2011年03月20日(日) .... 元気にしてますよぉ!
● まず最初に、今回の東北関東大震災で被害に遭われた方々に、心からお見舞いを申し上げます。
● 神戸で生まれ育った一人として、震災は他人事とは到底思えません。色々と困難があると思いますが、そんな時こそ、前向きに頑張ってください。自分も出来ることを頑張ります!
● 私自身については、とりわけ何かのネタがあるのではありませんが、一応、相場的なことをつらつらと書いておきます。今回の大震災に伴う相場急落では、私個人のポートフォリオもそれなりの被害を受けたのですが、実は2月中旬頃から買いポジションをかなり減らしていました。これは、相場観とは少し違った理由でそうなったのです。
● 前々からブログをお読みいただいている方々はご存知だと思うのですが、ここ数年続いているガン治療の一環として、抗ガン剤を新しくしたのですが、その影響等々でかなり体調不良だったのです。もしかしたら入院しなけりゃあアカンかな、という雰囲気だったし、実際、2月~3月には入院する羽目になってしまいました。この予感があったことが主たる要因で、もう一つは相場が今ひとつしっくりこなかったことから、ポジションを減らしていたというワケです。1月と比較すると、ポジションは4分の1程度にまで減っていたこともあって、実際に相場急落局面に遭遇しても、まぁ、何とか「しゃあない」程度の損失で済ませることが出来ました。
● 実際に地震発生時は自宅療養中だったのですが、あの10分間では、何も出来ませんでした(^^;。その後、週明けから「すぐには入らないだろうと思える下値」の水準(とその当時は考えていた)で買い注文を入れたら、これがボコボコと出来る状態。事前にポジションを減らしていなかったら、到底、買えなかったと思います。さらに、震災から1週間強が過ぎて感じることは、ある程度、ポジションを持っていなかったら参加できなかっただろうということ。もちろん、事前に何の偶然か分からないけどポジションを減らしていたことが大きな要因でしょうけど、雰囲気が合わなくても、ポジションをゼロにするまでは行かなかった点が、再エントリーできた要因でもあったなと感じています。
● 証券各社から「立替金発生」のお知らせが何発も出てきていることを考えると、今回の相場急落で巨大な損失を被った投資家が多く、それが証券会社に降りかかったこともよく分かります。オプションの売り建て禁止も急増しています。その辺のことを考えると、まだまだ相場が落ち着くまでに時間が掛かるでしょうけど、「それも相場」です。逃げませんでぇ!
2010年03月21日(日) .... ネットで民放ラジオが聞ける…ハズなんだけど…(^^;。
● 先日、あちこちのニュースでも流れていたのですが、民放ラジオをネット上でリアルタイム配信する「radiko.jp IPサイマルラジオ」というのが始まりました。URLは、http://radiko.jp/ で、会員登録などは必要なく、無料でネットに繋がっているPCならば聞くことができます。
● 現在はまだ実用化試験配信ってことですが、関東と関西の色々なラジオ局が参加しています。関東では、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオNIKKEI、InterFM、TOKYO FM、J-WAVEが参加しており、関西では、朝日放送、毎日放送、ラジオ大阪、FM COCOLO、FM802、FM OSAKAが参加しているとのこと。
● これで、関東では流れないことが多い阪神タイガースの野球中継も聞けるし、相場関連だとラジオNIKKEIが聞けるので、なんか凄く便利そう…と考えたのですが…。ところが、何か妙にワケの分からん規制というか制限が掛かっているようで、全国で一律に聞けるってワケではないようです。
● なんでも、関東の放送局が聞けるのは、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県だけで、関西の放送局が聞けるのは、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県だけとのこと。そして、「その他の地域は聴くことができません」ですって。「そんなん、意味無いやん!」というのが正直な感想。ホンマ…。
● そもそも、地元の放送局は地元で普通にラジオで聞けるんだし、なんでわざわざネットに繋いで聞く必要があるのかってこと。さらに、ラジオNIKKEIなんて短波放送やから、元々、全国区のハズ。なんで関東だけやねん?ってことになってしまいます。地域拡大についてQ&Aを覗いてみると、「試験配信中は東京、大阪以外のサービスの予定はありませんが、今後、他地域への拡大については検討していく予定です」とのこと。
