1989枚買い(売り手口非開示)。売りはBNPPが差引 2885枚売り越し、SGが差引 1294枚売り越し、大和SMBCが2402枚売り(買い手口非開示)程度。TOPIX先物では、LBが2207枚買い(売り非開示)、JPMが1787枚買い(同)、CSが1290枚買い(同)。売りはBNPPが差引 2927枚売り越し、GSが差引 1337枚売り越し、SGが差引 1109枚売り越しといったところ。万単位とは言わないまでも、もっと大きい手口があるかなと思っていたので、少し意外でした。明日は10月オプションのSQです。楽しみというか…(^^;。

● 雑談。某ベテラン市場筋氏のメールで、任天堂(7974)とグーグル(GOOG)の比較。日足のチャートを見ると似ているような…(^^;。日米どちらの銘柄も、市場屈指の値嵩株で、世界を相手の商売をしていて、サブプライムがどうのこうの関係なく上昇し続けている点は似ています。任天堂は7万円手前(本日終値は69,100円)、グーグルは600ドルを超えて700ドルを目指す展開。Bloombergでグーグルの日足チャートの通貨を日本円にしてびっくり。米ドルで見るよりも任天堂と似ているんです(^^;。そして円換算ではグーグルは既に7万円を突破して75,000円に近付いています(昨日終値換算で73,322円ほど)。もしお手元に通貨を変更してチャートを見れるソフトがあれば、ぜひお試しあれ!

● 任天堂とグーグルの日足(6ヶ月)を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance、Yahoo! Finance)。このグーグルのグラフは米ドル建てです。

任天堂(7974)
グーグル(GOOG)
 TOPIX : 1658.18 (-1.88, -0.11%)    日経平均 : 17177.89 (+17.99, +0.10%)    円ドル : 117.30  

● 米国株が妙に高い翌日の東京は、何となくこうなるのは多くの方々が予想していたでしょうけど…(^^;。日経平均の日中高値は9時26分で完全な寄り天ではなかったものの、TOPIX高値は9時06分でかなり完璧に近い寄り天(^^;。今朝のSQ値を計算すると前日比78.38円高の17238.28円(9時15分確定)だったので、寄付きに買い付いた方々は、ちょっと悔いが残る1日だったかもしれません。要は米国株高につられて買いに行っても、日本国内のフォロースルーがあまりにも乏しいので、なかなか「グググッ!」って感じのフォロースルーのある押し上げ相場になりません。

● TOPIXは後場に入ってすぐにマイナス転落してしまい、日経平均も後場中盤に一時マイナス転落。日経平均は最後はバスケット買いでプラスに戻したものの、TOPIXはマイナス引け。市場全体に漂う失望感というか諦め感は否定できない1日でした。今日もインド株式が最高値更新したように、アジア各国の株式市場がかなり元気なだけに、比較感から余計に日本株の元気の乏しさが目立つ悲しい状況。出遅れは出遅れなんでしょうけど、いつまで経っても修正されない出遅れは、そのうち固定位置というか、それが地相場になってしまいます。こうなると、引っ繰り返すのはかなり面倒。その前に何とかしたいところですけど、いかんせん…。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。最後だけピョコンと上昇しているのをご覧いただけるでしょうか?それが無ければ、日経平均もチョビマイナスだったところでした。

● 今日はさすがの東証マザーズも反落。でも、ここまでマザーズ指数は10連騰していたのですから、小休止は理解できます。問題は小休止後にちゃんと立ち上がって走ることが出来るかどうかです。今日のマザーズ指数終値は857.19ポイント。100日移動平均線の813.51ポイントは順調に越えて来て、次は200日線の938.14ポイントあたりがテクニカル的な焦点。2006年4月初旬(ライブドア事件の後の戻り局面)に200日線に何度も絡んだものの、結局、終値では上回ることが出来ずに、その後はずっと下げ基調。もし200日線を終値で上回れば2006年2月10日以来。片目で注目しておきます(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比1069万株減の16億9363万株、売買代金は同1503億円減の2兆2715億円。お世辞にも盛り上がったとは言い難い1日でした。東証1部値上がりは706銘柄、値下がりは863銘柄と、若干、値下がり銘柄数の方が多い状態。日経平均はプラスで終わっていますが、実際の印象としてはTOPIXのようにチョビ安の方が合う感じ。日経平均の日中値幅はわずかに108.13円(前場52.18円、後場78.19円)。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き売り越し(3730万株売り/2710万株買い)。売りはあまり変わらないものの、また買いが減ってきた印象でした。

