このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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2006年12月29日(金) .... 大納会。ほぼフラットで終了

 TOPIX : 1681.07 (+2.16, +0.13%)    日経平均 : 17225.83 (+1.02, +0.01%)    円ドル : 119.00  

● 今日は大納会。通常は12月30日と決められているのですが、今年は12月30日が土曜日なので、1日早く今日が大納会。ただ、街中はかなり閑散で、もう年は終わったって感じの1日でした。今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、ほぼチャラ(1710万株売り/1800万株買い)。さすがにフローも少なかったです(^^;。寄付前は軟調な展開を予想する声もあったのですが、寄付いてからは堅調地合いで、トヨタが瞬間風速ながら8000円をつけたり、それなりに象徴的な1日。もっとも、トレーダー間では「ご挨拶」メールが飛び交う状況で、まともに商いするって感じではなかったですけど…(^^;。大引けでスコーンとバスケット売りが出てしまったものの、かろうじてプラスで終了。

● 昨年末のTOPIXは1649.76ポイント、日経平均は16111.43円でした。今年はTOPIXも日経平均もその水準を上回り、年足で陽線。どんな意味があるかは別にして、年末値としては、1999年に1722.20ポイント/19934.34円で引けて以来の高値。ただ、昨年末がちょっとしたバブルだったので、気分的には昨年の方が盛り上がっていた感じはしましたけどネ(^^;。

● 調子に乗って続いて行きましょう。2005年末を基準(100)として、今年の終値を指数別に書くと以下となります。で、2005年末だけではなく、2004年末を基準点にした分もやってみました。まずは数字をご覧下さい。

指数2005年末基準2004年末基準
TOPIX101.898146.227
TPX Core30107.536144.768
TPX Large70105.995152.514
TPX Mid40097.821143.252
TPX Small87.781139.299
日経平均106.917149.936
東証2部指数80.665138.282
JASDAQ指数66.19395.417
マザーズ指数43.66264.489
ヘラクレス指数48.08085.665
米国株式市場
NYダウ(28日まで)116.646115.937
S&P500(28日まで)114.135111.498
NASDAQ(28日まで)109.987117.560
(データはBloomberg、計算は"虎年の獅子座")

● 中小型株がしんどい1年だったことは、皆さんが承知の通り。今年はライブドア事件前の高値圏からスタートしたこともあって、指数で見るとマザーズやヘラクレスは半値以下。その横のコラムは、同じことを2004年末基準として計算し直したものですが、基点をどこに取るかで印象は多少違ってきます。2006年だけを見れば日本株はNYダウなどと比較して出遅れだったのですが、2004年末を基準にして考えると、NYダウの方がはるかに出遅れ。この手の「数字トリック」には、気を付けましょう(^^;。

● おまけ。TOPIXの2006年年間プラス寄与度トップはトヨタで+18.883ポイント。マイナス側のトップはソフトバンクで-8.552ポイントでした。同じことを日経平均でやると、プラス寄与度トップはキヤノンで+127.02円、マイナス寄与度トップは、堂々の2冠達成のソフトバンクで-318.03円でした。なお、計算は全てBloombergのHMOVでやりました。おまけのおまけ。マザーズ指数ではダントツでライブドアがマイナス寄与度トップ(^^;。何かにつけ、2006年の証券市場を揺るがした存在だったことが分かります。詳細リストは、そのうち日記帳にでもアップしようと考えています(サボったらゴメン!)。

● 末筆ながら、今年も色々とお世話になり、本当にありがとうございました。年末に掛けてようやく色々なファクターがそれなりに効くようになって、なんとか良い雰囲気で終わることができた印象です。年明けは大発会から平常営業です。皆様も良いお年を!そして、来年もよろしくお願い致します!

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 TOPIX : 1678.91 (+1.96, +0.12%)    日経平均 : 17224.81 (+1.66, +0.01%)    円ドル : 118.70  

● 米国株大幅高を受けて堅調にスタート。ただ、「米国株大幅高」と「寄り天」は妙に相性が良いというか…(^^;。今朝のSQを計算すると、前日比76.51円高の17299.66円。今日の日経平均高値が前日比78.54円高の17301.69円だったので、見事に寄り天だったことが分かります。寄付後はズルズルと下落し、10時過ぎにはTOPIXも日経平均もマイナス転落。11月後半からのラリーを考慮すると、利食い売りが出てくるのは当然と言えば当然だし、その後はドカンと売られることもなかったので、基本的には年末ポジション調整って感じの1日でした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● そうそう、今日、新日鉄の出来高は4億1664万株と4億株台到達(!)。某市場筋氏調べによると、新日鉄の出来高が4億株台に乗せるのは、なんと「19年2ヶ月ぶり10回目」だったそう。ちなみにこれ以外の4億株台は1987年に記録したものばかり(ブラックマンデーの年)。この勢いを尊重するか、過熱と受け取るか、難しいところです(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億0392万株増の17億6881万株、売買代金は同1568億円増の1兆9260億円。水準としては、なかなか頑張った方だと思います。鉄鋼株が賑わったものの、メガバンクもそれなりに商いしていたので、売買単価は前日比26.23円高とほぼ同水準の1088.87円でした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続きほぼチャラ(2190万株売り/2390万株買い)。

● さて、今日の「本題」(^^;。The Gartman Letter の "Rules of Trading" を行きましょう。これは、毎年ThanksgivingのときにGartman氏が書いているもので、実は、今年も11月25日に届いていました。ただ、書きそびれてしまったのです(^^;。相場が暇なときに書こうかなとは考えていたのですが、それなりに毎日何か書くことがあって…。というワケで、年末特典として行きましょう。昨年は20項目あったのですが、今年は16項目に"厳選"されています。そのなかで、私が気に入っているものを7項目抜き出してみました。私はこれを印刷して見えるところに張っているのですが、これらのルールを守るのは難しいっす(^^;。

- Never, ever, ever, under any circumstance, add to a losing position.
- Markets can remain illogical far longer than you or I can remain solvent.
- Buy markets that show the greatest strength; Sell markets that show the greatest weakness.
- In trading/investing, an understanding of mass psychology is often more important than an understanding of economics.
- There is never just one cockroach.
- Be patient with winning trades; Be enormously impatient with losing trades.
- Do more of that which is working and less of that which is not.

● Gartman氏のスタイルは「トレーディング」です。なので、中長期の資産運用手法などにおいては、当てはまらないこともあると思います。でも、「Markets can remain illogical.....」 とか、「In trading/investing, an understanding of mass psychology....」 などは、状況がどうであれ、真実だといつも感じています。「この相場はおかしい」と考える自分に気付いたときは、相場がおかしいのではなく、自分が相場を理解していないだけです(^^;。

● 出来そうで出来ないのが、「Be patient with winning trades....」 や 「Do more of that which is working....」。往々にして、「利食い素早く、損切り遅く」 になってしまいます。分かってはいるんですけどねぇ~(^^;。また、「There is never just one cockroach」 は、投資の世界だけの話ではありません。社会全般的に真実だと思います。最近、はやっている汚職やら談合など、実際に出てくるのは基本的に氷山の一角ってこと。ゴキブリを一匹見付けて、それで終わりってことはあり得ないのですから…。

● 全文引用するのはちょっと著作権的にはアレですし、どうしようかと考えてググッてみると、なんとこんなサイトに全文掲載されていました(^^;。いつもってコトではなく、たまたまみたいですけど、これならば私が訴えられることもなかろうかと…(^^;。URLは、http://timetotrade.eu/blog/2006/11/27/dennis-gartmans-not-so-simple-but-materially-fewer-rules-of-trading/ です。内容については、ちゃんと合致しています。もちろん全文英語ですが、分かり易いと思います。

● さぁ、明日は大納会で半日立会。明日休みを取っていらっしゃる方々もいらっしゃると思いますが、一足早く「良いお年を!」。私は明日も通常通りです。あと半日、頑張りましょう!

2006年12月27日(水) .... 堅調地合い続く、指数は超小動き

 TOPIX : 1676.95 (+4.50, +0.27%)    日経平均 : 17223.15 (+53.96, +0.31%)    円ドル : 118.65  

● 今日は、めっちゃえぇ天気(^o^)。あれだけ雨が降って風が強ければ、東京の青空もかなりの美しさになります。しかも、ポカポカ陽気でしたしね。気象庁HPによると、今日の東京・大手町の最高気温は20.3℃(13時08分)。ちなみに昨日の最高気温は10.9℃(23時07分)だったので、日中はもっと寒かったハズです。それにしても、今日の美しい空と普段の空を比較すると、如何にホコリなどで汚れた空気を吸っているのかが良く分かります。まぁ、あまり深く考えないことにしましょう(^^;。

● 相場。昨日の地合いを引き継いだことに加え、米国株高やシカゴ日経平均先物高を受けて堅調なスタート。今日も「鉄・非鉄まみれ」でスタートしたものの、10時前頃から鉄鋼株の上値が重たくなり始めると、全体もそれに引っ張られてどんよりムード。ただ、鉄鋼株に利食い売りが出てくるのは自然の流れだし、それ以上にドカンと売り込む感じではありませんでした。指数ベースでの堅調さは保ったものの、指数は超小動き。日経平均の日中値幅はわずかに53.45円。かなり記録的な小動きだろうとは思うのですが、過去分は調査しておりません。悪しからず(^^;。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 物色は後場には自動車や電機などの輸出関連銘柄へ。円安も追い風だったでしょうが、何よりも鉄鋼・非鉄金属株がこういう上昇をすると、比較感で物色が流れてきます。その意味では、途中で途切れずに循環物色になるようだと、相場にももっと力強さが出てくるハズ。今日は多少はマシだったものの、リバーサルが効き難い相場は継続しており、「静かな二極化」も続いています。そして、市場参加者もそれを何となく感じ取っているだけに、動き出した銘柄に付いて行こうとする傾向が強くなります。いつかどこかでは変化するのですけど、そのタイミングは本当に難しいです。

● 話題変更で指数ヲタク系話題。手元の計算ではトヨタのTOPIXウェイトが、今日の終値で計算して4.99%まで上昇。もう少し小数点を下まで行くと、4.99200396%ってところ(^^;ですが、限りなく5%に近付いてきたのがお分かり頂けるかと。FM諸氏にも聞いてみたのですが、昔のように「何が何でも5%上限厳守」というファンドは、現在では少ないと考えられます。「ドコモが5%を超えていたときに、対応したファンドが多いと思う」とは某FM氏の話。それでも、TOPIXが浮動株対応してから初めての5%超えになるかもしれないので、象徴的なところで「はぁ~、ほぉ~」って視点で見ておこうと考えています。しかし、トヨタに続くメガバンクが情けないから、トヨタが余計に肥大化している印象があるんですよねぇ~。

● 記録。東証1部出来高は前日比5321万株減の16億6489万株、売買代金は逆に862億円増の1兆7692億円でした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、ほぼチャラ(1680万株売り/1460万株買い)。相変わらずフローは低調で、普段の約半分って感じでした。興味深かったのは、東証1部毎分売買代金の推移。昨日とは全く逆で、今日は前場57.4%、後場42.6%と、かなり前場に偏った格好。データフィードが一部で不通になったりも、多少は影響したのかもしれません。単に「疲れ」が出ただけかもしれませんが…(^^;。

● ちょっと相場から離れるのですが、今日は前場終了前(午前10時45分)からロイターがダウン。原因は台湾地震でKDDIの光海底ケーブルが切断したことで、ロイター端末やExcelに取り込んだ株価データはもちろん、ニュースも更新されなくなってしまいました。ネット証券などでもロイターのフィードを使っているところが影響を受けたようですし、外国株関連はかなりドタバタだった様子。さらに、国際電話なども一部で通じにくくなったようです。取引所から直接フィードを受けている株価情報などはOKだったのですが、ベンダー経由のシステムだと、何が原因で「システムトラブル」になるかは、本当に分からないものです(^^;。データは15時00分に回復したようですが、大引けに回復されてもなぁ~。この障害の影響は大引け後もあって、ロイターのフィードでは、終値が妙な銘柄がかなりありました。一時的にしろ、Bloombergに切り替えるのに一苦労でした。はぁ~(-_-;)

● 暇時雑談。ディープインパクトが引退して図研騒ぎも一段落(それほど動かなかったけど)。関連して、色々な上場企業関連の馬名について書いておきましょう。某市場筋氏調べの引用です(^^;。

上場企業名馬名
ホソカワミクロン「マチカネ…」
オンワード「オンワード…」
ゼンリン「ゼンノ…」
東京鉄鋼「エア…」
パーク24「…カフェ」
メガネスーパー「…サムソン」
アスクプランニングセンター「アスク…」

● 私は競馬を全くやらないので、知っていたのはホソカワミクロンの「マチカネ…」だけでした(^^;。もちろん、これらの競走馬と企業の業績にはなんら関係ない場合がほとんどで、言ってみればオーナー社長の道楽としてやっているのです。でも、それなりに有名レースで勝ったり、ディープインパクトのように社会的なニュースにまでなった場合など、株価が動くこともあるのです。まぁ、暇話ですんで、命張るような投資アイディアではありません(^^;。為念。

● 蛇足的に追加。馬名を決めるには色々とルールがあるんですが、基本的には「カタカナ2文字以上、9文字以内」。現在では、財団法人日本軽種馬登録協会(http://www.studbook.jp/ja/)という団体が審査や登録などを取り扱っているそうで、この辺の詳細はWikipedia(競走馬>競走馬名)をご参照下さい。

● 年内の立会日もあと1.5日。明日は月末のTOPIX修正関連があります。お忘れなく。最後ひと踏ん張りです!

