このマーケットコメントは、資産運用を職業とする国内外の機関投資家顧客向けに書いている落書き帳です。少し違った視点から相場を眺めている一人の声としてお楽しみ下さい!
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 TOPIX : 1395.87 (+3.00, +0.22%)    日経平均 : 14219.48 (-32.26, -0.23%)    円ドル : 104.55  

● 今日はさすがに雰囲気的にも一服の1日。米国株市場が堅調でCME日経平均先物が大証比115円高だったことを受けて、ピョコンと上跳でスタート。ただ、「上げ週」の金曜日ということで調整ムードは強く、ガンガンと上値を買ってくる感じではなし。ここ最近、相場の方向性を引っ張ってきた先物も、朝方は逆に大口売り爆弾が断続的に出る局面があったりして、どんよりムード。ただ、この調整は多くの市場参加者が予想していたでしょうし、悲壮感を生むようなモノではありませんでした。結果的にTOPIXは小幅続伸(5日続伸)で、日経平均は小幅反落。東証1部値上がりは656銘柄、値下がりは944銘柄だったことなどを考慮すると、どちらかというと日経平均の方が印象に近かったです。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 今日もバリューがかなり好調。商社、鉄鋼、海運などが強かったので、ファクター分析などしなくても「バリューの日」って感じが見て取れたことでしょう。サイズも大型方向に振れたことで、FM諸氏にとっては悪くない1日、さらに1週間だったと推察します。ただ、このところの昼休みバスケット取引は、市場筋観測で「売り越し」の日が多く、相場上昇に合わせて「スライス売り」を実施している向きが結構居ることを想像させます。実際、スポンサーにしても、ここで日本株を増やすというような酔狂な(^^;方針を持ち合わせているところは、ほとんど無いでしょう。相場が大きく下がれば買いが入るのでしょうけど…。もっとも、FM諸氏にとってはその辺を心配するよりも、運用が好調だったら単純に喜ばしいことですけどネ(^o^)。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億6780万株減の22億7823万株、売買代金は同3410億円減の2兆6110億円。まぁ、現状を考えれば妥当なところかなと。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比122.89円高の14374.63円(9時51分確定)。日経平均のザラ場高値は前日比140.79円高の14392.53円(9時06分)だったことを考えると、今日はほぼ「寄り天」だったことになります。なお、今日は日本曹達(4041)が寄り付かなかったことでSQ確定が遅くなりました。日経平均の日中値幅は197.62円(前場181.27円、後場140.05円)と比較的小さめ。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、大幅な買い越し(2420万株売り/4420万株買い)でした。

● 一方、今日はマーケットとしては小動きだったものの、日経平均先物の手口はかなりブレがありました。まずGSが売り手口不明の5929枚買い。買い手口の最小は楽天の1924枚だったので、GSの買いは最大でもここまで。つまり、最小でも4000枚買い越したことになります。他、大和SMBCが同じく売り手口不明の2413枚買い。売りはLBが4474枚も売り越した他、UBSが1715枚売り越し、メリルが買い手口不明の2189枚売り。結構、大型の「殴り合い」があったことが想像できます(^^;。一方、TOPIX先物は比較的静かでした。

● 指数ヲタク向け業務連絡。ビックカメラ(3048)の東証上場承認が発表されました。東証上場に際して株式の売出と公募増資を実施するので、まだ東証1部なのか2部なのかは決まっていません。売出・公募増資が終わった時点で確定することになります。東証1部への直接上場基準として時価総額500億円以上というのがあるんですが、現時点でビックカメラの時価総額は1153億円ほどあるので、この点はクリア。四季報でみると、株主数の条件もクリアしている様子。ただ、かなり株式分布が偏っている銘柄でもあるので、東証1部としても、浮動株比率はそんなに高くなりそうにないです。同株の上場承認については、詳細は東証HP内のこちらをご確認ください。また、上記した直接東証1部上場の基準については、 「上場審査基準概要(一・二部)」 をどうぞ。個人的には、某プロ野球球団を特に応援している企業のようなので、この店で何かを買うことはないし、この銘柄を買うこともないでしょう(キッパリ!)。

● 雑談。ようやく週末だ(^o^)。GW明けのフル1週間は疲れた…(^^;。天気もまぁまぁみたいだし、リフレッシュして来週の相場に備えたいところ。相場が変化する可能性を秘めているだけに、なるべくオープンマインドで、座標軸を持ちながらも身軽に動けるように、矛盾することをテキパキと捌けるようにしたいものです(^^;。良い週末を!

 TOPIX : 1392.87 (+19.83, +1.44%)    日経平均 : 14251.74 (+133.19, +0.94%)    円ドル : 104.85  

● ソニーが相場を引っ張るなんて、いつ以来だろう?下向きの「ソニーショック」は歴史に残っているけど、上向きでは近年の記憶はあまりありません(^^;。ソニーのストップ高(ザラ場中も含む)は、某市場筋調べによると2001年秋以来とのこと。昨日はNTT、今日はソニーと、重量級銘柄が相場を引っ張るとなると、やはり市場心理は明るくなります。鉄鋼も値上げ報道で強かったし、その値上げを受け入れた自動車も高かったのは、市場心理の好転を感じるところ。もっとも、「ちょっと出来すぎ」といった警戒感はそれなりにあるようで、大引前の30分間ではかなり伸び悩み感もあったんですけどネ…。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 何はともあれ、TOPIXも日経平均もこれで4日続伸。今回は日経平均の方が先に高値を取ってきたものの、TOPIXも今日でようやく追い付いた格好。TOPIXが直近安値(終値ベース)をつけたのは3月17日。そこを基準点として今日の終値まで、この約2ヶ月間の値動きをみると以下の通り(計算はロイター)。

TOPIX121.16日経平均120.91
Core30124.49東証2部110.77
Large70121.50JASDAQ108.26
Mid400117.21マザーズ116.40
Small119.07ヘラクレス119.19

● Core30と次いでLarge70のパフォーマンスの良さが目立ちます。ただ、TOPIX Smallもそれなりに頑張っており、いわゆる「ダンベル」型だったことが分かります。なお、安値が付いた日は多少ずれているものの、同じ3月17日終値基準でみると、NYダウは107.74、NASDAQ総合指数は114.68で、この点だけを見ても、足元の日本株のパフォーマンスは、かなり良くなっていることを再認識出来ます。