● 指数ヲタク系のニュース。大引後に東証から 「新しい業種別株価指数"TOPIX-17シリーズ"の算出・公表について」 とのリリースが出ています。要するに東証33業種を「まとめて」、全体で約半数の17業種にするもの。実際問題、水産・農林や空運なんてところは、銘柄数が少な過ぎたり、時価総額が小さ過ぎて、まともにポジション取るのが難しい業種だったので、この辺を整理するのは歓迎。東証33業種をお互いにくっ付けたものなので、既に似たような格好で業種分類して使っている方々もあると思います(実は私の勤務先社内でもそうしています(^^;)。今後、色々なリスクモデルが東証17を採用するのなら、「33→17」の流れが出来てくるかも知れません。何と言っても、これまでの水産・農林や空運の分類に文句のあった方々は多いでしょうし…(^^:。

● この業種別指数の登場で相場的に何が変わるか…ですが、正直なところ、すぐには全く何のインパクトも感じないだろうと思います(^^:。想像力を膨らませて考えると、例えばこれまでは「業種で一番大きい銘柄だったから」といった理由でポートに入っていた銘柄が、今回の「業種まとめ」で「業種で一番」に該当しなくなり、ポートの中で埋もれてしまう(場合によっては放出される)可能性が考えられます。この辺は、運用現場で東証33業種での縛りがどの程度あるかが要因になるでしょうけど、広範囲にその縛りがあったとしても、運用側がセクター縛りの基準を東証33業種から東証17業種へ変更するには、それなりの時間が必要。インパクトがあるとしても、効き目はジワジワと来る漢方薬型でしょうネ…(^^;。なお、リリースによると指数算出開始予定は、2007年12月10日(月)からで、1993年7月6日までの遡及値があるそうです。ちょっと期待しておきましょう。

● そうそう、昨日書いた日興CGの超大口クロスの件、日本証券業協会の 「取引所金融商品市場外売買等 相場表」 に掲載されています。今日時点では「速報版(前営業日)」(10月9日約定分)のPDFで23ページ目です。ご参考に。

2007年10月09日(火) .... 小幅続伸、寄付元気も後場はジリ貧

 TOPIX : 1660.06 (+3.15, +0.19%)    日経平均 : 17159.90 (+94.86, +0.56%)    円ドル : 117.15  

● 連休明け相場は堅調なスタート。寄付後30分間ぐらいは、「強いなぁ~」の展開だったものの、結果的にはその辺が高値(^^;。TOPIXの日中高値は11時00分だったものの、日経平均の日中高値は9時34分と、基本的に朝一番の買いが一巡する頃が高値になった格好。前引けに掛けて銀行株などが買われたところでも、日経平均の動きは今一つで、後場は両方共に足並みを揃えてジリ貧状態。特に銀行や不動産銘柄には「寄り天銘柄」が多く見受けられ、あまり引け味が良かったとは言い難い状況。まぁ、それでもTOPIXは小幅続伸、日経平均は3日ぶりの上昇と、結果を見ればまぁまぁの週明けでした。

● 今日はTOPIXと日経平均で多少印象が異なる値動きだったので、両方の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

TOPIX日中足
日経平均日中足

● 日経平均の日中値幅は、日通しでも103.88円と小さかったのですが、前後場に分けると、前場が71.23円、後場が61.11円と、相当な小動きだったのが分かります。一方、特徴的だったのは、バリューがかなり効きづらい一方で、リバーサルはそれなりに貢献。そして今日もサイズが小さい方に振れる状態が継続したこと。Core30は14bps負け、Large70が18bps負けだった一方、Mid400は21bps勝ち、Smallは47bps勝ち。また、マザーズは+2.79%、ヘラクレスは+3.84%と、相変わらずこの辺の銘柄群が元気な状態が継続していました。

● 「山高ければ谷深し」の逆で、谷が深かった分だけ真空地帯を駆け上がっている感は否定できません。でも、相場が上がる事によって元気が出てくるのも真実。デイトレードとは言わないまでも、数日間の投資期間を考えて売買差益を狙うつもりならば、1日数円しか動かない500円台の大型株よりも、それこそあちこち飛び交う銘柄の方が面白そうに見えるのは当然の話。東証1部で言えば、その役割は消費者金融あたりが担っている感があります(^^;。もっと長いスパンで投資している機関投資家のFM諸氏にとってはいい迷惑かもしれませんが(^^;、これも相場です。