 TOPIX : 1672.45 (+7.58, +0.46%)    日経平均 : 17169.19 (+76.30, +0.45%)    円ドル : 118.95  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、4日ぶりの売り越し(1580万株売り/1130万株買い)。ただ、量的にも超閑散で、基本的には「商い無し」って感じでした(^^;。参照する海外市場動向も今日は「無い」し、国内勢だけで相場をするとこんな感じになってしまうのかもしれません。今日は前場と後場でかなり相場の内容が変わった印象がありました。指数ベースではそれほど動いたように見えないかもしれませんが、物色内容は前後場で一気に変化。具体的で分かり易かったのは、後場からの「鉄・非鉄まみれ相場」(^^;だったでしょうか。鉄鋼株や非鉄金属株が大商いの中で値を飛ばし、これが相場全体を引っ張った状態。後場は先物にも大口買いが何度か入り「火に油」を演出。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。後場の違った動きをご覧頂ければと…。

● また、毎分の東証1部売買代金分布を見ても、今日は珍しいほど後場に片寄った状況。前場が37.1%で、後場が62.9%でした。通常は前場が47~48%程度、後場が52~53%程度なので、今日はかなり大きく後場に比重を置いて、分布が歪んだことが分かります。また、朝の寄付きから10分間の売買代金が7.6%だったのに対して、大引け前10分間の売買代金は10.4%。今日は後場が主役だったことが、ここからも良く分かります。

● 今日の相場にも関連するのですが、ここ最近の相場をファクター面から見ると、バリューはまぁまぁ効いているものの、リバーサルが足元でかなりネガティブ。感覚的にも合致しているのですが、年初来・上場来高値を更新している銘柄は続いて更新していくし、逆に情けなく売られている銘柄はますます売られる、という状況。

● 今日賑わった鉄鋼株もそのイメージ。また、個別で代表的な銘柄は任天堂だと思うのですが、バリューエーションでは誰も買いたくない水準までブチ上がっているのに、まだ上がり続けるのです(^^;。ツイこの前は2万5000円だったし、それでも高いと感じていたのに、いまや3万円超え。資生堂もその気があるし、富士フイルムもそんな感じ。一方で、建設株などは下げ止まらないところだし、その他金融でもその気は濃厚。メガバンクは株価そのものは基本的に横ばいながら、指数が上げ基調なので完璧に出遅れ。証券や保険株もそんな感じです。

● もう一つ特徴として目立つのが、「大型・低ベータ」好みの傾向が強くなっていること。電力株などはその典型でしょうけど、銀行・証券などの高ベータ銘柄が避けられているのも、裏側から見た姿。秋口からこの傾向は大なり小なりあったのですが、足元ではかなり加速している印象があります。もっとも、いつまで続くかが最大の感心事なワケで、それが分かれば苦労はしません(^^;。どこかで引っ繰り返るのでしょうけど、そのタイミングが難しいのです。忘年会で言えば、一番盛り上がるビンゴ大会には参加したいものの、支払いの前にスッと姿を消してしまうような要領の良さが求められるというか…(^^;。これは、全体が見えていないと出来ないことです。そして、全体を見るのはとっても難しいのです。もし「大型・低ベータ」から「小型・ハイベータ」へと相場が変化するならば、それはかなりの激震になりそうです。期待と不安を抱えて注視しておきます。

● 記録。今日の東証1部出来高は前日比3億5008万株増の17億1810万株、売買代金は同2160億円増の1兆6830億円。売買単価は今日も前日比で92.79円も下がって、979.59円と1000円割れ。今朝の日経には、「売買単価1年ぶり1100円割れ」とありましたが、2日連続で新しい大台割れ。もう1日待てば「1000円割れ」でまとめて書けたのにネ(^^;。なお、今日はCore30が一人負け。銀行、自動車と輸出の一角が足を引っ張っていました。

● 今日は寒かった!かなり強い風とかなりの雨。ところが明日の最高気温予想は、なんと19℃!朝方は今日の寒さが残るでしょうけど、昼頃には重たいコートを抱えて汗だくの方々が増えるかも知れません(^^;。でも、木・金・土と最高気温予想は13℃、9℃、9℃なので、体調にはお気をつけて。

2006年12月25日(月) .... マーケットコメントはお休みです

 TOPIX : 1664.87 (-7.23, -0.43%)    日経平均 : 17092.89 (-12.07, -0.07%)    円ドル : 118.70  

● 今日、1日休みをいただきました。別にクリスマスだからってことはないのですが(^^;、堂々と休むには、外国市場が一斉に休みになっているなかで日本市場が動いているこの時期しかないのです。というわけで、今日のマーケットコメントはお休みとさせて頂きます。自宅で年賀状書きをやっていたのですが、日経CNBCがバックグラウンドに流れていたので、マーケットが動いていないことは良く分かりました(^^;。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 明日からは通常通り復活です。

 TOPIX : 1672.10 (+0.80, +0.05%)    日経平均 : 17104.96 (+57.13, +0.34%)    円ドル : 118.30  

● ある程度予想していたとは言え、焦点が今一つ定まらない小動きの1日。指数は高値圏での引け(日経平均は高値引け)だったものの、東証1部値下がりは1102銘柄(値上がりは474銘柄)もあり、相場が「高い」というには躊躇するような引け方でした。

● 米国市場軟調、CME日経平均先物軟調などから、もうちょっとマイナスでスタートするかとも考えたものの、結果的にはこの水準が今日の安値。今朝のSQを計算すると、前日比48.24円安の16999.59円で、後場寄付き直後にその水準を瞬間風速で下回ったものの、それはほんの瞬間だけで戻し。この水準を「説得力を持って売り込む」動きはなく、利食い売りで上値は抑えられているとしても、ドカンと売り込む感じではありませんでした。ただ、上記したように今日はかなり値下がり銘柄数が多く、ザラ場を見ていても、エネルギー不足感があったのも事実。ちょっと風向きが変わりつつあるのか、それとも単にクリスマス休暇前で外国人投資家の参加が少ないからだけなのか、結論は来週に持ち越しって感じです。

● 記録。今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(2890万株売り/3650万株買い)。クリスマス休暇を控えて良くこれだけあったな、という感じでした。東証1部出来高は前日比3億6221万株減とグッと減って17億1192万株、売買代金は同3760億円減の2兆0849億円でした。また、今日はサイズが大型に触れた1日でもあり、Core30が7bps勝ち、Large70が22bps勝ち、Mid400が13bps負け、Smallが46bps負けでした。もっとも、この結果については、大引けで入った日経平均バスケットの影響があったイメージでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。全体に小動きだった様子と、最後のピョコンがご覧頂けるでしょうか?

● せっかくの話題なので続けていくと、日経平均寄与度ランキングでは、ファナック、ホンダ、アドバンテスト、トヨタ、ミツミが上位5銘柄。上位3銘柄で24.29円、上位5銘柄で33.34円、上位10銘柄で51.87円の押し上げ効果だったので、ホンの一握りの銘柄が日経平均のピョコンに貢献した格好。この指数寄与度は、普段はBloombergの画面を見ているのですが、専門の情報端末でなくても、ネットで簡単に見れる時代になっています。QUICKの「ランキングウォッチ」(http://money.quick.co.jp/know/market/ranking/index.html)はその一つで、日経平均とTOPIXのプラス/マイナス寄与度ランキングを見ることが出来ます。日経平均寄与度は株価さえ取れればExcelで計算できるんですが、TOPIXはなんせ1700銘柄ほどもあるので、株価を取ってくるだけでも大変だし、TOPIX採用株数のデータはかなり煩雑に変わるので、計算が難しかったのです。便利になったものです(^^;。もっとも、ヒストリカルだったり、ある一定期間の寄与度ランキングを見ようと思えば、やっぱりBloombergのような専門的な情報端末に頼る必要はあるのですけどネ。

● 雑談。今日、芦屋六麓荘(ろくろくそう)で、敷地面積400平方メートル以上の一戸建て住宅しか新築できないようにする条例が芦屋市議会で可決成立。この件に関して、「芦屋“金満”条例成立」(読売新聞)、「建てるなら豪邸」(朝日新聞)などと皮肉たっぷりのニュースが流れています。実家が神戸市東灘区なので、芦屋は隣の駅。六麓荘はシャレにならないほど「異次元」の世界(^^;ですが、逆に言えば、それをちゃんと守りたいという気持ちも十分に理解できます。

● 芦屋だけではなく、例えば岡本の上の方や、御影の山の手など、本当にきれいな住宅街がある一方で、所有者が亡くなったりすると、相続税支払いなどのために、美しい建物が壊されて土地が分断され、そして全く周辺にマッチしないぎゅうぎゅう詰めの家が建ったり、マンションになってしまったりするのを嫌というほど見てきました。特に阪神大震災の後で、そういう風景が増えた気がします。街全体の景観バランスが保たれてこそ、街並みとしての価値が保たれ、資産価値も保たれるという考え方は、個人的には賛成です。ぶっちゃけ、六麓荘に住むなんて到底無理なんだから、せめてあの街並みをそのまま後世に残した方がプラスだと思うんです(^^;。

● ご連絡を一つ。私事で恐縮ですが、来週月曜日は1日だけお休みを頂きますので、このマーケットコメントもお休みとさせていただきます。外国のマーケットが一斉に休みになるのは、ホンマ、この1日なんです(^^;。台湾と日本ぐらいでしょうか?クリスマスのときに「通常営業」しているマーケットは…(^^;。

● 皆様も良い週末(&クリスマスその他諸々)を!