● 一方、ファクター面から見ると、今日はさすがにリバーサルに多少の一服感があったものの(それでもプラス貢献)、バリューがかなり調子良く、ポートフォリオを引っ張った印象。決算も既に時価総額ベースでは大半が終了し、社数ベースでは今日がピーク。あとは銀行と保険の一角が残る程度。ここ数年、決算発表時期にバリューは何かと扱い難いファクターだったのですが、今回は徐々に好転したのが珍しい格好でした。来週以降、相場が変わるかどうかに注目しておきます(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億3308万株増の24億4603万株、売買代金は同1454億円増の2兆9520億円とソコソコの水準。。東証1部値上がりは1305銘柄、値下がりは341銘柄。今朝の日経平均SQ値は、前日比75.40円高の14193.95円(9時30分確定)。これはソニーがなかなか寄り付かなかったためで、それ以外の224銘柄は9時11分までに寄り付いていました。日経平均の日中値幅は185.82円(前場146.34円、後場118.96円)と比較的小さめで、今日は「個別」の1日だったことが分かります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、大幅な買い越し(2120万株売り/3410万株買い)でした。

● 今日も日経平均先物ではそれなりに大口爆弾が飛び交っていたのですが、慣れてきたのか、段々と気にならなくなってきました(^^;。大引後に開示された大きな手口を抜き出しておくと、日経平均先物ではドイツが2037枚買い越し、CSが1591枚買い越しなど。売りはニューエッジが1824枚売り越し、カリヨンが1134枚売り越しなど。TOPIX先物では、MLが売り手口不明の1952枚買い、CSが1320枚買い越し、カリヨンが1257枚買い越し。売りはバラけていました。多少はCTA筋の匂いがあるものの、全体としては、比較的静かでした。

● さて、明日はようやく金曜日。今週は「上げ」週なので、金曜日に逆になっても驚かないつもりです。そして、そこでどういった動きになるかは、それなりに注目しておきたいところ。今週はホンマに長い週に感じるのは私だけでしょうか…。サッサと終わってサッサと週末モードに入りたいっす(^^;。

 TOPIX : 1373.04 (+12.99, +0.96%)    日経平均 : 14188.55 (+164.82, +1.18%)    円ドル : 104.85  

● 米国株は軟調だったものの、CME日経平均先物は大証比15円高。ほぼフラットでスタートした市場は、ジワジワと上昇して「行けるかな?」と思ったらマイナス転落。「アカン!」と思えば戻すと、千鳥足で方向感に欠ける値動き。一方で、債券先物(JGB先物)は朝からジリジリと下げ幅を拡大し、前引けに掛けて大幅安。サーキットブレーカー近くまで下落。こうなると、通常の考え方ではCTA筋が暴れているとの連想から、日経平均先物などに買いが入っても良さそうなのに、少なくとも前場は動きが鈍く、足踏み状態の値動きに終始。

● 後場に入ってからは、戻りはするものの日経平均で14000円近辺で足踏み。「今日はアカンかな?」と考えていた午後2時15分過ぎに、日経平均先物に断続的な大型買い爆弾が炸裂。あっという間に裁定買いを引っ掛けてスルスルと上昇。そのまま高値圏での大引け。一方でJGB先物はその後は比較的平穏な値動きで戻して終了。良くワケ分からない値動きでした(^^;。今日も結果的には"先物先導"(主導とは敢えて書かないでおきます(^^;)の上昇だったものの、それでも何だかんだ言っても、日経平均で終ネで14000円超は事実。ここは素直に強さを認めることにします。ただし、逃げる時に逃げれるように、皆が腰を引きまくっている(^^;印象もあり、自信を持って買いポジションを膨らませるって感じではなかったですけど…。

● 今日は日経平均先物(6月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。JGB先物の日中足も付けようかと思ったのですが、Yahoo! Financeには無いのでしょうか?見付からなかったので、とりあえず日経平均先物だけです。

● 個別には、何と言ってもNTTのストップ高。市場筋氏の調べによると「おそらく、2003年11月12日の50万1000円(+5万円)以来」との事。あちこちのアナリストも格上げしていたとしても、これだけ重量級の銘柄がストップ高となると、さすがに市場心理も上向きになります(^^;。それにつられたってことはないでしょうけど、ソニー、キヤノン、ホンダなどが堅調だったことも、相場全体の安心感を醸し出すのに役立った印象でした。

● 記録。東証1部出来高は前日比3億0622万株増の22億1295万株、売買代金は同4702億円増の2兆8066億円と、最近の水準からすると活況の部類。東証1部値上がりは1339銘柄、値下がりは323銘柄。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比14.39円高の13968.12円(9時41分確定)。これはNTTが9時41分まで寄り付かなかったためで、基本的には非常に静かなスタートでした。日経平均の日中値幅は244.54円(前場82.52円、後場244.54円)で、前場は本当に動かなかったのが、後場に入ってから値幅が出たのが良く分かります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅売り越し(2300万株売り/2150万株買い)でした。

● 一方、大引後に開示された先物の手口を見ると、やや意外感を持つほど差引で強烈に売り買いがブレた証券はありませんでした。主要なところを抜き出すと、日経平均先物では、CSが842枚買い越し、大和SMBCが654枚買い越しなど。MLが買い手口不明で2390枚売りだった他、LBが502枚売り越し、JPMが471枚売り越しなど。TOPIX先物では、バークレイズが1006枚買い越し、カリヨンが678枚買い越し。MSが969枚売り越し、ドイツが658枚売り越し、ニューエッジが636枚売り越しなど。普段だったら書かない程度のブレしかありませんでした。まぁ、手口だけで全てを読み取ろうとするのは、大いなる無理があるんですけどね…(^^;。

● しかし、今週は長い…(^^;。まだ水曜日だ…。

2008年05月13日(火) .... 続伸、後場先物主導で一段高

 TOPIX : 1360.05 (+17.26, +1.29%)    日経平均 : 13953.73 (+210.37, +1.53%)    円ドル : 103.70  

● 前場はあまり方向感が出なかったものの、前引け間際にスルスルと上昇。後場寄付き後にスッと下がる局面があって、「上値が重たい」と感じた瞬間から、日経平均先物を中心に大型買い爆弾が断続的に炸裂(^^;。これでかなりの数の裁定買いを引っ掛けて、アレヨアレヨの大幅高。昨日に続いてCTA筋が暴れたのでしょうけど、それに振り回された格好の1日でした。特に目新しいニュースがないところで、ハッスルしてくれるのは良いのですけど、これが来ると、本当に相場が強いのか弱いのかが分からなくなるんですよね…(^^;。

● 今日は日経平均先物(6月限)の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。前引前10分間ほどから出来高が増加し、後場最初の1時間ほどはかなり活発に出来高が出来ています。ところが、午後2時前に止まってくると値動きも落ち着いた格好に。先物の影響が大きかったことが分かります。

