このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!

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● ニュースが流れたのは実は昨年末だったのですが、気になる話だったので書いておきます。朝日新聞に掲載された記事で、『仕組み債、契約無効判決 大阪高裁「リスク判断困難」』というもの。記事のリード部分を抜粋すると:

高利回りをうたう一方、為替次第で大きな損失が出る危険性がある「為替連動仕組み債」を巡って、金融機関と投資家の法的争いが増える可能性が高まっている。大阪高裁は10月、この仕組み債について「一般投資家がリスク判断するのは著しく困難」と商品の難解さを理由に契約無効とする異例の判決を下した。金融派生商品(デリバティブ)の一種である仕組み債は地方自治体や中小企業も幅広く保有しており、判決は他の投資家にも影響を広げそうだ。

● 今回、ニュースとして流れているのは、株式絡みの話ではなく、為替連動の仕組み債の話ですが、要はかつて流行した株式のEB債と同様に、オプション等のデリバティブを駆使して表面的な利率を膨らませてある商品で、その一方で、かなり相場動向によっては悲惨な状況を招いてしまうリスクがある商品です。EB債にしろ、全体的な仕組みは同じ。多くの場合はプット売り(場合によってはコール売り)でクーポンを稼いでいるものの、行使価格を超えてしまうと(上だったり下だったり)、一気に"無限責任"状態に陥る仕組み。行使価格を超えない限りは、かなり高利回りな商品として宣伝・販売されるんです。

● 問題は、売る方も買う方もそれを理解して行動していたら良いのだけど、プロ同士の取引ではなく、金融商品取引法で定義されている「アマチュア」の投資家を相手にする場合には、何かと問題が発生するケースが多くなります。元々、仕組みが複雑な商品なので、販売する担当者にそれなりのデリバティブ知識が必要だし、当然、相応の販売責任が掛ってきます。販売会社側は担当者を集めて研修会や勉強会を頻繁に実施しているし、販売に際しては色々な書類や資料を持参して遺漏なきように説明するし、さらに、確認書やら同意書などにハンコを付いてもらったりして、後から検証出来るように証拠を残す努力をします。それでも話がこじれると、今回のような裁判沙汰になるんですよね。

● 今回のニュースを多少なりとも重要視するのは、このニュース記事になった個別の案件がどうのこうのではなく、証券会社や銀行がこれらの「為替連動仕組み債」の販売にかなり積極的に取り組んだ時期があった、ということ。ぶっちゃけて書いてしまえば、証券よりも銀行(メガバンク)の方が積極的に販売していた時期がかなりあったのです。

● つまり、今後、似たような裁判がかなりの数出てくる可能性があるし、今回の判例が、損を出した投資家(買い手)を「裁判でもやって取り返してやろう」的な行動に走らせる可能性が増加するリスクが高くなってきました。為替デリバティブでも、現時点で大きな損失が出ている(実現損か含み損かは別にして)のは、主に円高になったら死ぬデリバティブ。逆側も設計は可能だし、販売していた可能性はあるのですが、儲かっている側で訴訟が発生するワケはありません。損失側だけが訴訟に走るのが普通です。つまり、販売責任を問われるような事態が頻発するようだと、証券、銀行にとっては、決して小さくない特損発生リスクを抱え込んでいることになるんです。

● 最初に抜き出した朝日新聞の記事では、「総務省によると購入した自治体は、神戸市、兵庫県朝来市など全国24市町村で総額約430億円(09年3月、金銭信託含む)」と書いてあるのですが、これは自治体だけの話。普通に想像しただけでも、もっと一般的なところまで広げれば、ゼロの数が違うほどの規模で販売されているだろうってことは、簡単に想像出来てしまうんです。

● 昨年後半から、色々な経済誌等で「為替デリバティブ損失」の記事を見掛けるようになり、最近では一般紙でも見るようになってきました。この背景としては、現に「為替デリバティブ損失」が主要因となって倒産する中小企業が増加していることも大きな要因。

● いくつかニュース記事等を抜粋しておきましたので、ご覧ください。

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日経平均先物誤発注事件 ● オーバーナイトの欧米市場が祝日での翌朝とあって材料不足。そして今日からネクタイを締めなくても良いって会社も多く、何となく気だるい雰囲気が漂う朝。その寄付き直後、日経平均先物市場でちょっとした事件とパニックが発生しました。ざっくり100万枚ほどの指値売りが出たのです、想定元本ベースで金額換算すると、なんと10兆円弱の売り!あまりに異常な規模だっただけに、多くは「誤発注だろう」と考えたでしょうけど、気だるい雰囲気を吹き飛ばすには十分以上のインパクトがある事件でした(^^;。

● 結論から書くと、いくらかの取引が成立した後に、大部分の指値注文は取消になりました。そして、後場中盤にはドイツ証券から、『大阪証券取引所における誤発注について』 とのリリースが同社HPにて公表され、犯人が自首して確定。ザラ場では、間違えたポジションの決済が残っているとの思惑も流れていたので、その点に関しては、これで一応、一件落着となりました。

● 右写真は市場筋の間で流れていた「その瞬間」の板を写真に取ったものです(撮影者不詳)。他にも こちら も見事にその瞬間を捉えています。いずれにしても、如何に状況が異常だったかがご覧頂けると思います。その注文そのものは、約1分半程度で全て取り消されたので、瞬間に行動できた方々が結構いらっしゃったってことです。その点、個人的には呆然と見ていただけだったので、自分の行動パターンについて、若干、反省モード(^^;。

日経平均先物日中足 ● 実際に価格面で影響があったかですが、左側は今日の日経平均先物(6月限)の日中足です(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。寄付き直後にスパイクが出ているのがご覧頂けると思います。実際にこの誤発注で成立した取引は、出された注文総量(約100万枚)からすると僅かだった様子ですが、それでも気だるい雰囲気の朝にはかなりの出来高だったことは真実。

● 誤発注そのものもそうでしょうが、これを見て売りや買いで動いた参加者も当然のように居たでしょうから、それだけ値動きが増幅された可能性は十分に考えられます。また、思惑が絡んだのも当然の話。下がらない、上がらないとなると、余計に思惑が交錯するのもしかり。単位間違いの発注だったとしても、例えば100万枚ではなく、実際に1万枚売りの注文があったと仮定すると、インパクトは避けられません。そうやこうやで、結局はどの方向にも動きが取れない1日になってしまいました(^^;。

● ツイッターでは、実際にマーケットに参加されている方々の様々な叫びが飛び交っていたのですが、さすがに世間一般のニュースとは違って、速報性も抜群だし、色々な面で状況を把握するのにとても役立ちました。例えば、ftk2401氏の「ざっと見ると 9730円180枚売り30本。 9720円180枚売り166本。 9710円180枚売り686本。 9700円180枚売り1061本。 9690円180枚売り4442本」なんて記述(本文はこちら)。状況把握にはもってこいです(^^;。これで180枚ロットのアルゴが暴走したらしい、ってことも想像できますしね。

● さすがにこれを書いている時間になると、ニュースにも色々と流れています。代表的なところとして、Bloombergの「日経平均先物に一時98万枚の売り注文、ドイツ証券が誤発注」 あたりなら分かり易いと思います。

● しかし、これがきっかけで相場が暴落しなくて良かった(^^;。指値ではなく、成行で出されていたら、本当のパニックになったでしょうから…。きっかけは何であれ、結果的にロスカットを大量に引っ掛けてしまえば、理由以上に相場が動くなんてことは珍しくないのですから…。

追記

● 「日経225先物の板情報を再現できます!-225先物録画」というサイトがあります。URLは http://225playback.com/ です。本日(6月1日)限りの話みたいですが、ここから今日の日経平均先物の板の動きを動画で見ること(動画ファイルのダウンロード)が可能です。かなり重たいファイル(110MB、解凍すればAVIファイル)ですが、4時間強収録されているなかで、今朝の「事件」は寄付き直後だったので、すぐに問題の場面が見付かると思います。「本動画の全部、又は一部を、無償・有償問わず、複製・改変・上映・上演を行うこと、および、放送・通信・有線放送等により公衆に送信することは法律により固く禁止されております」ってことなので、この辺のポリシーは理解をよろしく。

● なお、「225先物録画」のサイトから「虎年の獅子座」へのリンクがありますが、特に相互リンクなどの関係はありません。というか、私の方からは何もやってないんで、いつも密かに申し訳なく感じている次第だったりします(^^;。

● 昨日のニュースですが、『ドイツ「空売り」規制解除 金融市場の安定を理由に』(産経新聞)とのこと。皆さんもご存知の通り、一連の空売り規制は、2008年秋のリーマン・ショックの時にボラティリティーが大きく跳ね上がったことなどを理由に、世界各国で導入されたものです。

● 本来、世界各国どこでも、ほとんどが時限措置として導入されたのです。それがようやく解除されつつあるってこと。これだけ聞けば、「何を当然の話」と不思議に思われるかもしれません。そもそも時限的な措置だったのだから、その必要が無ければ撤去されるのは当然のこと。当然のこと…なんですが、物事はそう簡単ではないのが事実。特に日本においては、この手の時限措置が事実上の恒久措置になることは珍しくありません。ガソリンの暫定税率なんてその際たるもの。何十年も「時限」とか「暫定」のまま放置されるケースは、全くもって珍しくないのです。

● リーマン・ショックほどの事態が発生した時に、当局が何らかの規制措置を講じるのは理解できます。市場関係者としても、それに従うのは当然のことだし、その点について異論はありません。でも、一般論としてマーケットには、なるべく規制が少ない方が良いというのも、私が信じる事柄の一つ。空売り規制などは、マーケットを不自然にゆがめてしまう最も大きい規制の一つだと考えています。だから、臨時措置を講じたのであれば、その必要性が薄れたと判断できれば、なるべく速やかに規制を撤去して欲しいのです。事実上の恒久措置にするのではなく…。つまり、規制にも規律が必要、と考えているんです。

● ちなみに、日本の空売り規制はリーマン・ショック前からあったのですが、色々と規制が強化(臨時的に)されて現在に至っています。そして、つい先月、『空売り規制、4月末まで延長』(日経)と金融庁から発表されています。延長はこれで4回目。臨時とは言いながら、徐々に恒久化されつつあります。本当に恒久化したいのであれば、それはちゃんと議論すべきだと思うんですけどねぇ~。

● 今朝(8月23日、日曜日)の日経に『マザーズ、株価9割下落で上場廃止 東証が改革案』(日経)との記事。これまでも上場廃止基準などは定められていたものの、今度追加される(であろう)基準は、公募価格比で株価が9割以上下落し、さらに一定期間経過後に回復しなければ、上場廃止処分を食らうというもの。記事によると、週明けにも東証の取締役会で決まり、パブリックコメントを経て最終決定される見込みとのこと。これを書いている時点では、東証の「パブリック・コメント」には、まだ何も掲載されていませんが、25日以降に詳細はここに載ってくるってことなんでしょう。

● まだ細部を見ていないし、記事しか読んでいないので何とも言えない部分はあるのですが、率直な感想としては「やっとか…」ってところ(^^;。方向性としては正しいと思うし、もっと前々からこの手の「退場ルール」を整備する必要はあると考えていました。もちろん、これは東証マザーズ市場だけの話ではなく、東証1部もそうです。今この瞬間でも、東証1部から外される(東証2部とかへ格下げになる)基準をもっと厳しくすべき、と考えています。

● 制度上は、いくら東証そのものが上場企業がちゃんと運営されているとの「お墨付き」を与えるものではないとしても、世間一般はそう見ることになるんです。上場企業は非上場企業よりも信用力が上だとか、それが一般的なイメージ。色々な銘柄にしても、上場時はその基準に合致していたかもしれないけど、年月が経過するに従って落ちぶれてしまったり、妙な筋に経営介入されてしまって、会社としての中身に疑問を抱かざるを得ないような銘柄は、それなりに出て行ってもらう仕組みは必要だと常々感じていたところです。まぁ、今回の件はその第一歩なんでしょうね。

● 東証の上場廃止基準は、東証1部・2部はこちらマザーズ市場についてはこちら、と公表されています。色々と基準があるなかで、「債務超過」などの業績・財務面で引っ掛かる以外に、最近は「虚偽記載又は不適正意見等」などのコンプライアンス面での用件に引っ掛かって上場廃止になる銘柄が増加傾向でした。そして「流通株式時価総額」に引っ掛かる超低位株(要するにどうしようもないボロ株)もちょくちょくあったのですが、妙な銘柄ほど妙な手段でクリアしたりして、上場銘柄としてしがみつくのもあり、眉をしかめていた市場関係者や投資家も少なくなかったと思います(含自分)。

● マザーズ市場の「流通株式時価総額」基準は、「2.5億円未満(平成21年12月末までは1.5億円未満)(猶予期間1年)」と定められています。ただ、極端な話、上場している限り、株価は1円未満にならないので、2.5億株の流通株式があれば、株価がたった1円の超ボロ株になったとしても、時価総額基準では上場が維持できてしまうのです。ワケの分からんMSCBなんかをドカッと大量に発行して、それが急速に転換されて「流通株」になることで、この基準を満たしてしまうパターンなどが考えられるだけに、投資家としてはやってられません、ホンマ。この辺のループホールを防ぐというのが今回の意図でしょうけど、じゃあ、完全に水漏れ状態が止まったかというと、多分、必ずしもそうではないんでしょうネ。ただ、一つずつ穴を閉じていく作業はしなきゃ行けないのも事実です。

● 証券取引所は、色々な企業を上場させることでフィーを取る、というビジネスです。もちろん、株券などの売買に伴いフィー収入もあるのですが、企業を上場させることでフィーを稼ぐというのも大きな部分を占めるビジネス。それだけに、自らその収入減を招くような上場廃止については、消極的との見方をされる土壌があったのです。つまり利益相反ってこと。ただ、投資家、市場関係者に受け入れられる市場を管理する立場としては、目に見える行動を率先して取るしかないのも厳然たる事実。マザーズ市場だけではなく、東証1部などについても、より厳しい「退場ルール」をお願いしたいところです。

 TOPIX : 813.37 (-35.88, -4.22%)    日経平均 : 8235.87 (-484.68, -5.56%)    円ドル : 89.50  

