このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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騰落レシオとTOPIX

● 前週末時点で25日騰落レシオは、68.58%と一段と下落。25日騰落レシオが70%割れとなるのは、昨年12月2日に66.18%を記録して以来なので、ほぼ半年振りの低水準ってことになります。

● 一般的なテクニカル分析の「教科書」通りだったら、25日騰落レシオの70%割れは一つの目安になる水準。また、グラフをご覧頂いても分かるように、あくまでも経験則としての話ながら、この水準は一つのキーポイントになっていることは間違いなさそうです。グラフを見る限りでは、130%で積極買いすることは賢いとは思えないし、逆に80%割れを売り込むのも賢い手法とは思えない、って感じを受けますね。

● ただ、問題は「買い」に行くかどうかってこと。これは、騰落レシオだけで判断するのは無理があるし、テクニカル指標だけに頼るのも「何ともなぁ~」って感じがあるでしょうね。外部環境などを勘案してってことになるのが普通なんですが、それをやってしまうと、動くに動けなくなるのも事実。この葛藤のなかで、何とか行動を決めなきゃあ仕方ありません(^^;。この辺は、それぞれ各自の自己判断でやってもらうしかないのですが、たとえ、判断が間違った場合であっても、ある程度の「受け身」が取れる範囲で入る、ってことだと考えています。

● 週明け相場の「反発力」には密かに注目しておきます。「反発力」が予想以上に弱ければ、水準としては大体OKとしてもタイミングが合っていないことになります。逆に、ソコソコの「反発力」を感じられる展開ならば、比較的素直にテクニカル指標の示唆に従おうかな…と(^^;。

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騰落レシオとTOPIX ● 今日の大幅な相場下落を受けて、25日騰落レシオは86.82%まで下落。これは3月2日に85.85%だった時以来の低水準ってことになります。テクニカル分析の教科書などでは、目安として25日騰落レシオの80%割れ等を指摘するものが多いのですが、そろそろ水準的にも近くなってきた印象です。

● もちろん、テクニカル指標のホンの一つが何かを示唆したからと言って、それだけで投資判断するモノではありません。でも、そろそろ心の準備ぐらいはしておくかな、って感じは持ち始めています。まぁ、真面目に海外事情がどうのこうのや、為替がどうのこうのを考えると、なかなか素直にはパッと動ける状況ではないんでしょうけどね(^^;。

● 大引け後に市場筋の色々な情報を見聞きしていると、あちこちの外資系証券会社が、欧州株を格上げしているようですね。売られ過ぎ等々の判断があるようです。ただ、某米系証券のレポートを読むと、欧州株が格上げされる一方で、そちらにアロケーションを持っていく分だけ削られたのは、実は日本株だったりします(^^;。

● まぁ、日本株に魅力が欠けているのは、多分、世界中の多くの投資家がそう考えているでしょう。ホームマーケットの日本人ですら、そう考えている向きは少なくないのですから…(^^;。実際にレポートを書いているストラテジストにしても、全世界で100%という決められた配分のなかでやり繰りするんだったら、外されるのは、一番積極的な魅力に乏しい日本株となるのも分かる気がします。ま、それでも、依怙地になってでも日本株の可能性を追求したいんで、ここはじっくりと、買い場を探す準備です。

● 昨晩(現地時間で5月6日)のNY株式市場では、トンでもないことが起こりました。一時、NYダウが前日比で1000ドル近くも急落した後、アレヨアレヨと戻ったのです。最終的に大幅安は大幅安だったものの、それにしても、まれに見る乱高下の1日でした。

● その原因の一つ(全てではない!)として、大口の誤発注があったと伝えられています。この辺は色々なメディアでもニュースが流れているので、詳細はそちらにお任せするとして、ここでは記録として日中足等を掲載しておきます。

NYダウ四本値
始値高値 安値終値前日比 前日終値
5/710,862.2210,925.869,787.1710,520.32 -347.8010,520.32

● さらに、として、NYダウの日中足と誤発注があったと伝えられているP&G(PG)株の日中足(出典:Yahoo! Finance)を付けておきます。

NYダウ日中足P&G(PG)日中足
NYダウ 日中足 P&G 日中足
(出典:Yahoo! Finance)

● 見れば見るほど凄いですね。なお、色々な報道によると、NYSEはこの急落局面での取引を「取り消す」と表明しています。この辺の詳細も、各種報道をどうぞ。

● オーバーナイトでの欧州市場、さらにNY株式市場の波乱を受けて、今日の東京株式市場は大幅続落。日経平均終値で -3.10%(10,364.59円、-331.10円)でした。瞬間風速ではもう少しエグイところもあったのですが、それでも指数で2%超の下落(上昇)は、「大幅」という枕詞に値するでしょうから、大幅安は大幅安。

騰落レシオとTOPIX ● メディアは「きれいに聞こえる事後説明」に忙しいようなので(^^;、全て急落の原因をギリシャに責任をおっかぶせる格好になっているものの、ギリシャ・ショックだけが全てではないってことは、多くの市場関係者は分かっていると思います。まぁ、その辺の事情については他のサイトに譲るとして、何はともあれ、騰落レシオの水準をチェックしておきましょう。

● 右グラフは、いつも通り、TOPIXの推移と25日騰落レシオの推移をグラフにしたものです。本日(5月7日)終値時点で、25日騰落レシオは97.66%まで下落。25日騰落レシオが100%台を割り込むのは、3月8日に大台乗せとなって以来なので、ちょうど2ヶ月ぶりの水準ってことになります。ただ、騰落レシオとして見た場合、まだ「低水準」とは言い辛い状態。数字からすると「中立」だし、敢えて言葉にすると、「約2ヶ月間近く続いた過熱状態が、ほぼ解消した」程度に過ぎないのです。

● グラフをご覧頂ければ分かりますが、25日騰落レシオをシグナルと見なして「買う」のであれば、少なくとも90%割れの水準、もっと言えば80%割れ水準が欲しくなります。

● 今後、値上がり500銘柄/値下がり1000銘柄が5日間続けば、25日騰落レシオは、来週金曜日に 76.47%まで下落する計算になります。まぁ、さすがにここまで来れば…ってことでしょうけど、「↑500/↓1000」ってのは、かなり弱い相場。そしてそれが5日間も継続した暁には、それこそ世の末みたいな雰囲気(^^;になってしまうでしょうから、そこまではちょっと考えにくいところ。

NT倍率の推移 ● もし来週、ずっと値上がり/値下がりともに750銘柄ずつのチャラ相場だったとすると、金曜日に25日騰落レシオは、87.08%まで下落する計算。まぁ、この辺が一つの考え場所かなと想定することにしています。