● 個別には、決算シーズンらしい風景があちこちで見受けられました。上向きでは、ニコン(+12.52%)、富士通(+13.18%)、SANKYO(+12.05%)、いすゞ自(+6.19%)、日立製作所(+5.89%)といったところ。下向きでは、丸井GP(-9.72%)、第一三共(-4.20%)など。単なる地雷だけではなく、ロケット台もかなり見受けられたことで、リスクを感じながらも、雰囲気はそれなりに良かった印象。また、中国の大地震でも中国株がそれほど大幅安にならなかったのは、心理的に安心感があったかも知れません。復興関連として、建設機械などが賑わっていたのはいつものパターンでした。

● 一方、大引後に開示された先物手口によると、日経平均先物でニューエッジが2825枚買い越し、カリヨンが1786枚買い越し、CSが1340枚買い越し、GSが1288枚買い越しなど。売り手は、大和SMBCの1347枚売り越しが目立つ程度。要するに、CTA筋と想像できる証券会社が集中的に買い越し、その他が皆で幅広く売ったって感じでしょうか。TOPIX先物では、多少は似た傾向が見受けられたものの、全体としては日経平均先物にその手が集中していた格好。念のため、TOPIX先物の手口も抜き出しておくと、CSが売り手口不明の3159枚買い、野村が1474枚買い越し、ドイツが1202枚買い越し。売りはJPMが2133枚売り越し、LBが1864枚売り越しなどでした。

● ところで、今でも「ニューエッジって何?」って質問を良く頂くので、簡単に書いておきましょう。これは、ソジェンとカリヨンそれぞれのブローカレッジビジネスを統合して設立された会社で、「フィマット(FIMAT)+カリヨン・フィナンシャル」です。本家HPはこちら(日本語HPは存在しない様子)です。ソジェン+カリヨンなので、敢えて言えばフランス系ってことになります。つまり、ある意味では商売敵です(^^;。最近、SGの手口が出ませんでしょ。カリヨンはまだ建玉が残っているみたいだけど…。

● 記録。東証1部出来高は前日比3億0693万株増の19億0673万株、売買代金は同2972億円増の2兆3364億円。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比89.87円高の13833.23円(9時46分確定)。丸井GPがいつまでも寄り付かなかったために遅かった格好で、それ以外は9時20分台に寄り付いていました。東証1部値上がりは1056銘柄、値下がりは537銘柄。日経平均の日中値幅は242.42円(前場133.91円、後場191.42円)でした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、小幅買い越し(1540万株売り/1750万株買い)。売りも買いもガクッと量が減っていました。買い戻しやアンダーウェイト修正が一巡したのでしょうか?

 TOPIX : 1342.79 (+1.03, +0.08%)    日経平均 : 13743.36 (+88.02, +0.64%)    円ドル : 103.40  

● 今日も朝から盛り上がりに欠ける展開。軟調に始まったマーケットは、大きく下がる感じではなかったものの、先週金曜日から再び高まりつつあった「決算地雷」への警戒感や、海外要因などの不透明感も強く、どうも手が出し難い展開の1日。昼休みの立会外バスケット取引は売り越しとの観測が強かったものの、実際には後場寄付き後にスルスルと上昇してプラス転換。後場寄付後は、日経平均先物に大型買いが断続的に炸裂する一方、債券先物が同じタイミングでスコーンと下落したので、またCTA筋が暴れていた可能性はあります(^^;。為替が朝方と比較すると円安方向に振れたのも、底堅さに寄与したの可能性は考えられます。もっとも、先物買いが一巡してしまうと、基本的に横ばい相場。ただ、「下がらんなぁ〜」の1日でした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 東証1部出来高は前週末比4億0649万株も減少して15億9980万株、売買代金は同4411億円減の2兆0392億円。先週金曜日がミニSQだったことを割り引いたとしても、絶対水準で16億株弱、2兆円ギリギリは、かなり閑散な1日だったことが分かります。セクターのパフォーマンスを見れば、食品や医薬品が堅調だった一方、銀行・証券が軟調で、どちらかと言えばディフェンシブ系。ただし、電力・ガスは駄目だったし、保険はそれなりに堅調と、一概にもそうは言い切れないところがあり、今一つ方向性が定まっていない印象。ちょっとベータ値を落とすような感じにも見えたのですが、ということは何となく先行きについて自信が持てない向きが増加してきた、ってことでしょうか。

● 今日も昼休みの立会外バスケット取引はかなりの規模だったのですが、市場筋観測では売り越し。その背景は何となく想像できてしまうところです。まだ基本的には「一喜一憂」相場だと考えているので、それに振り回されず、でも流れには付いて行く、って感じの付和雷同で行くしかない感じです(^^;。そこまで素早く立ち回れない年金資金などの場合は、方向性がもう少し明確になるまでは、少なくとも無理をしないって感じでしょうか…。実際、このところの立会外バスケット取引を見ると、どうしても「スライス売り」を連想するし、それが「無理をしない」って感じと妙に一致しています。

● 記録。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前週末比98.65円安の13556.69円(9時15分確定)。実際のところ、そこから下値は余り無く、寄付き以上の売りはとりあえず余り感じられない状況でした。東証1部値上がりは808銘柄、値下がりは803銘柄で、ちょうどチャラ。日経平均の方が上昇率は高かったものの、相場全体の印象としてはチャラだったと感じたし、騰落銘柄数もそれにマッチしていました。日経平均の日中値幅は252.73円(前場91.36円、後場134.52円)。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、10日ぶりの売り越し(3680万株売り/2110万株買い)。ガクッと買いが減った印象でした。

● 大引後に開示された先物の手口も少し。日経平均先物では、カリヨンが5195枚買い越し、ニューエッジが3334枚買い越しの一方で、UBSが2726枚売り越し。TOPIX先物では、カリヨンが3316枚買い越しだった一方で、JPMが2224枚売り越しなど。プンプンと匂いますねぇ〜(^^;。なお、いつも通り、いずれも売り買い両方の手口が見えている証券会社に限っての差引枚数です。為念。

● 雑談。部署の某C嬢が、朝出勤時に「カラスに襲われた」とのことで、半泣きでぼやいていました(ちょっと大袈裟だけど…(^^;)。この時期は、カラスが通行人を「襲う」ような行動をするのは、時々ニュースになります。繁殖期で子育てをしていて、雛鳥を守るための行動と聞いたことがあったので、ググッてみるとやっぱり関連HPがありました。一番上に出てきたのが、 「カラスに襲われる!傾向と対策」 だったのでご参考に。基本的には、近寄らないのがベストみたいだけど、そうも行かない場合は逃げることにしましょう(^^;。

 TOPIX : 1341.76 (-31.19, -2.27%)    日経平均 : 13655.34 (-287.92, -2.06%)    円ドル : 103.45  