● 今日はビッグSQ。例によって時系列に行くと、朝8時半頃にExcel上の日経平均速算は前日比930円高程度。その後、時間が経過するに従って少しずつ下落し、8時55分で820円高、8時59分で600円高、8時59分30秒で350円高と来て、最後の最後に"お約束"の売りバスケットが出て寄付き。ただ、今日は普段のビッグSQと比較すると、かなり商いそのものが少なかったことと、ミスプライス狙いの買い指値なども少なめだったようで、意外に大きなインパクトが発生。SQ値は前日比293.26円安の8427.29円(9時27分確定)と、8500円の大台割れでした。市場筋推計によると、SQ関連売買は、6億株程度、6000億円程度だったとのこと。

● SQ後の相場は、比較的典型的な金曜日相場の雰囲気だったのですが、前場最後の30分間でアレヨアレヨの上昇。「こりゃあ、後場に何か入ってくるの?」との期待感も抱かせる前場の引け味だったのです。ところが、昼休み(12時10分過ぎ)に出てきたのが、「米ビッグスリー救済法案が合意に達せず」とのニュース。しかも、リード民主党上院院内総務が「明日のNY株式相場を懸念」なんて発言するもんだから…。これを受けて、急激な円高が進行してGLOBEXの米株価指数先物がドカンと急落。とてもじゃあないけど、日本株が支えきれるような事態ではありませんでした。

● ニュースが出た最初の頃は、円も対ドルで91円割れあたりだったのが、時間が経過するとともにドンドンと円高が進行。午後1時20分前には、あっさりと90円の大台を割り込み、そこでストップロスを引っ掛けたのか、あっという間に89円も割り込むドル急落/円急騰。ちょっと呆気に取られるぐらいのスピードで、「あぁぁぁ~~~~」って感じの円高進行でした。これまで、ドル安/円高になるぞと言われながらも、ドルは意外に踏ん張っていた感があったのが、一気に噴出した印象。某銀行の為替トレーダー氏は、「ドルの買い手がおらん…」と嘆いていました。

● こうなると当然のように、東京でも自動車株が先陣を切って急落し、ディフェンシブ系銘柄まで下げ幅を広げる展開。一時は、かなりパニック的な空気も流れていました。その後、為替が落ち着きを取り戻すとともに、株式市場もやや落着きを取り戻す展開。実は、今週はずっと上昇していたので、これだけ今日1日で下落しても、週で合計するとプラスでした。ある意味では、"のりしろ"があったってことになるのですが、それでも、1日で見ると大幅下落になってしまいました。焦点は今晩のNY市場の反応ですね、言うまでもなく…(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 記録。東証1部出来高は前日比7億8318万株増の30億2881万株、売買代金は同7145億円増の2兆4807億円。さすがにビッグSQって感じでした(^^;。それでも、上記した市場筋推計の6億株/6000億円程度がSQ関連だったとすると、パッと見の印象ほどではありません(^^;。それでも、後場のややパニックになった売りが膨らんだのは分かります。東証1部値上がりは252銘柄、値下がりは1408銘柄。

● 日経平均の日中値幅は522.74円(前場190.36円、後場431.24円)と大きく、その大部分が後場だったのが良く分かります。SQだったにも関わらず、前後場の売買代金分布は比較的静かで、前場が50.25%、後場が49.75%でした。ビッグSQとしては珍しくSkewが小さかったというか、それだけ直接的なSQ関連売買が少なかったとも言えます。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、小幅売り越し(2720万株売り/2650万株買い)でした。

● 業務連絡。金融庁から先日の空売りパブリックコメントに対する回答が出ています。詳細は金融庁HP内の 「…パブリックコメントの結果等」 (タイトルが長過ぎるので一部略)のPDFファイルに掲載されていますので、そちらをご参照ください。あまり書くとアレですが、基本的にはパブリックコメントに出てくる段階で既に"結論"が固まっており、大きく変更されることはない、ということを再確認。機関投資家からの注文の場合、注文の都度の確認は無くても良いものの、やっぱり色々と確認と記録を残す(7年間も)が必要なようです。電話テープを7年間も残すの?まぁ、この辺はコンプライアンスの解釈が出てくるまでは、現場としてはフリーズ状態(^^;でしょうけど、「12月16日(火)に施行」なので、あまり時間はありません(^^:。間にあうんかいな?

● 良い週末を!

 TOPIX : 849.25 (+14.70, +1.76%)    日経平均 : 8720.55 (+60.31, +0.70%)    円ドル : 92.30  

● 今日も指数は今一つの展開だったものの、個別銘柄の値動きは、上下共にかなり派手な1日でした。全体を指数で見ると、寄付きから小口売りが先行する格好でマイナス推移。ただ、ドカンと大きく売られる雰囲気ではなく、SQ前日の落着いたような神経質なような微妙な空気。そんな中、今日はTOPIXがかなり堅調に推移し、ここ数日間とはちょっと違った格好。TOPIXは比較的早い時間帯(前場中盤)にプラス転換していたものの、日経平均がプラスに転じたのは後場に入ってから。しかも、最後大引け間際のピョコンが効いて、TOPIXも日経平均も高値引け。

● これでTOPIXも日経平均も4日続伸になったのですが、「4日続伸」は意外に久しぶりのことで、TOPIXだと今年6月13日~6月18日まで4連騰して以来、日経平均だともっと前の話で、今年5月12日~5月15日まで4連騰して以来。なお、このときTOPIXは6連騰しています。ここまでの4連騰で、TOPIXは63.23pt高(+8.04%)、日経平均は803.04円(+10.14%)も上昇しています。為念。

● で、何が原因でこんなに堅調だったか、ですが…(^^;。一応、米自動車救済法案の件や、国内の不動産関連税制の話などがあったものの、どれか一つが効いたというよりも、何となく積み重なって、極端な不安感が薄れつつある、というイメージでしょうか。もちろん、多くの市場関係者はこれで全てが解決したなんで全然考えていないだろうし、「ベア・マーケット・ラリー」に過ぎない程度の覚悟はあるハズ。売り込まれたセクターが戻るというのも、「ベア・マーケット・ラリー」の特徴の一つですが、それがブルマーケットに変貌する可能性もあるんで、それなりに期待感は膨らみます。「オバマラリー」だって、有り得ない話ではないですから…(^^;。まぁ、なんと言っても、年初来でTOPIXは4割以上下がったのだし、下落が急だっただけに戻りもそれなりの規模になる可能性はあるんです(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 記録。東証1部出来高は前日比9948万株増の22億4563万株、売買代金は同1341億円増の1兆7661億円。東証1部値上がりは1157銘柄、値下がりは424銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比68.32円安の8591.92円(9時25分確定)で、日経平均の日中値幅は201.44円(前場123.15円、後場140.39円)と、指数は比較的小動き。また、市場筋推計による今朝の外資系証券寄付前売買動向は、株数ベースではかなりの買い越し(1550万株売り/2740万株買い)でした。もっとも、市場筋観測によると、金額ベースではホンの少しだけの買い越しだった様子です。

● 話題変更。フジサンケイビジネスアイに、 「空売り情報公開空回り 実施1カ月、効果みられず」 との記事。久しぶりに"空売り"の話題を見た感じです。言い換えれば、市場では空売りに関して、マーケット下落の原因としては意識されていない、ということの裏返しでもあるんです。まともな市場関係者は、空売りが原因で相場が下落したとは考えていないだろうし、空売りがいざと言う時の「買い予約」になる効果も知っているハズ。無茶なトレードの"抑止力"として空売り規制を使うぐらいなら、大引後に手口公開した方が、よっぽど効果的なハズ。現場に妙なレポーティングや確認の負担を押し付けることもないんだし…。何よりも、妙な規制が流動性を落とす原因の一つになっていることは、認識して欲しいところです。ホンマ…。

● 業務連絡。東証から 「大納会・大発会のご案内」 「大納会・大発会における立会時間等のお知らせ」 が出ています。まだ今回は半日立会ですが、来年(2009年)大納会から全日立会となります。これについては、東証リリース 「半休日の廃止に伴う年末年始の立会日程について」 をご参照ください。

● さて、明日はビッグSQ。これだけ裁定買い残高が減ってしまったところでのビッグSQは数年ぶり。何か違いがあるのか、それなりに注意して眺めておきます(^^;。

 TOPIX : 802.69 (+20.41, +2.61%)    日経平均 : 7910.79 (+207.75, +2.70%)    円ドル : 95.00  

● 米国株安、円高、CME日経平均先物が大証比355円安、外国人売り越しと、明るい材料が見付からないなかでの寄付き。ひどい状況を想像した参加者が多かったのでしょうが、実際には寄付きの売りが一巡してからは下げ渋りの展開。前場終盤から右肩上がりの展開で、後場寄付き後にスコンと上昇し、13時20分前にはTOPIXも日経平均もプラス転換。その後、一時的にマイナス転落する局面はあったものの、最後の1時間ほどは、「ホンマかいやぁ」というほどの勢いで上昇。アレヨアレヨと呆気に取られるぐらいでした。もっとも、商いはそれほど多くなかった印象でしたが…。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。上下動の激しさとともに、そこに渦巻いた心理を想像して頂けると、より一層お楽しみになれるかと…(^^;。

● 今日の相場を振り返ってみても、特にこれと言った材料があって戻ったのでは無かった印象。ただ、最初に目立ってプラス転換したのがメガバンクだったので、シティ(C)関連のニュース、 「シティグループ、身売り含む選択肢を検討=事情筋」 (WSJ紙の翻訳記事)に反応した可能性は考えられます。ちょっと後付っぽいですけどネ(^^;。

● 一方、ファクター分析でみると、前場最初の30~40分間は、まともにファクターが効かないボロボロ状態。ところが、10時前からバリュー、グロース、リバーサルともに結構な勢いで戻し始めたのが印象的でした。後場はずっとリバーサルがギンギン状態。敢えて想像力を逞しくすると、朝から年金筋の買いが入っていたものの、最初は外国勢の売りに押された。ところが、売りが一巡してからは、フォロースルーの売りが少なかったことで買いが優勢になったって感じでしょうか(^^;。

● また、結果的に10月27日安値(終値ベースでTOPIX=746.46pt、日経平均=7162.90円)を割り込まなかったことや、GLOBEXの米株式先物がずっと堅調だったことも、心理的な援軍になったかもしれません。もちろん、この先に関しては「続くかどうか」が焦点。今日は連休控えての週末ってことで、ショート筋も一度ポジションを縮小したいニーズがあったでしょうし、そこにうまく火が付いた格好だったのかもしれません。3連休中に、この火種がどう変化するのかは、実際のところ、やってみないと分からないのです。その点で、今日の上昇が不透明感を払拭したとまでは、言い切れないと考えています。絶望の淵から希望を持てるところまで戻したことは、ちゃんと評価したいですけどネ。

● 記録。東証1部出来高は前日比3億8219万株増の24億8933万株、売買代金は同2138億円増の1兆8181億円と、週末にしては、まぁまぁの出来高。ただ、"活況"という言葉を使うほどではなかったのですが…。東証1部値上がりは1220銘柄、値下がりは412銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比240.83円安の7462.21円(14時20分確定)と、かなり初っ端から売られたことが分かります。なお、保険株がいくつか寄付かなかったのですが、それ以外は9時44分までに全部寄付いています。日経平均の日中値幅は588.50円(前場203.15円、後場452.47円)とかなり大きい目。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、12日連続の売り越し(4270万株売り/2300万株買い)でした。

● 米ビッグ3の件。公聴会の内容は、全部を詳細に見たわけではないのですが、下品な言葉で言えば「開き直り」と「ゆすり、たかり」と大差ないように聞こえてしまいました。日本のメディアだけではなく、CNNでも見たのですが、印象はあまり大きく変わらなかったです。笑ったのは、自家用ジェットで公聴会に駆けつけた件。そりゃあ、 「米国:ビッグ3首脳、大ひんしゅく 自家用機で税金無心の旅」 (毎日新聞)となってしまいますって。セキュリティや時間の件などがあったり、米国でのコーポレート・ジェットは極端に珍しい話ではないにしても、税金での手助けをお願いする立場の行動としては、感情的にも、ちょっと疑問符が付くのは避けられません。これと比較したら、一流ホテルのバーで夜な夜な酒飲むなんて、軽いもんです(^^;。ホンマ…。

● 話題変更。金融庁から出た 「空売り規制強化案」 についても何か書こうかと思ったのですが、パブリックコメント募集中なので、とりあえず控えておきます(^^;。ただ、一言だけ書くなら、「この"案"を書いた方々は、現場を知らないんだろうなぁ~」ってこと。証券会社の機関投資家や外国人投資家セールス/セールス・トレーディングの後ろで、ほんの半場だけでも座って見学すれば、何がどうなっているのか分かるだろうのに…。現場を知らない規制強化が、建築・不動産業界にどれだけ悪影響を与えたか…。おっと、これ以上書くとアレなので…(^^;。

● 何はともあれ3連休。休み明け25日(火)は終値基準でMSCIのリバランス。27日(木)は米国市場はThanksgivingの祝日で休み。ここからクリスマスセールが本格的に始まります。この日の終値でTOPIXの月末修正(小規模)。そして、28日(金)の米国市場は開いているけど短縮取引で、米国は実質上、連休になります(欧州はThanksgivingの祝日はない)。また、この日の終値でラッセル野村のリバランス。色々ありそうな週です(^^;。良い週末&連休を!