● 一方、マザーズなどが上昇基調を強めていることで、市場では「公的資金が買っているのではないか?」との思惑が増えている印象です。GPIFについては、ちょっと前に書いたように、まだ運用機関が決まったとは発表されていない状態なものの、かんぽ生命については、選定されたと伝えられているものの、HPを見て廻ったものの、そのリリースを発見できないままです。GPIFのはすぐに分かるけど、かんぽ生命のは、旧簡保と入り組んでいて、ホンマに分かり難いHPなもんで…(^^;。

● それはともかく、GPIFもかんぽ生命も Russell/Nomura Small Cap Index をベンチマークにしているということで、同指数への注目度も増している様子。同指数のウェイト上位銘柄を並べたりなど、急にあちこちでこの手のレポートを見掛けるようになりました。もっとも、Small Cap指数とは言いながら、この指数は東証1部銘柄もそれなりに入っているので、少なくともウェイト面からは、マザーズやヘラクレスだらけの指数ではありません(^^;。詳細は野村の 「インデックス構成ルールブック」 をご参照下さい。しかし、うまいことニュースネタになることで、指数が無意識に宣伝されてしまうとは…さすが野村!(^^; (^^; (^^;

● サクサクっと記録に行きましょう(^^;。東証1部出来高は前週末比5913万株増の17億0432万株、売買代金は同727億円増の2兆4219億円。先週金曜日の腐り方が酷かったので、それよりは多少マシに見えます。東証1部値上がりは1055銘柄、値下がりは556銘柄。今朝のSQ値は前日比95.29円高の17160.33円で、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(3770万株売り/3380万株買い)でした。

● そうそう、日興CG(8603)株に、かなり大きなクロス商いが入っていました。通常の立会いではない取引形態ですが、確認したので3本あって合計1500万株ちょうど。合計金額で250億円(正確には25,050,000,000円)でした。約定単価は全て1670円。約定時間は13時22分が1本、14時02分が2本。まぁ、これだけ見ても何があったのかは全く分かりませんが、今日の日興CGの立会内取引(通常取引)の出来高が2,033,500株だったことを考えると、1500万株の規模の大きさが分かります。日興CGのHPを見てみましたが、これを書いている時点では何もアップされていません。

● なお、これは秘密情報でも何でもなくて、東証での立会外取引であれば、 東京証券取引所 日報 ToSTNeT取引-超大口約定情報 にて、さらに一般的に言う市場外取引であれば日本証券業協会の 「相場表」 で開示されるものです。ただ、あの細かい日報を毎日精細に見るってのも、ちょっと辛いところがありますけどネ(^^;。上記取引も明日になったら掲載されると思います(超大口だから1日遅れかな?間違っていたらスミマセン)。

2007年10月08日(月) .... 祝日(体育の日)のため休場

祝日(体育の日)のため休場

2007年10月05日(金) .... 小幅反発、出来高薄く見送り商状

 TOPIX : 1656.91 (+1.31, +0.08%)    日経平均 : 17065.04 (-27.45, -0.16%)    円ドル : 116.90  

● え~っと、何かコメントを書くつもりだったのですが、実は金曜日午後に半休を取って、南の島に遊びに行っていました(^^;。で、月曜日朝に帰ってきたのですが、正直言って、何も書く気力が無くなってしまって…(^^;。あまり商いが盛り上がった雰囲気でもなかったし、前場だけ見ていたものの、何となく盛り上がらない1日だったのは想像できます。と言うわけで、コメントはサボります。スミマセン。

 TOPIX : 1655.60 (-8.41, -0.51%)    日経平均 : 17092.49 (-107.40, -0.62%)    円ドル : 116.55  

● 今日は「投資の日」。実は、10月4日は「上げの特異日」(受け売りです(^^;)にもあたるとのことでしたが、今日は駄目でしたネ。朝方、マイナスから切り返してきたところでは、「行けるかな?」の期待感もあったのですが…(^^;。