 TOPIX : 1671.30 (+4.29, +0.26%)    日経平均 : 17047.83 (+36.79, +0.22%)    円ドル : 118.40  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、再び大幅買い越し(3010万株売り/4100万株買い)。米国株式やシカゴ日経平均先物はパッとしなかったものの、昨日の地合いを引き継いで堅調な展開。昼休みの立会外バスケット取引が売り越しと伝わって、後場寄付き後にスルスルを値を消す局面があったものの、そこからしっかり切り返してくるところはさすが。利食い売りに上値を抑えられるたのは初っ端から予想できていたし、上値を抑えられても、ドカンとは売られない地合いが継続中。指数ベースでは小幅高にとどまったし、指数そのものも日中値幅は100円未満の小動きだったし、さらに東証1部では、かなり値下がり銘柄数の方が多かった(↑613銘柄、↓971銘柄)ものの、地合いとしては悪く感じませんでした。商いが賑わったからでしょうネ。

● 物色は、今日はモロ「鉄まみれ」の1日(^^;。東証1部出来高上位10銘柄は下記のとおりで、鉄鋼・造船株が上位を賑わせています。また、売買代金でも住金がダントツのトップ。第3位がトヨタだったのですが、その約2倍強の売買代金でした(出典:Trader's Web、http://www.traders.co.jp/ranking/ranking_top.asp)。

東証1部出来高上位10銘柄東証1部売買代金上位10銘柄

● JFEから始まって(まだ終わってないとは思うけど(^^;)、新日鉄と来て、今日は住金。「重たい」鉄鋼株や造船株がこれだけ値を飛ばすと、面白くて仕方が無い方々も多いと想像します。かのバブル時期を少しでも経験していたならば、立会場から伝わってくる「笛」に興奮したことを思い出します。もっとも、そんなこと知っている向きは、もうあまり残っていないかもしれませんけど(^^;。

● ちょっと話題が脱線するのですが、昔の経験を活かせるという意味では、俗に言うプロ(証券会社員や機関投資家など)よりも、個人投資家の一角の方が強さを発揮できるんじゃあないか、と考えています。人事ローテーションや早期退職(証券界はほんの2年前まで絶不調・不況・不振だった)などで相場から外れることもないし、相場を見続けて20年超なんて経験を誇る個人投資家はザラにいるでしょう。さらに、それだけの年月を生き延びたということは、それなりに相場がうまいってこと。今日の鉄鋼株の賑わいを見て、ふとそう感じてしまいました。

● もう一つの話題銘柄は、HOYAとペンタックス。日経夕刊(遅版)記事は、QUICKに午後2時と時には午後2時半(今日は午後2時半パターン)に流れるのですが、QUICKを持っていない私は、たま~~~に、これで足元をすくわれます(^^;。そんなに頻度が高いわけではないし、端末にニュースが流れた瞬間にどうせ気配になってしまうので、「あっ!」と動いても実際は遅いのです。素早いディーラー陣に勝てるワケもないので競うつもりはないんですが、「やられたぁ~」感は残ります(^^;。せっかくですから、両銘柄の日中足を付けておきましょう(下記参照、出典:Yahoo! JAPAN Finance)。両銘柄ともにニュースが流れた途端にビュンと飛び上がって、速やかに「売買停止」になりました。

ペンタックス(7750)日中足HOYA(7741)日中足

● M&Aが加速するというのは、来年のテーマとして多くの市場関係者やストラテジストが指摘していること。敵対的なM&Aはともかくとして、友好的なM&AやTOBはこれからも増加しそうです。市場参加者としては、やはり妙に株価が高止まりしている銘柄については、M&Aとかその先回り投資についての可能性を考慮してバリュエーションを考えないと、割高に見えるからと売ってしまうと、後で後悔する羽目になってしまいます。ここ数年、世界的に「M&Aアービトラージ」という投資戦略が「いっちゃん儲かる」として有名で、あっちでもこっちでも、そういった戦略を売り物にするファンド筋に巨額の資金が流れ込んでいます。主だったヘッジファンド指数のサブインデックスには「M&A Arbitrage」という指数が存在することで分かるように、もう珍しくも何でもないのです。それだけに単純な先走り/見込みでポジションを取るにしても、かなり相場を動かす力を持っています。チラッと頭に入れておいた方がよろしいかと…。

● 関連して、最近、ヘッジファンドや国内機関投資家FM諸氏の話を聞くと、やはりというか11月以降は運用成績が好調に推移している声を良く聞くようになってきました。HFRのヘッジファンド指数を見ても、この2ヶ月ほどは特に、スタイルにあまり関係なく右肩上がりの状態で、運用担当者にとって、何かと苦しかった1年も年末間際になってようやく光が差してきた格好。おりしも、11月決算だったヘッジファンドは、新年に向けてまた始動する時期です。足元ではバリューがかなり好調なだけに、そこに一層の資金を入れてくるのか、それとも他の戦略に移って行くのか、それなりに動向には注意しておきたいところです。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億8194万株増の20億7413万株。SQ日を除けば、これは今年8月17日に22億8946万株を記録して以来の大商い。ただ、売買代金はほぼ前日と同水準(同84億円増)の2兆4609億円でした。ワッショイしていたのは、「鉄まみれ」銘柄だけだったのかもしれません(^^;。売買単価は同109.63円安とグッと下がって1186.47円。さすがに鉄鋼株・造船株が賑わうとこうなります(^^;。今週もあと1日で、今年はあと5.5立会日。頑張りましょう!

 TOPIX : 1667.01 (+21.61, +1.31%)    日経平均 : 17011.04 (+234.16, +1.40%)    円ドル : 118.15  

● 外資系証券寄付前売買動向や米国株式など、外部要因はそれほどフォローではなかったし、昨日の引け味もあまり良くなかったのに、今日は朝から買い先行。現金なもので、いったん堅調にスタートすると、「昨日の押しは絶好の休みやったでぇ!」と心理状況が変わります。もし100円程度の下落でスタートしていたら、「下手したら、ちょっと日柄が必要な調整かも」って事になったでしょうけどネ(^^;。相場は意地悪です(^^;。皆が考えた逆、逆に行くんです。派手さには欠けたものの継続的なジリ高歩調で、後場に入ってから、あっさりと日経平均17000円台を回復。その後、達成感もあったのか高値でのもみ合いにはなったものの、わずか1日の休憩でこの上昇とは、相場の基調が強いと認めざるを得ない1日でした。

● 今日の上昇について、円安基調はもちろん、タイ株式市場が急反騰とか、「利上げが遠のいた」なんかのコメントもあったのですが、「下がってもおかしくないところで下がらなかった」という事実そのものが、買いを呼び込んだ感じ。どちらに転んでもおかしくなかった1日だったので、朝方に堅調スタートだったことが、市場のセンチメントをプラス方向に変え、そのまま走った印象でした。ホントは、あ~でもない、こ~でもないと、それっぽい理屈をこねた方が「綺麗に」聞こえるんでしょうけど、そこまでは白々しくなれません(^^;。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 東証1部値上がりは1417銘柄にも達し(値下がりは217銘柄)、昨日とは鏡写しの「ほぼ全面高」商状。東証33業種別指数も全部プラスだったので、何がリード役だったのかも見分け難い状態(^^;。あえて言うと、やっぱり円安を背景とした輸出関連主力銘柄が引っ張った、ってことになりそうです。実際、メガバンクや不動産などは、高かったとは言え、相場を引っ張ったというほどの印象ではなかったです。東証1部出来高は前日比1億7358万株増の18億9219万株、売買代金は同1732億円増の2兆4525億円。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(3660万株売り/3080万株買い)でした。

● そうそう、JASDAQ新規上場のVSN(2135)。今朝の日経に「社長」のどでかい写真が全面広告で出ていたので、「あれっ、このオッサン、どこかで見たことある」と感じた方は、競馬ファンかジャンクスポーツの視聴者(^^;。そうなんです。この会社の社長さんなんです。これで競馬関連銘柄は、図研(6947)やホソカワミクロン(6277)など以外にも、VSNが加わったことになります(^^;。

● 指数絡みの業務連絡。今日は20日なので、恒例のTOPIX月末修正が一斉に発表になっています。東証HPでは、いつも通り「新株予約権の行使等に伴う上場株式数等の変更」として、http://www.tse.or.jp/news/200612/061220_b.html に掲載されています。さすがに年末だけあって件数は普段より少ないのですが、あおぞら銀行を始めとして、新規上場モノのTOPIX算入と優先株行使に伴うウェイト変化があります。浮動株比率のページ(http://www.tse.or.jp/topix/float/rate/index.html)を照らし合わせつつ情報を読み解いて下さい。

● そうそう、20日と言えば恒例だったのが、東証2部→1部の昇格上場発表。でも、これは12月1日に東証から「一部指定銘柄に係るTOPIX等株価指数の算出上の取扱いの変更について」(http://www.tse.or.jp/news/200612/061201_g.html)と発表されているように、12月4日からTOPIXへの算入方法が変更になっています。またこのリリース内にある「一部指定の時期の柔軟化が図られることに伴い」という文章がそれなりに重要で(^^;、「毎月20日にまとめて昇格銘柄が発表される」というイベントはなくなりました。この辺については、12月1日のアップに書いていますので、そちらもご参照を(ブログ版だとこちらで別窓が開きます)。

● 雑談気味の付録。今日の夕刊フジに「日興コーディアルが夕刊フジへの訴訟取り下げ」なる記事が出ています(http://www.zakzak.co.jp/top/2006_12/t2006122049.html)。要するに今年2月の夕刊フジ記事について日興コーディアルから訴えられていたけど、日興コーデが訴訟を取り下げた、との記事。その訴訟騒ぎになった夕刊フジの記事は、当日Webに掲載されて速攻で削除されたのですが…、まぁ、そういうことです(^^;。

● 雑談。今年は12月22日が冬至。本当ならば金曜日に書くべき「雑談」ですが、少し早い目に(^^;。冬至では、北半球では太陽の南中高度が1年で一番低くなります。メディアでは「昼が1年で一番短い日」と伝えられると思いますが、厳密に言えば数日ずれることがあります。さらに、冬至が日の出が一番遅いってことはなく、実際は1月7日前後の日の出が時間としては一番遅くなります。これは「均時差」のためですが、ややこしいので説明省略(^^;。ちなみに、今日の日の出/日の入りは6:46/16:31です。冬至の日(12月22日)は6:47/16:32。最も日の出が遅いのは、この冬は1月1日~1月13日が6:51で同じです。多分、秒単位では1月7日が一番遅いのでしょうね。いずれも東京地区なので、他の場所では多少違います。

● 調子に乗って続いて行きましょう(^^;。元旦の日の出時刻は、北海道納沙布岬で6:49、千葉犬吠埼で6:46、東京お台場で6:50、東京タワーは標高150メートルなので6:48、富士山頂が6:42、兵庫県明石が7:07、鹿児島県佐田岬で7:15、沖縄与那国島で7:32とのこと。「国立天文台 天文情報センター 暦計算室 」(http://www.nao.ac.jp/koyomi/)が大変参考になります。自分が小学生の頃は、この手のことを調べるのに、理科年表(懐かしいでしょ!)を見たり、神戸海洋気象台にも何度か足を運んだ記憶がありますが、インターネットのおかげで手元ですぐに調べがつきます。便利になったものです(^o^)。

● 最後に一言。夕方の情報端末の画面を見ていてずっこけたのが、塩崎官房長官の「安倍政権が改革を続けるとのメッセージが市場に伝わっている=株高で」とのヘッドライン。をいをい、えぇ~加減にせんと怒るでぇ!せっかく調子良く行ってるんやから、そんな"嫌なこと"を思い出させる必要ないやろぉ!ホンマ…。どうも政治家の市場関連についての発言は「場」を白けさせるようなのが多いです。ザラ場に出てこなかっただけマシでしたけど…。朝日新聞サイト内の当該ロイターニュースは、http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200612200059.html です。

● なお、リンクはすべて別窓(ウィンドウ)が開きます。色々な著作権上の配慮からこうしない駄目なんです(^^;。うっとぉしいとお感じの方は、URLをコピペしてください。何か今日は読みにくい文章になってしまいました。スミマセン。

 TOPIX : 1645.40 (-19.92, -1.20%)    日経平均 : 16776.88 (-185.23, -1.09%)    円ドル : 117.95  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き買い越し(2460万株売り/3110万株買い)ながら、市場筋観測では金額ベースで売り越し。米国株式も下落し、シカゴ日経平均先物も大証比80円安と軟調。逆風気味の外部環境に加えて、昨日まで6連騰していたってこともあって、相場は朝からマイナススタート。前引けに掛けては戻し歩調になり、一時、プラス転換しそうになる局面もありました。ところが後場に入って「タイ株式市場が10%超の暴落、30分間の売買停止」と伝わってきた前後から雲行きがおかしくなり、日経平均先物で500枚売り、650枚売り(13時25分)と大型爆弾が炸裂したこともあって、ズルズルと下落。それなりの下落で1日を終了。「大幅」の言葉を使うかちょっと迷ったものの、1%超の下落だったので「大幅」認定としました(^^;。

● このところ小動き相場が続いていたので、今日は大きく動いたように感じた点はあったものの、ザラ場中の動きを見る限りでは、特にパニック的な空気は感じられず。でも、どんよりした雰囲気は否定できない引け味でした。元々、今日は「一休みした方が良い」と考えていた向きが多かったでしょうし、日興コーディアルの件やタイ株式急落の件も、自律調整のリズムがあるなかで出てきた悪材料、との感もあったので、それほど深刻ってほどには受け取っていません。もちろん、今日の下落が良い休みになったか、トレンド転換のきっかけになるかは、明日以降の相場次第です(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。前引けに掛けては、「をいをい、今日もプラスか?」というムードもあったのですが、後場はきれいな滑り台状態でした。