● まぁ、色々な放送関係の権利などが絡んでいるための制限とは想像しますが、ユーザーの側に立った設計でないと、受け入れられないってのが分からないんですかね?せっかくコストを掛けて始めるんだから、PC上でラジオが聞けるという便利さだけではなく、地元局ではない放送局(つまり普通のラジオでは聞けない局)が聞ける、というメリットを提示しないと、なかなか成功しないように感じてしまいました。何かピンボケなんですよね、やってることが…。
2010年02月27日(土) .... ウォール街でもカーリングが人気って…(^^;。
● 全くの雑談です。New York Times紙に出ていたのが、『On Wall Street, a Romance With Curling』 との記事。もちろんニュース記事そのものは英文ですが、詳細は記事本文をお読み頂くとしましょう。ここではざっくり訳すと、大引後にCNBCがオリンピックのカーリング競技を中継したところ、大うけで視聴率も非常に良かった。そして、トレーダーの間でファンが急増している、とのこと(^^;。財務省のお役人方々までそうだって書いてあるので、半端ではありません…(^^;。
● 確かに、あの競技は既に国民の多くがルールを理解した通り、かなり頭を使う種目です。単に速い、強いだけの話ではありません。戦略、戦術、そして心理面の戦いなど、まぁ、色々と相場に通じるところはたくさんあると思います。だから、その辺で相場でのやりとりを日常的に行っているトレーダーが親近感を感じるのは、なんかとても良くわかります。
● しかし、あの肉食中の肉食人種のNYのトレーダー連中が「癒し」を求めてカーリングに熱中するというのも、何か…、ねぇ~~(^^;。とは言うものの、今日のカーリング決勝戦には、私個人としても結構、見入ってしまった…(^^;。
2010年01月01日(金) .... 明けましておめでとうございます!今年も頑張って相場を楽しみましょう!
● 明けましておめでとうございます!
● 今年も色々と相場にとっては楽な局面、苦しい局面、色々あるとは思いますが、そのなかで投資家として、市場参加者として、楽しんでいけることを願っています。相場なんて苦しみのためにやるものではありません。でも、単純に利益だけを求めるものでもないとも考えています。知識、知恵と欲望がぶつかり合った結果としての相場。そのなかでも、少しでも知的な面を求めて、純粋に相場を楽しめるように頑張りたいと考えております(^^。敢えて少し違った面から相場を見ることも心掛けるつもりです。まぁ、出来るかどうかはわかりませんが、少なくとも心構えとしてはそうありたい、ってことです!
● 今年は、まず初っ端から東証 arrowhead が大発会から稼動します。これによって、相場の性格が少しでも変化するのかどうかに注目しています。考え方によれば、かなりの環境変動になる可能性もあるんですから…。参加者として、少なくとも慌てないように、さらに慌てて馬鹿やっている向きがいれば、それを逆手に取れるようにアイディアを考えて…(^^;。
● そうそう、エンジュクさんのところでも、「虎年の獅子座」ブログを開始しました。基本的にこのブログと同様の内容ですが、もしよろしければ、あちらへもどうぞ。URLは、http://torashishiza.enjyuku-blog.com/ です。
● 本年もよろしくお願い致します!
2009年11月16日(月) .... 今年の大納会に石川遼選手が参加だって(^^。今年から全日立会です。
● 今日、東証から大納会と大発会について、『「2009年大納会・2010年大発会」について』との発表がありました。大納会には、かのプロゴルファー、石川遼選手が来るそうです(^^。
● なお、前々から発表されていたことですが、今年の大納会、そして来年初の大発会からは、全日立会となります。(『本年12月30日の大納会より終日立会となります』(東証)参照)。これまでは、大納会・大発会は半日立会だったので、前場が終わったら、その後、顧客先に挨拶回りなどに行くのが証券営業マンの通例だったのですが、今年年末からは、そういった風物詩もなくなりそうですね。かつて、土曜日も半日立会があったのを知っている向きは、どれだけ残っているのでしょうか…(^^;。
2009年07月12日(日) .... 生き残ったJ_Coffeeさんのサイト、gotospace さん、ありがとう!