● 朝方は米国株安、シカゴ日経平均先物安(大証比65円安、大証イブニング比では35円高)を受けて軟調にスタート。ただ、銀行株を筆頭に金融株の切り返しを受けて10時前にはTOPIXはプラス転換(日経平均はマイナスのまま)。今日もTOPIXが強く、TOPIX先物が牽引役になった印象でした。もっとも、今日の高値はその辺(^^;。その後は、ジリ貧状態に陥ってしまい指数もすぐに水面下。後場に入ってからも、どうも焦点が定まらないまま1日が終わってしまった印象。新興市場は軒並みプラスだったものの、やっぱりそれだけでは力不足。香港などもチョビマイナス推移だったので、足並みを揃えたというか…。上がる時は揃わないんですけどネ(^^;。今日の日経平均値幅は116.71円(前場94.15円、後場87.00円)にとどまり、この点からも何となく模様眺めだったのが分かります。

● 今日はTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● それでも、個別にはそれなりの上下動がありました。目立ったのは引き続き銀行株が強かったこと。朝方の瞬間はマイナスが多かったものの、スルスルと戻してプラス転換。上値追いというほどではなかったものの、全体軟調のなかでは強さが目立ちました。ただ、今日はそれが大きくは広がらなかったことが、相場全体に重たさを感じさせる格好になって、やや皮肉。目立って軟調だったのは、商社と小売りあたりでしょうか。商社は結構ボロボロで、小売りは7&iの日経記事からの連想で、今日決算発表予定だったイオンもボロボロ。百貨店も安いのが多かったです。鉄鋼・非鉄は上下あったものの、全体としては売り先行。イビデンの大幅安は、「チャートがちょっとヤバいかな?」と皆が考えたところで、JPMのレポートを悪材料視(そんなにひどい内容ではなかったのに…)という感じの連鎖反応。

● 一方で、今日もマザーズ、ヘラクレス、JASDAQはプラス。かなり大きく下がったので、戻る時も大きいのは当然と言えば当然ですが、少し注目しています。東証1部でも、今日はヤフーが+5.72%とぶっ飛んだり、やはり心理的な影響はあるでしょうから…。マザーズ指数はようやく100日移動平均線に到達。ヘラクレスはまだ少し距離があるものの、視界に入ってきた感じ。JASDAQ指数も、もう少しで100日線です。現時点で少し距離はあるにしても、200日移動平均線を超えて来るような勢いを感じる展開が続けば、面白くなってくるかもしれませんネ。東証マザーズ指数の日足を付けておきます(出典:ケンミレ株式情報)。

東証マザーズ指数日足

● 記録。東証1部出来高は前日比1億7619万株の減少で20億1508万株、売買代金は同994億円減の2兆7527億円で一休み状態。今朝のSQ値は前日比121.41円安の17078.48円。東証1部値上がりは525銘柄、値下がりは1081銘柄で、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(4460万株売り/4670万株買い)でした。

● 話題変更。日興CGの件ですが、昨日書いた件の補足訂正。日興CG株がいつどこでTOPIXから抜けるかについてですが、同社臨時株主総会で株式交換が決議されたとき、というのが正しいようです。この時点で株式交換が確定し、日興CGが整理ポスト割当になってTOPIXから抜ける、とのスケジュールです。日興CGの臨時株主総会は12月19日と発表されているので、この翌日、つまり12月20日から整理ポスト割当となる可能性が考えられます。TOPIXからの除外日は「整理ポスト割当日の翌々営業日」と決まっているので、もし12月20日から整理ポスト割当と仮定すると、翌日12月21日(金)終値が基準値となり、週明けの12月25日(火)にTOPIXから抜ける格好になりそうです。

● それと、日興CGが整理ポスト割当となると、TOPIXだけでなく、日経平均の銘柄入替も同時に発生することになります。日経平均プロフィールには、「整理ポスト入り後、2日間程度の周知期間を置いた上で補充します」と書いてあるので、ほぼTOPIXと同じようなタイミングで銘柄入替えが発生することになりそうです。クリスマス前後で市場全体の流動性が落ちるこの時期に、ややこしいことです…(^^;。

● もう一件。昨日のコメントで、現金で払ってもらうにはどうするかの話題で、根拠法の調査をサボっていた(^^;のですが、このHP/ブログ読者の方から教えて頂きました。会社法第797条の「反対株主の株式買取請求」だそうです。参照URLも付けてくださいまして http://www.info-kigyou.com/k797.html をご参照とのこと。確かにその通りです。「関連する法律では会社法116条、806条、469条等があります」とのことですので、興味がある方はどうぞ。「会計士勉強中」さん、どうもありがとうございます。それにしても、ネットの世界は凄いですね!