● タイ株式市場の件は、通貨のバーツ投機抑制策なる目的があったかもしれませんが、単なる通貨政策ではなく、資本移動規制が本当の原因。「外国人の入金(deposit)について、銀行はその30%を1年間ロックアップしろ(70%しか投資できない)。そして、1年以内の売却・資金引き出しについては、Depositのうちの3分の1(元投資の10%)を没収しろ」と。滅茶苦茶な話だし、外国人投資家にとっては青天の霹靂。タイ株にある日突然、10%もの投資税(キャピタルゲイン課税ではなく、投資額への10%課税)が出現したことになるワケで、投資を全面否定する国策ってこと。

● タイが軍政だからこんな異常な政策を取ったのかは分かりませんが、いずれにしろ、強烈な政策リスク発生です。まだニュースをちらちらと見るだけでこれを書いているので、誤解その他が混ざっている可能性もあります。ここに書かれていることを妄信せずに、各自で今後流れてくるであろう詳細報道のチェックをよろしく。そういえば、どこかがタイ株投信の募集をやっていたような…。まだ設定していないのだったら、設定停止せざるを得ないでしょうね。既に設定済みだったら、新興国への投資のリスクを再認識して、諦めるしかないでしょう。軍事政権を訴えても仕方ありません。いずれにしろ、酷い話です。

● 一方で、日本が丸々同じように見られることは無いとは思いますが、ここ最近の投資関連税の議論を考えると、外国人投資家の一部から、似たようなことを連想されるリスクは否定できません。まぁ、現時点ではそうはならんとは考えていますけど、そのリスクはあるのです。ここ何年かの日本株市場は、外国人の買いにひたすら支えられている状態にあることを、官僚や政治家の方々がお忘れにならないことを祈るばかりです。タイ株式市場って、今日は14.84%安でした。単純に下落率を今日の日経平均終値に掛け合わせると、なんと2489.69円安ってこと。シャレにならんです。これだけ指数が下がると…。

● 話を戻して、今日の相場で個別銘柄で目に付いたのは、やはり日興コーディアル。昨日は比較的あっさりと値が付いたので、正直言って、違和感があったのですが、今日は初っ端から2000万株超もの売り越しでスタートし、最後はストップ安売り気配での比例配分。「監理ポスト」というニュースが効いたのでしょうか?直接的な売買では監理ポストは特に影響がないのですが、機関投資家のなかには「監理ポスト割当=売り」という内規があるところが存在することは考えられ、売却に走った可能性はあります。また、ワケが分からないことでパニック売りを出した投資家もあったでしょう。さらに、かつて日テレが同じく監理ポスト割当(2004年11月5日割当、11月19日解除)になったとき、一瞬にしろ急落(前日終値16010円→翌日寄付14010、終値14800)したことがあったので、その辺の記憶が蘇ったのかもしれません。日テレと単純に比較すると、今回は監理ポスト割当の理由が悪いです。

● 日興コーディアルは、リリースで「有価証券報告書の訂正を出す」と発表しているのですが、会社に電話して確かめたところ、まだ東証には有価証券訂正報告書は出されておらず、「自主的に決めた期限では、来年1月15日までに提出する予定」とのこと。東証が審査をするのは、この訂正報告書を受け取ってからなので、それから監理ポストから通常ポストに戻すかが決定され、判明することになります。東証の審査に約1週間半から2週間掛かるとすると(日テレの時はこれぐらいだったとの経験則)、そして日興コーディアルが1月15日に提出するならば、1月末前あたりがメドになりそうな雰囲気です。なお、日経平均については、昨日、「日興コーデ株、日経平均に当面維持」(http://www.nikkei.co.jp/nkave/news/20061218h19ci000_18.html)とのリリースが出ています。ご参考に。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億1764万株増の17億1861万株、売買代金は同1552億円増の2兆2793億円でした。東証1部値下がり銘柄数は1454にも達し(値上がりは188銘柄)て、「全面安」と書いても違和感がない1日でした。

● 雑談。オフィスの中を見ると休暇を取っている向きが増えているようで、さすがにクリスマス気分というか、年末気分というか、期末気分が広がってきています(^^;。外部の方々からのメール不在通知もかなり増えてきました。週末に掛けて、もっとそんな雰囲気になるんでしょうね。

 TOPIX : 1665.32 (+7.92, +0.48%)    日経平均 : 16962.11 (+47.80, +0.28%)    円ドル : 117.95  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き大幅買い越し(3130万株売り/4550万株買い)。先週末の米国株は続伸でシカゴは対大証比60円高と、それなりの追い風状態。プラスでスタートしたものの、上値を買い上がるような動きは見られず、非常に狭いレンジでの1日でした。日経平均では1万7000円の大台に接近はしたものの、そこを堂々と抜けてくるような雰囲気はなかったです。行くにしても、本当ならば小休止が欲しいところです。何と言っても、これで6連騰ですから…。

● 日経平均の1日値幅はたったの63.33円(前場41.42円、後場53.62円)。これでは、とりわけ日計り族は何も出来ません(^^;。手元に直近1年分強の四本値があるのですが、その最低値が3月15日の75.99円なので、かなりしばらくぶりの小動きだったのは確か。でも「○○日ぶり」の正確な数値は分かりません(^^;。そのうち、どこかのメディアに「ぶり」が掲載されることと思います(^^;。東証1部出来高は前週末比5833万株減の16億0097万株、売買代金は同1886億円減の2兆1241億円。東証1部値上がりは823銘柄、値下がりは741銘柄と、この面からも今一つ勢いに欠ける展開でした。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。ホンマ、動いてませんでしょ!

● ファクター面から見ると、バリューはまぁまぁの半面、どうもリバーサルの効きが悪い状態。ソニーは今日で9連騰。アナリスト評価でソニーを良く言う向きは多くない(ネガティブの方が多い印象)にも関わらず、ココ最近の上昇度合いは半端ではありません。任天堂は言うまでもないし、日立もボロカスに言われている割には強くて、トヨタはスピード違反気味。その一方で、NECのチャートを見るとどよぉ~ん。富士通もこれだけ950円絡みの横ばいが続くと笑うしかない感じ(^^;。松下はアナリスト諸氏の判断が良い割にはなかなか上がらないし、丸井はともかくとしても、7&iなんかは「そんなに悪いの?」って余計なことを連想させてしまう感じのチャート。つまり、一度、上げや下げのトレンドが付いてくると、それが結構続くのが足元の相場。平均回帰が起こりにくくなっており、リバーサル派には難儀な展開となっています。

● もっと厄介なのは、上昇状態が長く続くと、そのうち株不足になって逆日歩が付き始めること。それでも割高が修正されないとなると、売り上がりせざるを得なくなって、ますます信用取組が締まる例が散見されます。不動産株、ゴム株(横浜ゴム、住友ゴムなど)、そして今日は安かったもののJTなどは、その典型例かもしれません(三菱地所やJTの信用倍率は0.20倍近辺)。買い方にしてみると、持ち株は上昇するし品貸料は入ってくるし、「いざとなればコール掛けて踏んでやれ」って事にもなります(^^;。一方で売り方は「何でやねん?!?」を繰り返す毎日に陥ってしまいます。思い出すのは、Gartman氏が常に言っている、「Markets can remain illogical far longer than you or I can remain solvent. 」との相場格言。まったく、その通りだと思います(^^;。

● 業務連絡。週末のニュースのミサワと日興コーディアル。両社ともに監査を担当したのが旧中央青山監査法人(現みすず監査法人)。はぁ~~(溜息モード)。大引け後に東証から、日興コーディアル株を監理ポストに割り当てるとの発表がありました。「監理ポスト」と言われると、ちょっと仰々しい名前に驚くのですが、多くの方々は既にご存知の通り、基本的に監理ポストだけでは、指数計算上も普段の売買上でも何も変わりません。主に投資家向けの注意喚起が目的です。一段階進んで「整理ポスト」になると、これは指数計算からも外れるし…と大騒ぎになるのですが、現時点で日興コーディアルは「監理ポスト」です。よくこういった事件が起こると、この辺の区別を混同して騒ぐ輩が出てくるので、お間違えなきように。なお、リリースは東証HPの http://www.tse.or.jp/news/200612/061218_c.html に掲載されています。

● 余談。所報をつらつらと眺めていたら、コマツ電子金属(5977)の社名・略称変更が出ていました。1月1日付けで同社がSUMCO傘下に入ることに伴い、名前が変わるのですが、正式名称のSUMCO TECHXIVも「???」な名前ながら(会社リリースによると"テクシブ"と読む)、略称は「STECHXIV」。どない発音するんや、ホンマ???東証2部銘柄とは言え・・・(^^;。

● 最後に半分雑談(半分真剣)。弊社・某女史の週末"市場調査"によると、「マスコミではクリスマス商戦が好調とか言ってるし、百貨店にもお客さんがたくさん入っているけど、百貨店の紙袋を持っている人がとても少ない」とのこと。さらに、「東京駅の大丸は空いていて良い」とも(^^;。高島屋、大丸、伊勢丹などのチャートを眺めながら、信じるのはアナリスト情報か、それとも某女史の"市場調査"か…。迷うところです(^^;。

2006年12月17日(日) .... 日興コーディアルの件について…

● 普段、立会日以外にはあまりコメントを書かないのですが、ちょっと特例で(^^;。

● 土曜日の日経トップは「日興が不適切な利益計上・監視委調査、課徴金も視野」(http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061216AT2Y1500315122006.htmll)と、ちょっと衝撃的にも見える記事。実は、これを見たときに既視感(デジャブ感)があったのです。で、自分で書いたコメントを遡って検索すると、やっぱりありました(^^;。自分のコメントでは、2006年2月1日と翌2月2日に書いていました。HPでは、左側フレームからそれぞれの日付を探していただくか、ブログではこちら(2月1日)こちら(2月2日)になります(別窓が開きます)。こういうときはブログの方が楽ですネ(^^;。

● その時は夕刊フジの記事を引用する格好でコメントを書いていたのですが、夕刊フジのヘッドラインは「日興コーデ粉飾疑惑"441億円の実現利益を偽装"、告発文書を入手」だったのです。ただ、夕刊フジに掲載されたものの、記事そのものは、かなり短時間で削除されてしまったことも書いています。当時の文章だと、

一般的に、通信社や新聞社が記事削除をするときは、「記事削除のお知らせ」を出すのですが、そこは夕刊フジ(^^;。単に消しちゃったみたいです。日興コーディアルあたりから、強烈に抗議でも行ったのでしょうか?もともと、内容と比較すると、ヘッドラインがやや衝撃的過ぎた面はありましたけどねぇ~(^^;。

とは書いていたのですが、それが姿を現したということでしょうか…。それと、当時、なぜ速攻で削除されたのかについても、かなり興味をそそります。

● 当時のことは若干覚えているのですが、2月1日の後場に市場筋の間で話題になってメールが飛び交っていたので、それを相場コメントにも書いたのです。当時はライブドア事件の真っ只中という地合いだったので、不祥事的なニュースには非常に敏感だったのを覚えています。ところが、夕方にそれを見ると、夕刊フジのサイトからは既に削除されてしまっており、見れない状態になっていました。記事そのものをコピーしたりしていなかったので、内容についてははっきりとは覚えていません。

● なお、日経には「日興、決算訂正巡り協議続く」(http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061217AT2C1601216122006.html)なる続報も出ています。月曜日の相場を注意して眺めることにしましょう。

 TOPIX : 1657.40 (+5.55, +0.34%    日経平均 : 16914.31 (+85.11, +0.51%)    円ドル : 117.90  

● 米国株が堅調でCME日経平均先物も大証比110円高。今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、大幅買い越し(3030万株売り/4380万株買い)と、外部環境はフォローの風。寄付き前発表の日銀短観は、ほぼコンセンサス通り。まぁ、「日銀短観で景気の底堅さ、設備投資関連の好調さが確認されたことを好感」と書けば、それっぽく聞こえるでしょうけど(^^;、悪材料でなかったことは確か。