● 更新されなくなってからも、ちょくちょく訪れていたJ_Coffeeさんのサイトが先日からアクセスできなくなってしまい、「どうしたんだろう?」と考えていたところでした。また、「多少の手間があったとしても、全文、保存しておけばよかった…」と悔いが残ったところなんですが、HPにアクセスが出来なくなってしまってからそれを言っても、既に遅し。
● J_Coffeeさんのサイトは、infoseekの上だったので、更新してなければ、いずれどこかで消される可能性はあると想像していたものの、infoseek(楽天)の担当者は重要性を分かっているのだろう、と安易に考えていた点もあったのです。まぁ、無くなってしまってから「重み」に気付くというのは、この世の中、往々にしてあるもので…(^^;。私もHPのマーケットコメント用にinfoseekを使っていた時期があったのですが、ここは更新をやらないとあっさりと消されてしまうのです。無料のHPスペースを提供してくれているので、こちらが文句を言う筋合いではないのは分かっているんですが、それ以降はinfoseekは基本的に使わなくなったという経験があったもので…。
● そうこうしていたところ、gotospace さんの著名サイト、「考える株式投資」にてJ_Coffeeさんのミラーサイトが出来たとのお知らせ!
『あの有益な内容がネット上から消失するのは社会的な損失だと思うので、J_Coffeeさん御本人に直接相談をして許可を頂きましたので、ミラーサイトを用意しました』
● そこまでの行動力がなかった自分をちょっと恥ずかしく感じてしまいました(^^;。それよりも何も、gotospace さん、ありがとうございました!この件については、gotospace さんのサイトのなか、「7/10 近況報告 / Twitter始めました」に出ています。もっとも、ヘッドラインにはJ_Coffeeさんのミラーサイトにして関しては一言も出ていないので、RSSなどでヘッドラインだけをチェックしていても分からないのですけどネ(^^;。というわけで、私の方から応援メッセージと共に宣伝を(^^;。URLは上記アップのなかに記載されていますので、そちらからどうぞ。
● ところで、そのJ_Coffeeさんのサイトの最後のアップは、「郵政民営化法案の否決と日経平均の値動き」(2005/8/8)。懐かしいというか…(^^;。あれほど劇的に政治イベントで相場の流れが変化したのは、私の経験では初めてでした。今日は東京都議会選挙。東京都民の皆さん、投票権を行使しましたか?もちろん、私は朝一番でやってきました。国民が政治に対して使える数少ない権利です。ちゃんと行使しましょうネ。
2009年06月05日(金) .... B・N・F氏がオリックスの第9位株主に登場.。すごいなぁ~(^^;
● 閑話。方向感が今ひとつ乏しいマーケットを眺めつつネットをうろついていたら、『あの「ジェイコム男」がオリックス株主9位に、107万株保有、時価総額60億円』(夕刊フジ)との記事(^^;。実は、この話は数日前から市場関係者の間をスキャン画像が流れていたのですが、ついに、メジャーな記事になってしまいました(^^;。
● 「だからどうした?」と聞かれると答えようがないのですが(^^;、一度で良いから、東証1部のメジャーな銘柄の大株主に名前を出して見たいというのは、何となく妄想としてはありますよね…(^^;。おまけでオリックス(8591)の日足チャート(出典:マネックス証券)直近6か月分を付けておきます。
● なお、その株主上位10社(者)については、オリックスの株主召集通知に記載されています。P.16の「3.株式に関する事項(平成21年3月31日現在)」にあります。他が法人名ばかりのところで突如として個人名が記載されているので、まぁ、すぐに判ります(^^;。株主召集通知PDFの直リンクURLはこちら (http://www.orix.co.jp/grp/content/090601_46AGMNoticeJ.pdf)です。ただし、先ほどアクセスしたらかなり重たかった(^^;。
2009年04月29日(水) .... 「考える株式投資」の「見えるXBRL」。恐ろしいサイトだ…(^o^)。
