このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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 TOPIX : 834.55 (+16.61, +2.03%)    日経平均 : 8660.24 (+264.37, +3.15%)    円ドル : 92.60  

● 今日はやや弱い展開かなと想像していたら、弱かったのは朝方の瞬間だけ。前引けに掛けて上向きの動きがはっきりし始め、後場寄付きはちょっと戸惑うほど強い相場展開。「米ビッグスリー救済案、米民主党とホワイトハウスが合意」と伝えられたことも、上昇に弾みをつけた印象でした。もっとも、「そうは言っても、オーバーナイトリスクは嫌」との空気も結構強くて、最後の30分間ぐらいはやや伸び悩み。それでも、これで3連騰になったし、TOPIXはまだ25日移動平均線に届かないものの、日経平均は25日線を今日でクリアし、それなりに強さを感じる地合いでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 物色動向を眺めると、上昇相場を引っ張ったのは、自動車、テクノロジー、海運、機械、鉄鋼、不動産などの市況関連や輸出関連で、マイナスだったのは電力・ガス、医薬品、鉄道など、ここまで堅調だったディフェンシブ系銘柄ばかり。相場の流れが変わり始めているのか、それともディフェンシブに向かう流れが単に一服しているのか、かなり見極めが難しくなってきました(^^;。機関投資家が月初のリバランスでリスクを落としてディフェンシブ系に向かったのは何となく分かるし、それが先週末で一段落したのも分かります。一方で、今日も後場ザラ場では、主力株に100万株単位で大口買いが入ったりもしていたので、あながち目先筋だけの動きとは思えないところもあり、思わず信じてしまいたくなる相場(^^;。まぁ、SQ前ってこともあるので、SQ後まで待たなくては見えてこないかもしれません。

● 業種別指数としてもかなり大幅高だった不動産株に関しては、"相場解説"的には、「政府の住宅減税支援策を好感」ってことになっているものの、これは如何にも後付け理由(^^;。「何で?」と聞かれると困る値動きで、しかも大きな銘柄よりも、下の方の銘柄の方がブッ飛びだったのは、ちょっと「???」。ただ、これも相場が底練りするなかの動きの一つ、と捉えることにしています(^^;。内需イケイケ銘柄の大本命は、やっぱり銀行株。ここが動かないと、相場全体が持ち上がることはありません。チャートを見る限りでは、少しずつ底練りしている印象があるのですが、銀行株だけの観点で見ると、例えばシティ(C)やJPMorgan Chase(JPM)の方が、はるかに底打ち感がのあるチャートになりつつあります。このあたりも不思議なんですが、限定的な戻りを取りに行くには、売り込まれた銘柄の方が取り易い、と言った見方が世界的に強いのかも知れません。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億5025万株増の21億4615万株、売買代金は同1262億円増の1兆6320億円。お世辞にも"活況"とは言えないまでも、先週あたりのドツボから少し戻った印象はあります。東証1部値上がりは1082銘柄、値下がりは523銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比18.82円安の8377.05円(9時20分確定)で、「昼休みギャップ」(前場終値→後場SQ値)は63.16円もありました。日経平均の日中値幅は328.92円(前場116.74円、後場177.62円)でした。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、再び売り越し(2420万株売り/2060万株買い)でした。

● 指数系の業務連絡。大引け後にリンクアンドモチベーション(2170)の東証2部から東証1部への昇格が発表されています。東証1部指定日は12月17日。昨年12月17日に新規上場した銘柄(初日は買い気配で取引成立せず、初値は翌12月18日)なので、ぴったり1年での昇格。東証HPの 「一部指定・市場変更・指定替え会社一覧」 にてご確認ください。そういえば、セブン銀行(8410)は今年2月29日が新規上場日(ジャスダック)。えっ?いや、特に深い意味はないんですが…(^^;。

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 TOPIX : 812.08 (+26.06, +3.32%)    日経平均 : 8329.05 (+411.54, +5.20%)    円ドル : 92.90  

● 堅調な相場展開を予想してはいたものの、後場寄付きからピョコンと跳び上がったのは、ややサプライズ。理屈付けとしては、前週末の米国株式が悲惨な経済指標や先行き不透明感にも関わらず堅調だったこと、アジア各国市場が軒並み大幅高だったこと、さらに意外感のある上昇が先物を中心にショートカバーを誘発した、ってところ。ただ、それ以外には特に目新しい材料はなく、薄商いの中での株高だっただけかも知れません。上昇日には毎回書いている気もするんですが(^^;、継続できるかどうか、英語でいう「Sustainability」が感じられるかどうかがカギです。さらに明日、フォロースルーが感じられるような展開だと、もう言うことはありません(^o^)。

● 時間順に行きましょう。前場は堅調な推移だったものの、全体としては見送り気分が強く閑散。前引け段階での東証1部売買代金はわずか5099億円に留まり(出来高は6億9822万株)、年初来最低水準での推移でした。ところが、後場SQ値は前場終値に対して101.86円もブッ飛ぶ大きな「昼休みギャップ」が発生。後場はこれでピョコンと高寄りして、そのまま高値圏で揉み合いながらの大引けでした。日中足をご覧頂くと一目瞭然ですが、後場寄付きでピョコンと上に跳ねてから、そこから下がりはしなかったものの、上にも大きく行かなかったこと。つまり、後場寄りで何らかの買いが相場を押し上げたものの、残念ながら、そこからのフォロースルーを力強く感じることは出来ませんでした。日経平均の日中値幅は399.26円と、ほぼ400円。しかし、前場は162.98円、後場は130.23円と、それぞれの半場は比較的小動きだったのです。前場も10時半頃までは「膠着」でしたし、その意味では、不思議な1日でした…。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日もLarge70とMid400のパフォーマンスがかなり良く、Large70は49bps勝ち、Mid400は32bps勝ち。Core30は47bps負け、Smallは64bps負けでした。この傾向は先週金曜日と似ています。また、日経平均の上昇率がTOPIXを大きく上回ったのも、金曜日と類似。ただ、金曜日よりもはるかに今日のほうが「日経平均フレンドリー」な1日でした。何が起こっているのかは、追々見えてくるとは思いますが…。

● 記録。東証1部出来高は前週末比3552万株減の18億6386万株、売買代金は同305億円減の1兆3779億円。東証1部値上がりは1443銘柄、値下がりは215銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前週末比77.36円高の7994.87円(9時32分確定)。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、売り越し継続(1830万株売り/1190万株買い)。ガタッとフローが減少して閑散でした。

● 話題変更。今週はビッグSQ週。そろそろロールオーバーの時期になりました。Bloombergで何もいじらずにフェアスプレッドを計算させると、TOPIX先物が-0.38pt、日経平均先物が-11.44円。ところが、限月間スプレッド市場では、TOPIXが+0.5pt買い/+0.6ptヤリ、日経平均が+10円買い/+15円ヤリ(ミニ日経は+10円買い/+11円ヤリ)で終わっており、一見するとかなりのプレミアムに見えます。ただ、上記のBloombergのデフォルトで計算させると、短期金利(リスクフリー)が当限も翌限も0.47%になっています。年越しのレートが1週間のレートと同じってのは、正直言って、現在の金融情勢を考慮すると、ちょっと非現実的に感じてしまうところ。

● そこで、当限は0.47%そのままで、翌限(3月限)をファンディング・レートに近いと思われる0.90%にすると、TOPIX先物のフェアスプレッドは+0.56pt、日経平均で-1.83円になるのです。過去の経験則から、TOPIX先物にはあまりプレミアムが付かない一方で、日経平均先物では10円程度のプレミアムが付くことが多いのを考慮すると、実際にマーケットで付いているスプレッドの値段も、ほぼ妥当な水準かなと…。裁定残高の推移やヘッジファンドの動向などを考慮し、さらに機関投資家の間では、株券電子化に伴って、現物よりも先物でロングポジションを取りたい意向が多少あることを考えると、今回はロングロールの方がプレッシャーが強そうにも感じてしまいます。もっとも、普通に考えたとおりに動かないのも相場なんですけど…(^^;。

 TOPIX : 831.58 (+28.89, +3.60%)    日経平均 : 8323.93 (+413.14, +5.22%)    円ドル : 96.40  

● 米国株高を受けて、「11月の3連休明けは高い」というジンクス(大和総研調べ)そのままに大幅高。まぁ、日本が休んでいる間にNYダウは金曜日に494.13ドル高(S&P500は47.59pt高)、月曜日に396.97ドル高と(S&P500は51.78pt高)、2日間で11.80%(S&P500は13.21%高)も上昇したんですから、日本が金曜日高かったことを割り引いても、これぐらいはやってくれなきゃあ…(^^;。もっとも、高寄りした後は伸び悩み感でいっぱいで、ちょっとヤバいかなの雰囲気もありました。ところが、最後の1時間でスルスルと上昇。今日はMSCIのリバランス基準日だったので、その影響(全体が若干の買い越し)があった可能性は考えられます。

● TOPIXは840.73pt(+38.04pt、+4.74%、9時25分)のザラ場高値からザラ場安値の807.89pt(+5.20pt、+0.65%、14時02分)、日経平均は同高値の8356.83円(+446.04円、+5.64%、9時34分)から実質上のザラ場安値の後場安値8075.91円(165.12円高、+2.09%、14時02分)と、両指数ともにかなりの値幅を動いたことが分かります。それだけ相場心理も揺れ動いた、ってことです。

● 今朝のSQ値を計算すると、前週末比433.96円高の8344.75円(9時40分確定)と、寄付きにかなり買いが集中したことが分かります。幻のSQ値にはならなかったものの、実際にSQ値が確定した頃には、実際の指数は伸び悩み。日経平均採用銘柄で終値が寄付値を下回っているのが64.0%と約3分の2にも達していたのです。その点から見ても、終値が大幅高だった割には、雰囲気としては今一つだったのが分かるかと…。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 米シティの「公的救済措置」については、あちこちで報道されているし論評されているので、ここでは省略しますが、日本でりそな銀行への公的資金注入が大きな相場の転機になったことを連想された方々は多かったと思います。実際にあの頃のことを振り返ってみても、「状況は深刻で、第二のりそなが出る」って見方は根強く、相場の雰囲気は決して良くなかったし、相場は神経質に上がったり下がったり不安定だったのです。最終的に相場の「評価」が固まって、上向きの方向性が見えたのは翌月になってから。今回もまだ気を緩めるような状態ではないことは、皆が十分以上に分かっていると思うし、だからこそ寄付き後の伸び悩みがあったと考えています。

● 記録。東証1部出来高は前週末比3億3635万株減の21億5298万株、売買代金は同817億円減の1兆7364億円。東証1部値上がりは1270銘柄、値下がりは372銘柄。日経平均の日中値幅は331.14円(前場331.14円、後場248.02円)だったのですが、往復したので気持ちとしてはもっと動いた印象でした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、13日連続の売り越し(3990万株売り/3080万株買い)でした。

● 業務連絡。先物のサーキットブレーカーの刻みが今日から変わったと思えば、東証/大証から早くも、再なるサーキットブレーカーの発動基準見直しが出てきています。要するに二段階制度ってことで、第1回目のサーキットブレーカー発動後に、第二回目の発動基準を設けるというもの。さらに、理論価格からの乖離基準が廃止されることになります。それぞれ東証のリリースはこちら大証のリリース(PDF直リンク)はこちらです。いずれも12月15日から実施なので、ビッグSQの後ってことになります。まぁ、あまり使う機会がない制度でしょうけど、何で変更日当日早々に次の変更を出してくるのか…(^^;。

 TOPIX : 802.69 (+20.41, +2.61%)    日経平均 : 7910.79 (+207.75, +2.70%)    円ドル : 95.00  

● 米国株安、円高、CME日経平均先物が大証比355円安、外国人売り越しと、明るい材料が見付からないなかでの寄付き。ひどい状況を想像した参加者が多かったのでしょうが、実際には寄付きの売りが一巡してからは下げ渋りの展開。前場終盤から右肩上がりの展開で、後場寄付き後にスコンと上昇し、13時20分前にはTOPIXも日経平均もプラス転換。その後、一時的にマイナス転落する局面はあったものの、最後の1時間ほどは、「ホンマかいやぁ」というほどの勢いで上昇。アレヨアレヨと呆気に取られるぐらいでした。もっとも、商いはそれほど多くなかった印象でしたが…。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。上下動の激しさとともに、そこに渦巻いた心理を想像して頂けると、より一層お楽しみになれるかと…(^^;。

● 今日の相場を振り返ってみても、特にこれと言った材料があって戻ったのでは無かった印象。ただ、最初に目立ってプラス転換したのがメガバンクだったので、シティ(C)関連のニュース、 「シティグループ、身売り含む選択肢を検討=事情筋」 (WSJ紙の翻訳記事)に反応した可能性は考えられます。ちょっと後付っぽいですけどネ(^^;。

● 一方、ファクター分析でみると、前場最初の30~40分間は、まともにファクターが効かないボロボロ状態。ところが、10時前からバリュー、グロース、リバーサルともに結構な勢いで戻し始めたのが印象的でした。後場はずっとリバーサルがギンギン状態。敢えて想像力を逞しくすると、朝から年金筋の買いが入っていたものの、最初は外国勢の売りに押された。ところが、売りが一巡してからは、フォロースルーの売りが少なかったことで買いが優勢になったって感じでしょうか(^^;。

● また、結果的に10月27日安値(終値ベースでTOPIX=746.46pt、日経平均=7162.90円)を割り込まなかったことや、GLOBEXの米株式先物がずっと堅調だったことも、心理的な援軍になったかもしれません。もちろん、この先に関しては「続くかどうか」が焦点。今日は連休控えての週末ってことで、ショート筋も一度ポジションを縮小したいニーズがあったでしょうし、そこにうまく火が付いた格好だったのかもしれません。3連休中に、この火種がどう変化するのかは、実際のところ、やってみないと分からないのです。その点で、今日の上昇が不透明感を払拭したとまでは、言い切れないと考えています。絶望の淵から希望を持てるところまで戻したことは、ちゃんと評価したいですけどネ。

● 記録。東証1部出来高は前日比3億8219万株増の24億8933万株、売買代金は同2138億円増の1兆8181億円と、週末にしては、まぁまぁの出来高。ただ、"活況"という言葉を使うほどではなかったのですが…。東証1部値上がりは1220銘柄、値下がりは412銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比240.83円安の7462.21円(14時20分確定)と、かなり初っ端から売られたことが分かります。なお、保険株がいくつか寄付かなかったのですが、それ以外は9時44分までに全部寄付いています。日経平均の日中値幅は588.50円(前場203.15円、後場452.47円)とかなり大きい目。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、12日連続の売り越し(4270万株売り/2300万株買い)でした。

● 米ビッグ3の件。公聴会の内容は、全部を詳細に見たわけではないのですが、下品な言葉で言えば「開き直り」と「ゆすり、たかり」と大差ないように聞こえてしまいました。日本のメディアだけではなく、CNNでも見たのですが、印象はあまり大きく変わらなかったです。笑ったのは、自家用ジェットで公聴会に駆けつけた件。そりゃあ、 「米国:ビッグ3首脳、大ひんしゅく 自家用機で税金無心の旅」 (毎日新聞)となってしまいますって。セキュリティや時間の件などがあったり、米国でのコーポレート・ジェットは極端に珍しい話ではないにしても、税金での手助けをお願いする立場の行動としては、感情的にも、ちょっと疑問符が付くのは避けられません。これと比較したら、一流ホテルのバーで夜な夜な酒飲むなんて、軽いもんです(^^;。ホンマ…。

● 話題変更。金融庁から出た 「空売り規制強化案」 についても何か書こうかと思ったのですが、パブリックコメント募集中なので、とりあえず控えておきます(^^;。ただ、一言だけ書くなら、「この"案"を書いた方々は、現場を知らないんだろうなぁ~」ってこと。証券会社の機関投資家や外国人投資家セールス/セールス・トレーディングの後ろで、ほんの半場だけでも座って見学すれば、何がどうなっているのか分かるだろうのに…。現場を知らない規制強化が、建築・不動産業界にどれだけ悪影響を与えたか…。おっと、これ以上書くとアレなので…(^^;。

● 何はともあれ3連休。休み明け25日(火)は終値基準でMSCIのリバランス。27日(木)は米国市場はThanksgivingの祝日で休み。ここからクリスマスセールが本格的に始まります。この日の終値でTOPIXの月末修正(小規模)。そして、28日(金)の米国市場は開いているけど短縮取引で、米国は実質上、連休になります(欧州はThanksgivingの祝日はない)。また、この日の終値でラッセル野村のリバランス。色々ありそうな週です(^^;。良い週末&連休を!