● 寄付からピョコンと上放れて始まったものの、さすがに「上げ週の週末」だけあって、利食い売りが上値を抑える展開。昼休み立会外バスケット取引が「デルタやや売り越し」と伝わったこともあって、後場に入ってからは一段と上値の重たさを感じる展開。ただ、それでもズッコケないところが粘り腰。結局、今週は毎日上昇の5日続伸で終了。本日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● また、指数ベースの日々値動きが小ささかったのも特徴的だった1週間。今日も前場の日経平均値幅はわずかに49.52円。後場は寄付後に下値模索してその後戻したおかげで値動きが広がったものの、それでも76.97円。1日トータルでも101.56円でした。今週頭から順番に毎日の日経平均日中値幅を書くと、138.57円、98.87円、103.20円、114.86円、そして今日の101.56円。今週の日経平均上昇幅は496.49円とソコソコの上昇だったのにも関わらず、日々はかなりの小動きと、ちょっと妙な感じでした。毎日、毎日、少しずつ貯金してきたのを1日でスッてしまうことが無いように願いたいもんです(^^;。

● ここ最近の相場で感じるのは、外国人投資家の影。昨日発表された投資主体別売買動向でも外国人投資家はかなりの買い越しで、数字としても裏付けられており、銘柄は主力銘柄が中心になっている印象。雰囲気として、上がる銘柄を継続的に買っているようなイメージがあります。一方、年末を控えて個人投資家の税金対策なのか、一度グズグズと下がりだすと止まらない銘柄も散見されます。つまり、リバーサルというよりも、モメンタム系の動きが足元では強くなっており、押し目買いを継続的にやっていると、ポジションばかりドンドン膨らむ格好になりつつあるように感じます。ちょっと12月初旬(SQまで)と、この1週間は動きが変わってきたように感じるところです。これが来週も続くかには注目しておきたいところです。来週末はクリスマスだし、外国人投資家のプレゼンスは小さくなってくるでしょうから…。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億4699万株増の16億5930万株、売買代金は同1953億円増の2兆3127億円。東証1部値上がり785銘柄に対して、値下がりは756銘柄とチャラで、意外に伸びませんでした。ちょっとだけ頭に留めておきましょう。

● 雑談。日本テレビが巨人戦の放映を大幅削減とのニュース。もともと地上波中継放送が少ない他チームのファン(特にパリーグのファン)からすると、「今さら、何を大騒ぎしとんねん?」って感じ。今日の日テレは朝方から特別買い気配で始り、最後まで大幅高で終了。GSが買いに格上げしたのも効いたでしょうけど、株価の動きだけを見ても、「やっと当たり前のことを決めた」との受け止め方が大勢だったってコトです。

● 言われるまでもなく、地上波中継が少ないチームは、どうやってファンを獲得し、収益に結びつけるかの試行錯誤と努力をずっとやってきています。あの阪神タイガースでも、関東で地上波で中継を見ることはほとんどあり得ない(関西だとサンテレビがある!)のです。また、ここ数年の経験から言えば、地上波だと、試合の途中、イニングの変わり目だけではなくて、本当に試合の途中でも遠慮なくCMでブチブチと途中をブッタ切るし、寄付きも大引けも放映しないし、と不満だらけ。余計な解説トークやアナウンサーの絶叫も鼻に付くことが多いし、有料でもスカパーのCS放送の方がよっぽど納得出来るのが現状です。

● 球団が、お金を払ってでも見たいというファンをどれだけ抱えているかを考えたとき、読売が「地上波中継があったから全国区」と誤解していたとするなら、この先はかなりしんどいでしょうね。ビジネスモデルの転換が迫られているのは読売だけではないのですが、他チームがもっと前から対応しているのを考えると、そのしんどさを想像してしまいます。もっとも、巨人戦の代わりになるのが、幼稚で馬鹿げたバラエティー番組ばかりだったら、視聴率が取れたとしても、個人的にはかなり失望(絶望かもしれない)ですけど…。

● やっと週末。あまり天気は良くないみたいですが、その分だけ、年賀状書きが進むかもしれません。私の場合、まず年賀状を買うところからスタートしなきゃあ…(^^;。そういえば、今日から年賀状の受付開始です。良い週末を!

 TOPIX : 1651.85 (+12.66, +0.77%)    日経平均 : 16829.20 (+136.27, +0.82%)    円ドル : 117.55  

● 朝方からあまり動く雰囲気はなかったし、大引け間際の14時49分に日経平均先物にワンショット600枚買いが入り、最後はピョコンと上昇して高値引けとなった以外は、やっぱり大きな動きがなかった1日でした(^^;。先物の後押しがないと上に行かないのはその通りですが、ジリジリと水準を切り上げてきていることは確か。これは文句があっても認めざるを得ません(^^;。日経平均の日中値幅は最後のピョコンのおかげで114.86円あったものの、前後場に分けると、前場はわずかに47.93円で、後場は73.36円。最後のピョコンが無ければ、値幅は60~70円程度に止まった可能性が大きかった1日でした。

● 本日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。これだけを見ると小動きには見え難いかもしれませんが、Y軸を一緒にご参照頂ければ、如何にレンジが小さかったかが見て取れると思います。

● 何だかんだ言って、日経平均は今年5月11日以来の終値高値。TOPIXは少し遅れ気味ですが、最近はそれなりに付いて来ている状況です。この5月11日終値を100とすると、TOPIXは96.53まで来ているものの、マザーズは69.15とまだ相当下に沈んだまま(計算はBloomberg)。中小型株は足元でかなり戻っているものの、これが広がるかどうかは、「January Effect」との兼ね合いでも注目しておきたいところです。

● さて、明日は皆さんが待ち望んだ(^^;日銀短観。さらに、今週は個人投資家のボーナス資金狙いの外貨建て投信設定がピークとなるので、円安への期待感も盛り上がるところ。もっとも、今日設定された分の募集状況だけを見ると、それほど為替にインパクトがありそうな程の額ではなかったです(^^;。どうも期待感先行型かもしれませんネ(^^;。

● 記録も書いておきましょう。今日の東証1部出来高は前日比1億0315万株減の15億1231万株、売買代金は同1012億円減の2兆1174億円。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅買い越し(2560万株売り/3150万株買い)でした。

● 本当に書くネタがなくなってきました(^^;。今日はえらく短いですがこの辺で。

 TOPIX : 1639.19 (+2.47 +0.15%)    日経平均 : 16692.93 (+55.15, +0.33%)    円ドル : 116.95  

● ドカッと売られるわけではないものの、ドカンと買いが入るでもなく、方向感が乏しい1日でした。寄付き段階での売りが一巡してからは基本的には見送り姿勢。利食い売り優先姿勢が見えるなかでは、上値の重たい展開は止むを得なかったものの、下値をバカスカ売る材料も乏しく、結局は、方向感が見えないままの小動きに終始しました。14時38分には日経平均先物にワンショット500枚買いが入り、これをきっかけにして、大量の売り指値をこなしながらジリ高。先物に背中を押してもらわないと動かないし、決して迫力満点の上昇ではなかったとしても、多くの市場参加者が「利食い売り先行」と予想していたなかでのジリ高は、それなりに評価しておきたいところです。

● もっとも、大引前30分間を除いたザラ場の大部分は超小動き。日経平均の今日の値幅は、103.20円だったのですが、今日の高値を更新したのは大引け前30分間で先物に引っ張られての上昇局面。それまではせいぜい50~60円という幅での動きに止まったのが実情でした。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● FM諸氏とお話をしても、「久しぶりにデスク周りを整理している」、「溜まったレポートを読んでいる」から、「年賀状を書いている」まで(^^;。相場を見てるって感じの返答がありませんでした(^^;。私もExcelのマクロプログラムを作ったり、色々と溜まっていた細々したことを片付けたりと、あまり相場に熱中する感じにはなれなかった1日でした。個別に見るとそれなりの上下動もあったので、個別銘柄ベースでやっている方々は忙しかったのかもしれませんけど…(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億2069万株減の16億1546万株、売買代金は同1581億円減の2兆2185億円。さすがに前日比ではソコソコ減りました(^^;。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅売り越し(3030万株売り/2880万株買い)でした。

● 相場の話題も今一つなので話題変更。ずーっと以前にcharfolio.comというサイトをご紹介したと記憶があるのですが、それがずっと「リニューアル中」だったのでどうなったのかと考えていたところ、このHPに付属する掲示板で教えていただきました(感謝!)。知らない間にYahoo! Financeと組んでいて、こんなところ(http://yahoo-chartfolio.searchina.ne.jp/)に引越していました(^^;。以前と比較してちょっと見た目も変わったのですが、Yahoo! Financeに直接リンクしたので、その点は使い易くなったかなとも感じました。

● このURLから「トレンド検索」に行くと、チャートの形から適合銘柄を探すことが出来ます。例えば「上昇」とか「上昇一服」、「これから上昇?」といった格好に分類されています。普通の「トレンド検索」だと9種類のチャートの形から選択できて、「トレンド検索Pro」だと25種。まぁ、25もあると細か過ぎる面があるかもしれないので、最初にざっくりスクリーニングするには、9種類の方が使いやすい印象です。市場(東証1部、マザーズなど)で縛ることも可能だし、配当の有無、株価、PERやPBRなどでも縛れるし、チャートを見るのが好きな方は馴染みが早そうだし、プロでもそれなりに使える仕様だと感じています。私も、「イケイケドンドン銘柄」や「負け犬銘柄」を探したり、「リバーサルしそうな銘柄」を探したりと、それなりにチラチラと眺めて重宝しています(^o^)。チャートも一緒に出てくるし、それを一斉に日足や週足に変換できるのも便利。皆様もお楽しみ下さい。

● さて、明日はもう少し活気があって動きのある相場を期待したいところですが、短観だの政策決定会合だのに対する「見極めたい」病が蔓延するなかでは、難しいかもしれません(^^;。動き出せば動きそうな雰囲気はあるんですけどねぇ…。

● そうそう、明日は四季報/会社情報の発売日。昔は証券会社でも人海戦術で上方修正やら下方修正を調べたものですが、今はデータフィードでどんどんデータが更新されます。なので、基本的にそのデータへのアクセスとExcelがあれば、かなりのことが出来るようになっています。個人的には、CD-ROMを使って色々な語句(「最高益更新」とか「好調」とか、または「赤字転落」など)を検索するのが好きです。その方が感覚的に分かり易いというか、実感に会うというか…。

● 広告です(^^;。Amazon.co.jpでは、会社四季報 2007年1集新春号 と、 日経会社情報 2007年 新春号 からどうぞ。会社四季報のCD-ROM版は、 会社四季報CD-ROM 2007年 1集新春号 です。すべて別窓が開きますので、ご了承を。以上、広告でした(^^;。

 TOPIX : 1636.72 (+8.75, +0.54%)    日経平均 : 16637.78 (+109.79, +0.66%)    円ドル : 116.95  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、ほぼチャラ(3430万株売り/3330万株買い)。円安方向に振れた事もあって外部環境はフレンドリーで、朝から買い先行の展開。ただ、一巡してしまうと、先物で大口買いが入らないと上がらないとの印象もあって、上値追いには慎重ムード。日経平均の日足チャートでは窓埋めしたものの、今日のところは、それ以上にフォロースルーするエネルギーがなかった印象です。国内的には日銀短観と日銀政策決定会合を残して、海外要因としては、FOMCがあるので、これらを「見極めたい」病が蔓延するのは、止むを得ない地合いだったのでしょう(^^;。

● 日経平均の日中値幅は100円に満たずにわずか98.87円(前場73.33円、後場80.65円)。10月26日に90.93円を記録して以来の小動きでした。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 物色動向は、円安の追い風を受けて、輸出関連が全般に堅調だった一方、銀行、証券、消費者金融なども堅調。でも、鉄鋼はさすがに「重さ」を感じた1日でした。出遅れた銘柄が順番に物色されている印象がある一方で、高値を更新している銘柄はそれなりにしっかりで、銘柄によって色合いが違うところが興味深い状態。ファクター分析をすると、今日はバリューが一休み状態。それほどリバーサルが強いって程ではなかったものの、この所、上昇の勢いが強かった住友商事、JFE、新日鉄、商船三井、JSR、住友重機械、日本ガイシ、日新製鋼などがマイナスだったことでも分かるように、今日はリバーサル・デーって感じの1日でした。