● 今日はもう一つグラフを添付しておきましょう。左側グラフはNT倍率の推移です。今日だけの話ではないのですが、4月上旬頃に11.25近辺の下値支持線を割り込み、少しずつトレンドに変化の兆しが明確になりつつあります。NT倍率は「日経平均÷TOPIX」なので、これまで相場牽引役として突っ走ってきた輸出系銘柄、値嵩株中心の展開に変化が出ていることを示唆しているように思えるのです。

● もっとも、だからといってギリシャ危機の足元を考えると、ここで銀行株を狙うって動きには、到底なれません(^^;。気持ちとして、そちらの方向には行けませんよねぇ~。特にJGBを死ぬほど抱え込んでいる日本の銀行は、かなり偏ったソブリンリスクを抱えているのですから…。

● NT倍率の変化が、相場に直接的に何かをもたらすってことはないかもしれませんが、気になるテクニカル指標の一つとして、ちょっと頭に入れておきましょう。

● GW突入直前の4月28日終値時点での25日騰落レシオは113.36%。まだ「割安」と呼べる水準ではないのですが、さすがに過熱感はかなり解消した格好になっています。

騰落レシオとTOPIX ● 今回の上昇相場で記録した25日騰落レシオの最高値は、4月5日に記録した153.28%。騰落レシオとしては、かなりの異常値といっても差し支えない数字でした。

●そこからちょうど3週間が経過したのですが、あれだけの異常値があった割には、騰落レシオの下落は比較的緩やかな印象があります。この背景には、高値を記録した翌日からの累計値上がり銘柄数は12,973銘柄で、値下がり銘柄数は13,523銘柄。さすがに値下がり銘柄数の方が多いとはいえ、この部分だけのレシオを取ってみると95.93%と、基本的にチャラに近い数字なんですよね。相場は「調整」と改めて言うほどの下落ではなかったことが良く分かります。

● 騰落レシオという数字だけを見ると、少なくとも100%割れまで行かないと、なかなか買いという方向には出難いです。GW中の立会日数はわずかに3日(4月30日、5月6日、7日)だけ。この3日間が全て値上がり500銘柄/値下がり1000銘柄という弱い相場だったとして、25日騰落レシオはようやく100.89%まで下落するだけです。

● ちょうど1年前のGWあたりも騰落レシオが一度90%台まで下落して、それをきっかけにする格好で、その後、相場の上昇が再開された局面がありました。似たような動きがあると考えるにしても、25日騰落レシオに関して言えば、「もう一声」欲しいところです。今後の展開に注目しておきましょう!

騰落レシオとTOPIX ● 昨日(4月9日)、週末時点での25日騰落レシオは152.06%。相場全体の水準としては、日経平均もTOPIXも1週間としては、ほぼチャラの値動き。騰落レシオも似たような格好で、高止まり状態が続いています。

● 直近の25日騰落レシオのピークは、週初、4月5日に記録した153.28%だったので、週末時点の数字も基本的に同水準。120%超が過熱ゾーンと言われるなかで、150%台というかなり極端な水準が続いています。過去には2004年に25日騰落レシオは147%台まで上昇したことがあったのですが、今回の水準は、それ以来となります。

● この先の騰落レシオの動きを考えると、来週5日間に毎日、値上がり750銘柄/値下がり750銘柄のチャラ相場が続いたとしても、来週金曜日に133%程度までしか下がりません。値上がり500銘柄/値下がり1000銘柄といったかなり弱い相場が5日間連続したとして、ようやく116.60%まで下落する計算。そこまで下がっても割安とは言えないものの、過熱感の解消にはなりそうです。ただし、値上がり500銘柄/値下がり1000銘柄が5日間も継続するとなると、結構、弱い相場に見えるでしょうけどね。

● グラフをご覧頂ければ分かるのですが、2009年3月~4月に掛けても、一度、騰落レシオは今回ほどではないものの、かなりの水準まで上昇したあと、一度下がって調整。その後、相場上昇と共に再び上昇しています。その期間、指数としては、ジグザグはあるものの基本的に横ばいで、時間を掛けて調整した格好でした。

● 今回がどうなるか分からないものの、値幅調整か時間調整か、それともセオリーをブチ破るだけの相場があるのかどうか、ドキドキしながら注目しておきます(^^。

騰落レシオとTOPIX ● 名実ともに新年度入りの相場。市場の話題を集めた第一生命(8750)も、無事に売り出し価格を上回って上場。そして、本日(4月1日)終値時点での25日騰落レシオは、ついに149.55%まで上昇。一般的に過熱領域と言われる120%を超えてきてからしばらく経過するものの、まだ調整らしい調整局面はこないままです。「ふぅ~~」(^^;。本当におっかなびっくり相場です。

● グラフをご覧頂ければ分かりますが、25日騰落レシオのこの水準は、本当に久しぶりというか・・・。グラフには、2008年末あたりから描いているのですが、そのなかでは最高値水準です。正確に「いつ以来」は調べていませんが、何年かに1度の水準に来ているのは間違いありません。

● 前回、The Gartman Letter の "Rules of Trading" から引用したのが、『 Markets Can Remain Illogical Far Longer Than You or I Can Remain Solvent 』という相場格言。まさにそんな感じになって来ました。ちょっとしたチキンレース状態かもしれませんね(^^;。

● 付いていくだけ付いていって、最後は損切りすると心に決めてやる方法もあるでしょうし、参加しないことも投資戦略の一つと考えることもできます。ただ、フルインベストメントという決まりの中でやっている機関投資家のFM諸氏にとっては、かなり悩ましい状況になりつつあるのも確か。リスクを落としたくなるけど、落とすと付いていけない。でも付いていかないと、後で何を言われるか…。何度も繰り返されるシーンではあるのですけどね。

● 「ふぅ~~」(^^;。

● 先週末(3月26日)時点の25日騰落レシオは 131.94%まで上昇。ただ、直近での高値は24日の134.06%で、その意味では、目先的なピークを打った可能性はあります。

騰落レシオとTOPIX ● もっとも、今週の展開を考えてみると、月曜日に750銘柄上昇/750銘柄下落のチャラ相場だったとしても、25日騰落レシオは141.24%まで上昇してしまう計算。月曜日に500↑/1000↓とかなり弱い相場だったとしても、25日騰落レシオは137.51%と、直近の高値を更新してしまう計算になるのです。

● なんでこんなことを気にするかと言えば、経験則として、騰落レシオのピークより1~2週間程度遅れて、実際の株価指数のピークが来ることが多いから。24日が目先のピークだったとしても、まだ超目先的には上値があってもおかしくないと言えばそうかもしれませんが、グラフをご覧頂けば分かるように、騰落レシオの120%超は、やはり「それなりに気をつけた方が良いゾーン」だし、130%超は「鬼門的な水準」ってことも確か。当面、おっかなびっくり相場が続くのかもしれません。