 TOPIX : 846.91 (+9.38, +1.12%)    日経平均 : 8462.39 (+233.75, +2.72%)    円ドル : 97.10  

● まぁ、しかし…。NYダウの日中値幅は911.17ドルでっせ(高値:8876.59、安値:7965.42)。で、最終的に終値は前日比+552.59ドルの8835.25ドル(+6.67%)。荒れるにも程があるってところでしょうが、それだけ先行き不透明感が強くて、明確な方向性が見出せない状態にあることが良く分かります。しかし、それにしても…(^^;。なお、CME日経平均先物は対大証比595円高の8855円。為替は対ドルでも対ユーロでもかなり大きく円安方向に振れ、そしてミニSQ。

● Excel上の日経平均速算値は、朝の早い段階から前日比1200~1250円高程度でほぼ固定状態。その状態が8時59分58秒ぐらいまで続くという珍しい状態で、最後の最後に"お約束"の売りバスケットが出てチャンチャン。SQ値は前日比389.53円高の8628.17円(9時38分)。印象としては、比較的あっさり寄付いた感じだったし、なおかつCME日経平均先物水準などを考慮すると、伸び悩みもかなりありました。なお、市場筋の推計によると、SQ関連売買は約2億2000万株程度、売買代金で約2200~2300億円程度とのことでした。

● SQ後の相場は、ある程度予感はあったものの、かなり情けない状態。TOPIXは9時20分にザラ場高値(874.04pt、+36.51pt、+4.36%)を記録し、日経平均は9時40分に同高値(8689.85円、+451.21円、+5.48%)を記録。SQ確定時刻が9時38分だったことを考慮すると、時間的には、ほぼ寄り天だったことが推測できます。そこから後は、ジリ貧の右肩下がり。日経平均のザラ場安値は9時01分だったので、これは参考にならないとして、TOPIXはザラ場安値を14時43分に付けており、ほぼ継続的にジリ貧だったことが分かります。

● また、TOPIXは最終的に+1.12%と日経平均の+2.72%を大きく下回り、より伸び悩み感というか、情けなさが目立った1日になってしまいました。前日比ではプラスだったものの、あまりプラスとは感じなかったのが本当のところです。今日は日経平均とTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。当然ながらグラフの形は似たようなものですが、TOPIXの方がかなり伸び悩み感が強かったのがご覧頂ければと…。

日経平均日中足
TOPIX日中足

● 記録。東証1部出来高は前日比9424万株減の20億9821万株、売買代金は同374億円減の1兆7576億円。今日がミニSQだったことを考慮し、市場筋推計の約2億2000万株程度/約2200~2300億円程度が正しいと仮定すると、実質上は18.5億株/1兆5000億円台あたりと、かなり薄商いだったことが見て取れます。また、東証1部売買代金分布を見ると、前場が50.9%、後場が49.1%で、SQ日と感じないレベルの分布でした。東証1部値上がりは955銘柄、値下がりは638銘柄と、迫力に欠ける状態。日経平均の日中値幅は311.72円(前場311.72円、後場188.03円)。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き大幅な売り越し(4400万株売り/2170万株買い)でした。これで7日連続の売り越しです。

● 一方、チャート面からは、TOPIXも日経平均ともに「逆三尊」が形成できるかどうか、際どいところに差し掛かっています。TOPIXで840pt弱、日経平均で8250円あたりがキーレベルで、端折って書くと、ここを保てるようだと10月27日が大底だった可能性が強まる一方、割り込むようだと逆三尊が崩れて、もう一度安値アタックの可能性が強くなってしまいます。もちろん、チャートの形に全てを賭けるなんてことはないにしても、気になることは気になる話(^^;。ま、頭の片隅にってことで…。

● ようやく週末。今週末はG20金融サミットが開催され、それ以外にも何かと国際政治的な発言や動きが出る可能性があります。何も出ない可能性も大ですし…。もっとも、そうだからこそ、今日の全体薄商い、手控えムードだったのでしょうが、せっかくの秋の週末。ゆっくり休んで、ややこしいことは来週月曜日の朝に考えることにしましょう(^^;。良い週末を!

 TOPIX : 916.65 (+37.65, +4.28%)    日経平均 : 9081.43 (+483.43, +5.81%)    円ドル : 99.00  

● 前週末の米国株式市場の地合いを引継ぎ、さらに 「中国、総額57兆円規模の景気刺激策発表 世界経済低迷に対応」 (日経)のニュースにも刺激され、朝からピョコンと飛び上がって大幅高。ただ、前日比では大幅高だったものの、ザラ場の値動きは今一つ勢いに欠けたのも正直なところ。本日の東証1部出来高は前週末比5億9309万株も減少して21億2395万株、売買代金は同5315億円減の1兆6581億円に留まり、お世辞にも活況とは言い難い状況だったし、薄い中をギャップで飛んでしまった感が強い1日でした。

● 東証33業種指数は全てプラス。海運、鉄鋼、建設機械などの銘柄群が中心的に急上昇した点を考えると、如何にも"中国関連"って感じ。中国の経済対策への期待感が手伝って、「売られ過ぎ」銘柄群が一斉に急上昇したのですが、ショート系の買戻しがかなりあったのかもしれません。いつも焦点は継続性。明日以降も続くかどうかは、本当に「神のみぞ知る」って感じです(^^;。続けば大したものですが、続かなければ不安定な相場が継続することになります。現時点では後者の可能性の方が高いと覚悟しつつ、何か変化の兆しがあるかを考えておくしかありません。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 記録。東証1部値上がりは1409銘柄、値下がりは246銘柄。日経平均のSQ値を計算すると、前日比429.53円高の9012.53円(15時00分確定)。コムシス(1721)とクレディセゾン(8253)が最後まで寄付かなかったのですが、それ以外は9時55分までに寄付いていました。日経平均の日中値幅は394.30円(前場381.70円、後場186.35円)。日経平均のザラ場高値は前週末比523.29円高(+6.10%、14時13分)だったので、SQ値を基準に考えると、あまり大きな値動きが無かったことが分かります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(3570万株売り/3370万株買い)でした。

● 話題変更で指数ヲタク系話題。東証から 「TOPIX スタイルインデックスシリーズの試験算出開始」 とのお知らせが出ています。ついにTOPIXもスタイル・インデックスの世界に入ります。ちょっと遅かった気はしますが…(^^;。MSCIやラッセル野村など、ありとあらゆる指数にはスタイルインデックスがあるのですが、どうも「今一つ感」が付きまとうもの。東証は「バリュー、グロースの判別には、株式の割安度、成長度の投資指標として広く利用されている実績PBR(連結ベース)を基に予想PERの要素も一部加味し選定します」と説明しているのですが、これだけではイメージも掴み辛いです。何はともあれ、使いやすい指数になることを願っています。

● 今年2月に最初に発表された際のリリースは、 「TOPIXシリーズの拡充について - スタイル指数(バリュー・グロース)の導入‐」 ですが、ここに掲載されている資料は"概念"だけです。また、今年夏に 「TOPIX等のスタイル指数(バリュー指数、グロース指数)の概要について」 とのリリースが出ていますが、こちらも"概念プラスアルファ"程度。具体的な説明については、算出要綱が発表されるのを待つしか無さそうです。指数としての興味は盛り上がるものの、実際に年金基金などにベンチマーク採用されるのは、数年先の話になりそうです。その前に先物やETFなどが出てくるのでしょうね。

● 雑談。昨晩でプロ野球シーズンもようやく終了。もっとも、自分の気持ち的には大分前にシーズンは終わっていたので、それほど大きな感慨はありません(^^;。かつての阪神タイガースは、この時期に日本シリーズなど関係なしに「お家騒動」が起こっていたものです。下手すれば、シーズン後半からクリスマスの頃まで、延々と「あ~でもない、こ~でもない」が繰り返されたものです(^^;。今では考えられないことかも知れませんが…。優勝した年だったら、ちょうどクリスマス前にもハイライトを集めたDVDが発売されて…なんてペースだったのですが、今年は無しでしょうね。まぁ、来年に期待します。

 TOPIX : 966.91 (+56.21, +6.17%)    日経平均 : 9521.24 (+406.64, +4.46%)    円ドル : 99.70  

● 米大統領選挙については、ほぼ事前の予想通り、バラク・オバマ上院議員が勝利。昼休み頃から速報が入り始め、後場中盤にはほぼ結果が出ていた状態。全体として、マーケットはフレンドリーな空気で結果を受け止めていた様子だったものの、日本株について、直接的にどうのこうのというのではなかった感じでした。それよりも、相場全体や外部環境に落ち着きが出始めていることを認識する参加者が増加している方が、相場押し上げ要因になったと考えています。

● なんせ「極端の極端の極端の極端」を「これでもかぁ!」とばかりに織り込みに掛かった相場なので、そのうちホンの少しだけでも「極端」が抜けると、それ以外の要因が何もなくても株価は戻ります。その意味では、足元の上昇は自律反発なんでしょうけど、下げが厳しかった分だけ、反発もかなりの規模になるのが自然。指数ベースだと1日で2%も動けばかなりのモノですが、足元のたった2日間で、TOPIXは99.79pt高(+11.51%)、日経平均は944.26円高(11.01%)と、指数ベースで11%超も上昇したのです(^^;。今日はTOPIXも日経平均もモロ高値引けでした。

● 今日はTOPIXの方が勢いがあったので、TOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 相場環境の落ち着きについては、Libor金利が落着いてきたとか、VIX指数も落ち着きを見せつつあるとか、バルチック・ドライバルク指数 (http://www.dryships.com/index.cfm?get=report) は下げ続けているものの、その下落度合いがマシになってきたとか、全体にニュースフローを見ていても感じるところ。物色内容を見ても、まだ危なげなところはたくさんあるにしても、一方通行だけではなく、それなりに売り買いが交錯し始めていることが分かります。

● さらに、相場をファクター分析をすると、ここ5日間ほどはスペシフィック・リターン・リバーサル(SRR)がギンギンに効いており、今日はその中でも特に効いた1日でした。SRRが効くということは、売られた銘柄が買い戻され、行き過ぎた銘柄がお休みする状態が、順番に回転しているということ。これまでは、下がる銘柄はトコトンまで売られて底が全く見えない状態で、かなりの不安感を誘う要因になっていました。それが曲がりなりにも循環し始めたということは、直近では戻りが相場全体に広がっていることを示唆し、さらに色々な意味で「まともな相場」になりつつあるってこと。これまでは、SRRでも短期が中心だったのですが、この2日間ほどでは、中期から長期ゾーン(長期と言っても3ヶ月ほど)へ広がりが出始めている点も心強いところ。最大の問題は「どこまで続くか」で、これがまだ見えて来ないのが難点なんですけどネ(^^;。

● 希望を言えば、もう少し理屈が付く利益系バリューなどに物色が来てくれると有難いものの、こちらはまだかなり不安定。行きそうに見えて、逆にドカーン、という状態を繰り返しており、まだ信頼を置けるような状態ではありません(^^;。今はちょうど年金資金などが月初のリバランスを実施する時期ですが、もう少し安定するようだとこちらに「試し買い」の資金が廻ってくるのでしょうけど、まだちょっと「恐い」感じ(^^;。日々お話ししているFM諸氏の間でも、非常事態を脱出しつつあることは多くが認めながらも、この段階で「えいやぁ」と勝負を掛けるのは時期尚早って声が多い印象。これだけ傷付けば、慎重になるのは止むを得ないんでしょうし…(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比6億0748万株も増加して28億6591万株、売買代金は同4250億円増の2兆3281億円。今日は比較的低位株の商いが多かったことで、株数ベースではややインフレ気味です(^^;。東証1部値上がりは1530銘柄、値下がりは151銘柄とほぼ全面高。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比276.13円高の9390.73円(15時00分確定)と朝から高かったものの、これほどまで「引けピン」になるとは予想していなかった感じ。午後1時頃からスコーンと下落したところなどは、やっぱりかなりヒヤリでした(^^;。日経平均の日中値幅は304.94円(前場208.76円、後場283.05円)。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(4110万株売り/4700万株買い)と、売り買いともにソコソコのフローでした。

● 話題変更。某市場筋氏からのメールで知ったのですが、今日の日経朝刊26面に公告が出ています。日本の法律に基づいたものではなく、表題は「ブリヂストン証券訴訟の件について」で、テネシー中央地区担当合衆国連邦地方裁判所ナッシュビル支部の「法廷通知」と出ています。目が痛くなりそうな公告(^^;ですが、「2000年3月30日から2000年8月31日までの間にブリヂストン株式を購入した投資家は、集団訴訟の和解案に従って和解金の支払いを受けられる可能性がある」とのこと。公告によると、一株当たり0.16米ドルの和解金を見積もっているものの、参加資格者全員が応募することはないだろうってことで、「平均分配が増額する可能性があります」と。日本のトールフリー番号も公告に掲載されているので、興味のある方はどうぞ(^^;。しかし、こんなの見ている人おらんやろけど、FMとして知らんかったでは困る場合もあるでしょうから、今日の日経をゴミ箱から出して、この公告をセーブしておきましょう(^^;。

 TOPIX : 910.70 (+43.58, +5.03%)    日経平均 : 9114.60 (+537.62, +6.27%)    円ドル : 98.90  