● 以前から何度か紹介したことのある「考える株式投資」(http://g2s.livedoor.biz/)というサイト。主催者の方には一度もお会いしたことはないし、お話をしたことすらないのですが、前々から、大量保有報告データベースやら、EDINETを系統立てて見ることのできるサイトなど、真面目に投資を考える方々にとっては、実に役立つサイトを運営されています。色々なプログラミングの素養が凄いのは見ただけで分かるし、"gotospace"というハンドル名から勝手に想像すると「理系」の方かな?とは考えるのですが、単に技術に走らないところは一味違っています。どうも証券や金融業界の方ではないような雰囲気を受けるのですが、その辺は不明(^^;。一方、Bloomberg、ロイター、QUICKなどのプロ端末を運営する向きからすると、実に恐ろしいサイトでもあります(^^;。
● そのgotospace 氏が「見えるXBRL」という投資ツールを以前から始動されていたのですが、『「新しい見えるXBRL」を仮公開しました』とのこと。実際に「見えるXBRL」に行ってみればすぐに分かるのですが「これは凄いっす!」(^O^)。
● 個別銘柄別はもちろん、業種別にもEDINET掲載の決算発表から業績予想修正のヒストリカルまで、適時開示情報が全て一目瞭然。正直、ちょっと「唖然」とするぐらいの仕上がりになっています。正直言って、Bloombergなどのプロ端末でヒストリカルの開示を蓄積してあるのは凄いとは思っていたけど、それにしてもPDFをいちいちダウンロードして、そしてPDFを開けてという作業が必要だったのが、XBRLをここまで使いやすく加工してあると、画面で一見して全てが分かってしまうのです。「今期実績が1億円以上で、1週間以内に発表された来期予想の増加率が高い企業」のランキングまであるのですから…(^^;。
● 個人的には、これだけ世界的な景気悪化が急激に襲うなかで、業績予想修正のヒストリーが一目で分かるというだけでも、その企業の対応度合いが見える印象があり、これだけでもかなり重宝します。Bloombergなどでは、業績予想修正が出たことは分かっても、実際に中身の数字を見るにはPDFを落として開けて、という作業が必要だったのが、このサイトでは全てが揃って出てくるんですから、本当に「唖然」です。
● 個人投資家が個人の立場(だと想像しますが…)でここまで出来るんだから、個人投資家とプロである証券会社や機関投資家との情報ギャップが凄い勢いで埋まりつつあるのは誰もが認識出来ます。さらに、プロ端末の運営者にとっては、自らが素早くそして大きく変化して行かないと、端末でフィーを取ることが正当化し辛くなってしまうのも明白。ワケの分からん「煽りサイト」などを見に行く時間があるならば、gotospace 氏の「見えるXBRL」で企業の業績予想がこの半年~9ヶ月でどう変化したかを見るだけで、かなりのことが分かります。しかし、恐ろしいサイトだ…(^o^)。
2009年04月22日(水) .... テレビ東京で明日晩、「リーマン破たん 最後の50時間」放映予定。ちょっと期待(^^;
● 番組宣伝ってことではないのですが(^^;、明日(4月23日)夜10時から、テレビ東京の『経済ドキュメンタリードラマ「ルビコンの決断」』で「リーマン破たん 最後の50時間」という番組が放映される予定です。テレビ東京の番組予告ページでは、
2008年9月15日、アメリカの大手証券会社のリーマン・ブラザーズが経営破たん。このとき、六本木ヒルズの29階から32階にオフィスを構える「日本法人」の社員たちは、会社の状況について一切伝えられていなかったという。
「まさか破たんするなんて・・・」
さかのぼることおよそ50時間前、ポールソン財務長官らとゴールドマン・サックスなどの証券会社のCEOたちがリーマン・ブラザーズの処理を巡って話し合いを続けていた。リーマンが破たんするまでの間に一体何があったのか?ウォール街のボスたちのうごめく思惑と、知られざる50時間の攻防を明らかしていく。
そして当時リーマン・ブラザースの日本法人に勤めていた社員たちはその時、何を感じ、どう行動したのか?番組では元リーマンの社員たちを徹底的に追跡取材。その証言や様々な資料をもとにして構成し、ドキュメンタリードラマとして描いていく。また、なぜ、リーマンの破たんが世界経済にここまで影響を与えたのかなども検証していく。
