このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 1660.42 (+3.60, +0.22%)    日経平均 : 16205.43 (+12.48, +0.08%)    円ドル : 116.20  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き買い越し(3340万株売り/4770万株買い)。朝方は堅調にスタートしたものの、午前9時半頃から先物がスルスルを値を消し、あっという間に裁定解消売りの嵐。指数も一気にマイナスゾーンに奥深く突っ込んでしまいました。市場筋の間ではメールが飛び交っていたものの、原因は不明(大体の場合は、原因不明(^^;)。結果的に20日/25日移動平均線の近辺で上値が詰まってしまったことが、売りを招いた面があったかもしれません。

● ただ、その後はどちらかというとジリジリと戻す展開。今日はMSCIのリバランスに絡んで、日本株はソコソコ規模の資金流入になる予想だったこともあり、売り一巡後は、それほど積極的に売ってくる雰囲気ではありませんでした。もっとも、あまりにも事前に周知されたうえ、買いを入れなかった向きもかなりあったのか、MSCIの影響はほとんど感じないまま終了。日中足を付けておくほどの相場ではなかったかもしれませんが、将来、戻ってみる時のために、日経平均とSUMCO(3436)の日中足を付けておきます。最後の最後で、ホンの少しピョコンと上昇しているのが、お分かりになるでしょうか(^^;。出典はいつも通り、Yahoo! JAPAN Finance です。

日経平均日中足SUMCO(3436)日中足

● 今日もサイズは大型向き。中小型株は朝から軟調な展開で、特に東証マザーズは下げが目立ちました。Core30は19bps勝ち、Large70はチャラ、Mid400はチョビ負け、Smallは44bps負け。そのため、昨日に続いて東証1部では値上がりが675銘柄、値下がりが927銘柄と、指数が指し示す方向の逆のBreadth状態。歪みというほどのことはないにしても、順な状態ではないことは確か。一応、頭に留めておきたいです。

● そうそう、指数ヲタク系としては、今日はちょっとした話題がありました。TOPIX内の時価総額で、三菱UFJ(8306)がトヨタ(7203)を上回り、TOPIXウェイトでトップの位置を獲得。昨日の浮動株基準化移行で、この2銘柄のウェイトが急接近することは分かっていたのですが、今日のMUFG+2.94%、トヨタ+0.16%で、ついに地位逆転。手元の計算によると本日終値時点で、MUFGのTOPIXウェイトは4.0741%、トヨタは4.0316%となりました。その次がみずほFGで2.5813%なので、上位2銘柄とその下では、ちょっとした階段があります。昔見た風景ですが、メガバンクがトップ5銘柄のなかに3銘柄を占めるようになり、ますますTOPIXが銀行株指数っぽくなるかもしれません(^^;。えっ?「だからどうした?」と言わないで下さいネ(^^;。ヲタクの話題なんですから(^^;。

● 話題変更。まだちょっと早いのですが、そろそろ先物のロールオーバーを考える時期になりました。今回は、何かとイベントが重なっているので、相場そのものはもちろん、外部環境にも気を遣うロールになりそうです。日程的には、今週末のCPIがまず第一関門。あまり予想から外れた数字が出てくるようだと、日銀の量的緩和政策の解除時期にも影響を与えるのではないか、との見方が広がる可能性があります。先物は当然ながら金利の影響を受けるので(入門書ご参照(^^;)、期先(6月限)のフェアバリューの計算に使う金利が上昇すれば、限月間スプレッドは縮小することになります。某若手トレーダーは、「入社して以来、リスクフリーレートが変わるという発想は初めて(^^;」なんて笑っていましたけど、長期化する超低金利に変調の兆しが見えるだけに、やや神経質な展開があり得ます。

● CPIを受けた日銀の政策決定会合は、ロールがピークを迎える3月8~9日(水~木)に開催。金利動向に対する思惑が大きくなれば、マーケットは敏感にそれを限月間スプレッドに織り込みに行くことになります。まぁ、それでも、動くのは日経平均先物で数円規模なので、日計りなどをやっている向きには直接的には関係ないでしょうし、機関投資家にとっても、実際のPLとしては大きな影響はないと思います。ただ、あとでコンサル筋などにケチを付けられるリスクを考えると(^^;、他人勘定を運用している立場としては、ちょっとは理論武装しておいた方がよろしいかと・・・(^^;。

● 最後に、TOPIX浮動株基準移行について雑談。浮動株基準移行は、いまさら言うまでもなく、基本的に移行幅を3分の1ずつ3回に分けて実施されます。ちょっと数字のお遊び的な部分はあるのですが、FFW(浮動株比率)の「変化幅」は、コーポレートアクションなどの特殊ケースを除けば、3分の1ずつに分割されており、3回とも同じ。しかし、「変化率」は後に行くほど大きくなります。つまり、計算上は、第3回目のインパクトが一番大きくなるのです。

● 例で考えてみましょう。FFW1.0から0.7への移行を想定すると、0.1ずつ3回実施になるのですが、率で考えると、1.0→0.9は10.00%、0.9→0.8は11.11%、0.8→0.7は12.50%という具合です。もちろん、学習効果という経験が、この効果をある程度は打ち消すことになると考えられ、必ずしも数学的にコトが進むわけではありません。でも、FFWが1.0→0.7を3回でやる場合と、1.0→0.4を3回でやるのを比較すれば、3回目の移行は変化率で見ると、前者が12.5%なのに対して、後者は33.3%にもなるんです。インパクトの点からでもそうでしょうし、回転率の点でも高くなる可能性は結構あります。次回(最後)のTOPIX浮動株基準移行は6月末。まだ相当先の話ですが、ちょっとだけ頭に入れておきましょう・・・(^^;。

● あっという間に2月が終わり、明日から3月だぁ!

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2006年02月27日(月) .... 堅調、浮動株移行の影響も…

 TOPIX : 1656.82 (+9.08, +0.55%)    日経平均 : 16192.95 (+91.04, +0.57%)    円ドル : 116.15  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き買い越し(3900万株売り/4740万株買い)。朝方は諸々の追い風に乗ってスコーンと上昇したものの、買い一巡後は、全体に伸び悩み感が残る展開になってしまいました。現物の20日移動平均線がTOPIXで1655ポイント近辺、日経平均で16200円近辺、25日線もほぼ同水準で、結果的に、この辺から上がやや重たくなる水準との印象を残してしまったかもしれません。

● 今日はTOPIX第2回浮動株移行の基準日(大引け)。今回は、事前にあまりマーケットで話題にならないことが「話題」になったほど(^^;。ただ、その分だけ、先回り組がどの程度の規模になっているかが読みづらく、「やってみなければ分からない」状態で今日を迎えました。

● 理論的には、大型株の浮動株比率が高い銘柄が買われて、一般的な中小型株は浮動株比率が低いので、こちらが売られるはず。前回は先回り組が多過ぎて、逆に出てしまいました。ところが、今回は理論通りに中小型株が最後に幅広く売られてスコンと下落。その一方で、大型株は堅調(除くドコモ、日産など)。このせいもあって、東証1部では値下がり銘柄数の方が多い状態でした。また、後場にマザーズやJASDAQがずっこけたのは、直接的な浮動株移行の影響ではなく、いわば連れ安状態(^^;。一部に例外はあったものの、後場は浮動株ファクターがかなり効く状態となり、結果的に、素直に反応が出て終了となりました。毎分の東証1部売買代金分布を見ると、今日は最後の方にかなり偏りが発生しており、大引けのワンティックでは、全日売買代金の7.7%ほどが取引されました。朝の寄付きが4.0%だったので、かなり大引けに売買が集中したことが分かります。

● 細かく見ても、最後のワンティックでのCore30とSmallの動きは、非常に対照的(^^;でした。Core30がピョコンと上昇した一方、Smallはドカンと下落。一方、そのおかげかどうか、現物大引後に先物がかなり売られていました。もう少し数字で書くと、午後2時を基準点にすると、Core30は0.2525%の上昇、Smallは0.5031%の下落でした。同じやり方でLarge70は0.2850%の上昇、Mid400は0.2526%の下落。一番パフォーマンスが良かったのがLarge70で、悪かったのはSmallで、80bps近くも差が付きました(^^;。これだけ素直な反応が出るとは、ちょっと意外だったかも。なお、第3回目(最後)のTOPIX浮動株基準移行は6月末実施です。

● 日中足を掲載しようかと思ったのですが、Yahoo! Financeでは見付からないので、東証のHPをご覧下さい。Core30が、http://www.tse.or.jp/REALIDX/def38.html で、Smallが http://www.tse.or.jp/REALIDX/def43.html です。ただし、本日限りです(明日になれば、明日のグラフで更新されてしまいます(^^;)。

● これで、指数系イベントの一つが終了。明日大引けではMSCIリバランスがあり、SUMCOが新規追加となりますが、これはほぼ100%周知済みと思います。MSCIにはSUMCOが追加になる他にも、何かと細かな調整があります。これは、FIF変更及び指数算出用株式数の変更で計50銘柄に及びます。ただし、詳細な内容は著作権の絡みもあるし、妙にエキサイトする方が出てきても困るので、ここには書きません(^^;。でも、何やかんやの合計で日本株ウェイトは若干の上昇となり、日本株市場には計算上で、相当程度の資金流入が予想されています(これも、ここでは具体的金額は書きません(^^;)。もちろん、全てが明日の大引けで入ってくるワケはないし、今回のMSCIで「買わない」ことにより日本株のウェイトを引き下げることも可能で、実際にそうする向きもあると考えられます。さらに、ある程度の先回りはあるでしょうから、買いが入るとしても、相場が上がるかどうかは別問題です。まぁ、明日の大引けも、気を抜かずに行きましょう(^^;。

● 話題変更。今日から新装開店した大証の新システム。全く問題もなくスムーズに動き、約定もかなりの速さに進歩。これまでの「遅延」との落差を感じるのか、市場筋の反応も良くて、「サクサク」、「めちゃ速い」などの声ばかり。引け約定が速くなったのは、「感動的」なんて声までありました(^^;。

● 社内の某プロップトレーダーは、日常的に色々な取引所の反応時間を計測しているのですが、彼によると、今日は大証が「SGXの3倍ほど速く、ほぼ欧州の先物市場と同水準。これで、一番遅いのは東証先物になった(^^;」と。市場筋の間で毎日飛び交っていた「遅延警告メール」の嵐は、完全に姿を消しました(^^;。ただ、大証さんに認識しておいて欲しいのは、これが「本来の姿」だってこと。遅延警告メールが市場筋の間で飛び交うこと自体が「異常事態」だったのです。朝方、大証(8697)は一時ストップ高(^^;までつけてましたが、その辺をよろしゅう頼んまっせ!あとは、東証ですね。色々な不安を抱えたまま3月SQに突入して行くことになります。

● ところで、大証が新システムに移行したことで、「板」が上下8本開示になりました。正直言って、情報端末を見るのと取引所端末を見るのとでは、情報格差はほとんどなくなった感じがあります。もちろん、細かいところでは差があるのですが、かつて取引所会員証券としての特権だった「板」情報も、いまやパブリック・インフォメーションになってしまったのですね(^^;。いまさらながらに、会員権を保有し続ける利点と、逆に会員権を保有するから発生するコストは、以前だったら考えられないほど、その差が縮小しているのは事実です。

● 別の角度からみると、取引所端末を経由してバイカイを見ると、本当に「見る」だけですが、情報端末経由だとExcelなどに取り込めるので、かなり違った使い方も可能になります。データが電子的に充実することにより、トレーディングシステムで「Market Depth」などが計測・推測しやすくなり、取引インパクトを推計する精度向上にも使えることになります。実際には、そんなに遠い上値や下値を知ってどうする、という現実的な面はあるんでしょうが(^^;、アルゴリズム・トレーディングなどの現場では、開発競争がますます激しくなりそうです。

● 今日も長いなぁ~(^^;。スンマセン。

 TOPIX : 1647.74 (+7.27, +0.44%)    日経平均 : 16101.91 (+5.81, +0.04%)    円ドル : 116.65  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅買い越し(4150万株売り/4360万株買い)。ただ、何となく盛り上がりに欠ける雰囲気は否定できず、円高傾向を材料に電機や自動車が軟調。別に新しいネタではないのですが、他にこれといった材料がないと、どうしても比較感で大きく感じてしまいます(^^;。中小型株は引き続き堅調だったものの、東証1部全体で見ると、傾向はまちまち。あまり動く材料もなかったことで、前場は、日経平均の16000円の攻防でした。もっとも、"攻防"というほど商いが盛り上がったのではなかったのですけど・・・(^^;。

● 昼休みは特に大きなギャップは発生せず平穏。午後1時半過ぎから上伸の動きが少しずつ鮮明になり、TOPIXは午後1時45分頃にはプラス転換。銀行、証券、鉄鋼などの"内需"系銘柄が引っ張ったことでTOPIXの方が強い状態となり、日経平均は大引け直前にようやくプラス転換。東証1部は937銘柄値上がり、642銘柄値下がりと、雰囲気は悪くなかったです。今日の東証1部出来高は、前日比1億0864万株減の18億8752万株、売買代金は同1927億円減の2兆3823億円。少ないってことではないのですが、一時期のような個人投資家中心の超高速回転トレードが控え目になっているのは感じざるを得ないです。

● 今週は結局のところ、毎日、日中足を付けていたので、えいやぁ!って感じで、今日も日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。ちょっと違うのが、今日はTOPIXと日経平均の両方です。チャートの形は当然ながら似通っているのですが、レベルが少し違うところ、そして最後の方でTOPIXがグィ~~ンと伸びたあたりに、少し注目をよろしく。下記、フリーフロートの影響があったんではないか、と考えています。