 TOPIX : 1235.54 (-28.21, -2.23%)    日経平均 : 12865.05 (-300.40, -2.28%)    円ドル : 110.25  

● 朝方から米国株安などを受けて軟調な展開。ただ、前日比で見ると、大方の予想をかなり上回る下落だったと推察します。もっとも、昨日の妙な上昇分が剥落したと考えれば、まぁ、それはそれで納得できる範囲内だったのでしょうが…。大部分の売り圧力は朝方の1時間ほどで終わった印象だったものの、そこからの戻りも非常に限定的。後場は値動きそのものもなくなってしまい、安値圏でじと~~~っとした状態でした。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日は中国株も一応プラスだったのに、それでも反応が出てこないのを見ると、「何をどうせぇっちゅうねん!」って感じ(^^;。しかし、昨日の上昇は何だったんでしょうね?日経平均はまだ7月安値を割り込んでいないものの、TOPIXは4月1日に1230.49ptで引けて以来、約4ヵ月半ぶりの安値。

● 今日は東証33業種が見事に全てマイナス。指数の足を引っ張ったのが、テクノロジー、銀行、鉄鋼、自動車といった主力どころで、心理的にはそれ以上に響いた印象。一方でYahooやMixi、サイバーエージェントがプラスだったおかげで、ジャスダック指数やマザーズ指数がプラスで終了。もっとも、ジャスダック指数は+0.24ptだったものの、Yahooの寄与が+0.31ptあり(計算はBloomberg)、実際にYahooはJASDAQではほとんど取引がない(今日の出来高は1株)ことを考えると、騙されたような気分になります(^^;。マザーズ指数は前日比で+1.66ptだったのですが、Bloombergで計算すると、サーバーエージェントの寄与度は+1.94pt、Mixiの寄与度は+1.61pt。つまり、サイバーエージェントかMixiのどちらかを除けて計算するとプラスはほぼ消えてなくなる状態でした。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億1923万株減の15億6813万株、売買代金は同1669億円減の1兆7012億円とかなり低調。アーバンコーポ(8868)の出来高が5000万株強あったことを考えると、15億株ギリギリってところでした。東証1部値上がりは171銘柄、値下がりは1497銘柄で「ほぼ全面安」。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比205.11円安の12960.34円(9時12分確定)で、初っ端から売られた様子が分かります。日経平均の日中値幅は234.40円あったものの、これはそっくり前場の値幅。後場はたったの49.25円の値幅でした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの売り越し(2280万株売り/1240万株買い)でした。売りが多いというよりも、買いがえらく少なかった印象です。

● 大引け後に開示された先物の手口。今日は先物もソコソコ商いがあり、やっぱりと言うか、いつもの面子が活躍(^^;。日経平均先物では、ニューエッジが4865枚売り越し、CSが3200枚売り越しと二大巨頭が揃い踏み。買いはSBIが1045枚、立花が売り手口不明の2344枚買い、大和SMBCが売り手口不明の2104枚買いなど。TOPIX先物では、CSが1828枚売り越し、ニューエッジが1268枚売り越し、MSが1014枚売り越し、バークレイズが929枚売り越しだった一方、BNPPが4660枚買い越しでほぼ一手買い。お疲れ様でした(^^;。

● 話題変更。大引後に東証からアジア・メディア・カンパニー(2149、マザーズ外国部)の上場廃止が発表されています。リリースは 「上場廃止の決定等について-アジア・メディア・カンパニー・リミテッド-」 です。監査法人が意見表明しないと伝えられた時点で、ある程度は想定できたことですけど…。北京オリンピック中に、中国本土企業として初の日本市場単独上場として登場した会社が、静かに去っていくのも何かの皮肉です(上場廃止日は9月20日)。1年前には1000円ぐらいだったのですね。今日の最後の値段は16円です(^^:。

 TOPIX : 1356.74 (-18.86, -1.37%)    日経平均 : 13942.08 (-188.09, -1.33%)    円ドル : 107.90  

● 寄付きの瞬間こそ、米国株高、CME日経平均先物高を好感して堅調だったものの、それもホンの20分程度。寄付き前にムーディーズが米モノラインのMBIAとアムバックの保証部門を格下げしたことで、「今晩のニューヨーク、大丈夫かいな?」の不透明感。GLOBEXのS&P先物などは、軟調だったもののそれほど大きく下落したのではなかったし、中国株などは結構ブッ飛びだったのに、こちらはジリ貧もジリ貧。時間の経過と共に下げ幅を拡大する状況で、上記は理屈付けって印象。先物にかなり引っ張られた面はあったにしろ、寄付きが堅調だった分だけ下げが大きく感じてしまい、あまり地合いの良くない終わり方でした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 一部市場筋の間では、CTA筋がロングになっている日経平均先物を損切りしているのではないか、との見方があったようですが、まぁ、無いとも言えないし、あるとも言えないって感じでしょうか(^^;。日経平均先物「だけ」に限定してみれば、買い方が足元で苦しくなっているのは誰でも分かります。ただ、CTA筋のやり方として、何らかの格好で他商品と組み合わせてポジションを持っていると推測されるだけに、単純には推し量れない世界があると考えています。

● ちなみに、大引後に開示された手口では、日経平均先物ではLBが4172枚売り越し、CSが3108枚売り越し、ニューエッジが1302枚売り越しなど。買い手はUBSが1638枚買い越し、JPMが1287枚買い越し、大和SMBCが売り手口不明の2218枚買いなど。TOPIX先物では、GSが1231枚売り越し、LBが880枚売り越しの一方、BNPPが1856枚買い越しでした。このところLBのお姿を良く見掛けるのですが、手口だけでは何をやっているのかは分かりません(^^;。

● 一方、ニュース記事によると、「ダイワ割安株チャンス2008」は564億0125万円の設定とかなりの金額。多少はバリューが効いていた印象はあったし、サイズも大型方向に振れていたものの、少なくともマーケットのデルタ的なインパクトとしては、この下げ相場では特に何も感じられませんでした。来週末は野村の「野村通貨選択型日本好配当株投信」の設定があるので、そちらに期待しておきましょう(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億0231万株減の20億2263万株、売買代金は同565億円減の2兆1172億円と、結果的に昨日とほぼ同水準。出来高が減ったのは、昨日賑わったテーマ系材料株に安いものが多く、商いの盛り上がりにやや欠けた格好でしょうか。東証1部値上がりは357銘柄、値下がりは1248銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比55.18円高の14185.35円(9時09分確定)と、今日のほぼ高値圏でスタートしたことが分かります。

● 日経平均の日中値幅は286.79円(前場207.43円、後場174.04円)でした。実は後場寄付きにピョコンと跳ね上がる昼休みギャップが発生しており、後場SQ値は前引値に対して80.39円も高かったのです。もっとも、ここが後場の高値(^^;だったので、今日は「寄り天」が2回もあったことになります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの売り越し(3460万株売り/2370万株買い)でした。

● 話題変更。朝から市場筋(主にセールス・トレーダー)の間で話題になっていたのが、読売新聞の 「クレディ・スイス証券、株自動売買で異常多発…処分検討」 との記事。この記事だけでは、単にアルゴリズムが「下手」でそうなったなのか、ダークプールに伴う問題なのか、詳細不明で想像するしかありません。アルゴリズムはホンの2年ほど前には、かなりの付加価値だったものの、最近では「当たり前」の標準装備になってしまい、「なければ不利、あっても優位にならない」って感じです(^^;。どの業界でも似たようなことは起こる(薄型テレビなんてその最たるもの)んです(^^;。ベテラントレーダーのノウハウを如何にプログラムに取り込むかが勝負ですが、これも「言うは易し、行なうは難し」の典型。開発競争とアイディア競争は行き着くところまで行かないと終わりません。でも終わる前に別の方向に進んでいくので、なかなかモトが取れません。はぁ~(^^;。

● 今週末は全国的に天気が悪いようですが、雨の日には雨の日の楽しみを見出すしかありません。ネガティブに受け止めずに、何かポジティブを探したいです。洗車でも如何です?節水になるし…(^^;。何はともあれ、良い週末を!

 TOPIX : 1428.11 (+3.66, +0.26%)    日経平均 : 14489.44 (+148.32, +1.03%)    円ドル : 106.15  

● 米国株高や円安に振れたことを受けて、初っ端から買い先行の展開。ただ、多くが予想した(であろう)ように、寄付きでの買いが一巡してからは、上値が重たいというか、上値を買う動きが乏しい展開。やっぱりNYが大幅高するとアカンって感じでした。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比288.39円高の14629.51円(9時20分確定)。日経平均のザラ場高値は前日比260.15円高(+1.81%)の14601.27円(9時12分)で、見事な「寄り天」+「幻のSQ値」状態(^^;。

● さらに、ザラ場中は右肩下がりの展開が継続し、結局、TOPIXも日経平均もモロ安値引け。久しぶりに「寄り天」+「幻のSQ値」+「安値引け」が出現してしまいました(^^;。また、指数はプラスだったのに、東証1部値上がりは566銘柄にとどまる一方で、値下がりは1044銘柄に達する状態。昨日が逆の不思議な1日(指数マイナスで、値上がり銘柄が1000超)だったので、今日はそれを「修正した」と考えておくことにします(^^;。

● 今日はTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。TOPIXの方が日中のダレが情けなかったので…(^^;。

● 個別には、朝から話題になっていたのが荏原(6361)の「重大なる疑義」監査役反乱事件。同社監査役の一人(大森義夫監査役、非常勤)が「コンプライアンス上、重大な疑義があるので、本事業報告を承認しない」との意見を付記した件について、会社側がリリースを発表。荏原ほどの規模の会社では、類似例の記憶がないです。そのうち、どこかが「事件メモ」として取り上げてくれるでしょう(^^;。このリリースは9時00分にTDNetに掲載されたものの、その表題が「当社第143期定時株主総会の決議事項に関するお知らせ」とあまりにも意味不明。株価が実際に反応しだしたのは少し後でした。当然のように、かなり大幅な下落(終値で-7.60%)。色々な意味で続報に注目しておきましょう(^^;。

● 荏原(6361)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。ご覧頂ければ分かりますが、前場は不透明感からかなり売られたものの、後場は多少戻っています。ただ、この件をどう解釈すべきかは、私も良く分かりません(^^;。もしJ_CoffeeさんがHPの更新を続けてらっしゃったら、これは"事件簿"ネタになるのでしょうけど…。

荏原(6361)日中足

● 蛇足ですが、この大森義夫氏は、日本の国家情報や危機管理分野では有名な方のようで、本もいくつか出版しています(全然知らなかった(^^;)。ネットで検索したところ、警察庁出身で鳥取県警察本部長、警視庁公安部長、警察大学校校長を歴任した後、内閣情報調査室長、さらにNEC専務を経て同社顧問、とのこと。蛇足の蛇足ですが、同姓同名の俳優もいらっしゃるみたいです(^^;。

● そのほか個別に目立ったのは、JT(2914)の大幅安(-5.64%)。今朝の日経に「たばこ増税案、与野党急浮上」と出ていたように、一箱1000円時代が来るとなれば、さすがに影響は避けられないとの連想。たばこを吸わない方にとっては実感がないだろうし、健康維持の面からもたばこ増税に反対する向きは少ないでしょう。JTのホームページによると、マイルドセブン・スーパーライトが売上げ第1位とのこと。これが現在一箱300円。一箱1000円なら3倍強ってことです。もっとも、NYの街角などで一箱買うと10ドル近くするし、欧州ではもっと高いところもあるので、ある意味では世界的趨勢って事かも知れません。たばこ税の次に反対者が少ないのは、酒税ですかね?

● 記録。東証1部出来高は前日比1億3343万株減の23億6952万株、売買代金は同1137億円減の2兆5115億円。週末を控えているうえに、デイトレーディングするには沈滞ムードの値動きだったのかもしれません。日経平均の日中値幅は111.83円(前場90.44円、後場95.18円)と、前後場ともにかなり小動き。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(2940万株売り/3810万株買い)でした。なお、今日は昨日の逆で大型株が堅調。Core30が21bp勝ち、Large70が28bp勝ちだった一方、Mid400が23bp負け、Smallは102bp負けでした。新興市場も指数はマイナスが多かったです。

● さてようやく週末。来週は"13日の金曜日"にビッグSQが控えていることもあり、何かと神経質な展開になる可能性は考えられます。その一方で、良くワケが分からないもののジリジリと上昇を続ける相場は、「おかしい」が続く可能性もあるんです(^^;。ま、来週のことは来週考えることにしましょう!良い週末を!

 TOPIX : 1344.18 (-32.51, -2.36%)    日経平均 : 13690.19 (-322.01, -2.30%)    円ドル : 103.30  

● 米国株安にCME日経平均先物安(大証比165円安)、そして円高気味となれば、軟調なスタートは避けられなかった格好。ただ、CME日経平均先物の水準(13885円)で下げ渋るフシは無く、ほぼ1日中、ズルズルと下落幅を広げていった点で、妙に売りのフォロースルーが強い1日との印象が残ってしまいました。結局、TOPIXはモロ安値引け。日経平均も安値近辺の引け。東証1部値上がりが198銘柄、値下がりが1467銘柄で、ほぼ全面安でした。

● 今日はTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 東証33業種は全業種がマイナス。うち、電力・ガスは年初来安値を更新。普通の軟調相場だったら、電力・ガスなどはディフェンシブとしてしっかり目に推移するものの、ここ最近の電力・ガスは配当利回りでも製造業に負けている(東電の配当利回りは、トヨタなどよりもかなり低い)状態で、原材料高などの心配もあって、なかなか買われる状態にはならない様子。電力・ガスの場合、原材料高は基本的に消費者に転嫁するシステムが出来ているものの、この状況だと増配してまで消費者から値上げして搾り取るワケにも行かないでしょうから、それだけ増配の魅力も乏しくなってしまいます。

● 食品などもディフェンシブ系でしょうけど、こちらは原材料高がモロに響く状況下で手出し無用の雰囲気。昔は医薬品はドメ銘柄のディフェンシブだったものの、いまや医薬品は輸出で稼ぐ産業になって、円高になるとそれなりに痛いと…。そんななかで、ヤフーが引っ張ったおかげでJASDAQ関連指数はプラス。見た目、一種異様な雰囲気でした。JASDAQ指数のなかでヤフーの占めるウェイトは23.5%ほど(Bloomberg計算)。並行上場のルールに従ってというのは分かるんですが、これって、やっぱり印象としておかしいですよね(^^;。

● 一方、ファクター面からは、今日は今一つ何も効かない状態。短期リバーサルは何とかプラスだったようですが、バリューもグロースも鳴かず飛ばず。さらに、今日もサイズはかなり小さい方向に振れ、FM諸氏としてはやり辛い1日だったと推察します。先週、あれだけバリューが復活っぽく見えたのが、風船から空気が抜けるのが速いというか…(^^;。結局は野村の好配当投信の影響だったってことでしょうか?今週はTOPIX月末修正に加えて、MSCIのリバランスもあるので、まだ気が抜けません。でも、何となく市場全体にリスクを下げたいムードは強くなってきたように感じています。

● 記録。東証1部出来高は前週末比3億8103万株も減少して18億1844万株、売買代金は同4275億円減の2兆0341億円と、週明け&米国休みを考慮しても、かなり落ち込みが大きかった印象。今朝の日経平均SQ値は、前週末比173.40円安の13838.80円(9時23分確定)と、寄付き段階からかなり売り圧力が強かった様子が分かります。日経平均の日中値幅は212.59円(前場198.81円、後場92.23円)と、指数が2%超も動いた割には小幅な値動きでした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、ほぼチャラ(1950万株売り/2000万株買い)でした。

● 先物の手口からは、日経平均先物でCSが3142枚売り越し、カリヨンが2873枚売り越し、岡三が1464枚売り越しなど。書いてはドイツが1147枚買い越し、大和SMBCが売り手口不明の2435枚買い、JPMが売り手口不明の2428枚買い、MLが売り手口不明の2111枚買い。TOPIX先物では、CSが4045枚売り越し、カリヨンが1213枚売り越し。買いはBNPPが2632枚買い越し、MSが1242枚買い越しなど。今日もかなり大きな「殴り合い」が合った様子でした。現物の出来高が少なくなると、どうしても先物の影響力が大きく見えてしまいます。

● 雑談。いつも楽しく読んでいる 「ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」。先週ぐっちーさんが憤慨していたのが「盗作」事件。詳細はぐっちーさんのブログをご参照していただくとして、24日遅くに時事通信が 「看板局アナがブログ盗用=自社HPコラムに-福島中央テレビ」 との記事。そして、今日の夕方になって 「アナウンサーコラム盗用:降板させる意向--福島中央テレビ・報道制作局 /福島」(毎日新聞)など続々と記事が…。

● 福島中央テレビのトップページにも、午後になって「お詫び文」(http://www.fct.co.jp/)が掲載されています。しかし、曲がりなりにもジャーナリストである局アナが堂々と「盗用」に手を染めるってのは、ちょっと信じられないです。さらに、当初の福島中央テレビのHPでは、「盗用と言われても仕方がない」なんてコメントを載せていたのですが、ちゃうって!「盗用」やって!言葉使い、間違えるなよぉ!