● 記録。今日の東証1部出来高は値動きが今一つだった割には多くて、前日比1億4448万株増の18億3615万株、売買代金は同1925億円増の2兆3766億円でした。鉄鋼株やいすゞ自動車が出来高を稼ぎ、銀行株、自動車株、ソニーなどが売買代金を稼ぐ格好の役割分担(^^;が出来た1日でした。そうそう、東証2部指数はマイナスで終わり、ついに連騰記録は「13」で途切れました(^^;。そういえば、日経JASDAQ平均もマイナス。この"指数"は、普段はほとんど見ないのですが、一応、ネタとして・・・(^^;。

● 話題変更。FM諸氏の間でも少し議論になっているのですが、業績予想について、ちょっと気になっている件。企業業績予想がコンサバ側に振れているのは既に皆が認識。それだけに、「来年に入れば業績予想の上方修正が相次ぐ」ので、「相場上昇につながる」といった論調が多いようです。それは確かにそうかもしれませんが、年が替わるころから、マーケットは今期ではなく来期をより重視して眺めるようになるのが例年のパターン。今回だけそれが変わる理由もないと思うの で、2007年に入ると来期業績への注目度が増加してくると予想しています。

● そこで、もし企業が引き続きコンサバ業績予想モードを続ける(続けない理由が見付からない)と仮定すると、いくら今期業績予想が上方修正されたとしても、今期業績が上になればなるほど、来期は再び「横ばい/減益予想」になるリスクがあります。ちょうど9~10月の失望感みたいな感じです。皮肉なのは、今期業績が上方修正されて喜べば喜ぶほど、発射台が高くなる分だけ、そのリスクが高くなるってこと。最悪シナリオ的に考えるならば、例えば2月に今期業績の上方修正が出たとしても、相場が来期業績へと軸足を移せば移すほど、それは結果的に軽視されることになり、来期業績予想がコンサバだと「伸び悩み感」を重たく受け止めてしまう可能性があるんです。まぁ、市場もそこまでアホとは違うでしょうから、この辺のコトは理解したうえで動くとは考えていますけど、前回はやはり重石にはなりましたから…。はぁ~(溜息モード)。

● 飲み会で更新が遅くなりました。疲れた…(^^;。

2006年12月11日(月) .... 堅調、幅広く物色されジリ高

 TOPIX : 1627.97 (+11.63, +0.72%)    日経平均 : 16527.99 (+110.17, +0.67%)    円ドル : 116.65  

● 前場は堅調ながらどこにも行かず状態で、日経平均の値幅はわずかに52.42円。ところが、後場寄付きでピョコンと上跳ねして一段高。市場筋の間では、昼休みの立会外バスケット取引はフラットとの見方が多かったものの、後場寄付き直後(正確には12時35分)に日経平均先物に入った500枚買い、その直後(12時36分)の600枚買い、その後も300枚クラスの買いが何本か入ったことで、一気に「上やぁ!」という感じ(^^;。相変わらず先物主導の動きは変わらないのですが、前場が眠気を誘う展開だっただけに、この大口買いは新鮮味があったというか・・・(^^;。その後は見事に横ばったあと、14時20分頃に再びスルスルと上昇して、するすると下落。もっとも、ここでの上下動は「静かな相場において」という枕詞が付くイメージ。結局、小動きながらそれなりに幅広く物色されて堅調な1日でした。

● 日経平均先物(3月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。後場寄付直後のピョコンと、14時20~30分に掛けての上と下がご覧頂ければと…。

● ファクターから見ると、今日の相場では、バリューがかなり堅調だった一方で、短期リバーサルはネガティブのままで、サイズが少し小さい方向に振れ気味。JTなどを見れば分かるのですが、一度勢いが付いてしまうと、なかなかそれが剥げてこない銘柄が目に付きます。これらの一握りの銘柄ではリバーサルが本当に効かない状態が続いていて、扱いがかなり難しくなっています。ただ、全体感としては、バリューの効き方がそれなりに大きかったので、機関投資家にとって悪い1日ではなかったと思います。問題はここからどうするか、ということ。足元の相場だけを見ると、バリューを強めて、リバーサルは抑え目でうまく行きそうですが、これが1ヵ月後、2ヵ月後でもそうなるとは限りません(^^;。その辺の味付けが難しいところです。

● 一方、東証2部指数は今日で13連騰。この件も、新聞などに出始めたので、そろそろ終わりかなと思いつつも、今日も堅調でした。某市場筋氏によると、「2000年以降の東証2部指数の続伸記録(12日以上)をたどると、なぜか、これまで12連騰が3回、15連騰が4回」とのことで、「12」の壁を超えた今となっては、15連騰を目指す展開なのかもしれません(^^;。もっとも、私がここに書いている状態なので、明日ぐらいにずっこけてもおかしくないのですけどネ。ちなみにJASDAQやマザーズは今一つで、JASDAQはホンの少しプラス(+0.25%)だったものの、マザーズはマイナス(-0.76%)でした。

● 記録。今日の東証1部出来高はビッグSQだった前週末比で7億0247万株減の16億9167万株、売買代金は同1兆2718億円でした。SQ分を差し引けば、増えも減りもしなかったイメージです。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、ほぼチャラ(2770万株売り/2740万株買い)でした。

● あまり書くことがなくて、今日は短いのですが、コメントはこの辺で。

 TOPIX : 1616.34 (-6.43, -0.40%)    日経平均 : 16417.82 (-55.54, -0.34%)    円ドル : 115.30  

● 今日はビッグSQ。CME日経平均先物(12月限)は16435円と、昨日日経平均終値よりも安い展開。米国株は続落で、CME日経平均先物(3月限)は大証比15円安、GDP改定値は予想よりもちょっと悪い状況でSQ突入。例によって実況中継風に行くと、午前8時40分過ぎからExcel上の日経平均速算値は1700円高ほど。8時55分で1500円高、8時58分で1260円高、8時59分00秒で1170円高、8時59分30秒で1010円高、8時59分45秒で940円高、8時59分58秒で670円高。そして、そこからスコ~~ンと下がって、結局、SQ値は前日比181.80円安の16291.56円。今日の日経平均ザラ場安値は、前日比85.56円安の16387.80円だったので、完璧に「幻のSQ値」状態でした。

● 今朝のSQを前日比だけで見ると、181.80円安とかなり下がった感じを受けるのですが、昨日、一昨日とやや不自然に上昇した分を勘案したら、その分を失っただけとも考えられるところ。BloombergでGRABした日経平均の5日分日中足を付けておきます(出典:Bloomberg Professional)。SQ水準をご覧頂ければ、「数日前の水準に戻った」とってことがご理解頂けるかと(^^;。また、「幻のSQ値」状態もご覧頂けると思います。

● 昨日終値が16500円に近かっただけにオプションでは悲喜こもごもがあったと想像しますが、全体的に見れば、波乱というほどの波風は立たなかった印象。市場筋推計によると、TOPIX型も日経平均型も売り越しで、日経平均一銘柄あたりでは約30万株の売り越し。SQ関連概算出来高は7億3000万株程度、売買代金で1兆3000億円程度とのこと。9時15分時点での東証1部出来高は9億7903万株、売買代金は1兆6513億円でした。

● SQ後の相場は、機械受注まで基本的には見送り。SQ日に陽線になる可能性が強いことがあまりにも周知されてしまったことで、今日は逆になるんではないかなと考えていたら、後場に入って「やっぱり」って感じ(^^;。その一方で、直近の機械受注では下げることが多かったので逆もあるかな、と「あ~でもない、こ~でもない」状態。そして、機械受注発表前からジリジリと戻しに入って14時を迎えました。

● 事前予想の+6.2%(Bloombergもロイターも)に対して、発表数値は+2.8%。当然のように直前までジリ高だった先物は一気に売られ、あっという間に断続的な裁定解消売りが追い掛けて指数はスコ~ン。ただ、事前に先走りっぽく上がっていた分を差し引けば、元の水準に戻っただけでした。そして、かなりきれいにバンジーして元の水準に戻って終了。機械受注は再びマーケット・ムービングなイベントとしてパワーを発揮したものの、方向性までは変えなかった状態でした。機械受注の内容分析はエコノミスト諸氏にお任せするとして、スクリーンに流れる数字を見て、「事前予想より上だったら買い、下だったら売り」と単純明快に売り買いするというのも、それなりに醍醐味があります(^^;。もちろん、その通りにして5分後に儲かっているとは限らないものの、少なくともその瞬間は動きます。上記とやや重複するのですが、日経平均先物(3月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。14時のところで、出来高が急増しているとともに、バンジー状態になっているのが分かります。

● ところが、その後に流れたニュースにずっこけ。「機械受注発表時刻を8時50分に変更、内閣府、市場への影響考慮」ですって。これだけ注目される経済指標に"育った"のに、それをあっさりと放棄。SQ日と重なるならば、8時50分だと株式関係者は忙し過ぎて誰も見ないって、ホンマ。今朝のGDP改定値もほとんど見てなかったんですから(^^;。というわけで、機械受注騒ぎは今回が最後になりました。ここまで続いた機械受注のイベントとしての神通力も無くなるでしょうし、ボラティリティーが高くて信頼性が「???」な経済指標に落ちぶれる可能性が大です(^^;。

● 記録。本日の東証1部出来高は前日比8億2833万株増の23億9414万株、売買代金は同1兆1934億円増の3兆4559億円でした。一番最初に書いた9時15分時点での出来高・売買代金と比較すると、9時15分時点で出来高の40.89%、売買代金の47.78%が出来ていたことになります。この集中度は、直近のビッグSQと比較しても大きいほうでした。また、SQ時の特徴として売買単価の上昇があるのですが、9時15分時点では前日比241.70円高の1686.66円にまで上昇したものの、最終的には同1.48円安の1443.49円と落ち着いた展開。ザラ場で鉄鋼株などが賑わったことで下がった印象。なお、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き買い越し(2560万株売り/3710万株買い)でした。

● ようやく1週間が終わりました(^^;。何となく疲れた1週間だったので、週末はゆっくり休みたいところ。そろそろ年賀状もやらなくちゃ…。良い週末を!

2006年12月07日(木) .... 堅調、明日はビッグSQと機械受注

 TOPIX : 1622.77 (+7.60, +0.47%)    日経平均 : 16473.36 (+102.08, +0.62%)    円ドル : 114.90  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、大幅な買い越し(2570万株売り/5220万株買い)。ただ、今日の相場だけを見ると、寄付きはともかくとして、ザラ場では今一つそのパワーを感じませんでした。リミット付きが多かったのか、それとも売り圧力の大きさを示唆しているのか…(^^;。全体に堅調な地合いを継続したものの、SQ前日ということもあって、積極的な売買は手控えムード。もっとも、ビッグSQ前日は不安感が高まることが多く、かなり下落することが多いとの経験則からすると、プラスで終われただけ良かったとも解釈できるんですけど…。

● 個別には、ファクターとしてのリバーサルはそれほど効いた印象はなかったものの、個別ではさすがに電力・ガスが下落。一方で、テクノロジーが上昇。ただ、JTが5%超も上昇するのなど、あちこちで「ワケ分からん」動きが見受けられました。JTに関しては、「FT紙で英タバコ会社の買収打診報道」がきっかけとのことですが、この銘柄も妙に下がらない大型株としてこれまでも認識されていた銘柄なので、ちょっと何かあるとスコンと動く難儀な銘柄です(^^;。一方、せっかく復活気運が出始めていたIPO市場は、ニフティ(3828)でズッコケ気味。初っ端から売り気配スタートで、初値決定後に戻したものの、引け間際には初値を割り込む展開。もともと、公開価格割れが予想されていたにしても、ポジティブではなかったイメージです。MonotaRO(3064)も最後はストップ安売り気配になってしまったし、IPOはまだ病み上がりの雰囲気。

● さて、SQを明日に控えて12月限の取引は今日で終わり。限月間スプレッド取引は、特に日経平均先物で非常に底堅く推移し、業者間取引では+15円ビッドあたりまでありました。今週月曜日は8.0~8.5円ビッド近辺だったことを考えると、かなり強いスプレッドの推移だったことが分かります。TOPIX先物は0.30~0.35ビッドだったのですが、これも昨日の高いところでは0.425ビッドあたりまでありました。TOPIXは毎回ナヨナヨ感がある(^^;のですが、それでも堅調な推移だったと思います。