● いずれにしろ、テクニカル分析に「絶対」は有り得ません。この世の中に、「株式必勝投資法」なんて有り得ないのです(断言!)。その意味で、騰落レシオだけで投資判断を決めるのは、やっぱり無理なんです。ただ、これまでの経験から言っても、騰落レシオが示唆するシグナルを無視すると痛い目にあう、ってのも真実と考えています。ただ、個別銘柄のチャートを見ると、「まだまだ行けそう」ってのが多いのも判断を迷わせる大きな要因ですけどね(^^;。

● The Gartman Letter の "Rules of Trading" でも出ているのですが、『 Buy Markets that Show the Greatest Strength; Sell Markets that Show the Greatest Weakness 』というのは真実だと考えています。強い銘柄を買い、弱い銘柄を売ると…。つまり、Weakness を見付けたときには、主義主張をあっと言う間に引っ繰り返して、すぐに売り手に回るだけの心の準備が必要な局面だと考えています。その一方で、『 Markets Can Remain Illogical Far Longer Than You or I Can Remain Solvent 』とも言っています。要するに、ワケが分からん相場が意外に長続きする可能性も頭に入れておけ、ってことです(^^;。

● 「なら、どうしたらえぇんや?」ってことになるんですが(^^;、結局のところ、『 Do more of that which is working and less of that which is not 』だと考えています。儲かっている玉には足しても良いけど、負け玉は着実に減らしておく、ということ。そして、『 Never, ever, ever, under any circumstance, add to a losing position 』は誰もが頭では理解しているものの実行が極めて難しいコンセプト。要するに事前に予定の無かったナンピンは絶対に禁止ってこと。さらに、『 The Hard Trade is the Right Trade 』ってこと。日本語で言えば、「売りにくい相場は安い、売りやすい相場は高い(買いにくい相場は高い、買いやすい相場は安い)」とか、「株というものは高いときには最上に、安いときには最低にみえるものだ」になるでしょうか。

● 何はともあれ、気を抜かずに期末最後の週と新年度入りの週を楽しみましょう!

● 今週の相場もそれなりに堅調に推移し、25日騰落レシオは週末(3月19日)時点で127.78%まで上昇。一般的な過熱ゾーンの120%超まで上昇してきました。もっとも、これは先週の段階である程度読めていた話なのでサプライズではないのですが、来週も「それなりに気をつけた方が良いゾーン」での推移が続きそうな雰囲気です。

騰落レシオとTOPIX ● 右側のグラフをご覧頂ければ分かるのですが、過去の例からしても、25日騰落レシオがこの水準まで上昇してしまうと、早かれ遅かれ、目先的な天井を打つ傾向が見て取れます。

● ただ、2009年4月には実際の指数はホンの少しの調整で再び上昇軌道に復活したし、その他のケースでも、騰落レシオの天井と指数で見た天井には、若干のズレがあります。時間にして1週間程度のズレは、まぁ、誤差の範囲って感じですネ(^^;。というわけで、来週すぐに調整局面が来るとは限らないものの、少なくとも心の準備ぐらいはしておいた方が良いのかもしれません。

● 来週の25日騰落レシオの展開を考えると、値上がり750銘柄/値下がり750銘柄のチャラ相場が続いたとしても、休み明けの火曜日には、25日騰落レシオは131.55%まで上昇します。チャラ相場が続いたとすれば、この辺が目先的なピークになりそうですけどネ。

● もし、値上がり300銘柄/値下がり1200銘柄とかなり弱い相場が4日間続けば、25日騰落レシオは来週金曜日には101.58%まで下落します。逆に値上がり1200銘柄/値下がり300銘柄と強い相場だったとすると、休み明けの火曜日には144.50%まで上昇することになります。こうなると、さすがに過熱感が否定できなくなってしまいます。

● もちろん、騰落レシオだけで先行きの相場が決まるワケではないし、決める気持ちもありません。ただ、このテクニカル指標は長年に渡ってそれなりに客観的な指標を示唆してくれるものだし、感情に左右されやすいなかでは、自分の座標軸を保つために重宝しています。ひとまず連休をゆっくり休んで、そして考え方をまとめておきましょうネ。

● 足元で意外とも思える強さを発揮している相場ですが、先物に振り回されただけと言われればその通りかも知れません(^^;。ただ、もしそうだとしても、事実として上昇基調が続いていることは素直に認めるのが筋。そこで、足元の確認を兼ねて、週末時点の騰落レシオの状況を把握しつつ、来週の展開についても考えてみましょう。

騰落レシオとTOPIX ● 前週末(3月12日)時点での25日騰落レシオは105.05%。直近でのボトムは、2月19日の70.35%だったので、ちょうど3週間でここまで上昇してきたことになります。

● 一般的に、騰落レシオでみる過熱水域は120%超えと考えられているので、その観点からは、まだ余地はかなり残っているように思えます。ただ、この先数日間で計算から抜け落ちていく数字が、2月第1週終わりから第2週前半にけけての、かなり弱い相場だった頃にあたるのが曲者。この先3日間、750銘柄値上がり/750銘柄値下がりのチャラ相場が続いたとしても、25日騰落レシオは120.02%まで上昇してしまい、一般的な過熱水域に入ってしまうことになります。

● 添付してあるグラフをご覧頂ければ分かりますが、やはり25日騰落レシオの120%超は「それなりに気を付けた方が良い水準」と言えそうなのは否定できません(^^;。もちろん、だからといって、これだけで相場観云々を言い切るつもりは全く無いのですが、一応、頭の片隅に入れておこうかなと考えています。ちなみに、20日騰落レシオは、先週末時点で122.45%まで上昇しています。

● そういえば、金曜日のビッグSQ。日経平均のSQ値は 10808.73、TOPIXのSQ値は 936.93 でした。日経平均のザラ場高値は 10777.49 だったので、いわゆる「幻のSQ値」になっています。TOPIXはザラ場高値は 937.50 だったので、幻ではなかったのですが…。

● 科学的な検証は何も無いんですが(^^;、経験則として市場関係者の間で語り継がれているのが、「幻のSQ値」は、テクニカル的に意識される水準となって残ってしまい、上値抵抗線や下値支持線となることがある、ってこと。今回は日経平均がモロに「幻のSQ値」となってしまったため、来週の相場でこの水準をあっさりクリアできるかどうか、心理的なポイントとしても注目しておきます。

騰落レシオとTOPIX ● 先週末の相場は、先物主導で大幅高。その前日あたりに売り込んだ向きのショートカバー感がプンプンしていたものの、理由は何でアレ、かなり強い印象をもたらす引け味だったのは事実。そこで、一歩下がって眺めるテクニカル指標として私がかなり信頼している騰落レシオを見て現状把握。