● お知らせを一つ。明日、午後から外出予定があるので、明日のコメントは戻ってきてからアップします。更新がかなり遅れますので、あらかじめご了承を。

 TOPIX : 1664.01 (+24.22, +1.48%)    日経平均 : 17199.89 (+153.11, +0.90%)    円ドル : 115.80  

● 朝方はどよ~んとした曇り空の展開。何となく材料不足のまま目的感の乏しい展開でした。それが変化したのは、前場終盤から後場に掛けての昼休みをまたいだ時間帯。後場寄付きにかなりのサイズの買いバスケットが入った模様で、市場筋の間では「オイルマネーの買い」との見方(^^;。これで全体に元気が出た印象でした。本当にオイルマネーかどうかはともかく、大型株、しかも銀行や証券を筆頭に金融株が高く、鉄・非鉄・海運といったところも強く、日中足を見ても、前場終盤からは明らかに買いの力が上回ったトレンドデー。風船の空気が抜けるようなことが無ければ(^^;、本当に飛び上がれるかもしれないとの期待感を感じさせる1日でした。楽観的過ぎるかもしれませんけどネ(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 東証1部出来高は前日比1億6270万株増の21億9127万株、売買代金は同3450億円増の2兆8521億円と、他のアジア市場とは比べ物にならないとは言え、少しずつエネルギーが溜まってきている印象。個別にもGSのレポートに刺激されたのか、IHIが+10.61%の爆騰。しまむらは-9.86%と急落。まぁ、見ない振りをしておきます(^^;。東証1部値上がりは1260銘柄、値下がりは367銘柄。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、株数ベースで小幅買い越し(3950万株売り/4070万株買い)だったものの、市場筋によると金額ベースでは売り越しだったとのこと。

● 相場全体の概況は色々な"相場解説"をご覧頂くとして、こちらは話題変更。指数ヲタクから見た日興CG(8603)って感じで少し書いて行きます(^^;。FM諸氏とお話するなかで色々と出てきた疑問点やポイントをいくつか。今回の株式交換が無事に完了した暁には、日興CG株主は株式交換によりシティグループ・インク株を所有することになります。そこで「シティ株はTOPIXに入るのか?」という点。多くの方々が「入らない」と考えているでしょうけど、念には念を入れて聞き回ってみました。

● 現在の東証には、もう「外国部」はなくて外国株も東証1部上場です。ただ、これら外国株はTOPIXに採用されていません(当然ながら…)。日興CG株を最終的に所有しようとしているのは、「シティグループ・ジャパン・ホールディングス株式会社」で、これは法律的にも日本企業。一方、東証に上場申請しているのは「シティグループ・インク」で、これは米国の法律に基づく企業です。

● これを踏まえたうえで、東証の指数サービス部と上場審査部に確かめてみたのですが、まずTOPIXに入るかどうかの線引きは上場の区分。TOPIXに入るのは「第一部」の銘柄で、「第一部(外国部)」は入らないと機械的に決めているそうです。ならば、その「(外国部)」がどうやって付くのかどうかについて、上場審査部に聞いて見たところ、「主体会社の根拠法を基に判断している」とのこと。この考え方を適用すると「シティグループ・インク」は「(外国部)」扱いになるのは間違い無さそうです。つまり、TOPIXには入らないってことになります。国内株限定の多くのファンドにとっては、シティグループ・インク株を交換で貰っても「有難迷惑」状態。実際に株式交換まで行ったとしても、シティグループ・インク株を売却する必要が出てきます。

● じゃあ、その場合に現金で買い取ってもらうには…となると、今日の日経金融新聞の記事によると、12月の日興CG臨時株主総会(予定)に出席する権利がある株主(10月末確定)は、「総会に先立って会社側に反対の意思表明をしたうえに、総会でも反対票を投じなければならない」と。さらに、「出席権確定日以降に株主になった場合には、反対表明などしなくても買取請求が出来る」と。根拠法はサボって調べていませんが(^^;、記事を信用するならば、10月末の権利付最終日に日興CGを持っていると、現金買取請求をする可能性が少しでもあるなら、総会で反対票を投じる必要があるってこと?既にシティが3分の2以上を保有しているので、今回の案件が否決されることは無いにしても、FM諸氏にとっては、何かと厄介な手続きが必要になりそうです。この辺の詳細は、アナリスト諸氏に解きほぐしてもらうことにしましょう(とサボる(^^;)。