日経平均日中足TOPIX日中足

● さて、TOPIX浮動株移行第2弾を来週に控えて、ジワジワという感じで影響が出ているように見えます。上のコメントでは、取り敢えず「"内需"系銘柄が引っ張り」とは書いたのですが、メガバンクが上昇する一方で、同じく"内需"系のはずのドコモが軟調だったりの状況は、浮動株移行の影響を感じてしまいます。仕事柄、かなり意識して見るからかもしれないですが、どうしても否定出来ない感じです。

● ただ、今回は、昨年の第1弾の時のように市場で話題にならないし、某FM氏によると、「今回は証券会社から出てくるレポートは、かなり少ない」とのこと。前回は、先回り組が多過ぎたためか、最後は先回り組にとってずっこけ状態(機関投資家にとってはフレンドリー)。この経験から、今回は気持ち的にも先回りをする意欲が沸きにくいのかもしれません(^^;。ただ、先回りが少な過ぎると、今度は「素直なインパクト」が出てしまうワケで、この辺の需給の釣り合いは非常に微妙です。市場でどの程度の先回りがあるかどうかは、究極的には、月曜日大引直前にならないと分からないのです(^^;。

● 一方、直接的か間接的かはともかく、ちょっと分析してみると、浮動株移行の影響は既に1月半ばから上昇傾向が出ていることが分かります。手軽なのは、「参考TOPIX÷旧TOPIX」のレシオをグラフ化してみることで、傾向がビジュアルに分かります。つまり、浮動株化された指数が非浮動株化指数をアウトパフォームしている、ということ。ただ、ここには留意点もあって、ライブドア・ショックのおかげで、中小型株がボロボロになった影響が出た面もあるでしょうから、この辺は割り引いて考える必要があります。場合によっては、こちらの方が主たる要因かもしれません。指数ヲタク系のイベントとしては、直前でも妙に静かなのが若干気にはなっています(^^;。

● なお、参考TOPIXと旧TOPIXのデータは、東証HPからExcel形式で随時ダウンロードできます。URLは、http://www.tse.or.jp/topix/float/index.html です(下の方)。各自でお楽しみ下さい(^o^)。

● 話題変更。月曜日(2月27日)から、いよいよ大証の売買システムが新装開店となります。ヘラクレスは既に新システムで運用されているのですが、実際に約定が滅茶苦茶に速いのは実感します。ただ、現在はヘラクレスだけで広々としていた室内を独占している状態なわけで、そこに他の銘柄や先物が今週末引越ししてくるってこと。これからが本番です。

● 新システム移行に伴って、大証では、細かい制度が色々と変更されます。同値配分、板寄せ時、ストップ高安時の比例配分などのやり方が若干変わります。その後、3月に日経平均オプションの刻みが変わることは、比較的周知されていると思うのですが、これは日経平均が1万円未満のところだけ(ストライクが250円刻みになる)。今の相場水準を考えると、現実的には何も変化がありません(^^;。1万円以上は、現状通り500円刻みです(http://www.ose.or.jp/frame.html?news/0602/060222c.shtml)。

● それ以上に、意外に周知されていないのが、日経平均先物の立会外取引の刻み値(ティック)の変更。これまで10円刻みだったのが、1円刻みに変わります。顧客筋に色々とお話したところ、この件が機関投資家にとっては重要な割に、意外に周知されておらず、「えっ、何それ?」という声をかなり聞きました。確かに、かなり限られたニーズなので仕方ないでしょうけど、ロールオーバーの時には、重要な変更点でもあります。これまでは、10円ティックのおかげで、取引を何本か組み合わせないと1円単位の値段が出せなかった(つまり、大口でないと無理だった)のが、これからはその苦労がなくなります(^o^)。6月限へのロールを控えて、何かと役立ちそうですし、超大口でなくても、100~200枚規模の投資家には相当のメリットがあるはずです。ただし、これは立会外取引の場合だけですので為念。

● 色々な変更については、大証HP内の「新売買システムの稼動に伴う諸制度改正に係る関連諸規則の一部改正について」として、http://www.ose.or.jp/frame.html?rules/revise/060221a.html に掲載されています。ただ、毎度お馴染みで、普通に読んでも分かりにくい文章だと思いますが(^^;、その辺は、もう諦めの境地。究極的には、疑問点は大証に聞いていただいた方が良いとは思いますが、分からない場合は、何となく分かった気分になりましょう(^^;。通常ケースでは、それほど大問題になるほどの変更はありませんから・・・(^^;。

● 昨日の投資部門別売買動向についても書こうかと思ったのですが、そしてMSCIについても・・・。でも、もうスペース切れ(^^;。来週は、TOPIXの浮動株基準移行以外にも、TOPIX恒例の月末修正、そしてMSCIがあります。来週後半からは、ロールオーバーもそれなりに始動するでしょう。何かとイベントが重なるのですが、無闇に不安がるのではなく、ちゃんと自分でインパクトを調べて、理解して、そして可能ならばチャンスと受け止めてくださいネ。実際、チャンスなんですから(^^。

● 末筆になりましたが、皆様から「ジャンクメールを如何に防ぐか」の手法を色々とご提案頂きました。ありがとうございます。このHPに残してある過去分のメールアドレスをどうするかを考えると、かなり頭が痛いのですが、「ぼちぼち」対応をしていきたいと考えています(^^;。すでに私のメールアドレスは、どこぞの業者で元気に巡回していることでしょうから(^^;、究極的にはアドレスを変えるしかないんですけどね。ざっくり削除するだけなので、手間というほどのことではないのですが、難点はジャンクメールが多いと、本当に大事なメールもジャンクに見えてしまうこと・・・(^^;。というわけで、見分けやすいSubject欄へのご協力を!

● 今日も長文スミマセン。皆様も良い週末を!

2006年02月23日(木) .... 急反発、ほぼ全面高の展開

 TOPIX : 1640.47 (+31.01, +1.93%)    日経平均 : 16096.10 (+314.32, +1.99%)    円ドル : 117.45  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅売り越し(3100万株売り/5330万株買い)だったものの、市場筋観測では金額買い越し。さらに、寄付き前から、「今日は大きな買いバスケットが入っている」との憶測が市場筋の間を飛び交う状態で、実際にマーケットがスタートしてからの状況を見れば、あながち"ガセネタ"ではなさそう・・・って雰囲気。最初に上昇して始まったことで、余計に買いが勢い付いた印象もありました。ただ、ある程度の水準を決めてしまうと、前場は巡航飛行状態。高かったものの、上値をビシバシ取りに行く感じではありませんでした。

● 昼休みのバスケットは市場筋観測でデルタフラット。ただ、先物は意外に堅調に推移し、後場SQを計算すると、前場終値比48.58円高。一時期ほど大きくは無かったものの、今日も昼休みギャップは若干存在した格好です。後場中頃に中だるみタイムはあったものの、午後2時前からは先物主導で右肩上がりの展開。最後までパワーは衰えず、日経平均は高値引け、TOPIXも高値圏での引けとなりました。毎日というパターンにはしたくないのですが、今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 東証1部出来高は、前日比で2億7361万株減の19億9616万株、売買代金は同1575億円減の2兆5750億円。ちょっと伸び悩んだ感じですかね・・・。東証業種別指数でマイナスだったのは鉱業だけ。東証1部で値上がりが1477銘柄、値下がりが149銘柄と、こちらからもほぼ全面高だったことが分かります。

● 相場全体の印象ですか?正直言って、まだ半信半疑から脱出できません(^^;。簡単に戻り過ぎているような気がする一方で、戻りそのものは認める勇気が必要なのも理解しています。落ちているナイフは、一度、地面に当たって跳ね返っているように見えるのですが、英語で言う"Dead Cat Bounce"(死んだ猫を高いところから落とすと、生きているように跳ね返る。でも、死んでいることには間違いない、という相場の一時的な反発を指すエグイたとえ(^^;)の可能性も否定できません。究極的には、待つしかないんでしょうが、それでチャンスを逃すのも悔しいし・・・。と言うわけで、結局、答えは出てこないのです(^^;。皆さん、自己責任ですからね!

● 話題変更。昨日(2月22日)の日経夕刊に前田昌孝編集委員のコラム、「株式市場"魔の30分間"解消へ妙案、大引け変更も選択肢に」なる記事。正直言って、ずっこけてしまいました(^^;。前田編集委員は鋭い記事が多いので個人的には、比較的、読む方なんですが、この「東証現物午後2時半大引け、先物は午後3時10分大引け」はあかんでしょ。多分、市場関係者の9割は、簡単でダーティーな事態緩和方法として、「東証が大証に頭下げて、現物、先物ともに開始時刻を午後1時にしてもらえば良い」と考えているハズ。もちろん、東証もTOPIX先物を午後1時スタートにするという前提です。それでも、SGXが残るんですけど、これは国際問題に発展するでしょうから、無理でしょうけどネ。要は、日本国内の事情で色々なことを解決できる時代ではない、ってことです(^^;.。

● 前田編集委員は「東証終了後に大証で先物の取引があっても、現物市場への影響は限られる」と書いていらっしゃいますが、これは「雨天順延、翌日再試合」みたいなもので、「限られる」というのには、かなり異議があります。もし、終値ベースで妙に順ザヤが大きかったり、逆ザヤが大きかったりすると、何かと海外に影響を与える可能性が高いし、そうでなかったとしても地球を一回転してきたら、翌日にギャップが発生するのは目に見えています。昼休みのギャップは「けしからん」としても、オーバーナイトのギャップは「容認」ってことでしょうか?オーバーナイトだと、海外市場動向など、他に"苦情"の持って行く場所があるという点については、気持ちとしては分からないではないのですけど・・・。

● さらに、記事からすっぽり抜け落ちているんですが、現実的にもっと切実なのは、終値で色々な金融商品の価値評価がなされる、という点。投信はその典型ですが、もし、先物が異常に乖離して引けた場合、現物ロング/先物ショートなどのファンドは、それだけで極端な損益が出たように見えるし、その異常値を含んだ基準価格で売り買いできる(される)ということ。翌朝には修正されるはずの、いわば、幻の値段で売り買いできるってことは、別の大きな問題を発生させます。こちらの方が、実害としては大きいかも知れません。

● この際ですから、東証が取引時間を元に戻すときに、ストップ高安も撤廃する一方でサーキットブレーカー制度を導入し、同時に手口公開も再開して欲しいもんです(論点は全く違うけど・・・(^^;)。前田氏がこれを読むことはないと思いますが、万が一、億が一、お読みだったら、この辺をプッシュして欲しいものです(^^;。

● お詫びを一言。最近のこのHPのヒット数には、ちょっと自分でも戸惑い気味です。そして、数々のメールを頂くのですが、全く返事が出来ないありさまに陥っています。もちろん、以前から「返事出せない」という、とんでもない失礼な状態が続いていたのですが、最近は、完璧にドツボに嵌まっています(^^;。本当にゴメンナサイ。でも、メールは一つずつちゃんと読んでいますし、力を頂いているのも事実です。励みになります。本当にありがとうございます。

● それと、皆さんのところでも同じかもしれませんが、HPにメールアドレスを掲載していることもあって、私のところには、大量のジャンクメールが毎日途切れることなく届きます(^^;。最近は、ジャンクメールも一見するとジャンクと分からないように、Subject欄が「こんにちは」とか「お世話になっています」など、紛らわしいテクニックを使っています。なので、メールを送信していただく際に、可能な限り、何かパッとみてわかるようなSubject欄にして頂けると判別可能になり、バサッと削除するときにも間違って一緒に削除するリスクを軽減できます。返事を出さないという失礼に加えて、読みもしない、という失礼まで上塗りしたくないので、可能な限り、ご協力をよろしくお願い致します m(_._)m。

 TOPIX : 1609.46 (-3.10, -0.19%)    日経平均 : 15781.78 (-113.16, -0.71%)    円ドル : 118.65  

● どうも今ひとつ、方向感が定まらない1日でした。昨日、日経平均がかなり突っ走った印象があったので、その修正もあったのでしょう。ザラ場中はほぼ1日中、TOPIXがプラス、日経平均がマイナスで推移し、一見バラバラ。最後の30分間で売られてしまって、TOPIXもマイナス引けだったのですが、東証1部では値上がりが863銘柄、値下がりが730銘柄で、日経平均が「やり過ぎ」の反動安だったことも含めて、色々な意味で歪みを調整する1日だったイメージ。Core30が52bps負け、Large70は6bps負けだった一方で、Mid400は31bps勝ち、Smallは74bps勝ちで、前日比でもプラスで終了。また、東証2部指数、JASDAQ指数、東証マザーズ指数もプラスで、中小型株は比較的堅調な推移でした。

● 今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。後場前半は、昨日の急上昇相場を思い起こさせる展開だったのですが、最後の30分間はずっこけでしたね。

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、2営業日連続の買い越し(3100万株売り/5330万株買い)。ただ、昨日ほどの勢いは無く、あまり上値を取る感じではなし。注文にリミットが付いていたのかもしれませんね。前場、午前9時半過ぎにスルスルと上昇する局面があり、また「欧州絡み(オイル?)の買い」との観測が飛び交ったのですが、こちらも昨日ほどの迫力はなし。

● 昼の"30分間の時差タイム"(「魔の30分間」とは呼ばない!)では、大証の日経平均先物が始まる前からSGX日経平均先物が軟調な値動き。昼バスがやや売り越しとの見方が市場筋を飛び交っていましたが、それが無くても、先物がこういう動きをすると連想はそこに行ってしまいます。