とのこと。同じ業界、しかも同じ外資系証券に勤める人間として(今は勤めてないけど…(^^;)、全く他人事とは思えない出来事。また国内証券の方々にしても、どうしても山一證券と重ね合わせてしまう向きは少なくないと思います。
● 実際、この番組を見るのは初めてなので、その「ドラマ化」がどの程度リアルなのかは分かりませんが、一応、明日晩は少しだけ期待しておきます。
追記
● うぅ~ん、危惧していたように、あまり大したことはなかった(^^;。ファルド君なら、あんな小部屋ではなく、もっと大きなお部屋にお住みだったろうし…。まぁ、事実をドキュメンタリー仕立てにしたと言う程度でしょうか…。実際にリーマンの日本法人に勤務されていた方々を何人も知っていますが、ちょっと違和感を感じたでしょうね。残念ながら…。
2009年02月22日(日) .... 「ヘッジファンド・クルーク」が3月末でニュース配信終了、サイト閉鎖へ
● 残念な話がまた一つ。「ヘッジファンド・クルーク」が3月末でニュース配信を終了し、サイトが閉鎖されるとのお知らせが出ています。
● もちろん、ヘッジファンド関連のニュースは世界中に溢れているし、今後もそれを追跡するのは十分以上に可能なんですが、日本語でのニュースはかなり限定的だったのも事実。このサイトでは、専門的なニュースを日本語で提供していたし(数日遅れにはなるけど)、RSSもあったのでそれなりに重宝していたんです。
● ヘッジファンド業界は一昨年、2007年夏場のバリュー崩落の頃からおかしくなり、昨年のリーマンショックで過去最大級の変化を強いられた格好になったのですが、その影響がこんなところにも出てきた格好。まぁ、昨今の経済状況を勘案すると致し方ない面もあるにしろ、どこかが引き継いでくれるとありがたいともちょっと感じてしまいます(^^;。これも、今回の"金融危機"の一つの側面ではあるのですが…。
● オフィシャルなお知らせは、ヘッジファンド・クルークの中のこちらのリリースに出ています。
2009年01月03日(土) .... 明けましておめでとうございます
● 明けましておめでとうございます
● 旧年中は色々と皆様にお世話になり、ありがとうございました。突然の退社と毎日続けてきたHP/ブログの更新中止でしたけど、12月の残りは意外に自由の身を楽しんでいました(^^;。いつまでもそういうわけには行かないでしょうけど、久しぶりの「車検」って感じで、1月は身体のケアをする時間を取る予定でいます。その後のことは、それから後で考えようかなと…(^^;。
● 世界中のメディアが景気悪化を叫ぶので、必要以上に景気悪化を心理的に感じているなぁ、と感じています。もちろん、色々な経済指標の悪化度合いは半端ではないのですが、これにしても未体験というほどのことはないのです。ただ、普段だったら1年とかの時間を掛けて悪化するところを、わずか3ヶ月ほどで圧縮してやってしまった感がある点が違っています。それだけ行き過ぎも発生するだろうし、逆に考えれば、行き過ぎの反動もそれなりの規模になると考えています。
● 問題はタイミングなんですよね。ファンダメンタル材料などを見ているとお先真っ暗なのは当然でしょうけど、相場はその通りには動かないものです。そのタイミングを如何に掴むかが、今年のカギかなと考えています。ファンダメンタル材料の分析は専門家に任せておくとともに、後付けの確認材料としては役立つでしょうけど、未来を見るための指針にはなり辛いと考えておいた方が良さそうに感じているところです。早過ぎると本当に動かなくてはいけない時に、後ろ向き処理に没頭される羽目になるワケで、決してそれは良い事ではないのです。ただ、遅過ぎると反動で戻る分の上値しか望めないなかでは、高値掴みのリスクが大きくなるばかり。この辺のタイミングが見えない間は、無理をすることはないんでしょうね。それと、周りのノイズにあまり惑わされないことも大事になりそうです。
● The Gartman Letter の "Rules of Trading" でもいくつか私が頼りにしている「格言」があります。以下に少しだけ。