● CME日経平均先物は前週末比630円高の9080円。一見するとかなり派手に見えるものの、要するに金曜日最後の15分間ほどでズッこけた分を戻したのにプラスアルファ150円ほどってこと(^^;。後場中盤までは、先週木曜日終値(TOPIX = 899.37pt、日経平均 = 9029.76円)や金曜日のザラ場高値(TOPIX = 904.85pt、日経平均 = 9012.31円)近辺まで来ると止まってしまう、という流れが継続。午後2時前に先物主導でグィンと買いが入ってようやくこの水準を上抜け。そこからドンドン上にって感じではなかったものの、それなりに大幅高で終了。ただ、新たな方向性が見えるほどの勢いは感じられないままの1日でした。ある程度結果は見えているというものの、米大統領選挙というビッグイベントを控えて、米国株がどう反応するかを待ちたい、というムードも多分にあったし…。

● 3連休中に特にこれといった悪材料が無かったことで、相場全体の心理も、多少は明るい方向に向かいつつある印象。特にパナソニック(6752)が三洋電機(6764)を買収する方向と報じられ、三洋電機のストップ高はともかく、パナソニックも大幅高と「歓迎ムード」があったことも、相場全体を押し上げる要因になったイメージ。9月、10月に歴史的な出来事がドカン、ドカンと発生して、株価は「極端」を強烈に織り込む格好になっただけに、その「極端」が少し薄れるだけでも、自然に株価が戻ったというのが今日の相場。ただ、東証1部出来高は前週末比5億2393万株も減少して22億5843万株にとどまり、売買代金も同3921億円減の1兆9031億円だった点から分かるように、売り物薄のなかを値が跳ねた感も否定できず。まぁ、それでも値段関係なしに下値を叩いてくる向きが減っただけでも、「ピーク過ぎたんとちゃうか?」感に繋がるし、それなりにホッと一息って感じにはなったと思います。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 残りの記録。東証1部値上がりは1365銘柄、値下がりは278銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比409.53円高の8986.51円(15時00分確定、三洋電機とソフトバンクがS高)。初っ端からかなり飛ばして行ったものの、後場中盤まではSQ水準でのもみあいに終始し、上にも下にも抜けない状況でした。日経平均の日中値幅は442.52円(前場308.86円、後場199.91円)。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、再び売り越し(3900万株売り/2890万株買い)でした。

● 今日から11月。そういえば、与謝野馨経済財政担当相が 『リーマン破綻の影響、与謝野氏「ハチが刺した程度」』 と発言したのは9月17日のこと。そこから約1ヵ月半が経過し、「ハチが刺した程度」どころか、相場は複雑骨折の大怪我を負ってしまいました。今月中旬は年末から逆算して45日になるし、今月末は同30日。ヘッジファンドから出た暴力的で土石流的な解約売りは峠を越えたとは考えているものの、あれだけ大きな地震が発生しただけに、余震はあって当然。ただ、余震は本震を上回ることは無い、というのが自然界の経験則で、それが相場にも適用できることを願っています(^^;。

● 現状では、大地震による被害の後片付けをしながら、次の展開を目指すことになるでしょうが、傷が癒えるにはどうしても時間が必要。でも、これは次のステップへの準備段階でもあるのです。今日、Bloombergで話をした某HFのFM氏も、「年内は次の展開を考えることに時間を使う」と言っていましたが、彼のような生き残り派はマシなほう。でも、HFを運用している連中はそんなにヤワではないので、また儲けてやろうとの戦う心さえ失わなければ、チャンスはあると考えています。当面は、景気が悪いだの、企業業績が悪いだのと、ニュースフローはかなりネガティブになりそうですが、「不景気の株高」がどこで来るのか、ある意味で楽しみ。まぁ、そう考えていないとやってられませんしネ(^^;。

● 業務連絡。株券電子化に伴って、今年年末に売買停止になる銘柄が出てくるのですが、段々とその時期が迫ってきて、具体的な銘柄名も出始めています。今日の東証所報にもいくつか追加掲載されており、FM諸氏としても、一応、頭に入れておいた方が良いかなと…。ちょっとややこしいのは、全銘柄が売買停止になるのではなく、「株券電子化に伴う端株整理のための株式分割及び単元株制度採用に伴う期間売買停止」というのが、長い売買停止を要する銘柄となります。具体的には、12月24日(木)を権利付最終売買日として、翌12月25日(木)から売買停止。来年1月5日(月)の大発会に売買再開となるので、カレンダーで1週間半ほど売買停止になります。

● ここまでのところ、大きな銘柄では、日本製紙(3893)、電通(4324)、りそなHD(8308)、三井住友FG(8316)、みずほFG(8411)、JR東日本(9020)、NTT(9432)などがそれに該当しています。詳細は東証HPの 「株券電子化関連情報」 をどうぞ。しかし、外国人投資家に周知するのが厄介になりそうです(^^;。まぁ、クリスマスから新年に掛けての時期なので、あまり居ないってのはあるかも知らんけど…。

 TOPIX : 899.37 (+69.05, +8.32%)    日経平均 : 9029.76 (+817.86, +9.96%)    円ドル : 98.55  

● 米国株式市場は最後の10分間強ほどで400ドルほども急落するなど不安定さ丸出し状態。でも、CME日経平均先物は8475円(大証比175円高)と堅調。FOMCの利下げは事前予想通りで、米国株そのものは大した反応がなかったものの、何よりも為替が落着いていてホッと一息。東京も朝から買い先行でスタートし、円が対ドルで99円台に入るなどで、株式市場はその後も上昇継続。後場に入ってアジア各国が上昇度合いを強めるのに足並みを揃えて一段高。こうなると、先物でも踏みが入るし、断続的な裁定買いを引っ掛けるしの循環で、アレヨアレヨの上昇でした。結局、TOPIXはモロの高値引け(TOPIX月末修正絡みも効いた様子)、日経平均もほぼ高値引けでした。日経平均は史上4番目の上昇率でした(日経平均プロフィル参照)。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日も、少なくとも心理的に円高に一服感が出ているのが、かなり大きく効いている印象。加えて、今日も市場筋の間では「公的資金の買い」説が流れていました。実際、これだけ株式が下がると、アセットアロケーション比率を保つ観点からだけ考えても、いずれどこかで株式に買いが入って来るのは想像できます。月末を意識したのかもしれませんし、もしかしたら景気対策への"配慮"みたいなのもあったかも知れません(^^;。まぁ、この辺の詳細が明らかになることは無いでしょうけど…。

● 外国人投資家からのフローも増えている印象があるし、相場が少しずつノーマルに戻りつつある雰囲気は、市場参加者の多くが感じていることと察します。だから「買ってみようか?」が入るのです。しかし、まだ「一歩踏み外すと…」という不安感が色濃く残っているのも確かで、一喜一憂の日々は続きそうです。例えば日銀が利下げしないなどの事情で、円が再び独歩高なんてことになると、ここ数日の上昇分なんて、あっという間に吹っ飛ぶリスクはあるんです。

● テクニカル面から見ると、TOPIXも日経平均も10月27日(月)に終値ベースの安値を付けています。そこから今日の終値まで、TOPIXは210.18pt下落して、149.91pt戻しており、安値からの上昇率は20.08%。日経平均は2143.35円下落して1866.86円戻し、安値からの上昇率は26.06%と、いずれも数日間という短期間との点を考えると、凄い戻りになっています。明日、ずっこけなければ、週足ベースではかなり長い下ヒゲが出る状態になり、テクニカル的にも印象が強くなってきそうです。問題はこの戻り相場がどこまで続くか、ということ。素早く動き過ぎず、でも遅くなり過ぎず、といった神経質な対応が迫られそうです。

● 記録。東証1部出来高は前日比5474万株増の30億3587万株、売買代金は同468億円増の2兆2835億円とソコソコの水準をキープ。東証1部値上がりは1493銘柄、値下がりは176銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比221.68円高の8433.58円(15時00分確定)。コマツ(6301)が最後まで寄付かなかったものの、それ以外は9時35分頃までに多くが寄付いています。日経平均の日中値幅は761.14円(前場317.64円、後場477.31円)とかなり大きく、前場値幅+後場値幅≒日中値幅からも分かるように、かなり一方通行的なトレンドデーでした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、7日ぶりに買い越し(3840万株売り/4000万株買い)でした。昨日に続いて、売り買いともにかなりフローが多くなってきた印象です。

● 話題変更。今日は10月末のTOPIXコーポレートアクション(株数変更+FFW変更)の基準日でした。今回はFFW見直しが焦点。ここ数ヶ月は特にそうだったのですが、以前ならコーポレートアクション系に先回りして取引していたようなヘッジファンドが、「それどころとちゃう!」状態に陥り、先回り商いが減った印象があったのです。さらに、この9月~10月は自らの身を守るのに必死で、TOPIXのFFW変更などにうつつをぬかしている状態ではなかったのは簡単に想像可能(^^;。前回の日経平均銘柄入替えでも比較的「順」な反応だったし、今回もどうなるか注目していました。

● 一番分かり易い手段として、シミュレーションでロング/ショート・ファンドを組んでモニターしていたところ、10月20日あたりから、FFW変更ファンドはグングンと儲かる状態へと発展。他のファクター類が全く効かなかった時期だけに、FFW変更がそれこそ唯一儲かった戦略だったのです(^o^)。FFW変更を前倒しで実施したんでしょうし、今日の大引後に「決める」ことを前提に、仕込みに入っていた業者もあったと想像できます。シミュレーションの結果でしかないのですが、10月20日から今日の終値までで、このLSファンドはかなりの%単位で利益が出ていました(詳細はボカします(^^;)。ホンの2週間弱で、しかもこの相場環境を考えると凄い効き具合だったのは間違いありません。そのうち、ウン%は今日後場に発生した利益だったので、かなりのオペレーションが入っていた印象がありました。もっとも、ザラ場では午後1時半~2時頃がピークだった印象で、大引けに掛けてはダレダレ状態でしたけど…(ストップ高とザラ場引けが多かったためもある)。

● また、今日はファンディングの面から見て、対象銘柄群がかなりのウェイト減だったので、全体が買われるのは予想できていましたし、実際にTOPIXの高値引けを見ると、その影響があったのかなと…。もっとも、相場全体を見ると、それ以上の勢いが付いてしまった感じ。もちろん、今日の上昇はFFW変更が主因だったと寝惚けたことを言うつもりはありませんが、それなりの影響を与える一因だったとは考えています。なお、TOPIX月末修正があったおかげもあり、東証1部の前後場の売買代金分布はかなり歪み、前場36.98%、後場63.02%と、相当規模で後場に偏っていました。

● 業務連絡。大引後に東証から 「上場株券に係る時価総額基準の適用の停止について」 とのリリースが出ています。かなりの銘柄がこの基準に引っ掛かるところまで時価総額が下落しているのですが、ひとまずホッと一息ってところ。ただし、退場すべき銘柄も退場しなくなってしまいます。マーケットとして見た場合、良いのか悪いのか…。

 TOPIX : 830.32 (+46.29, +5.90%)    日経平均 : 8211.90 (+589.98, +7.74%)    円ドル : 97.00  

● オーバーナイトの米国株が史上2番目の急上昇(NYダウが+889.35ドル、+10.88%)で、CME日経平均先物は大証比380円高の8110円まで上昇。円は対ドルで98円台、対ユーロで125円台と円安方向。これで寄付きから高くなる条件は整った状態(^^;。実際、最初の30分間ほどは買い気配ばかりで値が付かず、全体に寄付いたなと思えたのは9時40分頃。もっとも、そこがTOPIXのザラ場高値でした。後場寄付き後に急に伸び悩み、嫌ぁ~な雰囲気。しかし、午後2時20分頃からは、買いが先行してアレヨアレヨの上昇。全体に板薄のなかを、市場参加者の多くが短期でトレンドフォローに走っている印象で、「右往左往」という言葉がぴったりと来る1日でした。結局、TOPIXは高値圏、日経平均はモロ高値で大引け。TOPIXは9時41分にザラ場高値を付け、後場はこれを上回ることが出来ずに終わっています。日経平均は、モロ高値引けだったし、テクノロジー系を中心とする輸出関連の引っ張りが目立ったことを物語っています。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 「協調利下げへの期待感」と書くときれいのですが(^^;、銀行株がそんなにマーケットを引っ張った印象は無かったので、「まぁ、あったらあったで良いけど…」程度だったでしょうか。それよりも輸出関連などのブッ飛びの方が目立ったので、やはり円高一服の方が「効いた」感じを受けました。まぁ、日本が利下げすることによって、円高にならないように後押しする解釈もあるにはあるでしょうけど…。

● 株式市場からすると日銀がドル/ユーロの押し上げ介入をしてくれた方が、はるかにインパクトがあったように思います。下げ相場で介入しても効き目は薄いでしょうけど、今日みたいに反転局面だと、比較的少ない金額で効果が出たと思うのですが、なぜやらないのですかね?今日の上昇は、再び円高進行なんてことになると、あっさりと手放してしまう上昇だったかも知れないわけで、この辺の不透明感は色濃く残ったままでした。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億8467万株減の29億8113万株、売買代金は逆に同649億円増の2兆2366億円。東証1部値上がりは1406銘柄、値下がりは253銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比501.16円高の8123.08円(15時00分確定)と初っ端からブッ飛び状態。15時00分というのは、日産化学(4021)が最後まで寄付かなかったためで、それ以外は、9時50分までにほぼ寄付いています。日経平均の日中値幅は470.38円(前場464.52円、後場450.92円)。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(4680万株売り/4270万株買い)。売り買いともにかなりフローが増加した印象でした。

● 話題変更。日本株とは直接関係ないのですが、世界中の株式関係者の間で話題になっているのが、フォルクスワーゲン(Volkswagen AG、VOW)の爆騰。BloombergのティッカーではVOW:GRで、ロイターではVOW.DEです。チャートをご覧頂けると一目瞭然。というか、あまりに株価が急変してしまって、何が何やら良く分かりません(^^;。同社の株価は2日間で約5倍になり、ドイツ取引所は今日の日本時間早朝、DAX指数のVOWウェイトを強制的に10%に引き下げる措置(Bloombergによると計算上は27%強あった)を発表しています。こんな唐突にウェイトを半分以下にされたら、指数連動ファンドや指数系のデリバティブをやっている連中はどうするんでしょうか?それも逆にパニックです、ホンマ…。もっとも、即日実施ではないみたいですが…。

● VOWの急騰には、色々な背景があるのですが、業績がどうのこうのではありません(^^;。一番最初はリーマン破綻の影響を受け、第二幕の爆騰はポルシェが出資比率を引き上げる、と発表したことがきっかけ。最初のはリーマンの破綻を受けて貸し株が返って来なくなり、指数連動型ファンドなどが「買い直し」を強いられたのが背景。貸し出していた株券の代わりに担保に取っていた現金などがあったはずなので、損益的にはチャラ近辺か、世界的に株価が下がったので、プラスだった可能性もありました。ただ、ファンドとしては株券を持っておく必要があったので、買い直しになったのです。似たようなことは、VOWだけではなく、日本や他国でも発生していました。この結果、VOWはかなり割高になってしまい、あちこちのアナリストは売り推奨するし、ヘッジファンドはVOWを売ってポルシェを買う、なんてロング/ショートを組んでいたのです。これが次の破壊的爆発・修羅場の背景。