● ぐっちーさんほどのサイトでやるなんて、本当に無謀もよいところ。そして、こうなってくると皆調べると、 「ずんちゃか株式投資雑記帳」 さんのところからも盗用されていたようですネ。福島中央テレビの文章によると、出るわ、出るわ…状態だった模様(合計15件)。普通の社会人であれば「盗用」と「引用」の区別は付きます。それが、著作権に一番シビアでおかしくないテレビ局のアナウンサーがやるとなると、ぐっちーさんの怒りも良く分かります。親会社は日テレか…。

● ちょっと関連して、朝日新聞に 「コピペしたリポート、ばれちゃうぞ 検出ソフト開発」 との記事がありました。金沢工業大学で開発されたものだそうですが、既に特許出願されているそうです。学生のパクリレポート退治が目的とのことですが、著作権に敏感な業界などでは、かなり重宝するかも…(^^;。

 TOPIX : 1224.15 (+4.11, +0.34%)    日経平均 : 12480.09 (-2.48, -0.02%)    円ドル : 99.90  

● 指数は全く方向感に乏しい展開。ザラ場中の値動きも非常に乏しく、半分寝ているような展開。日経平均の日中値幅は144.26円(前場139.77円、後場102.37円)にとどまり、特に後場は最後の30分間ほどでスコンと下落するまでは、実際には60円ほどしか値動きがありませんでした。さらに、東証1部出来高は前週末比2億1294万株も減って16億0768万株、売買代金は同1995億円減の1兆7829億円と、2立会日連続で今年最低(除大発会)を更新。海外がイースターで休みだったのはあるでしょうけど、それだけ自立心が乏しいというか、はぁ~(^^;って感じの1日でした。

● TOPIXは4連騰、日経平均は4日ぶりに反落。某市場筋氏調べによると、4連騰というのは最近では珍しいそうですが(2007年6月28日~7月5日にかけて6連騰して以来とのこと)、今日の日経平均はその記録を知っているかのように小幅反落でした(^^;。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● その一方で、今日は「珍しく(^^;」バリューもリバーサルも効いた1日。グロースもそれなりに良かったし、一体どうなったの?って感じ。セクターで見ても資源・素材系がそれなりに好調で、金融系も好調(除保険)。これを「珍しく」と呼ばなければいけないところに問題があるのですが(^^;、それはともかく、要因として考えられるのは、(1) 相場はいよいよ正常化に向かい動き始めた、(2) 単にイースターで外国人投資家が居なかっただけ、の2点。(1)ならば明日以降も変化の兆しを感じることが出来るでしょうし、(2)だったら元の木阿弥として、外国人投資家が戻ってくると叩きのめされることでしょう。出来れば(1)であって欲しいのですが、盲信も出来ないし、慎重ながら、期待感を持っていたいところです。

● 残りの記録。東証1部値上がりは874銘柄、値下がりは729銘柄、多少堅調気味。TOPIXの値動きからすると妥当な感じでした。今朝のSQ値を計算すると、前日比33.08円安の12449.49円。大引前に伸び悩んだので雰囲気は良くなかったものの、今日のザラ場安値は寄付後すぐに付いています(TOPIXは9時12分、日経平均は9時13分)。前場はその水準から切り返してそれなりに堅調さがあったのですが、その後は何もないまま終了してしまった印象。

● また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き買い越し(880万株売り/1510万株買い)でした。もっとも、単に売りが極端に少なかっただけ、とも言えますが…(^^;。ただ、イースター休みのなか、リミット付きのリーブオーダーがこの集計の多くを占めていたとしても、売りは売れてしまって残りが少なく、買いは買えなかったので残っている、とも都合良く解釈できる「かも」知れません(^^;。もちろん、超楽観的見方というのは自覚していますが、そうあって欲しいとの希望を込めて…。

● そうそう、ザラ場では何も目立った動きがなかったのに、今日大引後に大量の立会外取引(ジャスダック)でクロス商いが入っています。それらしい取引を集めた手元の集計で約9000億円。売り買いダブルカウントなので約4500億円の往復。何があったのだろう?

● 雑談。3月17日からEDINET(Electronic Disclosure for Investors' NETwork、"金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム"という超長い名前)が新しくなって、昔よりは検索がかなり速くなったものの、EDINETコードが変わったり、画面の構成が変わったりで、少し慣れるのに時間が掛かりそうです。まぁ、フリーズしたと勘違いするほど画面表示に時間が掛からなくなっただけマシ、と考えることにしています(^^;。新EDINETに関しては、以前にもご紹介したことがあるのですが、 「考える株式投資」 内の 「新EDINETの使い方メモ」 をご参考に。この方が開発されたツールはとても使えるし、いつもお世話になっております(^o^)。感謝。

● なお、EDINETのメインページは http://info.edinet-fsa.go.jp/ ですが、トップページには、いまだにテラメントの大量保有報告に関する訂正命令がどうだこうだと長々と掲載されており、本当の入り口はその下の方にあります(^^;。入り口がページの一番下の方にあるって…余計なことを連想してしまいました(^^;。

 TOPIX : 1287.55 (+23.64, +1.87%)    日経平均 : 13215.42 (+243.36, +1.88%)    円ドル : 103.80  

● TOPIXは5日続落後、6日ぶりの反発。ただ、何となく乗れない相場だった印象も併せ持った1日でした(後述)。相場として、特に何か材料があったというのではなく、もともと「そろそろ自律反発」という雰囲気があったところに、米国株堅調とアジア各国市場も堅調だったこと、さらに為替が落ち着いた動きだったことで、ちょうどうまくフォローの風が吹いた格好。5日続落の期間中に、TOPIXは100.58pt(-7.37%)、日経平均は1059.24円(-7.55%)も下落したことを考えると、この辺の反発は当然といえば当然。ただ、ザラ場でTOPIXは前日比36.05pt高(+2.85%、13時28分)、日経平均は同393.16円高(+3.03%、13時30分)まであったのに、大引けに掛けてかなり伸び悩んだのは、「自律反発以上の何か」は感じ取り難かったことも示唆しているようでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● セクターでは、ここ最近メロメロだった銀行、不動産、保険などが反発し、ここ最近の牽引役的存在だった商社も堅調。東証1部値上がりは1476銘柄、値下がりは176銘柄だったので、「ほぼ全面高」と言っても良い状態。ただ、それでも「乗り切れない」雰囲気を感じた一つの理由が、例えば東証1部値上がり率上位が、ガリバーインター、共立、学習研究社、小林洋行、プリマハム、兼松日産農林、協和発酵、日本農薬、クミアイ化学、明治海運。協和発酵はAmgen(AMGN)のニュースがあったのでともかく、それ以外は見事な材料株オンパレード。ケチを付けるというのではないんですが、それでも「乗り切れない」を感じるには必要にして十分って感じのランキングでした(^^;。この辺の銘柄は、確かにサブプライムや円高にはほとんど関係ないでしょうけど、それが逆に市場が気にしている要因を示しているようにも受け取れました。

● もう一つ「乗り切れない」を感じた要因が、先週木・金曜日あたりから続く「バリューぱっとせず、リバーサル駄目駄目、グロースって何?」といった印象の相場。要するに、まともに効いているファクターが無い状態になっています。もちろん、全滅状態は時々来るのは当然ですが、今週はそれがずっと継続している印象。特にリバーサルが駄目駄目なので、勢いのある銘柄にスッ、パッっと飛び乗り/飛び降り出来る方ならともかく、それ以外はかなり面倒。飛び乗り/飛び降り出来る方だったとしても、オーバーナイトのギャップでリターンの大部分を失うことも多いので、かなり難しい相場です。明日はもう少しマシな相場になることを祈りつつ…(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比3970万株増の19億9256万株、売買代金は同910億円増の2兆2465億円。指数が動いた割りには取引が盛り上がらなかったのが分かります。今朝の日経平均のSQ値を計算すると、前日比111.41円高の13083.47円(9時38分確定)で、前場中盤以降から後場中盤の高値を取りに行く局面まで、かなりフォロースルーの買いが入っていたことが分かります。一方、日経平均の日中値幅は314.67円(前場113.53円、後場149.80円)。前後場それぞれの値幅を単純に足すと263.33円しかなかったのですが、これは後場SQ値が前引値に対して57.65円も上に跳ねるという昼休みギャップが発生した為。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、引き続き売り越し(3610万株売り/2020万株買い)でした。

● 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF、長い名前(^^;)の運用状況の話(3月4日に開示された)でも書こうかなと思ったのですが、今日は気力抜けです(^^;。GPIFのHP内、http://www.gpif.go.jp/kanri/kanri03.htmlに資料が掲載されていますので、興味のある方はぜひどうぞ。

● 最後に一つ。日経BPのサイトに 「ファンドバブルの裏に暴力団あり “スルガ流”ビジネスモデルが崩壊」 との記事。私は、これが全て正しいのかどうかウラを取る手段を持ち合わせていませんが、ちょっと考えさせられるコラムです。ここで色々と書くとアレなので論評は避けますが、時間があればご一読を。

 TOPIX : 1332.99 (-1.90, -0.14%)    日経平均 : 13635.40 (+12.84, +0.09%)    円ドル : 107.85  

● 先週末の米国株式市場軟調やCME日経平均先物が大証比35円安だったことなどから、寄付き前には軟調な展開を予想していた向きが大勢だったでしょう。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前週末比7.68円円安の13614.88円(9時10分確定)と静かなもの。ところが、その後は、ぐいぐいとプラス方向に一直線。「あれっ?強いやん?」って感じの最初の1時間でした。もっとも、一巡後は動きが止まってしまい高止まりで横ばい。午前9時半以降は日経平均で70円幅程度しか動かず方向感に乏しい展開のまま前場終了。

● 後場に入ると、今度は意外感の伸び悩み。せっかくキープしていたプラスをぶっ飛ばしてしまい、TOPIXは午後1時15分過ぎに一時マイナス転落。その後多少は戻る局面があったものの、結局、大引けでもTOPIXはマイナス転落で終了(日経平均はかろうじてプラス)。ザラ場高値がTOPIXで+16.98pt(+1.27%、10時40分)、日経平均は199.89円高(+1.47%、10時41分)まであったものの、最後の伸び悩み感はちょっと悩ましい感じでした。まぁ、当初から軟調な展開を覚悟していたことを考えると、それなりの粘り腰だったとも考えることが出来るのですが…。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 市場筋の間では例によって「誰が買ってるの?」との観測話が飛び交っていましたが、有力だったのが、欧州からの買い観測。欧州となると、いつも通り「オイルマネーの買い」へと連想が広がっていました。もちろん、これは本当かも知れないし、幻想かもしれない類のもので、最終的に確認が取れることはありません。ただ、今晩の米国市場はPresidents' Dayでお休みってこともあり、米系は少なかっただろうと想像できたこともあって、余計に「オイルマネー」論が強かった様子。何はともあれ、国内的には大した買い材料がないところで、これだけ底堅い相場が展開できたことは、それなりに評価しても良いのかもしれません。もちろん、これは希望と期待を込めてのバイアスした考え方ですけど…(^^;。

● 一方で、後場のジリ貧相場を見てしまうと、やはり市場に警戒感というか、先行き不透明感が色濃く残っているのを感じざるを得なかったのが正直なところ。TOPIX/日経平均先物ともに、かなり逆ザヤで引けてしまったのにも、この辺の心理が出ているような感じを受けました。一方、ファクター分析面からは、今日は久しぶりにリターン・リバーサルが効いた1日。ここしばらくは、リバーサルはかなり惨憺たる状態だったので、いくら相場が上を向いているように見えても信じ切れなかったのですが、少し変化の兆しかもしれません。この辺も少しだけ注意しておきたいところです。

● 『相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し、幸福のうちに消えていく』という相場格言を考えると、今は第1ステージから第2ステージへ移行しつつあるところでしょうか。1月22日の突発的な急落を経て、そこを試すほど下がらないままこの水準まで戻っているものの、「懐疑」というからには、まだしばらくは「あかん (T_T)」と「行けるかも?」が交錯するのを覚悟しておいた方が良いのでしょうネ。

● 個別銘柄では、マツモトキヨシ(3088)が先週末の業績発表を受けて、朝からストップ安に張り付いたまま比例配分。あちこちのアナリストから格下げ爆弾が飛び交っていました。相場低迷のなかでしっかりの株価推移だっただけに、失望感をモロに食らってしまった格好。いよいよ小売りで買える銘柄が…(^^;。他、ドン・キホーテ(7532)やあいおい損保(8761)も大幅安。一方で、ダイエー(8263)が大幅続伸。個人的には東芝(6502)の株価がどうなるか注目していたのですが、+5.74%と大幅高。マーケットはHD-DVD撤退を好感した格好でした。せっかく市場がこうやって好意的に反応しているのだから、素早く正式発表した方が良いと思いますヨ、東芝さん!でないと、気変わりすると売り材料にされてしまう心配もあるんですから…。