- Never, Ever, Ever, Under Any Circumstances, Add to a Losing Position
- Markets Can Remain Illogical Far Longer Than You or I Can Remain Solvent
- Buy Markets that Show the Greatest Strength; Sell Markets that Show the Greatest Weakness
- In Trading/Investing, an Understanding of Mass Psychology is Often More Important than an Understanding of Economics
- Do More of that is Working and Less of That is Not
- The Hard Trade is the Right Trade
- There is Never Just One Cockroach
● 敢えて無理やり和訳しないでおきますが、本来、トレーディング(インベスティングではなくて)が主体のGartman氏ならではの「格言」だと思います。そして、トレーディングの積み重ねがインベスティングだと考えれば、少しずつでも理解することによって、何かが違ってくるハズです。何はともあれ、楽しい、実りある1年にしたいと考えております。
2007年05月12日(土) .... 引用~「第一回マーケット雑感主催、トレーダー川柳」 (出典不明だけど笑える!)
● 今日は週末特別のアップです。先日マーケットコメントで市場筋の間を「回覧」されていた「第一回マーケット雑感主催、トレーダー川柳」ですが、かなりの反響を頂きました。なかでも「全部読みたい」がいくつもあったのです(^^;。マーケットコメント内に使う際にも、著作権のことが頭にちらついたりしたので、全文掲載とはせずに抜粋を掲載したんです。でも、逆の立場(読者側)からすれば、やっぱり全部読みたいですよね(^^;。と言う訳で、無謀にも全文掲載してしまいましょう。なお、それでもやっぱり著作権は気になります。もし何か問題がありましたら、 こちら よりご連絡をよろしく。すぐに対処いたします。
● 本家HPでは日記帳に掲載してあります。 こちら より日記帳にアクセスを。それでは行きましょう。今回は特に解説コメントは「なし」です。
1 | セルサイド グレーも黒も 白の内 |
2 | 板を見ろ! 言った上司は 後場熟睡 |
3 | デイトレの 足元及ばぬ プロばかり |
4 | 夢に見た 儲け話は 夢のまま |
5 | バイサイド 死んでも治らぬ 勘違い |
6 | 若い頃 できないことでも 歳のせい |
7 | キコクなら どんなバカでも ペラペラだ |
8 | まだいける 思っているのは 自分だけ |
9 | 上っ面 仲良くしながら あら探し |
10 | 35 過ぎても夢は 玉の輿 |
11 | プロなのに ファンマネなのに この結果? ( 自嘲の意味もこめて…。本人談) |
12 | 文句だけ 一人前の バイサイド |
13 | 空振りで 認識すべし 決断力 |
14 | 指値して 出来ちゃったの?と 不安がり |
15 | 売り注文 売らないうちに 買いコスト |
16 | 買わなきゃ 買い判断も 無駄になり |
17 | アルゴより 俺のリズムで どこ悪い |
18 | 先物で 全て説明 現物株 |
19 | 箱ばかり 最良執行 口ばかり |
20 | 高配当 みんなで買ったら 低配当 |
21 | アルゴより 上司にほしい ストラテジー |
22 | 相場観 逃げ道作る 評論家 |
23 | 社名変え なんの会社か もうわからん |
24 | 均衡表 雲の上でも 暴風雨 |
25 | 死んでくれ ああ死んでくれ 死んでくれ |
26 | ここはどこ ミステリーワールド 河童天国 (会社は恐いところ!) |
27 | もう辞めて(止めて) アナログ時代の 相場観 |
28 | IS法 こだわりすぎて GTC |
29 | 先物を へたな約定 言い訳に |