● 正確に書くと、12時半に先物が始まったときは、前場終値比で50~60円下(15700円近辺)で推移し、その後、12時40分過ぎには15670円ワンタッチ。ところが、現物が始まる午後1時前には、ほぼ前場終値水準の15750円近辺まで戻っていたのです。現物の後場SQは前場終値比-8.24円と、ほぼフラット。この意味からは、今日は「魔の30分間」はなかったのです。先物がスルスルと売られたのは、実は午後1時15分頃で、現物が寄付いた後だったのです。

● 実は、ここ数日間少し気にはなっていたのですが、"30分間の時差タイム"を避けてヘッジ売りを出している向きがあるようにも感じます。昼休みの立会外バスケットを受けたりして、ヘッジしなくてはいけない向きの一部が、「魔の30分間」と理不尽に糾弾されるのが嫌で、現物スタート時間までヘッジを後伸ばししている可能性です。

● 「そこまでやるか?」って感じはするのですが、どうせ現物も動いていないし、"30分間の時差タイム"の間で先物が動かないのであれば(これはかなり大きな仮定)、現物がスタートしてから先物を売っても、効果は大きく変わらないかもしれません。もっとも、そこまで誰かが無理をしたとしても、後場に相場が下がれば、メディアには「魔の30分間」とか「仕掛け」とか書かれるのかもしれませんけどね・・・(-_-;)。いつも感じるのですが、「仕掛け」で相場を説明できるんだったら、ホンマ、苦労はしません(^^;。さらに、誰かが簡単に安易に「仕掛け」できるほど、先物市場は微小な存在ではないと思うんですけどねぇ~(^^;。

● ちょっと話題変更。ここ数日、「リバーサル効いてますねぇ」といったメールをいくつか頂くようになりました(^^。もっとも、リバーサルは、今年1月初めには反転の兆しがあったのです。ただ、その時は、12月のイケイケ・モメンタム相場の記憶が強く残っていたため、「ダマシ?!」というムードが強かったのです。なので、実際には踏み込めなかったのが現実だったでしょう。

● そして、誰もが予想しなかったライブドア事件。これはきっかけに過ぎなかったと考えていますが、結果的に、リバーサルが上伸するのを後押しした印象があります。1月末に、リバーサルはフラフラとくる局面もあったのですが、その後は再度一段高。昨年後半の半年で本当に鳴かず飛ばずだった分を、この1ヶ月間で一気に取り返しつつある印象すらあります。バリューも、リバーサルに若干遅れながら反転しつつあり、基本的にバリューとリバーサルを何らかの格好で取り入れていることの多い機関投資家にとっては、この1ヶ月の相場は「それなりに居心地良い」状態だと推察します。

● かのGartman氏の相場格言で私が好きなのの一つは、 "do more of that which is working, and less of that which is not." ってもの。調子が良い戦略をドンドンやって、調子悪い戦略は引き気味にしておけ、という至極妥当な教えです。機関投資家としては、それほど急に戦略変更は出来ないし、戦略変更にはつきものの売買回転率も上げられないという制約はあるのでしょうが、頭に留め置きたい格言です。ただ、実際にはこれが実に難しいのは、皆さんご承知の通り(^^;。今年は、どうもJanuary Effectらしいものもなかったし、あまりバリューの調子が良くないはずの2月にソコソコ好調だったりと、どうも例年とは違うパターンの進捗状況です。来週はフリーフロートも控えているし、潮目には注意しておきたいです。

 TOPIX : 1612.56 (+40.45, +2.57%)    日経平均 : 15894.94 (+457.01, +2.96%)    円ドル : 118.50  

● 後場最後の1時間の上げっぷりはお見事(^^;。先物主導でイケイケドンドン的に駆け上がった状態で、終わってみれば大幅高。相場として、一度、自律反発で戻るタイミングではあったのですが、それでもソコソコの驚きの1日でした。こりゃあ、日経平均の日中足を付けておくしかありません(^^;。出典は、いつも通りYahoo! JAPAN Financeです。

● 初っ端から順を追って行きましょう。米国株式市場は祝日(President's Day)のため休場。でも、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、10営業日ぶりの買い越しで、しかもかなりの量(4250万株売り/7040万株買い)。市場筋観測によると、欧州からの買いが多かったとのことで、当然のように「オイルマネー」との憶測が盛んに飛び交っていました(^^;。本当かどうかは別にして、これだけの買い越し量を寄付き前から見せられ、そして自律反発のタイミングにあったことも加わって、寄付きから一斉に買いスタート。途中、やや伸び悩む局面もあったものの、前場中盤以降は切り返して一段高。

● 後場寄付き直後にスッと下がるところはあったのですが、午後2時過ぎを底にして、先物主導のイケイケドンドン急上昇相場(^^;。先物市場ではショートカバーの嵐が吹き荒れ、買いが買いを呼ぶ状態(^^;。この時間帯では、また日経平均先物の約定処理が遅延していた模様ですが、今日はそれが「買えたかどうか分からん」になって、余計に買いを煽る心理状態に(^^;。下がるときは「売れたかどうか分からん」で不安感が先行して余計に売られたのですが、今日は鏡写し。基本的に先物市場では、上げも下げも対等なので、どちらにしろ"遅延"は値動きを加速する、ってことですネ。終わってみれば、TOPIXも日経平均もほぼ高値引け(^^;。

● 今日の東証1部出来高は前日比で9100万株ほど減少して20億8212万株、売買代金は同1256億円減の2兆6814億円と、最近の水準としては、決して多くはありませんでした。ケチを付けるワケではありませんが、ソフトバンク一銘柄で日経平均を57.2円押し上げ、ファーストリテ、住友不動産、セコム、信越化学の日経平均寄与度上位5銘柄で日経平均を120.77円押し上げ。特にソフトバンクの寄与度はずば抜けていました。何度も書いているんですが、前回の株式分割において、「みなし額面」で対応したことの弊害が、プラスにもマイナスにも大きく出てくるようになっていることが分かります。

● さて、一歩下がって眺めてみても、今日の上昇は単なる自律反発だったのか、それとも反転なのかは、現時点では分かりません(^^;。後から振り返れば誰でもわかるのですけど、それじゃあ、意味ありませんもんネ。ただ、これだけの上昇だったとしても、雰囲気的には、これで底打ちと感じている向きよりも、今日は単なる自律反発と考えている向きの方が多い印象は受けます。自分もそう考えてしまうのですが、一方で、大勢がある方向に考えている時には、相場は逆向きに行くことが多いのも事実(^^;。それも意識しておきたいです。

● せっかくなので、ほんのちょっとだけ調べてみました。今日の終値は、TOPIXも日経平均も、2月17日終値を上回り、いわゆるバンジージャンプ状態です。東証マザーズ指数も、指数ベースでは先週金曜日終値をかなり上回ってきましたが、東証2部指数は逆にまだかなり下回っている状態。一方で、個別銘柄ベースで、2月17日終値と本日終値を比較した騰落銘柄数でみると、

指数値上り値下り不変 上銘柄率2/17終値2/21終値
東証1部99762451 69.63%1605.331612.56
東証2部4047423 80.64%4791.674659.82
マザーズ875616 52.00%1623.501655.43
データ:東証、ロイター

となります(銘柄数を表示、大証優先市場銘柄でも東証における指数算出用株価を使用)。

● 興味深いのは、東証1部では69.63%が値上がり、つまり2月17日終値を上回っているのに対して、東証2部は80.64%、マザーズでは52.00%。下げが厳しかったマザーズでも、今日終値時点で半分以上の銘柄が前週末の水準を回復しているのです。もっと驚いたのは、指数としては先週金曜日の終値に届かない東証2部で、なんと約8割の銘柄が先週末終値水準を回復しちゃってること。「だからどうした」と言われると言葉に詰まってしまいますが(^^;、相場の戻りに関して、色々な解釈が出来ると考えてしまいました。もちろん、受け止め方は、人それぞれ違うでしょうけど・・・(^^;。

 TOPIX : 1572.11 (-33.22, -2.07%)    日経平均 : 15437.93 (-275.52, -1.75%)    円ドル : 118.15  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、9営業日連続の売り越し(3320万株売り/2760万株買い)。相場として、今日は大きな売り材料は無かったと思うのですが、初っ端から売り先行。市場筋の間でも、「売り材料あったっけ?」といったなメールが飛び交っていましたが(^^;、日経平均で300円超も下落するほどの材料は無かったはず。でも下がったのは事実です。特に材料が無いのに、意外に値動きが大きくなったときは、ちょっと注意が必要なのは、経験則から感じた方々は多かったはず。ただ、今日も中小型株が厳しい状態だったので、材料を考えるよりも、損切りを考えなくてはいけない向きが多かった可能性は考えられます。ここで、落ちてくるナイフを素手で掴むかどうかは、本人の技量と度胸次第です(^^;。

● それでも、朝方はまだ「大幅安」という空気ではなかったのです。特に、昼休み前にスルスルと上昇したことに加え、例の"30分間"では先物が前場高値を越えて堅調に推移し、「おっ、昼バスは買い越しかぁ?」というムード。ところが、現物後場寄付に近付くと、意外に伸びない雰囲気となり、先物は反転下落。後場SQを計算すると、前場終値比-3.67円と、久しぶりに昼休みのギャップがほとんどない状況でした。この点だけを見ると、「普段のペース」だったってことになります。もちろん、先物が昼休みに勝手に上昇して、その後勝手に失望していたので、それは"波乱"と言えばそうだったのかもしれませんけど・・・(^^;。

● 後場は見事な右肩下がり。何がはっきりとした原因だったかをピンポイントするのは難しいにしても、下げ止まらない中小型株、新興市場が嫌気されたムードはプンプンしていました。某リテール系証券の市場筋は、「早くから参加して儲かっている個人投資家は確定申告で忙しいし、納税資金作りの換金売りもバカにならない。出遅れて年末あたりから参加した個人投資家は、いまや損だらけで追証やら損切りやらに追われて、銘柄選定どころの騒ぎではない」と自嘲気味に話していましたが、確かにそうかもしれません(^^;。今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 以前にも少し書いたと思いますが、国内株式がウェイトオーバーになっているであろう年金資金を運用する国内機関投資家にとっては、「どこで売るか」をず~~っと考えていたと思います(売り買いの選択肢ではなく、いつどこで売るか、という選択肢)。相場上昇に応じて、少しずつ売り上がってはいたでしょうが、一方で、「早売りはしたくない」という気持ちもあったはず。それが、最近の頭打ち→下落開始、というパターンを受けて、「おっ、ヤバイ。今のうちに売っとかんと・・・」という風に一気に変化したのは、簡単に想像できます。これは材料に誘発されたのではなく、値動きそのものが売り手を刺激するというか、売り手を押し出してしまった結果です。また、それが分かるだけに、買い手がいたとしても「ゆっくり行こか・・・」となってしまうのも当然。相場は、いつかどこかで反転するのですが、今のところ、やっぱり落ちてきているナイフを素手で掴むのは、勇気が出ないっす(^^;。

● 結局、TOPIXも日経平均も安値圏での引け。Core30やLarge70は対TOPIXでかなり勝ったものの(+36bps、+74bps)、Mid400は-37bpsの負け、Smallは-138bps負けと引き続き悲惨。もっとも、東証2部は対TOPIXで-346bps、東証マザーズは-622bpsと、ベーシスポイントで言う方が分かりにくい状況(^^;でした。皆さんも良くご存知の通り、今日だけではなくて、TOPIXや日経平均は、新興市場の下げとは比較にならないほど「下がっていない」のです。具体的に数字でみると、ライブドアショックの前日、1月13日終値を基準値とすると、主要指数の本日終値水準は以下の通り。

1月13日終値を100とすると・・・
TOPIX93.48日経平均93.82
TPX Core3097.61東証2部指数83.16
TPX Large7093.71JASDAQ指数77.84
TPX Mid40091.61J-Stock指数76.09
TPX Small87.65東証マザーズ54.99
計算はBloomberg Professional

● 日経平均以外は、全て時価総額加重平均型の指数なので、それなりの比較ができるハズです。TOPIXと日経平均の差はそれほど大きくないのですが、目立つのはCore30のアウトパフォームぶりと、東証マザーズの崩落度合い。もちろん、マザーズはライブドア株などが直接的に影響を与えている面を割り引いて考える必要があるとしても、個人投資家や中小型株中心に投資していた向きの「痛み」は、ある程度、想像できると思います。笑えない笑い話ですが、今日、ヘラクレスで値上がり率上位ランキングが空欄だったので、一瞬、「???」。要するに、値上がりした銘柄が無かった・・・ってことネ(^^;。

● 一方で、ベンチマーク運用担当者の立場からすると、サイズが大型に振れていることや、バリューがソコソコ効いていることは、結果的にかなりフレンドリーな環境にあると想像します。比較的安心して相場を見てられるかなってところでしょうか。例年、なぜか2月はあまりバリューの効きが良くないという経験則があったのですが、今年は少し色合いが違う感じです。もっとも、何事も始まりと終わりがあるし、いずれどこかで中小型株の反発があるでしょう。その時に慌てないようには、きちんと考えておきたいものです。そして、それまでは、この相場をエンジョイできる余裕を持ちたいです(^o^)。

● 業務連絡。恒例のTOPIX月末修正と東証1部昇格銘柄発表。実は、昇格銘柄はかなり数がある(22銘柄)ので、各自で東証HPの http://www.tse.or.jp/listing/1section/1sec.html をご参照ください。1部指定は3月1日からですが、例によってTOPIX算入はその1ヵ月後です。また、TOPIX月末修正は、例月通り、「新株予約権の行使等に伴う上場株式数等の変更」という資料が公表されています。URLは、http://www.tse.or.jp/news/200602/060220_a.html です。この資料を読み取るのには、慣れとコツが必要ですが、いつも通り、「No pain, No gain」で頑張りましょう(^o^)。あまり大きなサプライズはありませんし、やっぱり月末のTOPIX第2回浮動株化の方が重要ですかね?!?