● 前週末時点での25日騰落レシオは95.05%。直近では、2月19日に70.35%まで下落していたので、約半月で売られ過ぎ感のある水準から中立水準まで戻したことになります。

● その前のサイクルを見ると、1月6日に127.64%まで上昇したところから、2月19日の70.35%まで下落。約1ヵ月半ってところでした。もちろん、このリズムが繰り返されるかどうかは全く不明なんですが、一応、その辺のリズム感を持って相場が推移すると考えれば、4月初旬あたりに掛けての堅調相場というシナリオを描くことも可能になってきます。もっとも、リズム感だけで相場を張るワケには行かないでしょうから、この辺のリズムを頭に入れたうえで、他の要素を考えて投資判断をするってことになるんでしょうけどネ。

● 相場全体感とすると、どうしても方向感が掴みにくい展開が続いています。金曜日の相場でも、指数はそれなりに大きく上昇したものの、売買代金ベースで見れば、盛り上がったとは言い難い状況。CTAなどによる先物大量売買が市場全体を揺り動かす状況が続いているんでしょうが、これは文句を言っても仕方がないこと。「それも相場」です。

● 騰落レシオの状況から"だけ"で考えると、多少の上値はありそうな雰囲気ながら、大したことは望みにくいといった印象。敢えて言えば、『谷浅ければ、山低し』って感じですかね…(^^;。いずれにしろ、無理をする局面ではなさそうです。

● 先週末金曜日の相場がかなり大きくギャップダウンしたことにより、日経平均もTOPIXもチャート上は「アイランド・リバーサル」っぽくなってきてしまいました。下左が日経平均の日足チャート(出典:Infoseek Money)です。

日経平均日足 ● アイランド・リバーサルとは「離れ小島」という意味。窓を空けて上昇してもみあった後に、今度は窓を空けて下落してしまって、もみあった局面が小島のように浮いてしまった状況を言います。今回は上へのアイランド・リバーサル型ですが、これは下落局面での反発にも出現することがあります。

● 本来ならば、強烈なアイランド・リバーサル(トップ)は、もっと上昇局面が続いた天井で出るもので、その場合は「ホンマ、ヤバイ」って状態になります。今回の波で言うと、例えば1月中旬の高値の頃に、これが出ていたら本当に"ド天井示唆"ってことになっていました。下の場合も同様で、昨年11月下旬の底の局面でも、ギャップダウンしたのですが、その後にギャップアップがあったら、かなり典型的で有力な"大底示唆"となっていたのです。

● 今回の局面を考えると、下落中のホンの一瞬の反発局面でアイランド・リバーサルが出現。これをどう解釈するかは難しいところです。下落を示唆する雰囲気がプンプンするのは避けられないチャートの格好なのは事実で、週明けの相場の動きには注意しておく必要があります。一方、あっさり窓を埋めてしまうようだったら、このアイランド・リバーサルはダマシだったってことになります。

● 週末金曜日(2月5日)のNYダウは、ふらふらとしながらも、とりあえずプラスで終了。CME日経平均先物は、円建てもドル建ても、1万円割れと軟調ながら、贔屓目に見ればそれなりに落ち着いた動き。まぁ、お世辞にも強くはないですけど…(^^;。

● いずれにしろ、地合いの弱い雰囲気がプンプンしているのは否定できないけど、チャートを見ている方の8割がそう考えているのも確かでしょう(^^;。金曜日ザラ場中にもこのアイランド・リバーサルは見えていた話なので、少なくとも、金曜日後場の時点で対処した方もいらっしゃったと考えています。その辺がワイルドカードですかね…(^^;。

騰落レシオとTOPIX ● 何でもかんでも「ショック」と名付けるのも節操がない(^^;のですが、今日はそうしたくなるほど色々な悪材料が重なる格好で、東京も当然のように大幅安。ただ、トヨタは朝方の一瞬以外は堅調推移で、この辺の銘柄を見ている限りでは、日経平均が300円近くも下落した(前日比 -298.89円、-2.89%、終値10,057.09円)のとは印象が一致しない一日でした。

● このところ、指数が堅調でもトヨタは我が道を行くって感じで急落していたので、その修正と言えばその通りだったのかも知れません。さらに、プリウスのリコール話まで出てきて、色々な意味で「やり過ぎ感」があったのも事実なんでしょう。相場としては、「これ以上の悪材料」が想像し難くなってくるならば、そこで買い戻しや押し目買いが入るのは、お馴染みのパターン。大引間際に、産経新聞に『トヨタ擁護の声も カナダ経済紙などが米政府の“意図”批判』なんて記事も流れていましたが、似たように考えている向きはいる、ってことなんでしょう。

● さて、今日の相場を受けて25日騰落レシオがどうなったかを確認しておきましょう。本日の東証1部は値上がりがたったの131銘柄で、値下がりが圧倒的な1506銘柄と全面安。この結果、25日騰落レシオは本日大引時点で85.19%まで下落。指数がかなり大きく下落した割には…って印象があるかもしれませんが、さすがに下がってきています。

● この先、来週1週間ずっと750銘柄上昇/750銘柄下落のチャラが続けば、祝日1日を挟んで来週金曜日(ミニSQ日)に82.69%まで下落する計算。実は、レシオはこの先もあまり急激には下落しないのです。同様に500銘柄上昇/1000銘柄下落が来週いっぱい続けば、来週金曜日で74.44%まで下落することになり、これでちょっと「売られ過ぎ感」が出てくるのかもしれません。逆に1000銘柄上昇/500銘柄下落が続いても、レシオは90%台半ば程度です。

● 昨年11月末には瞬間ながら60%割れがあったことを考えると、まだ"年に1回"って感じの究極的な売られ過ぎ感は遠いように見えます。でも、"3ヶ月に1回"程度の水準は見えてきたようにも思えます。いずれにしろ、どうせ将来のことを完全に見通そうってのは無理(^^;。自分の座標軸を確かめながら、ゆっくりと確実に!