30 | おかしいな? それはお前の 相場観 |
31 | 流動性 無ければあなた 動いたら |
32 | 引け前の 指値訂正 2文下 |
33 | IS法 威張ってみても VWAPER |
34 | 止めてくれ 無駄な指値と 訂正・取り消し |
35 | システムを 信頼出来ずに 置いてけぼり |
36 | アルゴより 細い計らい 止めてくれ |
37 | 押し目買い どこが押し目か わかりません |
38 | 昨日まで 推奨銘柄 今日は売り |
39 | 修正 修正 また修正 (アナリストも大変) |
40 | 経験則 あたらないのも 経験則 |
41 | 川柳を 作るの上手いが 株は下手… |
42 | ロスカット 投げた翌日 大暴騰 |
43 | PLと 上司の機嫌が 高相関 |
44 | 大暴落 ショートで儲けて ほくそえむ |
45 | 日系人 自国戻れば マイノリティー |
46 | ブ男も 日本にいれば モテモテだ |
47 | 「外資系」 強調するほど しゃべれない |
48 | ふざけんな てめえが自分で やってみろ |
49 | 高い服 顔も買えれば いいのにね |
50 | 辞めるのも けっこう厳しい ドメ社会 |
51 | ショートセル 市場外なら ロングセル |
52 | バイサイド ああバイサイド バイサイド |
53 | ぼくはくぼ みぎからよんでも ぼくはくぼ (???) |
54 | 暇すぎる あー暇すぎる 暇すぎる |
55 | トレーダー いつになっても こまずかい |
56 | 相場観 あるはずないよ 素人よ (自分のこと?作者はプロ) |
57 | オタッキー アルゴのおかげで 大出世 |
58 | 醜くて さえないやつほど 子沢山 |
59 | 親バカが でき損ないに 金をかけ |
60 | 企業規模 大きくなるほど カスばかり |
61 | 外資系 同じことして この格差 |
62 | ザラバ中 相場支えに? ベンチプレス (後場寄り、ジムから戻らないトレーダー) |
63 | 日経の 観測記事に 右往左往 |
64 | リコメンド 外れたのを機に 休暇取り |
65 | レーティング 上げた途端に 工場が! |
66 | IR フェアを求めど うちにだけ |
67 | 月次聞き 一喜一憂 自暴自棄 |
68 | アナリスト 資格取れども 役立たず |
69 | 決算の 内容よりも ADR |
70 | 四季報は 嫌いだけれど 無視できず |
71 | プレゼンの ネタを作りに 六本木 |
72 | 山積に されたレポート どこに行く |
73 | エイベックス 買ったつもりが エイペックス |
74 | 吹き値売り 吹くわ吹くわで テンバガー |
75 | 始まりも 終わりも全て SIMEX |
76 | ナンピンす 上場廃止 ナンセンス |
77 | 割安も 気づいてみたら 額面割 |
78 | ヤフオクも 通販サイトも 情報源 |
79 | クオンツも 化粧はがせば テクニカル |
80 | できるなら 自分の逆バリ してみたい |
81 | 趣味特技 高値掴みと 底値売り |
82 | お局が 相手選んで 八つ当たり |
83 | 親切を 装い聞き出す 情報通 |
84 | 50超え さらに居座る バイサイド |
85 | 後がない ドツボカップル 長続き |
86 | 見渡せば ファンマネ休暇か 鼻提灯 |
87 | 売停中 出来ちゃいます OTCなら (機械上は出来るが、やったら証券事故!) |
88 | 亥の年は 1949以来 全勝だ |
89 | セブンアイ ローソンのつぎ サークルk (CV業界順位) |
90 | くれてやる 頭と尻尾が でかすぎる |
91 | もうはまだ まだはまだまだ もうやめて |
92 | 傷口を なめあう場所の 掲示板 |
93 | 円キャリー できぬ私は 損キャリー |
94 | ナンピンが さらに傷口 でかくした |
95 | 高いとこ 飛びつく能力 かえる並み |
96 | 放置の株 倍と思えば 減資でした |
97 | VWAP 買った負けたは まるで意味なし |
98 | ファンマネに 聞いてきますは 子供の使い |