● 今日はミニSQ。例によって寄付き前の状況をと思ったのですが、今回は省略(^^;。で、最終的には若干の買い越し(日経平均採用一銘柄あたり3万株程度の買い越し)で、SQ値は前日比30.82円高の13974.08円(9時25分確定)。アルプス電気(6770)がなかなか寄付かなかったものの、それ以外は9時15〜16分に寄付いており、平穏なSQでした。14000円が妙に居心地良い雰囲気は数日前からあったのですが、実際にやってみると、その妙に居心地良い水準でSQ値は落ち着く格好でチャンチャン。何となく、誰かの思うがままに相場が動いたというか…(^^;。なお、市場筋推計によると、SQ関連の売買は、ざっくり1億7000万株程度、売買代金で2600〜2700億円程度だったとのこと。

● SQ後は多くが予想したようにマイナス推移。あまり雰囲気が良くなかったのは事実ながら、前場中はそれほど大きく売り込む動きはなし。ところが、昼休み立会外バスケット取引が売り越しと伝わるなか、後場寄付き直後からスコーンと一段安。GW明けは、どうも昼休みの立会外バスケットが売り越し気味で、国内年金あたりから、「スライス売り」が出ている可能性を感じてしまうところ。TOPIXの3月終値平均が1232pt近辺。そこから1割増すると1355pt。しかも、2月高値がその近辺となると、売りが出てくるのは仕方ないのかもしれません。年金資金関連は大きく下落しない限り、日本株を増やす気持ちは、ほとんど持ち合わせていないでしょうから…。

● そして午後2時過ぎからは、先物にも売りプレッシャーが掛かって一段安。武田薬の決算発表(午後2時)がトドメだった雰囲気ですが、トヨタ、ブリヂストンを筆頭に、三菱ケミカルHDや横河電機などの下げっぷりも含めて、決算発表地雷の存在を意識させられた感じでした。もともと一喜一憂相場なので、ドタバタ騒いでも仕方ないのですが、不安定な相場心理は一度傾くと、逆側のカウンターを取る向きが乏しいだけに、意外にドカッと動いてしまうのを再認識。加えて、戻りを牽引していた銀行、証券、不動産などが軒並み急落したのも、余計に「5月は売り場」という経験則を意識させてしまった格好。

● 後場終盤の下落は、週末に向けてかなり嫌な雰囲気でした。日中足を見れば分かりますが、今日はズーッと右肩下がり。それなりに売りのフォロースルーがあったことが分かります。もっとも、現時点では、一喜一憂相場の「憂」だったと考えておくことにします(^^;。日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 記録。東証1部出来高は前日比1億3094万株増の20億0629万株、売買代金は同2385億円増の2兆4803億円。ミニSQ関連の市場筋推計を除くと、実質的には20億株割れだったことになります。東証1部値上がりは236銘柄、値下がりは1402銘柄。実際、東証33業種も全てマイナスだったし、あまり良い所はない1日。日経平均の日中値幅は306.52円(前場130.83円、後場135.63円)。一方、SQだったので、前後場の売買代金分布はもっと歪むかと考えていたら、前場49.9%、後場50.1%と拍子抜け状態(^^;。前場寄付の1分間で13.4%、寄付後5分間で15.5%の売買代金があり、かろうじてSQっぽい感じでした。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、これで9日連続の買い越し(2960万株売り/3790万株買い)でした。

● 話題変更。来週はマーケットにインパクトを与える可能性のある大御所の決算発表が次々とやってきます。何がをピンポイントするのは困難ですが、例えば5月14日(水)のソニー、15日(木)のみずほFGを皮切りにして、銀行の決算発表がスタート。16日(金)にはSMFG、そして週明け20日(火)にMUFGといった具合。この辺で損保も相次いで決算発表を予定。この辺で今回の決算シーズンは終了となります。今日みたいに一喜一憂と市場心理があっちこっちに振れそうですが、自分の座標軸を保っておきたい、でも変わり身も素早く、という感じでしょうか…(^^;。

● 例の日米主要企業決算発表予定ワークシートをアップデートしておきました。いつも通り、意図的に数日遅れのデータをアップしていますが、今回は5月7日(水)大引後に作成したものなので、それほど古くなっていないと思います。左側のメニューからダウンロードページにお進みください。単純なExcelシートです。

● 週末ネタの雑談。ちょっと古いのですが、 「金融トレーダー、テストステロン濃度が高いほど好成績=英調査」(ロイター) とのニュース。この「テストステロン」って何や?とネットを検索してみると、色々と出てきました(^^;。Wikipediaの「テストステロン」にて引用されている大東製薬工業という会社のHPによると、テストステロンには色々な生物学的な作用の他に、『まとめて表現すると、「粗っぽくてデリカシーが無いし、短気で怒りっぽい面もあるけれど、明るく前向きでたくましく、ワイルドでセクシー」な傾向に導くもの』(http://www.daito-p.co.jp/reference/testosterone_action.htm#5.)とのこと。結構当たってるような…(^^;。まぁ、週末ネタってことで…(^^;。

● 今週は実働3日間だけだったので、余力がある感じで週末(^o^)。皆様も良い週末を!

 TOPIX : 1372.95 (-20.33, -1.46%)    日経平均 : 13943.26 (-159.22, -1.13%)    円ドル : 104.50  

● 見事に「ザラ場で動かない」1日でした(^^;。日中足をご覧頂くのが一番良く分かるのですが、寄付きのドタバタが一巡してからは、日経平均にして、せいぜい50円程度の値動き。ミニSQ前ってこともあるのでしょうが、オプション取引でもこの数日は何かと動きがあり(主に立会外取引で大口クロス)、その影響なのか、日経平均14000円が妙に居心地が良かったのかも知れません(^^;。14時前から、ズルッって感じで滑り出し、14時15分頃にはスコーンと下向き。もっとも、その後はすぐに元の水準に戻り、結局は小動きのまま。大引けにはバスケット売りが出たおかげで、TOPIXは安値引け。日経平均も安値近辺での引けでした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 日経平均の日中値幅は106.03円(前場75.85円、後場77.27円)と超小動き。朝の寄付き段階に振れた分と、後場14時15分過ぎと大引けで突っ込んだ分を除けば、正味で50円程度の値幅しかありませんでした(^^;。一方、今日の東証1部値上がりは744銘柄、値下がりは846銘柄で、指数ほど悪くなかった印象。これは比較的小型株がしっかりしている時に起こる現象で、TOPIXサブインデックスでみても、Core30が75bp負けの一人負け、Large70は1bp勝ちでチャラ、Mid400は52bp勝ち、Smallは174bpも勝っていました。これには、引けで出たバスケット売りの影響もかなりあった印象でした。明日はミニSQ。今日は最後のワンティックで50円近く日経平均は下落したので、その辺を惑わされないようにしないと…。