● 今日はさすがに相場も反発。もっとも、上に伸びなかった印象が強かったのですが、これは仕方ないところでしょうか。そもそも、それほどまでに活気のある相場を期待する方が、現時点では間違っている、って考えることにしています…(^^;。

騰落レシオとTOPIX ● ってことで、今日の上昇を受けて、騰落レシオがどうなっているかをを再確認しておきましょう。グラフが25日騰落レシオとTOPIXの推移を描いたものです。今日大引け時点での25日騰落レシオは97.91%。正直、「うぅ~~ん、ちょっと足らんかな?」って感じは避けられませんネ(^^;。相場としては下落が続いていたこともあって、ある程度の調整があったのは分かるのですが、少なくとも騰落レシオから見ると、本格的調整というにはかなり遠いことが分かります。ちなみに、足元で25日騰落レシオが一番下落したのは、昨日時点の94.58%でした。まぁ、中期的上昇相場に変化がないとすると、一息の局面で買うというのは正しいんでしょうけど…。

● 今後の推移を考えると、この先、5日間連続でチャラ相場(値上がり銘柄数750/値下がり銘柄数750)が続いたとしても、5日後の25日騰落レシオは93.97%。つまり、現状とほとんど変化はありません。上がりも下がりもしない、ってことです。もう少し騰落レシオが下落する展開を考えると、同様に5日間連続で「上昇500銘柄/下落1000銘柄」の相場展開が続いたとして、5日後の25日騰落レシオは82.46%。1月18日は「上昇496銘柄/下落1060銘柄」で日経平均は-127.02円だったのですが、イメージとしたら、これが5日間継続したとしてもこの程度、ってこと。

● もう少し悲惨な「上昇250銘柄/下落1250銘柄」相場展開が5日連続したとして、5日後の25日騰落レシオは72.25%。直近では1月22日に「上昇229銘柄/下落1357銘柄」で日経平均は-277.86円だったので、あれを思い出すと分かるのですが、これが5日間も続くとなるとかなり悲惨でしょうね(^^;。でも、それぐらいにならないと、少なくとも騰落レシオという観点からは、割安感を感じるような状態にはならない、ってことです。

● 計算上、落ちていく25日前の数字が12月の上昇相場局面だったので、この先しばらくは、相場上昇が続いても騰落レシオが極端に跳ね上がることもないんで、相場の過熱感という観点からは、しばらくは心配する必要もなさそうです。決算発表も本格化しているし、相場は色々な外部要因に振られながら、テクニカル的には今ひとつ方向感が定まらない状態が続くことを示唆しているようにも思えます。「何をやりたいのか」と「何をやりたくないのか」って点において、自分の考え方をきちんと持っておかないと…(^^;。

NT倍率 ● 1月SQも目立った波乱なく通過し、日本は成人の日を含めた3連休。年末から年初の日本株相場は、それなりに世界的な出遅れ感を解消する相場展開でした。

● もっとも、外資系証券を中心とするトレーダー仲間と話をすると、ちょっとやそっとの上昇相場では追いつかないほど、日本株に対する世界的な興味は薄らいでいる印象があります。まぁ、日本国内でも、その辺に出ている投資関連の雑誌などを見ると、あっちでもこっちでも日本株よりも新興国へ如何に投資するかを競うような企画ばかり。まぁ、天邪鬼な私としては(^^;、これだけあっちでもこっちでも新興国と叫んでいることそのものが、ソロソロ、逆が起こるタイミングなのかもしれないなと敢えて考えるようにしています。かなりやせ我慢ですけど…(^^;。

● せっかくの休みですし、NT倍率と騰落レシオについて現状把握。右上グラフはNT倍率の推移です。先週は、年明けのリターン・リバーサルが効いた感じでNT倍率がジリ貧だったものの、全体として、NT倍率の上昇傾向に大きな変化はありません。年が替わってリターン・リバーサルが効くのは、January Effect(1月効果)と同じで「良くある話」。これが続くのかどうかは、実際のところ、あと2週間ほど経過観察しないと分かりません。ただ、個人的には、リターン・リバーサルは基本的に「割安が割安でなくなったら終わる」ので、物色の流れが変化していないのであれば、これは一巡してしまえば終わりになると考えています。

● 一方で、本気で物色の流れが変化しているとなると、そのシグナルの一つとして、これだけ長期的な上昇トレンドが続いているNT倍率に変化が発生する、ということだと認識してもいるんです。NT倍率そのもので売り買いするワケではないけど、シグナルの一つとして、この先も注意して眺めておきます。

騰落レシオとTOPIX ● 次のグラフは、25日騰落レシオとTOPIXの推移。1月6日時点で 127.64% まで上昇し、「そろそろ、えぇところ」近辺まで来ているのは事実。

● この先、12月頭の頃の数字が計算から落ちていく格好になるので、騰落レシオとしては、ここからの急上昇は考え難い状態になってきています。相場上昇が継続したとしても、騰落レシオは115~120%近辺で高止まりする可能性が高く、750銘柄ずつの上昇/下落が続けば、騰落レシオはしばらく115%近辺での高止まり。一方、抜ける数字との相対比較から、もし足元の相場が数日下落すると(↑500、↓1000なら)、騰落レシオは今週中にも100%割れの水準まで下落することになります。まぁ、どちらにしろ、騰落レシオだけで売買するのは無理があるので、頭に入れておきながら、他のテクニカルなシグナルを加味して考えることになりそうです。

● もうひとつの大きな話題、JAL(9205)の件については、何か書くか考えておきます(^^;。それにしても、Yahoo!知恵袋などを見る限りでは、如何にJAL株を優待券狙いで保有していた個人投資家が多いかが分かります(^^;。バカ高い優待券になりそうですネ(完璧に他人事…(^^;)。

NT倍率の推移 ● 世間一般はクリスマスイブ。まぁ、自分の身の回りでは、だからと言って、何がどうなるってことは全く無いんですが、バブルの頃は、それはそれは色々と凄かったのは覚えています(^^;。貧乏学生までが見栄張ってスィートルームの予約なんてことをやっていた時代でしたから…(^^;。ここ最近の相場やら経済状況を見ていると、もう、こんな光景は日本では二度と見られないのかもしれない、なんて考えてしまいます。可能性としては、中国がそうなる(なっている?)んだろうけど、日本にその順番は二度と回ってこなかったらどうしよう?

● まぁ、そんなどうでもえぇ雑談はこの辺で(^^;。NT倍率が再び上昇基調を強めています。終値ベースでみると、NT倍率はこれで5日連騰。これまでに直近高値は12月14日の 11.4178 だったのですが、21日にこの水準を上抜けて、今日は終値ベースで 11.5319 まで上昇。右上グラフをご覧頂けると一目瞭然ですが、長期的な強い上昇トレンドが継続中。

NT倍率の推移(長期) ● 左側のグラフは、もっと長期のNT倍率を描いたものです。1999年夏に12倍を割り込んでから、ずっと10倍前後の推移が続いていたのが、足元の1年少しの間に大きく変化しているのが見て取れます。1999年夏前に一度、瞬間風速的に12倍を割り込だのは、1993年11月のこと。正確には、11月2日に終値ベースで 11.9499 を記録して12倍を割り込んで、11月22日に 11.6378 を付け、その後、ほぼ年内はずっと12倍割れで推移することになりました。

● 1993年といえば、8月に細川連立政権が成立して自民党支配が崩れ、米が初めて輸入された年。レインボーブリッジが開通したのも"ドーハの悲劇"も1993年。他にも今年(2009年)と1993年の類似性については、色々な面であちこちで指摘されている通りです。