● スプレッドが強含みで推移した背景には、短期金利の上昇がかなり影響したのは間違いありません。Bloombergのデフォルト状態で計算させたフェアスプレッドは、今日最終的にTOPIX先物が+0.95ポイント、日経平均先物が+5.35円と出てきました。ホンの昨日大引後のBloombergデフォルト計算で+0.79ポイント、+3.77円と出ていたので、この点だけを比較しても、短期金利上昇の影響を感じ取ることが出来ます。逆説的に言えば、今日になって日経平均先物のスプレッドが上昇したとは言え、短期金利による直接的な影響がほとんどで、「プレミアム度」はあまり変わらなかったってことでもあります。

● いよいよ明日はビッグSQ。私は基本的には予想はしない主義(どうせ当たらないから(^^;)なんですが、今日、安くなるかと思っていた相場が堅調に終わったことが、どう影響するかはちょっと楽しみ。情報端末で見て、寄付き前に大幅な買い越しや売り越しになっていても慌てないで下さい(^^;。どうせ某欧州系証券が、最後の2秒を切った頃にでかいバスケットを入れてくるでしょうから…。なお、せっかく出来高まとめを書いていたので、今日もやっておきましょう。将来に参考になれば…ってことで。やっぱりロールは昨日がピークでしたネ。

立会内取引立会外取引限月間SP
TOPIX先物 061215,58657,84513,504
TOPIX先物 070321,46747,442--
日経平均先物 061252,60767.7738,139
日経平均先物 070340,70565.612--
(単位:枚、東証・大証データ)

● 明日はビッグSQの他に、10月機械受注があります。ザラ場の午後2時発表なので、マーケットを動かす可能性のあるイベントとして、他のもっと重要な経済指標を押しのけるパワーを持っています。このイベントでどちらかに動くことを見込んでいる短期筋は多く、先月もそれなりにマーケットは揺り動かされました。実は明日は7-9月GDP第2次速報とか、米国11月雇用統計なんかがあるのですが、株式市場からすると、やはり「SQ日午後の機械受注」というのは、イベント性が一番高いです(^^;。ちなみに、12月SQが終わると、オフィス内もグッと年末気分が漂ってくるはず。クリスマスカードはそろそろ出さなくてはいけないし、年賀状の準備も…(^^;。

● 最後に記録。東証1部出来高は前日比9028万株減の15億6581万株、売買代金は同875億円減の2兆2625億円でした。今週もあと1日。頑張りましょう!

 TOPIX : 1615.17 (+16.28, +1.02%)    日経平均 : 16371.28 (+105.52, +0.65%)    円ドル : 114.60  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(2970万株売り/3250万株買い)。海外市場も堅調で、対ドルでの円高は気になるものの、ひとまずプラススタート。ただ、上値をバカスカ買うにも、下値をドカンと売るにも材料不足。積極的な売り買いそのものが手控えられたイメージでした。ただ、午後1時前から明らかに相場の内容が変化。何があったのかは定かではないものの、指数が上昇したという以上に中身が変わった感じで、指数そのものも堅調に終了。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 物色は相変わらず配当利回り銘柄があちこちで買われる状況が続き、個別に材料が出た銘柄(例:ブリヂストン)も上がったり下がったり。今朝のJ-Power(電源開発)の爆騰は何だったんでしょうね?この銘柄もチャート見ると、ちょっとした仕手株みたいな格好だったりします(^^;。日足(6ヶ月)を貼り付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。安定した右肩上がりのチャートは、電力株だとは思えなかったりします(^^;。

電源開発(J-Power、9513)日足(3ヶ月間)

● 東証33業種分類の電力・ガス指数はなんと13年4ヶ月ぶりの高値とのことで、「まぁ、よぉやる」状態。このセクターをオーバーウェイトにしているのは、それこそ高配当投信だけでしょうから、アンダーウェイトで引っ掛かってしまった方々が、月次リバランスでニュートラル方向にポジション調整している可能性はあります。Barraのデータが週初に来て、そしてリバランス案を作成してリバランスを実施すると、ちょうど昨日とか今日の日程になるんです。妙にタイミングが合っている感じは否定できません。それにしても、ローベータと配当利回りが合言葉みたいになってきました(^^;。配当利回りが高い割に証券株は今一つなことも、「ローベータ」と言えばそれなりに説明できちゃうんですよね。不思議な相場です。

● もう少し視点を広げて全体を見れば、今日はバリューが堅調で、リバーサルもそれなりにプラスだったので、機関投資家の方々のご機嫌は悪くありませんでした(^^;。サイズ的にも、久しぶりにCore30が24bps勝ちだった一方で、Large70が10bps負け、Mid400が18bps負け、Smallが10bps負けと、この点でもリバーサル状態でした。東証1部出来高は前日比1億8289万株減の16億5609万株、売買代金は同611億円減の2兆3501億円。東証1部値上がりは1251銘柄(値下がりは360銘柄)と、それなりに強い雰囲気を感じた1日でした。日銀西村審議委員のコメントなどが後場途中に流れたものの、感じられるほどの影響はありませんでした。

● 主役のロールオーバー/限月間スプレッドの話題に行きましょう。日経平均先物の限月間スプレッドは、寄付き段階で+10円ビッド。今回のロール状況としては、スプレッドが強いとの印象で、月曜日、火曜日、そして今日と、毎日スプレッドの水準がジリ高。もっとも、この辺の差は「ヲタク的」に見ればとの点もあって、一般の方々からしたら、TOPIX先物の限月間スプレッドが0.2~0.3ポイント動いたからといって、あまり大騒ぎすることはないのかもしれません(^^;。スプレッドが強いということは、売り方のロールが順調に進んでいると想像できるため、SQに突入する大きな裁定買い残高について、それほど神経質になることはないのかもしれません。ただ、こればかりはスプレッドが少し動けば状況が変化することに加え、SQ後の方が恐かったりするのですけどネ(^^;。

● ロールの進捗状況については、FM諸氏とお話した限りでは、「終わったよ」コメントが多かったし、今日の後場は「終戦ムード」が濃厚になった印象も受けました。限月間スプレッド市場の板も、後場はやや薄くなった印象があったし、業者間取引の気配値も開き気味。この辺を考えると、ロールのピークは今日だった可能性はかなりあります。このところ、SQ週の水曜日が実際のピークになることが多いので、その点では、今回も通常通りのロール状況だったと言えそうです。なお、限月間スプレッドの水準は、取引所取引ではTOPIX先物がフラット/+0.5ポイント、日経平均が+10/+20円、ミニ日経が+10/+15円でした。業者間取引は、まぁ、ここには書かないでおきます(^^;が、ザラ場ではかなり水準が動いた1日でした。今日はお疲れのセールストレーダー、トレーダーの皆さんが多かったと思います(^^;。

● 昨日同様に、簡単に今日の先物関連の出来高をまとめると以下。引き続き立会外取引が活況ですが、TOPIX先物は昨日の方が立会外取引は多かったのです。この辺にも、やや終戦ムードが出ているというか…(^^;。

立会内取引立会外取引限月間SP
TOPIX先物 061232,147137,95150,333
TOPIX先物 070316,301131,633--
日経平均先物 061278,14496,93922,821
日経平均先物 070317,79696,041--
(単位:枚、東証・大証データ)

● 話題変更。一部市場筋の間では既に話題になっていたのですが、日銀から「ヘッジファンドの投資行動変化と金融市場への影響~ポジションの集中および投資対象拡大と市場流動性リスク~」(http://www.boj.or.jp/type/ronbun/rev/rev06j18.htm)というレポートが出ています。中央銀行としての立場からの分析レポートで、今日、明日の戦略にどうこうってことはないのですが、全体観を掴まえる役に立ちます。また、こういったリサーチは、日々の相場に対処している立場の方々は、なかなか手が出せないですもんネ(^^;。日銀は今年2月にも、「ヘッジファンドのパフォーマンス特性~リスク・リターンの背景~」(http://www.boj.or.jp/type/ronbun/rev/rev06j03.htm)というレポートを出しています。こちらもどうぞ。

 TOPIX : 1598.89 (-8.85, -0.55%)    日経平均 : 16265.76 (-37.83, -0.23%)    円ドル : 115.35  

● オーバーナイトの米国株は堅調で、CME日経平均先物は大証比110円高。さらに、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(3080万株売り/3440万株買い)とくると、堅調な展開を予想してしまうところ。ただ、今日はさすがに上値の重たさもかなりのものがあって、特に後場は重苦しい雰囲気。日経平均はプラス推移の時間が長かったものの、TOPIXは後場大半が水面下。日経平均がプラスを指している間も、東証1部値下がり銘柄数も1000を超えていたので、「TOPIXの方が正しかった」との印象でした。最終的には、日経平均もマイナス転落となったので、かなり違和感は解消しましたけど・・・。これでTOPIXは7日ぶりに反落。

● SQ接近もあって、先物のポジションを持っている方々はロールに忙しく、それ以外の方々はSQ動向を「見極めたい」病罹患状態(^^;。今日は鉄鋼株や海運が相場を引っ張ったものの、昨日堅調だった消費者金融はボロボロで、銀行もペケペケ。その一方で、電力・ガス業種別指数がまた年初来高値更新と、「配当さえ出てたらえぇんか!」という相場(^^;。東京電力なんて、銘柄名を隠してチャートだけ見れば、「どこぞの成長株や?」と思えるほどの右肩上がり(下記チャート参照・本日分含む、出典:Infoseek Money)。また、資生堂などがバブル期高値に接近している一方で、松下のチャートを見てガックリ。ボーナス資金が「好」配当("高"配当と名前をつけると駄目だそうで)投信になだれ込むのを待ち構えている格好でしょうが、リバーサルが効いているようで、この手の銘柄は逆にかなりのモメンタム状態。難儀な相場です。

東京電力(9501)日足(150日間)

● 相場一般はこの辺にして、限月間スプレッド/ロールオーバーへ。今日は取引所取引でも限月間スプレッド取引は大賑わい。スプレッドそのものもジリ高歩調で、限月間スプレッド市場では、ワンショット2000枚とか3000枚が飛び交っていました。単品市場とはもちろん性質が違うのですが、普段、単品市場でワンショット500枚の売り買いがあると、「おぉぉ~~!」って感じになるところで、限月間スプレッド市場では1000枚単位が頻出。この時期特有の風景です。限月間スプレッドがジリジリと上昇したおかげで、日経平均先物では前場中頃から「業者間取引のオファー=取引所取引のオファー」が+10円で同じになり、取引所取引に商いが流れた印象がありました。それも上記したワンショット3000枚などの大口取引が相次いだ背景と考えています。

● 簡単に今日の先物関連の出来高をまとめると、以下になります。

立会内取引立会外取引限月間SP
TOPIX先物 061230,234148,46935,870
TOPIX先物 07037,594144,957--
日経平均先物 061268,28164,68414,962
日経平均先物 070310,61461,887--
(単位:枚、東証・大証データ)

● TOPIX先物の立会外取引が圧倒的な数量になっているのが分かるし、この時期は立会内よりも立会外取引の方が量的に多くなって当然です。また、TOPIX先物では、限月間スプレッド取引が単品の取引を上回るのが通常風景になります。今日は火曜日なので、明日はもっとロールの動きが活発化する可能性た高く、委託取引では明日がロールの事実上ピークになると考えられます。木曜日は、どちらかというと自己ポジ調整の日って感じでしょうか(^^;。基本的に限月間スプレッド取引は、マーケットの方向性には影響を与えないのですが、ミクロな視点では、ほんの少しのタイミングのズレから微妙に需給に影響を与えることがあります。上記のように、単品取引をかなり上回る規模の取引が実施されているだけに、それなりに注意が必要かと。

● なお、取引所での限月間スプレッド取引は、TOPIX先物でフラット/+0.5ポイント、日経平均先物でフラット/+10円、ミニ日経で+5/+10円でした。オファーでしか商いが出来ていなかったので、明日以降、下を売る動きがあるかどうか注目。なお、Bloombergでデフォルト状態で計算させると、TOPIX先物のフェアスプレッドが+0.76ポイント、日経平均先物が+3.48円程度になります。もちろん、金利の取り方やら予想配当でこの辺は微妙に差が出てきます。なので、妄信しないように、為念。