● 記録。東証1部出来高は前週末比1億6950万株減の21億6535万株、売買代金は同1625億円減の2兆4143億円でした。金曜日に増えた分以上を失ってしまった格好で、まだ本調子でないことが良く分かります。東証1部値上がりは957銘柄、値下がりは681銘柄と堅調。これを見ても分かるように、今日は中小型がかなりアウトパフォームの1日で、Core30の27bp負け、Large70の2bp負け(チャラ)に対して、Mid400は16bp勝ち、Smallは71bp勝ちでした。新興市場も元気で、特にマザーズは+5.81%、ヘラクレスは+3.92%でした。日経平均の日中値幅は195.14円(前場195.14円、後場136.93円)と比較的小動き。上にも書いたように、朝の寄付きである程度動いてからは、ザラ場は小動きでした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅買い越し(1750万株売り/2630万株買い)でした。今晩の米国市場がお休みってこともあり、フローは株数・金額ともにかなり減っていました。

● ところで、大引後に東証から 「株式併合に際しての投資者保護上の留意事項について」 とのリリースが出ています。"あて先"は「上場会社代表者」となっていますが、最近、業績不振企業に良く見受けられる「株式併合+増資」という爆弾についての件で、直近ではYOZAN(6830)を暗黙的に示唆しているものと考えられます。ジャスダックからも同様の"警告"が出ています(こちら)。過去にも同様の「株式併合+増資」爆弾は、タスコシステム(2709)、アライヴ コミュニティ(1400)などの前例がありますが、いずれも少数株主の権利が大幅に毀損する羽目になっています。併合により端株化されることでそうなるのですが、これが大きな理由としても、実は、増資の方にも巨大な問題があるのです。たとえば今回のYOZANだと、既存のCB(転換社債型新株予約権付社債)について、「本社債は転換価額修正条項はありません」と書いてあるところが何とも言えないところ。あまり詳細に書くと誰かが夜道で待ち伏せしそうなので(^^;、ここにはこれ以上書きませんが、かなりエグイ背景があります。基本的に「株式併合+増資」爆弾には近寄らないことが肝要かと…。

● ついでに、ちょっと前の話ですが、株主以外には「笑える」ディスクロも一つ。銘柄はテンポスバスターズ(2751)。まぁ、平たく言えば、社長が自社株を担保に入れて信用取引していたものの、損をこいて担保処分されそうになり、それを避けるために会社が社長に融資した、というもの。会社側のリリースはこちらに掲載されています。もちろん、同社の株主にとっては笑い話どころではありません。そういえば、少し前にも井上工業(1878)が社長の投資失敗で担保処分され、株価が急落した例がありました。会社側のリリースはここからどうぞ。しっかし…(-_-;)。最近は社長の相場の腕も投資判断の要素になるんかいな?

 TOPIX : 1320.11 (-8.62, -0.65%)    日経平均 : 13345.03 (-133.83, -0.99%)    円ドル : 106.60  

● 朝方、もっと堅調に推移するかと思えばスコンと安くなり、「アカン」と思えばスィっと戻る。まぁ、全体にはあまり方向感がある展開では無かった1日。今日はFOMCという絶好の「何もしない言い訳」もあって、あまり動く気にならなかったのでしょう(^^;。後場はどちらかと言うとジリ貧だったみたいですが、恐縮ながら、午後は外出していたので後場は全く見ていませんでした(^^;。そのため、サラッと記録に行きます。でも、その前に日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 東証1部出来高は前日比1億8768万株増の23億3485万株、売買代金は同1819億円増の2兆7051億円。東証1部値上がりは557銘柄、値下がりは1070銘柄で、日経平均の日中値幅は243.00円(前場185.92円、後場191.87円)と、このところの乱高下からすると小動き。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比18.36円高の13497.22円(9時20分確定)。実は今日もソコソコの「昼休みギャップ」があり、後場SQ値は前引値に対して61.64円も安かったです。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(3880万株売り/3200万株買い)でしたが、市場筋観測によると1社が大きな売り越しになっていたとのこと。金額ベースでは少し買い越しだったみたいです。

● TOPIXを前日比率の観点から見ると、今日の値動き(-0.65%)は、1月8日の+0.74%を下回り今年最小の「小動き」。これにどの程度の意味があるかは別にして、メディア記事などで、あまりにも「今年最大の下落」とかセンセーショナルに書かれるので、ちょっとした仕返しというか鬱憤晴らしです(^^;。なお、日経平均は同じ1月8日がもっとも前日比で小動きで、+28.12円、+0.19%でした。

● 指数ヲタク向け業務連絡。本日大引後に、ダイセキ環境ソリューション(1712)のマザーズから東証1部への昇格が発表されています。変更日は2月13日なので、TOPIX算入は3月末です。この銘柄は、1月23日に「東証1部か2部かどちらかへ」との格好で発表されていたのが、公募増資の発行価格/売出価格決定を受けて東証1部が確定。意外感はありません(^^;。そうそう、今日の大引けは、TOPIX1月末修正の基準終値でした。DeNA(2432)がネタだったのですが、期待していた向きにとってはかなりガッカリの状況(^^;。そうそういつもうまく行きませんって!同株の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

DeNA(2432)日中足

● 最後に雑談。後場外出していたのは、米国証券業協会の外務員資格(Series 24)更新試験に出掛けていたためです。ここ数年は日本でも資格更新試験を受けられるようになったのですが、昔は日本では出来なかったので、何とかしてうまく米国出張を組み入れるか、夏休みに自費で米国に休暇に行くついでに受験するかしかなかったのです(^^;。試験はパソコン上で質問をクリックして答えるもの。今日の更新試験も3時間半ですから、長かったです(^^;。

● 米国の証券外務員資格は取り扱う商品によって、かなり細かく分かれています。一番基礎になるのが、皆さんもご存知の「Series 7」(General Securities)という資格で、これが無ければ何も始まりません(^^;。これは360分間(6時間!)のテストで、外資系証券(特に米系)勤務でフロントの方々は、苦労された記憶がある方も多いでしょう(^^;。

● その上位資格として、管理職になるには「Series 24」(General Securities Principal)というのが必要になります。他にも、米国内で営業するには「Series 63」(Uniform Securities Agent State Law)という資格が必要で、これがないと州をまたいで営業できないのです。他にも、NASDAQ株式のトレーディング(自己でも委託でも)をやるには、「Series 55」(Equity Trader/Limited Representative)というのが必要だし、先物・オプションをやっている方々には馴染みのある「Series 3」(Futures and Commodities)があります。また、アナリストには「Series 86/87」(Research Analyst Qualification Examination)なんてのもあります。

● このように、資格がないと営業やトレーディングなどの根幹業務が出来ないので、米国では、これらの資格取得のためのセミナーやら補習校ビジネスが盛んです。証券業界にいる限りは、一度取ったら失いたくない資格ですけど、証券業界を離れると資格は失効します。なので、証券業界と資産運用業界を行ったり来たりすると、何度もSeries 7を取り直す羽目になります(^^;。実際、某ヘッジファンドのFM氏も、証券からHF運用者になる際に、「せっかくこれまで積み上げた資格を失うのがもったいなかった」と冗談半分に言っていましたし、出戻りFM氏が「いまさらSeries 7か…」とボヤきながら試験を受けている姿も見掛けたものです。

● 今日は雑談の方が長くなってスミマセン(^^;。

 TOPIX : 1328.73 (+35.70, +2.76%)    日経平均 : 13478.86 (+390.95, +2.99%)    円ドル : 106.70  

● 米国株高やCME日経平均先物(大証比で300円弱高)を見ると、300円程度高く始まるのは誰もが想像していたでしょう。今朝のSQ値は前日比309.08円高の13396.99円(9時35分確定)と全くその通り。前引けから後場寄付に掛けて、「これはアカンかな?」と伸び悩む局面があり、そこから切り返したのはご立派。結局、TOPIXも日経平均も高値圏での引けでした。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 前日比で2%や3%超の上下動はそうそう毎日見れるものではないハズですが、ここ最近は見慣れてきたというか…(^^;。まだまだローラーコースター状態(英語では Roller coaster ride と言うのですが、日本語的にはジェットコースターでしょうか?)は続きそうです。シートベルトは着用のままで。月末が近付いているのにこの調子だと、どこで「輪切り」にするかでかなりバリュエーションに違いが出てしまいそうで、悩ましいところです(^^;。

● 今日は、米国株高以上に「何が」というのは無かった印象ですが、昨日と違ったところはファナック(6954)や住商情報システム(9719)などのj株価が好決算に素直に反応したのと、昼休みの日本郵船(9101)の上方修正にも、株価が素直に反応したこと。昨日は、悪いもの探しの様相で心理的に「あかん…」だったのが、今日は「良いもんは買う」になったことで、心理的には随分と改善した印象がありました。もっとも、NECトーキン(6759)が前場終了後に業績下方修正を発表して、後場は一度もザラ場で寄り付かずにストップ安比例配分(前日比80円安、-25.81%)。弱みを見せた銘柄を徹底的に叩く動きは、まだまだ見られたのは事実ですが、今日は少なくとも良い銘柄を買う動きがあっただけ、違った感じだったのです。参考に日本郵船とNECトーキンの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

日本郵船(9101)日中足
NECトーキン(6759)日中足

● とは言うものの、何かが根本的に変わったかと聞かれると、「うぅ~~ん」って感じ(^^;。今日の終値は昨日SQ値(13451.07円)に戻っただけ。何かが変わったと言うには、まだ全くもって「証拠不十分」です。もちろん、相場は証拠が集まるまでは待ってくれないので、その前に動き出すのが普通。ただ、先行きが見えないのは誰もが同じなので、細かい材料に相場心理が動かされ、それに伴って行動そのものも右往左往になるのも止む無しってところでしょうか(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比1180万株減の21億4717万株、売買代金は同837億円減の2兆5232億円と、ほぼ昨日と同水準。決して閑散ではないものの、指数の値動きの割りには…との印象が残ります。東証1部値上がりは1508銘柄、値下がりは181銘柄。日経平均の日中値幅は282.15円(前場193.70円、後場282.15円)と、ここ最近にしては比較的小動きの方でした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、売り越し(1980万株売り/2390万株買い)。この2~3日ほど、急速にフローが減少しています。つまり、あまり「付いて来ていない」って感じでした。

● 一歩下がって眺めてみると、FOMCが1月30日(米国時間)なので、結果は日本時間では1月31日早朝に判明します。その次のFOMCは約1ヵ月半飛んで3月18日予定。その間に「緊急」が入るかどうか、色々な状況にあわせて外野が騒がしくなりそうです。3月末から45日を逆算すると2月中旬。このあたりでは、また「ヘッジファンドの解約に伴う売り」の話が、相場次第ではネタになるかもしれません。今は日本でも四半期業績発表シーズンの真っ最中ですが、3月末の配当を見据えた動きもソロソロって感じです。ファクターとしても着実に効いている感じがあります。そして、3月ビッグSQは日付の関係で3月14日(金)と遅め。その頃には、政治も騒がしくなっているかもしれません。この辺まで見据えて、どこでどう行動するか、イメージトレーニングをしておきたいところです(^^;。

● 話題変更。本日大引後、東証から色々な制度面の案件が公表されています。指数絡みだけではないのですが、「商品ETF(現物商品投資型)の上場制度の整備」と「呼値の単位の一部見直し」は一応、ご覧になっておいた方がよろしいかと。詳細は、いずれも東証のパブリックコメントのページ(http://www.tse.or.jp/rules/comment/index.html)からどうぞ。

● 雑談。いつも参考にしているぐっちーさんのブログに恐ろしい話がアップされていました(^^;。タイトルは 「外資系で働くということ」。東京市場の地盤沈下は業界の雇用環境にも影響を与えているのは、常日頃から感じること。それをストレートに表現してあります。だから恐ろしいっす(^^;。証券界は、少なくとも雇用に関しては外資系と国内系の差が希薄になりつつある業界なので、国内系の方々も、もちろん他人事ではありません。就活中の学生の皆さんも、外資系特有の「リスク」を知るにはもってこいのコラムだと思います。知った上で自己責任です。それでも、自分が証券マンを辞められないのは、やっぱりそれなりの魅力もあるからなんですけどネ。上記をクリックして読むかどうかはあなた次第です(^^;。

● 最後にもう一つ。例のEDINET偽大量保有報告事件に関連して、今日の夕刊フジに記事が一つ: 「話半分以下…株買い占め虚偽男を直撃、仰天発言次々」。正直言って、担当記者も記事を書くのに苦労したのだろうな、と感じてしまいました。記事を読む限りでは「正常」ではないですから…。あまり論評するとアレなので、各自でお読みになって感じていただければと…。

 TOPIX : 1344.77 (+60.32, +4.70%)    日経平均 : 13629.16 (+536.38, +4.10%)    円ドル : 107.50  

● これで3日連続の大幅高。荒れた一週間だったので、今週の値動きをまとめておくと、以下表の通りになります。

日付TOPIX日経平均
2008/1/18 (金)1341.50 (+11.06, +0.83%)13861.29 (+77.84, +0.56%)
2008/1/21 (月)1293.74 (-47.76, -3.56%)13325.94 (-535.35, -3.86%)
2008/1/22 (火)1219.95 (-73.79, -5.70%)12573.05 (-752.89, -5.65%)
2008/1/23 (水)1249.93 (+29.98, +2.46%)12829.06 (+256.01, +2.04%)
2008/1/24 (木)1284.45 (+34.52. +2.76%)13092.78 (+263.72, +2.06%)
2008/1/25 (金)1344.77 (+60.32, +4.70%)13629.16 (+536.38, +4.10%)
今週累計 +3.27pt, +0.24%-232.13円, -1.67%

● TOPIXは前週末比で+0.24%(日経平均は-1.67%)でした。つまり、週初にドカン、ドカンと下げた分は、週の中盤以降の反発で全部取り戻して、ちょっとだけお釣りも付いてきたことになります。たまたま今週休暇を取っていて、ネットもない孤島にでも行っていた方は、終値だけ見て「なんや、先週末と変わっとらんやんけ」ってことになるかも知れません(^^;。もうちょっと他の指数でも同様に眺めてみると、以下になります。