● 記録。東証1部出来高は前日比2億4373万株減の18億7535万株と再び20億株割れ。売買代金は同3627億円減の2兆2418億円。今朝のSQ値を計算すると、前日比103.99円安の13998.49円(9時13分確定)で、その水準がザラ場ではやや「頭」になった感がありました。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、8日連続の買い越し(2550万株売り/4220万株買い)でした。このところ、単なる買い越しだけではなく、株数ベースでも金額ベースでも「買い」が増えているのが実感できるようになってきました。「どこまで続くか」が焦点です(^^;。

● 雑談。昨晩の地震、結構揺れている時間が長かったように感じました。なぜか分からないけど、地震発生の直前に目が覚めたのです。で、「何やねん?!こんな時間にぃ…」と時計を見たら、その瞬間後からグラグラグラグラ…。携帯に「緊急地震速報」なるものも届いたのですが、実際には揺れが始まる前ではなく、揺れが収まるちょっと前に鳴っていたので、全然、間に合っていなかったです。

● 地震発生の直前になぜか目覚めるというのは、実は個人的には良くあることなんです。地震波にはP波とS波があるのは良く知られている通り。小さい揺れ(初期微動)のP波が先に到達して、大きな揺れのS波が追い掛けて来るのが通常パターン。緊急地震速報と同じように、最初のP波を無意識に感じ取って目覚めてしまうのでしょうけど、「なまず男」だろうか?なんて悩んでしまいそうです(^^;。

2008年05月07日(水) .... 続伸、バリュー銘柄群が好調

 TOPIX : 1393.28 (+15.89, +1.15%)    日経平均 : 14102.48 (+53.22, +0.38%)    円ドル : 104.95  

● GW中に原油はえらいところまで行ったものの、米国株やCME日経平均先物はそれなりに堅調。さらに、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、7日連続の買い越し(3410万株売り/5590万株買い)。これを受けて、東京も堅調にスタートしたものの、大方の予想通りに上値は重たい展開。昼休みの立会外バスケット取引が売り越しとの観測が広がるなか、後場に入って日経平均は一時マイナス転落(TOPIXはプラスを維持)。中国株式の大幅下落を嫌気したのかも知れませんが、一方で、大きくマイナス圏を売込み動きは見られず、下値は堅いけど上値も重たい、という最近見慣れたザラ場の値動きでした。

● 今日はTOPIXと日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。グラフの形は、当然、似ているのですが、前日比でのレベル感には、違いがあった1日でした。

TOPIX日中足
日経平均日中足

● 個別銘柄ベースがどうのこうのは、他のマーケットレポートにお任せするとして(^^;、ちょっと別のアングルから行きます。今日は妙にバリューが堅調な1日でした。この2週間ほどは、バリューは今一つ感があったものの、比較的短期のリバーサルがかなり堅調な状況が続いています。もちろん、たまにリバーサルが逆噴射することはあるんですが、その時はバリューが支えたりと、両方ともプラスにならないまでも、バリューとリバーサルがお互いに補完しあっている格好でソコソコ好調に推移しています。今日も指数が動かなかった割にバリューはギンギンで、機関投資家のFM諸氏もご機嫌が良かった様子(^o^)。皆さんの手元にBarraのデータも届き、今月のリバランスを検討する時期。これだけバリューが好調になると、思わず「バリュー強めてみようか?」なんて誘惑の囁きが聞こえてきそうです(^^;。

● 過去の経験則からすると、決算発表シーズン中はバリューは荒れる割にはあまり儲からない、というのがあったのですが、今回は多少は様相が違うイメージの展開。敢えて後付け理由を探すと、業績不振は前々から分かっていたことで、既に3月のバリュー絶不調である程度、織り込まれていたってことかも知れません。さらに、今日に関しては、原油高値を受けて資源株系(含む商社)が好調で、この辺の業種もバリューにマッチする銘柄群。つまり、セクター的にバリュー系銘柄群が買われていたことで、ファクター分析するとバリューが好調と出てきた背景になった格好でしょうか。

● いずれにしろ、「どこまで続くか?」が最大の焦点。4月のヘッジファンドの成績がボチボチ出始めているのですが、3月と違って4月はかなり好調な様子。まだ速報段階の数字で、後日修正される可能性はあるのですが、とりあえずメジャーな指数では、下記が4月の数字を載せ始めています。

Eurekahedge Hedge Fund Index
2月 +2.38%3月 -2.20%4月 +1.03%
Barclay Hedge Fund Index
2月 +1.23%3月 -2.39%4月 +2.26%

● HFの運用担当者の多くは、3月のヤラレをある程度は取り返してホット一安心している一方、運用競争に負けられないとのプレッシャーもかなり掛かってくるはず。そして、こういう状況になってくると、儲かる戦略に集まる習性が出てくる可能性は否定できないのです。集まりすぎて「プチッ」と来るとどうなるかは、昨年8月に皆さんも経験済み。ただ、まだあの強烈な経験から1年間も経過していないだけに、慎重になり過ぎてあまりオドオドしていると、儲けるべき時に儲けられない、という事態も有り得ることになってしまいます。これも運用担当者としては、かなりマズイ状況。「クラウディング・アウト(crowding out)」というのは、昨年流行った言葉の一つ。ただ、混雑する場所に蜜があるのも事実で、それを食べずに別方向に行くのも、なかなか難しい話です(^^;。明日から機関投資家のリバランスも増加してくるでしょうが、この辺は迷うところでしょう。

● 記録行きます。東証1部出来高は前週末比4億0214万株も増加して21億1908万株、売買代金は同2563億円増の2兆6045億円と、連休明けにしてはなかなか好調。東証1部値上がりは1137銘柄、値下がりは495銘柄で、日経平均よりもTOPIXの指数の動きにマッチしていた印象。今朝のSQ値を計算すると、前週末比156.99円高の14206.25円(9時25分確定)。日経平均のザラ場高値が前週末比159.41円高の14208.67円(9時45分)だったので、今日はSQ値がかなり寄り天気味で、完璧に頭を抑えた格好。日経平均の日中値幅は185.88円(前場64.79円、後場99.91円)とかなり小動きでした。

● ちょっと長くなるのですが、話題変更でMSCIの5月定期リバランス。今朝日本時間の早朝に正式発表がありました。スタンダード・インデックスに話を限定しますが、新規追加が9銘柄、削除が10銘柄と、やはり5月のリバランスは規模が大きくなります。記録の意味も含めて抜き出しておくと、