● 記録。今日の東証1部出来高は、鉄鋼や海運が賑わったこともあり、前日比1億6077万株増の18億3898万株、売買代金も同1221億円増の2兆4112億円。売買単価は前日比で52.84円低下したのですが、それでも1311.16円でした。東証1部値上がりは1168銘柄、値下がりは429銘柄。今朝のSQを計算すると、前日比114.21円高の16417.80円だったので、これは日経平均のザラ場高値(16400.14円、+96.55円)を上抜いてしまった「幻のSQ」状態でした。寄付きでドカッと買い付いた方は、疲れが残る1日だったと推察します(^^;。

● そうそう、大引け後には115円前半だった為替が、日本時間夕方にロンドンが開いた頃、1ドル=115円を突破してしまいました。各企業が為替前提を115円近辺にまで変更しただけに、ちょっと・・・。対ユーロでは円安なのに、対ドルでは円高。要するに世界的にドル安ってことですけど、当事者の米国はあまり気にしていないのかもしれません(^^;。気になりだすと、急激に話題になるのでしょうけど、そのタイミングが難しいっす。

 TOPIX : 1607.74 (+2.84, +0.18%)    日経平均 : 16303.59 (-18.19, -0.11%)    円ドル : 115.65  

● 前週末の米国株は軟調で、シカゴ日経平均先物は大証比90円安。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、再度売り越し(5990万株売り/4370万株買い)転換。ただし市場筋観測によると金額は小幅買い越しだったとのこと。さらに円が115円台前半となると、マイナススタートは避けられませんでした。前場は寄付きの売り買いが一巡してからは横ばい。日経平均先物では、300~500枚クラスの売り買いが交錯したものの、全体の方向性に影響を与えるほどではなし。

● 前場引け前から下げ渋り感が出てきて、後場中盤には先物の大口買いにも助けられて指数はプラス転換。ただ、現物引け後に日経平均先物が大口売り連発弾を食らってかなりディスカウントで終わっており、明日朝はこの修正が入りそうです(NY大幅高とかがあれば別だけど…)。なお、東証1部出来高は前週末比737万株減の16億7821万株、売買代金は同748億円増の2兆2891億円でした。今朝のSQを計算すると、54.00円安の16267.78円。まっ、寄付きからあまり動かなかったってことです(^^;。今日も日経平均先物(12月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 円高の影響などもあって、テクノロジー系や自動車が軟調だったことで、日経平均はマイナス引け。ただ、TOPIXは消費者金融、不動産、鉄鋼、化学などに助けられて、これで6日続伸。東証1部値上がりは1024銘柄あり(値下がりは557銘柄)、TOPIXの方が「正しかった」イメージでしょうか。ただ、サイズはちょっと小さい方向に振れていて、Core30が37bps負け、Large70が6bps負けに対して、Mid400は42bps勝ち、Smallが27bps勝ちでした。マザーズやヘラクレスといった新興市場も軒並みTOPIXをアウトパフォームしており、これが「January Effect」前倒しの兆候かどうかは、注意深く見ておく必要があると考えています。NT倍率とCore30/Smallのチャートも、同じような意図でチラッと見ておきましょう(^^;。

● 今日からSQ週。ようやく限月間スプレッドも商いが膨らんできました。取引所取引の限月間スプレッド市場(ザラ場立会内取引)では、TOPIX先物が9901枚、日経平均先物が3195枚の出来高。実は、この時期は立会外取引で事実上のスプレッド市場が出来上がる(俗称で業者間取引などと言っている)ことで、立会外取引の出来高が急激に膨らみます。今日もTOPIX先物12月限の立会外取引は26,974枚、3月限は25,965枚ありました。それぞれの立会内取引が34,283枚と3,937枚だったことを考えると、かなりの量が立会外取引で成立していることが分かります。もちろん、立会外取引の全てがロール絡みだとまでは言いませんが、立会外取引を見ていれば、ロールの規模を何となく想像することは可能です。今日はまだ月曜日なので序盤戦。明日、明後日はもっと立会外取引が賑わうハズです。日経平均先物でも同じ様な感じになりますが、TOPIXの方が単品の立会内取引よりも、立会外や限月間スプレッドの商いが大きく膨らむ傾向が強く出ます。

● なお、Bloombergのデフォルト状態で計算させた限月間スプレッドは、TOPIX先物で+0.74ポイント、日経平均先物で+3.27円ってところ。取引所取引では、TOPIX先物がフラット/+0.5ポイント、日経平均先物がフラット/+10円、ミニ日経は+5/+10円でした。業者間取引の気配は敢えてここには書きませんが(商売ですから!)、取引所取引のバイカイから、それなりに想像して頂けると思います(^^;。TOPIX先物は若干のディスカウント、日経平均先物は若干のプレミアム状態で、これは普段通りです。

● 業務連絡。大引後、東証からクラリオン(6796)のFFW変更が所報掲載されています。例のTOBの結果を受けて「FFWは0.75→0.40」と約半分に変更になります。12月の月末修正として実施されるので、12月28日終値基準で12月29日から反映です。あまりウェイトが大きな銘柄ではないので、それほど神経質になることはないと思いますが、話題的にも見落とさないようにと思って…(^^;。12月の月末修正に関しては、あおぞら銀とかの新規上場銘柄の方が何となくざわつきそうな感じがありますけどネ…(^^;。なお、東証HPでは「(2) 新規上場銘柄等の浮動株比率及び定期見直し・臨時見直しに伴う浮動株比率の変更」(http://www.tse.or.jp/topix/float/rate/index.html)に掲載されています。

● 雑談。例の「虹彩炎」の件ですが、幸いにして順調に回復への道をたどっています。この前1週間、仕事を休んだこともあって、自覚するレベルでの違和感はほとんどなくなりました。ただ、まだ点眼薬は毎日2回を継続しており、眼科医氏によると、「これから少しずつ薬を減らしていきますが、リバウンドのリスクがあるので、気を抜かないように」とのこと。また、「ずっと薬で抑えなくてはいけない人もいれば、比較的順調に薬なしで行ける人もいる」とのこと。一生、目薬を注し続けるのも難儀なので、年内で終わりにしたいものです。何よりも体力低下がヤバいとのことで、風邪を引かないように注意しないと・・・。

2006年12月01日(金) .... 堅調、TOPIXはこれで5日続伸

 TOPIX : 1604.90 (+1.87, +0.12%)    日経平均 : 16321.78 (+47.45, +0.29%)    円ドル : 115.85  

●今日から12月。私たちのオフィスがある東京サンケイビル前でも、11月中にあったフットサルコートが撤去されつつあり、今週末あたりにクリスマスツリーが運び込まれると想像しています(^^;。街の雰囲気が変わりそうですネ。

● 相場。今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、3日連続の買い越し(3270万株売り/3890万株買い)。昨日と比較して、株数ベースでは減った印象があるものの、市場筋観測だと「金額も大幅買い越し」とのこと。タイミングが良過ぎるというか、あまりにもシナリオ通り過ぎる気はするんですが、ここは素直に喜んでおきましょう(^^;。CPIはそれほど影響は感じなかったものの、円/ドルが振れていることは心理的な重石。一方で、昨日までの上昇モメンタムが残っていることで、大きな下値も考えにくい状態。日経平均先物にドカァ~ン、ドカァ~ンと大口買いが入りスルスルと上昇して裁定買いと、毎度お馴染みのパターンが所々で演出された以外は、比較的、静かな1日でした。

● 今日も日経平均先物(12月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 何はともあれ、TOPIXはこれで5日続伸(日経平均は3日続伸)。今週1週間でみると、TOPIXは+4.35%、日経平均は+3.73%と、TOPIXのパフォーマンスの良さが目立つ週でした。東証1部出来高は前日比1億2077万株減の16億8558万株、売買代金は同3001億円減の2兆2143億円でした。そういえば、今朝、TOPIX先物が妙に高かったので市場筋の間で話題になっていましたが、高かったのは高かったのですが、それほど突拍子も無いというほどでは無かったので、何があったのかは分かりません (^^;。

● 相場の話はこの辺にして(とサボる(^^;)、がらりと話題変更。ちょっと長くなるのですが、指数ヲタク系業務連絡です。今日大引後に、東証から「一部指定銘柄に係るTOPIX等株価指数の算出上の取扱いの変更について」(http://www.tse.or.jp/news/200612/061201_g.html)とのリリースが出ています。ちょっと誤解リスクもありそうなリリースなので、なるべく分かり易く「翻訳」しておきましょう(^^;。

● このリリースにある「市場第一部への指定」とは、「東証2部→東証1部昇格上場」という意味。「直接東証1部上場」のことを指しているのではありません。そして変更点は、TOPIX指数算入日が「指定日の月末」→「指定日の翌月末」となっている点。これが実際どうなるかと言えば、これまでのルールだと、11月20日に昇格が発表された銘柄の東証1部指定日は12月1日。そして、指数算入は指定日の月末なので、12月末(正確には12月29日から)からTOPIX指数算入となるのです。11月20日に昇格発表されたアース製薬(4985)はこのパターンです。今日時点では既に東証1部銘柄ですが、FFW=0なのでTOPIXには実際には算入されていない状態にあります。

● ところが、来週からの新ルール適用となると、12月中に発表された昇格で、もし1月4日に東証1部指定になるのであれば、その翌月末にTOPIX算入となるので、2月末にTOPIX算入ということになります。つまり、TOPIX算入は約1ヶ月間遅れると解釈できます。無理矢理にアース製薬にこのルールを適用してしまうと、「指定日の翌月末」は1月末。つまり、TOPIX算入が1ヶ月遅れることになります。ただ、月初に1部指定というのではなくなる可能性がある(下記参照)ことから、必ずしも「1ヶ月遅れ」にはならないケースの方が多くなりそうで、その辺を考えると、あまり大きな変化をもたらす変更ではないと理解しています。いずれにしろ、イベント投資をやっている方々にとっては、タイミングなどを考え直す必要がありそうです。

● 同リリースには、「一部指定の時期の柔軟化が図られることに伴い」という文章があるのですが、これが結構重要なポイント。これまでの昇格上場(正しい言い方ではないけど、分かり易い言い方なので使います)は、毎月20日の大引け後に発表になっていたんですが、来週以降はマザーズ銘柄昇格方式と同様になり、「突然発表」と変更される予定です。 これが上で書いた件で、「20日発表→翌月第1営業日東証1部指定」というパターンではなく、「突然発表→月中東証1部指定」というのが有り得ることになります。

● もっとも、このパターンがバラバラと複数出てきたとしても、翌月末にまとめてTOPIX算入になるので、それほど面倒臭いことはないと考えています。どちらにしろ、最低でも1ヶ月は実際のTOPIX算入までに時間があることになるので、それほど神経質になる必要はないと考えています。ただ、「一部指定・市場変更・指定替え会社」(http://www.tse.or.jp/listing/1section/1sec.html)は月1回ウォッチでほぼOKだったのが、これからはもっと頻繁にチェックする必要がありそうです(^^;。なお、このルール適用は週明けの12月4日からです。簡単な表にしておきました。ご参考にどうぞ。

昇格発表日 第1部指定日   TOPIX算入日 算入基準終値
旧ルール(例) 11月20日 12月1日 指定日の月末 12月29日 12月28日終値
新ルール(例) 12月10日 12月20日 指定日の翌月末 1月31日 1月30日終値
新ルール(例) 12月20日 1月4日 指定日の翌月末 2月28日 2月27日終値

● 雑談。東証は民間資本の株式会社のハズなのに、相変わらずこの手のお役所的文書が多く、本当に読み辛いです(^^;。今回の上記リリースに関しても、普通にさっと読んだだけでは何が重要なのかは、すぐには分かりません。恥ずかしながら、私も何度か東証に直接電話して確かめましたから…。電話すればとても丁寧に教えてくれる(情報サービス部の方々にはいつもお世話になっております!)のですけど、そもそものリリースがこの状態だったら、電話する方も面倒だし、多分、説明してくれる東証の「社員」の方々も面倒だと思います。実は、英語版(http://www.tse.or.jp/english/news/2006/200612/061201_a.html)のリリースの方がはるかに分かり易かったんです。「市場第一部への指定」と日本語で書かれるよりも、英語で「Transfer to the TSE First Section from the Second Section」の方が明確で誤解の余地がありません。どうにかならんのですかね?ホンマ…(-_-;)。

● ようやく週末。寒くなるみたいですが、天気は良さそうなので楽しみ。皆様も良い週末を。

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