● 先日、ポルシェが出資拡大と今後も拡大すると発表したことを受けて、VOWは一気に強烈爆騰。「ショート・スクィーズ」の見本みたいなことになってしまいました。この過程で、かなりの数のヘッジファンドが致命的な大怪我を負ったと囁かれており、実際そう考えざるを得ない状況です。地相場が200ユーロとかの銘柄が、一気に1000ユーロ超までブッ飛んで行ったのですから…。政府・金融当局が株価対策などに右往左往している最中にです。ちなみにVOWは株価爆騰のおかげで、昨晩は瞬間風速で世界最大の時価総額にまでなったのです。そりゃあ「おかしい」と考える向きが多いだろうし、ショートしたくなりますわな…(^^;。他人事だから「(^^;」ですけど、歴史的な踏み上げ相場で踏み上げさせられた方々は…。VOWの昨晩までの日足チャート(軽いPDFファイル)を付けておきます(データはBloomberg、グラフ作成は虎年の獅子座)。さすがにDAXウェイト変更のおかげで、今日は急落しています(^^;。

● 最後に一言。景気対策と称してまたばら撒きをやるらしいですネ。無駄使いも、えぇ加減にして欲しいというか…(-_-;)。個人消費を引き上げるには、富裕層にどうやってお金を使い易くさせるかってことが本当の要点になるハズなのに、"エセ正義"のメディアを含めて、選挙絡みや世間からの反発が怖くて、それは誰も言い出しません。まして、税金払っていない層にまで"給付金"をばら撒くとは、何が平等で何が不平等なのかを本当に疑うばかり。生活保護などが本当に必要な方々には、きちんと手当てすべきだと考えていますが、それは景気対策としてやるべきものではないハズ。福祉としてやれば良いのです。それをどんぶり勘定にして、ドサクサ紛れに不平等をやろうというのだから呆れてしまいます。税金払っている層をどう考えているのか?まぁ、文句を言わない奴隷程度にしか考えていないのでしょう。期待値が低過ぎるので、あまり反論も出てこないのでしょうが、それにしても…。失望の溜息だけが出てきます…(-_-;)。

● 口直し。例の日米主要企業決算発表予定ワークシートをアップデートしてあります。これまでも時々、こっそりと(でもないか(^^;)アップデートしていたし、これからも時々アップしますのでよろしく。左側のメニューからダウンロードページに進めます。シンプルなExcelシートです。

 TOPIX : 784.03 (+37.57, +5.03%)    日経平均 : 7621.92 (+459.02, +6.41%)    円ドル : 95.55  

● 飲み会があって更新が遅くなりました。ほろ酔い気分で行きます(^^;。

● オーバーナイトの米国株市場は相変わらずの状態だったものの、昨日の日本株市場である程度の下落は織り込んだ状態。CME日経平均先物は大証比50円安の7110円で、昨日のイブニングで6830円まで突っ込んでいた点を考えると、こちらは逆に若干ポジティブ。しかし、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、大量の売り越し(6000万株売り/2770万株買い)で、「また大量解約売りかいなぁ~」状態。前場寄付き後に一瞬プラスになったものの、かなり神経質な展開で、前場中盤には、TOPIXで-24.93pt(-3.34%、10時17分)、日経平均で-168.00円(-2.35%、10時17分)と、かなり下押しする局面もありました。この時点で、日経平均は6994.90円と7000円割れ(26年ぶり)を記録。

● 後場に入って、為替が対ドルでも対ユーロでも円安方向に動き、市場関係者が一番気にしていた円高独歩高に一服感。GLOBEXの米株式先物が堅調だったことも加わり、一斉に押し目買いやらショートカバーに火を点けた格好。いったん上がりだすと、売り物が「消える」(^^;のは良く見掛ける風景で、今日もそんな感じでした。日経平均7000円割れという「イベント」も通過したことで、ある程度は出尽くし感というか、「もうえぇやろ」感もあったのでしょう(^^;。それやこれやで、指数は高値圏での引け。日中の値幅としては、TOPIXが8.72%、日経平均が8.82%(日中値幅は631.52円で前場が265.96円、後場が500.05円)と凄まじいスウィングでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● ファクター分析してみると、それほどバリューが上向いたって程ではなかったものの(セクターの方に振り分けられた印象)、低PER、低PBR組がそれなりに上昇。銀行・不動産あたりは朝から弱くて、TOPIXの方がかなりアンダーパフォーム状態だったものの、買われていた銘柄が「理屈が付き易い」銘柄群だったこともあって、機関投資家にとっては、若干呆気に取られながらも、悪い1日ではなかったと察します。市場筋の間では例によって「公的資金の買い」説も流れていたのですが、これは本当かどうかは永遠に分かりません(^^;。それっぽい臭いがするけど、買い手が良く分からない時に出てくる「説」です(^^;。昨日は「オイルマネーの売り」説が出ていたぐらいだし(ユーロ建てで見ると日本株の下落は少ないので売り易いとの理由付け)、まぁ、この辺はネタとして頭のホンの隅っこに置いておく程度でしょうか。

● これでコツンと来たかですか?まぁ、それは2~3ヶ月経過後に振り返れば分かる類のモノで、現時点で分かることはないと考えています(^^;。現在の様々な「対策」などは、基本的に止血措置で、まだ治療の段階ではないのです。まず止血してから治療して、そして傷口が直っていくという過程を経る必要があります。まだ集中治療室で止血措置の真っ最中なのに、「コツン」はないでっしゃろ…(^^;。そんなところで全力疾走を試みるのは無理だし、やはり時間を掛けて治療し、体力の回復を図るしかないと考えています。もちろん、万能特効薬があれば、それに越したことは無いのですが…。

● 残りの記録。東証1部出来高は前日比7026万株増の31億6580万株、売買代金は逆に同606億円減の2兆1718億円。出来高面では30億株超え2日連続だったのですが、ザラ場を見ていると英語でいう「choppy」って感じは否定できませんでした。東証1部値上がりは1356銘柄、値下がりは300銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比0.32円高の7163.22円(12時39分確定)と静か。三井住友FG(8316)が最後まで寄付かなかったものの、それ以外は全て9時20分台に寄付いていました。

● 雑談。今朝のニッカンスポーツに、 「ジェイコム男、株大暴落でも25億円の儲け」 との記事(^^;。記事が正しいとすると、年初来で10%超のプラス。日本株中心でこれは凄いことでっせ。しかも、100万円とか200万円に対する10%と違って、約200億円弱という巨額に対しての10%超ってところが凄いのです。そこら中の「プロ」と呼ばれる連中をほとんどぶっ飛ばしていることになります。個人投資家の強みをフルに生かしていると思うし、もしB・N・F氏がヘッジファンドでも始めるなんて言い出そうものなら、あっという間に数百億円が集まるでしょうネ(^^;。もっとも、彼は他人資産の運用には興味がない様子だし、他人資産の運用だとスタイルが変わってしまうリスクがあるのですけどネ…。それにしても、やっぱり凄いっす。

 TOPIX : 956.64 (+29.27, +3.16%)    日経平均 : 9306.25 (+300.66, +3.34%)    円ドル : 101.45  

● 米国株高に反応したのはそうでしょうが、それ以上に大きかったように感じるのは、「そろそろ落着いてきた」という心理的要素。主に海外投資家による問答無用の「現金化」により、結果的に、株価が極端なケース(破綻や恐慌)までも想定した水準まで売り込まれていたのは、多くの市場参加者が認識しているハズ。少しでも「さすがにそれはないやろ」の気持ちを持てるようになると、その行き過ぎたリスクの織り込み部分は戻すことになり、それだけでもかなりのラリーになるのは簡単に想定できるところ。もちろん、これで全てが終わったワケではないのは承知の上で、先回り的な動きが出始めた可能性はあります。昨日も書いたように、そろそろ「金融危機」ネタに飽きてきましたしネ(^^;。問題は、どこまで続くかなんです…。

● まだ不透明感も色濃く残るなかでの上昇相場だけに、市場に警戒感もそれなりにあったのは明らか。前場から後場中盤までジリ貧だった点もその一つ。今朝の日経平均SQ値は、前日比292.38円高の9297.97円(9時37分確定)で、初っ端からそれなりの買いが先行したことが分かります。その後、TOPIXは9時32分にザラ場高値(+34.51pt、+3.72%)、日経平均も同じく9時32分にザラ場高値(+352.92円、+3.92%)を付け、その後は後場前半に掛けてジリ貧の伸び悩み。TOPIXは前場にザラ場安値が付いているものの、日経平均は13時23分に安値を付けど、かなりどよぉ~んとした雰囲気でした。ただ、その後は一転してきれいな右肩上がりとなり、結局、日中足は「V」字型。ジリ貧を警戒感と受け止めた方が良いのか、大引けに掛けての戻りを力強いと受け取った方が良いのか、どちらが優位とも判断し難い相場でした(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 物色動向としては、今日は比較的理屈が通る相場。これまでバカスカ売り込まれた外需関連銘柄が一斉に反発。資源系にしても、コモディティー市場の売り一巡感を支えに上昇。ファクター分析をしても、割安感のある銘柄が買われて、バリューがソコソコ、グロースもまぁまぁ、リバーサルがかなり効いて、機関投資家FMの皆さんにとっては、それなりにホッと一息付ける相場だったと察します。問題はこの状態が続くかどうか、ということ。今日の出来高などを見ても、「今一つ」感は避けられない状態です。商いの盛り上がりが欠けるのは、これまでの下落が急だっただけに、戻り売りを考えている向きにしても、この水準ではあまり大きな売りが出てこないのです。そうやこうやで、指数ベースで3%超もの大幅な上昇だった割には、売り買い交錯というほどの勢いは感じられない相場でした。これは東京だけの話ではなく、アジア各国の市場でも、似たような感じだったみたいです。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億3284万株減の20億8358万株、売買代金は同64億円減の1兆8824億円と今一つ盛り上がりに欠ける水準。東証1部値上がりは1257銘柄、値下がりは393銘柄。日経平均の日中値幅は223.10円(前場221.77円、後場172.81円)で、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向 は、買い越し(2320万株売り/3110万株買い)でした。

● 雑談。私にとっての今年のプロ野球シーズンは昨晩で終了。オリンピック以降の試合で良く見た風景が繰り返された印象でした。あれだけチャンスに打てなかったら、いくらピッチャーが抑えていても難しい、ってことでしょう。でも、岩田投手の投げっぷりは見ごたえがあったし、何か来年に繋がるものを魅せてくれた印象でした。これで、スカパーのJ-Sportsを解約し、パックもチャンネルを組み変える作業に入ります。来年3月か4月には、また元に戻しますけど…(^^;。スカパーのおかげで、サンテレビが入らない土地でも心置きなく生中継が見れるのは、それなりに凄いことです。ここでスカパーにお願いしたいのは、プロ野球パックだけでなく、球団別の組み合わせパック考慮して欲しいこと。「阪神タイガースパック」があれば、結構、全国的な販売が期待できると思いますよ!

● 雑談その二。興味深い記事を発見。 「かぶあがりひょうたん御守:八戸・蕪嶋神社のお守りが人気」 (毎日新聞)、 「株価が上がりますよう…八戸・蕪嶋神社のお守り人気が急上昇」 (読売新聞)とか…(^^;。青森県八戸市ですか。土地勘がないので位置的に良く分からないところがあるのですが、 Googleマップではこちら からどうぞ。今週末にでも行く??

 TOPIX : 927.37 (+33.08, +3.70%)    日経平均 : 9005.59 (+311.77, +3.59%)    円ドル : 102.05  

● 前週末の米国株市場は下落したものの、最近の相場だと強がれば「誤差」の範囲内(^^;。日本も寄付直後こそはチョビマイナスになる局面こそあったものの、その後は堅調な値動き。前引けに掛けて伸び悩んで「あかんか…」になり掛ける局面はあったものの、後場はきれいな右肩上がりで、終わってみれば大幅高。極端な不安感が薄れつつあるのは多くが感じているでしょうし、相場はそれを素直に反映した格好。しかし、商いが今一つ盛り上がらなかった点を見ても、まだシートベルト着用サインが点いたままなのも、多くが認識している状態で、今晩の米国株市場次第なのは変わりません(^^;。そろそろ「金融危機」ネタに飽きてきた感はありますけどね。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別には、相場全体の不安感の薄らぎを反映するように、鉄鋼、商社、海運など、これまで「眼の敵」とばかりに売り込まれた銘柄群が反発。ただ、ブリヂストン(5108)のように「???」状態の大幅高だった銘柄があった一方、コマツ(6301)のように「まだ売るか?」銘柄もあったものの、全体としては多少は理屈が通るような相場に戻りつつある印象。主として外国人投資家(ヘッジファンド筋)による暴力的な「現金化」の動きが収まりつつあるのは、値動きを見ているだけでも分かります。ただ、これが嵐の中の一時的な休息なのか、それとも嵐が通過した後なのかは、まだ分かりません(^^;。半年、1年経過して振り返れば、確実に分かるんですけど…(それやったら役立たんって(^^;)。

● 記録。東証1部出来高は前週末比8319万株減の22億1642万株、売買代金は同802億円減の1兆8888億円と今一つ。東証1部値上がりは1411銘柄、値下がりは242銘柄でほぼ全面高。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比118.94円高の8812.76円(9時19分確定)で、日経平均の日中値幅は350.75円(前場185.35円、後場234.74円)。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(2080万株売り/2470万株買い)でした。フローそのものがかなり減っており、そろそろ「現金化」の流れにも一巡感が出てきた感じはあります。本格的に買う感じは全くありませんが…(^^;。

● 指数ヲタク向け連絡事項。今日は20日なので、TOPIXの月末修正分が一斉に所報掲載されています。今回は先日発表されたFFW変更がかなり多くて、実際のインパクトもこちらの方が大きくなりそうな雰囲気です。FFW変更と月末修正をあわせれば750件ほどになるので、ターゲットを絞らないとどうしようもありません。またトータルのウェイト変化もかなり大きくなるので、資金繰りにはご注意を。いつも通り、TOPIX月末修正については、東証HP内の 「月末上場株式数」 をご参照下さい。浮動株比率の変更については、同じく東証HP内の 「浮動株比率」 をどうぞ。"No Pain, No Gain"です(^^;。

● 雑談。某市場筋に教えてもらったのですが、昨日の秋華賞勝者のブラックエンブレムのオーナーは、元リーマン・ブラザーズのエクイティ・デリバティブ・トレーダーとのこと(^^;。日刊スポーツの記事 「愛馬が無職オーナーの窮地救う/秋華賞」 はこちらからどうぞ。

 TOPIX : 894.29 (+29.77, +3.44%)    日経平均 : 8693.82 (+235.37, +2.78%)    円ドル : 101.45  