99 | 難しい 待っても取れない 女と板よ |
100 | 難しい 取ったら天井 女と板よ |
101 | 飛びつき買 ところでここは 何の会社 |
102 | 配当金 狙って買ったら 無配転落 |
103 | 売りたいが 今日の安値 躊躇する |
104 | 買いたいが 今日の高値 躊躇する |
105 | ギャランティ 私の立場も 保証して |
106 | 日本株 下げる時だけ 連動する |
107 | 売れという 板がないのよ わかってる? |
108 | なんでかな 私がやる株 逆相関 |
109 | 成行は 板がすかすか やらないで |
110 | 三角合併 カタカナ名を 増やすだけ |
111 | ファンマネの 一喜一憂 見苦しい |
112 | アナリスト 昨日の売りは 今日の買い |
113 | 穴二つ ならばも一人 呪ったる |
114 | 買い推奨 出した本人 売り準備 |
115 | はしたない 祖母が評した 我が仕事 |
116 | 百円パン ペコちゃん騙して 銀座進出 |
117 | ばかやろう! 行ったり来たり 喉仏 |
118 | 成果主義 すり胡麻量を はかるだけ |
119 | 説明会 数字を読むだけ 経営陣 |
120 | 無意識に 銘柄変換 ナンバープレート |
● 疲れた(^^;。かなり過激なのもあるのですが、全文掲載です。マーケットコメントでも書いたのですが、中にはかなり専門的なのもあって、業務をやっている方はすぐに分かるのですが、たとえ証券会社に所属していても、ほんの少し部署が違うだけで分からないネタもかなりあります。意味が分からないとしても、何となく雰囲気を味わっていただければと…(^^;。
2006年12月17日(日) .... 日興コーディアルの件について…
● 普段、立会日以外にはあまりコメントを書かないのですが、ちょっと特例で(^^;。
● 土曜日の日経トップは「日興が不適切な利益計上・監視委調査、課徴金も視野」(http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061216AT2Y1500315122006.htmll)と、ちょっと衝撃的にも見える記事。実は、これを見たときに既視感(デジャブ感)があったのです。で、自分で書いたコメントを遡って検索すると、やっぱりありました(^^;。自分のコメントでは、2006年2月1日と翌2月2日に書いていました。HPでは、左側フレームからそれぞれの日付を探していただくか、ブログではこちら(2月1日)とこちら(2月2日)になります(別窓が開きます)。こういうときはブログの方が楽ですネ(^^;。
● その時は夕刊フジの記事を引用する格好でコメントを書いていたのですが、夕刊フジのヘッドラインは「日興コーデ粉飾疑惑"441億円の実現利益を偽装"、告発文書を入手」だったのです。ただ、夕刊フジに掲載されたものの、記事そのものは、かなり短時間で削除されてしまったことも書いています。当時の文章だと、
一般的に、通信社や新聞社が記事削除をするときは、「記事削除のお知らせ」を出すのですが、そこは夕刊フジ(^^;。単に消しちゃったみたいです。日興コーディアルあたりから、強烈に抗議でも行ったのでしょうか?もともと、内容と比較すると、ヘッドラインがやや衝撃的過ぎた面はありましたけどねぇ~(^^;。
● 当時のことは若干覚えているのですが、2月1日の後場に市場筋の間で話題になってメールが飛び交っていたので、それを相場コメントにも書いたのです。当時はライブドア事件の真っ只中という地合いだったので、不祥事的なニュースには非常に敏感だったのを覚えています。ところが、夕方にそれを見ると、夕刊フジのサイトからは既に削除されてしまっており、見れない状態になっていました。記事そのものをコピーしたりしていなかったので、内容についてははっきりとは覚えていません。
● なお、日経には「日興、決算訂正巡り協議続く」(http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061217AT2C1601216122006.html)なる続報も出ています。月曜日の相場を注意して眺めることにしましょう。