 TOPIX : 1605.33 (-26.06, -1.60%)    日経平均 : 15713.45 (-330.22, -2.06%)    円ドル : 118.10  

● また今日も昼休みを挟んだ前後で相場の方向性が決まってしまった感がありました。朝方は、寄付き前に発表されたGDPが事前予想を上回ったこともあり、堅調にスタート。実は、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、これで8営業日連続の売り越し(4110万株売り/3240万株買い)。昨日夕方発表された投資主体別動向でも、外国人投資家が久しぶりの売り越しだったこともあり、この辺はちょっと「曇り空」状態だったのです。それでも、プラスで寄付いてきたのですけど・・・ネ。

● 寄付き後、前場ザラ場中は、「迷える子羊」が千鳥足で右往左往する状況(^^;。あまり方向感が見出せないままだったものの、それでも、相場はGDPに敬意を表したのか、一応、プラスで推移。ところが、前引け間際に、SGXを震源地として先物がスルスルと下落。当然のように、「昼バス、売り越しか?」という連想を引き起こしてしまい、あっという間に下げ拡大。そして昼休み。

● 昼休み東証立会外バスケット取引は、単一銘柄とバスケットをあわせて合計895億円強。昨日ほどは多くなかったものの、市場筋観測は「デルタ売り」。まず、SGXで日経平均先物が軟調にスタートし、その後の大証も軟調にスタート。こうなってしまうと、もう現物も「キャン」と言うしかありませんでした。後場SQを計算すると、前場終値比で86.39円安と、相変わらずのギャップが存在しました。

● 個人的には"魔の30分間"という呼び方は嫌なんですが、一方で、某ディーラーの「オーバーランチは怖い怖い、マジでオーバーナイトよりリスクあったりして・・・(^_^;」なんてコメントがありました。現状ではおっしゃる通りの状況になっています(^^;。ただ、これが先物性悪論などに結びつくのは避けて欲しいですね。そもそもは、東証のシステム不安からくる取引時間短縮が悪いのだし、現物を昼休みに売りたがる方々が多いからこうなるのであって、先物が究極的な原因ではないんですから。ただし、このネタも使い古されてきました。そろそろ違った発想も出てくる時期ってことは、認識しておきたいと考えています。

● 先物安から誘発されて、「キャン」と下値で後場スタートしたあと、売りが一巡してそろそろ戻るかと考え始めた瞬間、大証日経平均先物で大口爆弾売り。一時、騒然という雰囲気になったものの、日経平均先物は2月14日の安値15690円に顔合わせしたところで踏ん張り、その後はスルスルと戻り。もっとも、市場の空気は、ここで買うというよりも、「どこで売るか」を考えている状態だと、なかなかきれいに戻るのは困難で、結局はもみ合った後に、最後はだれてしまい、指数は安値引けに近い状態でした。現物市場でも、特に中小型株はしんどく、Smallなどは昨日よりはマシになったものの、東証2部やマザーズは相変わらずの大幅安でした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今朝の日経に騰落レシオの件が掲載されていましたが、今日も東証1部では値上がり191銘柄に対して、値下がりが1439銘柄と圧倒的。出来高面ではそれほど盛り上がった印象は無かったので、週明けの相場の動きに注目したいところ。日足などのチャートは、はっきり言えば、結構ヤバイ雰囲気。ただ、大きく売り込むにしてもエネルギーは必要で、現時点では、ちょっとそれも足らないかな、とは考えています。いずれにしろ、週明け数日の動きがキーになるかも知れないので、ちょっと注目しておきたいです。

● そうそう、ちょっと間が空いてしまったのですが、例の日米主要企業決算発表予定ワークシートをアップデートしておきました。四半期業績開示はほぼ終了していますが、次の展開を考えるお役に立てれば・・・(^^;。いつも通り、意図的に数日遅れのデータをアップしています。よろしく。

● 今週も長い1週間でした。皆様も良い週末を!

 TOPIX : 1631.39 (+7.11, +0.44%)    日経平均 : 16043.67 (+110.84, +0.70%)    円ドル : 117.75  

● 妙な1日でした。日経平均やTOPIXで見ると、ソコソコ堅調な相場だったことを連想させます。でも、東証1部の値上がり銘柄数は580にとどまり、値下がりは1018銘柄。つまり、この点からは、強い相場とは到底言えない状況。サブインデックスで見ると、Core30が52bpsもアウトパフォームし、Large70は56bps勝ち。一方で、Mid400は47bps負け、Smallは127bpsも負け。主力大型株はそれなりに買いが入ったものの、中小型株には圧倒的に安い銘柄が多かった、ってことです。トヨタが上場来高値を更新する一方で、Mid400とSmallはマイナスだったし、東証2部、JASDAQ指数、東証マザーズも軒並みの下落。これで相場全体が強いというのは、ちょっと違和感がある1日でした。

● 本日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。これを見ながら読んでいただけると、より今日の相場が如何に「迷える子羊」状態だったが分かって頂けるかと・・・(^^;。

● 最初から行きましょう。今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続きソコソコの売り越し(4530万株売り/3390万株買い)。これで7営業日連続の売り越しとなっています。「節分天井、彼岸底」の格言が頭を過るのですが(^^;、それは多分、皆さん同じでしょう。

● 最近の相場解説では、どうも"先物への仕掛け"といった書き方をされることが多いのですが、もし、実際に仕掛けがあったとしても、それに賛同して(というか、引っ掛かって)行動する向きが大勢を占めないと、仕掛けだけで相場は動きません。敢えて言えば、皆が潜在的に考えていることに火を付けるのが「仕掛け」で、それが究極的な原因ではないんです。きっかけになることはあると思いますけど・・・。何となく綺麗に書けないのですが、「何を信じて良いのやら分からんので、仕掛かってしまう(^^;」という感じだと考えています。全般に迷える子羊の群れになり、それだけにちょっとの物音でも一斉に一方向に動いてしまう状況。今日もそんな1日でした。

● 話を戻すと、朝方は小安く寄付いたものの、すぐにプラス転換。「今日はちょっとマシか・・・」と考えた始めたところで、先物がずっこけ、あっという間に裁定解消売りを巻き込んで、スコーンと指数はマイナス転落。日経平均も16000円の大台を割り込むし、新興市場は相変わらずボロボロだし、ちょっとした悲壮感もありました。

● ところが、9時半前に安値を付けた後は、今度は「何があったの?」状態のかなり印象的な戻し(^^;。市場筋の間では、「オイルマネーの買い?」などの見方が飛び交っていましたが、ど真中銘柄中心の上昇だったので、あながち的外れとも言えない状態(^^;。他にも、例の大和投信の設定買いの観測もあったのですが、いずれにしろ、ウラが取れる話ではないので、"迷える子羊の群れ"は右に左にウロウロ(^^;。

● そして、注目の"30分間時差"タイム。昼休みの東証立会外バスケット取引は、バスケットと単一銘柄取引をあわせて1984億円強とかなり巨額。市場筋観測では、「デルタはやや売り越し」だったのですが、"30分間時差"タイムの先物は妙に堅調。後場SQは、前場終値に対して51.47円上昇し、ここ数日と比較すると小さめのギャップだったのですが、まだ相当規模のギャップが存在していました。

● ところが、後場寄付き段階の買いが一巡してしまうと、今度は、「下へまいりまぁ~す」とばかりに、またフラフラと下落歩調。「オイル切れ」との冗談のような声も出てくるなか、諦めの気持ちが広がったところ、最後の15分ほどで、かなり強烈なバスケット買いで一気に上昇。ここだけで日経平均にして100円程度はスッと上昇してしまいました。直接的には、先物の値動きに揺り動かされた感があったのですが、それ以上に、気迷い感が強くて、足腰が据わっていない印象が残る1日でした。まだ、こういった地合いがしばらく続きそうですね。なお、今日の東証1部出来高は17億4608万株で前日比1億4608万株減、売買代金は2兆5266億円で同2338億円減でした。

● 話題変更。もうこの銘柄について書くことは無いと思っていたのですが、5%ルール開示で、キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントがライブドア(4753)株をかなり買い越し、1月末の報告義務発生時に6.54%から8.58%へと持ち株比率が上昇したことが開示されました。株数にすると、トータルで9000万株チョイ。へぇ~(^^;って感じ。同時に、フィデリティ投信は6.88%から0.53%まで、ライブドアのポジションを激減させていることが開示され、この辺の動きの違いは興味深いところです。何よりも「何で?」と考えてしまいます。キャピタルに聞きたいですねぇ~(^^;。もっとも、ライブドアという銘柄は、東証システム障害の火種という以外は、基本的にあまり気にする必要のない銘柄になってしまいましたけどネ。

● 雑談。ネットで見ていたら、ちょっと興味深い記事が東京新聞に掲載。「東京新聞~株価の暴落前 指数に『兆し』、東大チーム特殊パターン発見」という記事(http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20060216/mng_____kei_____002.shtml)で、1987年のブラックマンデー前後に、株価指数に"臨界揺らぎ"という特殊なパターンが出現していたことを発見した、というもの。1分刻みのデータで検証したらしいのですが、詳細は「近く、米物理学誌フィジカル・レビュー・レターズに発表する」とのこと。実際に詳細が出てきたところで、誰かピックアップしてくれませんかねぇ~(と他力本願に願っています(^^;)。理系の私としては、ちょっと興味あります。

● もう一発雑談。ついに、スポーツ紙の一面から「トリノ・オリンピック」が消えたそうですネ(^^;。周囲が勝手に期待を盛り上げておいて、そして結果に失望するというのは、選手にとっては迷惑な話かもしれませんが、株式市場における企業業績発表も同じようなモノです。皆様、ご苦労様です(^^;。

● そうそう、最後にもう一つ。昨日のコメントで、「相場的には「そろそろ・・・」ってこと(^^;。」と書いたところ、意外に皆さんからメールやら掲示板の方にアップを頂きました。書き足らなかった点があるのですが(^^;、相場の方向性について書いたつもりは一切ありません。

● 実は、このHPでは、基本的に「買い」やら「売り」の話題(というか推奨的な書き方)は、意図的に避けています。なぜなら、私にも分からないからです(^^;。分かってれば、こっそりと自分だけ儲けてニンマリしているでしょう(^^;。そして、もっと重要なのは、それは皆さんがご自身で判断することだからです。誰かから聞いた話を鵜呑みにして投資行動を起こしても、碌な事はありませんから。あの「そろそろ・・・」の意味は、「このネタを話題にするのは・・・」とか、「このネタで振らされるのは・・・」という意味です(^^;。妙な期待を持たせてスンマセン。しかし、最近のこのHPのヒット数の多さには、正直、戸惑ってたりします(^^;。

 TOPIX : 1624.28 (-10.96, -0.67%)    日経平均 : 15932.83 (-252.04, -1.56%)    円ドル : 117.70  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き売り越し(3380万株売り/2750万株買い)。ただ、NY株式は大幅高だったし、今日設定の大和投信のバリューファンド設定額が1000億円近くに膨らんだこともあって、朝方は堅調に推移。ただ、昼休みの立会外バスケットが「かなりの売り越し」との観測が広がり、例の"時差30分間"に先物がスコンと下落。これで、後場寄付段階での現物市場のトーンも決まってしまった感がありました。ただ、考えておく必要があるのは、この"時差30分間"について、日経などに大きく掲載されるようになってきたら、相場的には「そろそろ・・・」ってこと(^^;。まだ注意は必要でしょうけどネ。ちなみに、今日の後場SQを計算すると、前場終値比で75.89円安と、100円までは行かなかったものの、まだ、ソコソコのギャップはありました。

● 後場に入ってから、日経平均はマイナスになったものの、その時点ではTOPIXはプラス。昨日、日経平均が一人で突っ走った感があったので、その修正と考えれば、それほど不思議ではありません。日経平均を中心に見ていた方々は、弱い相場を感じたかも知れませんが、昨日の逆で、ようやく「まとも」になってきたとも考えることが出来る状態でした。そして、このまま昨日の妙な相場を"修正"する格好で静かに終わるのかと思っていたところ、どうも先物が下がりたがる仕草。最後の1時間ぐらいは、戻りかけては戻りきれず、そして安値アタックという悪いスパイラルに陥ってしまいました。本日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● "相場解説"的には、FRB議長発言がどうのこうのって事にするとして、本音的には、後場に入って下げが拡大し始めた時点で、チャート的にまずい雰囲気になる様相が見えてきたこと、さらに、ソニーが「ブラビア」リアプロジェクター40万台不良の件もあってスコ~ンと下げ足を速めたことなどから、心理の悪化が先物安に拍車を掛けたイメージ。いったん、その方向に向かいだすと、現物と先物がお互いに下値を競っている感すらありました。

● 実は、ソニーのニュースは昼休みにBloombergには流れていたのですが、市場が認識するのに時間が掛かったのでしょうか(^^;。この辺が相場心理の面白いところで、悪材料っぽいニュースが流れても、株価が大きく反応しなければ、皆は「大したことはない」との理解で落ち着いてしまうのです。一方で、大したことのない材料でも、株価が反応してしまうと、「これは、えらいこっちゃ・・・」ってなってしまいます。自分では、大した事は無いと考えていたとしても、株式市場は"美人投票"。自分の考えも大事ですが、他の参加者がそれを大事(美人)と考えるかどうかの方が、圧倒的に株価に影響力を与えます。なので、株価が下がり初めてから、ニュースが大きな話題になったりしまうんです(^^;。おまけで、ソニーの日中足も付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