● 一方、現時点では1700円を基準値としてTOPIXから抜けると決まったわけではないことは、TOPIXベンチマークの運用担当者として意識する必要があります。今日は日興CG株はストップ高値幅の影響で1700円には届かなかったのですが、明日以降は1700円を付けてくる可能性があります。その際に厄介なのは、1700円超で売るかどうかってこと。もちろんこれは、個々のFM諸氏の判断によるところですが、一応、色々な可能性を考慮に入れておく方がよろしいかと(^^;。

● 株式交換の手続き等々を考えると、TOPIXから抜けるのは、交換比率が確定して所報に変更上場が出たときになる可能性が大。ただ、それがいつなのか、現時点でははっきりとは見えてきません。多分、年明けになるんだろうと想像していますけど…。その時にもし相場全体が大幅に高くなっていて、日興CG株が2000円だったら、その時価でTOPIXから抜けることになります(この例だと基準値は2000円)。1700円で売ってアンダーウェイトしていたら、えらい損失です。一方、例えば1800円まで一時的に行って、その後、1680円ぐらいで膠着してしまうなら、「何であの時に売ってなかった?」となるのも想像できます(^^;。結局のところ、かなりウェイトのある銘柄なので、現状では「ニュートラルウェイトで静観」って感じですかネ…(^^;。

● その日興CG株。当然、特別買い気配で張り付いたままと考えていたら、前場に10時34分に一度ストップ高でザラ場で寄付きました。結局、最後はストップ高比例配分になったのですが、出来高が34,030,000株にも膨らんだのは、一度ザラ場で寄ったから。前場の出来高は33,807,000株で、後場の出来高は大引比例配分の223,000株だけでした。しかし、誰が売ったのだろう?

● 後々に振り返った時のために、日興CG(8603)の日中足/四本値表を付けておきます(出典:日中足グラフはYahoo! JAPAN Finance、四本値表はQUICKマネーライフ)。もっとも、グラフにすると、「点」しか見えないんですけどネ(^^:。

日興コーディアルグループ(8603)日中足

 TOPIX : 1639.79 (+23.90, +1.48%)    日経平均 : 17046.78 (+200.82, +1.19%)    円ドル : 115.35  

● NYダウが大幅高(+191.92、+1.38%)で史上最高値更新となると、どうしても「寄り天」が頭に浮かぶところ。CME日経平均先物も大証比265円高(イブニング比で225円高)の17115円。実際に始まってみると、まぁ、見事にCME水準を意識したというか…(^^;。今朝のSQ値を計算すると、前日比253.49円高の17099.45円(9時12分確定)。ザラ場の日経平均高値は17072.67円(9時06分)止まりで、わずかとは言え「幻のSQ値」状態。確かに、今日の相場は前日比ではソコソコ高かったものの、日中足はミミズの横ばい状態。もしこれが心電図だったら、ちょっとマズイところです(^^;。日経平均の日中値幅はわずかに86.29円。これはそのまま前場の値幅で、後場はたったの49.13円しか動かず、動意薄で盛り上がりに欠ける印象の1日でした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。本当に寄付き後は動いていませんでしょ(^^;。

● 「日経平均が1万7000円乗せたからといって、喜んでる場合じゃないんですよね」(某FM氏)というのは本当に真実。世界中がこれだけ「心配してあげている」サブプライム問題震源地のNYダウが最高値更新というのは、ある意味で呆れてしまいます(^^;。アジア各国市場もNYに負けじと上値追い継続。年初来の上昇率だけを見ても、中国の100%(要は年初の2倍以上)は別にしても、軒並み25~30%は上昇。MSCIワールド指数も史上最高値。売買代金ベースでも香港は東京を追い抜きそうだし、この勢いの違いは認めざるを得ないし、「何で日本はあかんねん?」と愚痴りたくもなります。

● 確かに中国株はバブルかもしれませんが(グリーンスパン発言ニュースをご参照)、実際、バブルはやっぱり面白いですからねぇ~(^^;。最後に掴まってしまえばえらい目にあうんですが、自分だけはうまく逃げることが出来ると信じている連中ばかりで、ドンパチやっているんですから(^^;。