● 偶然かもしれないのですが、NT倍率でも「変化」という観点からは、相場のなかで何らかの地盤変化が起こっている可能性は否定できません。ここで分析というほどの分析は出来ないし、まぁ、やるつもりもないんですけど(^^;、現時点で答えが分からなくても、あとで振り返って「あっ、そうか」は良くある話。足元で変化の全てや理屈の全てが分からなかったとしても、頭の片隅には入れておきたい要点です。もっとも、1993年のスパイク的な下落は、こうやって長期スパンで見ると、本当にスパイク的なもので、トレンドを変化させるものではなかったんですけどネ。

1993年と2009年の日経平均 ● というわけで、1993年と2009年の日経平均推移のグラフのアップデートが右側。年間の立会日数が違うので、多少のズレはあるのですが、高安のタイミングはかなり似通った1年だったことが分かります。今年の場合は、最後の最後になって、上昇基調が強まっている点は、1993年とは違った方向にも見えますけどネ。

● 来年からは、東証arrowhead がスタートするし、相場がどんなスタートを切るか少し楽しみにしています。ただ、ストラテジスト諸氏が書いているほど楽観視はしていないんですけど…(^^;。

● ちなみに、今年の大納会は例年通り12月30日ながら、半日立会ではなく、全日立会になります。そして、立会後に東証に石川遼選手が来るそうです(^^;。東証からのお知らせは、『「2009年大納会」について』からどうぞ。なお、大発会は同じく例年通り1月4日で、こちらも全日立会。『「2010年大発会」について』からどうぞ。

日経平均日中足 ● 今日の相場は朝方から「超」が付く小動き。三菱UFJ(8306)の増資分がTOPIX等の指数に算入されるイベントがあったので、もう少し動くだろうと考えていたし、実際に最後の最後で少し動いているのは、右の日経平均日中足(出典:Yahoo! JAPAN Finance)でもご覧頂けると思います。ただ、前場の値幅は27.71円だったし、後場に入ってからも中盤までの日中値幅は20円程度と見たことが無いぐらいの小動き(^^;。

● 日経ニュースによると、今日の日中値幅の32.02円は、「1986年2月21日の29円以来、約23年ぶりの小幅な値動き」(http://www.nikkei.co.jp/news/market/20091221m1ASS0ISS16211209.html)とのこと(^^;。さらに、東証1部の売買代金は9835億円どまり。これは今年1月19日以来の低水準で、とにかく見所に欠ける1日でした。もっとも、これだけ閑散になってしまうと、逆に何か書きたくなってしまうので、それだけ「意味」がある1日だったのかもしれませんが…(^^;。

● 記録のために、今日の日経平均4本値です。すごいでしょ!

 日経平均   始値:10196.71 高値:10215.49  安値:10183.47 終値:10183.47 (+41.42)

1993年と2009年の日経平均 ● 12月メジャーSQも終了し、外資系証券では一気に年末ムードが高まる時期になりました(^^;。実際、12月SQ終了とともに本国に帰国してしまう外国人スタッフは非常に多く、今週からはオフィスも閑散としてくることが多いのです。

● 多くの外資系証券では11月か12月が決算月で、今年の成績はほぼ確定済み。今は「やっても成績に勘案されない」時期です。なので、どうせやるなら来年になってから、というムードが漂うのは避けられません。アプレイザルと呼ばれる成績評価も終わっているだろうし、それに伴う最も重要なボーナス交渉なども山場を越えた状態。また、クリスマスシーズンってことで、何か重要案件をやろうにも、本国のお偉いさん方々も休暇で居ないとなると、「まぁ、来年になってからでえぇか…」となるんです。そして、日本人スタッフは落ち着いて年賀状書きにいそしむ、というのがこの時期、例年恒例のパターンです(^^;。

NT倍率の推移 ● というわけで、12月メジャーSQまでのテクニカル指標のフォローアップです。右上は『1993年と2009年の類似性』グラフです。どこを基点にとるかによって印象は若干異なるんですが(数日はずれて当然)、それでもグラフの格好や天井・底のタイミングがかなり似通っているのが見て取れます。政権交代だの何だの、色々と社会的にも類似点がある両年ですが、この調子だと年末まで同じような状態でなだれ込みそうな雰囲気です。

● 左は『NT倍率』の推移。昨年のリーマン・ショック前からをグラフにしているのですが、9.50近辺で底打ちして以降の上昇トレンドは、まだ確たる変化が見えない状態。ひたすら日経平均を牽引してきた大きな要因の一つ、ファーストリテイリング(9984)が少し止まりつつあるかなと思えたものの、それ以上に、三菱UFJ FG(8306)などを筆頭にした銀行株が駄目駄目マーク。結果的に、NT倍率は波を打ちながらも上昇傾向維持って感じです。

● 12月11日(金)のNT倍率は終値ベースで11.3754。直近のピークは10月27日終値の11.4045です。ここを超えてくるようだと、色々な意味で物色動向に大きな変化は無いってことを示していることになるし、もし届かないとなると、NT倍率ベースでダブルトップからトリプルトップを形成する可能性が出てくる雰囲気。テクニカル分析面からしたら、一応、それなりに注目しておきます。

1993年と2009年の日経平均 ● 先週は1週間を通して反発。しかも、11月30日~12月4日の5日間で日経平均は941.07円(10.36%)も上昇しました。かなり意外感があったものの、メディアは何でも「ショック」と付けたがるだけで、ドバイ・ショックも、言葉から響くほどの大事ではなかった、ってコトかもしれません。まぁ、本当の意味の結果はまだ出ていないんですけどね…。

● せっかくの週末ですし、1993年と2009年の類似性についてのグラフをアップデートしてみました。グラフをクリックすると、拡大画像がご覧頂けます。幅はともかくとして、タイミングは春先の底打ちも、今回の底打ちも、かなり似通っているのが分かります。もちろん、今後、1993年と全く同じ動きをする根拠は何も無いとしても、グラフを単純に比較すると、タイミング的には、残り1ヶ月は基本的にもみあう印象があります。まぁ、こうやって書くと、そうはならない場合が多いのですが…(^^;。

● 目先的には、12月11日(金)がメジャーSQ。SQというのは、何かと相場の転機になることが良くあるので、ちょっとだけ気にしておくつもりです。

● 先週末、11月27日に東証HP内に、『次世代売買システム「arrowhead」専用ページ』 なるものが公開されています。証券会社、特にトレーディングの最前線で戦う方々にとっては、これまでも何かと話題になってきたシステムですが、色々なスペックだけではなく、今回、板状況が動画で公開されており、これは証券会社関係者だけではなく、一般に売り買いする方々は一度は目を通しておくべきかと…。