ソニー(6758)日中足

● 話題を戻すと、それやこれやで、結局、チャートは大陰線。昨日の特に日経平均の上昇が"変"だったので、その打ち返しでしかないのですが、昨日、結果的にまぁまぁだった日足は、今日は結果的にまたヤバイ雰囲気。現物よりも日経平均先物で陰線が大きく、ちょっと先行きが心配になる線が出てしまいました。

● 今日の東証1部は、出来高が18億9293万株と前日比で5億1582万株も減少、売買代金は2兆7604億円と同5359億円減。あまり商いが盛り上がらないなかでの下落だったので、明日にもう少しはっきりとした傾向が出てくるか、ちゃんと見ておきたいです。なお、東証1部値上がりは607銘柄、値下がりは979銘柄でした。

● 話題変更。今朝の日経金融の特集は、アルゴリズム・トレーディング。仰々しく書いてあった(^^;印象もあるのですが、これが世界のトレンドであることは間違いありません。株式のトレーディング(委託取引を扱うので、厳密にはセールス・トレーディングですね)は、うまい人が眼で見て考えて執行するのがベストです。ただ、このやり方で継続的に良い成績を残せる人は、実は非常に限られているのが実情。特に「継続的」というのがなかなか難しくて、委託のトレーディングをやっていると、成績が良いのは当たり前という前提で、より一層、「大勝ちも大負けも駄目」という点に顧客ニーズを感じます。注文執行の品質を高く、かつ安定性を兼ね備えた状態で、日々変わる相場で日々変わる銘柄に対応するというのは、なかなか出来ることではないのです(^^;。

● 人間の眼で見て執行するというのは、株式市場における職人芸で、一つの「芸術」だったりします(^^;。ただ、これだけ委託手数料が下がってしまうと、職人芸で全てに対応するのは、コスト面からは到底無理。要するに商売が成り立たないのです。なので、ある程度の数量をこなしつつ、職人芸の技を、如何にしてシステムに取り込むかが勝負になって来ます。そして、システム的にノウハウを取り込み、コンピューターにある程度の裁量を任せてプログラム執行するトレーディング手法を、総称的にアルゴリズム・トレーディングと称しているのです。

● 熟練者の色々なノウハウを取り入れたシステム構築をするというのは、何も証券業だけに限った話ではなく、色々な産業で起こっていることです。製造業では、もう何十年もNC旋盤が活躍しているのと同じようなもの。商売上のこともあるので、ここに詳細は書きません。でも、海外ですでにある程度使われているノウハウがあったとしても、日本市場には日本市場独特の制度やルールがあり、さらに特徴もあります。これにどう対応するかが、実務上は一番難しいんです。単純に時間分散でスライスして、VWAPターゲットをやっていれば良かった時代が、本当に懐かしいです・・・(^^;。

● どうも最近は長文が多いですね。スミマセン。文章というのは、長く書くのは実は簡単なんです。本当に難しいのは、短く分かりやすく書くこと。初心に戻らなくては・・・(^^;。

 TOPIX : 1635.24 (+17.23, +1.06%)    日経平均 : 16184.87 (+307.21, +1.93%)    円ドル : 117.15  

● 今日の「乱高下」はちょっとビックリしました(^^;。なんせ、日経平均の日中値幅は493.01円。500円近くも1日で(しかも短縮取引中)動いたのですから、これは日経平均の日中足を付けておくしかありません(^^;。出典は、いつも通り、Yahoo! JAPAN Financeです。

● 最初から行きましょう。今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き売り越し(4610万株売り/3220万株買い)。これで株数ベースの売り越しは5日連続となり、かなり明確に足下では売りたがっている様子。某レポートでは「買い疲れ感」と表現していましたが、需給面で相場上昇を牽引してきた大きな主体が売り越しとなると、そりゃあ、上値は重たくなってしまいます。もっとも、この辺のことは皆が承知していることでもあり、サプライズではないのですが、それでも相場は重たい空気でスタート。

● 寄付後、一時上昇に転じたものの、午後10時頃にはマイナス転落。「何でや?何があった?」の声が飛び交うなか、日経平均はひたすら下値模索の展開。一時、日経平均は前日比185.80円安(1.17%安)までありました。安値をつけたのは10時29分。このあたりでは、「また昼バス(ケット)、売り越しかいなぁ~」という諦めの空気もかなり濃厚でした。

● ところが、実際に昼休みに入ると、立会外バスケット取引はデルタ・ニュートラルっぽいとの見方が広がり、そして例の"時間差30分間"では、久しぶりに先物が堅調。後場SQを計算すると、前場終値比92.57円高。また昼休みで日経平均100円程度のギャップが発生し、今日も"時間差30分間"の先物の動きが、後場のトーンを決めた印象がありました。

● ただ、それを含んで考えても、最後の方の上げっぷりは、市場関係者の予測を上回った感。後場、先物主導だったのか、それとも現物主導だったのかは、ちょっと議論が分かれるところかもしれませんが、やっぱり印象としては先物主導。しかも、日経平均先物主導だった印象が強かったです。最後はTOPIXも上昇したのですが、ザラ場中では、TOPIXがかなりマイナス推移していたのに、日経平均は150円高みたいな局面もありましたから・・・(^^;。トレーダー連中も、「何がどないなっとるんやぁ?」って感じでした。

● それを裏付けるように、日経平均寄与度上位には値嵩株がずらり。上からプラス寄与度上位10銘柄を行くと、

(1)アドバンテスト(6)NTTデータ
(2)ファナック(7)ファーストリテイリング
(3)ソフトバンク(8)CSK
(4)セコム(9)オリンパス
(5)クレディセゾン (10)KDDI

● 見事に漢字名が一つもありません(^^;。上位5銘柄で日経平均を96.6円も押し上げ、上位10銘柄で、141.34円も日経平均を押し上げていました。これは今日の日経平均上昇幅307.21円に対して46.01%。TOPIXでは、上位寄与度10銘柄で4.905ポイントの押し上げ効果だったので、今日のTOPIX上昇幅17.23ポイントに対して28.47%。如何に日経平均が一部値嵩株の影響を受けやすいかが、改めて認識出来ます。なお、計算は全てBloomberg Professionalでやっています。

● 相場にケチをつける意図は全くないのですが、もう一つ、「あれっ?」を書いておきましょう。今日の東証1部では、値上がりが899銘柄で、値下がりが703銘柄だったのです。これを聞いて、「えっ?そんなに値上がり少なかったの?」と感じる方は多いと思います。ただ、日経平均という指数でみると、値上がり183銘柄、値下がり35銘柄で、こちらは全面高に近い状態。ここからも、日経平均(だけ?)が走ったってことが分かります。

● なお、大型株が結構強かった一方で、今日も中小型、新興市場はかなりしんどかったです。TOPIX Smallはかろうじてプラスだったものの、ザラ場では圧倒的にマイナスの時間の方が長かった状態。JASDAQ指数も似たような状況で、東証2部指数はマイナスのまま引け。マザーズもかろうじてプラスだったものの、強いとは言い難い状況でした。これを見ても、まだ中小型株の戻りの鈍さというか、反応の鈍さが分かります。つまり、センチメント的には、今日の上昇でも、日経平均が示すほどの好転ではない、という点は認識しておきたいです。

● まぁ、細かい点はなんであれ、今日の上昇にやや意外感があったのは確かだし、チャート上、一目均衡表の雲に突っ込んでいたものの、日経平均は脱出(TOPIXはまだ雲の中)したことは一応の評価。日経平均が妙に突っ走ったので、NT倍率は一気に上昇。実は、NT倍率の上昇傾向はここ数日目立っているのですが、これが延々と続くものなのか、それとも「あや」なのかは、もちろんまだ分かりません。でも、一応、気にはしておこうと考えています。

● 雑談。夕方は生温い風が吹いていたけど、まだ「春一番」では無かった様子?!?春一番と言えば、思わずキャンディーズを連想。これで年齢がばれるけど、私達の世代では、それ以外の答えはありませんからねぇ~(^o^)。そう言えば、今日はバレンタインデーですねぇ(^o^)。成果はいかがでした???

 TOPIX : 1618.01 (-42.12, -2.54%)    日経平均 : 15877.66 (-380.17, -2.34%)    円ドル : 117.95  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き売り越し(4450万株売り/3360万株買い)。ただ、それだけでは今朝の「スコ~~ン」と売られた状況を"説明"するのは困難。相場解説が本来目的ではないしそんなに重要とも思わないのですが、一方で、説明が難しくなると、市場に不安心理が広がるのは事実。今朝も、「何や、何や?」と慌てて一緒に売り込んでしまった向きが多かった可能性は考えられます。市場筋の間では、「債券買い・株式売り」の取引があったとか、「寄付きでのバスケット売りがあった」との見方が出ていましたが、どれも"あり得る"話(^^;。TOPIX先物の下げのきつさが目立ちました。

● さらに、新興市場がボロボロに崩れたことで、個人投資家を中心に市場心理が一段と悪化。昼休み立会外バスケットが売り越しとの観測が広がるなか、後場の例の"30分間"で、再び先物が下値模索の展開となり、先物が先行して後場のトーンを決めてしまう状況は今日も健在。本当に難儀な30分間として意識せざるを得なくなってきました。なお、後場SQは前場終値に対して109.53円安。今日も昼休みギャップが100円超もあり、これが最後まで響いた格好でした。

● 日経平均は文句なしの安値引け、TOPIXもほぼ安値引け。東証マザーズ指数は、前日比200.16ポイント下落の9.86%安。Bloombergで計算させると、ライブドアの影響が13.2ポイント安あったものの、それを除いてもこの下落。凄みがありました。

● 一方、今日の相場でちょっと不思議だったのは、朝方、周りが先物主導でボカスカ売られていたときでも、トヨタやソニーはプラスだったし、後場に入ってからも、トヨタはずっとプラス継続。Core30系銘柄が比較的堅調だったのは、何かを示唆しているのかもしれません。実は、朝から市場筋の間では、「01、02銘柄に買いが来ている」との観測は流れていたのですが、その通りだったのかも知れません。

● 相場全般の細かい話は、各種レポートにお任せする(^^;として、こちらは話題変更。このところ、年金情報誌などを読んでいると、株高の恩恵で運用利回りが好調、という記事が目立つようになってきました。TOPIXの昨年3月末が1182.18だったのが、1700ポイント超まであったのですから、当然と言えば当然。

● 一方で、資産配分比率を変えないままだとすると(大部分がそのはず)、国内株式のウェイトがかなり上昇してしまっていることが推測され、すでにかなりリミットを越えている場合もあるやと聞きます。ただ、決め事を守らなくてはいけないのは、古今東西、どこでも同じ。3月末までに配分比率をきちんと調整する必要があるわけで(場合によっては毎月末だけど)、スケジュールから考えても、「今売った方が良いのか、3月末近くに売った方が良いのか・・・」というチョイスになります。つまり、売り買いの判断ではなく、売ることは決まっていて、その実施時期の問題というワケ。

● これだけ相場の上値が重たくなってきたところで、もし何も売っていなければ、「あとで何を言われるか分からん」ってのが一般的な反応。私だってそう考えるのですから、"説明責任"の四文字熟語を背負っているFM諸氏だったら、もっとそうでしょう・・・(^^;。そういう方々が増加してくると、先に売ろうとして結果的に需給全体がしんどくなります。このところ、昼休みの立会外バスケット取引は、数日間連続でかなりの売り越し観測。昼休み立会外バスケット取引は、ほとんどが国内投資家(主に年金、一部は投信)なので、連想ゲームとしては、「オレが売ろうと思っていたのに、誰かがもう売ってる。はよ売らなあかん」となります。この辺の心理状態は、サラリーマン的発想では実に良く分かるんです・・・(^^;。

● これが個別銘柄で顕著に出ているのは、「売りの大義名分」材料があったときの売られ方。最近のイビデン、日本郵船などを見ると、「売る理由が出てきた」という感じで、妙な安心感と共に心置きなく売っている感じすらあります(^^;。運用担当者の気持ちとしては、ずっと売りたかったものの、早売りして「もっていかれる」のは嫌、という気持ちが強かったのでしょう。もともと買う気は希薄なので好材料には反応しづらいなか、そういった状況で「大義名分」のある売り材料が出てきたら、その反応は熟慮するまでもありません。

● もっとも、国内年金の売買シェアは、東証売買代金の1割も無い状態(先々週の三市場投資部門別売買動向だと7%弱)です。現在は個人(同42.5%)と外国人(同44.2%)が、少なくとも売買代金面では相場のコントロールを握っているので、この人々が違う考え方をすれば、この傾向はあっさりと変わります。でも、個人も外国人も、それぞれ違う理由かもしれませんが、「一度利食いしておきたい」という気持ちが強いのならば、相場の天井は重たくならざるを得ないのです。

● ただ、逆説的になるかもしれませんが、相場心理は一晩にして変化するもの。一晩どころか、場合によっては5分間で変化することもあります。なので、今は「売りたい気持ち」が優勢だったとしても、一気に変化する可能性も常に秘めているのです。しかも、相場の雰囲気が変わるときには、一見、大した事ない材料がきっかけになったりします(^^;。アンテナだけは、ちゃんと張っておきたいものです。

● 雑談。NYが大雪だそうで・・・(^^;。CNNによると、NY市内の積雪は27インチにも達したとのこと。センチメートルに換算すると約68センチでっせ!NYCではシーズンに2~3回、15センチ程度というのが通常パターン。68センチは凄過ぎます(新記録とのこと)。NYでは基本的に公共交通機関を通勤に使うので、明日(というか日本時間今晩)のNYSEの取引は大丈夫だとは思いますが・・・(^^;。