● 同じアジアでこれだけ活気のあるマーケットを見せ付けられると、「蚊帳の外」(某ベテラン市場筋氏の言葉を借りて…)状態の日本株に興味が沸いて来ないのも無理はありません。ちょくちょくメールをやりとりする某ヘッジファンドFM氏も、日本株をチラッ、チラッとは見ていたとしても、「まぁ、動き出してからでえぇやん」って感じがアリアリ。こちらは、はぁ~(溜息)状態。そりゃあ、MUFGが5%超も上昇するのはよろしいのですけど、ストーリーというか、ワクワク感が欲しいところです。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億2262万株も増加して20億2857万株。もっとも、売買代金は同2063億円増の2兆5071億円で、それほど増加した感じではありませんでした。低位株がかなり商いしていましたから…(^^;。東証1部値上がりは1313銘柄、値下がりは337銘柄。今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、ほぼチャラ(3740万株売り/3840万株買い)でした。

● 大引後、 「米シティ、三角合併方式で日興コーデを完全子会社化」 のニュース。最初は日経の記事だったのですが、午後6時から記者会見があり、そこで正式に発表されています。日興コーディアルグループからのリリースは こちら から、シティグループのリリースは同じく日興CGサイトの こちら に掲載されています。

● リリースによると、日興コーデ株1株につき1700円に相当するシティ株との交換と書かれています。日興CGの本日終値は1462円。明日何が起こるかは、簡単に想像できますよネ(^^;。いずれ何かあるとは考えていたので、サプライズというよりも「やっぱりなぁ…」って印象です。それはそれとして、日興CGは日経平均採用銘柄です。リリースによると株式交換は「2008年1月中」ってことなので、日興CGがこれが成立した後に上場廃止になるとともに、日経平均の銘柄入替えが発生することになります。来春には他銘柄の統合もあるし、それまでに候補銘柄探しなどで十分な作戦を練っておきましょう。前回の定期銘柄入替え候補が参考になるでしょうけど、「外れ」でもう投げてしまった人が多いかな???

● 最後に雑談。9月はハッピーマンデーのおかげで3連休が2回もあり、10月に入って今週末も3連休(^o^)。某FM氏と話をしていたところ、「ゴールデン・ウィーク」の反対側に「シルバー・ウィーク」が登場するかもしれない、との話題に。これは敬老の日が9月第3月曜となったことで、秋分の日と1日飛ばしに並ぶ可能性があり、祝日間の1日が「国民の休日」になるので、土・日・月(敬老の日)・火(国民の休日)・水(秋分の日)と5連休になることがあると。敬老の日が絡むので、シルバー・ウィークって事らしいです。

● 今年は違うし、来年も違うのですが、2009年にそのシルバー・ウィークの大型連休がやってきます。2009年9月19日(土)~9月23日(水)が休み。2年先のコトですが、楽しみにしておきましょう(^o^)。ネットで検索してみると、2009年の次は2015年にそうなるとのこと。実はWikipediaにすでにこの話題がありました(こちら)。皆さんはもうご存知でしたか…。こっちは、えっちらこっちら調べたのに…(^^;。

 TOPIX : 1615.89 (-0.73, -0.05%)    日経平均 : 16845.96 (+60.27, +0.36%)    円ドル : 115.10  

● 今日から10月。相場として下半期入りではあるものの、以前ほど半期の区切りで相場が変化することはありません。今日は、IHI(7013)や富士電機HD(6504)のように、明確な悪材料でドカンと売られる銘柄が心理的に足を引っ張り、全体に盛り上がらない展開。朝方こそプラスでスタートしたものの、後場寄付き後にマイナス転落してしまい、ジリ貧模様で「手出し無用」の雰囲気が色濃いままでした。後場後半に妙に指数はスルスルと上昇し、日経平均は最終的にプラスで終了。ただ、東証1部値上がりは687銘柄、値下がりは912銘柄だったことなどを考えると、チョビ安の方が違和感が少ない1日でした。なお、寄付き直前に発表された日銀短観は全体に事前予想よりも良かったものの、直接的な影響は感じませんでした。

● 今日はTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別には、やはりIHIと富士電機HDでしょうか。両方ともストップ安売り気配で比例配分。前日比率で見ると、IHIが-22.16%、富士電機HDが-19.53%と、かなりエグイ下げでした。富士電機の方はともかくとして、IHIは業界全体に影響が波及し、三菱重工や川崎重工を含めてプラント関連は軒並み軟調。この時期にあの下方修正だったら仕方ないですネ。一方で、タイヤ関連が妙に底堅かったり、食品のところが底堅かったりはあったのですが、全体としては方向感が定まらない状況。消費者金融でも、武富士が+9.43%だった割には、それ以外の消費者金融はパッとしなかったし、基本的には個別の動きがあちこちで見受けられたってことでしょう。