新規採用銘柄(9銘柄)
ディーエヌエー(2432)、久光製薬(4530)、丸一鋼管(5463)、島津製作所(7701)、中国銀行(8382)、伊予銀行(8385)、山口FG(8418)、三菱UFJニコス(8583)、東邦瓦斯(9533)
削除銘柄(10銘柄)
日本触媒(4114)、日本ゼオン(4205)、フジクラ(5803)、日立電線(5812)、荏原製作所(6361)、千代田化工建設(6366)、太陽誘電(6976)、青山商事(8219)、松井証券(8628)、URBAN(8868)

● この他にも、FIF変更や採用株数の変更がかなりあり(FIFI変更が94銘柄、株数変更が39銘柄)、これらが全てウェイト変更ということ。さらに、指数計算方法の移行も今回が第2回目・最終回となり、これまで半分だけ反映されていたウェイト変化も5月末時点で100%反映が完了。それやこれやで、5月末に掛けて気にしておく必要がありそうです。なお、日本株全体としては、ウェイトが若干増加しています。

● 詳細については、MSCI Barra内のリリース説明文と、銘柄リストをご参照下さい。銘柄リストは他国も混じっているので、ある意味で「ほぉ〜」になると思います。なお、FIF変更などの詳細はライセンス情報なので、一般には公開されません。ライセンスフィーも半端な価格ではありません(証券会社でもビビる額(^^;)。為念。

2008年05月06日(火) .... 祝日(振替休日)のため休場

祝日(振替休日)のため休場。

2008年05月05日(月) .... 祝日(こどもの日)のため休場

祝日(こどもの日)のため休場。

 TOPIX : 1377.39 (+31.29, +2.32%)    日経平均 : 14049.26 (+282.40, +2.05%)    円ドル : 104.75  

● 米国株高、CME日経平均先物高(大証比330円高)を受けて高寄り。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比276.18円高の14043.04円(9時15分確定)で、今日の値動きの中では、かなり上の方で寄付いたことが分かります。前場はそのまま横ばいの巡航飛行だったものの、連休前にしては、後場はジリ高歩調と堅調な値動き。最後にバスケット売りが出たものの、高値圏での大引けでした。日経平均が終値で1万4000円台を回復したのは、2月27日に14031.30円で引けて以来。水準としては、1月11日の14110.79円以来の高値水準となります。2月27日の時は、結局そこが高値になってしまい、その後、12000円割れまで下落する羽目に陥ったのです。今回はどうなることか…。

● 個別には、昨日と反対に今日は金融株(銀行・証券・保険・その他金融)と不動産株などが相場の牽引役。今日は建設株も参加していました。かなり内需っぽい格好だったものの、テクノロジー関連もさすがに高いものが多かったのですが、所々で足を引っ張る銘柄もあり、結果的にTOPIXの方が日経平均よりも堅調な動き。日経平均"的"銘柄では、セコム、ファーリテ、カシオ計算機といったところが足を引っ張っていました。「サブプラ問題爆発→信用収縮」のなかで、緊急避難的に買われていた銘柄から、その時に売られた銘柄への物色の変化。当然のように、早く乗ったモノ勝ちになると同時に、どこまで続くかという不安感が完全に払拭されたのではないのは、多くが承知の上。早い者勝ちだけど、降りる時も非常に素早いかも知れません。難しいところです(^^;。昨年8月みたいな修羅場にならないことを祈っています、ホンマ…。

● 相場の継続性については、単なる相場観だけではなく、ファンダメンタルズ面からも見方が割れるところ。うちのエコノミストも今日のレポートで、日銀展望レポートと鉱工業生産指数が示唆する先行きの違いについて書いていました。日銀展望レポートからは、「輸出の増勢が今後も続き、その下支えにより生産も大幅な落ち込みを回避し、2008年度後半には持ち直す」と見えてくる一方で、鉱工業生産指数からは、「生産の落ち込みは将来の輸出変調に対応したものであり、今後は輸出が急減速し、生産も低迷が続く」と。要するに、今は分かれ道に立っているイメージでしょうか(^^;。でも、相場(特に株式市場)は全ての材料が揃うまで待ってくれません。取り敢えず「えいやぁ!」で走り始め、それから途中で何度か振り返って状況を検討し直すことになります(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前日比1648万株増の17億1694万株、売買代金は同766億円増の2兆3462億円。連休を控えているうえに、米国などの重要指標発表を控えて、この辺は仕方ないところでしょうか。東証1部値上がりは1443銘柄、値下がりは204銘柄。日経平均の日中値幅は128.66円(前場107.59円、後場80.51円)とかなり小さく、指数が前日比で高かったものの、あまりザラ場では動かなかったのが良く分かります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、6日連続ながら小幅の買い越し(3400万株売り/3550万株買い)でした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。ザラ場では、あまり興味の持てる相場ではなかったのがお分かり頂けるかと…。

● 今日は後場前半で、債券先物がスーッと下落する一方、株式先物が売り物をこなして上昇したこともあって、市場筋の間では「債券先物売り/株式先物買い」の観測が流れていました。で、大引後に開示された先物の手口を見ると、それっぽいと思えるような思えないような…(^^;。日経平均先物では、UBSが1076枚買い越し、カリヨンが902枚買い越し。売りはニューエッジが2015枚売り越し、ドイツが1711枚売り越しなど。TOPIX先物の方が手口は派手で、MSが4718枚買い越し、UBSが1895枚買い越し、LBが1841枚買い越し。GSが3493枚売り越し、ニューエッジが2349枚売り越し、BNPPが1845枚売り越し、野村が1389枚売り越しなど。TOPIXではかなり大きな綱引きだったようですが、やっぱり、これだけだと何も分かりません(^^;。

● さぁ、GW後半戦で4連休。先日もお知らせしたとおり、連休明けにはMSCIのリバランス発表もありますが、まぁ、それは休み明けに考えることにしましょう(^^;。今年は日取りの関係もあって近場が賑わいそうですが、この調子だとディズニーランドの近くなどは、他県ナンバーでえらいことになるかもしれません(^^;。あの入間の新しいアウトレット近辺もひどいことになるかもしれませんネ。そういった"人気スポット"には近寄らないようにしつつ、ガソリン節約モードで私も近場でウロウロですかね(^^;。良い週末/連休を!