● とにかくスピードが速いのです。板の状態のシミュレーションが掲載されているのですが、まず、それをご覧頂いた方が話が早いと思います。東証HPに掲載されているものをリンクします。東証HPでは、上記ページ内に『arrowhead稼働後の板の動き(シミュレーション)』として掲載されているもので、実際の板で成行注文が執行されるときの様子です。

■現行システム ---> 板の動き(動画=等速)
■arrowheadシステム ---> 板の動き(動画=約15分の1でスロー再生)
■arrowheadシステム(連続約定気配) ---> 板の動き(動画=約15分の1でスロー再生)

● ご覧頂くと一目瞭然ですが、「約15分の1のスロー再生」でも、肉眼ではまず見えません(^^;。なので、ホンチャンだと、瞬時に板が変化したように見えるのでしょうね。現状と比較すると、ワープってな速度ではありません、ホンマ…(^^;。

● これで何が変わるか?前々から証券関係者の間では予想されていることですが、特に短期筋にとっては、「板を見ながら売買する」というスタイルが通用しなくなってくる可能性が大きいと考えています。証券のディーラー筋などの間では、これまでは、大きな注文が入ったのを見て追随したりの売買が可能(相当に素早く動く必要があったにしろ)だったのでしょうけど、このシミュレーション動画を見るだけでも、arrowheadシステムになったあと、「板を見ながら…」が通用するとは思えないんです。「あっ」って時には、既に約定済みだし、実際に画面で大きな注文が入ったのかどうかを確認することすら困難になりそうです。もちろん、板を覚えていて、「○○円まで入ったのだから、××株の商いが成立したに違いない」は分かるでしょうけど、常にウォッチしている10銘柄ほどの板を、しかも常時変化する板を覚えるなんて、実際に何かに役立つのかどうかも疑問です。

● 一方で、これだけ約定が素早くなるってことは、情報処理に優れているシステムを使っている、主に外資系証券のプロップデスクや、超高速回転系ヘッジファンドにとっては、それだけエッジがつかめることになる可能性があります。ただし、それについていくだけの巨額な設備投資も必要でしょうけどね…。

● いずれにしろ、arrowheadシステムの導入でトレーディングスタイルが変化するのは間違いありません。このシステムは、2010年1月4日(月)に稼働予定です。

1993年と2009年の日経平均 ● 2日前のアップ、『1993年と2009年の日経平均の動き、ホンマによく似ている…(^^;。』 と書いたのですが、今日の大幅安で、グラフはますます似てきてしまいました…(^^;。右が本日終値まで入ったアップデート版です。

● グラフをクリックすると、拡大画像がご覧頂けるのですが、タイミングと言い、規模と言い、まるで図ったような下落度合い。決して「ドバイ・ショック」を予見したのではありませんし(^^;、急激な円高を予見したのでもありません!(きっぱり)。でも、これだけ不思議な一致を見てしまうと、理由は何であっても、何かのつながりを感じてしまうのも避けられません。まぁ、そういった時期と理解しておくことにします(^^;。

● 米国市場が感謝祭の休みの間に発生した出来事。再開したところで、米国市場がどう反応するかが大きなカギです。

1993年と2009年の日経平均 ● 1993年と今年、2009年の類似性については、既に数多くの指摘があちこちで出ています。93年の夏の総選挙の結果を受けて、非自民・非共産連立政権の細川内閣が発足したのはこの年。短命政権に終わった細川政権から、再び自民党主導の政治が続いたものの、それが大転換して鳩山民主党(小沢民主党?)に政権交代したのが今年。実は1993年は記録的な冷夏で、深刻な米不足になったのですが、それは今年はありませんでした。

● あれやこれやと類似点をこじつければ、他にもいくつも見付かるのでしょうが、ここでは日経平均の動きだけを比較してみましょう。これも既にあちこちで指摘されていることですが、この1ヶ月ほどの低迷相場の影響があって、余計にグラフの形は1993年とそっくりになってきました。高安のタイミングもかなり似通っており、ファンダメンタル的な理屈はともかく、残り1ヶ月の相場を残すだけにしては、あまりの類似性にびっくりしちゃいます(^^;。

● この調子で行けば、もう少しスコンと下落して、あと12月は下がらず上がらずの展開、と"読める"のですが、さてどうなることやら…(^^;。ちなみに、その翌年(1994年)の日経平均は、やっぱり年央高で年後半はダレダレでした。ご参考までに、グラフはこちらからどうぞ。

● ちょっと付け足しっぽくなるのですが、この1993年の政権交代あたりの話については、三菱UFJ証券の著名ストラテジスト、藤戸氏が今年7月21日に書かれている 『「政権交代」が実現した1993年の研究』 が、とても詳しいです。ちょっと重たいファイルですが、一読の価値はあると思います。せっかくネット上で無料で公開されているんだし…(^^。

NT Ratio ● ここ数週間のあまりにも情けない相場展開にうんざりしている方々も多いと推察します(^^;。円高がどうのこうの、政治がどうのこうのと、色々な方向から"分析"と呼ばれる後付けの理屈付けはされるものの、「じゃあ、何がどうなったらえぇねん?」が全く見えてきません。これが相場の雰囲気を一番重たくさせている印象です。まぁ、理屈付けも必要なことでしょうけど、それだけでは先が見えないし、食っても行けません(^^;。ということで、連休ですし、今日は単純だけど基本的で、だから重要なテクニカル指標の確認。

● 右側はNT倍率の推移。週末前に銀行株がチョコッと買い戻しで上昇したり、ファーストリテイリング(9983)が押したりしたのはあったものの、NT倍率のトレンドには大きな変化は見られません。10月に9983/9984コンビ(ファーリテとソフトバンク)が、かなり日経平均を引っ張り、一方で銀行株などが両足に重りをつけたような格好になってTOPIXを押さえてしまったことで、NT倍率はヒョンと上昇したのです。しかし、グラフで見る限りは、直近の色々な調整で逆に中長期的なトレンドラインから上方乖離してしまった分が落ち着いた印象もあり、全体として、NT倍率のかなり力強い上昇トレンドには変化がありません。NT倍率のトレンド転換が、「いつ」と「何がきっかけで」発生するかが大きなカギになる状態には変化がありません。

騰落レシオ こちらは25日騰落レシオ(東証1部)とTOPIXの値動きをグラフにしたものです。上記グラフとX軸を揃えてないので(^^;、ちょっと見難いかもしれませんが、騰落レシオの絶対的なレベル感としては、「そろそろ、えぇところ」まで来ています。

● ただ、騰落レシオのクセとして、相場がズルズルと下落したり、継続的に上昇したりすると、底・天井の「ポイント」が見付けにくくなることが良くあるんです。今年1月~3月の下落局面でもそうでした。騰落レシオは、数字的には、1月後半、遅くても2月上旬までには「えぇところ」まで下落していたんです。でも相場は、その後もズルズルと下落し続けて、結局、反発に入ったのは3月SQ近辺で底打ちしてから。もし1月後半とか2月上旬に、「えぇところ」だけで買いに行っていたら、約1ヶ月は悶々とした日々を過ごしたことになるんです。もちろん、最終的には儲けることが出来たかもしれないんですが、こういった時は、往々にして、良くてチャラ切り。その後、GWに掛けて大きく上昇した相場の流れに乗れなかったであろうことは、容易に想像できてしまいます。