指数今週累計指数今週累計
TPX Core 30+8.36, +0.99% 東証2部指数-5.49, -0.19%
TPX Large 70-3.62, -0.29% JASDAQ指数-1.51, -2.38%
TPX Mid 400-5.61, -0.43% 東証マザーズ-16.85, -2.48%
TPX Small+9.11, +0.80% 大証ヘラクレス-10.02, -0.99%

● Core30銘柄が相場を引っ張ったのは何となく感じていたし分かるのですが、Large70はマイナスだった一方で、Smallがプラスとなる「ダンベル型」。でも新興銘柄は全体に駄目と、何となく良く分からない展開でした。多分、来週も良く分からない展開が続くのでしょうね(^^;。

● 問題は「コツン」と来たかどうか。いつも感じるのですが、その瞬間に「コツン」を聞こえることがゼロとは言いませんが、感じることが出来るケースは多くないと考えています。何かイベントがあって反転したのならともかく、数ヶ月とか半年ほど経過して「あれが底だった」の方が圧倒的に多いはず。まぁ、一般メディアに加えて政治家が株価対策どうのこうのと言い始めた点を考慮すると、ある程度の水準まで来たのは傍証的に確かかもしれません。実際、今日の3日連続大幅上昇で、急落前の水準近くまで(TOPIXは急落前の水準まで)戻ったのは事実ですし…。

● でも、昨年10月頃から継続しているはっきりとした中期的下落トレンドを反転できたかどうかは、まだまだ結論が出そうにありません。それでも、来週、反騰を継続出来るようであれば、「目先の底は確認した」との見方が一気に増えるでしょう。一方、この水準で頭打ちになるのであれば、「早かれ遅かれ、二番底を探りに行く」との考え方が増えそうです。経済無策の日本ですから、米国の相場動向とそれに伴う相場心理に左右されやすくなるのは仕方ありません。シートベルト着用サインはまだまだ点灯中と考えています(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比891万株減の26億0904万株、売買代金は逆に同291億円増の3兆0846億円と、引き続きソコソコの水準をキープ。東証1部値上がりは1628銘柄で、値下がりはわずかに80銘柄の「全面高」。今朝のSQ値を計算すると、前日比237.73円高の13330.51円(9時27分確定)で、事実上、そこが安値だった1日。つまり、寄付後もちゃんと買いフォロースルーがあったことが分かります。日経平均の日中値幅は398.27円(前場222.20円、後場195.26円)と大きく、前後場の重なりが少ない右肩上がりのトレンドデー。こういう日は、逆になると徹底的にやられます(^^;.。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、買い越し(2060万株売り/3000万株買い)でした。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 指数ヲタク向け話題を少し。今日の大引けでふくおかFG(8354)が日興CGの替わりに日経平均採用銘柄となりました。前々から想定されていた銘柄なので、最後はどうなるかと見ていたら、相場全体の上昇もあって「順」な反応でした。終値は689円、前日比49円高、+7.66%と指数をかなりアウトパフォーム。VWAPは662.9001円。通常立会の出来高は13,565,000株と膨らみ、大引けワンティックの出来高は234,000株でした。月曜日から日経平均は再び225銘柄での算出となります。ふくおかFGの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

ふくおかFG(8354)日中足

● 話題変更でシリアスな話を一つ。夕方、EDINETにワケの分からない大量保有報告が複数掲示され、市場関係者の間で話題になりました。テラメント(T055C2)という会社が提出したもので(提出書類には住所から全て明記)、「新規に○○株 式会社の株式を51%取得しました」といった具合に、いくつも出していたのです。しかも、銘柄が、トヨタ自動車、NTT、ソニー、三菱重工、アステラス製薬、フジテレビジョンで、それぞれ51%新規に保有しましたと提出・開示されていたのです。

● 実際問題、浮動株比率などから「有り得ない」数字ということが明確だったので、何らかのミスかいたずらと理解し、真剣には受け取らなかったのは当然です。しかし、これがザラ場中で、もっとマイナーな銘柄で、もう少しリアルな数字だったらどうなったか、というのを想像するとゾッとします。虚偽の情報が公的な開示システムに掲載されたことで、株価が動いた可能性も十分以上にあるのです。現時点での色々な話を総合すると、どうやらいたずらだったみたいですが(真相はまだ流れていません)、それが可能な『金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム』は、ちょっと恐ろしいものがあります。EDINETは金融庁の管轄なので、早急に犯人をひっ捕まえて、厳しく罰則規定を適用して措置して欲しいものです。 「トヨタ、ソニー株過半数「取得」届出 いたずらか」 (J-CASTニュース)などがありました。追々、色々な記事が流れると思います。

● そうそう、ニュースと言えば、昨日書いた 「トレーディング不祥事損失ランキング」 (Bloomberg)もネットに掲載されたようですので、リンクを貼っておきます。

● 口直しの週末ネタ。某市場筋から「回覧」されてきたのですが、「モニタ画面の汚い人はこれをクリックすれば綺麗に」というモノ(swfファイルです)。確かに笑えるし和みます(^o^)。今週はホンマ疲れました…(^^;。良い週末を!

 TOPIX : 1765.87 (+1.00, +0.06%)    日経平均 : 18066.11 (-21.37, -0.12%)    円ドル : 123.40  

● 寄付きの一瞬だけは何故かプラスだったものの、すぐにマイナス圏。大きく下がることは無かったものの、活気に乏しい展開が今日も継続。後場後半は戻り歩調になったのですが、それも小動きだった1日の中で指摘すれば、ってところ。全体としては方向感に乏しく商いも細リ気味でした。今日の日経平均日中値幅は93.29円と、また100円未満。前場が93.29円、後場が69.24円で、いずれにしろ小動きでした。東証1部出来高も前日比1億7162万株も減って17億5631万株、売買代金は同2427億円減の2兆4009億円。出来高は5月28日の15億6871万株以来、売買代金では前日の5月25日に記録した2兆2400億円以来の低水準でした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。今日は昨日の逆みたいな日中足です(^^;。

● 物色動向について書こうかと思ったのですが、あまり面白味がある相場ではなくネタ無し(^^;。各種メディアの相場解説記事を参照しながら、如何に面白味みのない相場でも字数を埋めなければいけない宿命の方々の苦労を想像し、「にたぁ~~」と笑いながら読んでみてください(^^;。そうやって読むと、また違った味が出ると思います。

● 今の相場がガタンと下落しないのは多くが考えているでしょうけど、逆に上値も重たい。なので、どうせ買うんだったら下がってから、と考えている向きが多過ぎる印象があります。まして、参議院選挙や8月には利上げがありそうだ、という空気になってくるとなおさらです。ただ、逆説的にはなるのですが、これだけボラティリティーが低下してくると、色々なポジションの潜在的リスクは高くなっている可能性があるので、いざ動き出すと、そのアンワインドが動きを加速する可能性は十分に考えられます。株式市場というよりも、為替市場でその雰囲気が強くなっているので、トレンド変化には注意しておきたいです。

● 記録。今朝のSQ値を計算すると、前日比1.45円高の18088.93円でした。妙に寄付きが高くて、その後、スルスルと下落したのは日中足からも分かります。もっとも、後場寄付直後と後場中盤以降にそれなりに戻したので、結果的にはSQ値はそんなに外れた感じではなかったです。東証1部値上がりは748銘柄、値下がりは834銘柄で、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、4日連続での売り越し(3580万株売り/2430万株買い)。ただ、全体にフローは減少気味なようで、基本的には模様眺め気分の様子でした。サイズ的には、今日は新興市場の方がしんどかったですが、TOPIX Smallは対TOPIXでチャラでした。

● 話題変更。昨日、東証から日産ディーゼル(7210)の上場廃止が発表されました。でも、2月にボルボのTOBがあったのに、何でこんなに時間が掛かったの?って感じが否定できません。これは、東証が有価証券報告書を受理して、3月31日時点での株主分布から少数特定持株比率が90%超になり「即上場廃止」基準に引っ掛かったことを確認する必要があったからです。もっとも、上場期間が長引いたとしても、実際のポートフォリオ運用上では大きな影響はなかったでしょうけど…。

● 同じような手続きとして、この先、数日中にオリエントコーポ(8585)から有価証券報告書が提出され、3月末時点での債務超過が確認されて、オリコの東証2部落ちが発表される見込みです。既に多方面からの資金注入でオリコの債務超過状態は解消されているものの、有価証券報告書の区切りになる3月末の時点では、債務超過状態だったということです。多くの方々にとっては既知の件ですが、最近はオリコのニュースフローが無かったので市場が敏感に反応する可能性があります。一応、ご注意を。なお、この件については、オリコから3月28日付でリリースが公表されています。URLは http://www.orico.co.jp/company/news/2007/ir_0328_2.html ですのでリフレッシュしておいて下さい。

● そうそう、今朝、所報掲載されていたのですが、ETFの配当落ちが近付いてきました。今年は7月5日売買分(7月11日受渡分、T+4になる)が最終日です。気にする方々はいらっしゃるのかな?

● 大引後のニュース。金融庁からジャスダックに業務改善命令が発動されました。詳細は各種報道や金融庁、証券取引等監視委員会のHPをご参照していただくとして、愚痴を一つ。私達のような証券会社が業務改善命令を食らうと、改善報告書が受理されるまでの間は、顧客から「発注停止処分」などを食らうことになり、委託ビジネスがほぼ全面的に停止し、かなり厳しいダメージを食らうのです。ところが、ジャスダックが業務改善命令を食らっても、「客」である私達のような証券会社としては、発注停止にするワケには行きません。「何かなぁ~」って感じです(^^;。

● 雑談。某市場筋から廻ってきたメール。「"美しい国"を逆から読むと…」ってことで、これが「憎いし苦痛」(うつくしいくに→にくいしくつう)になるんですって…(^^;。まぁ、なんと言いますか、偶然にしては出来過ぎている(^^;。

2007年02月20日(火) .... 堅調、全般見送りムードも後場戻す

 TOPIX : 1782.73 (+2.77, +0.16%)    日経平均 : 17939.12 (-0.97, -0.01%)    円ドル : 119.80  

● 朝から模様眺めムードの強い展開。オーバーナイトの米国市場は祝日でお休み。本来ならば、日本だけの事情で突き進める(^^;ところだったのですが、何と言っても、日銀金融政策決定会合という絶好の「言い訳」がある日(^^;。ただ、前場はジリ貧だったものの、後場は右肩上がりの展開になったのは、ちょっと心強い印象を残したかも知れません。TOPIXの昨年来高値(瞬間風速でも終値でも1783.72ポイント、2006年4月7日)を意識したのかどうかは分かりませんが、結果的には、瞬間風速は更新したものの、終値ではホンの少し届かず。ただ、日経平均がチョビマイナスだった割に、TOPIXは堅調な値動きでした。

● 今日はTOPIXの日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 最近は前場と後場の値動きが違うことが多く、今日もそんな1日。前場は今一つだった通信が後場にビョン。KDDIの自社株買いがきっかけだったとの解説もあったのですが、NTTやドコモは関係ないはずですもんね(^^;。後付け理由としてはきれいだけど…。実はドコモは2月16日に自社株買いをやっていて、その時はほぼ無反応(下がった)だったのですけど、この辺はあまり深く考えない方が良いのでしょうネ(^^;。電力・ガスも前場はマイナス推移だったものの、後場から急に戻し歩調で多くがプラス。鉄鋼株などは、逆に前場の方が勢いがあったように感じられました。基本的には理屈を捏ねるよりも、相場に素直になることが大切なので、実際に起こったことを素直に受け止める心を持っておきたいです。

● NTT(9432)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。上記、TOPIX日中足との類似性を感じていただけますでしょうか?

NTT(9432)日中足

● ファクター面から見ても、後場からバリューがかなりはっきりと上向きになっていました。昼休みを挟んで相場が変わるときは、昼休みの立会外バスケット取引の影響かと想像するのですが、詳細内容は調べていません(^^;。誰かバリューを"追加"したのか、薄くなっていたセクターウェイトを合わせに行ったのでしょうか。結局は「だからどうした?」ってことになるんですが、他人の財布の中身を想像するのは興味深いのも確かです。悪趣味かもしれませんけどネ(^^;。

● 話題変更。大引け後、ホンダが3755万8400株の銀行等保有株式取得機構が保有している株式の売り出しを発表しました。これに関して、ちょっと話題脱線。先日、某社のレポートで、表の部分に「コンプライアンス上の理由により表示を控えております」との但し書き。似たようなことは他証券のレポートでも時々見るのですが、銘柄が分からないことの方が多いのです。ところが、その時は指数絡みのレポートだったので、パッと見て表示されていなかった銘柄はホンダだと分かったのです。「ふぅ~ん、ホンダに何かの案件があるんだ…」と比較的軽く考えていたのですが、今日の売り出し発表で、その「案件」がはっきりしました(^^;。そのレポートは個別銘柄リサーチものではなかったのですが、慎重に慎重を期しているのでしょう。今後、同様の「但し書き」があれば、もう少し気にしておくことにしましょう。しかし、コンプラも大変ですねぇ~(^^;。

● 大引け後の指数ヲタク話題。今日は20日なので、TOPIXの月末修正が一斉に所報掲載されています。東証HPでは、いつも通り「新株予約権の行使等に伴う上場株式数等の変更」として、http://www.tse.or.jp/news/200702/070220_c.html に出ています。今月は手元計算で180件ほどあるのですが、個別にあまり大きいのはなく、全体のウェイト変化も軽めです。

● また、東証1部"昇格"銘柄も一斉に発表になっています。今回は15銘柄もあります。東証HPの http://www.tse.or.jp/listing/1section/1sec.html に掲載されていますので、ご確認ください。なお、まだ旧基準での積み残し案件があるので20日発表になっているのですが(3月分もそう)、その後は、突然発表パターンになるはずです。この変更については、東証の「一部指定銘柄に係るTOPIX等株価指数の算出上の取扱いの変更について」(http://www.tse.or.jp/news/200612/061201_g.html)のリリースをご参照下さい。

● 記録。今日の東証1部出来高は前日比1億3811万株増の22億2730万株、売買代金は同1529億円増の2兆6722億円でした。日銀待ちだった割には、鉄鋼・重工株の賑わいに助けられた格好でしょうか。東証1部値上がりは645銘柄、値下がりは893銘柄と、実は値下がり銘柄数の方が多い状態でした。また、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、3日ぶりに買い越し(3920万株売り/4490万株買い)。市場筋によると金額も買い越しだったとのこと。

 TOPIX : 1703.54 (-1.04, -0.06%)    日経平均 : 17202.46 (-7.46, -0.04%)    円ドル : 120.35  