● 昼休み中に 「UBS、クレジット市場の混乱で多額の損失計上」 とのFT記事の日本語訳が流れたことも、後場寄付き後に「また地雷?」の警戒感を強める要因になったようです。IHIや富士電機の件もあり、積極的に何かをするタイミングではない、とのムードが蔓延。それをよく理解出来るだけに「亀」になっていました(^^;。

● なお、UBSは日本時間大引後に上記の件を正式発表しています。主なヘッドラインは、 「スイスのUBS:7-9月は赤字、評価損で-1500人削減計画 」 「UBS、第3四半期決算で34億ドルの評価損計上へ 」、さらに 「序盤の欧州株が下落、UBSやクレディ・スイスの業績予想を嫌気」 あたりをどうぞ。9月末の翌日にこの手の発表が来るのですから、なかなか今月一杯は欧米での地雷に神経質になりそうです。ちなみに、邦銀の決算は主に11月になります。

● 記録。東証1部出来高は前週末比5587万株減の18億0595万株、売買代金は同2197億円減の2兆3007億円と、月替わりという言葉が白々しく聞こえてしまうレベル。東証1部の出来高上位には、三菱自動車、みらい建設、日立造船、長谷工などの低位株がかなり顔を出していたのにコレでしたから…。今朝のSQ値は、前日比12.13円安の16773.56円、日経平均の日中値幅は214.04円(前場126.74円、後場160.16円)でした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、再び売り越し(2910万株売り/2560万株買い)。それ以上に、先週中盤と比較すると、えらくフローが落ちた印象です。やっぱり先週の買い越しは、何か特殊事情があったのでしょうね。

● 指数系の業務連絡。その1。大引後にソニーフィナンシャルHD(8729)の公開価格が40万円に決まり、これで同株は東証1部への直接上場が正式決定(もっとも、「正式」待ちだっただけですけど(^^;)。東証HPの 「新規上場会社」のページ にて、「1部」と明記されるようになりましたので、ご確認を。上場予定日は10月11日で、TOPIXへの算入は「翌月末」なので11月30日(11月29日終値基準)となります。資金吸収額も大きいのですが、上場時発行済み株式数が2,175,000株の見込みなので、40万円を掛けると8700億円。FFWによってそれなりに目減りするでしょうけど、それでも、まぁまぁサイズの銘柄です。一応、為念。

● その2。今日は「1月、4月、7月、10月の第一営業日」なので、浮動株比率(FFW)の定期見直しが発表されています。東証HP内の 「浮動株比率」のページ にPDFファイルで掲載されています。予想されたことですが、今月は大量にあって、FFWの見直しは全部で700銘柄弱にも及んでいます。ピンからキリまでありそうですが、今日は時間が無かったので精査していませんけど、そのうちやります(ここに書くかどうかは分かりませんが…(^^;)。9月末と10月末変更予定のPDFが両方ともここに掲載されているので、この二つを比較すれば、色々なことが分かります。発行済み株式数から指数用株式数を計算して、その増減と日々の出来高を比較して…って感じです(^^;。「No Pain, No Gain」ですんで頑張りましょう!

● 雑談。証券界に限らず金融業界は昨日から始まった金融商品取引法(金商法)で大騒ぎ(^^;。当然ながら、当初はコンサバ側でスタートするというのが各社の方針のようで、レポート類のディスクレーマーも一段と長くなっている印象です…(^^;。金商法ではプロ/アマ区別があるのですが、例えば社員としてはプロの機関投資家の方も、自宅メールアドレスへ送れば「アマ」になるの?この辺はまだまだ不透明だったりします。

● もうちょっと脱線。短縮形の「金商法」という言い方も、知らない業界外の方々が聞けば、「金の悪徳取引商法」みたいな印象を持つかもしれません(^^;。業界人は「きんしょう・ほう」と読むでしょうけど、「きん・しょうほう」と読んでしまえば、何となく「原野商法」なんかと似通った響きがあるような、無いような…(^^;。もちろん、そういう胡散臭いのとは違う、とはっきりさせるのは、金融業界の皆さん(含自分)の努力次第。お互いに頑張りましょう!

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