● "Having Said...."「そろそろ、えぇところ」の水準に来ている点を意識しながらも、タイミングを間違えれば儲からない厄介な位置に居ることを、テクニカル面からは、きちんと認識しておく必要があると考えています。ダッシュ出来るような準備も必要でしょうけど、人より一歩先に出ることが、必ずしも良いとは限らないかもしれないので、その辺が難しいですね…(^^;。

NT Ratio ● NT倍率の推移については、継続的にウォッチするようにしているのですが、日経の市況欄にも記事が出たこともあって(^^;、足元では若干の緩和状態にあります(左図参照)。ただし、右下図でも分かるように、短期的なグラフで見た場合には、それも比較的分かり易いのですが、長期的なグラフで見た場合には、まだ"傾向"というほどの変化は出ていません。もちろん、これほどの長期的なグラフではっきり見えるようになった時には、トレンドの確認ってイメージで、決して予知するようなモノではありませんけど…(^^;。

● いずれにしろ、NT倍率は2000年4月の『伝説の日経平均30銘柄入替え』以降、2000年後半ぐらいから、ずっと「10倍プラスマイナス0.5」の周辺で推移していたのが、足元で完全にレンジを放れたのは誰もが否定できない状態は続いています。トレンドとして、昔の「13倍プラスマイナス1倍」程度の世界に戻るのか、それとも新たなレンジを形成するのか、個人的には、かなり興味を持って眺めています。

NT Ratio (Long Term) ● 個別には、「9983」と「9984」のコンビが日経平均の上昇に大きく寄与しているのは周知の通り。特にファーストリテイリング(9983)の爆発パワーに日経平均が大きく影響を受けているのは、誰もが良く分かっていると思います。上記したように、NT倍率が大きなレンジを変えるような動きをしているなかでは、こういった機会をチャンスと感じるのは、ヘッジファンドも同じ。今回も、相当な量のNT倍率関連の取引が入っているのは、誰が見ても明らかな状態。

● 日経平均の変化度を左右する寄与度の大きい銘柄で、なおかつ、それなりに商いが出来る割に値動きが大きな銘柄となったら、現在だとファーリテとソフトバンクに注目が集まるのは、誰がやっても同じ。さらに、マイナス側で銀行株を売るってのは、それなりに業績面からの理屈も付くし、亀井大臣のおかげで政策的にも理屈が通る状態。こうなったら、「やらない方が罪」みたいな状態になってしまいます。そして、日本株市場そのものが、何となく面白くないマーケットになってしまった中では、先物を使って量が捌けるのはメリット。

● で、問題は、どこでアンワインドしてくるか(利食いしてくるか)ってこと。かつて、ソフトバンクが似たような状態の銘柄となり、機関投資家も「買わざるを得ない」となって、アナリストやストラテジストの「アンダーウェイト推奨」から、あれやこれやと理屈を付けて買った頃を思い出します(^^;。もっと昔には、光通信にも、そんな時代がありましたなぁ…(^^;。そして買い終わったら、今度は売り気配で寄付かないという悲劇があったのです。まぁ、ファーリテはそんな羽目にはならないと思いますが、あれやこれやとアナリストがきれいな理屈を付けてくるようになったら、背後には「買いたい」という意思を感じる証左ってことになります。「買いたいんやけど、ちゃんとした理屈が欲しい」という"顧客の声"に応じた結果が、そういったレポートになってくるからです。この辺には敏感になっておきたいところです。

NT Ratio ● 昨日、日経QUICKニュースに、『株価指数先物・オプション大引け、4日続伸 先物NT倍率9年ぶり高水準』と流れていましたが、現物指数のNT倍率(終値ベース)も直近高値を更新してきています。左グラフは前回と同様に、昨年のリーマンショック前の8月1日から直近までのNT倍率を書いていますが、継続的な上昇基調をご覧になれるかと…。

● このNT倍率の推移を眺めて見ると分かるのですが、昨年9月のリーマンショック後の相場混乱期に一気に落ち込んだところが見て取れます。これは、世界的な景気の急速な落ち込みを懸念したことで、日経平均に比重重く採用されている輸出系銘柄が急落したのが大きく響いているのは周知の通りです。ただ、それが1ヶ月ほどで一巡してからは、今年1~2月にもたつく局面はあったものの、3月以降に関しては、NT倍率は緩やかな右肩上がりが続いているのです。総選挙後に上昇角度が多少大きくなっているのは、もちろん、民主党政権誕生が影響しているのでしょうし、何と言っても連立政権相手の某大臣発言などが響いているのは否定できません。

NT Ratio (Long Term) ● 一方で、右グラフはもっと長期のNT倍率を出しています。Yahoo! JAPAN Finance で日足を遡ると、1991年1月4日から数値が取れるのですが、そこからの過去データを使ってExcel上で描いたグラフです。これだけのデータを集めるのにも結構苦労したのですが(^^;、その結果を見ると、色々と興味深いことも見えてきます。

● 2000年後半ぐらいから、NT倍率は「10倍プラスマイナス0.5」の周辺で推移していたのですが、明確にレンジを抜けてきていることが分かります。例の『伝説の日経平均30銘柄入替え』が実施されたのは、2000年4月24日(詳細はこちらから)のこと。NT倍率のグラフでも、その影響がかなりショッキングに出ているのですが、NT倍率はその前からかなりの角度で下落を続けており、この30銘柄入替えについても、今になって振り返れば、そのなかの「スパイク的イベント」に過ぎなかったような感じすらします。何はともあれ、1999年初頭まではNT倍率は13倍近辺の推移だったことも、このグラフから見て取れます。私が個人的にNT倍率関連の取引を活発にやっていた頃は、NT倍率は13倍基準だったので、ある意味で懐かしいっす(^^;。

● 長期的なNT倍率の変移については、色々とファンダメンタル的な理由があって発生するのは当然のこと。この辺の相場解説や謎解きについては、アナリストやストラテジストにお任せするとします(とサボる(^^;)。ただ、いくら民主党が「内需中心」と叫んでも、NT倍率を見る限りでは、そう考えにくい姿が見えてきます。もっとも、現在の日経平均を引っ張る銘柄の一つはファーストリテイリング(9983)なので、その点では「内需」なんですけど…(^^;。

● このところ書いているように、「NT倍率が、いつ、何がきっかけで反転するか?」については、個人的には、かなり注目しています。

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