● 米国株式市場は祝日で休場だったものの、欧州株式市場は軒並み高。さらに、今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、久しぶりに大幅買い越し(2920万株売り/4550万株買い)。ただ、ザラ場を見ている限りでは、あまり「ボコスカ買っている」という雰囲気を感じませんでした。何を買っていたのだろう?外部環境を含めてプラススタートと予想する向きが多かったかもしれませんが、実際には小幅安でのスタート。寄付きでかなり大きなバスケット売りが出た影響があったのですが、その後は方向感が乏しく、堅調ながら小幅でのもみ合いに終始。結局、もみ合いのまま大引けとなりました。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日の日経平均日中値幅はわずかに112.11円。昨年末近くの12月27日には、日中値幅がわずか53.45円という記録的な小動きがあったので、それから見るとそんなに小動きにも見えないのですが、今年に入って全日立会が始まった1月5日から昨日までの平均値が265.41円。昨日後場から小動きが始まっていたのを考慮して、1月5日から先週金曜日(1月12日)までの5日間の平均値を取ると292.66円。これを考えると、今日がかなり小動きだったことが分かります。

● テクニカル的に見ても、TOPIXは1月4日の直近高値を上抜いたものの、日経平均はそこに届かない状況(終値で17353.67円、瞬間風速高値は17379.46円)。こういった不一致は、いずれ、どちらかが修正することになります。それが単純に日経平均がドカスカと上昇して起こるのか、それとも相場全体が下がるなかで下げ渋ることによって起こるのか、その辺は分かりません(^^;。でも、注意しておきたい点の一つだと考えています。

● 日銀"新年会"の議題は利上げの話になることは周知済み。ざっくりの雰囲気だと、約70%程度が0.25%の利上げを予想しているようなイメージでしょうか。ただ、それはそうとして、本当に重要なのは、利上げそのものよりも、マーケットの本音コンセンサスがどの辺にあって、どの程度織り込んでいるかということ。今日の市場を見ていても、全体の手控えムードはもちろんのこと、利上げがありそうな雰囲気の割には、銀行株の盛り上がりが今一つだったり、逆に消費者金融が高かったりと、何となくチグハグ感が残りました。まぁ、こういった動きは大きなイベント前には良くある話で、「あ~でもない、こ~でもない」とにわかエコノミストが増加するのもいつものこと。こちらとしては、色々な事態が発生したときにどう行動すべきか、色んなケースを想定しながらイメージトレーニングをしておきたいです。

● こぼれ話。前場終了前に「証券等監視委員会、11時50分から強制調査について記者発表」とのヘッドラインが流れて、市場筋がザワザワ。何と言っても今日はライブドア事件で最初に強制捜査が入ってから1周年。結果的には、「セイクレスト(JASDAQ、8900)関係者3人の強制調査に着手・インサイダー取引」ってことで、少なくとも市場全体には直接的な影響はありませんでした(^^;。証券取引等監視委員会のHPはこちらですが、これを書いている時点ではアップデートされていません(^^;。なので、日経の記事はこちら、朝日新聞(ロイター)の記事はこちらからどうぞ。

● 記録。本日の東証1部出来高は前日比4372万株増の19億4380万株、売買代金は逆に前日比で1852億円減の2兆2776億円でした。売買単価は124.42円も下落して1171.73円。出来高上位に鉄鋼株がいくつか入り、さらに、三洋電機、JAL、石原産業、いすゞ自動車、三菱自動車、NISグループなどとくると、そりゃあ、下がりますわなぁ~(^^;。NISなんて、いまや数少ない株価二桁クラブ銘柄です。はぁ~~(溜息)。

 TOPIX : 1567.01 (-5.00, -0.32%)    日経平均 : 15440.91 (-15.90, -0.10%)    円ドル : 114.65  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅ながら3日連続の買い越し(2940万株売り/3570万株買い)。米国株式市場は何となく方向感が定まらなかったようですが、東京も今日は方向感が見えない展開。上がりそうで上がらず、下がりそうで下がらずのまま、最後はバスケット買いが入ったおかげもあってチョビ安で終了。とは言うものの、「上がらん、下がらん、儲からん」の三拍子揃った1日でした(^^;。

● 今日の東証1部出来高は前日比1億9936万株減の14億9160万株、売買代金は同1139億円減の2兆0960億円。閑散ではないにしても、商いが盛り上がったとは言い難い空気が濃厚でした。実際、ザラ場で個別銘柄を見ていても、あまり商いが盛り上がった印象はなかったです。

● 今日、ある意味で目立ったのは、2日連続でサイズが小さい方に振れていたこと。Core30は56bpsもの負け、Large70が20bps勝ち、Mid400が37bps勝ち、Smallが49bps勝ち。これでサイズが小さい方に振れたのが2日連続。ここまでずっと大型株優位が続いていただけに、これが一時的な呼吸で逆方向に出ているのか、それともトレンドの変化なのかは、注目しておきたいところです。まだ現段階では、決定打は出ていないように感じていますけど、単に見落としているだけかもしれませんし・・・(^^;。

● これ以上の個別銘柄の話はメディアなどのレポートに任せるとして(とサボる(^^;)、ちょっと話題変更。今朝の日経金融新聞のコラム、『日航増資、4つの疑問』は、なかなかストレートな書きっぷりでした。前田昌孝編集委員によるバイラインのコラムです。前田氏は時には「???」的な文章もあるのですが、それなりにストレートなので個人的にはよく読むほうです。内容は本文を読んでいただいた方が良いのですが、同氏の指摘する4つの疑問は、

(1)モルガン・スタンレー証券の大量保有
(2)みずほ証券の主幹事
(3)日興シティの幹事離脱
(4)増資発表前の情報漏洩の疑い

です。市場関係者の一人として、皆さんが大なり小なり感じているポイントだと思います。何となく「真相に近い」一面も見えてくるのですが、かといって解決策を提示しているというほどではありません。でも、一読しておいて損はないと思います。私は・・・、ここでは敢えて深い話は一切書きませんけど・・・(^^;。

● ちょっと脱線するんですが、日経金融新聞は読もうとしても、モノがあまり世間一般には流通していない(^^;ってネックがあります。また、最近は若い記者が増加したのか、昔ほど「骨」のあるコラム記事が読めなくなったのも残念。昔は、市場関係の情報専門家でも一目置くような記事が良くあったのですけど・・・。最近(ここ数年)はなくなったと言わないまでも、相当に減ってしまった感はあります。それでも、私は個人で月ぎめでとっている数少ない(多分)一人。月ぎめで5036円と決して安くはないし、駅売り(それも都心のビジネス街限定)だと一部220円。内容からすると、ちょっと高いと感じるかもしれません(^^:。図書館ならば置いているかもしれません。明日にでもご覧下さい。

● 雑談行きます。8月に入ったことで、ガソリンの価格が一斉に引き上げになったことがニュース紙面を賑わしています。もっとも、前々から分かっていたことと言えばその通りですが、やっぱり「どよぉ~~ん」って感じでしょうか(^^;。実際、満タンで50リッター程度入るとして、リッター10円違えば500円の違い。安いってことはないにしろ、通常のサンデードライバーだと、生活に影響するほどの価格差ではないんですけど・・・(^^;。心理的には重たいんですけどね。

● ネット上には、色々なサイトがあります。私が結構見るのは、Responseという業界紙のサイトで、「ユーザーのデータを1時間ごとに集計するガソリン価格地図」(http://response.jp/e-nenpi/map/)は、日本地図上でガソリン価格を見ることが出来ます。これを書いている時点で、最安値地域は「愛知・東海」です。ただし、ハイオクが一番安いのは「岩手・盛岡」みたいです。また、「都道府県別リアルタイムガソリン価格」なんてページ(http://response.jp/e-nenpi/price.html)もあって楽しめます。

● ただ、実際問題として、ガソリンの値段がリッターあたり10円違うとしても(そこまでの差はなかなか発生しない)、それで浮いてくるのは50リッターで500円。500円で買えるのは3.5リッター程度にしかならないので、リッター10キロ走ったとしても35キロメートルしか行けないのです(^^;。行動半径とすれば17キロ程度。だから、安いのを見つけたとしても、遠く行かなくてはいけないんだったら、実際は無駄な努力なんですけどネ・・・(^^;。何はともあれ、お楽しみください。

 TOPIX : 1563.69 (-22.16, -1.40%)    日経平均 : 15249.32 (-224.50, -1.45%)    円ドル : 114.40  

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、6日連続の売り越し(3650万株売り/2690万株買い)。インドでの連続テロを受けて、インド株市場の影響が心配されるうえ、北朝鮮の件や今週末のサミットなど、急に色々な地政学リスクを意識する展開。加えて、日銀政策決定会合を控えて金利面での影響を計りかねる面もあって、全体としては不透明要因が多く、手控えムードの蔓延する1日でした。

● 朝方、米国株やシカゴ日経平均先物は堅調だったものの、その神通力はあまり感じないままジリ貧。昼休みの立会外バスケット取引は若干の買い越しと伝わっていたし、前引け間際や後場寄付きの先物は比較的堅調でした。後場SQ値は前場終値に対して21.39円高だったし、多分、本当に昼バスは買い越しだったのでしょう。でも、その後は下へまっしぐら。国内で材料があったというよりも、午後1時過ぎにスタートするインド株市場がどんな格好で下落するかが見えなかったことで、午後1時前から先物が売ら始めると「あぁぁ~~~」って感じで、あっさりと値崩れ。

● もっとも、インド株市場が日本株市場に与える本当の影響については、個人的には懐疑的な一人。心理的な影響以外には、そんなに東京株式市場全体を揺り動かすほどの影響力はないと考えています。とは言うものの、マーケットの動きには対応しなくてはなりませんけど・・・。実際にインド株市場が始まると、インド株はプラスになったりマイナスになったり・・・(^^;。東京も大引けに掛けて多少は戻したものの、戻し切れませんでした。結局、インド株は言い訳的に使われていただけで、本当はもっと複合的な不透明要因を嫌がっているのでしょう。それが何かは、はっきりとピンポイント出来ないのが、かなりもどかしいのです。

● 関連しているかどうかは分からないのですが、足元でリバーサルの効き目が急激に悪くなっていることが、FM諸氏の間でも少し話題になってきました。日経金融が「リバーサル」をスクランブル欄で書いた頃からおかしくなったように感じるのですが、被害妄想でしょうか・・・(^^;。ずっと今一つだったバリューが戻りの気配を見せ始めると、今度はリバーサルがずっこけ。なかなかうまく行かないものです。今週いっぱいで色々なことに変化が発生するか、注目しておきたいです。

● 記録。東証1部出来高は前日比8584万株増の16億6543万株、売買代金は同544億円減の2兆2919億円。あまり目立った変化はありませんでした。ちょっと目立ったのが、指数の下げと比較して、東証1部値下がり銘柄が1445銘柄と、かなり膨らんだこと。指数の影響が小さい銘柄群が一斉に安かったことを示唆していると理解できるのですが、TOPIXサブインデックスなどではあまり大きな差異はなく、どうも、中身の分かり辛い相場でした。

● 業務連絡。大引後に東証から、「蝶理(8014)、監理ポスト割当ての解除」(http://www.tse.or.jp/news/200607/060712_c.html)との通知が出ています。解除日は明日7月13日。監理ポストだとTOPIXには入ったままなので、特にイベントはありません。ただ、監理ポストに割当を食らうと、無条件に外してしまう機関投資家があることも簡単に想像できます。ただ、蝶理のウェイトはわずか0.5bp程度。もし外してしまった方々でも、多くの場合、そのまま抜いておいても、あまり支障はないかと・・・(^^;。

● 最後に雑談。日曜日の日経に掲載される人材募集広告は、それなりに皆さん、眺めていることと思います(^^;。現時点で転職(転社ですね、多くの場合は・・・)する気がなくても、どういった人材が募集されているかを知るのは、それなりに価値があることだし、自分の進路を微調整するにも役立ちます。

● で、この前の日経の日曜日版。「プリヴェチューリッヒ証券」の人材募集で、アシスタントを中心に色々な職種での募集が掲載されていました。比較的珍しいことに、年収も併記(○○万円以上って格好で)されていたのです。で、ズラズラと眺めていて、「コンプライアンス」のところで目が点(^^;。他の職種からすると飛び抜けて高い年収2000万円以上と。

● 良くあるパターンとして、アシスタントではなくて、本チャンのトレーダー(プロップは特に)やらシニア・セールスならあり得る額だし、少し前だったらアナリストもそんな感じだったでしょうか。通常、フロントとかプロフィット・センターと呼ばれる方々だったら、素直に「稼ぎに応じて」と行けるんですが、コンプライアンスは普通に考えるとフロントではありません。もちろん、コンプライアンス・オフィサーも、時には戦いの最前線なのは事実です。それでも、このお値段というのは、現在のコンプライアンスが如何に人材不足になっているかという事実と共に、コンプライアンス・ニーズの急激な高まりを如実に示唆しています。単に需給が歪んでいるのか、それとも大穴職種なのか・・・(^^;。

● リクルートで歩き回っている学生さん?この辺、チェックしています???投資銀行業務は聞こえは良いとしても、実際にニーズがある職種は何か、「金」になる商売は何か、を考えるきっかけになると思います・・・(^^;。もちろん、だからコンプラに行けとまでは言いません(^^;。職業の選択は自己責任ですので、為念。

 TOPIX : 1585.85 (-8.22, -0.52%)    日経平均 : 15473.82 (-78.99, -0.51%)    円ドル : 114.15  

● 何となく相場が見えない1日でした(^^;。昨日後場の上昇は凄かったけど、一晩明けると「それ何?」って感じ(^^;。ただ、今日も後場最後の1時間弱はかなり戻ったし、どの部分を輪切りにするかで印象が違ったと思います。どちらに行きたいんでしょうね?相場は・・・(^^;。

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、5日連続の売り越し(3180万株売り/2890万株買い)。市場筋観測では金額では「小幅買い越し」とのこと。最近は、フローそのものも大きくないので、マーケットにとっては心理的以上の影響は限定的なイメージです。米国株式はまちまちだったものの、シカゴ日経平均先物が軟調で、加えて昨日の「背景不明(^^;」の上昇の反動もあって、軟調にスタート。