● 米国株が今度は「上へまいりまぁ~す」(NYダウ+401.35ドル、+4.68%)となったことで、こちらも上昇。ただ、寄付き段階での買いが一巡してからは、どうも上値の重たい展開というか、少なくとも前場は、かなりはっきりとした右肩下がり状態の伸び悩み。後場寄付きで、ソコソコ大きな「昼休みギャップ」(前引+67.97円)を空けて上昇したものの、大きなトレンドを変えるほどではなし。大引け間際の5分間ほどでスルスルと上昇したこともあって、やや体感温度よりも高く引けているものの、それでも、SQ値がほぼ高値のかなり「寄り天」に近い状態の1日でした。まぁ、週末を控えているし、何が起こるか分からん、ってのは皆が意識しているところなんで、仕方ないですけどネ…(^^;。指数ベースで+3.44%もあるので、タイトルには「大幅」を使ったのですが、実際にザラ場を見た感じでは、あまりその迫力は感じませんでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 昨夕のイブニングから先物はかなり上昇(+340円)して先食いしていた面もあったでしょうが、それでもCME日経平均先物の8805円が先物ベースでやっと(現物は届かなかった)というのは、マーケットに色濃く漂う警戒感を感じざるを得なかった印象。さらに、電力・ガスが相場を引っ張る状態で、次いで、情報通信や食料品が業種別指数の値上がり率上位に来ており、「内需」と言えば聞こえは良いものの、嵐に備えてディフェンシブ系に乗り換えているように見えてしまいます。一方、海運や卸売、さらに資源系銘柄群はマイナスでしたし…。そういえば、10月19日(米国)・20日(日本)はブラックマンデーの日。まだしばらく、本当の意味で自信が持てるようになるまでは、上昇相場でも喜ぶというよりも、有事に備えての空気が強い状態が続くと考えておいた方が良さそうです。なお、これを書いている時点のイブニング取引で、日経平均先物はかなり安く推移しています(-_-;。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億6107万株減の22億9961万株、売買代金は同2068億円減の1兆9690億円と2兆円割れ。東証1部値上がりは1392銘柄、値下がりは272銘柄と、数字上はほぼ全面高(雰囲気は違ったけど)。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比263.98円高の8722.43円(9時41分確定)。ヤフー(4689)が最後まで寄付かなかったものの、それ以外は9時30分までに寄っていました。日経平均の日中値幅は224.20円(前場224.20円、後場140.31円)。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、今日もかなりの売り越し(3610万株売り/2580万株買い)でした。

● 話題変更。今回の金融危機について振り返るほど状況は落着いていないのですが、週末だし、ちょっと感じることを。巷では識者ぶった方々から、米国覇権崩壊論に近いような話が出始めています。それが正しいとしても(正しいとは思わないけど…)、その先の世界は誰が引っ張るの?ってところが、まるで見えてきません。あえて候補としてとして考えられるのは、共同体としてのヨーロッパ(ユーロ圏+英国)か、中国か、ロシアか、はたまた日本か…。

● 欧州の可能性が一番マシなものの、個々の国ではなく共同体としてでないと無理。中国やロシアは軍事的にはともかく、金融経済面は無理だらけ。アジア圏は全体がまとまることが出来れば可能性はあるんでしょうが、現時点では困難山積。日本については敢えて書きません(^^;。そうやって考えると、政治的、軍事的、さらに金融経済的に世界を引っ張れるのは、現時点では、結局のところ、米国以外に候補が居ないのが良く分かります。あと50年ほど経てば状況は変わるかもしれませんけど…。

● かつて「米国がくしゃみをすると、日本が風邪を引く」と言われた頃があったのですが(なぜか最近はあまり聞かない(^^;)、その米国は重病で現在入院中。この状況下で、日本だけが無事で居れるはずがないのです。日本株が米国株よりも下落が厳しかったのも、当然と言えば当然の話。外部からの影響を和らげるには日本国内で需要喚起する(つまり内需)のが一つでしょうけど、それもかなり難しい状況。政策的にも、外需に引っ張ってもらうところで安穏としてしまい、内需で需要喚起する努力をやってこなかったですから…。と言う訳で、結局のところ、米国に頑張ってもらうしかない、というのが色々な意味で本音ではないかと考えています。だから、相場としても、まだしばらくは米国市場の動向に振られる展開が続くだろうな、ってことも…。

● 雑談。時事通信で 「巨人優勝年は株価暴落?=下落率歴代10位まで独占」 とのニュースを発見(^^;。単に優勝回数が多いだけという以上に、このトレンドは当たってるんですよね。そう言えば、巨人は2年連続でセ・リーグ優勝となったのですが、心底からの野球ファン以外は、昨年の優勝は中日だったと"勘違い"して覚えている向きが多いでしょう。クライマックス・シリーズの弊害ですね、これは…。両方とも勝ってようやく世間的に"優勝"と覚えてもらえる感じがします。ちなみに、この記事中の阪神ファンは私ではありません。為念(^^;。

● エグイ1週間(しかも1日短かった)で疲れました。ゆっくりと休める良い週末を期待しています(今晩のNYが…(^^;)。

 TOPIX : 956.30 (+115.44, +13.73%)    日経平均 : 9447.57 (+1171.14, +14.15%)    円ドル : 102.45  

● 月曜日の米国株式市場が爆騰。NYダウは+11.08%(+936.42ドル)、S&P500は+11.58%(+104.13pt)。CME日経平均先物も9000円ちょうどで、ほぼ大証比1000円高。昨晩の米国株式市場も凄かったし、その後、東京がオープンする前にWSJ紙が「米銀上位9行に公的資金注入の方針」と報じるなど、ある意味では、マーケットが暴落して「催促」していた政策が出てきたことで、市場もそれを素直に好感。ただ、実務的に効いたのは「銀行間取引保証」でしょうか。これで、資金繰り関連のかなりの不安感を解消する効果があったと考えています。もっとも、日本市場が好感したというよりも、米国市場が反応したのに反応した、と言う方がより適切かもしれませんけど…(^^;。

● 時間順に行きましょう。初っ端から、TOPIX先物/日経平均先物は上昇局面でのサーキットブレーカー発動。もっとも、先日の暴落局面でのサーキットブレーカー発動と同じで、現物がほとんど寄付かないことで、先物だけが走るにも限界があり、サーキットブレーカーで時間稼ぎして現物が追い付いてくるのを待つ状態でした。9時半でも寄付いていない銘柄があまりにも多く、表示されている指数値は額面通り受け取れない状況。5分毎に現物の気配が上がるたびに指数が階段状に上昇する状態でした。午前10時の段階で、日経平均採用225銘柄のうち、まだ29銘柄が寄付いていませんでした。もっとも、ストップ高買い気配になってしまえば、指数値の計算はそれなりにできたのですが…。

● ただ、TOPIXにして100pt高程度、日経平均にして1000円高程度を超えてくると、さすがに上昇の勢いは大人しくなった感があったものの、最後まで上昇基調で、結局、TOPIXも日経平均も歴代最高の上昇率を記録して終了。今日も歴史的な1日だったので、日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 最近、本当に「歴代」とか「史上」とかを良く使います(^^;。日経平均の歴代上昇記録は日経平均プロフィル内のこちらからどうぞ。東証の記録はHPには掲載されていないようなので、東証に直接電話して聞いてみました。TOPIXのこれまでの上昇率記録は日経平均と同じ1990年10月2日で、このときTOPIXは+9.54%だったとのこと。もっとも、上昇記録の多くは「暴落後」ってのが定石なので、それなりの注意は必要ですけど…(^^;。何はともあれ、今日の終値水準は先週前半のあたりまで戻ったことになります。TOPIXは10月9日がプラスだったものの、日経平均は7日続落だったので、これで8日ぶりの反発ってことになります。

● 感心しているだけではなくて考えてみると、何だかんだ言っても、結局のところ、今晩の米国株市場に依存している状態に変化はありません。なんせ、売買の6割を外国人投資家が握っており、日本だけが独立して動ける状態にはないからです。換金売りの嵐が終わったのかどうかも、実際のところは良く分かりません。外資系証券寄付前売買動向などを見るとその予感はあるにしても、確信を持てるだけの根拠はありません。もっとも、往々にして確信なんてのは無いままで見切り発車するのが株式市場の得意パターンだし、"結論"が出るまで待てるのは、実際のポジションを持っていない評論家ぐらいのもの。ストップ高が多くて商いできなかった(東証1部のストップ高は770銘柄もあったらしい)という特殊事情はあるにしても、今日の出来高や売買代金が今一つ伸びなかったことは、今日の急騰はともかくとして、明日以降は別の話ってのを感じさせる状態でした(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前週末比8億9141万株減少の23億8300万株、売買代金は同7144億円減の1兆9210億円。金曜日がミニSQだったことを割り引いても、先週はざっくり25億株/2兆5000億円程度はあったので、今日は少なめでした。東証1部値上がりは1678銘柄、値下がりは25銘柄と、こちらも歴史的な数字。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比1076.06円高の9352.49円(15時00分確定)と、寄付きからぶっ飛ばしたことが分かる一方、そこからの上値は100円程度しかなかったことも分かります。日経平均の日中値幅は1047.68円(前場1007.51円、後場123.79円)だったのですが、これはかなりミスリーディング。SQ値を基準にした方が印象に合致します。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、大幅な買い越し(2570万株売り/5700万株買い)でした。市場筋によると、差引で3130万株の買い越しは、2007年9月27日以来(この日も3130万株買い越し)とのこと。

● 雑談。「こんな時に"新聞休刊日"とは、何を考えとんねん!」なんて考えていたら、今朝、日経の「特別号外」が新聞受けに入っていました(^^;。4ページのペラペラでしたが、広告が無かった分だけ、それなりに活字の"量"はあった感じ。さすがに、この時期にノホホンと休むのは、さすがに日経も「マズイ」と考えたんでしょう(^^;。都内は日経専売店があるものの、地方では他紙販売店に宅配を委託している都合上、日経だけの都合では動けないってのはあるみたいです。ただ同様(多分劣後)の境遇にあるスポーツ新聞は、休刊日でも駅売りはちゃんとあるのです。日経もその程度は十分以上に可能だと思うんですがねぇ~。

 TOPIX : 1149.12 (+51.44, +4.69%)    日経平均 : 11920.86 (+431.56, +3.76%)    円ドル : 106.75  

● 今週は、休暇中のため、マーケット・コメントはお休みです。

● とは言いながら、このマーケットの状況では遊び呆けているワケにも行かず、結局、物理的にオフィスに居るか自宅に居るかの違いだけみたいな夏休みになっています(^^;。場中はそれなりに日経CNBCをつけたままだし、ネット証券の口座(ちゃんとコンプライアンスの許可は取ってありますから…。為念)を利用してトレーディングシステムをリアルタイムで覗いたり、はたまたBloomebrgを覗いたり…(^^;。

● 米国株急反発の流れを受けて、東京も今日はとりあえず反発。ただ、どこまで信じて良いのかとの空気は残っているような印象でした。転機においては、往々にして一喜一憂になるのですが、今日がその「喜」だけだったのかどうかは不明。あの山一證券、三洋証券が破綻した時も、毎週末ごとに「あ~でもない、こ~でもない」があったことを思い出します。あの時は、敢えて言うと「日本ローカルの話」だったのですが、今回はグローバル。それだけにインパクトも違うし、影響度合いも違うのは当然。そして、日本だけが被害を被らないってことも有り得ないのです。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● ところで、リーマン破綻に伴ってリーマンの日本法人が業務停止命令を食らったことで、思わぬところで混乱が発生している模様。それは貸し株市場です。リーマンから株券を借りているのではなく、逆にリーマンに株券を貸し出している方が、一時、ちょっとしたパニック状態になった模様。制度信用取引ではない貸し株市場は、個別に消費貸借契約を交わすことによって、株券を貸し出す一方で担保(現金や国債など)を取ります。まぁ、この消費貸借契約がパーになったとしても、金額的な面では大部分が保全されているので、損失があったとしても大したことは無いハズ。

● 今回の話は、そうではなくて「株券」の部分。リーマンに対する業務停止命令は「9月15日から26日までの12日間」( 「金融庁がリーマン日本法人に業務停止命令、支払い不能のおそれで」 )です。一方、9月末権利付の最終売買日は9月24日(水)。9月末に株券を保有していなければいけない事情がありながら、貸し株料を狙って株券を貸し出している向きにとっては、「困った」状態。業務停止明けは9月29日(月)になるので、9月30日(火)までの実質2日間に貸していた株券のうち、契約上、返してもらえる分について、実際に全て返してもらえるのかは、かなり不透明な状況にあります。持ち合いなどの事情があれば、「スミマセン」では済まない場合もあるでしょう。となると、万が一の場合に備えて市場から株券を調達することも考えざるを得なくなってしまいます。実際にこういった動きがあるかどうかは、自宅で相場を見ている私としては、いかんせん情報不足(^^;。でも、マーケットから調達するならば、9月24日(水)が最終期限(月内最終)です。

● では、リーマンがどんな銘柄を持っているか(かなりの部分は貸し株のハズ)ですが、これは5%ルール開示に頼るしかありません。そんな時は、いつも大変、頼りにしている 「考える株式投資」 「大量保有報告書 データベース」"リーマン" で検索してみましょう。何となく姿が見えてくるかもしれません(^^;。

● 良い週末を!

 TOPIX : 1216.41 (+45.57, +3.89%)    日経平均 : 12624.46 (+412.23, +3.38%)    円ドル : 108.55  

● 米国財務省から、ファニーメイ(FNM)とフレディマック(FRE)を政府管理下に置くとの「日曜日の発表」。このところ、米国発の金融重要ニュースは米国時間で日曜日に発表というのが定着してきたようで(^^;、東京市場が一番最初に影響を体験するメジャーなマーケットになります。寄付前からGLOBEXのS&P500先物も2.5%程度は高く、それを素直に受けて、東京も大幅高。このファニーメイ/フレディマックに"公的資金"と聞いて、2003年にりそなHDに公的資金注入が実施され、それをきっかけに"底なし沼的弱気相場"が大反転したことを想い出した向きは多かったのでしょう。

● 朝からブッ飛びだった相場は、結局、TOPIXも日経平均も大幅高。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前週末比303.15円高の12515.38円(15時00分確定)だったので、かなり初っ端から高く始まり、その後も、ある程度のフォロースルーがあったことが分かります。ちなみにSQ確定時間の15時00分というのは、りそなHDがストップ高比例配分になった時刻で、それ以外は9時40分にみずほFGが寄付いたのが最後でした。

● 指数のザラ場高値との比較で見ると、TOPIXは12時36分に前週末比49.35pt高の1220.19pt(+4.21%)まであり、日経平均は10時44分に同459.53円高の12671.76円(+3.76%)までありました。まぁ、前日比で見れば高値圏は高値圏で終わっているものの、「これで、うまいこと行くんかいな?」、「これで全てがホンマに解決したんか?」という不透明感が完全に消えたワケではなく、後場はやや上値を買い上がるには腰が引け気味だった印象もありました。中国株が軟調に推移したことも心理的に影響したかもしれません。

● こんな日にケチを付けるのも何ですが、気になったのが今日の出来高/売買代金。東証1部出来高は前週末比3億0409万株も「減少」して19億7515万株、売買代金は同1390億円減の2兆1905億円だったこと。指数の動きから見ると、先週末よりも2割程度は出来高/売買代金が増加しでもおかしくなかっただけに、ザラ場中に数字を見ていて「商いは今一つ盛り上がらんなぁ~」でした。もちろん、銀行株が軒並みストップ高になったことで、商いが出来なかったという物理的な事情はあります。でも、他に商いが広がらなかった点も確か。流動性が乏しい中で、バーンとショートカバーが入ったため株価が飛んだ、という面も否定できませんでした。いずれにしろ、今日の上昇が肩透かしになるのか、本格的にショートカバーが入って商いが盛り上がるのかは、今晩の米国株式市場次第です。