 TOPIX : 1346.10 (-12.55, -0.92%)    日経平均 : 13766.86 (-83.13, -0.60%)    円ドル : 103.80  

● 個別ベースでは、決算を反映して上に下にそれなりに動き(↑日本電気硝子、↓村田製作所など)があったものの、指数というか全体としては、あまり見所のない1日になってしまいました。これまで疑心暗鬼ながらも相場を引っ張ってきた銀行株や不動産株が軒並み大幅安で、それが全体を曇り空にしてしまった状況。アジアの多くの市場がメーデーで祝日・休場だったので、リアルタイムに入ってくる投資家の動きが鈍かったのも一因だったのかもしれません。そうそう、オーバーナイトで実施された米FRBによる利下げは、ほぼ想定通りってことで、市場でのインパクトはありませんでした。メガバンク軟調に無理矢理結びつける声はあったようですが、まぁ、その辺はよろしいでっしゃろ…(^^;。

● 今日の相場では、銀行株や不動産株などの"厄介な"内需型業種は、上がっても下がっても、良くも悪くも(^^;、市場心理にかなり大きな影響を与えるのを、改めて確認した格好。個別に銘柄のチャートを見ると、MUFGは200日移動平均線を上回って「行ける!」の雰囲気になったところで足踏み。みずほFGは200日線の手前まで来たものの、まだ上抜けず。SMFGはMUFGと似ていて、窓を空けて派手に200日線を上抜けたものの、そこで足踏み。不動産株はちょっと違うのもあるけど、大体は200日線近辺での動き。

● TOPIXの200日線は1470.90pt、日経平均は15146.60円と、いずれもまだ相当の距離があります。つまり、銀行株や不動産株の戻りが継続すると想定するならば、指数もいずれこの水準に届くと想像することも可能。一方で、銀行・不動産が先行したもののズッこけてくると予想するならば、この辺の銘柄については、今が売り時かもしれないのです。テクニカル面で胸突き八丁の水準にあるため、市場参加者がこれらの銘柄の値動きに注目するのも、ある意味では自然の流れです。こちらも同じように注目せざるを得ません。

● 記録。東証1部出来高は前日比4億5388万株も減少して17億0046万株、売買代金も同6354億円減の2兆2716億円とかなりの規模で減少。昨日は売買代金で3兆円が見えるところまで行ったものの、今日は一気に気合い抜け状態。東証1部値上がりは437銘柄、値下がりは1167銘柄と指数の下落度合い以上に値下がり銘柄数が多かった印象。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比50.73円安の13799.26円(9時20分確定)で、前場はともかく、後場はその辺が上値になった印象でした。まぁ、これも動きが乏しいなかで「敢えて探せば」って感じでしたけど…。日経平均の日中値幅は157.56円(前場144.42円、後場103.85円)で、とても静かな1日。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、5日連続の買い越し(2870万株売り/4000万株買い)でした。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 雑談。今日の日経9ページ目。日経の東京電力業績報道に関する「おわび」という珍しいものを見せてもらいました。報道内容が非常に大きく外れたことで(経常赤字400億円報道→経常利益331億円)、さすがにこれは…ってことになったと勝手に想像します。しかし、どうしてこれほど外したのか?って方が気になるところ。以前の経験から勝手に類推すると、これほど外すのは記者がまともに仕事をしている限り、通常は「有り得ない」のです。「記者が…」というよりも、「東電が…」ってことなのかもしれません。まぁ、あくまでも想像ですから、何とも言えないところですけど…。

● なお、当該記事は4月25日の「東電、経常赤字400億円、前期、予想より100億円拡大――原油高・株安が影響」。そして、今回の記事は 「東電の前期、経常損益331億円の黒字」 です。ここにも「おわび」文章が掲載されています(^^;。前者の記事は、今朝見たときにはネットに掲載されていたのですが、先ほど見たところ、削除されてしまったみたいです。一応、URLを書いておくと、http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=9501&NewsItemID=20080425NKM0242&type=2 だったのですが…。

● 最後にくだけた雑談。今日もデイリースポーツの売り切れるの早いこと(^^;。いつも行くコンビニでは、朝8時前に売り切れ(私が最後の一部を買わせて頂きました(^o^)。店員さんも、「今日はデイリーが良く売れる」とボヤいていました。その後に来た客から(主に関西弁で)、「デイリーないの?」って不機嫌に聞かれる度に説明する羽目になるんでしょうから…(^^;。新井さん、よぉ打ってくれた!

 TOPIX : 1358.65 (-3.10, -0.23%)    日経平均 : 13849.99 (-44.38, -0.32%)    円ドル : 103.80  

● 米国株やCME日経平均先物はソコソコだったものの、寄付き前に発表された3月鉱工業生産速報(前月比-3.1%)がコンセンサス(Bloombergで-0.8%、ロイターで-0.8%)を大きく下回り、「えっ?あかんやん…」とマイナスでのスタート。もっとも、だからといって大きく売り込むほどの材料でもなく、前引け間際から後場中盤に掛けてはプラス圏で推移するなど、それほど嫌な雰囲気ではなし。正直言えば、上にも下にも動くだけのエネルギーが無かったのかもしれません。決算シーズンってことで、個別に決算絡みで上がったり下がったりは多かったものの、全体としては方向感に乏しいままの1日でした。一部市場筋の間では月末の「お化粧買い」への期待含みの声もあったのですが、指数の動きだけを見れば、「何もなし」でした(^^;。

● 日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。

● 東証1部出来高は前日比1億1694万株増の21億5434万株、売買代金は同808億円増の2兆9070億円とソコソコの水準。以前もチラッと書いたのですが、現段階であまり出来高/売買代金が増加してしまうと、上昇が終わるリスクがあると考えています。通常ケースであれば、商いを伴って上昇する、というのは強気シグナルなんですが、買戻し主体の上昇だと必ずしもそう言い切れない、と考えているのです。その点で、このGW中にあまり商いが膨らむようだと、少し黄色信号を意識しておこうかなと…。ただし、「買戻し主体」→「新規買い主体」とうまくバトンをリレーすることが出来れば、当然のように、商いが膨らむのは強気シグナル。この辺を間違わないように意識しておきたいところです。

● その他の記録。東証1部値上がりは784銘柄、値下がりは828銘柄と妥当な水準。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前日比101.85円安の13792.52円(9時25分確定)と、寄付きからある程度の売りがあったことが分かります。ただ、9時半頃までに売りが一巡してからは、フォロースルーの売りはほとんど感じられず、この辺を考慮すると、前日比ではマイナスだったものの、勢いとしてはまだ上向きかなって感じでした。一方、日経平均の日中値幅は209.86円(前場146.29円、後場138.17円)と静かな1日。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、4日連続の買い越し(3890万株売り/4560万株買い)でした。

● 指数ヲタク向け業務連絡。日本時間で今朝早く、MSCI Barraから5月リバランスの発表予定が出ています。発表は欧州中央時間で5月6日午後11時。日本時間にすると、5月7日(水)早朝6時となります。つまり、GW明け初日の朝です(^^;。5月のリバランスは1年で一番大きいし、Global Investable Market Indices (GIMI)への移行最終フェーズなので注目です。詳細はいつも通り、MSCI BarraのHPからどうぞ。