 TOPIX : 1660.22 (-22.04, -1.31%)    日経平均 : 16257.83 (-181.84, -1.11%)    円ドル : 117.85  

● 今日はミニSQ。SQそのものは、ほとんど波乱なしでした。あえて言うと、SQ時には、とんでもない買い越しに見えて、最後の10秒ほどでExcel上の気配がスコンと下がるパターンが多かったのですが、今日は、寄付き直前までExcel上の気配がほとんどブレなかったこと。8時50分で前日比60円高ほど、8時55分で-30円、8時59分でチャラ、最後に日経平均バスケットで「一銘柄10万株売り19万株買い」が入って、差引若干プラス。結局、SQは前日比86.23円高の16525.90円でした。実は、これがほぼ今日の高値でした(^^;。

● SQでの出来高が盛り上がらなかった理由は色々あるのでしょうが、個人的には、最近の色々な取引所での遅延や何かで、派手な取引を手控えた向きはかなりあったと考えています。実際、遅延が発生して、バスケットなどの売り買いが寄付きに間に合わない、なんて事態に陥れば、本当にシャレになりません。そうなって大損しても、最終的には、トレーダーが悪いのです。こういった事態を懸念して、もしかしたら昨日までにある程度のメドを付けていた可能性もあります。結局、165のプットやコールのポジションを持っていた方々にとっては、それなりのドキドキがあったかもしれませんが、それ以外には、ほとんど影響がありませんでした。

● SQ関連の数字を行くと、市場筋推計で、日経平均型約35万株売り/40万株買い程度、概算で約9000万株が直接的なSQ関連とのこと。9時15分時点の東証1部出来高は3億1756万株、売買代金は4986億円でした。昨日少し書いた東証から発表されている注文・約定件数については、注文件数で普段よりも1割ほど多かったものの、その程度で済みました。ただし、この問題は、3月のビッグSQ時に再び大きくクローズアップされそうです。根本的には、何も変わっていませんから。でも、取り敢えず、今のところは、あまり神経質になることはなさそうです。

● 一方、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き売り越し(4020万株売り/3420万株買い)。市場筋観測でも「金額は大幅売り越し」とのことで、SQに隠れていたものの、これはちょっとマズい雰囲気を形成していました。SQ買い越しのおかげもあって小高く寄付いたものの、今日はそこが高値。午前10時過ぎには、指数はマイナス転落し、前引けと後場寄付き直後までは、先物主導でかなり売り込まれてしまいました。その後、機械受注への期待感が広がったことで後場前半は戻り歩調。実際に機械受注がかなりコンセンサスを大きく上回ったのですが、その時点では、期待で買われていた分でチャラ(^^;。まぁ、それ以上、大きく下がるような感じではなかったのですが、全体の相場の雰囲気は、あまり楽観視できない印象が残った1日でした。

● 連日になってしまうのですが、今日も日経平均日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 相場の細かいことについては、各メディアなどのレポートにお任せするとして(^^;、話題変更。東証の現物株式取引の30分短縮が妙に「定着」してきたこの頃(^^;。トレーディングルーム内でも、何となくトレーダー連中の昼休みからの戻りが遅くなってきた感があります(^^;。

● ただ、先日も少し書いたのですが、12時30分~13時00分の「先物取引あり・東証現物取引なし」の30分間が、相場に影響を与える傾向が強くなっていることが否定できません。本日の後場SQを計算すると、対前場終値比で103.56円も下げて始まっています。つまり、100円ものギャップが発生していたのです(これはかなり大きい)。この30分間は、裁定取引をやる向きも参加できない(現物取引がない)時間帯なので、極端な言い方をすると「先物やりたい放題」タイム(^^;。そして、先物市場で方向性が出てしまうと、それが後場にキャリーされる可能性が強いのです。

● この"暫定的"措置は、セールス・トレーディングの現場では、何かとテクニカルで悩ましい問題も発生させています。まず、TOPIX先物を含めて先物・オプション全体、大証、JASDAQは12時半スタートなので、間違いリスク(失念リスク、勘違いリスク)が常に存在することが一つ。例えば、バスケットの中に、一銘柄でも大証銘柄が入っていたりすると、のんびり構えているワケには行きません。これは顧客側でも同じなんですけど、そういう時に限って、12時25分ぐらいにドカンとバスケットが届いたりします(^^;。のほほんとプログラムしていたりすると、大証銘柄があったりして、「ゲゲ・・・間に合わん」なんて羽目もあり得るのです(幸いにして、私はまだそんな羽目には陥っていないけど・・・(^^;)。

● さらに、先物とのポジション交換をするEFP的な取引の場合、東証が午後1時スタートになったことで、「現先両方とも後場寄付きで・・・」という方法が使えなくなってしまいました。そのため、「現物は午後寄り付き、大証銘柄は午後1時、先物も午後1時に・・・」なんて厄介なことになっています。それなら朝の寄付きでやれば良いのですが、朝はギャップリスクが大きい場合があって、EFPとしては余り好環境でない事も多いので、躊躇する気持ちがあります。後場寄付きというのは意外に使い勝手が良かったのですが、それだけに、現在の宙ぶらりん状況は悩ましいのです。

● また、VWAP型トレーディング手法を執行するトレーディングシステムでは、何らかの格好で過去の出来高分布を参照しながら、「○時△分に××株執行」という格好でプログラムを組んでいるハズ。市場の出来高分布に沿う格好で執行すれば、VWAPに近い執行が出来る、というのが基本コンセプトです。ところが、突然の東証の取引時間短縮で、当初の頃は、30分短縮における過去出来高分布データがない状態でスタートせざるを得なくなってしまったのです。しかも、大証銘柄については、これまで通りの過去出来高分布データに沿っていくとしても、東証が動いていない影響を受けているはず。その辺の微妙な味付けも分からないまま、プログラム執行せざるを得なくなってしまったのです。

● 今後、東証が取引時間を元に戻すとなると、また別の問題が出てきます。そのまま現在の"短縮取引"のデータを過去データとして使うと、12時30分~13時00分は「取引がない」ということになってしまうのです(^^;。当然、そんな馬鹿げた羽目にならないように、色々と知恵を絞って対策はするのですが、結構、厄介な問題です。取引時間短縮が恒久的措置だったらシステムを変えちゃうんですが、いつまでというのが明記されていない暫定的な現状では、全てが宙ぶらりん状態。しかも元に戻す時には即時対応を迫られるんです。

● もちろん、過去の出来高分布データを使わないで、単純な時間配分で対応することは可能ですが、それによるサービス低下(VWAPからの乖離)リスクは付きまとったまま。いずれにしろ、ホンマ、難儀なことです。分かる人には分かってもらえると思いますが、結局はボヤキですかねぇ~(^^;。スンマヘン!

● 今週は、何か長い1週間だった気分です。さらに、休みのハズの祝日が土曜日にはまってしまうので、休みを1日損した気分(-_-;)。何はともあれ、皆様も良い週末を

 TOPIX : 1682.26 (+10.87, +0.65%)    日経平均 : 16439.67 (+166.99, +1.03%)    円ドル : 118.75  

● NY株式が堅調で、CME日経平均先物も対大証比で155円高。ただ、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続きかなりの売り越し(4660万株売り/2990万株買い)。昨日の日本株大幅安もあったのですが、ひとまず良い方を見据えて(^^;のスタート。印象的だったのは、寄付きの買いが一巡した後から、もう一段高したこと。これは強い印象を与え、その後の相場のトーンを決めた感じでした。

● 前場中頃にCNNで米連邦議会ビルに付属する建物で毒ガス騒ぎ発生と流れて、多少、ふら付く局面もあったのですが、全体としてはしっかり。もっとも、16500円から上を積極的に買う動きは乏しく、この辺で上値が重たい印象もありました。後場後半は、明日のSQが気になるのか(後述)、ジリ貧になる局面もあったのですが、最後の30分で戻して大引け。あんまり連日にはしたくない気持ちもありますが(^^;、今日も日経平均日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● なお、東証1部出来高は、前日比で1.5億株ほど減少して20億6183万株、売買代金は2240億円減の2兆8896億円。反発とは言いながら、やや模様眺め気分も同居していたことを、感じさせました。この「やや模様眺め気分」には、明日がミニSQってことも頭のスミにあったからだろう、と考えています。

● 東証が突然の売買打ち切りに追い込まれたのは、1月18日でした。つまり、明日は、この東証システム障害とそれに伴う「注文件数・約定件数」リミットを意識しながらとしては、初めてのSQとなります。このリミットは、1月22日に東証から発表された「注文件数850万件、約定件数450万件」(http://www.tse.or.jp/news/200601/060122_a.html)となっています。で、最近の注文件数の推移を見ると、ざっくりベースで、注文件数では最初の1時間は250万件、1日トータルで600万件程度(http://www.tse.or.jp/market/yakujo/index.html)。ちょっと前は、約定件数が焦点になったのですが、今回のSQでは、実は、注文件数に注目しています。

● SQの時には、ミスプライスが発生するチャンスがあるので、それを狙いに行く注文(カウンター)がかなり入ってくるのが通常のシーン。ミスプライスが発生しなければ約定しない「遠い注文」が多いので、約定件数にはなり難いのが通常ですが、注文件数としてはカウントされるはず。これがどの程度になるかは、本当に想像するのも困難ですけど、敢えて、それを考えざるを得ないのがSQ。もし、最初の1時間の注文件数が普段の2倍あると勝手に仮定すると、注文件数は、これでプラス250万件。通常の600万件プラス250万件で、計算上は、上限の850万件に届いてしまうことになるのです(-_-;)。

● もっとも、過去の有効注文件数の数値をさかのぼって調べてみると、ミニSQでは、2倍にまでは膨らまないことが多く、せいぜい2~3割増という程度。でも、前回の12月ビッグSQでは、前日の2倍程度の注文件数になっていました。明日はミニSQなので、これまで通りのパターンで行けば、一応、最悪の事態(再度の取引打ち切り)には陥らない可能性が高いと推察できます。ただ、相場は水物。今晩のNY市場などで一波乱あると、明日の東京市場に、影響が出てくる可能性があります。明日は、機械受注というイベント(午後2時)もありますし、一応、トレーディング上のリスクとして、少しだけは意識しておく必要がありそうです。

● 昨日はエキサイトして書き過ぎた(^^;ので、今日はちょっと短い目にします(^^;。

 TOPIX : 1671.39 (-42.08, -2.46%)    日経平均 : 16272.68 (-448.31, -2.68%)    円ドル : 117.90  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの売り越し(5330万株売り/3690万株買い)。ただ、前場ザラ場の印象としては、「なかなか下がらんなぁ~」というのも結構ありました。ところが、前場引け間際に先物が先行してスルスルと下げ足拡大。これは、昼休み立会外バスケット取引で大きなバスケット売りが出るときの典型的な予兆。やばい雰囲気がプンプンするなかでの昼休み、そして後場寄付き。

● 午後12時半になって、先物などの取引がスタート。初っ端から予想通りに先物が軟調で、さらに日経平均先物(大証)が、これまでも見たことが無いほどの遅延が発生する強烈なシステム"障害"。私達のところでも、後場寄付直後の委託注文の約定が、なんと15分掛かるってのがありました。普段なら、先物の単品注文ならば、顧客との電話を切らずに約定案内出来るのが普通ですが、今日は駄目。普段ならば、以下のようなペースで会話が進みます(あくまでもフィクションですが、かなりリアルなフィクションです。ST=セールストレーダー)。

顧客:日経平均先物当限、成行で20枚売ってください
ST:日経平均先物3月限、成行20枚売りですね(と復唱しつつ、同時に注文入力)
顧客:ハイ (5秒ぐらいの沈黙)
ST:16520円で20枚売りました
顧客:新規の売建でお願いします
ST:新規売建で。ありがとうございます

ところが、今日は・・・

顧客:日経平均先物当限、成行で20枚売ってください
ST:日経平均先物3月限、成行20枚売りですね(と復唱しつつ、同時に注文入力)
顧客:ハイ (5秒ぐらいの沈黙)
ST:(居心地悪い沈黙・・・)
顧客:(何とも居心地悪い沈黙・・・)
ST:約定、返って来ませんねぇ~。もう注文はとっくの昔に出しているんですけど・・・
顧客:そうですか・・・。混み合っているのですかねぇ。
ST:そのようです。ちょっとお待ちくださいネ (沈黙・・・)
顧客: (ちょっとイラついて・・・)まだですか?
ST:まだ取引所から何も約定が返って来ないんです。少々お待ち下さい・・・。
顧客:ちょっと長過ぎません?ちゃんと注文出ています?
ST:もちろんです。注文は正しく出ているはずですが、取引所から反応が・・・
顧客:大丈夫ですか?
ST:もちろん大丈夫です。でも・・・取引所から・・・ (と消え入りそうな声で)
顧客:(不信感たっぷりの声で)じゃあ、約定が出来たら電話ください
ST:スミマセン。約定が戻ってきたらすぐに電話します(冷や汗ダラダラダラ・・・)
ST:(電話を切った後・・・) 「どないなっとるんやぁ!」 (と一人叫ぶ!)