● そこから横這うのかなと予想していたら、ジリジリと下げ拡大。後場寄付きでフラッと戻る局面があったものの、その後、午後2時過ぎまではジリ貧で今日の安値を更新。「アカンか・・・」と思ったら、午後2時15分頃からスルスルと戻りに入り、ざっくりベースで、日経平均で150円ほども戻って終了。何かニュースがあって、というのではなかったのですけど・・・。良く分からない相場だったのですが、日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 東証1部出来高は前日比1億2532万株減の15億7959万株、売買代金は1320億円減の2兆3464億円。さすがに昨日よりは減っているものの、まぁまぁの水準でしょうか。半年前の盛り上がり(ちょうどライブドア事件の直前ですね)と比較すると、薄商いに見えてしまうのは仕方ありませんけど・・・。物色としては、今日は久しぶりにその他金融(消費者金融)が大引け間際に急に反発。ただ、これまでの下落を考えると、まだまだ傷口は深いまま。証券株は、あちこちで「○割減益」みたいな記事やレポートが飛び交う状況で、完全に買い手控え状態。一方で、薬品や味の素みたいな銘柄は堅調でした。

● 話題変更。昨日午後から一部で観測が流れていたのですが、今朝の日経に出た記事は『JALの公募増資引受団、日興シティが抜ける』のヘッドライン。記事は淡々としたものだったし、詳細な内情は不明なものの、これはかなり大きな事件。セカンダリー側からすると「画期的な出来事」で、プライマリー側からすると「前代未聞の不祥事」って感じでしょうか(^^;。業界人だったら分かりますよね(^^;。

● あまり書くと「アレ」なので抑えて行きますが、最近はプライマリーとセカンダリーのウォールが非常に厳しくて、マーケット関係に限っても情報交換が十分でないままに、案件参加が決まってしまうケースが多いと推察します。ウォールの主旨も理解するし、インサイダーのリスクも十分以上に理解しています。でも、マーケットの状況に関して、例えば消化可能かどうかなどの感触が、プライマリー側に伝わり難くなっているのも事実。いずれにしろ、シ団が決まってから抜けるというのは、末席幹事だったらともかく、それなりのサイズの幹事としては異例中の異例。どんな影響があるかは分かりませんが、注目しておきたいです(と軽く流しておきます(^^;)。

● 業務連絡。昨日、東証から「株式の分布状況の猶予期間入り」銘柄が発表されています。もっとあるかと心配していたのですが、意外に少ない数でした。該当銘柄は、東証1部から外れる(TOPIXから外れる)リスクがあることになるし、それ以上に、売り出しなどを実施して株主分布を改善する施策を取る可能性が強いため注意が必要です。東証のリリースは、http://www.tse.or.jp/news/200607/060710_b.html からどうぞ。

 TOPIX : 1593.22 (+6.26, +0.39%)    日経平均 : 15571.62 (+66.44, +0.43%)    円ドル : 114.55  

● 朝寄付前に日銀短観発表。株式市場にとっては、痛し痒しの結果。特に設備投資が予想をかなり上回ったことなどは好感材料なものの、これで7月中のゼロ金利解除は一段と可能性大に。金利上昇局面での株式市場を知っている向きが少なくなっているなか(1980年代後半組)、どう動いてよいものやら、躊躇する空気が濃厚な1日となってしまいました。短観好感という格好はその通りだったのでしょうけど、市場近くから見る立場としては、どうも方向感に乏しかったというか、覇気を感じ難い相場展開の1日でした。

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、3日連続の買い越し(3100万株売り/3670万株買い)。ただ、米国がもうすぐ独立記念日で休みに入ることもあって、どうも今週は盛り上がりに欠けそうな雰囲気が濃厚です。

● 日経平均の日中値幅はわずかに103.93円。前後場別に見ると、前場は78.55円、後場は76.78円。ほとんど動かなかった印象を持った向きが多かったと思います(^^;。今日はCore30はまぁまぁ(10bps勝ち)だったものの、Large70がかなり弱くて27bpsの負け。Mid400は4bps勝ちでチャラ、Smallは25bps勝ちでした。Large70の弱さはどうも「???」状態。Bloombergで寄与度ランキングを計算させると、第一三共、中部電力、日本たばこ、ファナック、横浜銀行がマイナス寄与度上位5銘柄。業種的にも、まとまりがありませんネ。まぁ、個別事由ってことにしておきましょう(^^;。個別事由と書かずに、「スペシフィック・リスク」とでも書くと、もう少しインテリジェントに聞こえますか?!?

● さて、日銀短観を受けて、7月にゼロ金利解除との見方が当然のように急上昇。ロイターの調査では、78%が7月ゼロ金利解除だそうです。こうなると、7月6日開催の日銀支店長会議の総裁挨拶に注目が集まる事になります。このところ、一つ不愉快なのは、メディアが福井総裁に無用な(と思われる)プレッシャーを掛け続けていること。ゼロ金利解除についても、また騒ぐでしょうね。「住宅ローン負担」がどうのこうのと・・・。ゼロ金利を続けたことで、「庶民が得るべき金利収入を銀行に移転した」と、ついこの間、批判していたことなんか、あっという間に忘れるのでしょう。全部とは言わないですが、一部のメディアは、自らの主張が全て100%正しいと考えているんでしょうネ。ホンマに、腹立たしい限りです。

● 同じく腹立たしいJAL(9205)のファイナンスについても少し。同社は、前週末大引後に、発行済み株式数の約35%もの公募増資という、とんでもないファイナンスを発表。ただ、今日の相場で、思ったほど下がらなかったのも、ある意味では予想通り。これはそういう銘柄なんです(^^;。バリューにしろグロースにしろ持てない銘柄だけに、元々、慌てて売るだけの向きもそんなに多くなかったのでしょう。FM諸氏とも話をしたのですが、あまり真剣な話題にはなりませんでした。某FM氏いわく、「とっくの昔に売ってから、ずーっとポジションゼロ。気にするような銘柄ではない。こんな銘柄にエネルギー使うのが勿体無い」と。ハイ、おっしゃる通りです(^^;。

● ところで、以下がJALの日足(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。この日足は、先週末(6月30日)までのものなので、この時点では、まだJALのファイナンスは正式発表されていない状態です。でも、先週末だけではなく、数日前から、何となく商い増えていますね。しかも、株価は結構下げ基調だし。これですぐに「インサイダー」などと感情的に叫ぶつもりはありません(そういう方も多いけど)。でも、不自然さは否定出来ない気がします。売買手口を晒してしまえば、多少なりとも、抑止力になると思うんですけど・・・。コストも掛からないですし・・・。

JAL(9205)日中足

● 話題変更。指数ヲタク系の話です。先週末、6月30日にHSI Servicesから、HSI(香港ハンセン指数)の浮動株基準化が正式に発表されました。ニュースリリースは、http://main.hsi.com.hk/hsicom/announce/20060630e.pdf に掲載されています。英語です(^^;。実は、今年5月12日にスタディのアナウンスメントがあり、ここで浮動株基準化の可能性が出ていたので、特にサプライズはありません。興味深いことに、HSIの浮動株基準化は、TOPIXと同様に3段階で実施されます。第1回目が今年9月、Phase2が来年3月、Phase3が来年9月となっています。

● TOPIXとの違いを挙げると、個別銘柄ベースで15%という上限が付くこと、キャップの見直しは年2回、非浮動株の定義にロックアップされた株が入っていること、などでしょうか。H株の採用も正式に出ています。HSIは採用銘柄数が33と少ないことから、最大の銘柄、HSBC Holdingsは30%超のウェイトがあります。第2位はChina Mobileで16%超。この辺の銘柄が、最終的にキャップに引っ掛かることになります。影響が大きいのはHSBCで、30%超のウェイトが最終的に15%になるのですから、半端ではありません(^^;。上記のリリースにも、この話は出ていますのでご参照を。これで世界の時価総額基準型の主要株価指数は、主だったところ全てが浮動株基準化となります。もちろん、日経平均やNYダウは基本が株価単純平均なので、浮動株という概念はありません(^^;。

● 雑談。あの読売に2連敗。ちょっとホンマに打線、頼んまっせ・・・。アレだけ打てなかったら、見てる方もイライラが募ります。試合時間は2時間10分やて?唯一良かったことは、あまりに試合が早く終わったので、ジャンクスポーツが丸々見れたこと?ホンマ、しゃれになりません。

 TOPIX : 1547.75 (+20.24, +1.33%)    日経平均 : 15121.15 (+235.04, +1.58%)    円ドル : 116.60  

● 寄付前に発表された5月鉱工業生産速報は前月比-1.0%。コンセンサスでは-0.1%程度だったので、株式市場にとってはネガティブ(のハズ)。ただ、相場の地合いが良いときは、この手の経済指標は「過去の数字」で片付けちゃえるし、地合いが悪い時は必要以上に重要視するもの。ある意味では、反応そのものが地合いを測定するツールにもなり得るのです。その点で、今日の株式市場の地合いは「意外に良かった」ってことでしょうか(^^;。

● 今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、9日ぶりの買い越し(2800万株売り/2960万株買い)。ただ、量的にはかなり少なめなので、本当の意味での買い越しというよりも、「たまたま」そうなったとの感触の方が強かったかも。それでも、久しぶりに見る「買い越し」の文字は、それなりに心理的なサポート要因にはなったと考えています。とはいうものの、今日はTOPIX浮動株化最終ステージの基準日。今日の終値で移行が実施されることで、大引けにかけて何が起こるかやや不透明感があり、前場や後場前半は、やや様子見ムードも感じられました。

● 昼休み立会外バスケット。総額で久々に1163億円強もの巨額。市場筋の声をまとめると、「フリー・フロート一色(^^;」だったそうで、後場に入って、FFが順張りで一段と効いていた背景でしょうか。ただ、後場中頃には、NTTドコモには大量の引成の買いが入り、ソニーなどは大量の引成の売り。「逆やんけぇ!」(^^;という一見怪しげな状態のまま、大引前30分に突入。

● 結果的に、マーケット全体としては、フリーフロートはほぼ1日中、それなりに効いた格好になったものの、個別にはエキサイトするような銘柄の値動きはありませんでした。もちろん、1700銘柄全てを見ていたわけではありませんけど・・・。ドコモなんか、逆に上昇傾向が出て終わったりしたりと、「有名銘柄」は逆側の動きもありました。今日はTOPIXの日中足を貼り付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。ご覧になって頂ければ分かりますが、大引けに掛けてでも、指数としても、大きな動きはほとんどなかったです。

● ちなみに、以下はTOPIX先物9月限の日中足(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。出来高グラフが入るので、もう少し大引けに掛けて、取引が盛り上がった動きを詳細に見ることが可能ですが、それでも、値段的には、大きな動きはありませんでした。

● なお、毎分の東証1部売買代金分布は、TOPIX先物のと良く似ていたのですが、TOPIX浮動株化を受けて後場、特に大引け間際に売買が集中。前場/後場では、前場が38.37%だったのに、後場は61.63%も(!)。大引け間際の10分間の売買代金占有率は13.9%もあり、最後の5分間でも11.6%。最後のワンティックでは6.29%もありました。VWAPトレーダーの皆さん、お疲れ様でした(^^;。

● ただ、ちょっとした心配材料。これだけTOPIX浮動株化で売買があったにも関わらず、東証1部出来高は前日比3788万株減の14億2874万株、売買代金は780億円増の2兆0904億円。後場最後の方は、明らかに普段よりも取引が増加していたので、それを上記から類推して15%程度あったとすると、今日は実質的に11~12億株台の出来高だったかも知れない、という想像も出来てしまうのです。いずれにしろ、FOMCの結果で米国株式がどう動くか、明日の朝、楽しみにしておきましょう。重しが取れたように、爆発的に商い出来る可能性もあるんですから・・・(^^;。

● 話題変更。最近、エクイティファイナンス発表前の誰もが材料を知らないはずの時間帯に、当該銘柄の商いがかなり膨らんで、しかも株価が動く(当然、下落)ことがあって、本当に眉を顰めてしまいます。一昨日のエルピーダ(6665)はその典型例。同日の牧野フライス(6135)もそうでした。この2銘柄を例に取ると、エルピーダは、一昨日の前場は32万株強の出来高だったのに、後場は118万株も出来て株価も一段安。牧野フライスも一昨日の相場では、前場33万株に対して、後場115万株。株価も20円高→26円安。不思議に思っていたところ、大引け後にファイナンス発表。昨日の新日鉱HDは、マーケット全体の下落があったので、それほど明確では無かったのですが・・・。

● こんなのを見ると、誰でも「インサイダー」という言葉が頭に浮かぶだろうし、状況的には、フェアでない取引が行われていた可能性を想像せざるを得ないのです。ところが、手口が非公開なので、衆人環視ではないし、一般の市場参加者には何も見えてきません。だから余計に疑心暗鬼になります。手口が少なくとも大引後にでも発表されていれば、「こいつら、おかしい」って事になるし、当局や取引所だけでなく、マーケット全体から監視されていると意識するだけで、抑止力としてはかなりのものがあるはず。さらに、監視する当局や取引所にしても、情報を集めやすいと思うのです。

● マーケットでは、ホンの少しでも疑いを持たれるような値動きがあるだけで、市場がフェアに運営されているとの信頼感が毀損してしまいます。そして、マーケット信頼感の毀損が、投資家はもちろん、通常の市場参加者や証券関係者にとってどれだけ迷惑なことか・・・。ホンマ、腹立たしい!当局及び取引所も、可能な限り、時間を置かずに対応して欲しいものです。1年経ってから告発しても、実感としては反応が遅すぎますから・・・。

● 大手証券をはじめ、フィデリティや野村アセットなどの投信会社の旗振りで手口が非公開になったのは、奇しくもちょうど3年前(2003年6月30日から非公開)でした。個人的には、今は手口非公開の弊害の方が目立つように感じているし、再考の時期は遠に過ぎ去ってしまった感触も持っています。当初の手口非公開のお題目は売買コスト抑制だったのですが、それについて、手口非公開で「改善」したのかどうか、誰か検証したんでしょうかねぇ?少なくとも、私は読んでいないです。

● 最近の動きを見るにつけ、当初のお題目以上の弊害を感じることがよくあるのです。そして、何も対策ができない無力感もあります。先物と同じように(先物は手口公開中)、大引後、例えば午後4時過ぎにその日の手口を公開するのだったら、システム的な対応も特に問題ないと思うし、何よりも、デメリットよりもメリットが上回ると考えています。真剣に考える時期が来たと心から感じています。

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