● チャートとしては派手さに欠ける面もあるのですが(^^;、日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別には何と言っても銀行株。軒並み2桁%のブッ飛び高で、多くがストップ高状態。こんなの久しぶりで、あまり記憶に無いのですが、多分、2003年頃以来だと思います。いずれにしろ、歴史的と言っても良いぐらいの爆騰でした(^^;ので、記録も兼ねて、銀行株のうち、TOPIXに対して寄与度が大きい順に並べて抜き出してあります(寄与度の計算はBloomberg)。なお、これだけ銀行株が爆騰しているのに、十八銀行(8396)はマイナス。同株は東証1部の銀行株では唯一のマイナスでした(^^;。

#コード銘柄名終値(9/8) 前日比前日比率
18306三菱UFJ FG 850+100+13.33%
28316三井住友FG 674000+89000+15.21%
38411みずほFG 463000+50000+12.11%
48403住友信託銀行 687+100+17.04%
58332横浜銀行 578+72+14.23%
68309中央三井トラストHD 613+79+14.79%
78303新生銀行 373+41+12.35%
88308りそなHD 103700+10000+10.67%
98355静岡銀行 1095+87+8.63%
108331千葉銀行 586+65+12.48%
出所:Bloomberg

● 残りの記録。東証1部値上がりは1543銘柄、値下がりは147銘柄と「ほぼ全面高」状態。ただし、東証33業種でみると、電力・ガス、紙パ、空運の三業種がマイナス。日経平均の日中値幅は319.41円(前場319.41円、後場83.64円)。SQ値が前週末比303.15円高の12515.38円だったので、ここを基準にすると、上値はそこから156.38円あったことになります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(2590万株売り/2070万株買い)でした。

● 今晩の米国株市場がどう動くかが、かなり大きな注目点になるのは皆が意識。現時点でGLOBEXのS&P500先物は+2.5~+2.8%程度で推移しているので、これを無理矢理、NYダウに当てはめると300ドル高程度は行くはず。今日の東京市場で、この辺のことはかなり織り込んだでしょうから、明日は先回り分を割り引いて考える必要があります。イメージとしたら、500ドル高とかすれば、慌ててもう一度買いに行く、300ドル高ならほぼチャラ(気持ちプラス)。もし、前日比変わらずだったら、「なんでや…」と失望って感じでしょうか…(^^;。楽しみと言えば楽しみだし、不安と言えば不安。だって、これ以上のネタは、しばらく出てこないでしょうから、これで上がらないとなると、ちょっと困った状態にもなり兼ねないです。何はともあれ、今晩に注目です。今のところ、欧州は全面高です(^^;。

本家HPでは、日経平均銘柄入替えについても続けて書いていますが、ブログ版では長くなり過ぎるので、別のアップにします。 「日経平均定期銘柄入替え発表~大平洋金属と日立建機を新規採用、熊谷組と東亞合成を削除」 をどうぞ。

2008年08月29日(金) .... 大幅反発、何やかんやでほぼ全面高

 TOPIX : 1245.71 (+35.18, +2.88%)    日経平均 : 13072.87 (+304.62, +2.39%)    円ドル : 109.10  

● 米国株上昇、CME日経平均高、7月鉱工業生産指数速報が予想より良く、原油安。さらにささやかにしろ景気対策への期待感もあって、朝からピョコンと上昇してスタート。その後、1時間ほどは横ばい状態だったものの、午前10時過ぎから上値追い基調。先物に引っ張られた印象はあったものの、それでも久しぶりに大きな上昇になった点は評価。月末の「お化粧買い」観測は朝から市場筋を駆け巡っていたし、"誰も期待していない"経済対策も、"減税"の言葉が出て、いざ相場が上がりだすと「誰も期待していないだけに、もしかしたら…」って心理状態になってしまいます(^^;。結局、何やかんやで大幅高。TOPIXはモロ高値引けとなり、週末・月末の不安感は覆い隠される格好でした。ただ、具体的に「何」が効いたのかは、良く分からない1日でしたが…(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別にも、相場全体の追い風も加わって、任天堂(7974)の業績上方修正にも相場は敏感に反応。日中足を見れば分かりますが、発表直後からすっ飛びました(^^;。任天堂はここ最近、鳴かず飛ばずが多かったし、増額修正してくるのはある程度分かっていたハズながら、実際に出ると動いたのは拍手。一方、今日の全面高の中で大幅安だったのは、富士フイルムHD(4901)。1割超も下げるほど売る必要があったかは議論ですが、弱みを見せてしまうと叩かれてしまいます。月末ってこともあり、新興系不動産はやはり不安感が拭えないのか、かなり安い銘柄が多かったものの、大型系は全体堅調。今日は銀行株がかなり相場を引っ張ったことで、中小型株は上昇についていけない格好。Core30が37bps勝った以外、Large70は3bps負け(チャラ)、Mid400は35bps負け、Smallは29bps負けでした。

● 任天堂(7974)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。かなりストレートに反応しているのをご覧頂ければと…。

任天堂(7974)日中足

● 記録。東証1部出来高は前日比3億9130万株増の17億7925万株、売買代金は同5721億円増の2兆0299億円と、久しぶりに2兆円の大台超え。東証1部値上がりは1522銘柄、値下がりは140銘柄と「ほぼ全面高」。東証33業種別指数も全て値上がりでした。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比183.21円高の12951.46円(9時40分確定)。この9時40分は富士フイルムHDで、それ以外は9時20分前後までに寄っていました。指数が前日比で動いた割にザラ場は静かで、日経平均の日中値幅は160.88円(前場130.80円、後場75.66円)どまり。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(1920万株売り/2620万株買い)でした。

● 大引け後に開示された先物手口についても少し。毎度おなじみの面子が大活躍(^^;。日経平均先物では、CSが5875枚買い越し、ニューエッジが5029枚買い越し、BNPPが1156枚買い越しなど。売りはドイツが2074枚売り越し、SBIが1381枚売り越し、立花が1133枚売り越し、大和SMBCが1128枚売り越し、松井が1126枚売り越し、野村が買い手口不明の1957枚売りなど。TOPIX先物では、CSが5012枚買い越し、LBが2134枚買い越し、ニューエッジが1747枚買い越しなど。売りはBNPPが6651枚売り越し、野村が1589枚売り越し、ドイツが1523枚売り越しなど。もっとも、この時期はロールオーバーが活発化するので、9月限の手口だけ見ても仕方が無いんですけどネ(^^;。

● 一方、今日はMSCI四半期リバランスの基準日だったこともあり、大引けに掛けて取引が増加。東証1部毎分売買代金推移で見ると、前場42.92%、後場57.08%と、普段より5%程度は後場に振れていた格好。また、寄付きの1分間が2.5%だったのに対して、大引けの1分間は7.2%もの売買代金が集中。今朝は買い気配が多かったことを考慮して、寄付きの5分間を見ると、これが7.0%。ちなみに大引け前5分間は13.5%もありました。月末も重なり、かなり売買代金が歪んだことが分かります。

● 話題変更。来週から9月で、そろそろ先物のロールオーバー時期が近付いてきました。今回はSQが日取りの関係で9月12日(金)とかなり遅く、9月限がExpireするまで、まだたっぷり2週間あります。取引所での限月間スプレッド取引は、今週に入って板がそれっぽくなり始め、今日は、TOPIX先物で-7.0~7.2ptあたりの動き、日経平均先物で-50円を挟んだ動きでした。Bloombergで何も手を加えないデフォルト状態で計算したフェア限月間スプレッドは、TOPIXで-7.50pt近辺、日経平均で-65.80円近辺。この水準は、金利をどう取るかや配当の推計により違いが出てきます。なお、いつも通り、TOPIX先物はフェア近辺、日経平均先物はプレミアム状態でした。

● 早ければ来週にでも、日経平均の定期銘柄入替え発表があるはずなので、日経平均はそれを片睨みしながらの展開。もっとも、低位銘柄の小幅入替えになりそうな空気なので、それほど大きな障害にはなっていない様子ですけど…。10円刻みでしか取引所取引が出来ない日経平均先物としては、スプレッドが-50円近辺という相場水準のおかげで、取引所取引でもそれなりに商いが進みそうです。いずれにしろ、来週からもっとロールが活発化すると考えています。

● 最後に、今週も何かと疲れました。肉体的にというよりも、これだけ人気離散しているマーケットに向かっていると、心理的に疲れてしまいます、ホンマ…(^^;。週明けは米国市場がLabor Dayで休み。ここで、日本株市場が意外感のある走り方を演出すれば面白くなるんですけど…(^^;。来週からは9月。8月最後に良い週末を!

 TOPIX : 1277.27 (+29.56, +2.37%)    日経平均 : 13254.89 (+340.23, +2.63%)    円ドル : 108.35  

● 米国株高を受けて堅調にスタートした相場は、後場に入って一段高。特にこれと言った材料があったのではなく、日経平均先物(TOPIX先物も)に大型買い爆弾がいくつも炸裂したことで、断続的な裁定買いを引っ掛けて一段高。ある意味では見慣れたパターンの上昇でした。まぁ、今のマーケットは先物が動かないと御本尊も動かない状態なので、上がるも下がるも先物でドッタンバッタンしている(と考えられている)CTA筋次第ってところでしょうか…(情けない(-_-;)。何はともあれ、先物に引っ張られる格好で後場前半に上伸し、後場後半は高値圏で横ばい。ただ、売られることもなく、高値圏での大引けでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 個別には、この1週間ほどボロボロに売り込まれていた鉄鋼、機械(建設機械)、商社、海運、自動車といったところが一斉に反発。また、タイヤやガラスも高かったものの、これも何か材料があってというよりも、原油動向を見ながらロング/ショートしていた向きが外した、という動きを想像してしまいました。もちろん、究極的には何があったのかは分からないものの、唐突感があったのは事実です(^^;。

● まぁ、トヨタ(7203)の配当利回りが3%超となると、「日本国債よりも格付けが上やのに、何でやねん?」ってところ(^^;。売られ方が厳しかった銘柄群だけに、一度はこういった反発があるのは当然と言えば当然。これが継続して「V」字型になるのかどうかは、明日以降の相場を見るしかありません。

● 一方、ファクター面からは、相変わらずバリューはパッとしない展開。このところグロースも減益決算などの影響が加わってかなり酷い状況だったのが、今日はちょっと一休み状態。ただ、何かが効いているというよりも、ここ数日の下落が指数以上に厳しかったので、その調整/修正が入った感。まだ予断を許さないというか、穴から抜け出したとの感触は持てないままでした。上記と同じように、明日以降に今日のような動きが継続すれば、もう少し先が見えてくる印象があるのかもしれませんが…。

● 今週金曜日はミニSQ。そういえば、昨年もこの8月ミニSQの前に超大商いになったことを思い出さずにはいられません。下に昨年のこの時期の東証1部出来高、売買代金、そしてTOPIX/日経平均の推移を抜き出しておきます(当時の数字なので後日修正が入っていたらゴメンナサイ)。こうやって眺めてみると、如何に8月9日、8月10日の2日間が異常だったかが分かる気がします。(8月9日の売買代金は過去最高)。

● 8月10日には日経平均がかなり下落したものの、その前日、8月9日は異常な相場のなかで指数がチョビプラス(この日が終値ベースで8月高値)。指数しか見ていない向きにとっては平穏な1日だったのでしょうが、現場は-5σとか-6σなど統計学的に「有り得ない数値」が飛び交い、かなりパニックになるほど酷かったのです。そして、指数が本格的に大幅下落したのは、そのちょうど1週間後の8月15~17日(8月17日に8月安値)に掛けてのことでした。

日付出来高売買代金 TOPIX日経平均相場コメント
8月6日(月)19億9292万株3兆1169億円 1668.04 (-4.50, -0.27%)16914.46 (-65.40, -0.39%) コメント
8月7日(火)20億3646万株3兆0560億円 1660.16 (-7.86, -0.47%)16921.77 (+7.31, +0.04%) コメント
8月8日(水)25億4314万株3兆5733億円 1669.04 (+8.88, +0.53%)17029.28 (+107.51, +0.64%) コメント
8月9日(木)38億1044万株5兆2674億円 1683.81 (+14.77, +0.88%)17170.60 (+141.32, +0.83%) コメント
8月10日(金)33億5413万株4兆7157億円 1633.93 (-49.88, -2.96%)16764.09 (-406.51, -2.37%) コメント
8月13日(月)24億7432万株3兆3427億円 1632.64 (-1.29, -0.08%)16800.05 (+35.96, +0.21%) コメント
8月14日(火)18億6522万株2兆5392億円 1637.46 (+4.82, +0.30%)16844.61 (+44.56, +0.27%) コメント
8月15日(水)20億3332万株2兆9392億円 1594.15 (-43.31, -2.64%)16475.61 (-369.00, -2.19%) コメント
8月16日(木)26億7680万株3兆8961億円 1567.46 (-26.69, -1.67%)16148.49 (-327.12, -1.99%) コメント
8月17日(金)29億4247万株4兆2391億円 1480.39 (-87.07, -5.55%)15273.68 (-874.81, -5.42%) コメント
8月20日(月)22億4496万株3兆1512億円 1523.57 (+43.18, +2.92%)15732.48 (+458.80, +3.00%) コメント

● まぁ、同じことは起こらないとは思うけど…(^^;。当時の雰囲気を感じていただくために、その日の「虎年の獅子座」相場コメント(ブログ分)をリンクしておきました(こういう時に便利でしょ!(^^;)。別窓で開きます。ご参考にどうぞ。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億0021万株増の22億7438万株、売買代金は同642億円増の2兆4478億円。東証1部値上がりは1472銘柄、値下がりは201銘柄と「ほぼ全面高」状態。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比253.82円高の13168.48円(9時24分確定)と、朝の寄付きから突っ走ったことが分かります。もっとも、一段高したのは後場前半で、寄付いた後の前場は比較的「凪」状態でした。日経平均の日中値幅は246.54円(前場168.08円、後場101.49円)。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、9日ぶりの買い越し(1900万株売り/2190万株買い)でした。

● 大引け後に開示された先物手口から。日経平均先物では、CSが2994枚買い越し、JPMが1810枚買い越し、LBが1312枚買い越し、MLが売り手口不明の2317枚買いなど。売りはニューエッジが1284枚売り越しなど。TOPIX先物では、LBが2374枚買い越し、MSが1939枚買い越し。一方で、BNPPが3146枚売り越し、ニューエッジが2251枚売り越しなど。相変わらずいつもの面子が活発でした(^^;。

 TOPIX : 1332.57 (+29.22, +2.24%)    日経平均 : 13603.31 (+290.38, +2.18%)    円ドル : 107.95  

● 今日の相場は「階段」の様相でした(^^;。まず午後1時頃までが第一部。上昇の勢いを引き継いで小高く始まったものの、その後は「べたぁぁぁ~」と高値圏で横ばいの"凪"状態。爽やかな堅調さではなく、外の空気のように暑苦しさを感じる展開でした(ってどんなんや?(^^;)。例によって全体としてはショーとカバー系銘柄が高かったものの、不動産はやや勢いが薄れてきた印象があったし、銀行も同様。資源系は軟調な銘柄が目立つなど、指数は高かったものの、やや跛行色の目立つ展開でした。