とこんな感じ・・・(-_-;)。繰り返しますが、あくまでもフィクションです(^^;。顧客は、当然のようにセールストレーダーがミスったのではないかと疑うし、こちらは「どないなっとんねん!」状態。もちろん、それなりのプロのトレーダーばかりなので、さすがにダブり発注はなかったものの、そのリスクはかなり高い状態が続きました。

● しかも、もっと驚きだったのは、今日の"障害"では、約定案内が遅延していたのではなく、約定時間そのものが遅延していたこと。つまり、注文受付が遅延していたと想像されることです。これまでの大証の"障害"は、注文は届いているけど、約定案内が戻ってくるのに異様に時間が掛かるというパターンが中心だったので、遅延とは言いながら、「注文執行は出来ているハズ」という妙な安心感もあったのです(この言い方も変ですが・・・)。でも、今日は注文自体が取引所に届いていないという、悲惨で深刻な状況だったと想像されるのです。この最悪の状態は、12時30分頃から1時過ぎ頃まで続き、この時間帯は15分の遅延が当たり前。その後も、折に触れて先物は5~7分程度は慢性的に遅延していましたが、この程度なら、もう慣れっこになってしまいました(-_-;)。本当は、絶対にあってはならない事なんですけどね。

● 一方、現物でも銘柄によっては、大証からの約定案内に20~30分掛かるのは当たり前の状態に・・・(-_-;)。これも、最近は珍しい風景ではないので、ある程度は心の準備が出来ているものの、こういう状況に陥ってしまうと、指値訂正が非常に困難になるし、訂正の訂正は厳禁状態。通常、取引所に注文を出すと、受付番号などとともに、「注文受け取りました」というACKという電文が返ってくるのです。これが返って来ないと、次の指値訂正は出来ません。そして指値訂正などをすると、「訂正しました」というACKが返って来るのですが、それが来るまでは、その次の指値訂正(訂正の訂正)は出せないのです。このやり取りに1回20分とか掛かってしまうと、どういう状況に陥るかは簡単に想像できますよね。ホンマ、えぇ加減にして欲しい、と今日はさすがに切れました。

● 話題を戻して、システム"障害"が売りを呼ぶ構図については、今さら説明するまでもないでしょう。今日に関しては、昼休みに顧客売りのバスケットを受けたところなどは、先物を売ってヘッジしようとしていたはず。ところが、先物がまともに売れない(というか、約定出来たかどうかも分からない)状態に陥ってしまったことで、仕方なくSGXでその分を売ろうとしたでしょう(当然の行為)。ところが、SGXでは大証の日経平均先物ほどの流動性はありません。つまり、流動性のキャパ以上に先物を売らざるを得なくなったことが簡単に想像できるのです。某相場解説では「仕掛け的な売り」と書いていましたが、そうではなくて、止むに止まれず、SGXにしては大きなロットの売りを出さざるを得なかった可能性が高いのです。さらに、SGXで先物を売るのもままならないとなると、東証寄付時に、ストレートに現物バスケット売りを出した可能性まで考えられるのです。

● もっと書くと、その先物遅延混乱中は、バイカイも現値も「10~15分前のものではないか」というとんでもない連想をせざるを得ず、ディーラー連中は注文を手控えざるを得ない状況に陥ったと想像できます。つまり、買戻しすら入れるに入れられない状況ってことです。そんななか、売り買いせざるを得ない向き(ヘッジ売り)は板薄のなかを成行で売らざるを得ない状態になり、余計に値段が飛んだ感じもありました。加えて、直接関係ない向きも参加するので売りが加速することがあるは、あの東証システム障害ショックで経験済み。なので、連想売りも出てきてしまいます。売りが売りを呼ぶ、って感じでしたね。

● それやこれやで、指数はあっという間に崩落状態。その後、買戻しで戻りそうになる局面はあったものの、日中足を見れば見事な右肩下がり。最後まで下落は止まらず、指数は軒並み安値引け。日足チャートからみても、この1週間半ほどのもみ合いレンジから、スコンと下抜けた格好になり、「ヤバイ」感じになってしまいました。先物で言うと、20日移動平均線16200円弱と、窓が空いている15920-16160円(1月26-27日)が目先的な焦点になりそうです。

● 今日の相場を記録面から行くと、東証1部出来高は前日比で1億3000万株ほど減少の22億1935万株、売買代金は逆に2879億円増加の3兆1136億円。売買単価は200円ほど上昇して1402.92円でした。東証1部33業種は全て下落。東証1部では、値上がりはわずか126銘柄にとどまり、値下がりが1520銘柄と圧倒的でした。

● 実は、今日の日経平均3月限の出来高は101,133単位。昨日の2倍弱だったのですが、昨日は値動きがかなり小さかったせいで、一昨日は90,360単位出来ていたので、今日の出来高が極端に大きかったというのではありません。なのに、15分超もの異常な遅延。大証からの詳細な「言い訳」は、これを書いている時点では出てきていないのですが、やっぱり説明義務はあると思います。「注文集中によるもの・・・」の決り文句で、大証は「システム障害」を認めようとしない姿勢の様子ですが、前も書いたように、ユーザーからすると、「これがシステム障害じゃぁなければ、何がシステム障害やねん!」って感じです。

● 私自身が関西出身で、しかも大証で場立ち研修をスタートし、本当に大証にはお世話になった一人として、これは涙が出るほど情けない状況。何とか、ちゃんと立ち直ることを祈っています。もうすぐSQなんだし・・・。

● あまりに書かなきゃあいけない事が多過ぎて疲れます、ホンマ・・・。今日も日経平均日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。昨日の逆で、Y軸の縮尺の関係で、あまり動いていないように見えるかもしれませんが、きょうは結構ひどい1日でした。日経平均の前引けと大引けのギャップに注目しつつ、最後に、下記をお読みください(長文スミマセン)。

● 今日の件はともかくとして、一歩下がって、東証が現物取引を30分間短縮したことで、先物だけが先行する後場の妙な特色が出てきているように感じています。30分間先行して取引開始になる先物が、後場のマーケット全体のトーンにかなり影響を与えてしまう、ということです。現先が同時にスタートしていた頃よりも、少なくとも心理的に先物の影響力が大きくなったように感じるのです。

● 今日などはその典型で、現物が動いていない30分間で先物が下値に向かってしまうと、現物寄付きの初っ端から売り先行になってしまい、後場のトーンを決めてしまいます。これは上昇の時も同じパターン。先物しか動いていないので、先物に注目せざるを得ず、その動向に注目が集まってしまうためですけど、弊害とも受け止められる面が強くなっている印象が否定できません。もちろん、「これも相場」なので、文句を言う前に対応せざるを得ないのですが、東証30分短縮の影響が、あちこちに歪みを形成しつつあるのは間違いなさそうです。

● 他にも、現場では東証30分短縮がもたらす影響は色々あるのですが、長くなり過ぎたので、これは次回にしましょう。今日は、エキサイトして書き過ぎました。スンマヘン!ホンマ、大証はん、頼んまっせ!

 TOPIX : 1713.47 (+1.17, +0.07%)    日経平均 : 16720.99 (-26.77, -0.16%)    円ドル : 118.80  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、株数ベースでは買い越し(3000万株売り/ 3880万株買い)ながら、市場筋観測では「金額では売り越し」とのこと。さらに、モルガン・スタンレーが日本株推奨ウェイトを引き下げた(15%→10%)とのオーバーナイトニュース。ちょっと昔だったら、この手のニュースで相場にかなりのダメージがあったでしょうが、最近はちょっとやそっとでは相場はぶっ壊れません(^^;。これらを跳ね返すように、堅調な展開。もちろん、上値の重たさはかなり感じたものの、下値もかなり堅い印象がありました。

● ただ、全体を見渡せば、方向感の乏しい展開で、日経平均の日中値幅は88.33円にとどまり、手元の数字では、昨年12月26日の82.76円以来の小動き。ただ、悪材料を悪材料視しないところは、覚えておきたいと思います。相場がヤセ我慢している可能性は残るのですけどね・・・。今日も日経平均日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。Y軸の縮尺の関係で、大きく動いたように見えるかもしれませんが、かなり小動きでした。

● 個別では、NFLナンバーワンになったSteelersに敬意を表したってワケではないでしょうが(^^;、鉄鋼株が賑わう1日。朝の外資系動向から、これは想像できていたことですが、出来高上位を独占状態にし、売買代金上位にもかなり食い込む状況でした。何で突然、鉄鋼?と考えたくなるのは当然ですが、そこは「先駆したけど、周りが上がっちゃったので、いまや出遅れ」ってことにしておきましょう(^^;。

● ただ、その鉄鋼株が賑わった以外は焦点ボケ。鉄鋼株が賑わったおかげで、東証1部出来高は23億5078万株と前日比で2億8483万株も増加したものの、売買代金はほぼ昨日と同水準の2兆8257億円。売買単価は前日比で156.99円も下がって1202.01円でした。もっと下がるかなとも考えていたのですが、ソフトバンクが売買代金トップだったので、売買単価の下落をある程度支えた印象です。脱線しますが、Steelersと言われれば、神戸出身の私としては、神戸製鋼ラグビーのSteelersを連想するんですけどネ(^^;。

● 話題変更。昨日書いた預金保険機構の、「株式の処分に係るフィナンシャル・アドバイザー選定のための一般競争入札公告」について、私に替わって、某市場筋が調べて下さいました m(_._)m。少し引用すると、「旧長銀保有株(簿価で2兆2693億円)については、2月までは、新生銀行に優先買い戻し権があり、旧日債銀保有株(簿価で6701億円)については、8月までは、あおぞら銀行に優先買い戻し権がある。売却が行われるのは、これらの権利が期限切れとなってから」とのこと。

● 買い戻し権については、預金保険機構のHPに掲載されていたので知っていたのですが、簿価とは言いながら「えっ?合計して3兆円近くもあるん?」ってことは、頭からすっかり抜け落ちて(髪の毛じゃなくて!)いました(^^;。当然、時価ではない点には注意が必要だし、ある程度は買戻しで処理されるんでしょうけど、かなりの量なのは間違いありません。

● 関連話題を探そうとググッていたら、大和総研のHPに、「買取機構・日銀・預保の売却による株式の再流動化」(http://www.dir.co.jp/publicity/column/051227.html)なるレポートを発見。表題通り、預保だけではない分も議論に含まれているのですが、筆者の壁谷氏によると「2006年株式需給のリスクファクターとして捉えておくべき問題である」と。規模が規模だけに、当然でしょうなぁ(^^;。

● もちろん、これらの要因で相場が下落するなどのナイーブなことを言い出すつもりは全くありません(きっぱり!)。でも、足元の相場好調もあって、まだこの手の話題はあまり広くメディアに登場していないだけに、出てきたときに「何じゃ、そりゃあぁぁ~」と驚かないよう、心の準備はしておきたいものです(^^;。銘柄リストですか?"No Pain, No Gain"ってことで、各自奮闘を!頭をちゃんと使えば、十分にそれなり以上のことは出来るハズです。

● 雑談。確か東京は16℃まで上昇するって予想が出ていたと思うのですが、昼頃に最高気温が8℃に修正されたようですね(^^;。Tシャツで出勤したのにぃ!(ってのは冗談ですけど・・・(^^;)。

 TOPIX : 1712.30 (+4.34, +0.25%)    日経平均 : 16747.76 (+88.12, +0.53%)    円ドル : 118.70  

● NY株安に加えて、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、株数ベースではチャラ(3790万株売り/ 3840万株買い)ながら、市場筋の観測では「金額では大幅売り越し」とのこと。さらに、小泉首相支持率急落報道があったりした割には、寄付きは意外に堅調。意外に感じたのが私だけだったのかもしれませんが(^^;、ちょっと「あれっ?」って感じがありました。まさかとは思いますが、スーパーボウルを見たいがために急ぐあまり、「寄付き買って終わり」(なんのこっちゃ(^^;)なんて米系投資家がいたのかも知れません(→冗談ですよ!本気にする人がいるかもしれないので、為念(^^;)。

● その後、寄付きの買いが一巡した頃に、TOPIX先物で大口売りが相次ぎ、断続的な裁定解消売りを誘発して指数はあっという間にマイナス転落。日経平均先物が直近高値の16770円(1月30日)を20円だけ上回ったものの、そこで止まってしまった点も、心理的に大きかったと考えています。また、TOPIX先物は、同じ1月30日高値が1722.0ポイントですが、今日は1718.0ポイント止まり。TOPIX先物が高値を取れなかったという点も、上値の重たさを感じさせる要因だったイメージ。

● ただ、後場に入ると今度は一転してジリ高歩調。「下がらんなぁ~」の声がトレーディング・ルーム内を飛び交うなか、ジリジリと下値を切り上げる様子は、何か不思議なものでも見ているような雰囲気でした。まさか、スーパーボウルが終わったので、「そうや、買わなあかんかった」と米系投資家が戻ってきた・・・なんて事はないですよねぇ(^^;)(→冗談ですよ!為念(^^;)。今日の東証1部出来高はほぼ前週末と同水準の20億6895万株、売買代金もほぼ同水準の2兆8076億円でした。

● 不思議だった1日の日経平均日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 下値をトライしたものの平然と戻ったことは、チャート上、また迷わせる感じになっています。例によって、酒田五法で行くと、陰の大きなカブセ線になりそうだったのが、たくり線(厳密には違う)風の格好に。ただ、首吊り線とも取れなくはない格好で、もしそう受け止めるのなら、「ここを新規に買っては首吊りモノ」と(^^;。チャートの形だけではなく、日経平均先物が直近高値を更新したものの、TOPIX先物は届かなかったので、評価が割れるところ。こんなときは、あまり右往左往せずに、信じる道を進む方が良いのでしょうね(^^;。

● 話題変更。今日、某市場筋氏との電話会話で久しぶりに預金保険機構という名前が出たので、ちょっとホームページを覗いてみると、興味をそそるヘッドライン(^^;。「株式の処分に係るフィナンシャル・アドバイザー選定のための一般競争入札公告」(http://www.dic.go.jp/new/2006/2006.2.1.html)なるお知らせが掲載されていました。

● 要は、特別公的管理銀行(翻訳→旧長銀、旧日債銀)から預金保険機構が買い取った株式の処分についてですが、アドバイザーの契約期間は「平成18年2月15日から平成18年3月31日までの期間」と。1ヶ月半とは短い印象があるのですが、もともとこの2行分の売却だけだったら大したことはない、ってことかも知れません。具体的にどの程度の残高が「処分売り」として出てくるのかについては、私の手元に何の資料もないのでノーアイディアです。預金保険機構に聞こうかなとも思ったのですが、ミーティングや何やらで聞きそびれました(^^;。一応、頭のスミに入れておこうと考えています。

● 実は、その某市場筋との話は、今朝のTOPIX先物大口売りに関して、預金保険機構が足利銀行の資産買取を行って、そのヘッジでTOPIX先物を売ったのではないか、との見方が出ている、という話だったんです。裏を全く取っていないので、本当かどうかは一切分かりません。預金保険機構のHPには、「足利銀行が保有する資産の買取りについて」(http://www.dic.go.jp/press/2006/2006.1.27.html)という理事長談話が掲載されており、そこに「当該資産235億円(簿価911億円)の買取りを行う旨決定した(買取日は平成18年2月6日を予定)」と書いてあります。まぁ、この手の憶測話は、「もしかしたらホンマちゃうか?」と思わせるネタが必要で、今回のはバッチリその通り(^^;。でも、ちょっと出来過ぎた話って気がしないでもありません(^^;。また、ホンマに本当の話だったとしても、相場としては、もう今朝の売りが出た時点で終わった話ではあるのですけどね・・・(^^;。

● "ゴールドマン・タイガース"?"金色の縦じま"?あのなぁ~、「言うてえぇことと、あかんことの区別ぐらいは付くやろぉ(-_-;)」。ホンマに・・・(-_-;)。

● 今晩の東京は雪?!?