● 話題変更。東証2部銘柄なので、半分雑談気味に…。今日午後4時にニイウスコー(2731)が決算発表と同時に「民事再生手続き申請&東京地裁受理」を発表。決算発表と同時に発表するってのも珍しいです。「決算出来ません→破綻」があり得そうなパターンなのに…。ご存知の通り、この銘柄はかつて東証1部でした。でも、これまでにも夕刊フジなどが「粉飾疑惑」と報じていたし、直近では4月25日に 「ニイウスコー、循環取引繰り返し300億円過大決算の疑い」 (読売新聞)とあったので、それほどのサプライズではありません。東証では「監理銘柄(確認中)」に指定されていましたもんね。でも、結果的にこれ。東証は6月1日付けでの同株上場廃止を発表しています。東証HPの 「上場廃止銘柄一覧」 の30番目に記載されています。しかし、直近でファンド筋から200億円も増資してもらってたのは、どうなったのだろう?それと、今日の値動きは+11.03%。そんなに無茶せんでも良かったのに…(^^;。

2008年04月29日(火) .... 祝日(昭和の日)のため休場

祝日(昭和の日)のため休場。

2008年04月28日(月) .... 続伸、銀行株が大商いのなか大幅高

 TOPIX : 1361.75 (+21.84, +1.63%)    日経平均 : 13894.37 (+30.90, +0.22%)    円ドル : 104.50  

● 寄付き段階では前週末の米株高などを好感して堅調なスタート。このまま巡航飛行に入るかと思われた後場中盤に、日経平均はアレヨアレヨとマイナス転落(TOPIXはマイナスには落ち込まなかった)。確かに先物市場である程度のまとまったロットの売りは出ていたのですが、それだけが材料だったのかどうかは不明。午後1時半過ぎに大型爆弾が収まって落ち着きを取り戻すと、その後は大引けにかけて逆にきれいな右肩上がり。結局、TOPIXも日経平均も堅調に終了。日経平均がかろうじてプラス程度だったのに対して、TOPIXは何と141bpも日経平均をアウトパフォームしました。何よりの原因は、金融株(銀行・証券・保険・その他金融)が非常に強かったことに加えて不動産株も強かった一方、テクノロジー系はまちまち。この辺がパフォーマンスの差になった格好でした。

● 今日はTOPIXと日経平均の日中足を付けておきます(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。グラフの形は同じようなものですが、前日比という意味でのレベル感には、かなり違いがありました。

TOPIX日中足
日経平均日中足

● 個別には、みずほFG(8411)が後場一時ストップ高を付け、「何があったんや?」的な賑わい方。サブプラ問題が落ち着いてきたことが背景でしょうけど、それにしてもって感じもありました。例の優先株の件が日経に載ってからというもの、やっぱりという感じの値動きです(^^;。今日の東証1部売買代金上位10銘柄は以下の通り。

順位銘柄名売買代金
1みずほFG2853
2三菱UFJ FG1531
3三井住友FG1372
4トヨタ899
5ホンダ452
6JFE HD395
7野村HD386
8新日本製鉄367
9キヤノン360
10NTTドコモ356
(データ出所: ロイター、単位:億円)

● 上位3銘柄をメガバンクで独占したのも凄いし、東証1部全体の売買代金の10%超をみずほFGだけで占めたのも特筆モノ。トヨタはともかくとして、上位3銘柄と、ホンダ以下の売買代金との落差もちょっと目立ちました。ただ、一方でこの活況はちょっとやり過ぎ感が否定出来なかったのは事実。サブプラ問題の一段落については、そろそろあちこちのメディアや識者からのコメントが出てくるようになって来ました。ただ、天邪鬼の私としては、このことがすなわち逆に「揺れ戻し」への警戒感にも繋がるシグナルとして感じるところ。まぁ、まだ今のところは、素直に楽しんでおきたいですけど、忘れないでおきたいところです(^^;。

● 記録。東証1部出来高は前週末比1億9230万株増の20億3740万株、売買代金は同3781億円増の2兆8263億円と、休みの谷間にしてはかなり商いが膨らんだ印象。ここで持ち出すのはちょっと気が引けるものの、東証1部出来高の20億株超は4月11日の20億2875万株以来。売買代金が2兆8000億円台に乗せたのは3月14日(3兆7868億円)以来ですが、ここはビッグSQだったので、SQを除けて考えると、2月20日の3兆0460億円以来となります。

● 東証1部値上がりは1154銘柄、値下がりは478銘柄で、TOPIXの印象に近い感じ。今朝の日経平均SQ値を計算すると、前週末比95.98円高の13959.45円(9時59分確定)。三洋電機が寄り付かなかったためです。また、日経平均の日中値幅は257.67円(前場95.31円、後場215.91円)と、珍しく後場にかなり大きく動いたことが分かります。また、市場筋推計による今朝の「非公式」外資系証券寄付前売買動向は、かなりの買い越し(3260万株売り/4440万株買い)でした。

● 先物の手口も少し。今日はTOPIX先物から行くと、GSが何と4523枚の買い越しと圧倒的で、JPMが1449枚買い越し。売りはMSが1853枚売り越し、ドイツが1172枚売り越し、バークレイズが949枚売り越しでした。日経平均先物では、BNPPが売り手口不明で3261枚買い、ドイツが1946枚買い越し、野村が1681枚買い越し。売り手はニューエッジが2540枚売り越し、UBSが1808枚売り越し、カリヨンが1576枚売り越しなど。かなり大型の爆弾が飛び交った様子でした。

● 雑談。昨晩の試合は本当に手に汗握るって感じでした。正直に告白すると、ちょっとだけ諦めかけたのです(^^;。でも、中継を最後まで見ていて良かった(^o^)。「アカン」と思っても諦めてはいけない、というのが見えるゲームは面白いです。これで開幕からカード負け越しなし、連敗なし。もちろんダントツの首位。たとえホームラン数がセ・パ両リーグ通じて一番少なくても(阪神はチームでたったの9本、セ・リーグトップは中日の28本)勝てるのです(^o^)。でも、中日のチーム防御率1.87点は凄いと正直思います(阪神は2.30点)。

● このところ、デイリースポーツを買う日々がかなり多くなっています。東京であれだけストレートに意地を張っている新聞は頼もしいばかり。そして、実はそれを楽しんでいます(^o^)。でも、最近はコンビニでも売り切れていることが良くあるんです。今朝も某コンビニ店頭にあった最後のデイリースポーツを、某おっちゃんとお見合いになって、瞬間、「どうぞ、どうぞ…」状態(^^;。で、どちらからともなく「強いですなぁ〜」とニコニコでした(^o^)。ハイ、私はちょっと先のコンビニで買いました(^^;。

● 明日は祝日で休み。妙に名前が変わる祝日(昭和の日)です。GWらしくなるのは今週末からでしょうが、何はともあれ休みは休み。良い祝日を!