● 午後1時過ぎからは相場が変化。直接的な原因はいつも通りの先物で、午後1時過ぎから大型買い爆弾が炸裂し始め、午後1時半頃には断続的に500枚単位の大口買いが炸裂。これで裁定買いを引っ掛けて一気に「ぐぃぃ~~ん」と上昇。ただ、それも午後2時頃に一段落し、そこからは階段を一段上がった水準で、再び踊り場の"凪"状態(^^;。要するに、先物に背中を押してもらわないと、上にも下にも動けない様子でした。何はともあれ、先物の押し上げ効果と大引けにバスケット買いが入ったおかげで高値引け。円安効果もあって今日は輸出関連銘柄の上伸ぶりが目立つ展開でした。それやこれやで、TOPIXも日経平均も6月26日以来、約1ヶ月ぶりの高値で大引け。

● 今日は日経平均先物(9月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。日経平均そのものよりも、先物の方が階段状の動きが良く分かるかなと…。

● ファクター分析をすると、今日はバリューが今一つだったものの、短期リバーサルがギンギンに効いた状態。昨日からリバーサルの効きが良くなっていたのですが、今日は一段とそれが強く出た印象でした。今日はやや極端に効いた感じだったのですが、リバーサルが中期的に効く相場は、言い換えれば循環物色がうまく行く相場なので、決して参加者にとっては悪くありません。「ワーッと行って利食って次」となり、それなりに回転が効くからです。ただし、中期的に効かなければ、追い掛けようとすると高値掴みの連続になるリスクもあるんです。そして現時点では、この傾向が続くかどうかは全く不透明(^^;。腰が入った状態になるには、もう少し推移を見なければと考える向きが多くなるのは避けられそうになく、その間にエネルギーが途絶えてしまうと、「やっぱりな…」に陥ってしまう可能性も十分にあり。なので、余計に参加しづらいのです。難しいところです。

● 記録。東証1部出来高は前日比6315万株減の19億6471万株、売買代金は同95億円増の2兆2723億円。東証1部値上がりは1553銘柄、値下がりは138銘柄と「ほぼ全面高」状態。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比134.76円高の13447.69円(9時15分確定)と、初っ端からそれなりに走ったことが分かります。ただ、日経平均の日中値幅は209.74円(前場91.39円、後場174.44円)と、前日比で跳ねた割にはザラ場は小動きの1日。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(1600万株売り/2490万株買い)でした。

● 話題変更。明日終値で日経平均の銘柄入替が発生。三菱UFJニコスが最終売買日となり、松井証券(8628)が明日終値を基準として日経平均の新メンバーになります。来週はTOPIXの月末修正もあり、今回はFFW変更に伴うウェイト変化がちょこちょこあるので、それなりに注意が必要です。そうそう、明日は昨日書いた「AXA日本割安中小型株投資 0807」(運用:アクサ・ローゼンバーグ証券投信投資顧問、販売:野村證券)の設定日でもあります。さらに、週末で、五・十日。ちょっとだけ頭に入れておきましょう(^^;。

● 最後に、昨晩の地震。東京でもかなり揺れたような気が(長く揺れた感じだった)しました。私は揺れで起きたのですが、朝、オフィスで聞いてみると、気付かなかった方も結構居たみたいです。実家が神戸の私としては、地震となると他人事ではなく敏感なのかも知れません。阪神大震災の神戸でも、家そのものは大丈夫でも、倒れてきた家具で怪我をした人が非常に多かったのです。それもあって、寝室では腰の位置よりも高い家具は置かないようにしているし、出来る限り、高い位置に物を置かないようにしています。昼間だったらともかく、寝ている時に機敏な対応が出来るとは思えないですから…。ちなみに、我が部署の某女史は昨晩の地震について「全然気付きませんでした」ですって(^^;。強いはずや…(^^;。

 TOPIX : 1287.74 (+35.31, +2.82%)    日経平均 : 13184.96 (+381.26, +2.98%)    円ドル : 106.55  

● 今日は前場から後場の13時45分までと、それ以降では全く違った相場でした(^^;。

● まず前場から。上値は限定的だろうとは考えていたものの、CME日経平均先物の水準(13200円)には遠く及ばない状態。今さらデカップリングでもないだろうに(^^;、こんな時に付いて行けないようだと、この前まで下げ渋っていたのが「底堅い」のではなく、単に弾性値が小さすぎたというか、ゴムひもではなく固まってしまっていたから、ということになってしまいます。さらに、TOPIX先物/JGB先物が東証のシステムトラブルで9時21分にストップ。「システムトラブル」=「相場下落」という経験則があるだけに、余計に冷や水を欠けられた格好。昼休みの立会外取引にも支障を来たしたようだし、実際に取引を見送った向きもかなりあったと想像します。

● そのTOPIX先物/JGB先物は13時45分に売買再開。売買停止前とあまり変わらない水準で寄付いたものの、その後は「債券先物売り・株式先物買い」が断続的に入ったようで、先物市場で大型買い爆弾が断続的に炸裂するなかで、裁定買いを一気に引っ掛けてスルスルと上昇。TOPIX先物/JGB先物が取引再開されたことをきっかけに、先物主導で上昇という色合いが濃い1日でした。まぁ、それだけ今の市場の方向性には、先物取引が深く関係している、ってことなんでしょう(^^;。

● 想像力を強めると、CTA筋から「債券先物売り・株式先物買い」が朝から入っていたとしても、JGB先物が9時21分から取引できなくなったことで、その間は何も出来ず、13時45分に再開されたところで、遅れていた分を一気に追い付くべく取引を執行した可能性も考えられます。結局、なんだかんだ言いながら、先物先導の上昇でCME日経平均先物の終値水準まで上昇して終了。朝方はアカンと思っていたけど、TOPIX先物の取引再開がきっかけになるとは考えていませんでした(^^;。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● さらに、TOPIX先物(9月限)と日経平均先物(9月限)の日中足も付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。13時45分にTOPIX先物/JGB先物が取引再開され、14時頃から急速に上昇している様子がご覧頂けると思います。TOPIX先物がどうのこうのというよりも、JGB先物が再開されたことで、債券先物と株式先物(主に日経平均先物)との間で何らかの取引が断続的にあったことを十分に想像させる日中足です。

TOPIX先物(9月限)日中足
日経平均先物(9月限)日中足

● 個別では、前週末のゼファーとキョーエイ産業の破綻を受けて、新興不動産や株価低位銘柄(つまり何らかの傷がある銘柄)が朝から軒並み売られ、あちこちで大幅安。まぁ、当然といえば当然のことでサプライズはありません。ただ、今後、毎週末や5・10日にはちょっとした緊張感が高まる局面があるかもしれません。ちなみに9月まで連休はありませんけど…(^^;。もっとも、大型不動産株などは裁定買いに乗る格好でかなり高くなったことから、東証1部33業種で見ると、全てが値上がり。しかし、新興市場は東証2部、JASDAQ、マザーズ、へラクレスが全てマイナスと、かなり色彩の違いが目立った1日でもありました。

● 記録。東証1部出来高は前週末比5722万株増の18億5099万株、売買代金は同543億円増の1兆9543億円と引き続き低調。実は毎分の東証1部売買代金分布で見ると、前場が39.1%、後場が60.9%と、かなり極端に後場に商いが偏っていました。もっと正確に言うと、13時45分以降に一気に商いが増加したのが今日の特徴。先物の影響力の大きさを物語っています。東証1部値上がりは1407銘柄、値下がりは259銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前週末比197.30円高の13001.00円(9時19分確定)。日経平均の日中値幅は263.94円(前場92.52円、後場215.82円)で、特に後場に値幅が出たことが分かります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(2970万株売り/3380万株買い)でした。

● 大引後に開示された先物の手口から。それなりの面子が並んでいました(^^;。日経平均先物では、CSが3264枚買い越し、ニューエッジが2642枚買い越し、GSが1239枚買い越し、ドイツが1130枚買い越し、岡三が売り不明の2198枚買いなど。一方でMSが3368枚売り越し、LBが1676枚売り越し、立花が買い不明の1810枚売り、野村が買い不明の1794枚売りなど。TOPIX先物では、JPMが1608枚買い越し、CSが1586枚買い越し、日興シティが1228枚買い越し。一方で、BNPPが4539枚売り越し、MSが2012枚売り越しなど。いつも通り、これだけ見ても何も分かりませんけどネ…(^^;。

● さて、TOPIX先物/JGB先物のシステム障害については、東証HPの 「売買停止情報(先物・オプション取引等)」 に経緯が出ています。ただし、現時点では原因がどうだったかなどは、何も出ていません。明日になれば 「売買停止情報 (先物・オプション取引等) -過去分-」 に移ると思います。過去分ページを見ると、結構、ちょくちょくメジャーなシステムトラブルがあることが分かります。前回は富士通のプログラムミスが原因だったのですが、今回は何が原因だったのでしょう。東証は今日から呼び値を一部変更しているのですが、それが関係したとは思えないし…。まぁ、いずれにしろ、東証はもう少ししっかりしてくれないと…。何度目やねん?ホンマ…(-_-;)。なお、東証からのお詫びは 「派生売買システムの障害発生に関するお詫びについて」 に出ています。

 TOPIX : 1401.69 (+30.12, +2.20%)    日経平均 : 14354.37 (+380.64, +2.72%)    円ドル : 108.35  

● 今日はトレーダーの飲み会があって、更新が遅くなりました(^^;。では、行きます。

● 先週末の米国株やCME日経平均先物水準から、それなりに高いのは予想していたでしょうけど、それ以上に高かった印象。ただ、実際に上げたのは、昼休み中のSGX日経平均先物で、それが大証の日経平均先物の後場寄付に影響を与えてピョコン。この昼休みギャップが非常に大きく、後場SQ値は前引値に対して110.37円も高かったのです。その後15分間程度で上昇は一段落し、後場の多くの時間帯は巡航飛行状態。ダレなかったのは、それなりに買いが入っていたと前向きに理解しておきます(^^;。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。一目瞭然ですが、後場寄付きで階段のように上に跳ねています。

● きれいに理屈を付けるには「米国株高+円安」でしょうけど、値上がり銘柄のランキングを見ると、TOPIXにしろ日経平均にしろ、かなり先物主導(裁定買い)の色合いが濃い1日だったことも分かります。それでも上げは上げですけどネ。下がりそうになると戻すし、行けると思えば止まるし…。さらに、出来高/売買代金は今一つで、方向感が掴みづらい相場展開が続きます。

● 東証1部出来高は前週末比12億2001万株減の18億8898万株と20億株割れ。売買代金は同1兆8923億円減の2兆1482億円とかろうじて2兆円台を維持。金曜日がビッグSQだったので、前週末比の数字は大きくブレるのですが、SQ前日の木曜日が22億1946万株/2兆4563億円だったことを考えると、それよりもかなり商いが薄かったことが分かります。個別には、裁定取引の影響を強く受けたような銘柄以外では、日本電気硝子(5214)が大幅安(-6.18%)。マッコーリが二段階格下げしたからとのこと(^^;。それ以外では、どうしても出てくるのが地震関連銘柄。特に低位建設株は高い銘柄が目立ちました。東北ミサワホーム(1907)なんて+15.69%でっせ。ホンマ…。

● 残りの記録。東証1部値上がりは1314銘柄、値下がりは318銘柄と「ほぼ全面高」。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比184.96円高の14158.69円(9時15分確定)。日経平均の日中値幅は265.59円(前場101.84円、後場83.59円)と、前後場のザラ場はかなり小動き。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅買い越し(1910万株売り/2000万株買い)でした。なお、日経平均先物では、ニューエッジが4204枚買い越し、CSが3574枚買い越し、LBが3283枚買い越しと暴れておりました(^^;。

● 話題変更。今日から東証でミニTOPIX先物、Core30先物、REIT指数先物などの取引が開始。初日ということもあって、盛況というにはアレだったものの、まぁまぁってところ。かつては新商品が出ると「ご祝儀商い」なんて風習があったものですが、そういう時代はかなり昔に通り過ぎてしまいました(^^;。今は下手なことをすれば、仮装売買とかって言われちゃいますし…(^^;。それはともかく、新しい商品が増えることは歓迎するものの、閑古鳥が鳴いている商品は適度なところで撤退する勇気も必要な時代だとは思います。ファンドにリバランスが必要なように、取引所の上場商品(含上場銘柄)も一つのポートフォリオ。マーケットに合わせて変化するのが当然ってことです。

● 複数のFM諸氏ともお話ししたのですが、まだ新しい株価指数先物については当然のように様子見。流動性が伴わないと手出ししない、という至極当然の行動だと思います。ただ、「本来ならば、取引し難い商品こそが必要なのに、取引し易い銘柄を集めたCore30先物などは、どう使うのだろう?」という声がありました。これも至極当然の話で、運用側からすれば、TOPIX Smallなどのように、銘柄数が多く流動性に乏しくコストばかり掛かって手を出し辛い部分にこそ、簡単に出入りできる商品が欲しいところ。一方、流動性を供給する証券会社側からすれば、TOPIX Small先物などがあったとしても、裁定取引などが非常にやり辛いだろうから、マーケットメークが困難で流動性を確保するのが難しくなります。取引の面倒さは、機関投資家だけでなく、証券会社の自己取引部門でも同じですから…。

● 上記の議論(TOPIX Smallなど)は、先物でなくてETFでも経済効果としては似たり寄ったりに見えるのですが、ETFはそれ自体に運用・信託報酬が含まれているので、年金ファンドなどに組み入れれば、理論的には報酬のダブル支払いになってしまい、使いづらい面があります。REITにも同じ事情があって、なかなか難しい面があるんです。もちろん、流動性の不足分を支払っていると考えて、それ以上にメリットがあれば問題ないはずなんですけど…(^^;。いずれにしろ、まだミスマッチがあるのは違いないようなので、痒いところに手が届くかどうかで、市場の使い勝手は決まってくるのです。口で言う以上に難しいのですけどネ。

● 最後にもう一度、話題変更。今日は四季報発売日。既に先週からデータがどんどん流れてきていたので、昔ほどのエキサイトはありません。ただCD-ROMがあると、何かと検索が出来て面白いのも事実。「何が出来るか」の例として、会社記事情報で「最高益」を含む言葉がある東証・大証1部銘柄を抜き出してみました。(軽いPDFファイルです)。検索結果は、全部で32銘柄ありました。ただし、これを買ったとしても儲かるとは限らないところが、相場の面白いところ(^^;。出典は東洋経済の会社四季報CD-ROM(2008年3集、夏号)です。

 TOPIX : 1408.14 (+27.51, +1.99%)    日経平均 : 14338.54 (+214.07, +1.52%)    円ドル : 105.40  