 TOPIX : 1707.96 (-3.06, -0.18%)    日経平均 : 16659.64 (-50.91, -0.30%)    円ドル : 118.45  

● 今日は節分。株式市場で節分と言われれば、どうしても「節分天井、彼岸底」との相場格言を思い出してしまいます・・・(^^;。彼岸は春分、秋分を挟んだ7日間で、春は3月21日前後ってことになります。これは、日本企業の期末が3月末に集中しているという要因が働いているのは間違いありませんが、今年はどうなんでしょう?昔ほどは、影響は出ないようにも感じますけどネ。いずれにしろ、この格言は、あまり意識しないで行きましょう(^^;。

● 相場。NY株安もあって、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、再びかなりの売り越し(5510万株売り/4340万株買い)。CME日経平均先物も16550円と、対大証比150円安。昨日の引け味が危うげながら、それなりに良かっただけに、今朝は失望ムードのスタート。ただ、それほど大きく突っ込まないというのは、最近のマーケット通り。安いことは安かったものの、大引け前に先物主導でスルスルと戻ったことで、結局、前日比でも大きな動きに発展しない1日でした。

● 日中の日経平均値幅も97.23円と久しぶりに100円割れ。手元の数字では、昨年12月26日に82.76円の日中値幅を記録して以来。直近、1月18日には、日中値幅が666.12円もあったので、如何に小動きだったかが分かります。今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 東証1部の出来高は前日比で3.8億株ほど減少して21億2371万株、売買代金は同3300億円弱の減少で2兆7572億円。週末を控えていることや、全体に小動きだったことを考えれば、まぁ、妥当な水準でしょうか・・・。来週は、この日経平均16700-800円の壁をどうするかが焦点になると考えています。

● 今日はコメントがかなり短いのですが、体調も今ひとつだし、何となく気分も乗らないので、この辺で終了。今週はホンマ疲れた・・・(^^;。良い週末を!

 TOPIX : 1711.02 (+16.78, +0.99%)    日経平均 : 16710.55 (+230.46, +1.40%)    円ドル : 118.45  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅買い越し(6560万株売り/7220万株買い)。差し引きは事実上チャラに近い感じだったのでしょうけど、売り買いともに量がかなり多かったのはやや意外。マーケットは寄付きから上昇。ただ、このところの相場の特徴は、ある程度の水準まで行くと横ばい(もしくはジリ貧)になってしまうこと。前場は16700-800円の"壁"に阻まれる格好で、上も下もがっちり。大引け間際の15分ほどで、先物主導でスルスルと上昇して高値引けになったものの、全体感としては、上値を抜けるには材料不足という印象が残った1日。なお、今日の東証1部出来高は、ほぼ昨日と同水準の25億0673万株、売買代金はちょっと減少して3兆0858億円でした。

● 今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 相場の内容については、他のメディアをご覧頂くとして(と言ってサボる・・・(^^;)、ここは、ちょっと相場とは直接違う話題に行きます。まず初っ端は怒りの声から。

● 昨日も書いたのですが、今日も大証の遅延はひどかったです。ザラ場中も遅延が頻発していた印象があったのですが、何よりも驚きは、日経平均先物が引けたのは午後3時20分(でも約定時間は午後3時10分)だったってこと。さらに、現物はもっと遅れて、午後3時半過ぎにならないと大引け約定が返って来ませんでした。いくら慣れっこになってしまった(-_-;)とは言え、顧客に約定案内が返せないどころか、際どい指値などだったら、出来なかったと思いこんでしまうリスクまであります。某市場筋は、「日経平均先物の引けは3時20分になったのでしょうかねぇ」なんてコメントをメールしていましたが、本当にその通り!

● その後、大証から、日経平均の大引け処理終了が午後3時20分、現物株式の終了が午後3時31分だった、と正式なFAX通知がありましたが、ホンマ、何とかして欲しいものです。さらにカチンと来たのが、そのFAX通知で「これはシステム障害によるものではありません」の一言。あのなぁ~(-_-;)、ユーザー側から言わせてもらえば、「これがシステム障害とちゃうんやったら、何がシステム障害やねん!プンプン!」って感じ。さらに、この遅延の影響で、大証銘柄の終値や四本値のデータ送信にも影響が出たと発表(http://www.ose.or.jp/frame.html?news/0602/060202i.shtml)。終値の間違いだけでなく、なぜか寄付値がおかしい銘柄もあったとのことで、ホンマ、何とかして欲しいものです。

● まぁ、これ以上書いても仕方ないので、ヲタク系話題へとがらりと変更(^^;。昨夕、東証から月例の浮動株比率の見直しが発表されました(http://www.tse.or.jp/topix/float/rate/index.html)。新規上場や昇格銘柄に浮動株比率の設定があったものの、既存銘柄群には変更がありませんでした(見落としてない限り・・・(^^;)。これで、心置きなく(^^;、今月末の第2回目TOPIX浮動株調整に進むことができます。

● 不思議というか興味深いことに、今回の第2回浮動株調整は、は市場筋の間でも、全くといって良いほど話題になりません。前回は初回ということもあって、各社からレポートが相次いだのですが、今回は「し~~ん」状態(^^;。ただ、興味深いことに、参考TOPIXと旧TOPIXとのレシオ(TOPIXの現指数と旧指数でも)を取ると、1月半ばを底にして、参考TOPIXが旧TOPIXをかなりはっきりとアウトパフォームしており、浮動株ファクターが効いている状態にあることが分かります。下に、「参考TOPIX÷旧TOPIX」のチャートを付けておきますので、それを見ながら読んでください。

Data source: Tokyo Stock Exchange Homepage

● このレシオは、実は12月中旬から約1ヶ月に渡って、かなりひどい下がり方をしたのです。ところが、そこからは派手なバンジージャンプ状態。参考TOPIXはフル・フリーフロート指数です。旧TOPIXは全く浮動株比率の考えを採用していない指数です。参考TOPIXが旧TOPIXをアウトパフォームしているということは、浮動株指数が強いということ。つまり、市場であまり話題にならなくても、誰かが密かにポジションを積み上げている可能性は考えられます。もっとも、反転タイミングはライブドア・ショックと一致するので、単に大型銘柄に揺れ戻しただけかもしれませんけどネ・・・(^^;。

● 昨日の浮動株比率見直し発表を受けて、今後数日間でもう少し話題になってくるとは思いますが、もしそうならなかったら、逆に少し注意しておいてください。前回は逆サイドのポジションがかなりあったので、実際に浮動株移行を実施した方々にとって、ほとんどインパクトは感じなかった(機関投資家側からはむしろ良い方向に行った)と思います。でも、逆サイド側の興味が薄れて参加者が少なくなれば、それだけ裸のインパクトが大きくなる可能性があるワケですから・・・。

● 最後は雑談。昨日のコメントで夕刊フジに「日興コーデ粉飾疑惑"441億円の実現利益を偽装"、告発文書を入手」(http://www.zakzak.co.jp/top/2006_02/t2006020103.html)なる記事が掲載された件を書いたのですが、その後、夜に夕刊フジのHPを見たら、HPにはこの記事は掲載されていませんでした(今もない)。つまり、削除されちゃったってことでしょうね。一般的に、通信社や新聞社が記事削除をするときは、「記事削除のお知らせ」を出すのですが、そこは夕刊フジ(^^;。単に消しちゃったみたいです。日興コーディアルあたりから、強烈に抗議でも行ったのでしょうか?もともと、内容と比較すると、ヘッドラインがやや衝撃的過ぎた面はありましたけどねぇ~(^^;。

2006年02月01日(水) .... 7日ぶりに下落、後場下げ足速める

 TOPIX : 1694.24 (-16.53, -0.97%)    日経平均 : 16480.09 (-169.73, -1.02%)    円ドル : 117.20  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、2日連続で小幅売り越し(4270万株売り/4010万株買い)。さらに、米国市場大引け後に発表されたGoogle(GOOG)の決算が悪くて、それでGLOBEXのNasdaq100先物がかなり売られたことを気にする声もありました。でも、それにもかかわらず、前場はかなり底堅い印象。正直、なんで堅調なのかが良く分からない状態だったし(^^;、途中で指数がプラスになったところでは、「何でこんなに強いねん?」って声も飛び交っていました。

● ところが、後場に入ってからは、一転して右肩下がりジリ貧商状。この2日間ほどは、最後の1時間とかに右肩下がりになっていたのですが、今日は後場全部が右肩下がり。特に後場は、かなり失望感が強い地合いでした。ライブドアを持ち出したくはないのですが(^^;、ライブドアが100円割れになると同じ時期に、日経平均先物も16500円割れ。さらに、夕刊フジに「日興コーデ粉飾疑惑"441億円の実現利益を偽装"、告発文書を入手」(http://www.zakzak.co.jp/top/2006_02/t2006020103.htmlだったけど、記事削除されたの?)なる記事が掲載されたことが市場筋の間を駆け巡り、日興コーディアルがスコーンと売られてしまい、下げが加速した印象。コックローチ理論(ゴキブリを一匹見付けたら、一匹では済まない)の連想で、野村HDなども下げ足を速め、ただでさえ軟調な地合いが余計に落ち込んだ印象を残してしまいました。

● もちろん、この辺の理由付けも、何となく八つ当たりの雰囲気が無きにしもあらず(^^;。実際、日興コーディアルの株価がそれほど動いていなかったら、誰も気にしなかったことでしょう。でも、今の相場は、何となく、「売りたくないように見えるけど、無意識に売る理由を探している」という感じを受けてなりません。逆説的に言えば、それだけ参加者が慎重になっているので、総員強気の状態よりはリスクが小さいのかもしれません。でも、何となく気にはなっています。

● 今日も日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 何はともあれ、結局、日経平均は安値引け、TOPIXも安値圏での引けとなりました。東証1部出来高は25億1814万株、売買代金は3兆2191億円とソコソコ活況。ただ、商いが盛り上がったという印象はあまり無かったです。もっとも、一歩下がって見ると、TOPIXも日経平均は昨日まで6連騰で、TOPIXは終値ベースで122.87ポイント上昇、日経平均は同1289.17円も上昇していたので、ここでの一服は当然と言えば当然なんですけど・・・。

● 昨日書いた「はらみ線」の件、今日の下落は、「ちょっとヤバイ」状態の雰囲気を認めざるを得ない感じでした。私は水晶玉を扱えるワケではないので、断言する気はないしその能力もないのですけど・・・(^^;。とは言うものの、市場参加者全体がそういうムードになっているのも真実で、逆側の「安心」に対する評価も、少し過剰反応のように感じてしまいます。業績絡みのニュースやアナリストの格付け変更に、足下で株価はかなり反応するものの、3~4日経過後にもう一度見ると「あれっ?」ってのも結構あるんです。うまく泳ぎ渡るのは難しいでしょうけど、イベントが発生してから考えるのではなく、常に冷静な時に先々を考えておきたいものです。言うほど、そんなに簡単ではないんですけどネ(^^;。

● 最後に苦言を一つ。大証のシステムは今週からヘラクレスが新システムでの運用となり、既存システムへの負担が多少は減ったはず。ただ、あまり変化は見受けられないのですよね、実際問題。今日も遅延がかなり発生した印象があるし(後場の日経平均先物は特にひどかった)、現物でも大引約定は戻ってくるまでに、7-10分とか掛かっていました。もう市場筋も遅延に慣れっこになってしまい、諦めの気持ちもあって、大きな声は上がらなくなっているのですが、遅延が常態化しているおかげで、私達の現場では、顧客が大証銘柄の取引を自己制限する傾向は明確になってきています。東証のずっこけの方が派手だったので、メディアには東証が登場することが多かったのですが、大証の慢性遅延も何とかして欲しいものです。何円で取引されているか不明な時に注文を入れるのは、やはり恐いですよ・・・ホンマ。

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