● 今日も上値の重たさは多少感じたものの、意外感があるほど上値追いの展開。プラスでスタートした相場は、一時的に伸び悩む局面はあったものの、先物に大口買いが入るとスッと上昇する繰り返し。大引け間際はMSCI絡み(と思われる)色々な売買が入って分かり辛くなったものの、ほぼ日中を通して先物先導のパターンが継続。MSCI関連の売買が入ったことで、東証1部出来高は前日比5億6212万株も増加して25億0833万株、売買代金は同6137億円増の2兆9528億円と、久しぶりの活況。もっとも、SQみたいな大きなインデックス・イベントのおかげなので、かなり割引く必要はありますが…(^^;。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今週は1週間通して、比較的、ファンダメンタル面での材料が乏しいなかでの上下動が大きかったのが印象に残ります。理由が乏しいなかで大きく動くので、どうしても「逆」で入りたくなるのは分かります。ただ、これだけ力強い買い(売り)が先物に入ってくると、逆らっては踏まされ(投げさせられ)るだけ。逆らってもあまりの腕力に押されて返り討ちにあう可能性が高いのが最近のパターン。少なくとも目先的には、市場参加者の多くが「長いものには巻かれろ」的に追随している様子で、それだけに変動が増幅されるし、方向性としても一方通行にもなり易くなるんです。問題はいつまでこれが続くか?まぁ、その答えが分かっていれば苦労しませんって(^^;。

● 話題変更。周知の通り、今日はMSCIの定期銘柄入替えの基準終値。今日の終値で色々な銘柄が新規追加になったり削除されたりが発生する1日でした。朝からソレっぽい雰囲気があったのですが、動きが出始めたのは後場から。初っ端はニチレイ(2871)で、後場、突然売り気配になってあっという間に13%もの急落。この銘柄は確かにマイナスの影響を受ける銘柄だったものの、余りにも極端な値動きに、「誰か間違えてVWAPでやるところを一気に出してしまったのではないか?」との観測も飛び交っていました。他にも色々とインパクトを受けた銘柄がありました。ニチレイの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。一見して何か異常な動きだったのがご覧頂けるかと。

ニチレイ(2871)日中足

● その他、MSCI関連銘柄の値動きについて、細々と書くのもくどくなるので、ここでは省略。なお、追加銘柄ロング/削除銘柄ショートのポートフォリオとしてみれば、今回は「順」反応だった印象でした。

● MSCIがどの程度、相場にインパクトを与えるかは、個別銘柄ベースの話もそうですが、例えば売買代金の時間分布にもかなり影響を与えます。東証1部の売買代金で、今日は前場が38.8%、後場が61.2%と、普段と比較すると10%近く、後場側に振れていた印象です。毎分の売買代金推移を見るとより鮮明で、今日は14時59分から大引けの1分間で、何と1日の売買代金の9.5%もが約定していました(^^;。これって凄いことです。この1年ほどは、数年前と比較すると大引けでの約定が増加しているのですが、それでもこんなに多いのはMSCI"祭り"でもないと、目撃できない水準。

● 顧客注文を執行するVWAPトレーダー諸氏にとっては、これほど悩ましい1日はありません(^^;。注文の1割を大引/大引間際に執行するなんて、実際のところは不可能(^^;。かなり神経を使ったでしょうし、最後の3分間ほどは「もう、祈るだけ」って心境になった方も少なくなかったでしょう。お疲れ様でした。参考までに、今日の東証1部売買代金の毎分推移グラフを付けておきます。ホンの23kbの軽いPDFファイルです。

● 記録。東証1部値上がりは1280銘柄、値下がりは334銘柄で、昨日ほどの「全面高」までは行かず。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比119.77円高の14244.24円(9時55分確定)。これは日本製紙グループが寄らなかったためで(午前9時50分まで売買停止)、それ以外は9時25分までに寄り付いていました。日経平均の日中値幅は174.46円(前場119.19円、後場95.85円)と、指数の値動きの割には小さい目でした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、そこそこの買い越し(2750万株売り/3860万株買い)でした。そうそう、先日から話題だった日興アセットの「日興ジャパン高配当株式ファンド」(上限5000億円)は、178億円チョイの設定でした。

● また、先物の手口も少し。日経平均先物では、MSが2606枚買い越し、CSが2204枚買い越し。売りはJPMが1970枚売り越し、大和SMBCが買い手口不明の2282枚売りなど。TOPIX先物では、CSが1100枚買い越し、UBSが954枚買い越し、MSが824枚買い越し。売りはJPMが857枚売り越し、BNPPが795枚売り越し、日興シティが買い手口不明の1419枚売りなど。昨日よりは目立たなかったものの、お馴染みの面々が大層ご活躍の様子でした(^^;。

● 最後に、今週は疲れました(^^;。TOPIXと日経平均の前日比を今週分抜き出すと以下の通り。ホンマ、見事に振らされてしまいました(^^;。来週から6月。6月は過去で見るとかなり成績の良い月(某市場筋氏調べによると、過去12年で10勝2敗)なので、気持ちを前向きに行きましょう(^o^)。

日付TOPIX日経平均
5月26日(月)-32.51-2.36%-322.01-2.30%
5月27日(火)+24.07+1.79%+203.12+1.48%
5月28日(水)-19.56-1.43%-183.87-1.32%
5月29日(木)+31.94+2.37%+415.03+3.03%
5月30日(金)+27.51+1.99%+214.07+1.52%

● 良い週末を!

 TOPIX : 1380.63 (+31.94, +2.37%)    日経平均 : 14124.47 (+415.03, +3.03%)    円ドル : 105.05  

● ある程度高いのは予想できたものの、予想以上の上昇に発展した1日でした。その原動力は、日経平均先物への断続的な大口買い爆弾(^^;。14000円手前でモタモタしていたところ、「500枚買い、500枚買い…」と断続的に大口買いが入り、先物が走って裁定買いを引っ掛ける毎度お馴染みのパターン。債券先物がかなりプレッシャーに押されていた様子だったので、例によってCTA筋が暴れていた可能性はあります。ただ、CTA筋がきっかけだったとしても、ちょうちん筋も集まれば倍化パワーを発揮するのは当然で、その影響力も大きかったように感じました。

● 今日は寄付き前から市場筋の間で、「先物の14100円超にかなりの売りがある」との観測があったのです。先物は何度かその水準を上抜けかけたし、最後はピョコンと上昇して高値圏での大引けだったものの、朝方の上昇後は、基本的に14100円近辺での高値もみあいでした。ここを抜けていれば、もっと凄いことになったかも知れませんが、まぁ、日経平均で400円超の上昇は立派です(^^;。

● 今日は日経平均がTOPIXをかなり大きくアウトパフォーム(66bpも日経平均が勝ち)。東証33業種は鉄鋼だけがマイナス。この辺が影響を与えたのは確かながら、先物主導での日経平均型の裁定買いの影響が、かなり大きかったことを物語っていました。ただ、今日の東証1部出来高は前日比9238万株減の19億4621万株、売買代金は逆に同468億円増の2兆3391億円と、ほぼ昨日と同水準。指数が日経平均で3%超も動いた割には、商いがそれほど盛り上がらなかった様子が分かります。超短期筋はともかく、それ以外は基本的見送り姿勢にあまり変化がないってことでしょう。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 記録。今日の東証1部値上がりは1497銘柄に達し、値下がりは173銘柄と、昨日の裏返しで「ほぼ全面高」の展開。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比157.04円高の13866.48円(9時15分確定)で、実際の相場はそこから大きく上に跳ねた点を見れば、かなり買いのフォロースルーがあったことを感じさせます。もっとも、先物主導だったんですけどネ(^^;。日経平均の日中値幅は315.24円(前場284.92円、後場103.46円)と、昨日とほぼ同水準。ただし、後場にあまり相場水準が動かなかったのが今日の特徴。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(2100万株売り/2670万株買い)でした。

● 大引後に開示された先物の手口についても少し。今日もいつもの「常連さん」がかなりの殴り合いを実施(^^;。日経平均先物では、カリヨンが6231枚買い越し、LBが2761枚買い越し、CSが2657枚買い越し、MSが1868枚買い越しなど。売り手はニューエッジが3346枚売り越し、ドイツが2342枚売り越し、野村が1455枚売り越し、MLが1360枚売り越しなど。TOPIX先物では、CSが5085枚買い越し、カリヨンが3319枚買い越しだった一方、JPMが2236枚売り越し、BNPPが2147枚売り越し、MSが2017枚売り越しなど。お疲れ様でした(^^;。日経平均先物は143,047枚(通常取引のみ)、TOPIX先物も63,436枚と両者ともにかなり大商いでした。

● 話題変更。明日はMSCIの5月リバランス基準日。このところ、MSCIリバランスのロング/ショートはそれなりに効いていた印象があったものの、明日の大引けに掛けて何が起こるかは分かりません(^^;。MSCIに限らず、指数のコーポレートアクションに先回りする戦略は、最終日に「順」に効いたり、「逆」に効いたりは、なかなか事前に予想が困難。ただ、昨年8月のサブプラ・メルトダウン以降は、「順」に効くことが多かった印象があり、ヘッジファンドが一時的にコーポレートアクション先回り戦略から、「そんなこと、やっている場合ではない」と手を引いていた可能性があります。先回りが少なくなったことで、実需筋の需給が素直に表面に出て、「順」の反応が多かったと考えることも可能。

● 今回は、各種ヘッジファンド指数の推移を見たり、FM諸氏とお話をした印象では、3月は結構しんどかったヘッジファンド筋も、4月、5月と成績も体力も回復してきているのは間違いありません。ということは、またコーポレートアクション系で攻めて来ている可能性があります。だから、ここ最近、「効いていた」のかなと…。先回りがあっても、実需以上の先回りでなければ「順」な反応になります。問題は実需以上に先回りが多くなってしまった場合で、その時は大引け間際に逆噴射状態に陥ることが多くなります。今回がどちらなのかは、明日の午後2時55分ぐらいには分かります(^^;。

● 最後に、今日のアデランス(8170)。株主総会で7人の取締役再任を求めたものの、スティール・パートナーズなどの反対で否決。株価は素直なもので、このニュースが伝わった後場に一時ストップ高まで買われ、終値でも前日比162円高(+8.72%)の2020円。12時45分に共同通信が速報を流し、Bloombergが12時47分、ロイターでは12時51分(QUICKは持ってないので不明(^^;)。英語記事は少し遅れて12時55分あたりから13時過ぎ。そしてアデランスからの正式なリリースがTDNetに掲載されたのは13時15分でした。日本のメディアはセンセーショナルに報道するかもしれませんが、海外のメディア、FTやWSJなどがどう報道するかも、ちょっとした見もの。楽しみにしておきます。

● 保存版(^^;として、アデランスの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

アデランス(8170)日中足
 TOPIX : 1377.39 (+31.29, +2.32%)    日経平均 : 14049.26 (+282.40, +2.05%)    円ドル : 104.75  

● 米国株高、CME日経平均先物高(大証比330円高)を受けて高寄り。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比276.18円高の14043.04円(9時15分確定)で、今日の値動きの中では、かなり上の方で寄付いたことが分かります。前場はそのまま横ばいの巡航飛行だったものの、連休前にしては、後場はジリ高歩調と堅調な値動き。最後にバスケット売りが出たものの、高値圏での大引けでした。日経平均が終値で1万4000円台を回復したのは、2月27日に14031.30円で引けて以来。水準としては、1月11日の14110.79円以来の高値水準となります。2月27日の時は、結局そこが高値になってしまい、その後、12000円割れまで下落する羽目に陥ったのです。今回はどうなることか…。

● 個別には、昨日と反対に今日は金融株(銀行・証券・保険・その他金融)と不動産株などが相場の牽引役。今日は建設株も参加していました。かなり内需っぽい格好だったものの、テクノロジー関連もさすがに高いものが多かったのですが、所々で足を引っ張る銘柄もあり、結果的にTOPIXの方が日経平均よりも堅調な動き。日経平均"的"銘柄では、セコム、ファーリテ、カシオ計算機といったところが足を引っ張っていました。「サブプラ問題爆発→信用収縮」のなかで、緊急避難的に買われていた銘柄から、その時に売られた銘柄への物色の変化。当然のように、早く乗ったモノ勝ちになると同時に、どこまで続くかという不安感が完全に払拭されたのではないのは、多くが承知の上。早い者勝ちだけど、降りる時も非常に素早いかも知れません。難しいところです(^^;。昨年8月みたいな修羅場にならないことを祈っています、ホンマ…。

● 相場の継続性については、単なる相場観だけではなく、ファンダメンタルズ面からも見方が割れるところ。うちのエコノミストも今日のレポートで、日銀展望レポートと鉱工業生産指数が示唆する先行きの違いについて書いていました。日銀展望レポートからは、「輸出の増勢が今後も続き、その下支えにより生産も大幅な落ち込みを回避し、2008年度後半には持ち直す」と見えてくる一方で、鉱工業生産指数からは、「生産の落ち込みは将来の輸出変調に対応したものであり、今後は輸出が急減速し、生産も低迷が続く」と。要するに、今は分かれ道に立っているイメージでしょうか(^^;。でも、相場(特に株式市場)は全ての材料が揃うまで待ってくれません。取り敢えず「えいやぁ!」で走り始め、それから途中で何度か振り返って状況を検討し直すことになります(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比1648万株増の17億1694万株、売買代金は同766億円増の2兆3462億円。連休を控えているうえに、米国などの重要指標発表を控えて、この辺は仕方ないところでしょうか。東証1部値上がりは1443銘柄、値下がりは204銘柄。日経平均の日中値幅は128.66円(前場107.59円、後場80.51円)とかなり小さく、指数が前日比で高かったものの、あまりザラ場では動かなかったのが良く分かります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、6日連続ながら小幅の買い越し(3400万株売り/3550万株買い)でした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。ザラ場では、あまり興味の持てる相場ではなかったのがお分かり頂けるかと…。

● 今日は後場前半で、債券先物がスーッと下落する一方、株式先物が売り物をこなして上昇したこともあって、市場筋の間では「債券先物売り/株式先物買い」の観測が流れていました。で、大引後に開示された先物の手口を見ると、それっぽいと思えるような思えないような…(^^;。日経平均先物では、UBSが1076枚買い越し、カリヨンが902枚買い越し。売りはニューエッジが2015枚売り越し、ドイツが1711枚売り越しなど。TOPIX先物の方が手口は派手で、MSが4718枚買い越し、UBSが1895枚買い越し、LBが1841枚買い越し。GSが3493枚売り越し、ニューエッジが2349枚売り越し、BNPPが1845枚売り越し、野村が1389枚売り越しなど。TOPIXではかなり大きな綱引きだったようですが、やっぱり、これだけだと何も分かりません(^^;。

● さぁ、GW後半戦で4連休。先日もお知らせしたとおり、連休明けにはMSCIのリバランス発表もありますが、まぁ、それは休み明けに考えることにしましょう(^^;。今年は日取りの関係もあって近場が賑わいそうですが、この調子だとディズニーランドの近くなどは、他県ナンバーでえらいことになるかもしれません(^^;。あの入間の新しいアウトレット近辺もひどいことになるかもしれませんネ。そういった"人気スポット"には近寄らないようにしつつ、ガソリン節約モードで私も近場でウロウロですかね(^^;。良い週末/連休を!

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